JP6110117B2 - プローブ組立体及びプローブ基板 - Google Patents

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Description

本発明は、集積回路のような平板状被検査体の電気的試験に用いるプローブ組立体及びプローブ基板に関する。
半導体ウェハに形成された集積回路は、一般に、所定の電気的特性を有するか否かの電気的試験(すなわち、集積回路の良否の判定)をされる。そのような試験は、集積回路の電極と試験装置の電気回路とを電気的に接続するプローブ組立体(電気的接続装置)を用いて、1つのウェハの全ての集積回路を、同時に一回で又は複数回に分けて行われる。
そのような試験に用いるプローブ組立体は、例えば、特許文献1に示すように、試験装置の電気回路に電気的に接続される複数の接続部を有する配線基板と、配線基板の下側に配置されかつ接続部に電気的に接続された複数の内部配線を有するプローブ基板と、プローブ基板の下面に取り付けられて内部配線に電気的に接続された複数の接触子(すなわち、プローブ)とを備えている。このプローブ組立体は、配線基板又は配線基板の上面に取り付けられた補強部材(スティフナー)の外周縁部において、試験装置に取り付けられる。
上記のプローブ組立体において、配線基板とプローブ基板との間には、配線基板とプローブ基板とを電気的に接続する電気接続部が設けられており、複数の接触子が、集積回路に接触すると、接触子からプローブ基板及び電気接続部を介して、配線基板へ電気信号の受け渡しが行われる。
この電気接続部は、例えば、特許文献2に記載されているように、配線基板の下側面の電極(ランド)、及びプローブ基板の上側面の電極(ランド)の位置に合わせて、ポゴピン挿入口が格子状に配列して設けられたポゴピンブロックを備えており、このポゴピン挿入口にポゴピンが挿入され、ポゴピンブロックから上下が吐出したポゴピンが各電極に接触することにより、配線基板とプローブ基板との間の電気信号の受け渡しを行う。
特開2011−89891号公報 特開2012−163410号公報
しかしながら、特許文献2に記載の電気接続部(接続ユニット)では、配線基板の下側面のランド、プローブ基板の上側面のランド、及びポゴピン挿入口が格子状に配列して設けられているので、電気的接続が不安定になる場合があった。
例えば、隣接するランド間、及び隣接するポゴピン間の距離は、近すぎると、互いに隣接するランド同士や、ポゴピン同士の影響によりノイズが発生し、配線基板とプローブ基板との電気信号の受け渡しが不安定になる場合があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、配線基板とプローブ基板との電気信号を安定的に伝送するプローブ組立体及びプローブ基板を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のプローブ組立体の第1の特徴は、一方の面にテスタへの接続部が設けられ、他方の面に前記接続部に接続された複数の第1ランド部が設けられた配線基板と、前記配線基板の前記他方の面に対向する一方の面に、前記複数の第1ランド部にそれぞれ対応する位置に複数の第2ランド部が設けられ、他方の面に、前記複数の第2ランド部に接続されたプローブが設けられたプローブ基板と、前記配線基板と前記プローブ基板との間に配置され、前記複数の第1ランド部と前記複数の第2ランド部とを電気的に接続する電気的接続部と、を備え、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、それぞれ設けられた各面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されたことにある。
また、本発明のプローブ組立体の第2の特徴は、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、格子状に配置された場合における密度と同密度になるように、正三角形の各頂点に中心が位置するよう配列されたことにある。
また、本発明のプローブ組立体の第3の特徴は、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、格子状に配置された場合における互いの間隔と同間隔となるように、正三角形の各頂点に中心が位置するよう配列されたことにある。
また、本発明のプローブ組立体の第4の特徴は、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、円形の平面形状を有することにある。
また、本発明のプローブ組立体の第5の特徴は、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、正六角形の平面形状を有することにある。
また、本発明のプローブ組立体の第6の特徴は、前記電気的接続部は、前記配線基板と前記プローブ基板との間で電気信号を伝送する複数のポゴピンと、前記複数のポゴピンが、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部が配列された位置に対応して装着されたポゴピンブロックと、を有することにある。
