JP4014228B2 - 低粘性を有するスパンデックス及びその製法 - Google Patents
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Description
本出願は1997年1月31日出願の仮出願第60/036,774号の権利を請求する。
発明の背景
発明の分野
本発明は低粘性を有するスパンデックスに、そしてより具体的には、その中に有効量の粘着防止添加剤が分散されているスパンデックスに関する。
背景の当該技術分野の説明
スパンデックスは粘性であることが知られている。これは、紡糸期間中に経験する伸びからのフィラメントの回復である「パッケージ緩和」により圧力が非常に高くなる可能性がある、乾式紡糸スパンデックスの巻取ったパッケージにおいて特に重要である。高い圧力は、条件が最も極端な、パッケージのコアの近辺でフィラメントを取り外して、使用することを特に困難にさせる可能性がある。時間及び温度が粘性に寄与するので、例えば数カ月間貯蔵されていたスパンデックスの巻取りパッケージは、新しく紡糸され、巻取られたパッケージよりも有意に大量のコア廃棄物を経験する。粘性及び、生成される廃棄物を減少させることはスパンデックスフィラメント生産の経済学を改善させるであろう。しかし、粘性を減少させるために採られる段階はスパンデックスが製造される乾式紡糸法の連続性を妨げてはならない。
米国特許第4,296,174号は、スパンデックスの粘性を減少させるための、乾式紡糸スパンデックス中へのステアリン酸カルシウムのような脂肪酸の金属塩の取り込みにつき公表している。しかし、このような添加剤は、紡糸口金の毛細管内に堆積物を形成し、ポリマー溶液ラインのフィルターを詰まらせて、乾式紡糸工程において問題を引き起こす。これらの効果は紡糸の連続性に不都合である、すなわち、毛細管又はフィルターが詰まると、連続的なフィラメントの生産が中断されて、詰まっている堆積物を清掃するか又は詰まった部品を清浄な部品と取り替えるためにその工程を停止しなければならない。良好な乾式紡糸処理能及び粘着防止性の特徴の組み合わせを有する粘着防止添加剤が未だに所望される。
特開平1−298259号公報(JP’259)は、式、
(CnH2+1)mX
[式中、
nは15ないし35であり、
mは1ないし3であり、そして
Xは5個以下の炭素を有する脂肪酸エステル、5個以下の炭素を有する脂肪酸アミド、又はカルシウム塩を含む、5個以下の炭素を有する脂肪酸エステルである]
により表される化合物0.1〜2.0wt%と混合された熱可塑性ポリウレタンの溶融押し出し及び溶融吹き込みによる、熱可塑性ポリウレタン弾性不織布の製法を公表している。この方法において、熱可塑性樹脂が溶融紡糸されそして同時に隣接しているガス噴射機から排出される高温高速ガスにより強力に衝撃を受けて、溶融紡糸された繊維を超微細繊維に噴射させ、次いでそれらを移動板上に回収してそれにより不織シートをもたらす。シートは巻き取られた後に巻き出すことができる。従来の当該技術、特開平1−298259号の説明の中で、特開昭52−81,177号公報に公表された乾式紡糸によるポリウレタン弾性繊維製造の望ましくない点につき説明している。乾式紡糸ポリウレタン繊維のための粘着防止添加剤が未だに所望される。
米国特許第3,382,202号は形成されたポリウレタン構造物に実質的に非ブロッキングで、非粘性の特徴を与える添加剤系につき公表している。該添加剤系は本質的には(1)エチレンビス−ステアラミド及びステアラミドを含む、脂肪酸から誘導されたある種のアミド及びビスアミド約0.5ないし4.0部及び(2)けいそう土、シリカ、タルク、長石、雲母、炭素黒、重炭酸カルシウム、又は重炭酸ナトリウムのような微細分割不活性粒状固体を約1ないし15部からなる。第2の不活性成分を必要としない粘着防止添加剤が未だに所望される。
発明の要約
本発明のスパンデックスは、スパンデックス中に分散された粘着防止添加剤をスパンデックスの0.1〜5.0重量%含有し、そこで、添加剤が式(I)
R1−Z−R2 (I)
[式中、
R1及びR2はそれぞれ独立して、14ないし22個の炭素原子を有するアルキル及び、14ないし22個の炭素原子を有するアルケニルからなる群から選択され、
