JP2024076447A - 電気的接続装置 - Google Patents

電気的接続装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024076447A
JP2024076447A JP2022187957A JP2022187957A JP2024076447A JP 2024076447 A JP2024076447 A JP 2024076447A JP 2022187957 A JP2022187957 A JP 2022187957A JP 2022187957 A JP2022187957 A JP 2022187957A JP 2024076447 A JP2024076447 A JP 2024076447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
wiring
step portion
capacitors
connection board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022187957A
Other languages
English (en)
Inventor
竜一 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micronics Japan Co Ltd filed Critical Micronics Japan Co Ltd
Priority to JP2022187957A priority Critical patent/JP2024076447A/ja
Priority to KR1020230144532A priority patent/KR20240078322A/ko
Priority to CN202311544796.2A priority patent/CN118091199A/zh
Publication of JP2024076447A publication Critical patent/JP2024076447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • G01R1/07314Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being perpendicular to test object, e.g. bed of nails or probe with bump contacts on a rigid support
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/145Indicating the presence of current or voltage
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2855Environmental, reliability or burn-in testing
    • G01R31/286External aspects, e.g. related to chambers, contacting devices or handlers
    • G01R31/2863Contacting devices, e.g. sockets, burn-in boards or mounting fixtures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】電源特性を良好としつつ、より多くの電子部品を配置することができる電気的接続装置が求められている。【解決手段】本発明は、検査装置と、被検査体の複数の電極端子とを電気的に接続する電気的接続装置において、検査装置と接続する配線回路を有する配線基板と、被検査体の複数の電極端子のそれぞれに対して、電気的に接触させる複数の電気的接触子を有するプローブ基板と、配線基板とプローブ基板との間に設けられ、配線基板の配線回路と、プローブ基板の複数の電気的接触子のそれぞれとの間を電気的に接続する接続基板とを備え、接続基板の少なくとも表面には1又は複数の段差部が設けられており、1又は複数の段差部のそれぞれの表面に電子部分が配置されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、電気的接続装置に関し、例えば、半導体集積回路の通電試験等に用いられるプローブカード等に代表される電気的接続装置に適用し得るものである。