また、本発明のプローブ基板の第1の特徴は、テスタと接続された配線基板と電気的接続部を介して電気的に接続されるプローブ基板であって、前記配線基板に対向する一方の面に、複数のランド部が設けられ、他方の面に、前記複数のランド部に接続されたプローブが設けられ、前記複数のランド部は、設けられた面上において隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されたことにある。
本発明のプローブ組立体及びプローブ基板によれば、配線基板とプローブ基板との電気信号を安定的に伝送することができる。
本発明の実施形態1であるプローブ組立体を含む全体構造を示した図である。 本発明の実施形態1であるプローブ組立体の構造を詳細に示した図である。 本発明の実施形態1であるプローブ組立体が備えるプローブ基板を示した平面図である。 (a)は、本発明の実施形態1であるプローブ組立体が備えるプローブ基板の複数の第2ランド部の配列を示した図であり、(b)は、比較のため、格子状に配列されたランド部の配列を示した図である。 (a)は、本発明の実施形態2であるプローブ組立体が備えるプローブ基板の複数の第2ランド部の配列を示した図であり、(b)は、比較のため、格子状に配列されたランド部の配列を示した図である。 本発明の実施形態3であるプローブ組立体3が備えるプローブ基板の複数の第2ランド部の配列を示した図である。
以下、本発明の実施形態に係るプローブ組立体を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1であるプローブ組立体を含む全体構造を示した図であり、図2は、本発明の実施形態1であるプローブ組立体の構造を詳細に示した図である。
図1,2に示すように、本発明の実施形態1であるプローブ組立体1は、下面が平坦な取付け基準面となる平板状の支持部材(スティフナー)12と、支持部材12の取付け面に保持される円形平板状の配線基板14と、被検査体である半導体ウェハ28に接触するプローブ基板18と、配線基板14及びプローブ基板18の間を電気的に接続する電気的接続部16とを備えており、ホルダ20により保持されている。
ホルダ20は、装置のフレームに支持されており、プローブ組立体1を受けるようにクランク状の断面構造を有している。また、ホルダ20は、プローブ組立体1の支持部材12を支持するための支持ピン20aと、プローブ基板18を支持するため支持ピン20bとを有している。
支持部材12には、上下を貫通する貫通孔12bが設けられており、支持ピン20aが貫通孔12bに嵌合することにより、支持部材12がホルダ20に支持される。同様に、プローブ基板18には、上下を貫通する貫通孔18dが設けられており、支持ピン20bが貫通孔18dに嵌合することにより、プローブ基板18がホルダ20に支持される。
プローブ組立体1は、例えば、半導体ウェハ28に作り込まれた多数のIC(集積回路)の電気的検査のために、ICの接続端子である各接続パッドをテスタ11の電気回路に接続するのに用いられる。
そのため、ICの接続端子である各接続パッドが設けられた半導体ウェハ28を上面に受けて、真空的に解除可能に吸着するチャックトップ21と、チャックトップ21を上下移動させるステージ機構22とを備えている。そして、ステージ機構22の上下移動により、半導体ウェハ28上のICと、プローブ組立体1のプローブ基板18とを接触させることで、テスタ11による電気的検査が実行される。
配線基板14は、全体的に円形板状の例えばポリイミド樹脂板からなり、上面(一方の面)には、テスタ11への接続配線12aが設けられている。
また、配線基板14の下面(他方の面)には、接続配線12aと内部配線を介して電気的に接続される複数の第1ランド部14aが設けられている。
支持部材12は、その取付け面を配線基板14の上面に当接させて配置される、例えばステンレス板からなる板状の枠部材を備えている。
プローブ基板18は、例えばセラミック板からなる基板部材と、基板部材すなわちセラミック板の下面に形成された多層配線層とを備えている。多層配線層は、図示しないが、電気絶縁性を示す例えばポリイミド樹脂材料からなる多層板と、各多層板間に形成された配線路とを有する。多層配線層の下面(他方の面)には、多層配線層の配線路にそれぞれ電気的に接続されたプローブランド18bが形成されている。各プローブ18aの上端は、対応するプローブランド18bに接続されており、これにより、各プローブ18aは、多層配線層の下面から下方へ突出するようにプローブ基板18に取付けられ、対応する各プローブランド18bを経て多層配線層の配線路に接続されている。
また、プローブ基板18の基板部材の上面(一方の面)には、配線基板14の下面(他方の面)に設けられた複数の第1ランド部14aにそれぞれ対応する位置に複数の第2ランド部18cが設けられている。この複数の第2ランド部18cは、ぞれぞれ多層配線層の配線路を経て対応する各プローブ18aに電気的に接続されている。
さらに、プローブ基板18の基板部材の上面(一方の面)には、後述する電気的接続部16のスペーサを受けるアンカー181が設けられている。
プローブ基板18と、配線基板14との間には、複数の第1ランド部14aと複数の第2ランド部18cとを接続するために電気的接続部16が配置されている。
