JP4004342B2 - 乗員拘束装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シートに設けられる乗員拘束装置に関し、特に衝突などの衝撃発生時に乗員の上半身を拘束する手段を具備する車両に於ける乗員の下半身を拘束するための乗員拘束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シートベルトやエアバッグ等、前方衝突時に乗員の主に上半身を拘束する装置を車両に装備するのが一般的になっているが、例えばシートベルトを装備する車両に於いて、前方衝突発生時に乗員がシートベルトの下部から前方へ滑り出して腰ベルトが骨盤部分から外れて乗員拘束部位がずれ、シートベルトの乗員拘束性能を低下させるなどの不具合を生じる所謂サブマリン現象がある。
【0003】
したがって、前方衝突時の乗員安全性の確保においてはできるだけ早い段階で乗員を拘束することが必要である。その拘束を行う装置の一つとして、例えば図8に示されるものがある。図のものにあっては、シートクッション31の前部の下方にて左右に横切る滑り出し防止部材としての拘束用パイプ32を設け、衝突時の衝撃検知信号により拘束用パイプ32を上方に持ち上げるために、拘束用パイプ32の両端部を支持すると共に揺動自在にシートフレーム33に枢支された左右一対のアーム34を設け、アーム34を揺動させることにより拘束用パイプ32をシートクッション31の上方に突出させるように駆動する駆動装置35をシートフレーム33の左右側壁部に設けている。その駆動装置35には火薬アクチュエータを用いている。これにより、シートクッション31の前部の下方に設けられた拘束用パイプ32を衝突時に速やかに上方へ突出させることができるため、上記サブマリン現象の発生を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記乗員拘束装置にあっては、火薬アクチュエータによる一方向への駆動力で拘束用パイプを突出させていることから、一度動作したものは、シートの他の部分に問題がない場合であっても再使用することができないという欠点があった。
【0005】
近年、前方衝突時により一層早い段階での乗員拘束を行う手段として、例えば特開平9−272401号公報や特開平6−286581号公報に開示されているようなプリクラッシュシステムが検討されている。このプリクラッシュシステムは、衝突予知手段を設け、衝突を予知した場合に例えばシートベルトを拘束方向に駆動して衝突に備えることにより、衝突時には予知で駆動した分だけ早く乗員を拘束することができるようにしたものである。また、衝突予知のみで終わった場合には予知で駆動したものを元の状態に戻すことができるようになっている。
【0006】
しかしながら、サブマリン現象を防止する上記乗員拘束装置で火薬アクチュエータを用いたものにあっては、そのままでは衝突予知信号に応じて拘束方向に駆動しておくということができないという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、サブマリン現象を防止する乗員拘束装置において再使用が可能でありかつより一層早い拘束動作を実現するために、本発明に於いては、衝突検出時に乗員の下半身を拘束することにより前方への飛び出しを防止するための乗員拘束装置であって、乗員の前方移動を抑制するべくシートクッションの前部にて上方に突出可能にシートフレームに可動支持された滑り出し防止部材と、衝突センサと、衝突検出時に前記滑り出し防止部材を前記上方に突出させる駆動装置と、前記滑り出し防止部材と前記駆動手段との間に設けられた駆動力伝達手段とを有し、前記駆動力伝達手段が、前記滑り出し防止部材側からの入力を受けるスクリュー軸と、前記スクリュー軸と同軸的に設けられたピストンと、前記スクリュー軸の一部を前記ピストンと共に受容するシリンダと、前記スクリュー軸の前記シリンダへの没入方向には前記スクリュー軸のねじ山に係合する向きにガイドされかつ当該係合する向きにばね付勢された係合片を備えるワンウェイロック機構とを有し、さらに衝突予知センサを有し、前記駆動装置が、前記スクリュー軸と前記ピストンとを別個に駆動する手段を有し、前記駆動装置により、前記衝突予知センサにより衝突が予知されたら前記スクリュー軸を回転させて前記滑り出し防止部材を前記突出方向に駆動し始め、前記衝突センサにより衝突が検出されたら前記スクリュー軸を前記シリンダから突出させる向きに前記ピストンを駆動して前記滑り出し防止部材を前記突出方向に当該衝突予知時よりも高速駆動し、衝突が検出されなかった場合には前記スクリュー軸を逆転させて前記滑り出し防止部材を初期位置に戻すものとした。