半導体の製造工程において、半導体ウェハ上に形成された多数の半導体集積回路はそれぞれ、ダイシング前に期待される電気的特性を備えているか否かの電気的特性の検査を行なっている。
被検査体としての各半導体集積回路の電気的検査には、各半導体集積回路を検査する検査装置に取り付けられるプローブカードが用いられる。プローブカードは、多数のプローブを有しており、検査時に、プローブのそれぞれを、被検査体の電極端子に押し付けて電気的に接触させて、検査装置が各被検査体の電気的特性を検査する。
従来、被検査体の電気的特性の検査では、プローブカードを介して検査装置と被検査体との間に電気信号を印加するため、検査装置と被検査体との間の導通路がノイズの伝送路になり、検査精度を低下させてしまう。そのため、ノイズ除去用のコンデンサを配置させて、ノイズを低減させている(特許文献1参照)。
従来、ノイズ除去用のコンデンサは、図2に例示する配線基板(PCB)12の上面や支持部材(スティフナ)11にも配置されており、さらに多くのコンデンサを配置する場合には、接続基板15の下面に配置されている。
特開2016-75636号公報
しかしながら、被検査体の高密度化に伴い、プローブカードの接続基板に配置するコンデンサ等の電子部品の数も増大し、電子部品の配置スペースが狭くなっている。他方、今後、電子部品の配置数を増やす要望が高まる可能性があり、電子部品の効率的な配置が望まれている。
また、電源ラインのノイズ除去を効率的に行なうために、プローブカードにおいてプローブの位置に近い位置にコンデンサを配置することが電源特性の観点から望まれている。
そのため、電源特性を良好としつつ、より多くの電子部品を配置することができる電気的接続装置が求められている。
かかる課題を解決するために、検査装置と、被検査体の複数の電極端子とを電気的に接続する電気的接続装置において、(1)検査装置と接続する配線回路を有する配線基板と、(2)被検査体の複数の電極端子のそれぞれに対して、電気的に接触させる複数の電気的接触子を有するプローブ基板と、(3)配線基板とプローブ基板との間に設けられ、配線基板の配線回路と、プローブ基板の複数の電気的接触子のそれぞれとの間を電気的に接続する接続基板とを備え、接続基板の少なくとも表面には1又は複数の段差部が設けられており、1又は複数の段差部のそれぞれの表面に電子部分が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、電源特性を良好としつつ、より多くの電子部品を配置することができる。
図1(A)は、実施形態に係る電気的接続装置の構成を示す構成図であり、図1(B)は、図1(A)の接続基板に設けた段差部の構成を示す拡大図である。 図2(A)は、従来の電気的接続装置の構成を示す構成図であり、図2(B)は、図2(A)の接続基板の構成を示す拡大図である。 実施形態の電気的接続装置の接続基板に設ける段差部の変形例の構成を示す構成図である。 図4(A)は、実施形態に係る電気的接続装置の構成を示す構成図であり、図4(B)は、図4(A)の接続基板の段差部の構成を示す拡大図である。 図5(A)は、実施形態に係る電気的接続装置の接続基板に設けた段差部の構成を示す拡大図であり、図5(B)は、図5(A)の段差部の上面に注目した平面図である。 図6(A)は、実施形態に係る電気的接続装置の接続基板に設けた段差部の構成を示す拡大図であり、図6(B)は、図6(A)の段差部の斜視図であり、図6(C)は、図6(A)の段差部の上面に注目した平面図である。 実施形態に係る電気的接続装置の接続基板に設けた段差部の構成を示す拡大図である。
(A)実施形態
以下では、本発明に係る電気的接続装置の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A-1)実施形態の構成
図1(A)は、実施形態に係る電気的接続装置の構成を示す構成図であり、図1(B)は、図1(A)の接続基板に設けた段差部の構成を示す拡大図である。
図1(A)において、実施形態に係る電気的接続装置1は、支持部材(スティフナ)11、配線基板12、スペーサ13、接続体14、接続基板15、プローブ基板(プローブヘッド)16を有する。
図1を含めこの出願に係る各図は、主要な構成要素のみを表しているが、実際の電気的接続装置は図示しない構成要素も備えていることに留意する。また、電気的接続装置1の各構成要素のサイズ、すなわちZ軸方向の厚みやX軸方向の長さなどは一例であり、図面に表したものに限らない。さらに、この実施形態で、「上」「下」「左」「右」「奥」「手前」を言及するときには、図1(A)に示す方向を基準にして説明する。
