JP4004272B2 - バルブ開閉駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ駆動によって弁体を動作させて、流路の開閉を行うバルブ開閉駆動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、冷蔵庫や空調機の冷媒の流路等を開閉して、流路に通じる室の温度制御等を行うための装置として、モータのロータの回転力を利用して軸方向に進退移動する弁体を開閉弁として用いたバルブ開閉駆動装置がある。以下に、その外観構成を説明する。
【0003】
図18に示すように、バルブ開閉駆動装置501の本体ケース502は、真鍮製のケース部材502aとプレス成形により形成された502bを付き合わせて接合して構成される。真鍮製のケース本体502aには、開口(図示省略)が複数形成され、各開口には流体を本体ケース502の内部へ送るための流入管505およびケース本体502の外部へ流体を送るための流出管506が接合される。なお、組み立て時においては、まず、流入管505および流出管506をケース部材502aの貫通孔内に流入管505および流出管506を仮保持させた状態で、ロウ付け等により完全に固定することとなる。
【0004】
そして、本体ケース502の外周面には、モータ507のステータ部(図示省略)を内部に格納したステータケース508が固定される。図18は、ステータケース508を本体ケース502にはめ込む前段階を示した図であり、ステータケース508は図18の矢印X’方向にはめ込まれる。
【0005】
これにより、ステータケース508内に格納されたステータ部は、本体ケース502に対して位置決めされた状態ではめ込まれる。この結果、ステータ部は、本体ケース502内に回転自在に配置されたロータ(図示省略)と、本体ケース502を隔てて対向配置されることとなる。なお、本体ケース502内には、ロータの回転力により軸方向に進退移動する弁体(図示省略)が設けられており、この弁体の進退動作に伴って上述の開口の一つを開閉するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のバルブ開閉駆動装置は、真鍮製のケース部材502aの貫通孔内に流入管505および流出管506を仮保持させた後に、流入管505および流出管506をロウ付け等によりケース部材502aに完全に固定するように構成されている。従来のように、流入管505および流出管506を接合する側のケース部材502aを真鍮製とすると、ある程度ケース部材502に厚みを持たせることができる。このため、流入管505および流出管506を厚みのあるケース部材502aの貫通孔内に差し込むことで、完全固定前の流入管505および流出管506の仮保持が確実に行える。
【0007】
しかし、ケース体502の一部を構成するケース部材502aを真鍮製とすると、製造コストは高くなる。そこで、製造コストが安価なプレス成形品を流入管505および流出管506を接合する側のケース部材にも適用することが、製造費用の面から見ると好ましい。ところが、ケース部材502aをプレス成形品とすると、成形品の性質上、ケース部材502aの厚みをそれ程厚くすることができない。そのため、ケース部材502aに形成される貫通孔はそれ程深いものとはならない。したがって、流入管505および流出管506をケース本体502に取り付ける際に、流入管505および流出管506の仮保持を行うことが困難である。
【0008】
そこで、本発明は、製造コストが安価なプレス成形によって本体ケースを製造し、かつ本体ケースに対して確実に仮保持をした後に、流入管および流出管を接合することが可能なバルブ開閉駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明のバルブ駆動開閉装置は、流体を流入させる流入管および流体を流出させる流出管がそれぞれ接続され、流入管を通って内部に流入した流体を流出管に導く流体流出路を設けてなる本体ケースと、この本体ケース内に配設され流入管または流出管に連結する開口部を開閉する弁体と、この弁体を開閉駆動する駆動手段とを有するバルブ開閉駆動装置であって、駆動手段は、本体ケースの外側に配置されるステータ部と、本体ケースの内側でステータ部に対向され弁体に連動して当該弁体を開閉駆動するロータから成るモータにより構成され、本体ケースをプレス成形により形成し、本体ケースへ流入管または流出管を接合する際の仮保持部を、本体ケースと別体で構成されたホルダー部材に備え、このホルダー部材を構成する平面部を開口部が形成される本体ケースの底壁面に当接させて、ホルダー部材を本体ケースに直接または間接的に支持させたことを特徴としている。
【0010】
上述の発明によれば、ケースへ流入管および流出管を接合する際の仮保持部を、本体ケースに直接または間接的に支持されるホルダー部材に設けたため、流入管または流出管の姿勢(接合角度や位置等)を良好に保ちながら、接合作業をすることが可能となる。
【0011】
また、他の発明は、上述のバルブ開閉駆動装置において、ホルダー部材に、ステータを位置決め固定をするための固定部を設けたことを特徴としている。このため、ホルダー部材を介してステータと本体ケースとが位置決めされることとなる。すなわち、本体ケース内に配置されるロータと、本体ケースの外側に配置されるステータが位置決めされ、かつ流体圧力によって本体ケースが膨張してもその位置精度が狂わない。なお、弁体をボール弁や円板等の回転方向において位置ズレを起こしやすいもので構成するとしても、本発明は、本体ケースとステータとを軸方向および回転方向において、ホルダー部材を用いて一義的に位置決めする構造であるため、メカ的な原点位置とステータの電気的な原点位置とが確実に位置決めされる。この結果、特に問題の生じやすい、回転方向における位置ズレを確実に阻止することができる。
【0012】
また、他の発明は、上述のバルブ開閉駆動装置において、本体ケースと別体で構成されたリング状のボス部材の一端側を開口部内に固定し、ボス部材の他端側は仮保持部と協動して、本体ケースへ流入管または流出管を接合する際の仮保持を行うものとしたことを特徴としている。そのため、本体ケースの開口部を単純な孔で構成することができ、加工が容易である。しかも、開口部にはめ込まれるボス部材を仮保持部として利用することができるため、本体ケースへの流入管または流出管の取り付けも容易となる。
【0013】
また、他の発明は、上述のバルブ開閉駆動装置において、本体ケースは、開放部を有するケース体と、流入管および流出管をそれぞれ固定する固定部を備えると共にケース体の開放部を塞ぐ地板から構成され、ホルダー部材は、固定部から所定間隔離れかつ流入管および流出管の外周面に当接する挿通孔を備えたことを特徴としている。
【0014】
そのため、流入管または流出管を仕様に応じて曲げる加工をする場合、曲げの応力が固定部のみに集中せず、流入管および流出管の外周面に当接するホルダー部材の挿通孔にも分散する。したがって、上述の加工時において、地板の固定部にクラックが入りにくいものとなる。加えて、流出管または流入管を開口部にロウ付けする構成とする場合、上述の挿通孔はロウ付けのガイドともなる。
【0015】
また、他の発明は、上述のバルブ開閉駆動装置において、地板の固定部は、流入管または流出管の端部を差し込む階段状部で構成され、かつこの階段状部が仮保持部と協動して、本体ケースへ流入管または流出管を接合する際の仮保持を行うものとしたことを特徴としている。
【0016】
そのため、地板に流入管または流出管を取り付け固定する際に、例えばロウ付け固定前の仮保持を上述の階段状部を用いて容易にかつ確実に行える。すなわち、地板の固定部が階段状となっているため、完全なる固定の前段階となる仮保持状態時において、最奥の部分に流入管または流出管の端部が当接し、端部から少し離れた部位が仮保持部に当接することとなる。したがって、仮保持が最奥部と少し離れた仮保持部の2点で行われることとなり、より確実な仮保持が実現できる。また、階段状部を備えることにより、ロウ付け部位の表面積を確保することができる。したがって、固定強度を強くすることができ、流入管または流出管の取付部からの内部流体の漏れを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1および図2に示されている第1の実施の形態にかかるバルブ開閉駆動装置1は、流体を内部に流入させるための流入管5および流体を流出させる流出管6が接続された本体ケース2と、この本体ケース2に設けられた2つの開口3のうち流入管5が接続された側の開口3を開閉して流体の流れを通過/阻止する弁体4と、この弁体4を開閉駆動する駆動手段となるステッピングモータ(以下、単にモータという)7と、モータ7のステータ71を固定するための固定部を備えたホルダー部材9から構成されている。
