JP4452414B2 - スリッタ巻取製品搬出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻取軸に巻取ったスリッタ巻取製品を巻取軸から取外してスリッタ外に搬出する搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
スリッタは、紙やプラスチックフィルムなどの広幅ウエブを縦にスリットして、スリットされた細幅ウエブを巻取って巻取製品とするが、スリッタ巻取製品の端部同士が重ならないように上下方向に間隔を置いて上下二段に配置した二本の巻取軸に振り分けて巻取る装置が一般に使用されている。ところで、上記スリッタ装置からスリッタ巻取製品をスリッタ外に取外すためには、巻取軸の一端の支持を取外して片持ち状態としスリッタ巻取製品を軸方向へ抜出して取出しているが、手作業にてスリッタ巻取製品を移動させるのは製品の荷重が作業者に重く掛かって作業が困難であるとともに、抜出し作業が完了し製品をスリッタ装置外へ搬送する作業が終了するまではつぎの巻取のための紙管の装着作業が開始できないなど、長時間スリッタを停止しなければならないために稼働率を向上させるのが困難であった。
【0003】
上記のような問題を解決するために出願人は、特願平11−32171号においてスリッタ巻取製品搬出装置を提案している。このスリッタ巻取製品搬出装置は、二本の巻取軸に振り分けて巻取ったスリッタ巻取製品に対して、巻取り終了後それぞれの巻取軸の下方に搬送台を移動させ、搬送台を昇降させて巻取製品を搬送台で支承するとともに、搬送台を巻取軸方向に移動させて巻取製品を巻取軸から抜出して巻取軸の先方に搬出して待機し、その間に抜出しの完成した巻取軸にはつぎの巻取りのための紙管の装着作業が開始可能となり、スリッタの停止時間を大幅に短縮して稼働率を向上させることができた。しかしながら、上下方向に配置した巻取軸からそれぞれ上下方向に配置した搬送台に支承した巻取製品をスリッタ外に搬出するためにはさらに運搬具に移載しなければならないが、一本の巻取軸に巻取られた巻取製品の総重量は、通常500kg〜1tonあり、移載作業が単位操作による場合は作業性が悪く作業者には負担となり、特に上段の巻取軸から抜取られた上段の搬送台から運搬具に移載する作業は危険作業となるなどの問題があり、更なる改良が要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、スリッタ巻取製品を手作業によることなく巻取軸から抜出した後、迅速に次工程の巻取軸への紙管の装着作業を行なって稼働率の向上を図るとともに、巻取軸から抜出した巻取製品を連続した自動操作により運搬具に移載する作業が可能である上に、上段の巻取軸から抜出した巻取製品も危険作業を回避しながら運搬具に移載して搬出可能なスリッタ巻取製品をスリッタ外へ搬出するスリッタ巻取製品搬出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、スリッタの巻取部の上下方向に複数段にして位置する巻取軸から取出したスリッタ巻取製品をスリッタ外へ搬出する搬出装置において、前記巻取軸に対応し該巻取軸からのスリッタ受取製品を差入れできる長さの受け軸を有する受け体と、前記受け体を受け軸の長手方向に沿った回転中心で回転させ、スリッタ巻取製品の配列方向を前記上下方向から水平方向に変更させる受け体回転手段と、前記受け体を上下方向に沿った回動中心で回動させ、スリッタ巻取製品を旋回させる受け体旋回手段と、前記受け体を巻取軸の長手方向に沿って移動させて前記受け体回転手段により巻取軸に対応した受け軸を該巻取軸に離接させる受け体横スライド手段と、前記受け体を巻取軸の長手方向に直交する奥行方向に沿って移動させる受け体前後スライド手段と、上方に向けて伸長し、前記受け体から前記スリッタ受取製品が受け渡される運搬台と、備え、前記スリッタ巻取製品が水平に並んだところで、前記受け体前後スライド手段が作動して前記受け体が前記運搬台のある前方へ移動されるとともに、前記スリッタ巻取製品が運搬台の直上に達したところで受け体が移動を停止し、かつ、前記運搬台が上昇して前記スリッタ受取製品が運搬台に支持されたところで、受け体前後スライド手段によって前記受け体が後方に移動されて前記スリッタ受取製品から前記巻取軸が抜き取られ、前記スリッタ受取製品が運搬台に受け渡されるように構成した、ことを特徴とするスリッタ巻取製品搬出装置を提供して、上記課題を解消するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1から図10に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1はスリッタAの巻取部Bに本発明のスリッタ巻取製品搬出装置1が並設されている状態を示していて、まず、前記スリッタAの巻取部Bを説明する。