電気的接続装置1は、半導体ウェハ上に形成された複数の半導体集積回路のそれぞれ(「被検査体」と呼ぶ。)の電気的特性を検査するためのプローブカードに適用できる。
例えば、図1(A)において、検査装置(テスター)10のテストヘッドに電気的接続装置1が取り付けられて、検査時に、電気的接続装置1が有するプローブ(電気的接触子)3を被検査体50の電極端子51に接触させる。そして、検査装置10がプローブ3を介して被検査体50に対して電気信号を供給したり、被検査体50がプローブ3を介して検査装置10側に電気信号を出力したりする。これにより、検査装置(テスター)10は、被検査体50が仕様通りの電気的特性を備えているか否かを検査できる。
被検査体50は、半導体ウェハ上に形成された半導体集積回路とすることができる。図1(A)に例示するように、半導体ウェハはウェハチャック4の上面に置かれてウェハチャック4に保持され、検査時には、例えば多軸ステージの検査ステージの駆動によりウェハチャック4が動き、半導体ウェハが電気的接続装置1の下面に近づき、被検査体50の電極端子51がプローブ3の先端に接触するように、被検査体50の位置が調整される。
[配線基板12]
配線基板12は、検査装置(テスター)10のテストヘッドと接続して、検査装置10との間で電気信号の授受をするための基板である。例えば、配線基板12は、プリント配線基板(PCB:Printed Circuit Board)を用いることができ、上から見たときの配線基板12の外観形状は、略円形、若しくは略多角形とすることができる。
配線基板12の上面には、多数の電子部品(コンデンサ、抵抗など)が配置されており、またテストヘッドと接続するための多数の端子が配置されている。他方、配線基板12の下面には、後述する接続基板15と接続するための配線パターンが形成されている。配線基板12の内部には、上面のテストヘッドと接続する端子と、下面の配線パターン上の端子とを接続するための配線路が形成されている。これにより、配線基板12内部の配線路を介して、上面の端子と、下面の配線パターン上の端子とを電気的に接続可能な構造となっている。
なお、配線基板12の上面において、電源ラインのノイズ除去用のコンデンサ2を配置してもよいが、プローブ3の近い位置にコンデンサ2を配置することが効率よくノイズを除去できる。そのため、この実施形態では、後述するように接続基板15に多数のコンデンサ2を配置する場合を説明するが、配線基板12にコンデンサ2を配置するようにしてもよい。また、配線基板12の上面には、配線基板12の変形を抑制するため支持部材11等がネジ等の固定部材により固定されて配置されている。
[支持部材11]
支持部材11は、配線基板12の撓み等の変形を抑えるための部材であり、スティフナとも呼ばれるものである。支持部材11は、Z方向に厚みを持つ部材であり、様々な形状のものを適用でき、例えば環状部分と、環状部分の中心から環状部分に向けて放射状に延びる複数の放射状部分とを備えるものを適用できる。勿論、配線基板12の変形を抑えることが可能であれば、支持部材11の形状はこれに限定されない。また、支持部材11の表面に導電性のパターンが形成されて、ノイズ除去用コンデンサを配置してもよい。
支持部材11とプローブヘッド16とは、スペーサ13等の部材が配置されており、支持部材11とプローブヘッド16が平行に保持されるようなっている。
[接続体14]
接続体14は、配線基板12の下面に配置されて、接続基板15と配線基板12とを電気的に接続するためのものである。接続体14は、配線基板12下面に形成されている配線パターンと、接続基板15上面に設けられている端子とを電気的に接続する。接続体14は、ネジやはんだボール等で接続基板15と接続しており、接続基板15の撓み等の変形を抑える部材としての役割もある。
[接続基板15]
接続基板15は、複数のプローブ3の一方の端部(すなわち上端部)と電気的に接続して、検査装置10側からの電気信号を各プローブ3に伝達したり、各プローブ3からの電気信号を検査装置10側に伝達したりする。
接続基板15は、多層配線基板(スペーストランスフォーマ(ST)基板)を適用することができ、矩形の基板とすることができる。例えば、接続基板15の下面には、被検査体50の電極端子51に合わせて、プローブ3と接続するための接続端子(例えばプローブパッドエリア)及び配線パターンが形成されている。他方、接続基板15の上面には、接続体14と電気的に接続するための端子が形成されており、接続基板15の内部の形成されている配線路が、下面の接続端子等と上面の端子とを接続している。
