JP6278684B2 - 弁体駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弁体駆動装置に関する。
特許文献1には、冷媒ガス切替用の弁体駆動装置が開示されている。
特開2001−116152号公報
この特許文献1に開示された弁体駆動装置では、当該弁体駆動装置を固定側部材に取り付けるための取付部材が、ロータ部を収容する筒状のケースの外周に嵌合して設けられている。
取付部材は、ケースの外周に押しつけられる弾性片を複数有しており、ケースは、当該ケースの外周に押しつけられた弾性片により、ロータ部の回転軸周りの周方向の位置決めがされた状態で、取付部材に保持されている。
ここで、取付部材を樹脂材料から構成すると、弾性片に強い弾性力を持たせることが困難になり、取付部材におけるケースの保持が弱くなって、ケース(弁体駆動装置)の周方向の位置決めを正確に行えなくなる。
そこで、取付部材を樹脂材料から構成した場合でも、弁体駆動装置の周方向の位置決めを正確に行えるようにすることが求められている。
本発明は、
ケース内に設けた弁体をモータにより駆動して、前記ケース内に導入された流体の流路を切り替える弁体駆動装置であって、
前記ケースは、底板部の一方の面に有底円筒形状の隔壁を固定して形成され、
前記ケースを固定側部材に固定する樹脂製の取付部材、前記ケースの前記底板部側に嵌合させて設け、
前記ケースと前記取付部材の各々に、互いに係合して前記ケースと前記取付部材との相対回転を規制する係合部を設け、
前記ケースの係合部は、径方向に開口した開口部を含み、
前記取付部材の係合部は、前記取付部材の外周側から径方向に延び、前記開口部に径方向外側から係合する係合片を含む構成の弁体駆動装置とした。

本発明によれば、取付部材を樹脂材料から構成した場合でも、ケースと取付部材との相対回転を規制できるので、弁体駆動装置の周方向の位置決めを正確に行うことができる。
実施形態にかかる弁体駆動装置の断面図である。 図1におけるX1−X1断面図である。 弁体駆動装置の要部を分解して示す斜視図である。 弁体駆動装置のモータ側を分解して示す斜視図である。 弁体駆動装置における弁部周りを説明する図である。 弁体駆動装置の動作を説明する図である。 下カバー部材を説明する図である。 下カバー部材を説明する図である。 下カバー部材を説明する図である。 下カバー部材におけるケースの回り止めを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、本発明を、冷蔵庫の冷媒の流路を開閉する弁装置の弁体駆動装置(ギアユニット)に適用した場合を例に挙げて、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付して示すと共に重複した説明を省略する。
以下の説明では、図1に示した弁体駆動装置1のロータ30の回転軸の軸線Xを基準として、軸線Xの軸方向におけるロータ30側を上方、流体導出管3、4側を下方として、弁体駆動装置の各構成要素の位置関係を適宜説明する。
図1は、実施形態にかかる弁体駆動装置1の断面図である。図2は、図1におけるX1−X1断面図である。図3は、弁体駆動装置1のモータM側の分解斜視図である。
なお、図3では、ステータアッセンブリ40における樹脂で形成された部分をハッチングして示している。
図1および図2に示すように、本発明の実施形態にかかる弁体駆動装置1は、外部装置である冷蔵庫(図示せず)との間に流体(ここでは、冷媒)が循環可能な流路を構成し、冷蔵庫から流体導入管2を介して流体室S内へ導入された流体を、流体導出管3、4を介して冷蔵庫へ導出する弁装置である。
この弁体駆動装置1では、モータMにより弁部70を駆動して、流体室S内に導入された流体を、流体導出管3、4から冷蔵庫側に導出するようになっており、この弁体駆動装置1のモータMとして、一対のステータ組50A、50B(A相のコイルとB相のコイル)がロータ30の軸方向に並べて配置されたクローポール型ステッピングモータが採用されている。
弁体駆動装置1では、底板部10の上面に有底円筒形状の隔壁20をTIG溶接により固定して形成される密閉ケース(以下、ケース5)内に、流体室Sが形成されている。