電気的接続部16は、図2に拡大して示すように、板厚方向に形成された多数の貫通孔161が形成された電気絶縁性を示す板状部材から成るポゴピンブロック16aと、各貫通孔161内に配置され、それぞれが貫通孔161からの脱落を防止された状態で貫通孔161の軸線方向へ摺動可能に収容される一対のポゴピン16b,16cとを備える。各一対のポゴピン16b,16c間には、両ポゴピン16b,16cに相離れる方向への偏倚力を与え、両ポゴピン間の導電路となる圧縮コイルばね16dが配置されている。
ポゴピン16bは、配線基板14の下面(他方の面)に設けられた複数の第1ランド部14aにそれぞれ対応する位置に設けられ、ポゴピン16cは、プローブ基板18の上面(一方の面)に設けられた複数の第2ランド部18cにそれぞれ対応する位置に設けられている。
また、電気的接続部16には、プローブ基板18のアンカー181と、支持部材12とに当接するスペーサ163が設けられている。
スペーサ163は、ポゴピンブロック16aの下側面に凹形状が形成され、荷重が分散してプローブ基板18の撓みを抑えるように複数設けられている。また、スペーサ163は、プローブ基板18のアンカー181に直接当接するスペーサ163の当接面163Aは、高い平面度に維持されている。例えば、すべてのスペーサ163の当接面163Aの高さが、互いに5μm以内に収まるように、高い平面度で仕上げられている。
電気的接続部16は、組み立て状態では、圧縮コイルばね16dのばね力により、配線基板14側に設けられた一方のポゴピン16bが配線基板14の下面(他方の面)に設けられた複数の第1ランド部14aにそれぞれ圧接し、プローブ基板18側に設けられた他方のポゴピン16cがプローブ基板18の上面(一方の面)に設けられた複数の第2ランド部18cにそれぞれ圧接する。
これにより、各プローブランド18bに設けられたプローブ18aは、配線基板14の対応する複数の第1ランド部14aに電気的に接続される。その結果、プローブ18aの先端が半導体ウェハ28に形成されたICの接続パッドに当接されると、接続パッドは、対応する各プローブ18a、電気的接続部16および配線基板14を経て、テスタ11に接続されることから、テスタ11による半導体ウェハ28の電気回路の電気的検査が行える。
図3は、本発明の実施形態1であるプローブ組立体が備えるプローブ基板18を示した平面図である。
図3に示すように、プローブ基板18は、環形状の外周リング183と、円盤状の基板部材184とを備えている。基板部材184は、その外周部が、外周リング183に一体的に結合されている。そして、基板部材184上に設けられたアンカー181に、電気的接続部16のスペーサ163が螺合されることにより、基板部材184と、電気的接続部16のポゴピンブロック16aの下面とを一定の間隔に保つことができる。
また、プローブ基板18の基板部材184の上面(一方の面)に設けられた複数の第2ランド部18cは、それぞれ円形の平面形状を有しており、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されている。
図4(a)は、本発明の実施形態1であるプローブ組立体が備えるプローブ基板18の複数の第2ランド部18cの配列を示した図であり、図4(b)は、比較のため、格子状に配列されたランド部の配列を示した図である。
図4(a)に示すように、第2ランド部18cは、円形の平面形状を有しており、基板部材184の面上に複数設けられている。
そして、複数の第2ランド部18cは、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されている。
例えば、基板部材184の面上において、正三角形188と正三角形189とは、大きさが同じであり、互いに隣接する辺が共有されている。このとき、第2ランド部18cの1つである第2ランド部186a,186c,186dは、それぞれ中心187a,187c,187dが、基板部材184の面上において、正三角形188の頂点に位置するように配置されている。
また、同様に、第2ランド部18cの1つである第2ランド部186a,186b,186dは、それぞれ中心187a,187b,187dが、基板部材184の面上において、正三角形189の頂点に位置するように配置されている。
このように、複数の第2ランド部18cが、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配置されることにより、ランド部が格子状に配置された場合に比較して、密度を同一としながら、各第2ランド部18c間の間隔を長くすることができる。
ここで、図4(b)に示すように、第2ランド部18cと同一半径の円形の平板形状を有するランド部201a,201b,201c,201dが格子状に配置された場合を考える。ランド部201a,201b,201c,201dの直径は、1.2(mm)であり、ランド部201a,201b,201c,201dの中心202a,202b,202c,202dそれぞれの中心間距離は、1.5(mm)であり、ランド部201a,201b,201c,201d間の間隔は0.3(mm)であるとする。