なお、接続基板15の下面の接続端子等と上面の端子との接続配線は、接続基板15内部の配線路に限定されるわけではなく、電気的に接続可能であれば、例えば、接続基板15の表面に配線パターンを形成するなど他の配線方法としてもよい。
また、接続基板15には、電源ラインのノイズ除去用のコンデンサ2が配置される。コンデンサ2の配置方法の詳細な説明については後述する。
[プローブヘッド16]
プローブヘッド16は、複数のプローブ3を実装するものである。プローブヘッド16は、トップガイド板としての第1ガイド板16aと、ボトムガイド板としての第2ガイド板16bとを備える。第1ガイド板16a及び第2ガイド板16bには、プローブ数に応じた数の貫通孔が設けられており、第1ガイド板16a及び第2ガイド板16bの対応する貫通孔にプローブ3を挿入することで、第1ガイド板16aがプローブ3の上部を支持し、第2ガイド板16bがプローブ3の下部を支持し、プローブ3がセットされる。プローブ3がセットされたとき、プローブ3の上端部は、接続基板15の下面の接続端子(例えばプローブパッドエリア)に接触し、プローブ3が被検査体50の電極端子51と電気的に接触可能とするため、プローブ3の下端部は第2ガイド板16bの下面から突出した状態となる。検査時には、プローブ3の下端部が被検査体50の電極端子51と電気的に接触する。
プローブ3は、垂直プローブを適用でき、例えば、タングステン、銅合金、パラジウム合金、ニッケル合金、タングステン合金などの導電性材料で形成されたものを適用できる。
この実施形態では、プローブ3が第1ガイド板16a及び第2ガイド板16bにより支持された線材のプローブ3が用いられる場合を例示している。トンタクト時にプローブ3が上下方向に弾性を備えるようにするため、第1ガイド板16aと第2ガイド板16bとの間に設けた中空領域17で、コンタクト時に荷重を受けたプローブ3が湾曲に弾性変形する。
(A-2)コンデンサ2の配置例
次に、電源用ラインのノイズ除去用のコンデンサ2の配置を、図面を参照しながら詳細に説明する。
ここでは、電源ラインのノイズを除去するため、例えば、数千~数万個程度のコンデンサ2を、接続基板15に配置できるようにすることを想定する。以下では、コンデンサ2の複数の配置例を言及するが、複数の配置例のいずれかを採用することに限定されるのではなく、複数の配置例を組み合わせてもよい。
また、例えば3個のコンデンサ2を高さ方向に3段に積み重ねるなど、コンデンサ2の配置数を増やすために、複数のコンデンサ2をコンデンサ2の高さ方向に多段に重ねて配置するようにしてもよい。この場合、積み重ねるコンデンサ2の数(段数)は、2個以上とすることができる。
また、以下では、電子部品の一例としてコンデンサ2を例示するが、電子部品はコンデンサ2に限らず、抵抗等の他の電子部品の配置にも適用することができる。
[実施例1]
図1(A)及び図1(B)に例示するように、接続基板15の側面部151にコンデンサ2を配置する。さらに、接続体14と接続する接続基板15の上面に段差部20を設け、その段差部20の上面22にコンデンサ2を配置する。
このように、接続基板15の下面に限らず、接続基板15の側面部151と段差部20の上面22との両方又はいずれかに、コンデンサ2を配置することで配置数を増加させることができる。
例えば、平面視で矩形である接続基板15の4辺のうち、全ての辺の側面部151にコンデンサ2を配置してもよいし、一部の辺の側面部151にコンデンサ2を配置してもよい。接続基板15に設ける段差部20も同様に、矩形の接続基板15の4辺のうち、全ての辺に段差部20を設け、4つの段差部20の上面22にコンデンサ2を配置するようにしてもよいし、一部の辺に段差部20を設けて、その設けた段差部20の上面22にコンデンサ2を配置するようにしてもよい。
また例えば、接続基板15の側面部151にコンデンサ2を配置させる場合、平面視で矩形の接続基板15の各辺である側面部151に、各辺の長さ方向に、複数のコンデンサ2のそれぞれを配列させてもよい。すなわち、接続基板15の側面部151において、コンデンサ2を各辺の長さ方向に配置させてもよい。同様に、接続基板15の段差部20の上面22において、接続基板15の各辺の長さ方向に、複数のコンデンサ2のそれぞれを配列させてもよい。
ここで、配線接続の一例を説明する。図1(B)に示すように、配線30は、接続体14下面の配線パターンに接続可能にし、接続体14の下面と、接続基板15の段差部20の壁面21と、上面22と、接続基板15の側面部151と、接続基板15の下面と、接続基板15下面のプローブ3とを連続的に形成したものとする。なお、配線30のうち、接続基板15の段差部20の上面22を経由して接続基板15の側面部151に形成される配線を「第1の配線」とも呼ぶ。また、第1の配線は、接続基板15の段差部20の壁面21及び上面22、接続基板15の側面部151、接続基板15の下面を経由する第2の配線を含む。
