JP5685090B2 - タイヤ空気圧監視システム - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、車両の各タイヤに取り付けられるセンサユニット及び車載装置間での無線通信に際して第1の通信方式が利用されるとともに、前記センサユニットはタイヤの空気圧情報を含む無線信号を送信し、前記車載装置はその無線信号に基づき前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記センサユニット及び前記車載装置の何れか一方は、外部ツールとの間で通信可能とされ、前記外部ツールは、当該外部ツールへの入力操作に基づき、通信方式の変更を要求する旨の指令信号を出力し、当該指令信号をトリガとして前記センサユニット及び前記車載装置において利用される通信方式を前記第1の通信方式から第2の通信方式に変更し、前記外部ツールは、第2の通信方式への変更を要求する旨の第1の指令信号を前記指令信号として前記車載装置に送信し、前記車載装置は、前記第1の指令信号を受信すると、同第1の指令信号と同様の変更を要求する旨の第2の指令信号を前記各センサユニットに送信した後に、自身の利用する通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更し、前記センサユニットは、前記第2の指令信号を受信すると、自身の通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更することをその要旨としている。
ここに、外部ツールを通じて第1の指令信号を車載装置に送信することで、センサユニット及び車載装置にて通信方式が第1の通信方式から第2の通信方式に変更される。このとき、ユーザは、外部ツールを通じて車載装置に第1の指令信号を送信するだけでよく、容易に通信方式の変更が可能となる。
ここに、外部ツールを通じて第3の指令信号をセンサユニットに送信することで、センサユニット及び車載装置において利用される通信方式を第1の通信方式から第2の通信方式に変更することができる。
以下、本発明を具体化したタイヤ空気圧監視システムの第1の実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1の下側に拡大して示すように、バルブ20には、その動作を制御するコントローラ21が搭載されている。コントローラ21は、例えばICチップから構成されている。コントローラ21には、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を送信可能なUHF送信機24と、LF(Low Frequency)帯の電波を受信可能なLF受信機23と、複数の通信方式(通信方式A〜F)が記憶されるメモリ22と、タイヤ2の空気圧を検出する圧力センサ25とが接続されている。ここで、通信方式とは、周波数、フレーム長、ビットレート、データレート等から構成される方式である。コントローラ21は、メモリ22に記憶される複数の通信方式A〜Fのうち、利用する通信方式を何れかに設定する。なお、バルブ20はセンサユニットに相当する。圧力センサ25は、検出結果をコントローラ21に出力する。
(車両)
車両1には、バルブ20から送信されたタイヤ空気圧信号Stpを車体側において受信するタイヤ空気圧監視システム3の受信機(以降、TPMS受信機10と記す)が設けられている。TPMS受信機10は、自身の動作を制御する車載制御部11と、UHF帯の電波を受信可能なUHF受信機13と、複数の通信方式(通信方式A〜F)が記憶されるメモリ12とを備える。車載制御部11は、複数の通信方式A〜Fのうち、利用する通信方式を何れかに設定する。
(1)ツール30を通じて指令信号Sor1をTPMS受信機10に送信することで、バルブ20及びTPMS受信機10の通信方式が変更される。これにより、バルブ20及びTPMS受信機10の通信方式を車両メーカや仕向け地に合わせることができる。よって、各通信方式に対応したバルブ20及びTPMS受信機10を複数種類用意する必要がない。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。この実施形態のタイヤ空気圧監視システムは、全バルブについて通信方式が変更されたことが確認されたときにTPMS受信機10において通信方式を変更する点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態のタイヤ空気圧監視システムは、図1に示す第1の実施形態のタイヤ空気圧監視システムとほぼ同様の構成を備えている。
詳しくは、コントローラ21は、ステップS104において送信された指令信号Sor2を受けると、UHF送信機24を通じて応答信号Sreを送信する(S201)。そして、コントローラ21は通信方式を、例えば通信方式Aから通信方式Bに変更する(S106)。この応答信号Sreは、変更前の通信方式、例えば通信方式Aで送信される。車載制御部11は、指令信号Sor2の送信後(S104)、全バルブ20からの応答信号Sreを受信したか否かを判断する(S202)。このとき、車載制御部11は、通信方式を例えば通信方式Aから変更していないため、通信方式Aにて送信される応答信号Sreを認識することができる。
(4)TPMS受信機10は、全てのバルブ20からの応答信号Sreを受信したとき、自身の通信方式を変更する。一方、TPMS受信機10は、応答信号Sreの返信がないバルブ20が存在するとき、再び、指令信号Sor2を送信する。これにより、何らかの理由でバルブ20が指令信号Sor2を受信できなかった場合であっても、そのバルブ20の通信方式が変更されない事態を抑制できる。
以下、本発明の第3の実施形態について図3及び図4を参照しつつ説明する。この実施形態のタイヤ空気圧監視システムにおいて、ツールは、バルブ及びTPMS受信機の両者との間での無線通信を通じてバルブ及びTPMS受信機の通信方式を変更する点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態のタイヤ空気圧監視システムは、図1に示す第1の実施形態のタイヤ空気圧監視システムとほぼ同様の構成を備えている。
