JP4016902B2 - 外部信号供給装置および車両状態取得システム - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、車載装置に外部信号を供給する外部信号供給装置、車両状態取得システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、車輪側装置から供給された情報に基づいて車体側装置において車輪状態が取得される車両状態取得システムが記載されている。この車両状態取得システムにおいて車体側装置に車輪側装置の識別情報が登録される場合に、車体側装置において、登録モードが設定されてから設定時間内に受信された複数種類の識別情報のうち受信頻度が高いものから順に車輪の数の種類の識別情報が登録される。当該車両に設けられた車輪側装置から送信される識別情報については別の車両の車輪側装置から送信された識別情報より受信頻度が高いため、本車両状態取得システムによれば、別の車両の車輪側装置から送信された識別情報が誤って登録されることを回避することができる。
【特許文献1】
特開2000−233615号
【0003】
【発明が解決しようとする課題、課題解決手段および効果】
また、通常の車両状態取得システムにおいて、識別情報の登録や検査が行われる場合には、外部信号供給装置から車輪側装置に外部信号としての識別情報の送信を指示する送信指示信号が供給される。それに応じて、車輪側装置は識別情報を送信し、車体側装置において登録されたり、識別情報を利用した検査が行われたりする。
この場合に、例えば、隣接する車両において、それぞれ、外部信号供給装置からその車両の車輪側装置に送信指示信号が供給されると、複数の車輪側装置からそれぞれ識別情報が送信され、電波干渉に起因して、車体側装置において識別情報が正常に受信されないことがある。この場合には、車体側装置において、識別情報が登録されなかったり、識別情報を利用した検査を正常に行うことができなかったりする。また、電波衝突は、複数の外部信号の間で生じることもある。車輪側装置において外部信号が良好に受信できず、識別情報が送信されないことになる。この場合においても車体側装置において、識別情報が登録されなかったり、検査を行うことができなかったりする。
また、外部信号供給装置から外部信号を供給したはずの車輪側装置において実際には外部信号が受信されないことがある。その車輪側装置からは識別情報が送信されず、車体側装置において、その車輪側装置の識別情報が登録されなかったり、検査を行うことができなかったりする。作業者は、その車輪側装置の識別情報が登録されなかったこと等を知ることはできなかった。例えば、登録されるはずの識別情報が登録されなかった場合には、識別情報を追加する等の修正が必要になるが、修正は作業者によって行われていた。
【0004】
本発明の課題は、外部信号供給装置の改良である。
例えば、外部信号供給装置が上述の車両状態取得システムにおける識別情報の登録に関する作動時に使用される場合に、上述の問題の少なくとも1つを解決可能な外部信号供給装置を得ること、上述の問題の少なくとも1つを解決可能な外部信号供給装置を備えた車両状態取得システムを得ることである。この課題は、外部信号供給装置、車両状態取得システムを下記各態様の構成のものとすることによって解決される。各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまで、本明細書に記載の技術の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組み合わせが以下の各項に限定されると解釈されるべきではない。また、1つの項に複数の事項が記載されている場合、常に、すべての事項を一緒に採用しなければならないものではなく、一部の事項のみを取り出して採用することも可能である。
【0006】
(1)車両に搭載された車載装置に外部信号を無線で供給する外部信号供給装置であって、
前記外部信号を送信する信号送信部と、
予め定められた設定領域内から送信された信号を受信する信号受信部と、
その信号受信部によって、前記設定領域内に存在する当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置から送信された外部信号が受信された場合に、前記信号送信部からの前記外部信号の送信を抑制する送信抑制部と
を含むことを特徴とする外部信号供給装置(請求項1)。
設定領域内に別の外部信号供給装置が存在する場合には、車載装置の外部信号に応じた作動(例えば、識別情報の送信)に応じた別の車載装置(例えば、車体側装置)の作動(識別情報の登録、識別情報を利用した検査)が正常に行われない可能性が高い状態である。例えば、車載装置としての車輪側装置が外部信号に応じて識別情報を送信し、他の車載装置としての車体側装置において、その識別情報が受信され、その受信された識別情報が登録されたり、識別情報を利用して検査が行われたりする場合において、設定領域内に複数の外部信号供給装置が存在し、複数の外部信号供給装置の各々から外部信号が供給され、複数の車載装置から識別情報が送信された場合には、電波干渉に起因して車体側装置において、識別情報が正常に受信できないことがある。この場合には、送信が抑制されるようにすることが望ましい。
(2)前記抑制制御部が、前記信号受信部によって、前記設定領域内において前記別の外部信号供給装置から送信された外部信号が受信された場合に、 (i) 前記信号送信部からの前記外部信号の送信を禁止する送信禁止部と、 (ii) 前記信号送信部からの前記外部信号の送信強度を小さくする手段と、 (iii) 前記信号送信部からの前記外部信号の送信を遅らせる手段とのうちの少なくとも1つを含む (1) 項に記載の外部信号供給装置(請求項2)。
( 3 )当該外部信号供給装置が、前記信号受信部によって、前記設定領域内に当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置が存在することが検出された場合に、外部信号の送信を抑制する手段を含む(1) 項または (2) 項に記載の外部信号供給装置。
設定領域内に外部信号供給装置が複数存在する場合には、別の外部信号供給装置から実際に外部信号が供給されていなくても、電波干渉が生じるおそれがある。この場合には、当該外部信号供給装置の外部信号の送信を予め抑制しておくことが望ましい。例えば、外部信号の強度を小さくする等、送信可能な領域が狭くなるようにするのである。
( 4 )前記送信抑制部が、当該外部信号供給装置と前記別の外部信号供給装置との間の双方向の通信により当該外部信号供給装置に決定された場合に、前記外部信号の送信を抑制する手段を含む(1) 項ないし (3) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
当該外部信号供給装置と別の外部信号供給装置との間の通信により、外部信号の送信が抑制される外部信号供給装置が決定され、その決定された外部信号供給装置において、外部信号の送信が抑制されるようにすることができる。
( 5 ) 当該外部信号供給装置が、前記信号受信部によって、前記設定領域内に存在する当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置から送信された外部信号が受信された場合に、そのことを報知する報知部を含む (1) 項ないし (4) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置(請求項3)。