接続基板15の段差部20について、図1(A)及び図1(B)では、接続基板15の端部付近に段差部20を設けている場合を例示している。このように、接続基板15の端部付近に段差部20を設けることで、上述したように、接続基板15の段差部20から、接続基板15の側面部151を経由して接続基板15の下面に接続する配線30を形成できるので、高密度実装でも省スペースで配線形成ができる。
図3は、実施形態の電気的接続装置1の接続基板15に設ける段差部20の変形例の構成を示す構成図である。
上述した図1(A)及び図1(B)の例は、接続基板15の端部に段差部20を配置する場合を例示したが、段差部20の位置は接続基板15の端部に限定されない。
図3は、その一例を示している。例えば、図3では、段差部20が、接続基板15の中央部付近、又は接続基板15の側面部151から離れた位置などに設けた場合を例示している。
図3では、段差部20が接続基板15の端部に接していないので、例えばザグリ等のように接続基板15の上面に対して凹部を形成して、その凹部を段差部20としている。従って、配線接続の形成方法は、図1の例とは異なる。
例えば、図3に例示するように、段差部20の上面22(すなわち、凹部の底面)にコンデンサ2を配置したときに、図3のように、接続基板15の上面に対して凹部として段差部20の壁面21及び上面22に配線30を形成したり、段差部20の上面22から接続基板15内部に配線路を形成し、その配線路を介して接続配線を形成したりしてもよい。
このように、接続基板15の面に対して凹部を形成して、その凹部に、配線接続させたコンデンサ2を配置させるようにしてもよい。
[実施例2]
図4(A)は、実施形態に係る電気的接続装置1の構成を示す構成図であり、図4(B)は、図4(A)の接続基板15の段差部20の構成を示す拡大図である。
図4(A)及び図4(B)では、接続基板15に設けた段差部20の壁面21に、コンデンサ2を配置する。
この例の場合も、平面視で矩形の接続基板15の4辺の全て又は一部に段差部20を設け、設けた段差部20の壁面21にコンデンサ2を配置する。このときの配線接続は、図1(A)及び図1(B)で説明した配線接続を適用できる。つまり、高密度実装でも省スペースで配線形成するために、接続基板15の段差部20から、接続基板15の側面部151を経由して接続基板15の下面に接続する配線30を形成できる。
なお、図4(A)及び図4(B)では、コンデンサ2の配置数増大の観点から、接続基板15の段差部20の上面22や接続基板15の側面部151にも、コンデンサ2を配置しているが、段差部20の壁面21のみにコンデンサ2を配置するようにしてもよい。すなわち、段差部20の上面22や、接続基板15の側面部151にコンデンサ2を配置することが前提ではなく、段差部20の壁面21にコンデンサ2を配置させることを単独で行なうようにしてもよい。
また例えば、接続基板15の段差部20の壁面21にコンデンサ2を配置させる場合、平面視で矩形の接続基板15の各辺の長さ方向に、複数のコンデンサ2のそれぞれを配列させてもよい。すなわち、段差部20の壁面21において、複数のコンデンサ2を、辺の長さ方向に並べて配置させてもよい。
ここで、図4(B)に例示するように、段差部20の壁面21に設けたコンデンサ2と、段差部20の上面22に設けたコンデンサ2とが互いに干渉しないように配置する。そのため、両者のコンデンサ2が互いに衝突しないように、段差部20の上面22の奥行の長さ(すなわち、段差部20において、端部から内側方向の長さ)は、上面22に配置するコンデンサ2の大きさ(特に、上面22の奥行方向に配置する長さ)と、壁面21に配置するコンデンサ2の大きさ(特に、壁面21に対して突出するコンデンサ2の長さ)とを加えた値よりも大きくする。
なお、段差部20の壁面21は、上面22に対して垂直な面としているが、斜面であってもよく、斜面とした壁面21にコンデンサ2を配置するようにしてもよい。壁面21を斜面とすることで、安定した姿勢でコンデンサ2を配置させることができる。
[実施例3]
図5(A)は、実施形態に係る電気的接続装置1の接続基板15に設けた段差部20の構成を示す拡大図であり、図5(B)は、図5(A)の段差部20の上面22に注目した平面図である。
