JP4020522B2 - スリッタ巻取製品の搬出方法 - Google Patents

スリッタ巻取製品の搬出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻取部において形成したスリッタ巻取製品を巻取軸から取り外して搬出部へ搬送してスリッタ外へ搬出する搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スリッタは、紙やプラスチックフィルム等の広幅ウエブを縦にスリットして、スリットされた細幅ウエブを巻取って巻取製品とするが、スリッタ巻取製品の端部同士が重ならないように同一軸線上には配置されない2本の巻取軸に振分けて巻取る装置が一般に使用されている。
スリッタからスリッタ巻取製品をスリッタ外に取り出すためには、巻取軸の一端の支持を取外して片持ち状としスリッタ巻取製品を軸方向へ抜出して取り出しているが、手作業にてスリッタ巻取製品を移動させるのは巻取の荷重が重く作業者に掛かって作業が困難となるとともに、片持ち状の巻取軸にスリッタ巻取製品の荷重が課せられるのは機械的に好ましくなく、また、スリッタ巻取製品の移動のために巻取軸に平行してコンベアなどの設備を設けるのは、装置が煩雑になるとともに巻取軸周辺の間隔が狭くなって端末処理等の作業性が低下するなどの支障があった。
また、従来の装置においてはスリッタ巻取製品を巻取軸の1本ずつから抜出してスリッタ外まで搬出した後に、次工程の巻取のために巻取軸にコアを装着する作業を行わねばならず、長時間スリッタを停止するため稼働率が低下するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような課題を解決するために、スリッタ巻取製品を下方から支持して片持ち状にした巻取軸に荷重を課すことなく、かつ2本の巻取軸から同時に抜出した後、迅速に次工程の巻取軸へのコアの装着作業を行い稼動率の向上をはかるとともに、スリッタ巻取製品をスリッタ外へ搬出するスリッタ巻取製品搬出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段として、本発明は、巻取部において形成したスリッタ巻取製品を巻取軸から取り外して搬出部へ搬送してスリッタ外へ搬出するスリッタ巻取製品の搬出方法において
巻取時には巻取軸の先端を支持し、スリッタ巻取製品の搬出時には支持を外して巻取軸を片持ち状とする支承手段と、スリッタ巻取製品を巻取軸から抜き出して巻取軸の軸方向へ搬送する搬送手段と、搬送したスリッタ巻取製品を載置して保持する保持手段とを備え、前記搬送手段は、搬送台と搬送台を傾動させる傾動手段と搬送台を取り付けた搬送枠と搬送枠を昇降させる昇降手段と搬送枠をリニアガイドを介して配設したフレームと該フレームを搬出部と巻取部との間を往復動させるためのガイドレールとを有し、前記保持手段は、スリッタ巻取製品を載置する載置台と載置台を載設した載置枠と該載置枠を昇降する昇降手段と載置台上に載置されたスリッタ巻取製品を載置台から押し出す押出手段とを有してなるスリッタ巻取製品搬出装置を用い;
搬送手段を構成するフレームを搬出部から巻取部へ移動させ、搬送台を上昇させて、搬送台がスリッタ巻取製品を下から支えるようにしてスリッタ巻取製品の荷重が巻取軸に掛からないようにし、支承手段による巻取軸の先端の支持を外して巻取軸を片持ち状とし、
搬送手段を巻取軸の先端方向へ移動させて、スリッタ巻取製品を巻取軸から脱着して搬送台上に載置された状態で搬出部へ搬送し、傾動手段の作動により搬送台を回動させて、搬送台上のスリッタ巻取製品を搬送台の後方に設けられた載置台へ移載し、巻取軸に次の巻取工程で使用するコアを装着して次の巻取を開始し、次の巻取を開始した後に搬送手段を搬出部から巻取部へ移動させ、載置台の後方に設けられた押出手段によりスリッタ巻取製品を押し出して載置台の前方の運搬具へ転載し、運搬具を用いてスリッタ外へ搬出することを特徴とするスリッタ巻取製品の搬出方法を要旨とする。