弁体駆動装置1において隔壁20は、底部20aを底板部10とは反対側の上方に向けて設けられている。隔壁20は、底部20aから離れる方向で2段に拡径した外形を有しており、底部20a側の小径部201と、底板部10側の大径部202と、を備えて構成される。
底板部10の外周縁には、大径部202の先端202aが外嵌する段部11が、全周に亘って設けられており、隔壁20は、大径部202の先端202aを段部11に嵌合させて、底板部10に固定されている。
また、弁体駆動装置1は、モータMのロータ30を上側、流体室Sを下側に向けた配置で使用される。
図1に示すように、小径部201の内側には、モータMのロータ30が、軸部材21に外挿された状態で設けられている。
弁体駆動装置1において軸部材21は、ロータ30の回転軸の軸線Xに沿って設けられており、この軸部材21の一端21aは、底部20aの凹部20bで支持されており、他端21bは、底板部10の孔部10aでロウ付けされており、軸部材21は、回り止めされた状態で設けられている。
軸部材21においてロータ30は、回転可能に支持されており、モータMの駆動時に、軸線X周りに回転するようになっている。
ロータ30は、円筒状の軸受部31aを有する基部31と、軸線X周りの周方向でN相とS相とが交互に配置された磁石32と、を備えて構成されており、軸受部31aを軸部材21に外挿して、軸部材21に取り付けられている。
磁石32は、ロータ30を樹脂成形する際に、インサート成型によりロータ30と一体に形成されており、基部31において磁石32は、軸線X周りの周方向で全周に亘って設けられている。
基部31の底板部10側の下部には、ロータ30の回転を後記する弁部70(図2参照)に伝達する伝達軸33が、軸受部31aと基部31の間に挿入されて固定されている。伝達軸33は、ロータ30と同様に、軸部材21に回転可能に支持されており、ロータ30と一体に軸線X周りに回転するようになっている。
伝達軸33は、軸線Xに沿って底板部10側の下方に延びており、その先端部33aを、底板部10の上面10bに当接させている。
実施の形態においてロータ30は、軸部材21の一端21a側に外挿したスプリングSpにより、底板部10側の下方に付勢されており、このスプリングSpの付勢力により、伝達軸33の先端部33aが、底板部10の上面10bに常時当接させられて、ロータ30の軸線Xの軸方向の位置決めがされている。
伝達軸33における先端部33aの上側は、当該先端部33aよりも径が大きい大径部33bとなっており、この大径部33bの外周には、後記するギヤ71の外周に設けた歯部710aに噛合する歯部33cが設けられている。
ロータ30を収容する隔壁20の小径部201は、ロータ30の磁石32を所定間隔で囲む筒状に形成されており、この小径部201の外周には、ステータアッセンブリ40が外挿されて取り付けられている。
実施の形態では、小径部201と大径部202を接続する円板部203が、軸線Xに直交して設けられており、この円板部203により、小径部201に外挿したステータアッセンブリ40の位置決めがされて、ロータ30(磁石32)の径方向外側に、2つのステータ組50A、50Bが配置されるようになっている。
なお、ロータ30の磁石32は、隔壁20を介して後述のステータアッセンブリ40からの磁力によって駆動されるため、隔壁20は非磁性体で構成される。また流体室Sの圧力に耐えられるよう、隔壁20は金属で構成される。このため、隔壁20は非磁性金属であるステンレスで構成される。
ステータアッセンブリ40は、軸線Xの軸方向に重ねて配置された2つのステータ組50A、50Bを備えており、このステータアッセンブリ40には、ステータ組50A、50Bの外周を囲む外ステータコア59が外挿して取り付けられている。
外ステータコア59は、後記する内ステータコア51、52(図2参照)と同様に、磁性体の板体をプレス加工することで形成されており、ステータ組50A、50Bに外挿して取り付けた際に、外ステータコア59と内ステータコア51、52とが互いに接触した状態で設けられて、外ステータコア59と内ステータコア51、52とで磁路が構成されるようになっている。
図2に示すように、ステータ組50A、50Bの各々は、軸方向に間隔をあけて配置された一対の内ステータコア51、52の間に、ボビン53の外周に巻き付けられた駆動コイル54を配置した基本構成を有している。