( 6 ) 当該外部信号供給装置が、前記信号受信部によって受信された信号に基づいて前記設定領域内の状態を取得する領域内状態取得部を含む (1) 項ないし (5) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置(請求項4)。
( 7 )前記信号受信部が、前記設定領域内の1つ以上の車載装置と1つ以上の外部信号供給装置との少なくとも1つから送信された情報を受信するものであり、前記領域内状態取得部が、前記1つ以上の車載装置と前記1つ以上の外部信号供給装置との少なくとも1つからの情報に基づいて、前記設定領域内の状態を表す情報を取得するものである(6)項に記載の外部信号供給装置。
外部信号供給装置においては、設定領域内にある1つ以上の信号を発する装置である信号発信装置からの信号が受信される。受信された信号に基づけば、設定領域内の状態がわかる。例えば、設定領域内に位置する1つ以上の信号発信装置の状態や、信号発信装置によって発せられた信号に応じて作動する装置の状態や、これらの信号発信装置の状態とは関係なく、受信した信号に基づいて得られる状態が該当する。信号発信装置に記憶された設定領域内の環境等を表す信号が発さられる場合があるからである。
例えば、設定領域内にある車載装置、外部信号供給装置から発せられた信号を受信した場合には、設定領域内に車載装置や外部信号供給装置が存在することがわかる。また、受信した信号に基づけば、設定領域内にある車載装置や外部信号供給装置の作動状態がわかる。具体的には、受信した信号が外部信号である場合には、設定領域内に存在する当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置が外部信号を送信している状態にあり、例えば、当該外部信号供給装置が外部信号を発すると、別の外部信号供給装置から発せられた外部信号とで電波干渉が生じたり、外部信号に応じて別の信号が発せられる場合には、その別の信号同士で電波干渉が生じるおそれがある状態であることがわかる。受信した信号が識別情報であり、その識別情報が記憶部に記憶された識別情報と対応する場合には、その車載装置は、以前、外部信号を供給した装置であることがわかり、対応しない場合には、今回初めて外部信号を供給した装置であることがわかる。
また、設定領域内に、車載装置や外部信号供給装置とは別の通信統制装置、中央指令装置等が存在する場合には、それらから発せられた信号を受信することにより、設定領域内の状態がわかることがある。通信統制装置、中央指令装置等は、これらにおいて記憶されている設定領域内の状態を表す信号を発する場合がある。例えば、設定領域内に存在する外部信号供給装置の個数、車載装置の個数等が、中央指令装置等において記憶されており、それを表す信号が供給されることがある。外部信号供給装置、車載装置が、常に、信号を送信しているのではなく、予め決められた作動が行われる場合に限って信号を発生するものである場合には、その作動が行われていない場合には、これらの存在を知ることができない。それに対して、中央指令装置等の信号によれば、これらが信号を発していなくても、存在を知ることができる。
( 8 ) 前記信号送信部が、前記外部信号として前記車載装置を表す識別情報の送信を指示する送信指示信号を送信する送信指示信号送信部を含む (1) 項ないし (7) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置(請求項5)。
( 9 )当該外部信号供給装置が、前記設定領域内の状態に応じて、自身の作動状態を制御する作動制御部を含む(1) 項ないし (8) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
設定領域内の状態に応じて外部信号供給装置の作動状態が制御されるようにすることは妥当なことである。
( 10 )当該外部信号供給装置が、さらに、前記信号受信部において受信した前記車載装置から送信された情報に基づいて、前記車載装置が、既に、前記外部信号を受信したことがあるものである場合に、そのことを報知する報知部を含む(1) 項ないし (9) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置(請求項6)。
本項に記載の外部信号供給装置によれば、外部信号が供給された車載装置が、既に、外部信号を受信したことがあり、それに応じた作動が終了したものであることがわかる。例えば、外部信号を供給したはずの車載装置(所望する車載装置)と実際に外部信号が受信された車載装置とが異なっており、外部信号を受信した車載装置が過去に外部信号を受信したことがあるものであった場合が該当する。このことが報知されれば、それに応じて外部信号供給作業が行われるようにすることができる。例えば、所望する車載装置と外部信号供給装置との相対位置関係が変更等されて、外部信号が所望する車載装置に対して再度供給されるようにすることができる。相対位置関係の変更には、例えば、接近・離間、対向する面の変更等が該当する。
( 11 )前記信号送信部が、前記外部信号として前記車載装置を表す識別情報の送信を指示する送信指示信号を送信する送信指示信号送信部を含み、前記報知部が、前記識別情報を送信した車載装置の数を報知するものであり、当該外部信号供給装置が、前記信号受信部において受信された識別情報を記憶する識別情報記憶部と、前記信号受信部において受信された識別情報が、前記識別情報記憶部に記憶された識別情報と対応するものでない場合に、前記報知部により報知される前記車載装置の数を1増加させ、対応するものである場合に、前記車載装置の数を増加させない報知制御部とを含む(1) 項ないし (10) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置(請求項7)。
本項に記載の外部信号供給装置は、外部信号としての送信指示信号を送信する。その送信指示信号を受信した車載装置は識別情報を送信し、外部信号供給装置は、車載装置から送信された識別情報を受信し、記憶する。外部信号供給装置において、受信した識別情報が記憶された識別情報と対応するものである場合には、その車載装置は、すでに、識別情報の送信作動が終了した装置であり、記憶された識別情報と対応しないものである場合には、識別情報の送信作動が終了していない装置であるとされる。そして、報知部は、送信指示信号を送信することによって識別情報を送信した車載装置の数を報知する。すなわち、送信指示信号を送信した場合に、報知された数が増加した場合には、所望する車載装置からの識別情報の送信に成功し(送信作動が終了していない車載装置に送信指示信号が受信された)、報知された数が増加しない場合には、所望する車載装置からの識別情報の送信が失敗した(所望する車載装置以外のすでに識別情報送信作動が終了した車載装置に送信指示信号が送信された)ことがわかる。
例えば、報知された「識別情報を送信した車載装置の数」が増加しない場合には、再度送信指示信号が送信されるようにすることができる。また、報知された「識別情報を送信した車載装置の数」が増加すれば、送信指示信号が次の車載装置に送信されるようにすることができる。さらに、「識別情報を送信した車載装置の数」が所望の数(当該車両に搭載され、識別情報を送信させる予定の車載装置の数)に達すれば、その車両についての一連の識別情報送信作業(外部信号供給作業)が終了したことがわかる。なお、一連の外部信号供給作業は、作業者によって行われることも、自動で行われることもある。
