JP3023231B2 - スリッタ−における巻取製品の取出装置 - Google Patents

スリッタ−における巻取製品の取出装置

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JP3023231B2
JP3023231B2 JP3337692A JP33769291A JP3023231B2 JP 3023231 B2 JP3023231 B2 JP 3023231B2 JP 3337692 A JP3337692 A JP 3337692A JP 33769291 A JP33769291 A JP 33769291A JP 3023231 B2 JP3023231 B2 JP 3023231B2
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shaft
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スリッターの巻取軸に
巻き取られた巻取製品を巻取軸から取り外して、スリッ
ターの外部に移送するのに使用されるスリッターにおけ
る巻取製品の取出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スリッターは、原反ロールに巻回されて
いる原反シートを巻き戻して所定幅に切断して、それぞ
れ巻取軸に巻き取る構成になっていて、所定幅に切断さ
れた切断シートを巻取軸に巻き取ったものを巻取製品と
称する。巻取作業を終えると、巻取軸に巻き取られた複
数の巻取製品をこの巻取軸の軸方向に移動させて、これ
から取り外している。この巻取製品の重量は、20〜3
0kgあり、重いものになると50kgに至る。従来、
上記した巻取製品の巻取軸からの取出作業は、主として
女子作業者が行っており、日に何十回とこの作業を繰り
返して行うのは、女子作業者にとって非常な重労働であ
った。また、通常のスリッターにおいては、2本の巻取
軸を上下方向に所定間隔をおいて配置し、所定幅に切断
された複数枚の切断シートは、交互に異なる巻取軸に巻
き取っている。このため、上方の巻取軸に巻き取られた
巻取製品を取り出すには、巻取軸の軸端の部分に台車の
荷台部を当てがって、巻取軸から取り外された巻取製品
を、この台車の荷台部に移載していた。このため、上方
の巻取軸に巻き取られた巻取製品の取り出しは、特に困
難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スリッター
の巻取軸から巻取製品を取り出す際に、この巻取製品を
小さな力で巻取軸の軸方向に移動できるようにすると共
に、巻取軸から取り出された巻取製品をそのまま側方に
移送できるようにして、上記労働から作業者を解放する
ことを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、フレームに回動自在に装着
された軸受アームにより巻取軸の一端部を支承して、こ
の軸受アームを回動させて巻取軸を片持ち状にすること
により、その自由端部から巻取製品を取り出す構成のス
リッターにおいて、前記巻取軸よりも所定長だけ長さの
長いコンベア装置を当該巻取軸の下方にその軸方向に沿
って配置して、このコンベア装置を昇降手段により昇降
可能に支持し、シート巻取時においては、前記コンベア
装置を下降させて巻取軸から退避させると共に、巻取製
品の取出時においては、前記コンベア装置を上昇させて
巻取製品の下面を支持した状態にして巻取軸から巻取製
品を取り外して、コンべア装置のフレームの側方に突出
した部分まで移送するように構成したことである。
【0005】
【発明の作用】シートの巻取時においては、巻取軸の下
方に配置されているコンベア装置を下降端に位置させ
て、巻取軸に対して退避させておく。巻取製品の取出時
においては、下降端に位置していたコンベア装置を昇降
手段により上昇させて、巻取製品の下面をコンベア装置
で支持する。その後に、巻取軸の自由端側を支持してい
る軸受アームを回動させてこの巻取軸を片持ち状にし
て、巻取製品の下面をコンベア装置で支持した状態で、
この巻取製品を巻取軸の軸方向に移動させて巻取軸の自
由端から巻取製品を取り出す。そして、巻取軸の自由端
から取り出された巻取製品は、なおその下面をコンベア
装置により支持されているので、この巻取製品を同方向
に移動させると、巻取製品はコンベア装置におけるスリ
ッターのフレームの側方に突出した部分に移送される。
【0006】
【実施例】以下実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説