【0019】
本体ケース2は、流入管5を通って内部に流入した流体を流出管6側に導くものとなっている。なお、本実施の形態では、本体ケース2に2つの開口3が形成され、各開口3,3にそれぞれ流入管5および流出管6が接続された構成となっているが、開口3は3つ以上あっても良い。また、それに伴い流入管5および流出管6も、それぞれもしくはいずれか一方が複数あっても良い。
【0020】
本体ケース2は、ステンレス(SUS)材により形成されたほぼカップ状のプレス絞り加工部品からなる第1ケース部材2aおよび第2ケース部材2bを、互いに対面するように突き合わせたものであって、これらの第1ケース部材2aと第2ケース部材2bとの突き合わせ部分に設けられたフランジ部2a3,2b3どうしが密着された状態で、TIG(タングステンイナートガス)溶接により固着されていることによって流体収納空間が形成されている。
【0021】
図1における左側に配置された第1ケース部材2aの底壁面2a1には、流体を本体ケース2内に流入させるための流入管5と、本体ケース2内の流体を流出させるための流出管6がそれぞれ接合されている。
【0022】
すなわち、上述の第1ケース部材2aは、その底壁面2a1に2つの開口3,3を有していて、そのうちの1つは、流入管5に連結されており、流入管5を通して供給される流体を第1ケース部材2a内に取り込むためのものとなっている。もう一つの開口3は、上述の第1ケース部材2aの内部空間と流出管6とを挿通させるためのものとなっており、第1ケース部材2a内に取り込んだ流体を流出管6に送りこむためのものとなっている。このように本実施の形態では、2つの各管部材5,6は、第1ケース部材2aの底壁面2a1に連結されている。
【0023】
一方、図1における右側に配置された第2ケース部材2bは、フランジ部2b3が第1ケース部材2aのフランジ部2a3より内周方向に広く形成され、胴部2b2の径および底壁面2b1が第1ケース部材2aの胴部2a2の径よりは小さく形成されている。そして、フランジ部2b3の内周端に連続する胴部2b2の外側には、モータ7のステータ部71を保持する樹脂製のステータケース8がはめ込まれて固定される。すなわち、胴部2b2の外側には、ステータ部71が当接しており、その内側にはモータ7のロータ72が当該胴部2b2を挟んで対向配置されている。
【0024】
なお、このステータケース8には、図1および図2に示すように、流入管5の外側からはめ込まれる筒状部9a、および流出管6の外側からはめ込まれる筒状部9bを備えたSUS製のホルダー部材9が、ネジ10によってネジ止め固定されている。これにより、本体ケース2は、その外側をステータケース8とホルダー部材9とによって覆われる構造となる。ホルダー部材9の各筒状部9a,9bは、それぞれ流入管5および流出管6を本体ケース2へ接合する際の仮保持部となっている。本実施の形態では、仮保持部となる各筒状部9a,9bに流入管5および流出管6を仮保持させた後に、後述するようにロウ付けにより完全に固定するように構成されている。
【0025】
なお、本実施の形態では、ホルダー部材9に、流入管5および流出管6の仮保持部となる各筒状部9a,9bを設けたが、仮保持部となる部材はどちらか一方でも良い。すなわち、流入管5を仮保持する部材もしくは流出管6を仮保持する部材のいずれか一方をホルダー部材9に設けるようにしても良い。
【0026】
ホルダー部材9は、図1および図2に示すように、本体ケース2の開口3,3が形成された面に当接する当接面となる略長方形で形成された平面部91と、この平面部91の一端から略90度湾曲して延出された第1延出部92と、さらにこの第1延出部92の一端から略90度湾曲して平面部91と平行でかつ重ならない方向に延出された第2延出部93とからなる。そして、平面部91は、上述の両筒状部9a,9bが第1ケース部材2aの底壁面2a1に形成された両開口3,3に重なるように載置され、底壁面2a1に当接される。
【0027】
なお、この平面部91には、当該ホルダー部材9を本体ケース2に支持される支持部が形成されている。より具体的には、平面部91には、本体ケース2に設けられた2つのボスがそれぞれはまり込む2つのボス用孔9e,9eが形成されている。これらのボス用孔9e,9eが、本体ケース2への支持部となっている。
【0028】
そして、筒状部9aの先端部分における内周端は、開口3内に差し込まれる流入管5およびボス部材51の組み込みをスムーズにするための面取りRがなされている。また、筒状部9bの先端部分における内周端は、流出管6の組み込みをスムーズにするための面取りRがなされている。なお、第1延出部92は、第1ケース部材2aの胴部2a2の外側に密着するように配置されている。
【0029】
また、第2延出部93は、第1延出部92から見てさらに外側に突出されており、当該ホルダー部材9を上述のステータケース8へ固定するネジ10を挿通させるためのネジ穴9cが形成されている。すなわち、この第2延出部93は、当該ホルダー部材9をステータケース8へ固定するための固定部となっている。なお、ネジ穴9cには、ステータケース8に保持されたステータ部71の本体ケース2に対する位置決めの微調整を行えるように、スリット9c1,9c1が形成されている。
【0030】
ホルダー部材9は、上述したように、筒状部9aが本体ケース2に接続された流入管5にはめ込まれると共に、筒状部9bが本体ケース2に接続された流出管6にはめ込まれることにより、本体ケース2に位置決めされる。そして、本体ケース2に位置決めされたホルダー部材9を、ステータケース8に固定することにより、ステータケース8に保持されたステータ部71が本体ケース2に位置決めされる。
【0031】
また、ホルダー部材9は、第1ケース部材2aの流体流入時の圧力による変形(具体的に言うと図1の左側方向への膨らみ)を押さえるためのものでもある。すなわち、第1ケース部材2aは、本体ケース2内への流体の進入によりその圧力で変形しようとするが、上述したように、ホルダー部材9の平面部91が本体ケース2の開口3,3が形成された面に当接した構成となっている。そのため、このホルダー部材9により本体ケース2のこの面の膨らみを押さえることができる。
【0032】
流入管5は、中心部に流体を通過させることが可能な空間部となる流体通路孔51aを有する筒状のボス部材51によって上述の底壁面2a1に連結されている。すなわち、ボス部材51は、第1ケース部材2a1を貫通するように開口3にはめ込まれ、ボス部材51の底壁面2a1から第1ケース部材2aの外部へ突出する部分の外周に流入管5の一端がはめ込まれる。
【0033】
この際、流入管5は、ボス部材51の外周と筒状部9aの内周とに挟み込まれるように仮保持される。そして、この状態で、ボス部材51、第1ケース部材2a(本体ケース2)、流入管5およびホルダー部材9の筒状部9aが、ステータ部71を本体ケース2に対して所定位置に位置決めした状態でニッケルロウ付け(図1中の符号N1参照)により一体化される。すなわち、ボス部材51は、上述した筒状部9aと共に、流入管5を仮保持する仮保持部となっている。この構成により、流入管5を本体ケース2に取り付ける際に、その取り付け作業が容易なものとなる。
【0034】
一方、流出管6は、ホルダー部材9の筒状部9bおよび第1ケース部材2aの開口3を貫通し、一端が第1ケース部材2a内部に延出するように第1ケース部材2aにはめ込まれる。そして、この状態で、第1ケース部材2a(本体ケース2)、流出管6およびホルダー部材9の筒状部9bが、ステータ部71を本体ケース2に対して所定位置に位置決めした状態でニッケルロウ付け(図1中の符号N2参照)により一体化される。
【0035】