また、前記スリッタ巻取製品搬出装置において、搬送手段にコア端面押出杆を備えてなり、該コア端面押出杆の側面をコアに当接させ、ついで搬送手段を搬出部方向へ移動させて巻取軸に巻取ったスリッタ巻取製品を巻取軸上で搬出部方向へ押して、スリッタ巻取製品の間隔が詰まるまで搬送手段を移動させるスリッタ巻取製品の搬出方法を要旨とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスリッタ巻取製品搬出装置の一実施例を図面を参照して説明する。図1はスリッタ巻取製品搬出装置の概略正面図、図2は概略平面図、図3は概略側面図である。
【0006】
図1の右方において、10はスリッタの巻取部で上下2本の巻取軸11が配置され、スリッタ巻取製品12は上下2段に振り分けて巻取られ、上段には3本、下段には2本で合計5本の巻取製品の巻取が終了した状態が示されている。13は操作パネルで、巻取軸11は基端を操作パネル13側機枠(図示略)に固定され、先端(図において左方)は支承手段20に支持されている。また、図2の右方において、14は詳細の図示を省略したスリッタ装置で、供給された広幅ウエブをスリットして複数の細幅ウエブとして巻取部10に供給し、巻取軸11に装着されたコア15に所定の巻径に巻取られてスリッタ巻取製品12とするものである。図2においては、スリッタおよび搬出装置の下方Aを前方、上方Bを後方と記載する。
【0007】
支承手段20は、図4に示すように、先端に凹部21を有するアーム22が上下2段に分岐して連結してなる支持板23からなり、支持板23は水平方向に設けられたリニアガイド24を介してスリッタ機枠(図示略)に取り付けられ、駆動シリンダ25に連結されている。凹部21には上下に作動するストッパ26が設けられ、巻取軸11の先端を嵌合した後ストッパ26で固定する。支承手段20は巻取時には駆動シリンダ25の作動によりリニアガイド24に沿って支持板23が前進し、凹部21に巻取軸11の先端を嵌合して支持し、スリッタ巻取製品12の搬出時にはストッパ26を外して、図4において一点鎖線で示される位置に支持板23を後退させて巻取軸11を片持ち状とするようにしている。
【0008】
図1の左方において、30は搬出部であって、スリッタ巻取製品12を巻取軸11から抜き出して巻取軸11の軸方向へ搬送する搬送手段31が設けられている。搬送手段31は、搬送台32と搬送台32を傾動させる傾動手段33と搬送台32を取り付けた搬送枠34と搬送枠34を昇降させる昇降手段35と搬送枠34をリニアガイド36を介して配設したフレーム37と該フレーム37を搬出部30と巻取部10との間を往復動させるためのガイドレール38とを有している。
【0009】
搬送台32は上下段の巻取軸11に対応して上下段に水平に配置されている。搬送台32は長方形の平板であって、図2に示すように、長さは巻取軸11の長さとほぼ等しく、幅はスリッタ巻取製品12幅より狭く、長尺方向が巻取軸11と同一軸方向に配置されている。また、搬送台32の断面は、図3に示すように、長尺方向の中央部に底部39を有して鈍角状に屈曲して上方に凹状を形成してなるものであって、この平板の底部39にスリッタ巻取製品12を安定的に載置して搬送する構成となっている。搬送台32の表面には、スリッタ巻取製品12との接触による損傷を防止するために、ゴム材等の軟質部材を貼着するのが好ましい。
【0010】