この場合、各ランド部201a,201b,201c,201dそれぞれの中心202a,202b,202c,202dにより形成される正方形の面積yは、2.25(mm)(=1.5mm×1.5mm)となる。また、正方形の面積y=2.25(mm)内に、各ランド部201a,201b,201c,201dの斜線で示した面積、即ち、ランド部1つ分の面積0.6×π(mm)が含まれることになる。
一方、図4(a)に示すように、本発明の実施形態1であるプローブ組立体1が備えるプローブ基板18の複数の第2ランド部18cの配列において、第2ランド部186a,186b,186c,186dそれぞれの中心187a,187b,187c,187dが、形成する平行四辺形について考える。ここでは、図4(b)に示すランド部が格子状に配置された場合に比較して、密度が同一となるように、各第2ランド部18cを配列するものとし、第2ランド部186a,186b,186c,186dの直径は、1.2(mm)であり、第2ランド部の中心間距離をx(mm)とする。
この場合、中心187a,187b,187c,187dにより形成される平行四辺形の面積yは、以下の(数式1)で表される。
Figure 0006110117
そのため、この平行四辺形の面積y内に、第2ランド部186a,186b,186c,186dの斜線で示した面積が含まれることになる。
ここで、第2ランド部186a,186b,186c,186dの面積と、ランド部201a,201b,201c,201dの面積は同一であるので、図4(a)において、平行四辺形の面積y内に、第2ランド部186a,186b,186c,186dの斜線で示した面積、即ち、ランド部1つ分の面積0.6×π(mm)が含まれることになる。
そこで、正方形の面積y=平行四辺形の面積yとなるようなxを算出すると、中心間距離x≒1.612(mm)となる。これにより、第2ランド部186a,186b,186c,186d間の間隔は、0.412(mm)となり、図4(b)に示したランド部が格子状に配置された場合におけるランド部201a,201b,201c,201d間の間隔である0.3(mm)より長くなるので、隣接するランド同士の影響によるノイズの発生を低減することができる。
また、配線基板14の下面(他方の面)に設けられた複数の第1ランド部14aは、複数の第2ランド部18cにそれぞれ対応する位置に設けられているので、複数の第2ランド部18cと同様に、配線基板14の下面において隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配置されている。これにより、ランド部が格子状に配置された場合に比較して、密度を同一としながら、各第1ランド部14a間の間隔を長くすることができるので、隣接するランド同士の影響によるノイズの発生を低減することができる。
さらに、電気的接続部16のポゴピン16bは、複数の第1ランド部14aにそれぞれ対応する位置に設けられているので、ポゴピンブロック16aの上面において隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配置されている。これにより、ポゴピンが格子状に配置された場合に比較して、密度を同一としながら、各ポゴピン16b間の間隔を長くすることができるので、隣接するポゴピン16b同士の影響によるノイズの発生を低減することができる。
同様に、電気的接続部16のポゴピン16cは、複数の第2ランド部18cにそれぞれ対応する位置に設けられているので、ポゴピンブロック16aの下面において隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配置されている。これにより、ポゴピンが格子状に配置された場合に比較して、密度を同一としながら、各ポゴピン16c間の間隔を長くすることができるので、隣接するポゴピン16c同士の影響によるノイズの発生を低減することができる。
以上のように、本発明の実施形態1であるプローブ組立体1によれば、一方の面にテスタ11への接続配線12aが設けられ、他方の面に接続配線12aに接続された複数の第1ランド部14aが設けられた配線基板14と、配線基板14の他方の面に対向する一方の面に、複数の第1ランド部14aにそれぞれ対応する位置に複数の第2ランド部18cが設けられ、他方の面に、複数の第2ランド部18cに接続されたプローブが設けられたプローブ基板18と、配線基板14とプローブ基板18との間に配置され、複数の第1ランド部14aと複数の第2ランド部18cとを電気的に接続する電気的接続部16とを備え、複数の第1ランド部14a及び複数の第2ランド部18cは、それぞれ設けられた各面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されたので、隣接するランド同士やポゴピン同士の影響によるノイズの発生を低減し、配線基板14とプローブ基板18との電気信号の受け渡しの安定性が向上する。
(実施形態2)
本発明の実施形態1では、複数の第1ランド部14a及び複数の第2ランド部18cが、格子状に配置された場合における密度と同密度になるように、正三角形の各頂点に中心が位置するよう配列されたプローブ組立体1を例に挙げて説明した。