このように、本実施の形態のバルブ開閉駆動装置は、本体ケース2に接続される両管5,6に、ホルダー部材9の両筒状部9a,9bをそれぞれはめ込んで両管5,6を本体ケース2に対して仮保持し、この2箇所にわたる部位を各々ロウ付けすることにより、ステータ部71が本体ケース2に対して位置決め固定される構成となっている。そのため、ステータ部71の位置精度が良好となると共に、長期的に精度の狂いが生じないものとなる。
【0036】
なお、本実施の形態のように弁体4を、ニードル弁方式で構成する場合は回転方向における位置ズレはそれほど重要な問題とはならない。しかしながら、ボール弁や円板等の回転方向において弁体自体が位置ズレを起こしやすいもので構成する場合は、本体ケースと回転方向への位置ズレに対して非常にシビアとなる。
【0037】
すなわち、ボール弁や円板等回転方向に動いてしまいやすい弁体を使用すると、回転方向においてステータの電気的な原点位置と弁体のメカ的な位置とに狂いが生じやすい。そのため、本実施の形態では、ケース本体2に支持される支持部となるボス用孔9e,9eを備えると共に、ステータ部71に固定される固定部を備えたホルダー部材9によって、軸方向および回転方向においてステータ部71とケース本体2とを確実にメカ的に位置決めするように構成している。
【0038】
この結果、ステータ部71がケース本体2に対してメカ的に位置決めされることとなり、ケース本体2内に配置されるロータ72との間の電気的な原点位置と、ロータ72の回転によって動作する弁体を動作させるための動作部材の原点位置とを一致させることが可能となる。すなわち、本体ケースとステータとを軸方向および回転方向において、ホルダー部材を用いて一義的に位置決めすることができ、メカ的な原点位置とステータの電気的な原点位置とが確実に位置決めされる。この結果、特に問題の生じやすい、回転方向における位置ズレを確実に阻止することができる。
【0039】
なお、本実施の形態では、流入管5が接続される開口3にボス部材51が差し込まれ、このボス部材51に対して後述する弁体4が進退移動するように構成されたが、流出管6側にボス部材51を差し込み、弁体4を進退移動をするように構成しても良い。
【0040】
このように構成された本体ケース2の内部空間には、流入管5が接続された開口3を開閉する弁体4と、この弁体4を開閉駆動する駆動機構が収納されている。以下、弁体4および駆動機構の具体的な構成について説明する。
【0041】
本体ケース2の第1ケース部材2aの内周には、複数の位置決め固定部2a4が設けられている(図1においては1つのみ図示)。これらの位置決め固定部2a4には、中地板20が嵌合されレーザー溶接により固定されている。すなわち、中地板20の外周端には、位置決め固定部2a4に嵌合するための嵌合凹部が4つ形成されている。この4つの嵌合凹部のうちの1つは、他の3つの異なり正方形に近い形状で構成されている。他の3つの嵌合凹部は、細長い長方形の凹部となっている。そして、略正方形の嵌合凹部を基準として他の3つの嵌合凹部が、それぞれ第1ケース部材2aの対応する位置決め固定部2a4に嵌合されレーザー溶接により固定される。
【0042】
また、中地板20は、その中央部に挿通孔20bを備えているとと共に、この挿通孔20bから見て径方向外側に第2ケース部材2b側に延出された筒部20cを備えている。挿通孔20bには、モータ7のロータ72を回転自在に支持する軸13が圧入される。
【0043】
筒部20cは、バーリング加工によって形成される。この筒部20cの内周面には、弁体4のネジ部材41の軸41aに設けられたネジ溝が螺合するネジ部が形成されている。また、筒部20cの外周面は、弁体4をスライド移動可能に保持すると共にロータ72の回転を減速して当該弁体4へ伝達する減速歯車15の回転を支持する軸受けとなっている。
【0044】
次に、弁体4を開閉駆動するための駆動機構について説明する。
【0045】
弁体4を駆動するための駆動手段となるモータ7は、第2ケース部材2bの外周面にはめ込まれたステータ部71と、第2ケース部材2bの内周側に回転自在に配置されたロータ72から構成されている。ステータ部71は、2層式となっており、軸方向に重ねて2つのステータが配置され構成されている。各ステータに巻回されたコイルの各端部は、それぞれ端子に巻き付けられ、この端子の先端部分が回路基板73の所定の位置に接続されている。そして、この回路基板73は、リード線74によって外部電源接続部75に接続されている。
【0046】
本体ケース2内に配置されたロータ72は、軸13に挿通される孔を備えた筒状の軸部72aと、円環状のマグネット72bを保持する保持部72cと、軸部72aの一端側に形成された伝達歯車部72dとを備えており、インサート成形によってマグネット72bを保持した樹脂成形部材で構成されている。そして、このロータ72は、ステータ部71の内側に第2ケース部材2bの胴部2b2を隔ててマグネット72bが対向するように配置されている。
【0047】
このロータ72は、その回転中心となる軸部72aが軸13に挿通されており、軸部72aを中心として軸13に対して回動自在となっている。流体の流れ込みがない状態時、すなわち流体通路孔51aが閉状態となっている場合における軸13の一端は、第1ケース部材2aの底壁面2a1に当接している。また、軸13の他端は、第2ケース部材2bの底壁面2b1に形成された凹部2b4内にはまり込んで支持されている。
【0048】
そして、流体通路孔51aが開となると流体が本体ケース2内に進入し、本体ケース2の第2ケース部材2bが流体の圧力により膨張して、図1における右側に膨らむ可能性を有する。このため、膨張した場合、軸13は、第2ケース部材2bと共に図1の右側にスラスト移動し、その一端が底壁面2a1から離れる。なお、軸13は、一端近傍が上述の中地板20に形成された挿通孔20bに圧入され支持されている。すなわち、軸13は、第2ケース部材2bの凹部2b4と挿通孔20bによって2点で支持されている。そのため、本体ケース2の膨らみが生じても、軸13の軸芯がずれるという不具合は生じない。
【0049】
そして、凹部2b4の入り口部分には、ロータ72を軸方向に付勢する付勢部材14が配置されている。この付勢部材14は、凹部2b4の入り口に載置固定されたキャップ座金14bと、軸13に嵌挿されるようにキャップ座金14b内に配置され一端がキャップ座金14bに固定された付勢コイルバネ14aと、この付勢コイルバネ14aの他端と当接しロータ72の後端に固定された座金72eから構成されている。このため、軸13に挿通されたロータ72は、常時、第1ケース部材2a側に付勢され、中地板20に保持されたゼネバ歯車16に押し付けられている。このように、ロータ72は、第1ケース部材2a側に付勢されかつゼネバ歯車16を介して中地板20にスラスト方向への移動を規制されているため、常時、ステータ部71に対向する所定の位置で回転することとなる。
【0050】
すなわち、本実施の形態のバルブ開閉駆動装置1は、上述の流入管5から冷媒等の流体が本体ケース2内に進入してくると、その流体の圧力により本体ケース2が膨張する可能性を有する。このため、流体の流入によって本体ケース2の軸方向の寸法にも変動が生じる可能性を有する。具体的には、流体流入時、第2ケース部材2bの底壁面2b1が軸13がはめ込まれた凹部2b4部分を中心として、本体ケース2は図1における右側方向に膨張することとなる。そのため、これに伴って軸13も凹部2b4方向へスラスト移動する。しかしながら、このとき、上述した付勢コイルバネ14aによってロータ72は第1ケース部材2a側に付勢され、ゼネバ歯車16を介して中地板20で位置決めされるため、ロータ72のスラスト方向における位置は一定している。
【0051】
ロータ72の第1ケース部材2a側の端部に形成された伝達歯車部72dは、減速歯車15の大径歯部15aに噛合している。この減速歯車15は、その回転中心に貫通孔15dを備えており、この貫通孔15dは上述の筒部20cに挿通されている。これにより、減速歯車15は、筒部20cの外周面に回転自在に支承されている。
【0052】
なお、図1の実線で示した状態は、スライド歯車44および弁体4が開口3側へ移動し、弁体4のニードル弁45で開口3内の流体通路孔51aを封鎖した状態を示している。また、図1の点線で示した状態は、スライド歯車44および弁体4が開口3から離れる方向(図1における右方向)へ移動し、流体通路孔51aを開放した状態を示している。