ステータアッセンブリ40においてボビン53は、その内部にステータ組50A、50Bの内ステータコア51、52がインサート成形により埋め込まれた樹脂成形体(絶縁体)であり、コイル端子56を支持する端子保持部55(55A、55B)と一体に形成されている(図1参照)。
図1および図3に示すように、端子保持部55(55A、55B)は、軸線Xの軸方向に間隔を開けて設けられており、端子保持部55(55A、55B)の各々には、複数のコイル端子56が圧入により支持されている。
コイル端子56は、直線状に延びる棒形状を成す導電性のピンであり、端子保持部55(55A、55B)においてコイル端子56は、軸線X周りの周方向に、所定間隔で複数設けられている。
実施の形態では、図中上側に位置する端子保持部55Bのコイル端子56に、ステータ組50Bの駆動コイル54(B相のコイル)から引き出された巻き線の端部(図示せず)が絡げられており、図中下側に位置する端子保持部55Aのコイル端子56に、ステータ組50Aの駆動コイル54(A相のコイル)から引き出された巻き線の端部(図示せず)が絡げられている。
コイル端子56の各々は、ステータアッセンブリ40から径方向外側に突出して設けられている。そのため、図3に示すように、ステータアッセンブリ40に外挿して取り付けられる外ステータコア59では、ステータ組50A、50Bの外周を囲む周壁部592に、コイル端子56との干渉を避けるための切欠き593が設けられている。
ここで、外ステータコア59は、有底円筒形状を有しており、底部591の中央部に、隔壁20の底部20a側を挿通可能とする開口591aが設けられている。そして、底部591の全周に亘って設けられた周壁部592は、ステータ組50A、50Bを全周に亘って取り囲む円筒形状を成している。
実施の形態では、外ステータコア59に外挿して、上カバー部材90が取り付けられるようになっており、上カバー部材90の開口部92a(図1参照)を貫通して径方向外側に延びるコイル端子56の各々は、上カバー部材90と一体に形成されたコネクタカバー部93(収容部95)内で、可撓性を有する共通のプリント基板60(以下、基板60とも表記する)を介して、それぞれ対応するコネクタ端子61に接続されている(図1参照)。
なお、コイル端子56の各々は、基板60における駆動コイル54とは反対側の面で、基板60に設けられた配線のうちの対応する配線に、半田付けにより接続されている。
図3に示すように、上カバー部材90は、モータMのステータアッセンブリ40と外ステータコア59を収容する部材であり、ステータアッセンブリ40の上面を覆うカバー部91と、外ステータコア59の外周を囲む周壁部92と、を有しており、周壁部92には、コネクタカバー部93のコネクタ部94が一体に形成されている。
カバー部91の中央には、軸方向から見てリング状の膨出部91aが設けられており、この膨出部91aの中央には、膨出部91a内に位置する隔壁20を視認可能とする開口91bが設けられている。
カバー部91における膨出部91aとは反対側には、リング状の嵌合壁91c(図1参照)が下方に突出して形成されており、この嵌合壁91cは、ステータアッセンブリ40の上部に設けられた略リング形状の取付部57の内周に嵌合している。
上カバー部材90の周壁部92は、軸線Xの軸方向から見て環状を成しており、外ステータコア59の外周に沿って、後記する下カバー部材80側の下方に延びている(図2参照)。
周壁部92の下端92bは、下カバー部材80の周壁部82の嵌合部82aの外周に嵌合しており、上カバー部材90と下カバー部材80の周壁部82とで囲まれた空間を密閉している。そのため、この囲まれた空間内に位置するコイル端子56や駆動コイル54などの導電部に、周壁部92に掛かった水が及ばないようになっている。
図1に示すように周壁部92では、径方向から見て、前記したコイル端子56と干渉する領域が切り欠かれており、この切り欠かれた領域が、ステータアッセンブリ40から径方向に延びるコイル端子56が通過する開口部92aとなっている。
開口部92aは、周壁部92の下端からカバー部91の近傍までの高さ範囲に形成されており、径方向から見て開口部92aは、略矩形形状を成している。
上カバー部材90の周壁部92の外周面には、下カバー部材80の係合腕84が係合する被係合部922が、径方向外側に突出して形成されており、被係合部922は、軸線X周りの周方向で、90度間隔で3つ設けられている(図3参照)。