本発明の実施形態2では、複数の第1ランド部14a及び複数の第2ランド部18cが、格子状に配置された場合における互いの間隔と同間隔となるように、正三角形の各頂点に中心が位置するよう配列されたプローブ組立体2を例に挙げて説明する。なお、本発明の実施形態2であるプローブ組立体2を含む全体構造及びプローブ組立体の詳細な構造については、本発明の実施形態1で説明した図1及び図2に示すものと同一であるので、説明を省略する。
図5(a)は、本発明の実施形態2であるプローブ組立体2が備えるプローブ基板18の複数の第2ランド部18cの配列を示した図であり、図5(b)は、図4(b)と同一図であり、比較のため、格子状に配列されたランド部の配列を示した図である。
図5(a)に示すように、第2ランド部18cは、円形の平面形状を有しており、基板部材184の面上に複数設けられている。
そして、複数の第2ランド部18cは、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されている。
例えば、基板部材184の面上において、正三角形188と正三角形189とは、大きさが同じであり、互いに隣接する辺が共有されている。このとき、第2ランド部18cの1つである第2ランド部186j,186n,186mは、それぞれ中心187j,187n,187mが、基板部材184の面上において、正三角形188の頂点に位置するように配置されている。
また、同様に、第2ランド部18cの1つである第2ランド部186j,186k,186nは、それぞれ中心187j,187k,187nが、基板部材184の面上において、正三角形189の頂点に位置するように配置されている。
このように、複数の第2ランド部18cが、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配置されることにより、格子状に配置された場合における互いの間隔と同間隔となるように、各第2ランド部18cの直径を大きくすることができる。
ここで、図5(b)に示すように、ランド部201a,201b,201c,201dの直径は、1.2(mm)であり、ランド部201a,201b,201c,201dの中心202a,202b,202c,202dそれぞれの中心間距離は、1.5(mm)であり、ランド部201a,201b,201c,201d間の間隔は0.3(mm)であるとする。
一方、図5(a)に示すように、本発明の実施形態2であるプローブ組立体2が備えるプローブ基板18の複数の第2ランド部18cの配列において、第2ランド部186j,186k,186m,186nの中心間距離は、本発明の実施形態1であるプローブ組立体1の第2ランド部186a,186b,186c,186dの中心間距離と同一の1.612(mm)であるとする。
このとき、本発明の実施形態2では、第2ランド部186j,186k,186m,186n間の間隔を0.3(mm)とすると、第2ランド部186j,186k,186m,186nの直径を、1.312(mm)とすることができる。
このように、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されることにより、各第2ランド部18cの中心間距離が1.612(mm)と長くなるので、その分、各第2ランド部18cの面積を大きくすることができる。
これにより、例えば、ポゴピンブロック16aの湾曲などにより、ポゴピン16cの先端位置がずれた場合においても、ポゴピン16cが第2ランド部18cに確実に接触するので、配線基板14とプローブ基板18との電気信号の受け渡しの安定性が向上する。
(実施形態3)
本発明の実施形態1では、円形の平面形状を有する複数の第1ランド部14a及び複数の第2ランド部18cが、格子状に配置された場合における密度と同密度になるように、正三角形の各頂点に中心が位置するよう配列されたプローブ組立体1を例に挙げて説明した。
本発明の実施形態3では、正六角形の平面形状を有する複数の第1ランド部14a及び複数の第2ランド部18cが、格子状に配置された場合における互いの間隔より広い間隔となるように、かつ、格子状に配置された場合における密度より高い密度になるように、正三角形の各頂点に中心が位置するよう配列されたプローブ組立体3を例に挙げて説明する。なお、本発明の実施形態3であるプローブ組立体3を含む全体構造及びプローブ組立体の詳細な構造については、本発明の実施形態1で説明した図1及び図2に示すものと同一であるので、説明を省略する。
図6は、本発明の実施形態3であるプローブ組立体3が備えるプローブ基板18の複数の第2ランド部18cの配列を示した図である。
図6に示すように、第2ランド部18cは、正六角形の平面形状を有しており、基板部材184の面上に複数設けられている。
そして、複数の第2ランド部18cは、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列されている。
例えば、基板部材184の面上において、正三角形188と正三角形189とは、大きさが同じであり、互いに隣接する辺が共有されている。このとき、第2ランド部18cの1つである第2ランド部186p,186s,186rは、それぞれ中心187p,187s,187rが、基板部材184の面上において、正三角形188の頂点に位置するように配置されている。