【0053】
なお、本実施の形態では、各部材の組み込み時において、中地板20の筒部20cに減速歯車15を所定位置まで螺合させておき、かつ弁体4を所定位置に位置決めした状態で減速歯車15に保持させた状態で、弁体4をボス部材51の流体通路孔51aを封鎖した状態に位置決めする。そして、中地板20を本体ケース2の内部に固定する。これによって、ロータ72を含めて、弁体4を駆動する駆動機構側が本体ケース2に対して精度良く位置決めされる。
【0054】
弁体4は、上述した開口3を開閉するためのものとなっている。この弁体4は、図1に示すように、モータ7のロータ72の駆動力を受けて回転することにより軸方向(図1における左右方向)へ進退移動するネジ部材41と、このネジ部材41の固定ヘッド部41bに対して付勢部材となる渦巻き状のコイルバネ43が挟み込まれ可動状態で取り付けられた可動ヘッド部材42を有している。この可動ヘッド部材42には、開口3を封鎖可能なニードル弁45が圧入によって取り付けられている。
【0055】
ネジ部材41は、外周面にネジ溝が形成されている軸41aと、軸41aの先端(図1における左端)に設けられ当該軸41aより太径の固定ヘッド部41bと、軸41aの後端(図1における右端)に形成された歯車保持部41cから構成されている。このネジ部材41は、いわゆるヘッダー加工によって形成される。すなわち、固定ヘッド部41bを図示しない保持用治具に保持した状態で回転させながら、軸41aの外周面に切削によりネジ溝を形成する。固定ヘッド部41bは、ヘッダー加工時における保持部となっている。
【0056】
なお、歯車保持部41cには、スライド歯車44の回転中心部分が圧入固定されている。すなわち、スライド歯車44は、その回転中心部分に歯車保持部41cに圧入されるためのDカット形状の挿通孔を備え、最外周部に歯の先端が通常のモジュールで構成されておらず、尖った三角形状となっている歯部44aを18個有している。そして、三角形状の18個の歯部44aは、上述の減速歯車15の凹部15e内に形成されたスラスト溝15c内にスライド移動可能に噛合している。この構成により、上述した減速歯車15がロータ72の回転を受けて回転すると、スライド歯車44がスラスト溝15cから力を受けて回転する。この結果、スライド歯車44と共に、ネジ部材41が回転する。
【0057】
ネジ部材41は、回転すると、軸41aのネジ溝が筒部20cの内周面に形成されたネジ溝に沿って回転する。これにより、ネジ部材41は、回転すると共に上述のスラスト溝15cに沿って軸方向に進退移動する。この結果、ネジ部材41の固定ヘッド部材41bに保持された可動ヘッド部42も、ネジ部材41と共に回転しながら軸方向に進退移動し、可動ヘッド部42に取り付けられたニードル弁45が開口3を塞いだり開いたりする。
【0058】
可動ヘッド部材42は、プレス成形によって形成される。この可動ヘッド部材42は、図1に示すように、ネジ部材41の固定ヘッド部41bの外周部を覆う円筒形状の外周面部42aと、固定ヘッド部41bの裏側の面に引っ掛かるように外周面部42aの一側の端部から内周方向に折り曲げられた係合突部42bと、開口3側に臨む底面部42cから構成されている。
【0059】
そして、この可動ヘッド部材42は、底面部42cと、ネジ部材41の固定ヘッド部材41bとでコイルバネ43を軸方向に圧縮した状態でネジ部材41に取り付けられる。すなわち、可動ヘッド部材42は、コイルバネ43の付勢力により、常時開口3側へ付勢され係合突部42bが固定ヘッド部41bに引っ掛かった状態で固定ヘッド部41bに取り付けられている。なお、ネジ部材41の固定ヘッド部41bは、上述したように、ヘッダー加工するために形成されるものであり、ネジ溝を軸部分に備えるものであれば有しているものである。本実施の形態は、このようにヘッダー加工時における保持部として利用される固定ヘッド部41bを用いて、開口3を塞ぐ弁先(ニードル弁45を保持する可動ヘッド部材42)が取り付けられるものとなっており、この構成が部品点数の削減に効果を奏する。
【0060】
可動ヘッド部材42は、ニードル弁45が流体通路孔51aから負荷を受けていない場合、ネジ部材41と一体的に回転する。そして、ニードル弁45が流体通路孔51aを封鎖し、それ以上スラスト移動できずに反力による負荷を受ける場合、可動ヘッド部材42はその回転および軸方向移動が停止し、コイルバネ43の付勢力によってのみ流体通路孔51a側に押し付けられる。なお、このような動作がなされる場合は、コイルバネ43が通常の状態時よりさらに軸方向に圧縮されることとなる。
【0061】
ニードル弁45は、可動ヘッド部材42の底面部42cに形成された取り付け用孔42d内にその根本部分を取り付けられている。すなわち、この根本部分には、鍔部が形成されており、この鍔部が底面部42cの取り付け用孔42dの縁に当接するまで圧入され、これによってニードル弁45は可動ヘッド部材42に取り付けられる。このニードル弁45の先端部分は、上述のボス部材51の流体通路孔51aの内径とほぼ同等、もしくは若干大きい程度の径となっている。この先端部分が流体通路孔51a内に進入することにより、開口3が封鎖され、先端部分が流体通路孔51aから退出することにより開口3が開放される。
【0062】
上述したように構成された本実施の形態のバルブ開閉駆動装置1は、ステータ部71に通電がなされ、ロータ72が回転することにより、ロータ72の伝達歯車部72dに噛合している減速歯車15がロータ72に連動回転する。なお、上述したように、ステータ部71は、本体ケース2に対して精緻に位置決めされている。加えて、ロータ72は、上述したように軸方向における両側が位置規制されており、本体ケース2に位置決めされたステータ部71に対して軸方向においては常時同じ位置にて対向配置された状態で回転する。このため、回転トルクが安定することとなり、ロータ72は効率よく回転力を減速歯車15へ伝達することができる。
【0063】
そして、ロータ72の回転を受けた減速歯車15の回転により、減速歯車15のスラスト溝15cからスライド歯車44が回転力を受ける。そのため、このスライド歯車44が圧入固定されたネジ部材41は、スライド歯車44と一体的に回転する。なお、ロータ72の回転に伴い同軸上に配置されたゼネバ歯車16も、このロータ72に共回りする。そして、このゼネバ歯車16は、減速歯車15が1回転する毎にロック歯車15bの歯と噛合して送られ、減速歯車15が5回転したときに減速歯車15およびゼネバ歯車16がロックする。
【0064】
なお、ネジ部材41は、上述したように減速歯車15と共に回転するが、この回転によりネジ溝が中地板20の筒部20cの内周に形成されているネジ溝と螺合しているため回転しながら軸方向に移動する。すなわち、ロータ72の回転を受けて、ネジ部材41は、開口3側に回転しながら移動する。これにより、ネジ部材41の固定ヘッド部41bに取り付けられた可動ヘッド部材42もネジ部材41と一体的に軸方向へ回転しながら移動する。
【0065】
そして、これにより可動ヘッド部材42に取り付けられたニードル弁45は、開口3内にはめ込まれたボス部材51の流体通路孔51a内に進入する。そして、減速歯車15が4回転したとき、ニードル弁45の先端が流体通路孔51aに完全にはまり込む。そのため、可動ヘッド部材42は、ニードル弁45を介してボス部材51から負荷を受けることとなり、それ以上の軸方向移動および回転ができなくなる。この状態から、さらに減速歯車15は1回転し、ネジ部材41は減速歯車15と共に回転する。
【0066】
これによって、ネジ部材41の固定ヘッド部材41bと可動ヘッド部材42との間に配置されているコイルバネ43がさらに軸方向に圧縮され、可動ヘッド部材42に取り付けられているニードル弁45を開口3側へさらに強い力で押圧する。このため、ニードル弁45は、開口3内の流体通路孔51aを強い力で封鎖し、流体通路孔51aからの流体のリークを防止することができる。
【0067】
次に、本発明の第2の実施の形態のバルブ開閉駆動装置について、図3から図8を用いて説明する。なお、図3は、バルブ開閉駆動装置からステッピングモータのステータ部分を取り外した状態の図となっている。