報知部は、車載装置の数を表示するディスプレイを含むものとしたり、車載装置の数を音声で報知する音声報知部を含むものとしたり、点滅状態が切り換わるランプを複数有し、それらランプの点滅状態の切り換わりにより数を知らせるもの等としたりすることができる。
( 12 ) 前記信号送信部が、前記外部信号として車載装置を表す識別情報の送信を指示する送信指示信号を送信する送信指示信号送信部を含み、前記報知部が、前記車載装置の外部信号の受信状態を報知するものであり、当該外部信号供給装置が、前記送信指示信号に応じて前記車載装置から送信された識別情報を受信する識別情報受信部と、その識別情報受信部において受信された識別情報を記憶する識別情報記憶部と、 前記識別情報受信部において受信された識別情報が、前記識別情報記憶部に記憶された識別情報と対応しないものである場合に前記車載装置に外部信号が受信されたとし、対応するものである場合に前記外部信号が受信されなかったとし、それによって、前記報知部を制御する報知制御部と
を含む(1) 項ないし (11) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
本項に記載の外部信号供給装置においては、例えば、送信した外部信号が所望の車載装置に受信された場合に「OK」が表示され、送信した外部信号が所望の車載装置に受信されなかった場合に「NG」が表示されるようにすることができる。識別情報がすでに記憶されている車載装置に外部信号が受信された場合において、その車載装置は所望する車載装置ではない。
( 13 ) 前記信号送信部が、前記外部信号として車載装置を表す識別情報の送信を指示する送信指示信号を送信する送信指示信号送信部を含み、当該外部信号供給装置が、前記送信指示信号に応じて前記車載装置から送信された識別情報を受信する識別情報受信部と、その識別情報受信部において受信された識別情報を記憶する識別情報記憶部と、前記識別情報受信部において受信された識別情報が、前記識別情報記憶部に記憶された識別情報と対応しないものである場合に、次の車載装置に前記送信指示信号が送信され、対応するものである場合に、同じ車載装置に対して再度送信指示信号を送信させる送信制御部とを含む(1)項ないし(12) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
本項に記載の外部信号供給装置においては、車載装置に識別情報を送信させることに成功した場合に次の作業が行われ、失敗した場合には、同じ車載装置に対して再度送信指示信号が送信される。予定された車載装置すべてに対して識別情報の送信が終了した場合には、一連の作業が終了し、終了のための作業が行われる。また、再度送信指示信号を送信する際には、車載装置と外部信号供給装置との相対位置関係が変更されることが望ましいが不可欠ではない。
( 14 ) 前記信号送信部が、前記外部信号として車載装置を表す識別情報の送信を指示する送信指示信号を送信する送信指示信号送信部を含み、当該外部信号供給装置が、前記送信指示信号に応じて前記車載装置から送信された識別情報を受信する識別情報受信部と、その識別情報受信部において受信された識別情報を記憶する識別情報記憶部と、前記識別情報受信部において受信された識別情報が、前記識別情報記憶部に記憶された識別情報と対応しないものである場合に前記車載装置に外部信号が受信されたとし、対応するものである場合に前記外部信号が受信されなかったとする受信状態判定部とを含む(1) 項ないし (13) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
受信状態の判定結果を報知する報知部を設けることは不可欠ではない。
( 15 )(1) 項ないし (14) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置と、
車両の車体に設けられた車体側装置と、
車両の複数の車輪各々に設けられ、車輪の状態を表す車輪状態情報と自身を表す識別情報とを含む車輪情報を送信する車輪側装置と
を含み、前記外部信号供給装置が、前記車輪側装置に前記識別情報の送信を指示する信号である送信指示信号を、前記車体側装置において識別情報の登録に関する作動と通信の検査とのうちの少なくとも1つが行われるために供給する送信指示信号送信部を含み、前記車体側装置が、少なくとも、前記登録に関する作動と通信の検査とのうちの少なくとも1つにおいて、前記車輪側装置から送信された前記車輪情報を受信する車両状態取得システム(請求項8)。
【0007】
( 16 )車両に搭載された車載装置に外部信号を無線で供給する外部信号供給装置であって、
予め定められた設定領域内にある1つ以上の車載装置の状態に応じて自身の作動状態を制御する作動制御部を含むことを特徴とする外部信号供給装置。
本項に記載の外部信号供給装置においては、設定領域内の車載装置の状態に応じて自身の作動状態が制御される。そのため、例えば、車載装置に外部信号がより確実に供給されるようにしたり、車載装置が外部信号に応じて作動をする場合に、その作動がより確実に行われるようにしたり、その車載装置の作動に応じた別の車載装置の作動が確実に行われるようにしたりすること等ができる。
設定領域は、外部信号供給装置の信号の受信可能な領域であり、例えば、外部信号供給装置の信号の送信状態や受信状態等によって決まる。
車載装置は、車両に搭載された装置であり、例えば、供給された外部信号に応じて作動を行うもの、その作動に応じて作動を行うもの等(例えば、外部信号に応じて二次的、三次的等n次的に作動するもの)の少なくとも1つが該当する。設定領域内にある車載装置は、当該車両に搭載されたものに限らない。別の車両に搭載されたものであっても、設定領域内に車載装置がある場合があり、当該車両に搭載されたものであっても、設定領域内にないものがある場合もある。
外部信号は、その信号が内容を有するものであっても、有しないものであってもよい。
車載装置の状態には、車載装置の外部信号の受信状態、外部信号の受信に応じた車載装置の作動状態(二次的な作動状態、三次的な作動状態等n次的な作動状態も該当する)等外部信号の供給によって必然的に生じる一連の状態等の少なくとも1つの状態が該当する。車載装置の外部信号の受信状態は、別の外部信号供給装置から外部信号が供給されているかどうか、過去に受信したことがあるかどうか(受信済み状態にあるかどうか)で表すこともできる。
当該外部信号供給装置の作動状態は、外部信号供給装置に含まれる1つ以上の構成要素の少なくとも1つの作動状態をいう。例えば、外部信号供給装置が、外部信号送信部、報知部、車載装置状態判定部等を含む場合における外部信号送信部の作動状態、報知部の報知状態、車載装置状態判定部による判定実行状態等である。外部信号送信部を制御すれば、外部信号の送信を許可したり、禁止したりすること等ができ、報知部を制御すれば、所望の内容が報知されるようにすることができる。報知部は、情報を作業者に報知するものであっても、別に設けられた制御装置(車載装置に該当するものであっても、車載装置とは別の装置であってもよい)に報知するものであってもよい。また、車載装置状態判定部を制御すれば、判定が行われるようにしたり行われないようにしたりすることができる。
なお、外部信号供給装置が、移動可能なものであって、駆動部を含む場合には、その駆動部が制御されるようにすることができる。例えば、外部信号供給装置が、移動しながら、複数の車載装置の各々に、順番に外部信号を供給するものである場合に、駆動部の制御により、移動させたり、停止させたりすることができるのである。