この巻取部Bでは上下方向に二段にして二本の巻取軸C,Dが配置され、スリッタ巻取製品Eは上下二段に振り分けて巻取軸C,Dに装着した巻き芯に巻取られるようにしている。そして、前記巻取軸C,Dそれぞれは一端側がスリッタAの前後方向に進退移動可能にした支承手段Fに支持されていて、巻取軸C,Dに対して巻取りが行われるときには支承手段Fがその巻取軸C,Dの一端を支持し、巻取軸C,Dからスリッタ巻取製品Eを取出すときには前記支承手段Fが後退してこの支承手段Fとスリッタ巻取製品Eと干渉しないようにする。図2は前記支承手段Fを示していて、スリッタAの側面において奥行方向に移動可能に取付けられており、シリンダ装置Gが伸長することで支承手段Fが前進して上下に枝分かれ状とした先端それぞれで上記巻取軸C,Dの一端を支持し、スリッタ巻取製品Eを取外すときには同じくシリンダ装置Gの縮小で後退し、巻取軸C,Dの一端側を開放することになる。さらに、巻取部Bにあっては巻取軸C,Dの基端側に押出手段Hが位置していて、押出手段Hは巻取部Bの上下に位置したレール体Iにより巻取軸C,Dの長手方向にスライド可能に支持されている。そして、この押出手段Hは図3に示すように先端に巻取軸C,Dがスライド可能に嵌まり込む押し板Jを有していて、巻取りが終了して前記支承手段Fが後退したときにこの押出手段Hが巻取軸C,Dの一端側に向けて移動し、スリッタ巻取製品Eの紙管が押出手段Hの押し板Jに押されて巻取軸C,Dからスリッタ巻取製品Eが取外されるようにしている。
【0007】
本発明のスリッタ巻取製品搬出装置1は上記巻取軸C,Dから押出されてくるスリッタ巻取製品Eを受取るものである。この搬出装置1は受け取ったスリッタ巻取製品をスリッタ外に搬出させるため、そして、スリッタ巻取製品を外した巻取軸C,Dの一端側を大きく開放して新たな巻き芯を装着する空間を得易くするために、受け体2と受け体回転手段3と受け体旋回手段4と受け体横スライド手段5とを有した構成としている。搬出装置1における前記受け体2は、巻取軸C,Dに対応する二本の平行な受け軸2a,2bを支持部2cに片持ち状にして設けたものであり、受け軸2aが上段の巻取軸Cに、受け軸2bが下段の巻取軸Dに対応している。そして、受け軸2a、2bそれぞれは短くとも対応する巻取軸C,Dからのスリッタ受取製品Eを差入れできる長さである。例えば、図示した例において、前記巻取軸Cに四つのスリッタ巻取製品Eが形成され、巻取軸Dに三つのスリッタ巻取製品Eが形成されるものであったとき、受け軸2aは短くとも四つのスリッタ巻取製品を並べた状態で差し入れることのできる長さであり、受け軸2bも前記受け軸2aに同じ長さに設けられている。
【0008】
上記受け体2の支持部2cの中央が、スリッタ巻取製品搬出装置1における基礎部分の上に形成されている支柱体6の側面に枢支され、この支柱体6によって受け体2が、前記支持部2cを通る受け軸2a,2bの長手方向を回転中心2dにして回転可能に設けられている。そして、この支柱体6に、受け体2を前記支持部2cの中央を通る回転中心2dで回転させる電動モータ3aなどからなる受け体回転手段3が取り付けられていて、この受け体回転手段3の動作によって前記受け体2が回転し、また、受け軸2a,2bが回転中心2dを間にして上下に位置したり左右に位置した状態に維持できるようにも設けられている。さらに前記支柱体6には、上記巻取軸C,Dの並びに合わせて受け軸2aを上段に、受け軸2bを下段に位置した状態が確実に維持されるように位置決め手段7が設けられている。この位置決め手段7は図示の例においては、支持体6の側面で突没する突起体7aからなるものであり、前述のように受け軸2a,2bを位置させた支持部2cに前記位置決め手段7の突起体7aが突出して係止し、受け体2が位置決めされた状態で巻取軸Cに受け軸2aが対応し、巻取軸Dに受け軸2bが対応するようにしており、位置決め手段7が支持部2cを開放することで受け体回転手段3がこの受け体2を回転できるようになる。