【0068】
図3に示されている第2の実施の形態にかかるバルブ開閉駆動装置101は、カップ状のケース体102aおよびこのケース体102aの開口部を塞ぐ地板102bから構成される本体ケース102と、地板102bの固定部102c,102cにそれぞれ固定された1つの流入管105および2つの流出管106(図3では1つのみ図示)と、各流出管106を開閉して流体の流れを通過/阻止する弁体104と、この弁体104を開閉駆動する駆動手段となるステッピングモータ(一部図示省略)と、このステッピングモータ(以下、単にモータという)のステータ(図示省略)を固定する固定部を備えたホルダー部材109から構成されている。
【0069】
本体ケース102内には、ほぼ中央を貫くように固定軸113が配置されている。固定軸113の一端は、ケース体102aの底面部102a5に形成された凹部102a6に圧入されている。一方、固定軸113の他端側は、地板102bを貫いた状態で圧入固定されている。この固定軸113には、モータのロータ172およびロータ172と一体的に回転する出力歯車部115が回転自在に支持されている。
【0070】
ケース体102aは、SUS製で構成され、ステッピングモータのロータ172を収納するロータ収納部102a1と、弁体104を動作させる機構部を収納する機構部収納部102a2から構成されている。ロータ収納部102a1は、機構部収納部102a2より外径が小さく構成されており、機構部収納部102a2のロータ収納部102a側の部分には段部102a3が形成されている。この段部102a3上には、薄板状の中地板120が取り付けられている。この中地板120は、中心部分に孔120aを有している。この孔120a内には、ロータ172に固定された出力歯車部115が挿通配置されている。
【0071】
中地板120には、上述の出力歯車部115からの回転を受けて回転する伝達歯車116を回転自在に支承する固定軸141の一端が固定されている。この固定軸141の他端は、地板102bを貫いた状態で圧入固定されている。固定軸141には、上述の出力歯車部115に係合し回転力を受けることにより回転する伝達歯車部116が回転自在に支承されている。
【0072】
ロータ収納部102a1の内側には、ロータ172が配置されている。また、ロータ収納部102aの外側には、図示しないステータがロータ172に対してケース体102aを隔てて対向配置されている。そのため、ステータが通電されると、ステータとロータ172間に磁力が発生してロータ172が回転する。このロータ172の回転と共に、出力歯車部115も回転する。この出力歯車部115の回転は、固定軸141に支持された伝達歯車部116に伝達されて、伝達歯車部116が回転する。伝達歯車部116が回転すると、弁体104が移動して、流出管106に繋がる開口を開閉動作する。
【0073】
地板102bは肉厚の平板状SUS製で構成され、ケース体102aの開放端部に突き合わされ、この突き合わせ部分を密着させた状態で、TIG(タングステンイナートガス)溶接されることによりケース体102aと一体的なものとなる。これによって、ケース本体102の内部空間が流体収納空間となる。この地板102bには、1つの流入管105および2つの流出管106の各一端をそれぞれ取り付け固定するための凹部で形成された固定部102c(図3では2つのみ図示)が設けられている。
【0074】
ホルダー部材109は、本体ケースへ固定される本体固定板109aと、図示しないステータに固定される固定部を備えたステータ固定板109bの2部材から構成されている。そして、これら2つの部材を後述するように組み立てて一体化させることにより、ホルダー部材109が形成されている。このホルダー部材109は、本体固定板109aが本体ケース102の地板102bに当接し、ステータ固定板109bが図示しないステータの外周面に当接した状態で、本体ケース102の各所定の部位に仮止め固定された後、ロウ付けによって完全に本体ケース102に固定される。なお、ホルダー部材109は、ステータに対しては、ロウ付け固定ではなくネジ止め固定される。
【0075】
図4は、本体固定板109aを図3の矢示IV方向から見た平面図である。また、図5は、図4のV−V断面図である。
【0076】
図4および図5に示す本体固定板109aの図4における最下部には、流入管105を挿通する挿通孔109A11を備えた流入管固定部109Aが設けられている。流入管固定部109Aは、本体ケース102の地板102bに形成された固定部102cから所定距離(図3中のL1参照)離れ、かつ流入管105の外周面に当接する挿通孔109A11を備えた離間当接部109A1と、当該流入管固定部109Aの根本から見て最外側部分に設けられ地板102b側に湾曲し地板102b面に直接当接する直接受け面109A2とを有している。
【0077】
この構成のため、ホルダー部材109が取り付けられた状態で流入管105を本体ケース102の固定部102cへ挿入することにより、流入管105を本体ケース102に仮保持させることが可能となる。この仮保持の際、流入管105は、地板102bの階段状に形成された段部となる固定部102cに流入管105の端部が当接し、この端部近傍は流入管105が挿入される孔の内周面に当接し、さらにこの当接部位から若干離れた位置がホルダー部材109の流入管固定部109Aに当接することになる。このように3点で当接することにより、流入管105の仮保持がより確実に行われる。すなわち、この流入管固定部109Aは、流入管105の固定部であると共に、組み立て時においては仮保持部となっている。
【0078】
しかも、ホルダー部材109aを取り付け後、さらにロウ付け(ロウ付け箇所を符号Nで示す)により完全に固定した後に、流入管105を曲げ加工する際に、この曲げ加工によって生じる応力が固定部102cの取り付け部位のみにかからず、当接部位を介して挿通孔109A11の内周面にもかかる。この結果、取り付け後の流入管105の曲げ加工に起因する応力による亀裂が、固定部102cに生じる可能性が少なくなる。
【0079】
図4および図5に示す本体固定板109aの図4における最上部および最右端部には、それぞれ流出管106,106を挿通する挿通孔109B11,109C11を備えた流出管固定部109B,109Cが設けられている。各流出管固定部109B,109Cは、本体ケース102の地板102bに形成された固定部102cからそれぞれ所定距離(図3中のL1参照)離れ、かつ流出管106,106の外周面に当接する挿通孔109B11,109C11を備えた離間当接部109B1,109C1と、当該各流出管固定部109B,109Cの根本から見て最外側部分に設けられ地板102b側に湾曲し地板102b面に直接当接する直接受け面109B2,109C2とを有している。
【0080】
この構成のため、ホルダー部材109が取り付けられた状態で流出管106,106を本体ケース102の固定部102cへ挿入することにより、流出管106,106を本体ケース102に仮保持させることが可能となる。この仮保持の際、流出管106,106は、地板102bの階段状に形成された段部となる固定部102cに流出管106,106の端部が当接し、この端部近傍は流出管106,106が挿入される孔の内周面に当接し、さらにこの当接部位から若干離れた位置がホルダー部材109の流入管固定部109B,109Cに当接することになる。このように、それぞれ3点で当接することにより、流出管106,106の仮保持がより確実に行われる。すなわち、流出管固定部109B,109Cは、流出管106,106の固定部であると共に、組み立て時においては仮保持部となっている。
【0081】
しかも、ホルダー部材109aを取り付け後、さらにロウ付け(ロウ付け箇所を符号Nで示す)により完全に固定した後に、各流出管106を曲げ加工する際に、この曲げ加工によって生じる応力が固定部102cの取り付け部位のみにかからず、当接部位を介して挿通孔109B11,109C11の各内周面にもかかる。この結果、取り付け後の各流出管106の曲げ加工に起因する応力による亀裂が、固定部102cに生じる可能性が少なくなる。
【0082】