図3に示すように、上カバー部材90の周壁部92では、開口部92aの径方向外側に、コネクタカバー部93が設けられている。
コネクタカバー部93は、周壁部92の径方向外側から下方に延出しており、開口部92aよりも下側に位置するコネクタ部94と、このコネクタ部94のコネクタ端子61と前記したコイル端子56とを接続する基板60の収容部95と、収容部95の開口を封止するキャップ96とを有している。
図1に示すように、コネクタ部94では、前記した大径部202の径方向外側となる位置に、端子支持部940が設けられている。この端子支持部940では、前記したコネクタ端子61が、軸線X周りの周方向に間隔をあけて複数設けられている。
コネクタ端子61の各々は、端子支持部940を厚み方向(軸線X方向)に貫通して設けられており、径方向から見てコネクタ端子61の各々は、前記したコイル端子56よりも下方に位置すると共に、コイル端子56に対して略直交する向きで設けられている。
コネクタ端子61の各々は、基板60を介して、対応するコイル端子56と接続されており、コネクタ端子61の各々は、基板60における端子支持部940とは反対側の面で、基板60に設けられた配線のうちの対応する配線に、半田付けにより接続されている。
コネクタ端子61と基板60との接続部(半田付け部)は、コイル端子56と基板60との接続部(半田付け部)から軸線X方向に所定高さh下方にオフセットした位置となっており、収容部95内において基板60は、基板60の側面からみて略L字形状となるように湾曲した状態で、コイル端子56とコネクタ端子61とを接続している。
図1に示すように、端子支持部940は、端子支持部940から下方に突出したコネクタ端子61の外周を囲む周壁部941を有している。この周壁部941は、端子支持部940の長手方向における両側に設けられた側壁部942、942と、端子支持部940の径方向外側の側縁に沿って設けられた外壁部943と、径方向内側の側縁に沿って設けられた内壁部944とから構成されており、この周壁部941の内側で、相手側コネクタ(図示せず)がコネクタ端子61に接続されるようになっている。
図1に示すように、コネクタカバー部93の収容部95は、コネクタ部94の上側に隣接して設けられている。収容部95は、上壁部951と、側壁部952、952と、コネクタ部94の端子支持部940とから、開口部92aを囲むように設けられている。
上壁部951と側壁部952、952は、周壁部92の外周面から径方向外側に突出しており、軸線Xの径方向から見て、周壁部92に設けた開口部92aの上側と両側を囲むように設けられている。
側壁部952の下端部側は、下側に向かうに連れて周壁部92から離れる方向に膨出しており、この膨出した部分の下端に、前記した端子支持部940が一体に連結されている。
そのため、端子支持部940を有するコネクタ部94は、側壁部952、952により、周壁部92の外周から径方向外側に離間した位置で保持されており、端子支持部940と上壁部951は、軸線Xの径方向にオフセットしている。
よって、端子支持部940が下側に位置する収容部95は、軸線Xの径方向外側と上方に開口しており、この開口を封止するためのキャップ96が、上壁部951と側壁部952、952の外側面に嵌合するようになっている。
キャップ96は、収容部95の開口を塞ぐ壁部97と、壁部97の幅方向における両側部から同方向に延びる嵌合壁部98、98と、を有している。
壁部97は、軸線Xの軸方向に延びる側壁部971の上部側を、軸線Xに直交する方向に湾曲させた形状を成している。この側壁部971の軸線Xに直交する方向に延びる部分は、収容部95の上部側の開口を塞ぐ上壁部972となっており、この上壁部972の先端には、下方に突出して係止部97a(図3参照)が設けられている。
係止部97aは、上壁部972の幅方向の全長に亘って設けられており、キャップ96を収容部95に取り付けた際に、上壁部951と上カバー部材90の周壁部92との間の凹溝951aに係止されて、キャップ96の径方向外側への脱落が阻止されるようになっている。
さらに、上壁部972の先端側の両側部には、下方に延びる係合部99が設けられており、この係合部99には、側壁部952の外側面に設けた係止用の突起956を係合させる係合孔99aが、長手方向に沿って形成されている。