【0009】
上記受け体2を備えるこのスリッタ巻取製品搬出装置1にあっては、上下二段にしたスライドベース8、9を支柱体6を支える上記基礎部分とし、その基礎部分を床部Kに固定した固定台盤10上に位置させることで上記スリッタAの側方にてそのスリッタAの奥行方向(巻取軸C,Dの長手方向に直交する方向)、及び巻取部Bの間口方向(巻取軸C,Dの長手方向)に移動可能に配置されている。まず、スライドベース8、9の内、上記固定台盤10側に位置する下位のスライドベース8にあっては、固定台盤10にスリッタAの奥行方向に亘って平行にして取付けられた一対のレール11とこのレール11に対してスライド可能に連結されているリニアガイド12とを介して、前記スリッタAの奥行方向に移動可能にして前記固定台盤10の上に位置しているものであり、前記レール11一本当たりに二個連結しているリニアガイド12それぞれがスライドベース8の裏面に取付けられている。このようにスリッタ巻取製品搬出装置1の基礎部分での下位となるスライドベース8がスリッタAの奥行方向に移動可能に設けられていることから、上方のスライドベース9、支柱体6、受け体2が一体となった状態でスリッタAの奥行方向に移動可能である。
【0010】
そして、この基礎部分にあっては、上記支柱体6及び受け体2をスリッタAの奥行方向に移動させ、必要に応じて停止させる受け体前後スライド手段13を備えていて、この受け体前後スライド手段13は、図示した例においては上記固定台盤10に取り付けれたラック14に噛み合うピニオンを回転させる電動モータ13aから構成されているものである。
【0011】
また、上記スライドベース8とで搬出装置1の基礎部分となるスライドベース9にあっては、前記スライドベース8の上面に巻取部Bの間口方向に亘って平行にして取付けられた一対のレール15とこのレール15に対してスライド可能に連結されているリニアガイド16とを介して、巻取部Bの間口方向に移動可能に設けられているものであり、前記レール15一本当たりに二個連結しているリニアガイド16それぞれがスライドベース9の裏面に取付けられている。このように基礎部分での上位となるスライドベース9が巻取部Bの間口方向に移動可能に設けられていることから、スライドベース8上でスライドベース9が移動できる範囲において、上記支柱体6及びこの支柱体6に支持される受け体2が巻取部Bの間口方向に移動可能である。
【0012】
そして、このスライドベース9にあっては、支柱体6及び受け体2を巻取部Bの間口方向に移動させ、必要に応じて停止させる上記受け体横スライド手段5を備えている。受け体横スライド手段5は、図示した例においては上記スライドベース8に取付けれたラック17に噛み合うピニオンを回転させる電動モータ5aから構成されているものである。このようにスライドベース9はその下位のスライドベース8に対して前記受け体横スライド手段5により巻取部Bの間口方向に移動するものであり、受け体2がスリッタA側に向き支持部2cを立てた状態であれば、上記受け体前後スライド手段13と受け体横スライド手段5とを制御することにより、スリッタAの巻取軸C,Dの軸線上に受け軸2a,2bを位置させ、その巻取軸C,Dに対して離接できるようになる。なお、受け軸2a,2bの先端部と巻取軸C,Dの先端部とがテーパの凹凸形状で密に嵌合できる構造であることが好ましい。
【0013】
さらに基礎部分において上位であるスライドベース9にあっては、上記支柱体6が上下方向に沿った回動中心6aで回転可能に設けられており、よって、この支柱体6の側方へと張り出るようにして支持されている上記受け体2にあっては回動中心6aの周方向に回動可能に支持されている。そして、前記スライドベース9には支柱体6を前記回動中心6aの周方向に回動させ、必要に応じてその回動を停止させる上記受け体旋回手段4が設けられている。前記受け体旋回手段4は、図示した例にあっては支柱体6の回転基端6bに渡したチェーンによりその支柱体6を回転させる電動モータ4aからなるものであり、この受け体旋回手段4の動作によって、例えば受け体2を上記巻取部B側から搬出装置1の前方側までの間で旋回させ、その受け体2を巻取部B側に向いた停止状態を維持したり、前方側に向いた停止状態を維持したりできるようにしている。