図5(A)では、接続基板15の段差部20の上面22にコンデンサ2を配置する。ここで、図5(B)に例示するように、段差部20の上面22に複数のコンデンサ2を配置する際、段差部20の上面22の奥行方向で、隣接するコンデンサ2の中心(重心)の位置を変化させてコンデンサ2を並べ、千鳥状にコンデンサ2を配置する。
このように、千鳥状にコンデンサ2を配置することにより、段差部20の上面22で、隣接する配線30のパターンや隣接するコンデンサ2の干渉を回避でき、省スペース化を実現できる。
図5(C)は、図5(A)の段差部20の上面22に注目した平面図であり、コンデンサ2の配置の変形例を示す図である。図5(C)に示すように、千鳥状にコンデンサ2を配置しているが、コンデンサ2が接続する配線パッド30aのうち、コンデンサ2の幅よりも広い配線パッド30aのはみだし部30bの位置を、隣接するコンデンサ2の配線パッド30aのはみだし部30bの位置と、コンデンサ2の配列方向(図5(C)のY軸方向)に交わる方向(例えば、図5(C)のX軸方向)において重なる位置とすることにより、隣接するコンデンサ2との間隔をはみだし部30bの幅に略等しく(幅長h)できることによって、コンデンサ2間の距離を更に短くでき、より多くのコンデンサ2を配置することができる。なお、本実施例における「幅」とは、コンデンサ2の配列方向における各部材及び/又は各部の長さを示す。
[実施例4]
図6(A)は、実施形態に係る電気的接続装置1の接続基板15に設けた段差部20の構成を示す拡大図であり、図6(B)は、図6(A)の段差部20の斜視図であり、図6(C)は、図6(A)の段差部20の上面22に注目した平面図である。
図6(A)では、接続基板15の段差部20の壁面21と上面22の両方にコンデンサ2を配置する。
この例の場合、図6(B)及び図6(C)に例示するように、段差部20の上面22へのコンデンサ配置と、壁面21へのコンデンサ配置とを交互に繰り返して、コンデンサ2を配置する。また、段差部20の上面22にはコンデンサ2を寝かせて配置し(例えば、コンデンサ2の面積の広い面を“上面22”に接触させて配置)、壁面21にはコンデンサ2を立たせて配置(例えば、コンデンサ2の面積の広い面を“壁面21”に接触させて配置)することで、省スペース化を図ることができる。
また、この例の場合、段差部20の上面22の奥行方向の長さを小さくすることが可能となる。
図6(D)は、図6(A)の段差部20の上面22に注目した平面図であり、コンデンサ2の配置の変形例を示す図である。図6(D)では、図6(C)と同様に、段差部20の上面22にはコンデンサ2を寝かせて配置し、壁面21にはコンデンサ2を立たせて配置している。ここで、壁面21に立たせているコンデンサ2の配線接続が、図6(C)の場合と異なる。図6(D)では、壁面21のコンデンサ2は、隣接する上面22に寝かせているコンデンサ2の配線30と共有するように配置している。つまり、上面22に形成されている配線30を、壁面21のコンデンサ2と、隣接する上面22のコンデンサ2とで共有している。こうすることで、隣接するコンデンサ2間の距離を更に短くでき、より多くのコンデンサ2を配置することができる。
[実施例5]
図7は、実施形態に係る電気的接続装置1の接続基板15に設けた段差部20の構成を示す拡大図である。
図7では、段差部20が2段の段差を形成しており、上段が壁面21aと上面22aを有しており、下段が壁面21bと上面22bとを有しているものとする。
図7の例では、2段の段差のうち上段では、上面22aにコンデンサ2を配置し、下段では、壁面21bと上面22bの両方にコンデンサ2を配置する場合を示している。このように、複数段を備える段差部20とすることで、各段の壁面21と上面22にコンデンサ2を配置できるので、コンデンサ2の配置数を増大させることができる。
なお、段差部20の上段と下段とのそれぞれにコンデンサ2を配置させる方法は、特に限定されない。例えば、上段の壁面21aにもコンデンサ2を配置するようにしてもよい。また、壁面21と上面22にコンデンサ2を配置させる場合に、[実施例4]の図6(B)及び図6(C)に例示した壁面配置と上面配置を交互に繰り返す配置方法としてもよい。
また、図7では、段差部20が、2段とする場合を例示したが、段差部20の段数が3段以上であってもよい。3段以上の段差部20とする場合、各段の壁面21と上面22へのコンデンサ2の配置方法は、様々な方法を適用できる。
(A-3)実施形態の効果
以上のように、この実施形態によれば、接続基板の高密度化により、コンデンサを配置するスペースが不足しがちであるが、接続基板の側面部にコンデンサを配置することにより、より多くのコンデンサを配置できる。