【0008】
これによれば、衝突時に乗員の前方への飛び出しを防止するべくシートクッションの前部にて上方に突出する滑り出し防止部材を設けた乗員拘束装置において、滑り出し防止部材を初期位置と拘束位置(最大突出位置)との両位置に向けて駆動するための駆動力伝達手段として、例えばねじ棒を回してナット部材を可逆変位させるジャッキ構造を用いることができる。そのナット部材と滑り出し防止部材とをリンク結合し、ねじ棒を駆動装置(例えばモータ)により回してナット部材を変位させることにより、滑り出し防止部材を突出させることができる。そのようなジャッキ構造により、滑り出し防止部材が突出した状態から例えば駆動装置を逆転駆動すれば、滑り出し防止部材を元の位置に戻すことができる。これにより、例えばシートに異常が無い場合には再使用が可能になる。また、例えば工具により駆動装置の逆転駆動と同等の操作を行うようにしても良い。
【0009】
さらに、衝突前に滑り出し防止部材をある程度突出方向に駆動しておくことから、衝突時にはその位置から滑り出し防止部材を突出させることができるため、衝突時における滑り出し防止部材の所定の拘束位置までの突出を早く行うことができると共に、衝突が回避された場合、その後の運転姿勢に影響を及ぼすことが無く、そのまま使用し続けることができる。
【0010】
また、例えば火薬アクチュエータを用いることにより、その爆発力で瞬時に大きな駆動力を発生することができるため、衝突時に火薬アクチュエータにより滑り出し防止部材を駆動して、衝突時に滑り出し防止部材をより一層早く突出させることができる。
【0011】
また、前記駆動力伝達手段が、前記滑り出し防止部材を枢支しかつ前記シートフレームに対して変位可能に設けられた可動枢支部材と、前記可動枢支部材の変位に伴って前記滑り出し防止部材を回動させるように前記滑り出し防止部材と係合しかつ前記シートフレーム側に設けられた固定係合部とを有すると良い。これによれば、滑り出し防止部材と固定係合部との係合を、滑り出し防止部材が可動枢支部との枢支部回りに回動し得るようにスライドしつつ係合する構造とすることにより、可動枢支部材の変位に伴って滑り出し防止部材が回動してその一部を突出させることができる。また、滑り出し防止部材が逆にスライドすることにより、滑り出し防止部材の突出を初期状態に戻すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明が適用された車両用シート1の斜視図を示す。シート1は、乗員の着座部分に発泡材等により形成されたシートクッション2と、このシートクッション2の下部を支持する矩形皿形のシートフレーム3とを有している。シートフレーム3の左右の両側壁部には、乗員拘束装置を構成する一対のサブアッセンブリ4が取り付けられている。シートクッション2の前部の下側には滑り出し防止部材としての拘束用パイプ5が左右方向に延在するように配置されている。
【0014】
拘束用パイプ5の両端部は、滑り出し防止部材の一部をなす左右一対のアーム6の一端部により支持されている。両アーム6の中間部が、左右に配置された可動枢支部材としてのギヤボックス7との両者間に設けられた枢支軸7bにより枢支されており、拘束用パイプ5が上下方向に揺動自在にされている。拘束用パイプ5は、衝撃発生時に、乗員の大腿部を支えて臀部、腰部のシートクッション2上の前方への滑り出しを止めるものである。なお、拘束用パイプ5を徐々に変形させて衝撃を吸収することもできる。
【0015】
なお、シートフレーム3の拘束用パイプ5よりも前側には、シートクッション2の対応する部分の表面が滑らかな面となるように、拘束用パイプ5の上面と略同一高さでシート1の左右方向に延在する凸条部8が設けられている。この凸条部8により、着座している乗員の大腿部に収納(初期)状態の拘束用パイプ5による異物感を与えることを防止することができる。
【0016】