搬送台32は底部39の裏面において回転軸40に取り付けられ、回転軸40の両端部において所定間隔で平行に設けられた搬送枠34に回動可能に架設されている。そして回転軸40は回転軸40の軸方向の中心に設けられた支点軸41を中心として回動可能としてあり、回転軸40の下端部は傾動手段33であるシリンダ42に連結されている。シリンダ42は搬送枠34の横板44に水平方向にロッド43が進退するように取付けられている。シリンダ42のロッド43が引き込まれるように作動すると、図7に示すように、回転軸40および回転軸40に取り付けられた搬送台32は反時計回りに回転して、搬送台32に載置されたスリッタ巻取製品12は後方に設けられた載置台51に移載されるようにしてある。
【0011】
搬送枠34は、側面の形状がコ字状をした板状であって、コ字状の上側の横板44上には上段の搬送台32が取り付けられ、コ字状の下側の横板44上には下段の搬送台32が取り付けられている。左右の搬送枠34は左右に垂設された支柱45にリニアガイド36を介して取り付けられ、リニアガイド36は上下方向に設けられている。また、搬送枠34は支柱45に設けられた昇降手段35に連結されている。昇降手段35としてはロック付きシリンダ46が用いられ、左右の支柱45に設けられたシリンダ46は同期して作動し、搬送台32は支柱45に設けられたリニアガイド36に沿って上下動可能としているが、スリッタ巻取製品を下方から支持した搬送台32はシリンダ46がロックされて水平位置を保ったまま搬送可能としている。
【0012】
左右の支柱45と両支柱45を上下端において連結する横枠47と両支柱45をガイドレール38に連結する縦枠48とによりフレーム37が構成されている。図2の右方の支柱45aは、フレーム37が巻取部10に移動したときに、スリッタ巻取製品12の巻径が最大径を取る場合においてもスリッタ巻取製品12との干渉を避けることができるように左方の支柱45bよりもスリッタ前方に配置されている。したがって、右方の搬送枠34aは左方の搬送枠34bよりも前後方向に長く配置されている。
【0013】
右方の搬送枠34aには、コア端面押出杆66が設けられている。コア端面押出杆66はスリッタ巻取製品12の最大径にほぼ等しい長さの杆で、その基端を搬送枠34aの横板44に支点軸67を介して取り付けられ、先端が搬送枠34a前方に位置する方向に配置され、該先端が支点軸67を中心としてD方向へ倒立可能に設けられている。コア端面押出杆66は、巻取が終了後に、先端を上方に立てて杆の側部をコア15に当接し、搬送手段31がスリッタ巻取製品12を搬送する際に巻取軸11の基端側に位置するスリッタ巻取製品12のコア15を押圧しスリッタ巻取製品12を円滑に巻取軸11から抜き出すものである。スリッタ巻取製品12の巻取硬度がソフトである場合または1本の巻取軸上で巻径が異なる場合などにおいては、巻取終了後直ちにスリッタ巻取製品12を搬送台32で下方から支持して搬送手段31を移動させるとスリッタ巻取製品12の外周と搬送台32との接触抵抗とコア15と巻取軸11との接触抵抗との拮抗により巻き崩れを生じることがあるが、コア端面押出杆66を用いることにより上記のような巻き崩れなど生じることなく巻取軸から抜き出すことができる。
【0014】
フレーム37の縦枠48はガイドレール38に連結されている。ガイドレール38は搬出部30から巻取部10まで延長されており、搬送台32を取り付けたフレーム37全体がガイドレール38に沿って搬送部と巻取部10との間を往復動可能にしている。このとき、搬送台32は昇降手段35により上下方向の位置を調節することにより巻取軸11と干渉することなく、移動可能となっている。フレーム37を往復動させる手段としては、作業者の人力によってもよいが、駆動モータあるいはロッドレスシリンダ等の駆動手段をもちいてもよい。
【0015】
図2において、搬送台32が設けられたフレーム37の後方には、搬送したスリッタ巻取製品12を載置して保持する保持手段50が設けられている。保持手段50は、スリッタ巻取製品12を載置する載置台51と載置台51を載設した載置枠52と該載置枠52を昇降する昇降手段53と載置台51上に載置されたスリッタ巻取製品12を載置台51から押し出す押出手段54とを備えている。