図4および図5に示す本体固定板109aの図4における略中央部分には、上述したように本体ケース102の地板102bに一端を突出させた状態で圧入固定される固定軸113を挿通させるための穴109Dが形成されている。また、図4および図5に示す本体固定部109aの図4における左端近傍には、略矩形状の孔109Eが2つ形成され、各孔109Eの内側にそれぞれ突出する各2つずつの突部109E1の先端部分には、略90度湾曲して当該ホルダー部材109aの平面部分に対して直交する方向に突出した突起109E2が設けられている。これらの2つの突起109E2は、ステータ固定部109bに形成された係合穴109J1内に差し込まれるものとなっている。
【0083】
また、図4および図5に示す本体固定板109aの左端には、平面状にかつさらに左側に突出する凸部109Fが形成されている。この凸部109Fは、ステータ固定部109bに形成された開口部に対して横から平面方向に挿入されるものとなっている。
【0084】
また、上述の両流出管固定部109B,109Cの間には、舌片が外側に延出されると共に、その舌片には本体ケース102の地板102bに形成された突起(図示省略)がはまり込む仮止め用孔109H1が設けられている。また、流出管固定部109Cと流入管固定部109Aとの間にも外側に延出された舌片が設けられ、この舌片には本体ケース102の地板102bに形成された突起(図示省略)がはまり込む仮止め用孔109H2が設けられている。さらに、上述した両孔109E間にも、仮止め用孔109H3が設けられている。各仮止め用孔109H1,109H2,109H3は、当該ホルダー部材109を本体ケース102へ位置決めした状態で仮保持させ、ロウが流れ込むことにより固定させる役割を有している。各仮止め用孔109H1,109H2,109H3は、本体ケース102に支持される支持部となっている。
【0085】
図6は、ホルダー部材109のステータ固定板109bの平面図を示している。図7は、図6を矢示VII方向から見た側面図である。図8は、図6を矢示VIII方向から見た正面図である。
【0086】
図6から図8に示すステータ固定板109bは、上述の本体固定板109aを取り付けるための本体固定板取り付け面109Jと、当該ホルダー部材109を固定した後のバルブ開閉駆動装置101を他の装置へ取り付けるための取り付け用孔109K1を備えた取り付け面109Kと、当該ホルダー部材109を図示しないステータへ取り付けるためのステータ取付部109Mを備えている。
【0087】
本体固定板取り付け面109Jは、本体固定板109aの突起109E2をそれぞれ2つずつはめ込む係合穴109J1が2つ設けられている。また、本体固定板取り付け面109Jは、本体固定板109aの凸部109Fを横方向(図6において矢示S方向)から差し込むための差し込み孔109J2を備えている。上述の2つの係合穴109J1にそれぞれ2つずつ本体固定板109aの突起109E2を2つずつはめ込み、かつ差し込み孔109J2に本体固定板109aの凸部109Fを横から差し込むことにより、本体固定板109aとステータ固定板109bとが一体化されたホルダー部材109が形成される。なお、本体固定板取り付け面109Jには、本体固定板109aとステータ固定板109bとを一体化させた際に、本体固定板109aの仮止め用孔109H3に重なる仮止め用孔109H4が形成されている。
【0088】
また、当該バルブ開閉駆動装置101を他の装置へ取り付けるための取り付け面109Kは、上述の本体固定板取り付け面109Jの端部から略直交する方向に湾曲されて形成されている。この取り付け面109Kには、2つの取り付け用孔109K1が形成されている。
【0089】
また、ステータ取付部109Mは、上述の本体固定板取り付け面109Jの端部から略直交する方向に湾曲されて形成されている。このステータ取付部109Mは、弾性を有しており、その湾曲された方向(鋭角方向=図8における矢示W方向)に付勢されている。加えて、図8に示すように、ステータ取付部109Mの先端近傍部分は、矢示W方向に突出し逆「く」の字状に湾曲された凸部109M1を備えている。この凸部109M1は、図示しないステータの係合部に、上述の弾性を活かしてはまり込むようになっている。すなわち、凸部109M1は、当該ステータ固定板109bをステータに固定させるための固定部となっている。
【0090】
上述したように、本発明の第2の実施の形態のバルブ開閉駆動装置101のホルダー部材109は、本体固定板109aとステータ固定板109bの2つの部材から構成されている。また、このホルダー部材109は、1本の流入管105と2本の流出管106とそれぞれ係合する係合部となる部位、具体的に言うと、流入管固定部109Aと2つの流出管固定部109B,109Cを備えている。このため、ホルダー部材109によって、ステータ71(図12参照)が本体ケース102に対して精度良く位置決めされる。これによって、ステータ部とロータ172の位置精度も精密なものとなり、モータ特性が向上する。
【0091】
上述した第2の実施の形態の変形例を、図9から図12を用いて以下に説明する。なお、以下に説明する変形例は、上述の第2の実施の形態におけるホルダー部材109のうち、本体固定部109aは上述の第2の実施の形態と共通で使用され、ステータ固定板110のみの構成が上述の第2の実施の形態と異なるものである。したがって、以下には、主にステータ固定板110について説明する。
【0092】
図9に示すように、上述の本体固定板109aは、本体ケース102の地板102bの一側の面に位置決めされた状態で取り付け固定されている。また、この地板102bと共に本体ケース102を構成するケース体102aの機構部収納部102a2の外面には、本体ケース102とステータ71(図12参照)とを精度良く位置決めするためのステータ取付部110Mを備えたステータ固定板110が圧入固定されている。
【0093】
図10は、ステータ固定板110を地板102bに取り付ける前の状態の、ステータ固定板110の部品図である。この図10、および図11に示すように、ステータ固定板110は、本体ケース102aの機構部収納部102a2の外周面に、後述する大径の孔110a1(図10参照)を利用して取り付けられる本体取り付け面110aと、当該ステータ固定板110を地板102bに取り付けた後の状態のバルブ開閉駆動装置101を他の装置等へ取り付けるための取り付け用孔110b1,110b2を備えた他部材取り付け面110bと、当該ステータ固定板110をステータ71へ取り付けるためのステータ取付部110Mを備えている。
【0094】
図10に示すように、本体取り付け面110aには、その内側に上述の本体固定板109aを配置させるための大径の孔110a1が設けられている。この大径の孔110a1の縁には、本体取り付け面110aの面に対しプレス成形によって略90度湾曲された湾曲部110a5が形成されている。これらの各湾曲部110a5の内周の面が、本体ケース102aの機構収納部102a2の外周面に当接するように、当該ステータ固定板110は本体ケース102aに圧入固定される。
【0095】
なお、上述の6つの各湾曲部110a5の根本部分110a3の間には、等角度で6つ、すなわち約60度毎にスリット110a2が形成されている。上述の各湾曲部110a5の根本部分110a3は、これらのスリット110a2の最外周部分を含む仮想線で表した円110a4より内周方向に突出している。この突出部分となる根本部分110a3の内周側の一部分には、本体ケース102の地板102bと本体ケース102aとの溶接部位となる突出部位が載置される。この本体ケース102の突出部位をステータ固定板110側の根本部分110a3上に載置させた部位により、ステータ固定板110は、本体ケース102に固定される。
【0096】
また、図11に示すように、当該バルブ開閉駆動装置101を他の装置へ取り付けるための他部材取り付け面110bは、上述の本体取り付け面110aの端部から略直交する方向に湾曲されて形成されている。この他部材取り付け面110bには、2つの取り付け用孔110b1が形成されている。
【0097】