また、同様に、第2ランド部18cの1つである第2ランド部186p,186q,186sは、それぞれ中心187p,187q,187sが、基板部材184の面上において、正三角形189の頂点に位置するように配置されている。
これにより、第2ランド部186p,186q,186s,186rの中心間距離は1.612(mm)となり、第2ランド部186p,186q,186s,186rの間隔は、0.412(mm)となり、図5(b)に示したランド部が格子状に配置された場合におけるランド部201a,201b,201c,201d間の間隔である0.3(mm)より長くなる。
このように、複数の第2ランド部18cが、基板部材184の面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配置されることにより、例えば、図5(b)に示したランド部が格子状に配置された場合に比較して、各第2ランド部18c間の間隔を長くすることができ、隣接するランド同士の影響によるノイズの発生を低減することができるので、配線基板14とプローブ基板18との電気信号の受け渡しの安定性が向上する。
さらに、第2ランド部186p,186q,186s,186rは、正六角形の平面形状を有するので、円形に比較して、面積を大きくすることができ、密度を高くすることができる。
図6に示すように、本発明の実施形態3であるプローブ組立体3が備えるプローブ基板18の複数の第2ランド部18cの配列において、第2ランド部186p,186q,186r,186sの中心間距離は、本発明の実施形態1であるプローブ組立体1の第2ランド部186a,186b,186c,186dの中心間距離と同一の1.612(mm)とし、第2ランド部186p,186q,186r,186sの径を1.2(mm)とすると、第2ランド部186p,186q,186r,186sの面積z(mm)は、下記の(数式2)で表される。
Figure 0006110117
一方、図5(b)に示したランド部が格子状に配置された場合におけるランド部201aの面積zは、0.6×π(mm)であるので、この差分である下記(数式3)の面積Δzだけ、ランド部1つ当たりの面積が大きくなるので、その分密度は高くなる。
Figure 0006110117
これにより、例えば、ポゴピンブロック16aの湾曲などにより、ポゴピン16cの先端位置がずれた場合においても、ポゴピン16cが第2ランド部18cに確実に接触するので、配線基板14とプローブ基板18との電気信号の受け渡しの安定性が向上する。
1,2,3…プローブ組立体
11…テスタ
12…支持部材
14…配線基板
14a…第1ランド部
16…電気的接続部
16a…ポゴピンブロック
16b,16c…ポゴピン
18…プローブ基板
18a…プローブ
18b…プローブランド
18c…第2ランド部
18d…貫通孔
20…ホルダ
21…チャックトップ
22…ステージ機構
28…半導体ウェハ

Claims (4)

  1. 一方の面にテスタへの接続部が設けられ、他方の面に前記接続部に接続された複数の第1ランド部が設けられた配線基板と、
    前記配線基板の前記他方の面に対向する一方の面に、前記複数の第1ランド部にそれぞれ対応する位置に複数の第2ランド部が設けられ、他方の面に、前記複数の第2ランド部に接続されたプローブが設けられたプローブ基板と、
    前記配線基板と前記プローブ基板との間に配置され、前記複数の第1ランド部と前記複数の第2ランド部とを電気的に接続する電気的接続部と、を備え、
    前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、それぞれ設けられた各面上において、隣接する辺を共有すべく整列配置される大きさが同一の正三角形の各頂点に中心が位置するように配列され、
    前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部と同一形状および同一サイズのランド部を正方格子状に配置された場合における密度と同密度になる中心間距離で配置されたときに、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部と同一形状および同一サイズのランド部を正方格子状に配置された場合における互いの間隔と同間隔となる径として新たに規定されて配置される
    ことを特徴とするプローブ組立体。
  2. 前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、
    円形の平面形状を有することを特徴とする請求項1項記載のプローブ組立体。
  3. 前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部は、
    正六角形の平面形状を有することを特徴とする請求項1項記載のプローブ組立体。
  4. 前記電気的接続部は、
    前記配線基板と前記プローブ基板との間で電気信号を伝送する複数のポゴピンと、
    前記複数のポゴピンが、前記複数の第1ランド部及び前記複数の第2ランド部が配列された位置に対応して装着されたポゴピンブロックと、
    を有することを特徴とする請求項1項記載のプローブ組立体。
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