【0016】
載置台51は長方形の平板であって、図2に示すように、長さは巻取軸11の長さとほぼ等しく、幅は搬送台32の幅よりより広幅に設けられ、搬送台32と平行に配置されている。また、載置台51の断面は、図3に示すように、長尺方向の中央部に底部55を有して鈍角状に屈曲して上方に凹状を形成してなるものであって、底部55にスリッタ巻取製品12を安定的に載置しておいても転落の虞のないようにしてある。また、載置台51の表面にはスリッタ巻取製品12との接触による損傷を防止するために、ゴム材等の軟質部材を貼着するのが好ましい。載置台51は上下2段の搬送台32に対応して上下2段に設けられており、搬送台32の上下段の間隔と載置台51の上下段の間隔は等しく配置されている。
【0017】
載置台51が取り付けられている載置枠52は、図3に示すように、側面の形状が逆コ字状をしてなるもので、逆コ字状の上側の横板59上には上段の載置台51が取り付けられ、下側の横板59上には下段の載置台51が取り付けられている。載置枠52の後方面には、昇降手段53が取り付けられて上下動が可能になっている。昇降手段53は、駆動軸56に架設されたチェーン57が走行しチェーン57が固定金具58により載置枠52に取り付けられている。
【0018】
載置台51の後方にはスリッタ巻取製品12を前方に押し出す押出手段54が設けられている。押出手段54は、載置台51上に保持されたスリッタ巻取製品12を搬出するときに、載置台51から前方へ押し出すときに用いられる。押出手段54は巻取手段を横方から水平に軸回転しながら押圧するローラー60とローラー60を前方に押し出すシリンダ61とローラー60が水平にかつスリッタ巻取製品12の長尺方向に平行に押し出せるように、ガイド62が設けられており、載置枠52の後部に立設された取付け板63に取付けられている。したがって、載置台51と押圧するローラー60の相対的な位置は常に変わらず、押圧するローラー60は、上下段の載置台51に対応して上下段に設けられていて、上段のローラー60は上段の載置台51に載置されたスリッタ巻取製品12の横下方部を押圧する位置に配置され、下段のローラー60は下段の載置台51に載置されたスリッタ巻取製品12の横下方部を押圧する位置に配置されている。
【0019】
ついで、上述のスリッタ巻取製品搬出装置の操作について、図4〜図10を参照して説明する。
【0020】
広幅ウエブがスリットされ複数の細幅ウエブとして各巻取軸11に装着されたコア15に所定の巻径に巻取られて巻取が終了すると、各スリッタ巻取製品12は粘着テープを端末に貼着するなどの端末処理が施された後、搬出作業が行われる。
【0021】
搬出作業としては、先ず、搬送手段31を構成するフレーム37を搬出部30から巻取部10へ移動させる。このとき、上下段の搬送台32はそれぞれ昇降手段35により下端へ降下させてあり、搬送台32は巻取軸11と干渉することなく搬出部30から巻取部10へ移動可能である。
【0022】
搬送手段31が巻取部10へ移動すると、先ずコア端面押出杆66の先端を、図6に示すようにD方向へ回動させてその側面をコア15に当接させ、ついで搬送手段31を搬出部30方向へ移動させて巻取軸11に巻取ったスリッタ巻取製品12を巻取軸11上で搬出部30方向へ間隔を詰めて押してゆく。スリッタ巻取製品12の間隔が詰まるまで搬送手段31を移動させた後、搬送台32を昇降シリンダ46を作動させて上昇させ、搬送台32がスリッタ巻取製品12を下から支えるようにしてスリッタ巻取製品12の荷重が巻取軸11に掛からないようにする。ついで、巻取軸11の一端を支持している支承手段20を駆動シリンダの作動により後退させて巻取軸11を片持ち状とする(図4参照)。