受け体2は巻取部Bの巻取軸から重量のあるスリッタ巻取製品を受けるものであるため、巻取部Bに向いた状態をより確実に維持する位置決め手段18が設けられている。位置決め手段18は、上記支柱体6の回転基端6bの上において側方に変位している柱部6cに対して突没して係合する突起18aからなるものであり、スリッタA側に向いて受け軸2a,2bの軸方向(間口方向)に位置させた受け体2の向き状態を突起18aの係合で維持し、突起18aが降りることで受け体旋回手段4による回動が行なえる。
【0014】
以上の構造のスリッタ巻取製品搬出装置1によるスリッタ巻取製品の搬出を説明する。まず、スリッタ巻取製品の巻取が終了すると、待機位置にあった搬出装置1が巻取部Bの側方に位置し、受け体2の受け軸2aを巻取軸Cに、受け軸2bを巻取軸Dに対応するように位置させる。そして、上記受け体横スライド手段5の動作によって受け体2が巻取部B側に送り出され、受け軸2a,2bと巻取軸C,Dとが連結される。この受け軸と巻取軸との連結が行われるときには、スライドベース9の移動限界を検知する図示しないリミットスイッチにより前記受け体横スライド手段5の動作が制御され、受け軸と巻取軸とが連結したときに受け体2の送り出しが停止する。なお、この時点までの間に、上記位置決め手段7、18動作して受け体2の向きと支持部2cの立ち状態が維持されている(図1、図4参照)。
【0015】
つぎに、上記支承手段Fが後退してから押出手段Hが搬出装置1側に向けて巻取部Bを間口方向に移動し、スリッタ巻取製品Eを巻取軸C,Dから受け軸2a,2bへ押出す(図5参照)。巻取部Bから搬送装置1へスリッタ巻取製品Eが受け渡されると、押出手段Hは待機位置に戻り、搬送装置1にあっては巻取部Bから間口方向に沿って離れる方向に移動しながら(図6)、受け体前後スライド手段13の動作にて奥行方向後方へ所要距離後退する(図7)。なお、受け体2を巻取部Bから間口方向に沿って離れる方向に移動させるときの移動限界も、図示しないリミットスイッチにて受け体横スライド手段5の動作を制御することで設定されている。
【0016】
つぎに、図8の矢印で示されるように、受け体2を受け体旋回手段4の動作で受け軸2a,2bが奥行方向前方に向くように回動させる。さらに、この回動が行われる時点で、図8で示すように受け体回転手段3の動作で受け体2の支持部2cが水平となるように回転する。なお、図8においては説明を容易にするために支持部2cが立った状態で表現されているが、受け体2の回動中に図8の矢印で示す回転が行われる。この受け体2の向きを変える動作と受け体2を回転させる動作が開始される前に上記位置決め手段7、18のよる拘束は解除されている。
【0017】
受け体2が水平方向になると上記受け体回転手段3の動作によってその状態が維持される。そして、受け体2を間口方向前方へと送り出すように上記受け体前後スライド手段13が動作する。受け体2が前方に移動してから停止したときにスリッタ巻取製品Eが位置する個所には運搬台19が用意され、水平に二列として並んだ複数のスリッタ巻取製品Eがその運搬台19の上に位置したときに送り出しの動作が停止する。この受け体2の前方での停止も、図示しないリミットスイッチがスライドベース8の移動限界を検知して受け体前後スライド手段13の動作を制御することで行われている。スリッタ巻取製品Eが運搬台19の上に位置すると、その運搬台19を上方に向けて伸長させスリッタ巻取製品Eを支持する。そして、運搬台19にスリッタ巻取製品Eが支持された状態で、受け体2を後方に移動させる動作を行ない、スリッタ巻取製品Eから受け軸2a,2bを抜き取る。運搬台19にスリッタ巻取製品Eを受け渡した搬出装置1にあっては、所定の待機位置に移動して待機状態に移行する。また、運搬台19は受け取った複数のスリッタ巻取製品Eを所定の場所へと移送する。
【0018】