Zは、 −C(O)−NH−R3−NH−C(O)−、
−NH−C(O)−NH−R4−NH−C(O)−NH−、
及び
−NH−C(O)−NH−、
(ここで、
R3は2ないし6個の炭素原子を有するアルキレンであり、そして
R4は芳香族又は環式脂肪族基を含み、6ないし18個の炭素原子を有し、その窒素原子はそれぞれ、R4基中の環の炭素に結合している)
からなる群から選択される]
の化合物又はその混合物である。
スパンデックス製造のための本発明の方法は、
ポリウレタン溶液を調製すること、
式(I)の粘着防止添加剤又はその混合物をスパンデックスの0.1〜5.0重量%を該溶液中に混合すること、及び
該溶液を乾式紡糸してスパンデックスを形成すること、
の段階を含んでなる。
本発明のスパンデックスの供給パッケージは円筒状のコア及び前記コア上に巻取られたスパンデックスを含んでなり、そこで、該スパンデックスが式(I)の粘着防止添加剤又はその混合物をスパンデックスの0.1〜5.0重量%含有する。
発明の詳細な説明
本明細書では以下の略語が使用されている、
EBS エチレンビス−ステアラミド(N,N’−1,2−エタンジイルビス−オクタデカンアミド)
MDI 1,1’−メチレンビス(4−イソシアナトベンゼン)
PICM ビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン
EDA エチレンジアミン
MPMD 2−メチル−1,5−ペンタンジアミン
DEA ジエチルアミン。
本明細書で使用される「スパンデックス」は、そこで、繊維形成物質が少なくとも85重量%のセグメントポリウレタンからなる長鎖の合成エラストマーである、乾式紡糸製造された繊維を意味する。ポリウレタン尿素はこのようなポリウレタンのサブクラス(sub-class)である。このようなスパンデックスは具体的には円筒状のコア、又は管上に巻取られて供給パッケージを形成することができる。
本発明のスパンデックスを製造するために使用されるポリマーは概括的に高分子のグリコールをジイソシアナートでキャップさせること、生成されたキャップグリコールを適切な溶媒に溶解させること、及びジアミン、ジオール又はアミノアルコールによりキャップグリコールを連鎖延長させること、により調製することができる。ポリマーの分子量を調節するために、少量の、ジアルキルアミンのような単官能性連鎖停止剤を添加することができる。
本発明の目的のためには、MDI、ジイソシアン酸2,4−トリレン、PICM、ジイソシアン酸ヘキサメチレン、ジイソシアン酸3,3,5−トリメチル−5−メチレンシクロヘキシル(ジイソシアン酸イソホロン)、等のようなあらゆる有機ジイソシアン酸エステルを使用することができる。MDIが好ましい。
高分子グリコールは、このようなグリコールの幾つかのタイプのうちの1種類以上から選択することができる。本発明の使用に適切なポリエーテルグリコールはテトラメチレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフラン、等及びそれらのコポリマーから誘導されたものを含む。本発明に関連して使用することができるグリコールを末端基とするポリエステルは、エチレングリコール、テトラメチレングリコール(ブタンジオール)及び/又は2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール等の、アジピン酸、コハク酸、ドデカンジオン酸等のような二酸との反応生成物を含む。コポリマーもまた予想される。更に、本発明に使用のためのグリコールとして、前記のポリエーテル及びポリエステルの要素からなるポリエーテルエステル、並びに、ポリ(ペンタン−1,5−カーボナート)ジオール、ポリ(ヘキサン−1,6−カーボナート)ジオール、等のようなジオールを末端基とするポリカーボナートが予想される。