図2に乗員拘束装置の斜視図を示す。左右のギヤボックス7の間に配置されたモータ9の駆動軸9aがギヤボックス7の入力軸となり、入力軸に直交してシートフレーム3の左右側壁部に沿うようにシート1の後方に向けて延出するスクリュー軸7aがギヤボックス7の出力軸として設けられている。
【0017】
サブアッセンブリ4のケーシング4aがシートフレーム3の左右側壁部に例えばねじにより締結されて固定されており、ケーシング4aにはナット部材10が一体的に固定されている。そのナット部材10にスクリュー軸7aがねじ係合しており、ケーシング4aに対してスクリュー軸7aを介してギヤボックス7が支持されている。そのケーシング4aのギヤボックス7側の一端部に設けられた固定係合部としての係合ピン4bが、アーム6の他端部に設けられたガイド孔6aと係合している(図3参照)。
【0018】
ギヤボックス7によるアーム6の枢支と、ケーシング4aの係合ピン4bとアーム6との係合とにより、変位変換手段が構成されている。モータ9によりスクリュー軸7aが回転すると、固定されているケーシング4aに一体化されているナット部材10に対してスクリュー軸7aが進退し、それに伴ってギヤボックス7がスクリュー軸7aの軸線方向に往復運動し得るようになっている。そのギヤボックス7とナット部材10との相対変位により、拘束用パイプ5が枢支軸7b回りに回動する。また、モータ9・ギヤボックス7・サブアッセンブリ4により駆動装置が構成されている。なお、ギヤボックス7は、例えばシートフレーム3に設けた図示されないガイドによりスクリュー軸7aの軸線方向にスライドし得るようにされている。
【0019】
モータ9は制御ユニット11により制御されるようになっている。その制御ユニット11には、衝突センサ12と衝突予知センサ13とが接続されている。衝突センサ12は例えば加速度センサであって良く、また衝突予知センサ13は例えばレーザレーダであって良い。衝突予知検出手段としては、衝突予知センサ13により前方障害物を検出しつつ、制御ユニット11で障害物の接近状態から衝突の虞があることを判断するものであって良い。
【0020】
このようにして構成された乗員拘束装置にあっては制御ユニット11により、衝突予知センサ13からの検出信号の入力に基づいて衝突の虞があると判断したら、モータ9に拘束用パイプ5を持ち上げる向きの駆動信号を出力する。この時には例えば拘束用パイプ5を少し持ち上げる程度、あるいは低速駆動する衝突予知信号を出力する。衝突予知信号に応じてモータ9の駆動軸9aが正転すると、スクリュー軸7aが対応する向きに回転する。ナット部材10がケーシング4aを介してシートフレーム3に固定されていることから、ギヤボックス7が図3(a)の矢印Aに示されるようにナット部材10に対してシート1の前方に変位する。なお、ギヤボックス7及びモータ9を、シートフレーム3上をスライド可能な図示されないスライド板に取り付けておくことにより、ギヤボックス7と共にモータ9を一体的に変位させることができる。これにより、拘束用パイプ5は、図3(a)の矢印Bに示されるように突出方向に少し変位して、想像線に示されるように初期位置(図3(a)の実線)から少し持ち上げられた状態になる。
【0021】
次に、衝突センサ12からの検出信号で衝突したと判断した時には、モータ9を高速駆動する。これにより、ギヤボックス7が図3(b)の矢印Cに示される向きにナット部材10に対してシート1の前方に大きく変位し、図3(a)の想像線の状態から図3(b)の矢印Dに示されるように拘束用パイプ5を突出方向に変位させるようにアーム6が回転して、拘束用パイプ5を図3(b)の拘束位置まで瞬時に持ち上げることができる。この時、拘束用パイプ5を、初期位置から持ち上げるのではなく、少し持ち上げた位置(図3(a)の想像線)から持ち上げることから、初期位置から持ち上げるよりも早く拘束位置(図3(b))まで持ち上げることができる。その結果、衝突時に乗員をより一層早く拘束することが可能になる。
【0022】
この突出した拘束用パイプ5が、慣性により前方に移動しようとする乗員の座骨に直接的に作用してその臀部、腰部の前方移動を止めるため、サブマリン現象を防止することができる。これら各減速度を図4(a)・(b)・(c)の各実線で示すと共に、シートベルトのみの車両の衝突等の衝撃発生時の乗員の腰部・胸部・頭部の各減速度(破線)と、シートベルトに加えてシートの先端近傍で乗員の膝部を持ち上げる従来の乗員拘束装置を具備する車両の衝突等の衝撃発生時の乗員の腰部・胸部・頭部の各減速度(想像線)とを各図に併記した。