また、プローブの位置に比較的近い接続基板に多くのコンデンサを配置できることで、電源特性を良好にすることができる。
この実施形態によれば、接続基板に段差部を設けることにより、段差部の壁面、及び又は上面にコンデンサを配置することで、より多くのコンデンサを配置することができる。
また、この実施形態によれば、接続基板に段差部を備える際、段差部の段数を増やすことで、より多くのコンデンサを配置することができる。
(B)他の実施形態
上述した第1の実施形態においても本開示の種々の変形例を言及したが、本開示は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(B-1)上述した実施形態の実施例1~実施例5では、コンデンサ2の配置の仕方を例示したが、これらの配置方法に限定されず、適宜、配置方法を組み合わせることもできる。
(B-2)上述した実施形態では、説明便宜上、1個のコンデンサ2を接続基板15の側面部151や上面21などに配置する場合を例示したが、コンデンサ2の高さ方向に、複数個(例えば、2個、3個など)のコンデンサ2を積み重ねて配置するようにしてもよい。これにより、省スペースでも、より多くのコンデンサを配置できる。
また、接続基板15にザグリ等のような凹部を設け、その凹部にコンデンサ2を配置させてもよい。換言すると、コンデンサ2を配置する位置(接続基板15の基板上)に凹部を設けて、その凹部にコンデンサ2が収まるように、コンデンサ2を配置してもよい。その際、凹部に収めるコンデンサ2についても、コンデンサ2の高さ方向に複数のコンデンサ2を積み重ねて配置させてもよい。
さらに、接続基板15の側面部151にザグリのような凹部を設け、その側面部151の凹部にコンデンサ2を配置するようにしてもよい。
1…電気的接続装置、2…コンデンサ、3…プローブ、4…ウェハチャック、10…検査装置、11…支持部材、12…配線基板、13…スペーサ、14…接続体、15…接続基板、16…プローブヘッド、16a…第1ガイド板、16b…第2ガイド板、17…中空領域、20…段差部、21、21a、21b…壁面、22、22a、22b…上面、30…配線、50…被検査体、51…電極端子、151…側面部。

Claims (7)

  1. 検査装置と、被検査体の複数の電極端子とを電気的に接続する電気的接続装置において、
    前記検査装置と接続する配線回路を有する配線基板と、
    前記被検査体の前記複数の電極端子のそれぞれに対して、電気的に接触させる複数の電気的接触子を有するプローブ基板と、
    前記配線基板と前記プローブ基板との間に設けられ、前記配線基板の前記配線回路と、前記プローブ基板の前記複数の電気的接触子のそれぞれとの間を電気的に接続する接続基板と
    を備え、
    前記接続基板の少なくとも表面には1又は複数の段差部が設けられており、前記1又は複数の段差部のそれぞれの表面に電子部分が配置されている
    ことを特徴とする電気的接続装置。
  2. 前記1又は複数の段差部の全て又は一部は、前記接続基板の端部に設けられており、
    前記配線回路と、前記複数の電気的接触子のそれぞれの接続端子とを結ぶ複数の配線のうちの少なくとも1つの第1の配線が、前記接続基板の端部に設けられている前記段差部の表面を経由して形成されており、前記電子部品が前記第1の配線に接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 前記段差部の表面に複数の前記電子部品が配置され、前記複数の電子部品の配列方向で、前記複数の電子部品が千鳥状に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気的接続装置。
  4. 前記電子部品が、前記段差部の上面、及び又は、壁面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気的接続装置。
  5. 複数の前記電子部品が前記段差部の上面及び壁面の両方に配置されており、複数の前記電子部品の配列方向で、前記段差部の上面に配置されている前記電子部品と、前記段差部の壁面に配置されている前記電子部品とが交互に存在していることを特徴とする請求項4に記載の電気的接続装置。
  6. 前記段差部が複数段であり、前記段差部のそれぞれの段差の上面、及び又は、壁面に、前記電子部品が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気的接続装置。