(5)バルブ20は、TPMS受信機10の通信方式の変更が完了したことを、完了信号Sfi3を通じて認識したとき、自身の通信方式を変更する。これにより、バルブ20の通信方式をTPMS受信機10に確実に合わせることができる。
以下、本発明の第4の実施形態について図5を参照しつつ説明する。以下、第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
以上、説明した実施形態によれば、特に、以下の作用効果を奏することができる。
・第2の実施形態においては、車載制御部11は、応答信号Sreの返信がないバルブ20が存在するとき(S202でNO)、再度、全バルブ20に指令信号Sor2を送信していた(S104)。この2回目の指令信号Sor2は、応答信号Sreの返信がないバルブ20に限って送信してもよい。ここで、車載制御部11は、各イニシエータ18を通じて順に指令信号Sor2を送信する。このため、車載制御部11は、応答信号Sreの有無に基づき何れのイニシエータ18に対応するバルブ20について通信方式の変更が行われたか、すなわち、何れのバルブ20について通信方式の変更が行われていないかを認識することができる。車載制御部11は、通信方式の変更が行われていないバルブ20に対応するイニシエータ18を通じて指令信号Sor2を再送する。本構成によれば、指令信号Sor2が無駄なく送信される。
・第1及び第2の実施形態におけるツール30及び車載制御部11の接続は有線でなく、無線であってもよい。この場合、ツール30からUHF帯の無線信号である指令信号Sor1が送信される。車載制御部11は、UHF受信機13を通じて受信した指令信号Sor1を認識する。これにより、ツール30を車載制御部11に接続する手間が省ける。この場合、ステップS101,S102が省略される。
(イ)タイヤ空気圧監視システムにおいて、前記センサユニットは前記車載装置からのトリガ信号に応じてタイヤの空気圧情報を含む無線信号を送信すること。
Claims (4)
- 車両の各タイヤに取り付けられるセンサユニット及び車載装置間での無線通信に際して第1の通信方式が利用されるとともに、前記センサユニットはタイヤの空気圧情報を含む無線信号を送信し、前記車載装置はその無線信号に基づき前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、
前記センサユニット及び前記車載装置の何れか一方は、外部ツールとの間で通信可能とされ、前記外部ツールは、当該外部ツールへの入力操作に基づき、通信方式の変更を要求する旨の指令信号を出力し、当該指令信号をトリガとして前記センサユニット及び前記車載装置において利用される通信方式を前記第1の通信方式から第2の通信方式に変更し、
前記外部ツールは、第2の通信方式への変更を要求する旨の第1の指令信号を前記指令信号として前記車載装置に送信し、
前記車載装置は、前記第1の指令信号を受信すると、同第1の指令信号と同様の変更を要求する旨の第2の指令信号を前記各センサユニットに送信した後に、自身の利用する通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更し、
前記センサユニットは、前記第2の指令信号を受信すると、自身の通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更するタイヤ空気圧監視システム。 - 請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、
前記各センサユニットは、前記第2の指令信号を受信すると、応答信号を前記車載装置に送信したうえで、自身の通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更し、
前記車載装置は、前記第2の指令信号の送信後に前記全てのセンサユニットからの応答信号を受信したとき、自身の通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更し、前記第2の指令信号の送信後に前記全てのセンサユニットからの前記応答信号を受信しないとき、再度、前記第2の指令信号を送信するタイヤ空気圧監視システム。 - 車両の各タイヤに取り付けられるセンサユニット及び車載装置間での無線通信に際して第1の通信方式が利用されるとともに、前記センサユニットはタイヤの空気圧情報を含む無線信号を送信し、前記車載装置はその無線信号に基づき前記タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、
前記センサユニット及び前記車載装置の何れか一方は、外部ツールとの間で通信可能とされ、前記外部ツールは、当該外部ツールへの入力操作に基づき、通信方式の変更を要求する旨の指令信号を出力し、当該指令信号をトリガとして前記センサユニット及び前記車載装置において利用される通信方式を前記第1の通信方式から第2の通信方式に変更し、
前記外部ツールは、第2の通信方式への変更を要求する旨の第3の指令信号を前記指令信号として前記センサユニットに送信し、
前記各センサユニットは、前記第3の指令信号を受信すると、同第3の指令信号と同様の変更を要求する旨の第4の指令信号を前記車載装置に送信した後に、自身の通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更し、
前記車載装置は、前記全てのセンサユニットからの前記第4の指令信号を受信したとき、自身の通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更するタイヤ空気圧監視システム。 - 請求項3に記載のタイヤ空気圧監視システムにおいて、
前記車載装置は、自身の通信方式の変更が完了したとき、その旨を示す完了信号を、前記外部ツールを介して若しくは直接に前記各センサユニットに送信し、
前記各センサユニットは、前記第4の指令信号を前記車載装置に送信した後であって、前記完了信号を受信したとき自身の通信方式を前記第1の通信方式から前記第2の通信方式に変更するタイヤ空気圧監視システム。
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