【0023】
図に示されるように、シートベルトのみや従来の乗員拘束装置による場合に対して、乗員腰部の減速度を早期に立ち上げることができる(Δt3)。これに伴いシートベルト16の作用と相俟って胸部及び頭部の減速度も早期に立ち上げることができる(Δt1・Δt2)。また、胸部及び頭部の減速度のピークを低くすることができる(ΔG1・ΔG2)。さらに、腰部の前方移動を抑制することはそれよりも下半身側の前方移動をも抑制することとなるため、膝部や足首まわりと前部壁との干渉も防止または軽減される。
【0024】
このように、衝突時、乗員がシートベルトの下部から前方へ滑り出すことがなく、効率的に乗員を拘束することができると共に、早期に乗員の腰部(臀部)の減速度を立ち上げることができ、乗員の腰部が押さえられることで、頭部及び胸部の減速度も早く立ち上がるようになり、減速度のピークを低く抑えることができる。
【0025】
また、衝突が回避された場合、例えば予備信号出力開始から所定時間経過しても衝突センサ12による衝突検出信号が発生しなかった場合には、モータ9に逆転信号を出力し、拘束用パイプ5を元(初期位置)に戻す。これにより、その後の運転姿勢に影響を及ぼすことが無く、そのまま使用し続けることができる。なお、衝突時の拘束用パイプ5の持ち上げ動作を行った場合であっても、シート1に異常がなければ、モータ9を逆転させて拘束用パイプ5を元に戻すことができる。これにより、本乗員拘束装置の再利用が可能である。
【0026】
次に、図5および図6に第2の例を示す。なお、上記図示例と同様の部分には同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。この第2の例のものにあっては、サブアッセンブリ4のナット部材10の代わりにワンウェイロック機構14を設けると共に、サブアッセンブリ4の一方のワンウェイロック機構14の後端に、衝突時加速駆動手段としての火薬アクチュエータ15を設けている。
【0027】
ワンウェイロック機構14及び火薬アクチュエータ15の一例を図7に示す。図示例では、ケーシング4aに固定されるシリンダ23の内孔23a内に往復動可能にピストン本体21が受容され、シリンダ23の底部(ピストン本体21の没入側)にガス発生装置24が設けられている。スクリュー軸7aの先端部が、シリンダ23内に没入し、回転可能にピストン本体21に当接している。
【0028】
ピストン本体21とガス発生装置24との間には弾性を有するシール部材25及び圧縮コイルばね26が介装されている。この圧縮コイルばね26により、ピストン本体21が作動方向(図の左側である突出方向)に常に付勢されている。シール部材25は軸線方向に弾性を有し、かつガス発生時に確実にその漏れを防止できるものであれば良い。
【0029】
シリンダ23の先端部(開口端)にワンウェイロック機構14が設けられている。このワンウェイロック機構14は、スクリュー軸7aを外囲するようにシリンダ23の先端部に固設されたケーシング28と、ケーシング28内に受容されかつスクリュー軸7aのねじ山(ねじ溝)に係合し得るねじ溝(ねじ山)を有する係合片29と、係合片29をスクリュー軸7aの没入方向に付勢するようにケーシング28内に受容されたばね30とにより構成されている。
【0030】
なお、ケーシング28内には大径部28aと、該大径部28aから徐々に狭くなるテーパ部28bとが設けられ、テーパ部28bに係合片29の外周面の一部が面接触するようになっている。従って、図7の組み立てた状態の係合片29は、ばね30によりテーパ部28bに押圧されるため、そのテーパ部28bによりガイドされてスクリュー軸7aのねじ山に向けて付勢されている。
【0031】