このようにしてスリッタ巻取製品Eのスリッタ外への搬出が完了する。また、スリッタ巻取製品搬送装置1にスリッタ巻取製品Eを受け渡した巻取軸C,Dに新たな紙管を装着するには、その巻取軸C,Dの一端から紙管を装着する作業空間が得られたときに行なえばよく、例えば、図7に示すようにスリッタ巻取製品Eを受け取った受け体2が奥行方向後方に移動した時点でその作業空間が簡単に形成されるものであり、例えばこの時点で紙管の装着を行なってから上記支承手段Fに巻取軸C,Dの一端を支持させれば、巻取部Bでの巻取作業が開始できる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明した本発明により、巻取部の巻取軸に受け軸を対応させてスリッタ巻取製品を受け取る受け体が、その巻取部の側方において受け軸の長手方向に沿った回転中心とこれに直交する形となる上下方向に沿った回動中心との二軸で回って、巻取部から受けた複数のスリッタ巻取製品を水平方向に二列にして並んだ状態で支持でき、運搬台などに対して受け渡し易い並びで複数のスリッタ巻取製品が並ぶため、一度にスリッタ巻取製品をスリッタ外へと搬出できるようになる。さらに、受け体を、巻取部の側方において巻取軸の長手方向とこの長手方向に直交する奥行方向との二方に移動可能であるものとしているため、この受け体にて支持する複数のスリッタ巻取製品を広い取り回し空間を要することなく搬送台側へと位置替えできるとともに、スリッタ巻取製品を送り出した巻取軸の一端側の空間を広く確保し易くなり、つぎのスリッタ巻取製品形成に必要な紙管装着作業も、本搬出装置を用いたスリッタ巻取製品の位置替え工程中に行なえるようなり、スリッタ巻取製品の形成が効率よく行なえるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリッタ巻取製品搬出装置の一例を示すもので、受け軸と巻取軸の連結を示す説明図である。
【図2】スリッタの支承手段を示す説明図である。
【図3】スリッタの押出手段を示す説明図である。
【図4】受け軸と巻取軸の連結を上から見た状態で示す説明図である
【図5】巻取部でのスリッタ巻取製品の押出しを示す説明図である。
【図6】スリッタ巻取製品を受けた受け体が巻取軸から離れた状態を示す説明図である。
【図7】同じくスリッタ巻取製品を受けた受け体の巻取軸からの離れを上方から見た状態で示す説明図である。
【図8】受け体の回転を示す説明図である。
【図9】受け体から運搬台への受け渡しを示す説明図である。
【図10】同じく受け体から運搬台への受け渡し上方から見た状態で示す説明図である。
【符号の説明】
1…スリッタ巻取製品搬出装置
2…受け体
2a、2b…受け軸 2c…支持部 2d…回転中心
3…受け体回転手段
4…受け体旋回手段
5…受け体横スライド手段
6…支柱体
6a…回動中心
8、9…スライドベース
13…受け体前後スライド手段
19…運搬台
A…スリッタ
B…巻取部
C,D…巻取軸
E…スリッタ巻取製品

Claims (1)

  1. スリッタの巻取部の上下方向に複数段にして位置する巻取軸から取出したスリッタ巻取製品をスリッタ外へ搬出する搬出装置において、
    前記巻取軸に対応し該巻取軸からのスリッタ受取製品を差入れできる長さの受け軸を有する受け体と、
    前記受け体を受け軸の長手方向に沿った回転中心で回転させ、スリッタ巻取製品の配列方向を前記上下方向から水平方向に変更させる受け体回転手段と、
    前記受け体を上下方向に沿った回動中心で回動させ、スリッタ巻取製品を旋回させる受け体旋回手段と、
    前記受け体を巻取軸の長手方向に沿って移動させて前記受け体回転手段により巻取軸に対応した受け軸を該巻取軸に離接させる受け体横スライド手段と、
    前記受け体を巻取軸の長手方向に直交する奥行方向に沿って移動させる受け体前後スライド手段と
    上方に向けて伸長し、前記受け体から前記スリッタ受取製品が受け渡される運搬台と、
    備え、
    前記スリッタ巻取製品が水平に並んだところで、前記受け体前後スライド手段が作動して前記受け体が前記運搬台のある前方へ移動されるとともに、前記スリッタ巻取製品が運搬台の直上に達したところで受け体が移動を停止し、かつ、前記運搬台が上昇して前記スリッタ受取製品が運搬台に支持されたところで、受け体前後スライド手段によって前記受け体が後方に移動されて前記スリッタ受取製品から前記巻取軸が抜き取られ、前記スリッタ受取製品が運搬台に受け渡されるように構成した、
    ことを特徴とするスリッタ巻取製品搬出装置。
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