そのため、キャップ96を収容部95に取り付けた際に、側壁部952側の突起956に、係合部99の係合孔99aが係合することで、キャップ96の上方側への脱落が阻止されるようになっている(図3参照)。
次に、モータMにより駆動される弁部70を説明する。
図4は、弁体駆動装置1における下カバー部材80、弁部70、弁体付勢部材86およびモータMの部分の分解斜視図である。図5は、弁部70におけるギヤ71と弁体72との噛み合いを説明する図であり、(a)は、図2における弁部70周りを拡大して示す図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。
弁体駆動装置1の弁部70は、モータMにより後述する断面棒状の軸部材73における中心軸方向の軸線X2周りに回転駆動される部材であり、ギヤ71と、弁体72と、を備えて構成される。
ギヤ71の基部710の中心には、軸部材73を貫通させる貫通孔71aが、基部710を厚み方向に貫通して形成されている。
基部710の外周面には、周方向に沿って歯部710aが設けられており、弁体駆動装置1の流体室S内においてギヤ71は、モータMの伝達軸33の外周に設けられた歯部33cに噛合している。
弁体72の底面には、切欠72dが形成されている。弁体72の底面のうち、切欠72dが形成されていない部位は、流体導出管3、4の開口(図6参照)を閉塞可能に構成されている。また、切欠72dは、接続部材15から離れる方向に凹んだ形状となっている。
ギヤ71および弁体72は互いに係合して固定されている。
図5の(a)に示すように、ギヤ71と弁体72は、貫通孔71aと孔部72aを挿通させた軸部材73で回転可能に支持されており、軸部材73の下端73bは、底板部10に固定された接続部材15の穴部15aでロウ付けされており、軸部材73は、回り止めされた状態で設けられている。また、軸部材73の上端73aは、弁体付勢部材86の支持孔89aに挿通されており、軸部材73は、弁体付勢部材86の位置決めをしている。
接続部材15は、底板部10に設けられた貫通穴10cに、モータMとは反対側の下方から嵌入して設けられている。
接続部材15の中央部には、軸部材73を支持するための穴部15aが、流体室S側に開口して形成されている。したがって、穴部15aは、底板部10の貫通穴10cに嵌入している接続部材15を介して、底板部10を貫通するように設けられている。また、接続部材15において、この穴部15aの径方向外側の位置には、流体導出管3と流体導出管4を挿入するための挿入孔15b、15cが設けられている(図9の(b)参照)。
これら挿入孔15b、15cは、上部側(流体室S側)が、下部側よりも小径に形成されており、これら挿入孔15b、15cの下部側に挿入された流体導出管3、4は、挿入孔15b、15cを介して、底板部10の上方に形成される流体室Sに連通している。
実施の形態において流体導出管3、4は、ロウ付けにより接続部材15に固定されており、この接続部材15の軸線X方向の厚みは、底板部10の軸線X方向の厚みよりも厚くなっている。そのため、接続部材15における流体導出管3、4の支持強度が確保されている。
また、接続部材15における弁体72側の面は研磨加工されており、弁体72と接続部材15の摺動面の面粗度を高めることで、接続部材15と弁体72の摺動抵抗を減らしている。
図2に示すように、底板部10では、中央の孔部10aを挟んで貫通穴10cとは反対側の位置に、貫通穴10dが設けられており、この貫通穴10dを囲むボス部10eが、底板部10の下側の面に形成されている。流体導入管2の上端は、ボス部10e側から貫通穴10dに挿入されており、流体導入管2は流体室S内に開口している。
図4および図10の(a)に示すように、底板部10には、弁体付勢部材86が載置されており、この弁体付勢部材86は、台部87と、台部87の周縁部から下方側に延びる複数の脚部88(88a、88b)と、を備えて構成される。
台部87では、前記した伝達軸33を挿通させる穴部87aがその中央部に形成されており、この穴部87aの径方向外側には、支持孔89aを備える腕部89が、軸線Xまわりの周方向に沿って設けられている。