【0023】
このような状態において、搬送手段31を巻取軸11の先端方向(図1においては左方)へ移動させると、スリッタ巻取製品12は円滑に巻取軸11から脱着されて搬送台32上に載置された状態で搬出部30へ搬送される(図5参照)。
【0024】
スリッタ巻取製品12が搬出部30へ搬送されると、搬送台32を昇降手段35の作動によりさらに上昇させ、搬送台32に位置が載置台51の位置より上方に位置するようにする。ついで、傾動手段33の作動により搬送台32は、反時計方向(C方向)へ回動し、搬送台32上のスリッタ巻取製品12は搬送台32の後方に設けられた載置台51に(Z方向)へ移載される(図7、図8参照)。
【0025】
スリッタ巻取製品12が載置台51に移載されると、巻取軸11の先端位置は開放されているので、巻取軸11に次の巻取工程で使用するコア15を装着し、直ちに次の巻取を開始することができる。このように、巻取軸11からスリッタ巻取製品12を脱着し、搬出部30へ移動後、並設された載置台51へ移載した後直ちに次工程に使用するコア15を巻取軸11に装着することができるので、スリッタ巻取製品12の搬出のためのスリッタ停止時間を最短にすることができ、生産性を著しく向上することができる。
【0026】
次の巻取が開始した後、搬送手段31を搬出部30から巻取部10へ移動させる(図9参照)。
載置台51に載置されたスリッタ巻取製品12は、上記のように、先に次の巻取を開始し、搬送手段31が巻取部10側に移動している間に、図10に示すように、載置台51の前方に運搬具65を用いて搬出することができる。このとき、載置台51から運搬具65へスリッタ巻取製品12を押し出す作業は、載置台51の後方に設けられた押出手段54によりスリッタ巻取製品12を押し出して運搬具65へ転載し、スリッタ外へ搬出する(図10参照)。
【0027】
本発明に係るスリッタ巻取製品搬出装置は、上下2段のスリッタに限定されるものではなく、1段の搬出装置を用いて1段に巻取られた巻取製品の搬出装置としても好適に用いられる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、スリッタ巻取製品を装置外に取り出すために、巻取軸の一端の支持を取外して片持ち状としスリッタ巻取製品を軸方向へ抜出して取り出す装置において、巻取が終了してスリッタ巻取製品を搬出するときには、スリッタ巻取製品を載置して搬送する搬送台を備えた搬送手段を搬送部から巻取部へ移動させ、搬送台を上昇させてスリッタ巻取製品を下から支えて片持ち状態の巻取軸に荷重を課すことなく巻取軸から軸方向へ抜き出し、巻取部から搬出部へ搬送後、スリッタ巻取製品を並設した載置台に移載した後、直ちに、次ぎの巻取工程に用いるコアを巻取軸に装着し次工程の巻取を開始することができる。
一方載置台に載置されたスリッタ巻取製品は、搬送手段を巻取部へ移動している間に保持手段に設けられた押出手段によりスリッタ巻取製品を運搬具へ押し出して転載し、搬出することができる。
また、本発明においては、上下2段に振り分けて巻取られたスリッタ巻取製品を上下段同時に巻取軸から抜き出して搬送することができるので、従来、1段毎に巻取軸から抜き出してスリッタ装置外まで搬出する作業を終了した後に次工程の巻取が開始できた装置に比較して著しく稼働率を向上することができる。
このようにして、スリッタ巻取製品の搬出を作業者が力作業をすることなく容易にし、かつスリッタ巻取製品の搬出のための停止時間を短縮し稼働率を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリッタ巻取製品搬出装置の概略正面図である。
【図2】本発明に係るスリッタ巻取製品搬出装置の概略平面図である。