ポリマーの形成の完了はキャップグリコールを適切な溶媒に溶解させること及び、ジオール又はジアミンで連鎖延長させて、それぞれポリウレタン又は、ポリウレタン尿素として知られるサブクラスを形成することにより実施することができる。適切な溶媒は、ジメチルアセトアミド(DMAc)、N−メチルピロリドン及びジメチルホルムアミドを含む。DMAcが好ましい。適切なジオール連鎖延長剤はエチレングリコール、テトラメチレングリコール、等を含む。本発明とともに使用することができるジアミンは、EDA、1,3−シクロヘキサンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン(MPMD)、1,2−プロピレンジアミン、等及びそれらの混合物を含む。ジアミン連鎖延長剤及び生成するポリウレタン尿素が好ましい。最終的ポリウレタン尿素又はポリウレタンの分子量を調節するために、少量の、DEAのようなモノアミンを連鎖延長剤中に混合して、キャップグリコールと反応させることができる。
ポリウレタンを溶液で形成すること又は適切な溶媒にポリウレタンを溶解させることのどちらかにより溶液中ポリウレタンを調製後、粘着防止添加剤を溶液中に混合することができる。粘着防止添加剤は式(I)
R1−Z−R2 (I)
[式中、
R1及びR2はそれぞれ独立して、14ないし22個の炭素原子を有するアルキル及び、14ないし22個の炭素原子を有するアルケニルからなる群から選択され、そして
Zは、 −C(O)−NH−R3−NH−C(O)−、
−NH−C(O)−NH−R4−NH−C(O)−NH−、
及び
−NH−C(O)−NH−、
(ここで、
R3は2ないし6個の炭素原子を有するアルキレンであり、
そして
R4は芳香族又は環式脂肪族基を含み、6ないし18個の炭素原子を有し、その窒素原子はそれぞれ、R4基中の環の炭素に結合している)
からなる群から選択される]
の化合物又はその混合物である。R1=R2で、実質的に直線状の、不飽和C18H35基であり、Zが−C(O)−NH−CH2CH2−NH−C(O)−である時には、該添加剤は、好ましい、エチレンビスオレイルアミドであり、R1=R2=C18H37である時には、粘着防止剤はこれも好ましい、エチレンビスステアラミドである。
その中に粘着防止添加剤を分散されている溶液が乾式紡糸されて本発明のスパンデックスを形成する。乾式紡糸はポリマー溶液を紡糸口金オリフィスを通してシャフト中へ押し出してフィラメントを形成する工程である。加熱された不活性ガスを室内に通過させて、フィラメントがシャフトを通過する時にフィラメントから溶媒を蒸発させる。次いで、生成するスパンデックスを円筒状コア上に巻取ってスパンデックス供給パッケージを形成することができる。
本発明の粘着防止添加剤は、スパンデックスの0.1〜5.0重量%の量でスパンデックス中に存在して、他の粘着防止添加剤に比較して、更に、驚くほど改善された乾式紡糸の連続性を提供しながら、乾式紡糸スパンデックスの粘性を減少させる。
粘着防止添加剤に加えて、本発明のスパンデックスは、このような添加剤が本発明のスパンデックスエラストマー又は粘着防止添加剤と拮抗性効果をもたらさない限り、抗酸化剤、熱安定剤、UV安定剤、顔料及び光沢消去剤(例えば二酸化チタン)、染料及び染料増強剤、潤滑剤(例えばシリコーン油)、塩素による劣化に対する抵抗性を増加させる添加剤(例えば酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び、フンタイト(huntite)とヒドロマグネサイトとの混合物)のような、特別の目的のために添加される通常の添加剤を含むことができる。二酸化チタンのような通常の添加剤の幾つかは、スパンデックスの粘性を判定するために使用されるパラメーター(以下の実施例に記載されているような)である、末端引き取り張力(over-end take-off tension)(OETOT)測定値に対しては僅かな効果を示すが、それらのどれも、OETOT測定値に著しい効果をもたず、粘性を減少させるような量ではスパンデックスに添加されない。
スパンデックスはどんなデシテックスでもよい。微細なデシテックスのフィラメント(約132デシテックス未満で、特には約44デシテックス未満)は、それらの小さい直径及び、紡糸口金オリフィスから排出する時の熱い紡糸溶液の、弱い、低い粘性により、工程の混乱(disruptions)に特に感受性である。このような条件下では、乾式紡糸の連続性はフィルターの詰まり及び、使用されている直径の小さい紡糸口金の孔の紡糸口金の堆積により影響を受け易い。従って、本発明は微細なデシテックスのスパンデックスの製造に特に好都合である。