明する。図1は、本発明に係るスリッターの巻取部Aを
前方から見た図であり、図2は、同じく概略平面図であ
り、図3は、同じく左半分の詳細平面図であり、図4
は、同じく右半分の詳細平面図であり、図5は、図4の
XーX線矢視図である。図1ないし図4において、スリ
ッターの巻取部Aは、この直前の部分において広幅シー
トを所定幅に切断された複数枚の切断シート(図示せ
ず)を巻取軸に巻き取るもので、この部分に2本の巻取
軸1が上下方向に所定の間隔をおいて水平に配置されて
いる。各巻取軸1の一方の端部1aは、左縦フレーム2
に設けた軸受3aにより回転可能に支持され、他方の端
部1bは、他の部分よりも小径に形成されて、この小径
部分に巻取軸1の外径と同径の軸受3bが嵌着されてい
る(図5参照)。各巻取軸1の軸受3bをそれぞれ支持
する一対の軸受アーム5を取り付ける右縦フレーム4
は、左縦フレーム2と所定の間隔を置いて、左縦フレー
ム2に対向して設けられている。右縦フレーム4は、左
縦フレーム2と略同じ高さであるが、その後面4aは左
縦フレーム2の後面2aより前方に位置しており、また
その後面4aには、後述する巻取製品Sの通過を可能に
するために、円弧状の凹部4b(図5参照)が上下に2
個形成されている。図5に示されるように、軸受アーム
5は、板状をした第1アーム部6と、この第1アーム部
6の上端部から当該第1アーム部6に対して鈍角状に一
体に形成された第2アーム部7とから成る。上方及び下
方のいずれの軸受アーム5においても、第1アーム部6
と第2アーム部7との連結部分が、右縦フレーム4に形
成された各凹部4bの直上部に支軸8を介して軸着され
ている。シリンダー9はその下端部が右縦フレーム4の
前側下部にピン11により軸着されており、このシリン
ダー9のロッド12の先端部がピン13により下方の軸
受アーム5の第2アーム部7の先端部に結合されてい
る。一方、上下の各軸受アーム5の各第2アーム部7は
連結ロッド14により連結されて、シリンダー9の作動
時に同期して回動するようになっている。そして、上下
の各軸受アーム5により上下の各巻取軸1の自由端部に
嵌着された軸受3bをそれぞれ支持する際には、図5で
二点鎖線で示される状態において、シリンダー9を作動
させて各軸受アーム5を支軸8を中心にして回動させ、
その第1アーム部6の凹部6aに前記軸受3bをそれぞ
れ嵌合させる。軸受アーム5の凹部6aの解放側端部に
固定板15を取り付けて、第1アーム部6に軸受3bが
固定される。
【0007】第1ローラコンベア16は所定の間隔をお
いて平行に配置された前横枠17及び後横枠18によ
り、多数のローラ19が所定のピッチで回動自在に支持
されている。この第1ローラコンベア16は、その長さ
が巻取軸1の長さとほぼ等しくて、そのローラ19の長
手方向の中心が巻取軸1の軸線Cと一致するように、各
巻取軸1の下方にそれぞれ配置される。この第1ローラ
コンベア16を巻取軸1に対して昇降可能に支持するコ
ンベア支持部は、左縦フレーム2の近傍でその内側に設
けられた第1支持部21と、右縦フレーム4の近傍で、
かつ右縦フレーム4に対して左縦フレーム2と反対側に
設けられた第2支持部22とから成っている。第1支持
部21には、図6に示されるように、長方形の昇降板2
3が設けられており、この昇降板23と対向する左縦フ
レーム2の面には、所定の間隔をおいて一対のリニアガ
イド24が上下方向に取付けられ、各リニアガイド24
にガイドされる一対一組のシュー25が、昇降板23の
上下の2箇所にそれぞれ取り付けられている。このよう
に、昇降板23は、一対一組となった二組のシュー25
を介して一対のリニアガイド24に支承される。この昇
降板23は、その後端面23aが左縦フレーム2の後面
2aの近傍で、かつこの後面2aに平行になっている。
この昇降板23の前端面23bの直前の下部には、後述
する駆動軸26に取付けられた下チェーン歯車27が配
置されており、この下チェーン歯車27の直上には、左
縦フレーム2に設けた支軸28により回転自在に支持さ
れた上チェーン歯車29が配置されている。昇降板23
の前端面23bの下端に近い部分には、チェーン端固定
金具31が取付けられている。そして、下チェーン歯車
27と上チェーン歯車29とに巻き掛けられたチェーン
32と、前記チェーン端固定金具31とが連結されてい
る。従って、駆動軸26により下チェーン歯車27を駆
動回転させると、チェーン32が走行して昇降板23が
昇降させられる。即ち、駆動軸26と、この駆動軸26
を回転させるための後述のモータ66と、上記した下チ