それに対して、スクリュー軸7aが突出する方向(図の左側)に移動する場合には、係合片29は、ピストン部材21と係合している間はばね30の付勢力に抗してピストン部材21と共に移動し、大径部28aに至るに連れてピストン部材21との係合状態が解除されるようになり、スクリュー軸7aは自由になる。逆に、スクリュー軸7aをシリンダ23内に没入する方向に動かそうとすると、ばね30により付勢されている係合片29がテーパ部28bによりガイドされてスクリュー軸7aのねじ山により一層係合するようになり、スクリュー軸7aと係合片29とがシリンダ23に対して固定状態となる。なお、上記構成では1つの係合片29を用い、スクリュー軸7aの外周面の一部に係合する構造としたが、複数の係合片を用いてスクリュー軸7aの全周にて係合する構成としても良い。また、モータ9による逆転駆動に限られない。例えば工具によりモータ9の駆動軸を回すことにより、モータ9の逆転駆動と同等の操作を行うことができる。
【0032】
次に、本実施形態の作動要領について説明する。衝突予知センサ13からの検出信号の入力に基づいて衝突の虞があると判断した場合の制御は上記例と同様である。すなわち、モータ9を回転させることにより、スクリュー軸7aにより係合片29をシリンダ23の底部側に押し込む力が働くため、ワンウェイロック機構14がナット部材10の代わりになり、ギヤボックス7が前方に移動して、拘束用パイプ5が図6(a)の想像線に示されるように少し持ち上げられる。なお、衝突が発生しなかった場合には、モータ9を逆転させることにより上記例と同様に拘束用パイプ5を初期位置に戻すことができる。
【0033】
衝突センサ12により、衝突等の衝撃発生が検出されたら、ガス発生装置24にてガスが発生し、シリンダ23の内圧が急激に高まることでピストン本体21の突出方向への推力が発生し、ピストン本体21により押されてスクリュー軸7aがシリンダ23から瞬時に押し出される。この時のスクリュー軸7aの移動に対しては上記したようにワンウェイロック機構14によるねじ係合が解除されるため、スクリュー軸7aの押し出される向きの移動が阻害されることはない。このスクリュー軸7aの飛び出しにより、上記例と同様にギヤボックス7の枢支軸回りにアーム6が回転し、拘束用パイプ5が図6(b)に示されるようにシート1の上方に突出する。
【0034】
この例においても、衝突を予知したら拘束用パイプ5を少し持ち上げておくことから、その後の衝突時の拘束用パイプ5の所定位置までの突出時間を短縮することができる。その作用効果も上記例と同様であるが、火薬アクチュエータ15による爆発力でスクリュー軸7aを押し出すことから、上記例よりも早く拘束用パイプ5を持ち上げることができる。
【0035】
ガス発生装置24によるガス発生が終わると火薬アクチュエータ15による駆動力が消失するが、ワンウェイロック機構14により、上方に移動したパイプ13が下方に戻ることがない。また、拘束用パイプ5が変形すると、シートベルトと共に衝撃を吸収しつつ乗員を減速させることができる。
【0036】
なお、火薬アクチュエータ15をシート1の左右の一方にのみ設けることに限ることなく、左右両側に設けても良い。この左右両方に設ける場合には、アクチュエータ単体を小型化でき、装置が局部的に大型化することがないため、レイアウト性が向上する。
【0037】
【発明の効果】
このように本発明によれば、衝突時に乗員の前方への飛び出しを防止するべくシートクッションの前部にて上方に突出する滑り出し防止部材を設けた乗員拘束装置において、滑り出し防止部材を初期位置と拘束位置(最大突出位置)との両位置に向けて駆動するための駆動力伝達手段として、例えばねじ棒を回してナット部材を可逆変位させるジャッキ構造を用いることができる。そのナット部材と滑り出し防止部材とをリンク結合し、ねじ棒を駆動装置(例えばモータ)により回してナット部材を変位させることにより、滑り出し防止部材を突出させることができる。そのようなジャッキ構造により、滑り出し防止部材が突出した状態から例えば駆動装置を逆転駆動すれば、滑り出し防止部材を元の位置に戻すことができる。これにより、例えばシートに異常が無い場合には再使用が可能になり、省資源化に貢献し得る。また、例えば工具により駆動装置の逆転駆動と同等の操作を行うようにしても良い。
【0038】
特に、衝突前に滑り出し防止部材をある程度突出方向に駆動しておくことにより、衝突時にはその位置から滑り出し防止部材を突出させることができるため、衝突時における滑り出し防止部材の所定の拘束位置までの突出を早く行うことができ、乗員を早く拘束することができる。また、衝突予知時の駆動よりも早くする衝突時加速駆動手段として例えば火薬アクチュエータを用いることにより、その爆発力で瞬時に大きな駆動力を発生することができるため、衝突時に火薬アクチュエータにより滑り出し防止部材を駆動して、衝突時に滑り出し防止部材をより一層早く突出させることができ、より早く乗員を拘束することができる。