【図3】本発明に係るスリッタ巻取製品搬出装置の概略側面図である。
【図4】図1に係る巻取軸の一端部を支持する支承手段の要部拡大側面図である。
【図5】図2に係るX−X線矢視図である。
【図6】コア端面押出杆の作動を説明する説明図である。
【図7】図5に係る傾動手段の作動を説明する説明図である。
【図8】スリッタ巻取製品が搬送台から載置台へ移載された状態を説明する説明図である。
【図9】スリッタ巻取製品を載置台へ移載後、搬送手段を用いて次工程に用いるコアを巻取軸に装着する状態を説明する説明図である。
【図10】 載置台から運搬具へスリッタ巻取製品を転載する状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 巻取部
11 巻取軸
12 スリッタ巻取製品
14 スリッタ装置
15 コア
20 支承手段
21 凹部
26 ストッパ
30 搬出部
31 搬出手段
32 搬送台
33 傾動手段
34 搬送枠
35 昇降手段
36 リニアガイド
37 フレーム
38 ガイドレール
40 回転軸
41 支点軸
45 支柱
47 横枠
48 縦枠
50 保持手段
51 載置台
52 載置枠
53 昇降手段
54 押出手段
57 チェーン
60 バー
62 ガイド
65 運搬具
66 コア端面押出杆

Claims (2)

  1. 巻取部において形成したスリッタ巻取製品を巻取軸から取り外して搬出部へ搬送してスリッタ外へ搬出するスリッタ巻取製品の搬出方法において
    巻取時には巻取軸の先端を支持し、スリッタ巻取製品の搬出時には支持を外して巻取軸を片持ち状とする支承手段と、
    スリッタ巻取製品を巻取軸から抜き出して巻取軸の軸方向へ搬送する搬送手段と、
    搬送したスリッタ巻取製品を載置して保持する保持手段とを備え、
    前記搬送手段は、搬送台と搬送台を傾動させる傾動手段と搬送台を取り付けた搬送枠と搬送枠を昇降させる昇降手段と搬送枠をリニアガイドを介して配設したフレームと該フレームを搬出部と巻取部との間を往復動させるためのガイドレールとを有し、
    前記保持手段は、スリッタ巻取製品を載置する載置台と載置台を載設した載置枠と該載置枠を昇降する昇降手段と載置台上に載置されたスリッタ巻取製品を載置台から押し出す押出手段とを有してなるスリッタ巻取製品搬出装置を用い;
    搬送手段を構成するフレームを搬出部から巻取部へ移動させ、
    搬送台を上昇させて、搬送台がスリッタ巻取製品を下から支えるようにしてスリッタ巻取製品の荷重が巻取軸に掛からないようにし、
    支承手段による巻取軸の先端の支持を外して巻取軸を片持ち状とし、
    搬送手段を巻取軸の先端方向へ移動させて、スリッタ巻取製品を巻取軸から脱着して搬送台上に載置された状態で搬出部へ搬送し、
    傾動手段の作動により搬送台を回動させて、搬送台上のスリッタ巻取製品を搬送台の後方に設けられた載置台へ移載し、
    巻取軸に次の巻取工程で使用するコアを装着して次の巻取を開始し、
    次の巻取を開始した後に搬送手段を搬出部から巻取部へ移動させ、
    載置台の後方に設けられた押出手段によりスリッタ巻取製品を押し出して載置台の前方の運搬具へ転載し、
    運搬具を用いてスリッタ外へ搬出することを特徴とするスリッタ巻取製品の搬出方法。
  2. 前記スリッタ巻取製品搬出装置において、搬送手段にコア端面押出杆を備えてなり、該コア端面押出杆の側面をコアに当接させ、ついで搬送手段を搬出部方向へ移動させて巻取軸に巻取ったスリッタ巻取製品を巻取軸上で搬出部方向へ押して、スリッタ巻取製品の間隔が詰まるまで搬送手段を移動させることを特徴とする請求項1に記載のスリッタ巻取製品の搬出方法。
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