ェーン歯車27などで構成されるチェーン歯車装置とで
昇降板23の昇降装置Dが構成される。
【0008】昇降板23における前記シュー25の取付
けられた面と反対側の面の上端部には、アングル状の支
持金具33が水平に取付けられ、上方の第1ローラコン
ベア16の一端部は、この支持金具33に固定支持され
ている。下方の第1ローラコンベア16の一端部も全く
同様にして固定支持されている。昇降板23には、上下
方向に長軸を有する長穴34が設けられており、この長
穴34に下方の巻取軸1が貫通して水平に配置されてい
る。このように、昇降板23に長穴34を設けるのは、
昇降板23が昇降する際に巻取軸1との干渉を回避する
ためである。
【0009】第2支持部22にも昇降板37が設けられ
ており、この昇降板37を支持する中フレーム35は、
図2において、右縦フレーム4と所定の間隔をおいて、
その右方に設けられている。図7及び図8に示されるよ
うに、この中フレーム35は右縦フレーム4よりその高
さが低くなっている。中フレーム35の右縦フレーム4
と対向する面には、リニアガイド36が垂直に取付けら
れている。前記昇降板37は、巻取製品Sを移送する際
にこれと干渉するのを回避するためにコの字状をしてい
る。即ち、この昇降板37は、縦板部38と、この縦板
部38の上下端部からそれぞれ後方に突出する上支持部
39及び下支持部41とから成っている。この昇降板3
7には、一対のシュー42が上下方向に沿って取付けら
れ、この各シュー42と前記リニアガイド36とが嵌合
されている。このため、昇降板37は、リニアガイド3
6にガイドされて昇降する。この昇降板37は、既述と
同一構成の昇降装置Dによって昇降させられる。上方の
第1ローラコンベア16の他端部は、昇降板37の上支
持部39の支持板39aに固定支持されており、下方の
第1ローラコンベア16の他端部は、昇降板37の下支
持部41の支持板41aに固定支持されている。
【0010】図2において、巻取部Aの側方は、巻取軸
1から取り出されてその側方に移送された巻取製品Sを
傾動させるための傾動部Bとなっており、この傾動部B
に設けられた第2ローラコンベア43は、前記第1ロー
ラコンベア16と直列に配置されるもので、上下2段に
設けられている。従って、第1ローラコンベア16と第
2ローラコンベア43との総長は、巻取軸1の長さより
も長くなっていて、この第2ローラコンベア43は、右
縦フレーム4の側方に突出して配置される。この第2ロ
ーラコンベア43は、前記第1ローラコンベア16より
長さが短い点を除いて、この第1ローラコンベア16と
同一構造をしており、前横枠44、後横枠45及び多数
のローラ46から成っている。この第2ローラコンベア
43は、前記第2支持部22と第3支持部47とにより
支持されるようになっている。この第3支持部47を取
り付けるための外フレーム48は、図2において、中フ
レーム35の右方に所定の間隔を置いて平行に設けられ
ている。この外フレーム48は前記中フレーム35とほ
ぼ同一形状をしており、図9に示されるように、その後
端面48aに近接し、かつ中フレーム35と対向する面
にリニアガイド49が上下方向に取付けられている。第
3支持部47には、前記第2支持部22と同様に昇降板
51が設けられており、この昇降板51はその上下に取
付けられた一対のシュー52がリニアガイド49にガイ
ドされて昇降するようになっている。昇降板51には、
第2支持部22の昇降板37の縦板部38よりも長い縦
板部53が設けられており、この縦板部53の上下端部
には、その後端面53aから後方へ突出する上支持部5
4と下支持部55とがそれぞれ設けられている。そし
て、上支持部54の上面54aと、下支持部55の上面
55aとは、いずれも水平になっており、各面54a,
55aの垂直方向の距離Lは、前記昇降板37の上支持
部39の上面39bと、下支持部41の上面41bとの
垂直方向の距離に等しい。この昇降板51は、前記した
昇降装置Dによって昇降させられる。
【0011】昇降板51の上支持部54の近傍(図4で
左側)には、第1回動板56が配置されている。第2ロ
ーラコンベア43の下方には、前記第1回動板56を貫
通して支点軸57が配置され、その一端部が上支持部5
4の前端上部に固着されていると共に、その他端部が第
2支持部22の昇降板37の上支持部39に固着されて
いる。この第1回動板56は、その前方下部に形成され
た突起部56bが、この突起部56bより上方で縦板部
53の上端部にピン58により軸着されたシリンダー5
9のロッド59aにピン連結されている。この第1回動