本発明のスパンデックスは優れた乾式紡糸の連続性を伴って製造することができるので、比較的高い濃度の粘着防止添加剤を使用することができる。本発明のスパンデックス中の粘着防止添加剤の有用な量は、繊維の重量を基礎にした重量パーセントとして表された、0.1%ないし5.0重量%、好ましくは0.4%ないし2.0重量%にある。0.1重量%未満においてはスパンデックスの粘性にほとんど効果がなく、5.0重量%を超えると、スパンデックスの機械的特性が悪影響を受ける。
金属イオンは必ずしも前記の利点を与えるとは限らず、事実、金属イオンは添加剤の一部として含まれないことが好ましい。これは当該技術分野で既知の金属ステアリン酸塩と本発明の添加剤を比較する実施例から明らかであろう。
実施例
添加剤の量は繊維の総重量を基礎にした重量パーセントとして与えられている。
実施例1、2及び3における乾式紡糸スパンデックスのためのポリマーは、約1.85のキャップ率(ジイソシアナートのポリマーのグリコールに対するモル比)において、3550の分子量の、テトラヒドロフランと3−メチルテトラヒドロフランとの87.5/12.5(モル比)のコポリエーテルをMDIでキャップすることにより製造された。生成されたキャップグリコールをDMAc中でEDAにより連鎖延長させ、EDAで停止させた。次いでポリマー溶液をDMAc中の添加剤のスラーリーと混合して「基礎溶液」を形成した。スラーリは、乾式紡糸繊維が、本発明により予想されたあらゆる粘着防止添加剤の他に、CYANOX(R)1790抗酸化剤[2,4,6−トリス(2,6−ジメチル−4−t−ブチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌラート、Cytec Industries, West Patterson, NJ]1.5重量%、CYASORB(R)UV安定剤[2,4−ジ−(2’,4’−ジメチルフェニル)−6−(2”−ヒドロキシ−4”−n−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、Cytec Industries社]0.4重量%、METHACROL(R)2462BのUV安定剤(PICM及びN−t−ブチルジエタノールアミンのポリマー、E.I. du Pont de Nemours and Company, Wilmington, DE社の登録商品名)0.5重量%及び、実質的に、米国特許第3,296,063号に記載されたようなシリコーン油潤滑剤0.3重量%を含むようなものであった。粘着防止スラーリを基礎溶液に混合して、スパンデックスを生成するために乾式紡糸される紡糸溶液を形成した。スパンデックスが83mm(外径)の管に巻取られる前に、通常の仕上げローラーにより、仕上げ剤(ポリジメチルシロキサン94重量%及びステアリン酸マグネシウム6重量%、平均粉末度3ミクロン)4重量%を132デシテックスのスパンデックスに適用して、最終外径142mmを有する680g(繊維重量)のパッケージを形成した。巻取り期間中にスパンデックスに適用された伸びは約17%から18%の範囲内であった。
実施例4及び5の乾式紡糸スパンデックスのためのポリマーは、約1.7のキャップ率で、分子量1800のポリテトラメチレンエーテルグリコールをMDIでキャップさせることにより製造された。生成されたキャップグリコールをDMAc溶媒中でEDA及びMPMDの混合物(90/10モル比)により連鎖延長させ、DEAにより停止させた。ポリマー溶液をスラーリと混合して、基礎溶液を形成した。添加剤スラーリは、乾式紡糸繊維が、本発明により予想されたあらゆる粘着防止添加剤の他に、CYANOX(R)1790抗酸化剤1.5重量%、METHACROL(R)2138FUV安定剤(メタクリル酸ジイソプロピルアミノエチル及びメタクリル酸n−デシルの75/25重量比のコポリマー、E.I. du Pont de Nemours and Company, Wilmington, DE)2.0重量%及び、実質的に、米国特許第3,296,063号に記載されたようなシリコーン油潤滑剤0.6重量%を含むようなものであった。粘着防止スラーリを調製し、基礎溶液中に混合して、スパンデックスを製造するために乾式紡糸される紡糸溶液を形成した。スパンデックスを83mm(外径)の管上に巻き取る前に、44デシテックスのスパンデックスに、同様なシリコーン油94重量%及びステアリン酸マグネシウム(平均粉末度5ミクロン)4重量%を含んでなる仕上げ剤4.5重量%を、通常の仕上げローラーにより適用して、最終外径150mmを有する410g(繊維重量)のパッケージを形成した。巻取り期間中にスパンデックスに適用された伸びは約25%から29%の範囲内にあった。