また、ステータ取付部110Mは、上述の本体取り付け面110aの端部から略直交する方向に湾曲されて形成されている。このステータ取付部110Mは、弾性を有しており、その湾曲された方向(図11中矢示W参照)に付勢されている。加えて、図11に示すように、ステータ取付部110Mの先端近傍部分は、矢示W方向に突出し逆「く」の字状に湾曲された凸部110M1を備えている。この凸部110M1は、ステータ71(図12参照)の係合部(図示省略)に、上述の弾性を活かしてはまり込むようになっている。すなわち、凸部110M1は、当該ステータ固定板110をステータ71に固定させるための固定部となっている。なお、図12は、ステータ固定板110がステータ71に取り付けられた状態を示した図となっている。
【0098】
次に、本発明の第3の実施の形態のバルブ開閉駆動装置を、図13および図14を用いて説明する。なお、この第3の実施の形態では、発明の特徴部となるホルダー部材についてのみ説明するものとする。
【0099】
図13および図14に示すように、ホルダー部材309は、2枚重ねの構成となっている本体取付部310と、本体取付部310の管固定ホルダー312に取り付けられるステータ固定部320から構成されている。
【0100】
本体取付部310は、略円形の平板状部材で構成された軸固定ホルダー311(図14参照)と、この軸固定ホルダー311上に載置され、ロウ付け固定される管固定ホルダー312から構成される。軸固定ホルダー311はSUS製で、所定位置には流体が流通する開口となる孔311aと、流出管306を開閉する機構部(図示省略)を構成する歯車等を支持する固定軸313,313,341の一端を、当該孔から先端部分が突出しないように圧入固定するための圧入孔311bが設けられている。
【0101】
この軸固定ホルダー311の外周端部分には、段部311cが形成されている。この段部311cは、当該バルブ開閉駆動装置の流体収納空間部となる本体ケース(図示省略)の外端部をはめ込むための係合部となっている。そして、本体ケースに上述の段部311cをはめ込み、TIG(タングステンイナートガス)溶接をすることにより、ホルダー部材309と本体ケースとが密閉された内部空間を形成することとなる。
【0102】
なお、軸固定ホルダー311の外周端部分に段部311cを形成しなくても良い。例えば、段部311cを形成する代わりに、軸固定ホルダー311の外周端より管固定ホルダー312の外周端部分を外側に突出させることにより、軸固定ホルダー311と管固定ホルダー312とで段部を形成して、この段部に本体ケースの外周端部分をはめ込むように構成しても良い。
【0103】
管固定ホルダー312は、バルブ開閉駆動装置内に流体を流入させるための流入管305の一端がはめ込まれる圧入筒部312aを有している。管固定ホルダー312は、バルブ開閉駆動装置内の流体を外部へ流出させるための2本の流出管306の一端がそれぞれはめ込まれる圧入筒部312b,312bを有している。各圧入筒部312a,312b,312bに、それぞれ流入管305、流出管306,306にはめ込み、管固定ホルダー312と軸固定ホルダー311とをロウ付けすることにより、管固定ホルダー312、流入管305、2本の流出管306および軸固定ホルダー311が一体化する。すなわち、管固定ホルダー312の圧入筒部312b,312bは、流入管305、流出管306,306を仮保持する仮保持部であって、ロウ付け固定後は固定部となる
【0104】
加えて、ロウは、固定軸313,313,341とこれらの固定軸がそれぞれ圧入された圧入孔311bとの間にも回り込み、管固定ホルダー312および軸固定ホルダー311からなる本体取付部310は、各固定軸313,313,341とも確実に位置決め固定される。なお、管固定ホルダー312の各圧入筒部312a,312bの周囲には、ロウ付け確認用孔312dが複数設けられている。ロウ付けによる組み立てを担当する作業者は、このロウ付け確認用孔312d内にロウが回り込んでいることを確認することにより、管固定ホルダー312と軸固定ホルダー311との間に十分ロウが回り込んでいるかどうかの確認作業をすることができる。なお、管固定ホルダー312には、上述の第2の実施の形態と同様な構造の本体ケースに支持される支持部も形成されている(図示省略)。
【0105】
また、管固定ホルダー312には、ステータ固定部320に形成された2つの係合孔320b内にそれぞれはまり込む係合突起部312c,312cを有している。これらの係合突起部312c,312cを各係合孔320b内にはめ込み、当該係合突起部312c,312cの先端部分を湾曲させると、当該本体取付部310とステータ固定部320とが一体化するように構成されている。
【0106】
ステータ固定部320は、上述の本体固定部310との係合部となる係合孔320bを備えかつ本体固定部310の外周端より外方へ延出するように本体固定部310に取り付けられる取り付け面320aと、この本体固定部取り付け面320aに対して略90度上方(図13における紙面手前側)に湾曲するように形成された他装置への取り付け面320dと、この本体固定部取り付け面320aに対して略90度下方(図13における紙面奥側)に湾曲するように形成されたステータ取り付け面320eを備えている。
【0107】
次に、本発明の第4の実施の形態のバルブ開閉駆動装置を、図15,図16および図17を用いて説明する。なお、この第4の実施の形態では、発明の特徴部となるホルダー部材についてのみ説明するものとする。
【0108】
図15および図16に示すように、ホルダー部材409は、2枚重ねの構成となっている本体取付部410と、本体取付部410の管固定ホルダー412に取り付けられるステータ固定部420から構成されている。
【0109】
本体取付部410は、略円形の平板状部材で構成された軸固定ホルダー411(図16参照)と、この軸固定ホルダー411上に載置され、ロウ付け固定される管固定ホルダー412から構成される。軸固定ホルダー411はSUS製で、所定位置には流体が流通する開口となる孔411aと、流出管406を開閉する機構部(図示省略)を構成する歯車等を支持する固定軸413,441の一端を、当該孔から先端部分が突出しないように圧入固定するための圧入孔411bが設けられている。
【0110】
この軸固定ホルダー411の外周端部分には、段部411cが形成されている。この段部411cは、当該バルブ開閉駆動装置の流体収納空間部となる本体ケース(図示省略)の外端部をはめ込むための係合部となっている。そして、本体ケースに上述の段部411cをはめ込み、TIG(タングステンイナートガス)溶接をすることにより、ホルダー部材409と本体ケースとが密閉された内部空間を形成することとなる。
【0111】
なお、軸固定ホルダー411の外周端部分に段部411cを形成しなくても良い。例えば、段部411cを形成する代わりに、軸固定ホルダー411の外周端より管固定ホルダー412の外周端部分を外側に突出させることにより、軸固定ホルダー411と管固定ホルダー412とで段部を形成して、この段部に本体ケースの外周端部分をはめ込むように構成しても良い。
【0112】
管固定ホルダー412は、バルブ開閉駆動装置内に流体を流入させるための流入管405の一端がはめ込まれる圧入筒部412aを有している。管固定ホルダー412は、バルブ開閉駆動装置内の流体を外部へ流出させるための2本の流出管406の一端がそれぞれはめ込まれる圧入筒部412b,412bを有している。各圧入筒部412a,412b,412bに、それぞれ流入管405、流出管406,406をはめ込み、管固定ホルダー412と軸固定ホルダー411とをロウ付けすることにより、管固定ホルダー412、流入管405、2本の流出管406および軸固定ホルダー411が一体化する。なお、ロウ付け用のロウは、両流出管406のそれぞれ近傍に配置されたロウ投入用孔412f,412fから、管固定ホルダー412と軸固定ホルダー411の間に流し込まれる。
【0113】
加えて、ロウは、固定軸413,441とこれらの固定軸がそれぞれ圧入された圧入孔411bとの間にも回り込み、管固定ホルダー412および軸固定ホルダー411からなる本体取付部410は、各固定軸413,441とも確実に位置決め固定される。なお、管固定ホルダー412には、上述の第2の実施の形態と同様な構造の本体ケースに支持される支持部も形成されている(図示省略)。
【0114】