【0039】
また、滑り出し防止部材と固定係合部との係合を、滑り出し防止部材が可動枢支部との枢支部回りに回動し得るようにスライドしつつ係合する構造とすることにより、可動枢支部材の変位に伴って滑り出し防止部材が回動してその一部を突出させることができる。また、滑り出し防止部材が逆にスライドすることにより、滑り出し防止部材の突出を初期状態に戻すことができる。これにより、簡単な機構で滑り出し防止部材を初期位置と拘束位置との両位置に向けて駆動することができ、装置を低廉化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両用シートの斜視図。
【図2】本発明に基づく乗員拘束装置の要部斜視図。
【図3】(a)は拘束用アームの初期位置及び衝突予知時を示す要部側面図であり、(b)は衝突時の拘束位置を示す要部側面図。
【図4】(a)、(b)、(c)は、車両の衝撃発生時の乗員の腰部、胸部及び頭部の減速度を示すグラフ。
【図5】第2の例における乗員拘束装置の要部斜視図。
【図6】(a)は第2の例における拘束用アームの初期位置及び衝突予知時を示す要部側面図であり、(b)はその衝突時の拘束位置を示す要部側面図。
【図7】他の例における火薬アクチュエータ及びワンウェイロック機構を示す側断面図。
【図8】従来の乗員拘束装置を設けた車両用シートの斜視図。
【符号の説明】
1 シート
2 シートクッション
3 シートフレーム
4 サブアッセンブリ
5 拘束用パイプ
6 アーム
7 ギヤボックス、7a スクリュー軸
9 モータ
10 ナット部材
11 制御ユニット
12 衝突センサ
13 衝突予知センサ
14 ワンウェイロック機構
15 火薬アクチュエータ
Claims (2)
- 衝突検出時に乗員の下半身を拘束することにより前方への飛び出しを防止するための乗員拘束装置であって、
乗員の前方移動を抑制するべくシートクッションの前部にて上方に突出可能にシートフレームに可動支持された滑り出し防止部材と、衝突センサと、衝突検出時に前記滑り出し防止部材を前記上方に突出させる駆動装置と、前記滑り出し防止部材と前記駆動手段との間に設けられた駆動力伝達手段とを有し、
前記駆動力伝達手段が、前記滑り出し防止部材側からの入力を受けるスクリュー軸と、前記スクリュー軸と同軸的に設けられたピストンと、前記スクリュー軸の一部を前記ピストンと共に受容するシリンダと、前記スクリュー軸の前記シリンダへの没入方向には前記スクリュー軸のねじ山に係合する向きにガイドされかつ当該係合する向きにばね付勢された係合片を備えるワンウェイロック機構とを有し、
前記駆動装置が、前記スクリュー軸と前記ピストンとを別個に駆動する手段を有し、
さらに衝突予知センサを有し、
前記駆動装置により、前記衝突予知センサにより衝突が予知されたら前記スクリュー軸を回転させて前記滑り出し防止部材を前記突出方向に駆動し始め、前記衝突センサにより衝突が検出されたら前記スクリュー軸を前記シリンダから突出させる向きに前記ピストンを駆動して前記滑り出し防止部材を前記突出方向に当該衝突予知時よりも高速駆動し、衝突が検出されなかった場合には前記スクリュー軸を逆転させて前記滑り出し防止部材を初期位置に戻すことを特徴とする乗員拘束装置。 - 前記駆動力伝達手段が、前記滑り出し防止部材を枢支しかつ前記シートフレームに対して変位可能に設けられた可動枢支部材と、前記可動枢支部材の変位に伴って前記滑り出し防止部材を回動させるように前記滑り出し防止部材と係合しかつ前記シートフレーム側に設けられた固定係合部とを有することを特徴とする請求項1に記載の乗員拘束装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002193073A JP4004342B2 (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 乗員拘束装置 |
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