特記されない限り、添加剤スラーリを、0.8mmのジルコニアビーズの75%充填において運転される1.5−リッター容量のPremier Mill(Premier Mill Corp., Reading, PA)のモデルHM1.5VSD中で粉砕した。シャフトスペーサーの先端速度は約60メーター/分で、スラーリ流速は40g/分であった。スラーリを概括的に1回のパスで粉砕した。各々の場合のスラーリ流体はDMAcであった。幾つかの場合にはスラーリの粘性を最適化するために、添加剤がその中に混合されたものと同一のポリウレタン尿素を添加した。スラーリはポリマーの流れ中にそれ自体を又はその他の標準の添加剤と組み合わせて添加することができるし、あるいは十分に混合されている場合は紡糸操作の直前に添加することもできる。
それぞれの実施例において、対照は基礎溶液中に混合されたもの以外にその他の添加剤を含まない試料である。対照を調製し、そしてテスト試料の各セットとともに乾式紡糸した。
テスト法
末端引き取り張力(OETOT)をHanzel等の米国特許第4,296,174号明細書、第4欄、20〜45行目に公表された方法に従い、その特許の図6を参照して決定した。この方法においては、毎分45.7メーターの配送速度で糸の管状供給パッケージからスパンデックス糸の試料183mの長さを取り出すために必要な平均張力(すなわち、平均引っ張り荷重)を測定する。以下の実施例においては、パッケージの表面、中央及びコアで、すなわち、意図された巻取りパターンに達するまで数グラムの繊維を巻き出した後(「表面」)、算定されたパッケージの半分を巻き出した後(「中央」)、そしてパッケージから約125グラムを残してすべてを巻き出した後(「コア」)、に測定した。OETOTは16時間、57℃でオーブン老化後のグラムで報告されており、テストはオーブン老化の少なくとも24時間後に実施された。このテストは、約6カ月の貯蔵後のものに大体匹敵する結果を提供する。
更に、それぞれの場合に、本発明のスパンデックスを通常の方法でテストし、満足な機械的特性を有することが示された。
実施例1
粘着防止添加剤を、MDI又はPICMを不飽和もしくは飽和18−炭素のモノアミンと反応させることにより調製した。不飽和アミンはADOGEN(R)172-D(C18アミン75%を含んでなるC14ないしC18アミンの混合物で、80%が不飽和である、Witco Chemical社)であった。飽和アミンは技術銘柄の18−炭素のモノアミン(87%のC18飽和アミン、Aldrich Chemical Co. Milwaukee, WI社)であった。
表Iには、不飽和C18アミンのMDIとの反応生成物を「I」で表し、飽和C18アミンのMDIとの生成物を「II」で表し、そして飽和C18アミンのPICMとの生成物を「III」と表している。OETOTはオーブン老化後のグラム数で報告され、本発明のスパンデックスのコアのOETOTは、粘着防止添加剤を含まない対照のコアOETOTのパーセントとして報告されている。スパンデックスが粘着性が弱いことを示す、スパンデックスを巻き出すのにより弱い張力(すなわち、より小さい張力荷重)が必要であることを示すので、対照に比して低いOETOTが望ましい。
乾式紡糸スパンデックス中の残留DMAcは0.14ないし0.20重量パーセントの範囲内にあった。
本発明のスパンデックス試料それぞれは対照スパンデックスに比してOETOTの明白な改善を示した。
実施例2
本実施例における粘着防止添加剤はEBS(Witco Chemical, EBS-Powdered Metal Ultra Fine(EBS粉末金属超微細))であった。EBSスラーリ(DMAc80重量部、紡糸される予定のものと同一のポリウレタン尿素7部、及びEBS13部)を粉砕機中を1回のパスで粉砕した。