また、管固定ホルダー412は、ステータ固定部420に形成された舌片420bを挿入可能な袋状の枠412cを有している。この枠412c内にステータ固定部420bの舌片420を図15における矢示X1方向に差し込み、舌片420bに形成された凸部420b1を枠412c1内に形成された凹部412c内にはめ込むと、当該本体取付部410とステータ固定部420とが一体化するように構成されている。
【0115】
ステータ固定部420は、上述の本体固定部410との係合部となる舌片420bを備えかつ本体固定部410の外周端より外方へ延出するように本体固定部410に取り付けられる取り付け面420aを有している。また、ステータ固定部420は、図15および図17に示すように、本体固定部取り付け面420aに対して略90度上方(図15における紙面手前側)に湾曲するように形成された他装置への取り付け面420dを備えている。この取り付け面420dには、他の装置への取り付け用孔420d1が2つ形成されている。
【0116】
また、ステータ固定部420は、本体固定部取り付け面420aに対して略90度下方(図15における紙面奥側)に湾曲するように形成されたステータ取り付け面420eを備えている。このステータ取り付け面420eには、図示しないステータ側(図17における右方向)に突出し、ステータを収納するステータケースに形成される段部にはまり込む、ステータへの固定部となる凸部420e1が設けられている。
【0117】
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例であるが、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の第1の実施の形態では、流入管5が接続された開口3内にボス部材51が差し込まれ、このボス部材51と流入管5と本体ケース2とホルダー部材9の筒状部9aとをロウ付けにより一体的に固定する構成となっている。
【0118】
しかし、ボス部材51は無くても良い。すなわち、弁体4のスライド移動により、開口3を開閉可能な構成であれば、特にボス部材51を設けなくても良い。また、弁体4の弁先となる部材は、上述のニードル弁45以外の構成をとるようにしても良い。
【0119】
また、上述の第1の実施の形態では、ホルダー部材9をステータケース8にネジ止め固定する構成としたが、固定方法はネジ止め以外でも良い。さらに、上述の実施の形態では、ホルダー部材9の平面部91で、本体ケース2の膨らみを押さえる構成を有しているが、このような膨らみを押さえる構造はなくても良い。ホルダー部材9は、本体ケース2の管5,6の少なくとも2本以上に筒状部9a,9bをはめ込むことにより本体ケース2に対して位置決めされ、かつステータケース8を固定する構造となっていれば、上述の実施の形態の構成に限定されるものではない。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のバルブ開閉駆動装置は、本体ケースがプレス成形品であり厚みがそれ程無いため、本体ケースへ取り付ける際の仮保持用として十分な深さの貫通孔を形成できないという条件があるにも関わらず、仮保持部によって流入管および流出管を確実に仮保持を行うことができる。このため、安価な材料および安価な製造方法を採用し、製造コストを抑えることが可能となる。
【0121】
また、本発明のバルブ開閉駆動装置は、ステータを固定する固定部を備えたホルダー部材に、本体ケースに直接または間接的に支持される支持部を設けている。そのため、弁体をボール弁や円板等の回転方向において位置ズレを起こしやすいもので構成するとしても、本体ケースとステータとを軸方向および回転方向において、メカ的な原点位置とステータの電気的な原点位置とが確実に位置決めされる。
【0122】
したがって、本体ケース内に回転自在に配置されたロータと、本体ケースの外側に配置されるステータ部との間の隙間が常に一定となり、ロータの回転トルクを安定させることが可能となる。この結果、弁体を動作させるためのトルクを効率良く稼ぐことができ、高い流体圧に耐えうる効能力なバルブ開閉駆動装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態であるバルブ開閉駆動装置の縦断面図である。
【図2】 図1のバルブ開閉駆動装置を流入管および流出管を外した状態で矢示II方向から見た左側面図ある。
【図3】 本発明の第2の実施の形態であるバルブ開閉駆動装置からステータを取り除いた状態を示す縦断面図である。
【図4】 図3のバルブ開閉駆動装置のホルダー部材の一部を構成する本体固定板を図3の矢示IV方向から見た側面図である。
【図5】 図4のV−V断面図である。
【図6】 図3のバルブ開閉駆動装置のホルダー部材の一部を構成するステータ固定板を図3の矢示IV方向から見た側面図である。
【図7】 図6を矢示VII方向方見た図である。
【図8】 図6を矢示VIII方向方見た図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態の変形例で、ホルダー部材を示す平面図である。
【図10】 図9に示したホルダー部材の一部を構成するステータ固定板を示す平面図である。
【図11】 図10を矢示XI方向から見た側面図である。
【図12】 図10に示すステータ固定板をステータに取り付けた状態で、図10の矢示XII方向から見た側面図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態であるバルブ開閉駆動装置の要部となるホルダー部材を示す平面図である。
【図14】 図13のXIV−XIV断面図である。
【図15】 本発明の第4の実施の形態であるバルブ開閉駆動装置の要部となるホルダー部材の組み立て過程を示す平面図である。
【図16】 図15のXVI−XVI断面図である。
【図17】 図15のホルダー部材のステータ固定部を図10の矢示XII方向方見た図である。
【図18】 従来技術のバルブ開閉駆動装置の全体を示す図で、本体ケースにステータケースを取り付けていない状態を示した平面図である
Claims (5)
- 流体を流入させる流入管および流体を流出させる流出管がそれぞれ接続され、上記流入管を通って内部に流入した流体を上記流出管に導く流体流出路を設けてなる本体ケースと、この本体ケース内に配設され上記流入管または上記流出管に連結する開口部を開閉する弁体と、この弁体を開閉駆動する駆動手段とを有するバルブ開閉駆動装置であって、上記駆動手段は、上記本体ケースの外側に配置されるステータ部と、上記本体ケースの内側で上記ステータ部に対向され上記弁体に連動して当該弁体を開閉駆動するロータから成るモータにより構成され、上記本体ケースをプレス成形により形成し、上記本体ケースへ上記流入管または上記流出管を接合する際の仮保持部を、上記本体ケースと別体で構成されたホルダー部材に備え、このホルダー部材を構成する平面部を上記開口部が形成される上記本体ケースの底壁面に当接させて、上記ホルダー部材を上記本体ケースに直接または間接的に支持させたことを特徴とするバルブ開閉駆動装置。
- 前記ホルダー部材に、前記ステータを位置決め固定するための固定部を設けたことを特徴とする請求項1記載のバルブ開閉駆動装置。
- 前記本体ケースと別体で構成されたリング状のボス部材の一端側を前記開口部内に固定し、ボス部材の他端側は前記仮保持部と協働して、前記本体ケースへ前記流入管または前記流出管を接合する際の仮保持を行うものとしたことを特徴とする請求項1または2記載のバルブ開閉駆動装置。
- 前記本体ケースは、開放部を有するケース体と、前記流入管および前記流出管をそれぞれ固定する固定部を備えると共に上記ケース体の開放部を塞ぐ地板から構成され、前記ホルダー部材は、上記固定部から所定間隔離れかつ前記流入管および前記流出管の外周面に当接する挿通孔を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のバルブ開閉駆動装置。
- 前記地板の固定部は、前記流入管または前記流出管の端部を差し込む階段状部で構成され、かつこの階段状部が前記仮保持部と協働して、前記本体ケースへ前記流入管または前記流出管を接合する際の仮保持を行うものとしたことを特徴とする請求項4記載のバルブ開閉駆動装置。
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