例えば、車載装置としての車輪側装置が外部信号に応じて識別情報を送信し、他の車載装置としての車体側装置において、その識別情報が受信され、その受信された識別情報が登録されたり、識別情報を利用して検査が行われたりする場合において、設定領域内に複数の外部信号供給装置が存在し、複数の外部信号供給装置の各々から外部信号が供給され、複数の車載装置から識別情報が送信された場合には、電波干渉に起因して車体側装置において、識別情報が正常に受信できないことがある。この場合には、当該外部信号供給装置から外部信号が送信されないようにすることができる。「送信されないようにすること」には、(a)外部信号が自動で送信されないようにすること、(b)操作部材のON操作により外部信号が送信される場合に、その操作部材のON操作が不能とされること、(c)電波干渉が起きる可能性が高いことを報知して、ON操作が行われないようにすること等が該当する。いずれにしても、電波干渉が回避され、車体側装置において識別情報を確実に受信することが可能となる。
本項に記載の外部信号供給装置には、 (1) 項ないし (14) 項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができる。
( 17 )前記作動制御部が、前記設定領域内に、当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置から送信される外部信号を受信している状態にある少なくとも1つの車載装置がある場合に、前記外部信号の送信が抑制されるようにする送信抑制部を含む(16)項に記載の外部信号供給装置。
上述のように、当該外部信号供給装置に対応する車載装置(例えば、車輪側装置)とは別に、少なくとも1つの、別の外部信号供給装置から送信される外部信号を受信する車載装置が存在する状態は、その車載装置の外部信号に応じた作動(例えば、識別情報の送信)に応じた別の車載装置(例えば、車体側装置)の作動(識別情報の登録、識別情報を利用した検査)が正常に行われない可能性が高い状態でもある。この場合には、送信が抑制されるようにすることが望ましい。
送信の抑制には、送信を禁止すること、送信を遅らせること等が該当する。別の外部信号供給装置からの外部信号の送信が終了するのを待って、当該外部信号供給装置から外部信号が送信されるようにすることもできる。
なお、当該外部信号供給装置と別の外部信号供給装置との間の通信により、別の外部信号供給装置において外部信号の送信が抑制されるようにすることもできる。
( 18 )当該外部信号供給装置が、前記外部信号を送信する外部信号送信部を含み、前記作動制御部が、前記設定領域内に、当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置から供給される外部信号を受信している状態にある少なくとも1つの車載装置がある場合に、前記外部信号送信部の作動を抑制する送信抑制部を含む(16) 項または (17)項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
( 19 )当該外部信号供給装置が、前記設定領域内にある1つ以上の車載装置の状態を報知する報知部を含み、前記作動制御部が、その報知部を制御することにより、前記設定領域内に、当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置から供給される外部信号を受信している状態にある少なくとも1つの車載装置がある場合に、そのことが報知されるようにする報知制御部を含む(16) 項ないし (18) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
設定領域内に別の外部信号供給装置から供給される外部信号を受信している状態にある車載装置が少なくとも1つある場合には、そのことが報知部によって、報知される。
( 20 )前記作動制御部が、前記外部信号が供給された車載装置が、以前、前記外部信号を受信したことがあるものである場合に、そのことが報知されるようにする報知制御部を含む(16) 項ないし (19) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
( 21 )前記作動制御部が、前記外部信号が供給される予定の車載装置が、過去に、前記外部信号を受信したことがあるものである場合に、そのことが報知されるようにする報知制御部を含む(16) 項ないし (20) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
本項に記載の外部信号供給装置においては、外部信号が実際に供給される前に、その車載装置が以前に外部信号を受信したことがあるものであることがわかる。したがって、再度外部信号を供給する必要がなくなり、外部信号供給装置から無駄に外部信号が供給されることを防止することができる。例えば、車載装置が定期的に後述する識別情報を送信する場合等に適用することができる。
( 22 )当該外部信号供給装置が、前記外部信号に応じて前記車載装置から送信された応答信号を受信する信号受信部を含み、前記作動制御部が、その信号受信部において応答信号が受信された場合に、前記外部信号を供給した車載装置が、過去に、前記外部信号を受信したことがあるものであるかどうかが判断されるようにする判定制御部を含む(16) 項ないし (21) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
車載装置は、外部信号に応じて応答信号を送信するものであり、その送信した応答信号が外部信号供給装置において受信される。外部信号供給装置において、応答信号が受信された場合には、その受信した応答信号に基づいて、車載装置が、以前、外部信号を受信したことがあるものであるかどうかの判定が行われる。応答信号が受信されない場合には、判定が行われることはない。
応答信号は、車載装置を区別可能なものであり、例えば、識別情報とすることができる。
( 23 )当該外部信号供給装置が、前記外部信号に応じて前記車載装置から送信された応答信号を受信する信号受信部を含み、前記作動制御部が、その信号受信部において受信された応答信号に基づいて、前記外部信号を供給した車載装置が、過去に、前記外部信号を受信したことがあるものであると判定された場合に、再度外部信号が供給されるようにする再送信制御部を含む(22)項に記載の外部信号供給装置。
外部信号を供給した車載装置が、以前、外部信号を受信したことがあるものである場合には、所望の車載装置に外部信号を供給できなかったことになる。そのため、再度、外部信号が供給されることになるが、その場合には、外部信号供給装置と車載装置との相対位置関係が変更されてから送信されることが望ましい。
( 24 )前記外部信号供給装置が、中央情報処理装置と、その中央情報処理装置との間で無線の通信を行う端末情報供給装置とを含み、前記端末情報供給装置からそれ自身を表す識別情報と車両状態を表す情報との少なくとも一方が前記中央情報処理装置に供給されることにより、前記中央情報処理装置において、前記車両の状態が取得される車両状態取得システムにおいて、前記中央情報処理装置における前記端末情報供給装置の識別情報の登録に関する作動と通信の検査とのうちの少なくとも1つが行われる場合に、前記端末情報供給装置に識別情報の送信を指示する信号を供給する送信指示信号送信部を含む(16) 項ないし (23) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