スパンデックス中の残留DMAcは0.23ないし0.29重量パーセントの範囲内であった。
EBSは微細分割不活性粒子の不在下ですら優れた粘性の減少を示した。
実施例3
本実施例における粘着防止添加剤はジオクタデシル尿素(Aldrich Chemical Co.)であった。残留DMAcは乾式紡糸スパンデックスを基礎にして、0.14ないし0.20重量パーセントの範囲内にあった。
ジオクタデシル尿素は乾式紡糸スパンデックスの粘性を減少させるのに有効であった。
実施例4
本実施例はスパンデックスの粘性に対するそれらの効果について、EBSを金属ステアリン酸塩と比較している。EBSスラーリは実施例2に記載のように調製された。ステアリン酸カルシウム19%(Witco Chemical社から「FP」銘柄として入手された「CaSt」)及びシリコーン油71%(スラーリの総重量を基礎にしており、シリコーン油は実質的に、米国特許第3,296,063号に公表されたもの)を含んでなるステアリン酸カルシウムのスラーリを、垂直の600リッターのインラインのホモジナイザー(モデル6002、Silberson Machines, East Longmeadow, MA)で調製した。
ステアリン酸マグネシウム(「MgSt」)(平均粉末度4.3ミクロン、Mallinckrodt Chemical Co.社)を0.2ないし9ミクロンの範囲内の粉末度に微細化させた。微細化はステアリン酸マグネシウムの、より大きい凝結体を破壊し、それにより、より小さい粒子の方向に分布をシフトさせる。DMAc65重量部、ポリウレタン尿素(紡糸される予定のものと同一)20部、及びステアリン酸マグネシウム15部のスラーリを、DMAc中にステアリン酸マグネシウムを撹拌して、ポリウレタン尿素中に緩徐に混合することにより調製した。ポリマーが溶解後、スラーリを、0.8mm〜1.0mmケイ酸ジルコニウムビーズの85%充填及び60メーター/分のシャフトスペーサーの先端速度を使用して、50g/分の速度でPremier Millを2回通過させた。温度はステアリン酸マグネシウムが柔軟化することを防止するために50℃未満に維持した。粉砕後、スラーリを40ミクロンの絶対ワイヤメッシュフィルターを通過させた。生成されたステアリン酸マグネシウムの平均粉末度は約2ミクロンであった。
乾式紡糸後の、スパンデックス中の残留DMAcは繊維の重量を基礎にして0.4ないし0.6パーセントの範囲内にあった。
EBSはこれらの濃度のステアリン酸カルシウム及び微細化ステアリン酸マグネシウムと同様に粘性を減少させるのに有効であった。
実施例5
本実施例は、本発明のものでない添加剤の、乾式紡糸スパンデックスの粘性に対する効果を示している。ステアラミドは工業銘柄(Acros Organics, division of Fisher Scientific, Pittsburgh, PA)であった。「IV」はイソシアン酸オクタデシル(工業銘柄、Aldrich)のEDAとの反応生成物のアルキレンビス(アルキル尿素)である。
スパンデックス中の残留DMAcは繊維を基礎にして0.4ないし0.6重量パーセントの範囲内にあった。
脂肪酸アミドも非環式脂肪酸ビス尿素も乾式紡糸スパンデックスの粘性を減少させるのに有効ではなかった。
実施例6
本実施例は、本発明のものでない粘着防止添加剤を含むポリマー溶液を乾式紡糸する時の紡糸連続性と比較した、本発明の粘着防止添加剤を含むポリマー溶液を乾式紡糸する時の紡糸連続性を示している。
(a)溶液ポンプ、(b)30ミクロンのDynalloy焼結金属フィルター要素(Memtec America, Deland, FL)の付いたキャンドルフィルター、(c)計量ポンプ、及び(d)0.03cm(12mil)の直径の紡糸口金のオリフィスを有する紡糸口金板を含んでなるテスト装置が、使用された。テストされたポリマー溶液は、本発明のEBSを0.5重量%か又は微細化ステアリン酸マグネシウム0.2重量%を含む、実施例1、2及び3のために調製されたような基礎溶液であった。キャンドルフィルターを通過したポリマー溶液の流量は9.1g/cm2/時間であった。フィルターにおける圧力低下が、開始時(清浄なフィルター)圧力低下の約335%に増加した時に、この時点で、計量ポンプが紡糸口金にポンプし続けるのに不十分な圧力が存在し、破損フィラメントが出現し始めるので、このテスト装置は操作不能になる。フィルターの圧力低下は工程の質及び紡糸連続性の目安として使用される。