板56は、第2ローラコンベア43の下方に配置され
て、その下面に固着されている。この第1回動板56は
シリンダー59の作用により、支点軸57を中心として
回動されて、その上面56aが水平になると、上支持部
54の上面54aと同一面になる。昇降板51の下支持
部55の部分も、上記と全く同一構成になっている。図
4において、62は第2回動板であり、前記第1回動板
56の突起部56bを除いた形状に形成されている。こ
の第2回動板62は、上下の第2ローラコンベア43の
内方の端部の下方に配置されて、これに固定されてい
る。第1回動板56と第2回動板62とは、角パイプか
ら成る補強部材63により一体的に結合されて、この補
強部材63により第2ローラコンベア43の下面を支持
している。図9において、シリンダー59がそのロッド
59aを内部に引き込むように作動すると、第1回動板
56と第2回動板62とが支点軸57を中心として反時
計方向に回動して、第2ローラコンベア43は後横枠4
5が下がる方向に傾斜する(図10参照)。
【0012】図2ないし図4において、駆動軸26は左
縦フレーム2、中フレーム35及び外フレーム48にそ
れぞれ設けられた軸受64により水平に軸支されてい
る。第2ローラコンベア43と前記駆動軸26との間に
は、正逆回転可能なモータ66が配置されて、このモー
タ66の駆動軸66aに取付けられたチェーン歯車67
と、前記駆動軸26に取付けられたチェーン歯車68と
の間にチェーン65が掛装され、モータ66の回転によ
り駆動軸26は駆動回転させられる。
【0013】そして、シートの巻取時においては、モー
タ66により駆動軸26を回転させて、第1支持部2
1、第2支持部22及び第3支持部47の各昇降装置D
を作動させることにより、各昇降板23,37,51を
下降端まで下降させる。これによって、上下の各巻取軸
1の下方に配置されている第1ローラコンベア16は、
下降端まで退避させられて(図7参照)、最大巻径の巻
取製品の巻き取りが可能な状態となる。第1ローラコン
ベア16における巻取製品の直下に位置する部分には、
巻取製品Sの損傷を防止するための製品受け69がそれ
ぞれスライド可能に装着されている。製品の巻き取りが
終了すると、モータ66により駆動軸26を上記と逆方
向に回転させると、各昇降板23,37,51が同期し
て上昇し、これにより上下の第1及び第2の各ローラコ
ンベア16,43は、同期して上昇して、巻取製品Sの
下面は、第1ローラコンベア16に装着した製品受け6
9により支持される。その後に、各巻取軸1の他端部1
bを支持している軸受アーム5の固定板15を取り外し
て、この軸受アーム5を回動させて、所定位置から退避
させると、巻取軸1は片持ち状となる。
【0014】このようにして、巻取製品Sが取付けられ
た状態において、巻取軸1が片持ち状となっても、各巻
取製品Sの下面は、第1ローラコンベア16により支持
されているために、巻取軸1の支持端(軸受3aの部
分)には、殆ど曲げ力は作用しない。この状態におい
て、巻取軸1に取付けられている巻取製品Sをこの巻取
軸1の軸方向に移動させて、その自由端から取り外し、
そのまま第2ローラコンベア43の部分まで移送させ
る。巻取製品Sを巻取軸1の軸方向に移動させて、これ
から取り外す場合においても、この巻取製品Sの下面が
第1ローラコンベア16に支持されているために、小さ
な力で容易に行える。
【0015】そして、上方の第2ローラコンベア43に
移送させられた巻取製品Sは、以下のようにしてこれか
ら取り出す。即ち、シリンダー59を作動させて、支点
軸57を中心にしてこの第2ローラコンベア43をその
幅方向に傾動させて、これの側方に待機している折畳み
式の受台71に移載させる。このようにすると、上方の
巻取軸1から取り出された巻取製品Sを人手により一切
支えることなく、極めて容易に目的の場所まで搬送でき
る。下方の第2ローラコンベア43に移送させられた巻
取製品Sは、普通の台車に移載させて搬送できる。
【0016】また、上記実施例においては、巻取軸1の
直下に配置される第1ローラコンベア16と、これに直
列に接続されてスリッターのフレームの側方に突出して
配置される第2ローラコンベア43とが分断されて、こ
の第2ローラコンベア43がその幅方向に傾動する構成
になっているために、この部分に移送された巻取製品の
移載が容易になる利点がある。しかし、巻取軸よりも長
さの長い一体のローラコンベアをこの巻取軸の下方に配
置する構成にしてもよい。更に、上記実施例では、上下
方向に所定間隔をおいて2本の巻取軸を設けて、原反シ