  7. 前記第1の配線は、前記接続基板の上面、前記段差部の表面、前記側面及び下面を経由する第2の配線を含むことを特徴とする請求項2に記載の電気的接続装置。


JP2022187957A 2022-11-25 2022-11-25 電気的接続装置 Pending JP2024076447A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022187957A JP2024076447A (ja) 2022-11-25 2022-11-25 電気的接続装置
KR1020230144532A KR20240078322A (ko) 2022-11-25 2023-10-26 전기적 접속 장치
CN202311544796.2A CN118091199A (zh) 2022-11-25 2023-11-20 电连接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022187957A JP2024076447A (ja) 2022-11-25 2022-11-25 電気的接続装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024076447A true JP2024076447A (ja) 2024-06-06

Family

ID=91164365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022187957A Pending JP2024076447A (ja) 2022-11-25 2022-11-25 電気的接続装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2024076447A (ja)
KR (1) KR20240078322A (ja)
CN (1) CN118091199A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6466128B2 (ja) 2014-10-08 2019-02-06 株式会社日本マイクロニクス プローブカード

Also Published As

Publication number Publication date
CN118091199A (zh) 2024-05-28
KR20240078322A (ko) 2024-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7898276B2 (en) Probe card with stacked substrate
TWI221197B (en) High density planar electrical interface
TWI416121B (zh) 探針卡
US20070007984A1 (en) Socket for inspection apparatus
KR102215404B1 (ko) 중간 접속 부재 및 검사 장치
KR101334795B1 (ko) 전기신호 접속용 좌표 변환장치
US8723545B2 (en) Probe card
CN110531125B (zh) 空间转换器、探针卡及其制造方法
KR20090013718A (ko) 프로브 조립체
JP2004085281A (ja) プローブカードのプローブテストヘッド構造
KR20130047933A (ko) 프로브, 프로브 어셈블리 및 이를 포함하는 프로브 카드
JP2023507916A (ja) 自動テスト機器用のプローブカード内の移設されたビア配置
JP2023507917A (ja) 自動テスト機器用のプローブカード内の同軸ビア配置
KR100393938B1 (ko) 반도체 집적회로의 검사장치
KR101043468B1 (ko) 프로브 기판 및 이를 구비하는 프로브 카드
US20110156740A1 (en) Probe card
JP2024076447A (ja) 電気的接続装置
JP2007033101A (ja) Ic試験装置
US7559773B2 (en) Electrical connecting apparatus
TW202429093A (zh) 電性連接裝置
KR20060104366A (ko) 반도체 웨이퍼 검사기의 프로브 장치
JP5333829B2 (ja) プローブ組立体
KR100291940B1 (ko) 중공형 프로브팁을 수직으로 배치한 프로브카드
JP6110117B2 (ja) プローブ組立体及びプローブ基板
WO2023228830A1 (ja) 検査装置