外部信号供給装置は、中央情報処理装置において登録に関する作動や通信の検査が行われる場合に、端末情報供給装置に送信指示信号を供給する。登録に関する作動には、例えば、登録自体、登録の検査等が該当し、通信の検査は、端末情報供給装置から送信された情報が中央情報処理装置において正常に受信されたかどうかが検査される。端末情報供給装置において、送信指示信号が受信されると、それに応じて識別情報が送信され、中央情報処理装置において、その識別情報が登録されたり、識別情報に基づいて登録の検査が行われたりする。供給された識別情報が登録された識別情報に対応するものであるかどうかが検査されるのである。また、信号が正常に受信できるかどうかの検査も合わせて行われることがある。
端末情報供給装置は、中央情報処理装置と信号線で接続することが困難な位置に設けることができ、その位置において、車両の状態を検出する1つ以上の車両状態検出装置を含むものとすることができる。端末情報供給装置は、例えば、車輪、ばね下部材等に設けることができ、車両状態検出装置は、車両状態としての車輪の状態を検出するものとしたり、ばね下部材の状態を検出するものとしたりすることができる。車輪の状態には、タイヤの空気圧の状態(例えば、空気圧の大きさ、空気圧の変化量、変化勾配、空気圧が異常であるか正常であるか等)、タイヤの内部の空気の温度の状態(例えば、温度の値、温度の上昇勾配、温度が高いか否か等)、タイヤに加わる作用力を表す状態(例えば、作用力の向きおよび大きさ、作用力の大きさが設定値以上であること等)等が該当する。端末情報供給装置は、車載装置に対応する。
本項に記載の外部信号供給装置によれば、車両状態取得システムにおいて、端末情報供給装置から識別情報がより確実に供給されるため、識別情報の登録をより確実に行うことが可能となり、登録された識別情報の手直し作業を軽減することができる。
( 25 )複数の端末情報供給装置と、それら複数の端末情報供給装置から送信された情報に基づいて車両の状態を取得する中央情報処理装置と、前記複数の端末情報供給装置の各々に識別情報の送信を指示する送信指示信号を無線で供給する外部信号供給装置とを含む車両状態取得システムであって、
前記外部信号供給装置が、予め定められた設定領域内にある1つ以上の端末情報供給装置の識別情報の送信状態に応じて作動状態を制御する作動制御部を含むことを特徴とする車両状態取得システム。
端末情報供給装置において、送信指示信号が受信されると識別情報が送信されるため、端末情報供給装置の送信指示信号の受信状態は、識別情報の送信状態に対応すると考えることができる。
(1) 項ないし (14) 項、 (16) 項ないし (24)項のいずれかに記載の外部信号供給装置は、本項の車両状態取得システムに採用することができる。
( 26 )車両の車体に設けられた車体側装置と、車両の複数の車輪各々に設けられ、車輪の状態を表す車輪状態情報と自身を表す識別情報との少なくとも一方を送信する車輪側装置と、前記車体側装置において識別情報の登録に関する作動と通信の検査とのうちの少なくとも1つが行われる場合に前記車輪側装置に前記識別情報の送信を指示する信号である送信指示信号を供給する外部信号供給装置とを含み、前記車体側装置において、前記車輪側装置から送信された車輪情報を受信することにより車輪の状態を取得する車両状態取得システムにおいて、
前記外部信号供給装置が、予め定められた設定領域内にある1つ以上の前記車輪側装置の識別情報の送信状態と前記車体側装置の識別情報の受信状態との少なくとも一方に応じて自身の作動状態を制御する作動制御部を含むことを特徴とする車両状態取得システム。
(1) 項ないし (14) 項、 (16) 項ないし (24)項のいずれかに記載の外部信号供給装置は、本項に記載の車両状態取得システムに採用することができる。
車輪側装置、車体側装置が車載装置に対応し、車輪側装置は車輪状態を検出する車輪状態検出装置を含む。
( 27 )車両に搭載された車載装置に外部信号を無線で供給する外部信号供給装置において、予め定められた設定領域内の状態に応じて外部信号を送信する外部信号供給方法。
( 28 )車両に搭載された車載装置に外部信号を無線で供給する外部信号供給装置において、予め定められた設定領域内の状態を取得した後に、外部信号を送信する外部信号供給方法。
( 29 )前記設定領域内に当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置の存在が検出された場合には、外部信号の送信を中止する(27) 項または (28) 項に記載の外部信号供給方法。
( 30 )前記外部信号を供給した車載装置が、以前、外部信号を受信したことがあるものである場合に、再度外部信号を供給し、そうでない場合には、別の車載装置に外部信号を供給する(27) 項ないし (29) 項のいずれか1つに記載の外部信号供給方法。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態である車両状態取得システムとしての車輪状態取得システムについて図面に基づいて詳細に説明する。この車輪状態取得システムには、外部信号供給装置が含まれる。
図1に示すように、車体8には、右前輪10,左前輪12,右後輪14,左後輪16が装着されている。また、車体8の後部のラッゲージルーム、床下、背面等のいずれかには、非装着車輪としてのスペアタイヤ18が搭載される。車輪10〜18は、ホイールとタイヤとを含むものである。車輪10〜18には、それぞれ車輪側装置20〜28が設けられ、車体8には車体側装置30が設けられる。本実施形態においては、車輪側装置20〜28、車体側装置30が車載装置に対応する。車輪側装置20〜28が端末情報供給装置に対応し、車体側装置30が中央情報処理装置に対応する。
【0016】
車輪側装置20〜28は、図2に示すように、車輪10のタイヤの空気圧を検出する空気圧センサ34と、送受信アンテナ36と、一連の車輪情報を作成する車輪情報作成装置38とを含む。車輪情報作成装置38は、コンピュータを含むものであり、入出力部には、空気圧センサ34が接続されるとともに、送受信アンテナ36が接続され、メモリ40には識別情報が記憶される。
【0017】
車輪側装置20〜28において、空気圧センサ34によって、車輪10のタイヤの空気圧が検出され、その検出された空気圧の値、メモリ40に記憶された識別情報に基づいて一連の車輪情報が車輪情報作成装置38において作成される。一連の車輪情報は、空気圧を表す空気圧情報と識別情報との少なくとも一方と、同期信号、チェック信号等の予め決まった通信用の信号とを含む。
また、車体側装置30において識別情報が登録される場合、登録の検査やシステムの検査が行われる場合等には、トリガ装置50からトリガ信号が供給される。トリガ信号が受信されると、メモリ40に記憶された識別情報を含む車輪情報が作成されて送信される。この場合に作成される車輪情報には、空気圧情報が含まれても含まれなくてもよい。
【0018】
車体側装置30は、車輪側装置20〜28から送信された車輪情報を受信する受信装置70と、タイヤ状態を運転者に知らせる報知装置72と、車輪情報取得装置74とを含む。
受信装置70は、受信アンテナ76を含み、車輪情報取得装置74は、コンピュータを主体とするものであり、受信装置70から供給された車輪情報を処理する。車輪情報取得装置74に含まれるメモリ80には、各車輪側装置20〜28から供給された識別情報が記憶される。識別情報は、各車輪の前後左右の位置と対応付けて記憶されるようにしても、対応付けないで記憶されるようにしてもよい。報知装置72は、ディスプレイを含み、車室内の例えばインストルメントパネル等に設けられる。ディスプレイには、車輪側装置20〜28から供給された空気圧情報に関連する情報が報知される。