第1のテストにおいて、粘着防止添加剤が0.5重量%のEBSである時、テスト装置は6日間にわたり、フィルター又は紡糸口金板を取り替えることなく操作された。粘着防止添加剤が0.2重量%の微細化ステアリン酸マグネシウムである場合、約1日後に劣化した工程が、フィルターの取り替えを必要とした。
粘着防止添加剤として微細化ステアリン酸マグネシウム0.2重量%を使用した第2のテストにおいては、フィルターの圧力低下の増加率は、開始時(清浄なフィルター)の圧力低下を基礎にして、8時間の期間にわたり、毎時約12.5%であった。それに対して、EBS0.5重量%を添加剤として使用した時には、8時間の期間を通して、フィルター上に圧力低下の増加は認められなかった。
これらの結果から示されるように、本発明の粘着防止添加剤を使用することにより、スパンデックスの、生成された巻取りパッケージにおいて低い粘性の特徴を得ることに加えて、スパンデックスの製造工程において、予期されなかった良好な乾式紡糸の連続性が達成される。更にこれらの添加剤を使用する時、好都合な結果を得るために、けいそう土、シリカ、タルク、長石、雲母、炭素黒、重炭酸カルシウム、又は重炭酸ナトリウムのような微細分割不活性粒状固体の必要性がない。
Claims (8)
- ポリウレタン尿素繊維の0.5〜5.0重量%の粘着防止添加剤を含有するポリウレタン尿素繊維であって、そこで、該添加剤が式(I)
R1−Z−R2 (I)
[式中、
R1及びR2はそれぞれ独立して、14ないし22個の炭素原子を有するアルキル及び、14ないし22個の炭素原子を有するアルケニルからなる群から選択され、そして
Zは、 −C(O)−NH−R3−NH−C(O)−、
−NH−C(O)−NH−R4−NH−C(O)−NH−、
及び
−NH−C(O)−NH−、
(ここで、
R3は2ないし6個の炭素原子を有するアルキレンであり、
そして
R4は芳香族又は環式脂肪族基であり、6ないし18個の炭素原子を有し、その窒素原子はそれぞれ、R4基中の環の炭素に結合している)
からなる群から選択される]
の化合物又はその混合物であるスパンデックス繊維。 - 粘着防止添加剤がエチレンビス−ステアラミド又はエチレンビス−オレイルアミドである請求項1記載のスパンデックス繊維。
- 前記ポリウレタン尿素繊維が44デシテックス未満である、請求項1記載のポリウレタン尿素繊維。
- ポリウレタン尿素繊維ポリウレタンのグリコール前駆体部分がテトラヒドロフラン及び3−メチルテトラヒドロフランのコポリマーである、請求項1記載のポリウレタン尿素繊維。
- 円筒状コア及び該コア上に巻かれた請求項1記載のポリウレタン尿素繊維からなるポリウレタン尿素繊維供給パッケージ。
- (a)溶液中にポリウレタン尿素を調製すること、
(b)式(I)
R1−Z−R2 (I)
[式中、
R1及びR2はそれぞれ独立して、14ないし22個の炭素原子を有するアルキル及び、14ないし22個の炭素原子を有するアルケニルからなる群から選択され、そして
Zは、 −C(O)−NH−R3−NH−C(O)−、
−NH−C(O)−NH−R4−NH−C(O)−NH−、
及び
−NH−C(O)−NH−、
(ここで、
R3は2ないし6個の炭素原子を有するアルキレンであり、
そして
R4は芳香族又は環式脂肪族基であり、6ないし18個の炭素原子を有し、その窒素原子はそれぞれ、R4基中の環の炭素に結合している)
からなる群から選択される]
の粘着防止添加剤又はその混合物を、ポリウレタン尿素の0.5〜5.0重量%を添加すること、並びに
(c)該溶液を乾式紡糸してポリウレタン尿素繊維を形成すること、
の段階を含んでなる、粘着防止添加剤を含むポリウレタン尿素繊維の製法。 - 粘着防止添加剤がエチレンビス−ステアラミド又はエチレンビス−オレイルアミドである、請求項6記載の方法。
- (d)円筒状コアの周囲にポリウレタン尿素繊維を巻取ること、の段階を更に含んでなる、請求項6記載の方法。
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