ートを所定幅に切断した複数の切断シートを交互に異な
る巻取軸に巻き取る構成のスリッターに本発明を実施し
たものであるが、複数に切断された切断シートを1本の
巻取軸に巻き取る構成のスリッターに本発明を実施する
ことも可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、フレームに回動自在に装着さ
れた軸受アームにより巻取軸の一端部を支承して、この
軸受アームを回動させてシート巻取用の巻取軸を片持ち
状にすることにより、その自由端部から巻取製品を取り
出す構成のスリッターにおいて、前記巻取軸よりも所定
長だけ長さの長いコンベア装置を当該巻取軸の下方にそ
の軸方向に沿って配置して、このコンベア装置を昇降手
段により昇降可能に支持し、シート巻取時においては、
前記コンベア装置を下降させて巻取軸から退避させると
共に、巻取製品の取出時においては、前記コンベア装置
を上昇させて巻取製品の下面を支持した状態にして巻取
軸から巻取製品を取り外して、コンベア装置のフレーム
の側方に突出した部分まで移送するように構成されてい
るので、スリッターから巻取製品を取り出す際には、そ
の下面がコンベア装置により支持されているために、巻
取軸からの巻取製品の取り出しを小さな力で行うことが
できると同時に、巻取軸から巻取製品が取り出された後
においても、この巻取製品はコンベア装置で支持されて
いて、巻取軸の側方に移送できる。このため、作業者
は、巻取製品を直接に支えることなく巻取軸からの取り
出しが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリッターの巻取部Aを前方から
見た図である。
【図2】同じく概略平面図である。
【図3】同じく左半分の詳細平面図である。
【図4】同じく右半分の詳細平面図である。
【図5】図4のXーX線矢視図である。
【図6】図3のY1 ーY1 線矢視図である。
【図7】第1ローラコンベア16が下降端に位置してい
る状態における図4のY2 ーY2 線矢視図である。
【図8】第1ローラコンベア16により巻取製品Sの下
面を支持している状態における図4のY2 ーY2 線矢視
図である。
【図9】図4のY3 ーY3 線矢視図である。
【図10】第2ローラコンベア43を傾動させた状態に
おける図4のY3 ーY3 線矢視図である。
【符号の説明】
D:昇降装置 S:巻取製品 1:巻取軸 4:右縦フレーム(フレーム) 5:軸受アーム 16:第1ローラコンベア(コンベア装置) 43:第2ローラコンベア(コンベア装置) 59:シリンダー(傾動手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回動自在に装着された軸受ア
    ームにより巻取軸の一端部を支承して、この軸受アーム
    を回動させて巻取軸を片持ち状にすることにより、その
    自由端部から巻取製品を取り出す構成のスリッターにお
    いて、前記巻取軸よりも所定長だけ長さの長いコンベア
    装置を当該巻取軸の下方にその軸方向に沿って配置し
    て、このコンベア装置を昇降手段により昇降可能に支持
    し、シート巻取時においては、前記コンベア装置を下降
    させて巻取軸から退避させると共に、巻取製品の取出時
    においては、前記コンベア装置を上昇させて巻取製品の
    下面を支持した状態にして巻取軸から巻取製品を取り外
    して、コンベア装置のフレームの側方に突出した部分ま
    で移送するように構成されていることを特徴とするスリ
    ッターにおける巻取製品の取出装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベア装置は、前記巻取軸の直下
    に配置される第1コンベア装置と、この第1コンベア装
    置に直列に接続されてフレームの側方に突出して配置さ
    れる第2コンベア装置とに分断され、当該第2コンベア
    装置は、これに移送された巻取製品を横方向に転動させ
    得るように傾動手段によりその幅方向に傾動可能な構成
    になっていることを特徴とする請求項1に記載のスリッ
    ターにおける巻取製品の取出装置。
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CN109969848A (zh) * 2019-03-06 2019-07-05 苏州市乾丰造纸机械制造有限公司 双层多功能盘纸分切机

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