【0019】
なお、報知装置72は、空気圧値を報知するものであっても、空気圧が正常であるか異常であるかが情報処理装置74において判断されて、その判断結果を報知するものであってもよい。
【0020】
トリガ装置50は、外部信号供給装置に対応するものであり、車輪側装置20〜28の外部において使用されるものである。本実施形態においては、車両の外において使用されるものであり、車両とは別個のものである。
トリガ装置50は、図3に示すように、送受信装置100,情報処理装置102,報知装置104,送信指示スイッチ106、リセットスイッチ108等を含む。本実施形態においては、トリガ装置50が、信号の送受信が可能なものなのであり、トリガ装置50についての通信可能な領域は、図6に示す領域Rである。トリガ信号は、RF(Radio Frequency)波である。この通信可能な領域Rが設定領域に対応する。なお、トリガ信号を、RF波とすることは不可欠ではない。
送受信装置100は、送受信アンテナ110を含む。送受信アンテナ110は、送信指示信号としてのトリガ信号を送信したり、別のトリガ装置から送信されたトリガ信号を受信したり、車輪側装置20〜28から送信された識別情報を受信したりする。送受信装置100のトリガ信号を送信する部分等により送信指示信号送信部が構成され、識別情報を受信する部分等により識別情報受信部が構成される。
【0021】
情報処理装置102はコンピュータを主体とするもので、送受信アンテナ110において受信された情報を処理したり、トリガ信号の送信を指示したりする。メモリ112には、車輪側装置20〜28から送信された識別情報が記憶される。送信指示スイッチ106は、トリガ信号の送信を指示する場合に操作されるものであり、送信指示スイッチ106の操作に応じてトリガ信号が送受信アンテナ110から送信される。リセットスイッチ108も作業者によって操作されるものであり、リセットスイッチ108の操作により、メモリ112に記憶された情報がクリアにされたり、後述するカウンタのカウント値が初期値に戻されたりする。
報知装置104は、ディスプレイ114を含み、トリガ信号の供給に応じて識別情報を送信した車輪側装置20〜28の数を表示したり、トリガ信号の送信の許可・禁止(電波干渉が生じるおそれがあるか否か)を表示したりする。
【0022】
なお、リセットスイッチ108等を設けることは不可欠ではない。1台の車両についての一連の作業が終了した場合に、自動でリセットされるようにすることもできる。この場合には、1台の車両に設けられた車輪側装置の数を予め入力可能としておくことが望ましい。
また、本実施形態においては、車体側装置30に受信アンテナ76が1つしか設けられていなかったが、車体の前後左右の車輪10〜16に対応する位置、後部のスペアタイヤ18に対応する位置にそれぞれに設けることができる。
さらに、車体側装置30に設けられた受信アンテナ76は、送受信が可能な送受信アンテナとすることもできる。
また、車輪側装置20〜28には、空気圧センサ34が含まれるが、空気圧センサ34に加えて、または、空気圧センサ34に代えて、タイヤの内部の温度を検出する温度センサ、タイヤに加わる作用力を検出する作用力センサ、車輪の回転速度を検出する回転速度センサ等が含まれるようにすることができる。
【0023】
以上のように構成された車輪状態取得システムにおける作動について説明する。
車輪側装置20〜28において、トリガ装置50から供給されたトリガ信号が受信されると、車輪情報作成部38によって、識別情報を含む一連の車輪情報が作成されて、送受信アンテナ36から送信される。それ以外の場合には、予め定められた設定時間毎に、空気圧情報と識別情報とを含む一連の車輪情報が作成されて送信される。車輪側装置においては、図7のフローチャートで表される識別情報送信プログラムが予め定められた設定時間毎に実行される。ステップ101(以下、S101と略称する。他のステップについても同様とする)において、トリガ信号が送受信アンテナ36において受信されたか否かが判定される。トリガ信号が受信された場合には、S102において、識別情報を含む一連の車輪情報が作成されて、S103において、その一連の車輪情報が送受信アンテナ36から送信される。
【0024】
車体側装置30において、登録モードが設定された場合には、車輪側装置20〜28から送信された車輪情報に含まれる識別情報がメモリ80に登録される。検査モードが設定された場合には、受信された車輪情報に含まれる識別情報がメモリ80に予め登録されている識別情報と対応するものかどうかが判定され、対応しないものがある場合には、そのことを表す情報が報知装置72に出力される。検査モードにおいては、車輪側装置20〜28から供給された信号を正常に受信できるかどうかの検査も行われる。車輪状態取得モード(通常モードと称することもできる)が設定された場合には、車輪側装置20〜28から送信された車輪情報から空気圧値が抽出され、空気圧値が報知装置72に出力される。
トリガ装置50は、作業者によって車輪10〜16に近接する位置まで運ばれ、それぞれの位置において作動させられる。トリガ装置50においては、作業者によって送信指示スイッチ106が操作されると、それに応じてトリガ信号を送受信アンテナ110から送信する。トリガ信号を送信する際に、別のトリガ装置から送信されたトリガ信号を受信した場合には、トリガ信号が送信されないようにされる。また、車輪側装置20〜28にトリガ信号を送信した場合に、識別情報を送信した車輪側装置の個数が報知装置104に報知される。
【0025】
車体側装置30においては、図4のフローチャートで表される情報処理プログラムが予め定められた設定時間毎に実行される。
S1において、設定されたモードが、登録モードであるかどうか、S2において、検査モードであるかどうか、S3において、車輪状態取得モードであるかどうかが判定される。モードの設定は、別個作業者によって行われる。
設定されたモードが登録モードである場合には、S1の判定がYESとなり、S4において、登録モードが設定されてから設定時間が経過したかどうかが判定される。登録モードが設定されてから設定時間が経過するまでの間に受信した識別情報が、車体8に対応する車輪側装置20〜28から送信された識別情報であるとされて、メモリ80に記憶されるのである。
【0026】
設定時間が経過するまでの間は、S5において、識別情報が受信されたか否かが検出される。識別情報が受信された場合には、S6において、受信された識別情報がメモリ80にすでに記憶された識別情報と対応するものであるかどうかが判定される。受信された識別情報が、メモリ80に未だ記憶されていないものである場合、記憶された識別情報と対応しないものである場合には、対応しないものであるとされる。対応しないものである場合には、S7においてメモリ80に登録される。対応するものである場合、すなわち、すでに登録されている識別情報と対応する識別情報が受信された場合には、その識別情報は追加登録されることはない。また、本実施形態においては、車輪側装置20,22,24,26,28の順番に識別情報が送信されるように決められているため、この順番に記憶されれば、車輪の位置と対応して識別情報が記憶されることになる。
設定時間が経過した後は、S8において、登録モードが解除される。
【0027】
設定されたモードが検査モードである場合には、S2の判定がYESとなり、S9,10において、受信した識別情報がメモリ80に記憶された識別情報に対応するものであるかどうかが判定される。対応するものである場合には、S11において、カウンタCOKのカウント値が1増加させられ、対応しないものである場合には、S12において、カウンタCNGのカウント値が1増加させられる。S13において、カウンタCOK、CNGのカウント値の和Cが求められ、S14において、その和の値Cが車輪の数に対応する設定値C0(本実施形態においては、5)以上になったかどうかが判定される。設定値C0より小さい場合には、S9〜14が繰り返し実行される。
設定値C0以上になった場合には、S15において、カウンタCNGのカウント値が1以上であるかどうかが判定される。1以上である場合には、S16において、登録異常があることを表す情報が報知装置72に出力され、1より小さい場合には、S17において、登録が正常に行われたことを表す情報が出力される。登録が正常に行われたかどうかが報知装置72を介して報知されるのである。その後、S18において、検査モードが解除され、カウンタCOK、CNGがクリアされる。
【0028】
設定されたモードが車輪情報取得モードである場合には、S19において、それに応じた処理が行われる。上述のように、車輪情報が受信されたかどうかが判定され、受信された場合には、車輪情報に含まれる識別情報がメモリ80に登録されている識別情報と対応するものであるかどうかが判定される。対応するものでない場合には、別の車両の車輪側装置から送信された車輪情報であるとされて、空気圧が取得されることはない。対応するものである場合には、空気圧情報が取得される。空気圧値は報知装置72を介して報知される。
【0029】
トリガ装置50においては、図5のフローチャートで表されるトリガ信号供給プログラムが予め定められた設定時間毎に実行される。
S51において、送信指示スイッチ106がON操作されたか否かが判定される。OFF状態のままである場合には、S52以降が実行されることはない。送信指示スイッチ106は、識別情報の登録時、システム検査や登録検査時等に操作される。
ON操作された場合には、S52において、送受信アンテナ110において、トリガ信号が受信されたかどうかが判定される。図6に示す設定領域R内に、別のトリガ装置150があり、そのトリガ装置150からトリガ信号が送信されている場合には、そのトリガ信号が受信されるのである。
トリガ信号が受信されない場合には、S53において、トリガ信号が送信され、S54において、識別情報が受信されたか否かが判定される。トリガ信号が車輪側装置20〜28に供給されることにより識別情報が送信されるのであるが、その車輪側装置20〜28から送信された識別情報が受信されるのである。
【0030】
トリガ装置50の送受信アンテナ110においてトリガ信号が受信されないのは、領域R内に別のトリガ装置が存在しないか、別のトリガ装置150が存在しても、トリガ信号を送信していないかのいずれかの状態にある。すなわち、トリガ装置50からトリガ信号が送信されて、車輪側装置から識別情報が送信されても、車体側装置30において、識別情報が正常に受信され得る状態にある。換言すれば、車輪側装置が、識別情報の送信が許容される状態にあるのである。したがって、この場合には、トリガ装置50からトリガ信号が送信されることになる。
それに対して、トリガ信号が受信されたのは、領域R内に存在する別のトリガ装置150からトリガ信号が送信されている場合である。当該トリガ装置50からトリガ信号が送信され、車輪側装置から識別情報が送信されると、車体側装置30において、電波干渉に起因して識別情報が正常に受信できない可能性が高い状態にある。すなわち、車輪側装置が、送信した識別情報が受信されない可能性がある状態にある。したがって、この場合には、トリガ装置50からはトリガ信号が送信されないようにするのである。
【0031】
トリガ信号の供給により、識別情報が受信された場合には、S55において、その識別情報がメモリ112に記憶されている識別情報と対応するものであるかどうかが判定される。メモリ112に識別情報が記憶されていない場合、メモリ112に記憶された識別情報と対応しないものである場合には、S56において、その受信された識別情報が記憶されて、S57において、車輪側装置20〜28の個数を計測するカウンタのカウント値Cwが1増加させられる。対応する場合には、カウント値Cwが増加させられることはなく、そのままである。その後、S58において、カウント値Cwが報知装置104に出力される。
【0032】
このように、作業者は、ディスプレイ114を見れば、所望する車輪側装置にトリガ信号を供給することができたかどうかがわかる。例えば、スペアタイヤ18が車体の床下等に搭載されている場合には、作業者がスペアタイヤ18にトリガ信号を供給したつもりであっても、後輪14,16にトリガ信号が供給され、後輪14,16から再度識別情報が送信されることがあるのである。この場合には、トリガ装置50をスペアタイヤ18にさらに接近させる等して再度送信指示スイッチ106を操作して、トリガ信号を送信させることができる。。
このように、トリガ信号の供給によって車輪側装置から識別情報が送信されたことが、車輪側装置毎に確認される。そのため、作業者は、1つ1つの車輪側装置においてトリガ信号が受信されたかどうかを確認しつつ、作業を行うことができる。
なお、同じ識別情報が車体側装置30に供給されても、車体側装置30において、重複して登録されることがないため、それによって登録異常が生じることはない。そして、送信されなかった識別情報は後に送信されるため、車体側装置30においては、すべての識別情報を受信できる確率が高くなり、登録ミスが生じる確率が低くなる。その結果、登録データの修正等の作業が軽減され、製造コストを高くすることができる。
【0033】
S59において、リセットスイッチ108が操作されたかどうかが判定され、ON操作されたことが検出された場合には、S60において、メモリ112に記憶された識別情報がクリアされ、カウンタCwのカウント値が0にされる。
作業者が、車両に含まれるすべての車輪についてトリガ信号を供給し、それに応じて識別情報が送信された場合には、カウント値Cwが5(車両に設けられる車輪の数)になるため、そのことによって、すべての車輪側装置20〜28から識別情報が送信されたことがわかる。
【0034】
また、トリガ信号が受信された場合には、S52における判定がYESとなって、S61において、電波干渉が生じるおそれがあることを表す情報が報知装置104に出力される。作業者は、報知装置104を見れば、トリガ信号が送信されなかったことがわかる。作業者は、表示がなくなった後に、再度、送信指示スイッチ106を操作すれば、それに応じてトリガ信号を送信することができる。
【0035】
なお、上記実施形態においては、設定領域R内の別のトリガ装置150からトリガ信号が供給されている場合に、トリガ装置50からトリガ信号が送信されないようにされていたが、領域R内の2つのトリガ装置50,150の間の通信により、トリガ信号の送信を禁止するトリガ装置が決められるようにすることもできる。
また、トリガ装置50において、トリガ信号を受信した場合にトリガ信号の送信が禁止され、トリガ信号が受信されなくなった後に、自動でトリガ信号が送信されるようにすることもできる。
【0036】
さらに、トリガ装置50においては、送信指示スイッチ106とは別のメインスイッチ等がON操作されると、S52が実行され、電波干渉のおそれがあるかどうかが検出されるようにすることができる。例えば、電波干渉のおそれがある場合には、送信指示スイッチ106の操作の禁止が報知されるようにするのである。
また、上記実施形態においては、トリガ装置50が、電波干渉回避機能(複数の車輪側装置から送信された識別情報が、電波干渉に起因して車体側装置30において正常に受信できなくなる状態を回避する機能)とカウントアップ機能(トリガ信号を送信したことによって、識別情報を送信した車輪側装置の数をカウントアップする機能)との両方を備えたものであったが、いずれか一方を備えたものとすることができる。少なくとも一方を備えていれば、その分、識別情報を確実に供給することができる。
さらに、本実施形態においては、隣接する車両において、それぞれ、トリガ装置からその車両の車輪側装置にトリガ信号が供給されると、電波干渉が生じ、車輪側装置において外部信号が受信されないことがあるが、本実施形態における外部信号供給装置によれば、車輪側装置において外部信号を確実に受信されるようにすることもできる。
【0037】
また、本実施形態においては、識別情報の登録と識別情報の登録の検査との両方が行われるようにされていたが、いずれか一方が行われ、他方が行われないようにすることもできる。さらに、通信が正常に行われたか否か等のシステムの検査も合わせ、または、別々に行われるようにすることもできる。
また、識別情報の登録と登録の検査とが、モードの切り換えによって、行われるようにされていたが、そのようにすることは不可欠ではなく、それぞれ、別個の装置で別々に行われるようにすることもできる。
【0038】
さらに、上記実施形態においては、トリガ装置50が作業者によって、運搬されるようにされていたが、自動で移動させられつつ、各車輪10〜18に対応する位置においてトリガ信号が送信されるようにすることもできる。この場合にも、本発明を同様に適用することができる。例えば、上記実施形態においては、トリガ装置50において取得された領域R内の状態を表す情報が報知装置72によって報知されるようにされていたが、それに代わって、あるいは、それに加えて、中央制御装置に報知されるようにすることができる。また、領域R内の情報を報知することは不可欠ではなく、当該トリガ装置50において、領域R内の情報に応じた作動が行われるようにすることができる。例えば、他のトリガ装置から送信されたトリガ信号を受信した場合には、トリガ信号の送信を設定時間の間禁止し、自らが送信したトリガ信号に応じて受信した識別情報がメモリ112に記憶されているものと対応するものである場合には、姿勢または車輪側装置に対する相対位置を変えて、再度トリガ信号が送信されるようにすることができる。
その他、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題、課題解決手段および効果〕に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である車両状態取得システム全体を概念的に表す図である。
【図2】上記車両状態取得システムの車輪側装置、車体側装置を概念的に表す図である。
【図3】上記車両状態取得システムのトリガ装置を概念的に表す図である。
【図4】上記車体側装置の情報処理装置の記憶部に記憶された情報処理プログラムを表すフローチャートである。
【図5】上記トリガ装置の情報処理装置の記憶部に記憶されたトリガ信号供給プログラムを表すフローチャートである。
【図6】上記トリガ装置の通信可能な領域である設定領域を示す図である。
【図7】上記車輪側装置の車輪情報作成部の記憶部に記憶された識別情報送信プログラムを表すフローチャートである。
【符号の説明】
20〜28:車輪側装置 30:車体側装置 50:トリガ装置 74:情報処理装置 80:メモリ 100:送受信装置 102:情報処理装置 104:報知装置 106;送信指示スイッチ 112:メモリ
Claims (8)
- 車両に搭載された車載装置に外部信号を無線で供給する外部信号供給装置であって、
前記外部信号を送信する信号送信部と、
予め定められた設定領域内から送信された信号を受信する信号受信部と、
その信号受信部によって、前記設定領域内に存在する当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置から送信された外部信号が受信された場合に、前記信号送信部からの前記外部信号の送信を抑制する送信抑制部と
を含むことを特徴とする外部信号供給装置。 - 前記抑制制御部が、前記信号受信部によって、前記設定領域内において前記別の外部信号供給装置から送信された外部信号が受信された場合に、 (i) 前記信号送信部からの前記外部信号の送信を禁止する送信禁止部と、 (ii) 前記信号送信部からの前記外部信号の送信強度を小さくする手段と、 (iii) 前記信号送信部からの前記外部信号の送信を遅らせる手段とのうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の外部信号供給装置。
- 当該外部信号供給装置が、前記信号受信部によって、前記設定領域内に存在する当該外部信号供給装置とは別の外部信号供給装置から送信された外部信号が受信された場合に、そのことを報知する報知部を含む請求項1または2に記載の外部信号供給装置。
- 当該外部信号供給装置が、前記信号受信部によって受信された信号に基づいて前記設定領域内の状態を取得する領域内状態取得部を含む請求項1ないし3のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
- 前記信号送信部が、前記外部信号として前記車載装置を表す識別情報の送信を指示する送信指示信号を送信する送信指示信号送信部を含む請求項1ないし4のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
- 当該外部信号供給装置が、さらに、前記信号受信部において受信した前記車載装置から送信された情報に基づいて、前記車載装置が、既に、前記外部信号を受信したことがあるものである場合に、そのことを報知する報知部を含む請求項1ないし5のいずれか1つに記載の外部信号供給装置。
- 前記信号送信部が、前記外部信号として前記車載装置を表す識別情報の送信を指示する送信指示信号を送信する送信指示信号送信部を含み、前記報知部が、前記識別情報を送信した車載装置の数を報知するものであり、当該外部信号供給装置が、前記信号受信部において受信された識別情報を記憶する識別情報記憶部と、前記信号受信部において受信された識別情報が、前記識別情報記憶部に記憶された識別情報と対応するものでない場合に、前記報知部により報知される前記車載装置の数を1増加させ、対応するものである場合に、前記車載装置の数を増加させない報知制御部とを含む請求項1ないし6いずれか1つに記載の外部信号供給装置。
- 請求項1ないし7のいずれか1つに記載の外部信号供給装置と、
車両の車体に設けられた車体側装置と、
車両の複数の車輪各々に設けられ、車輪の状態を表す車輪状態情報と自身を表す識別情報とを含む車輪情報を送信する車輪側装置と
を含み、前記外部信号供給装置が、前記車輪側装置に前記識別情報の送信を指示する信号である送信指示信号を、前記車体側装置において識別情報の登録に関する作動と通信の検査とのうちの少なくとも1つが行われるために供給する送信指示信号送信部を含み、前記車体側装置が、少なくとも、前記登録に関する作動と通信の検査とのうちの少なくとも1 つにおいて、前記車輪側装置から送信された前記車輪情報を受信する車両状態取得システム。
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