実施の形態では、底板部10に隔壁20を固定した際に、隔壁20の円板部203が台部87に当接して、脚部88aを底板部10に当接させる位置まで、底板部10側の下方に押し込むようになっている。
この際、脚部88bは脚部88aよりも径方向外側に突出して設けられているので、弁体付勢部材86は、脚部88bを隔壁20の大径部202の内周に押し当てた状態で、隔壁20内で保持されるようになっている。
また、弁部70の軸部材73を支持する腕部89は、台部87とは独立に軸方向に変形可能となっており、弁体付勢部材86が底板部10側の下方に押し込まれた際に、弁体72を底板部10側の下方に付勢するようになっている。また、腕部89の支持孔89aは、弁部70の軸部材73に外嵌して位置決めされている。そのため、弁部70の弁体72は、腕部89により底板部10の上面に常時当接させられて、軸方向の位置決めがされている。
図7は、弁体駆動装置1から下カバー部材80側を取り外した状態を示す斜視図であって、底板部10に固定された補強板75を説明する図である。
底板部10の下カバー部材80側の下面には、金属製の補強板75がロウ付けにより固定されている。補強板75は、軸線Xの軸方向から見て、円形を成す板状の部材であり、底板部10の外径Dbよりも小さい外径Daで形成されている。
補強板75の中央には、底板部10から下方に突出した軸部材21との干渉を避けるための逃げ穴76が形成されており、この逃げ穴76の径方向外側に、底板部10から下方に突出した接続部材15を囲む、切欠穴77が形成されており、これら逃げ穴76と切欠穴77は、底板部10の直径線Lm上で連なって形成されている。
切欠穴77の逃げ穴76とは反対側には、補強板75の周縁部を切り欠いて形成した開口部75aとなっており、この開口部75aには、下カバー部材80の後記する係合片814が係合するようになっている。
逃げ穴76を挟んで、切欠穴77の反対側には、前記した底板部10から下方に突出するボス部10eを囲む切欠穴78が設けられている。この切欠穴77の径方向外側にも、補強板75の周縁部を切り欠いて形成した開口部75bが形成されている。
さらに、補強板75では、中央の逃げ穴76から径方向外側に所定距離離間した位置に、補強板75を厚み方向(軸線Xの軸方向)に貫通して貫通孔79が形成されている。この貫通孔79は、逃げ穴76(軸線X)周りの周方向に、所定間隔で複数設けられており、複数の貫通孔79のうちの一つには、底板部10から下方に突出した円筒状の位置決め突起10fが係合している。
[下カバー部材80]
図8は、下カバー部材80を説明する図であって、(a)は、平面図、(b)は、上方から見た斜視図である。図9は、下カバー部材80を説明する図であって、(a)は、下方から見た斜視図、(b)は、下カバー部材80を、図4における面Bで切断した断面図である。図10は、下カバー部材80における補強板75の回り止めを説明する図であって、(a)は、弁体駆動装置1における下カバー部材80周りの要部断面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図であり、(c)は、(b)における要部拡大図である。
図2に示すように、下カバー部材80は、ケース5が載置される板状の載置部81を有しており、この載置部81の上面には、ケース5の底板部10側を所定間隔で囲む周壁部82が設けられている。
図8に示すように、周壁部82は、載置部81から上方に突出して形成されており、軸線Xの軸方向から見て環状の内周面821を有している。
周壁部82の上部には、周壁部82よりも小さい外径の嵌合部82aが設けられており、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、嵌合部82aが、前記した上カバー部材90の周壁部92の内周に嵌合するようになっている。
図8に示すように、周壁部82の軸線X周りの周方向における一部には、径方向外側に延出して延出部822が形成されている。延出部822は、軸線Xの軸方向から見て矩形形状を有しており、周壁部82に設けた嵌合部82aは、延出部822の部分で、延出部822の両側部を径方向外側に延びる嵌合部822aに接続している。
実施の形態では、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、コネクタカバー部93の収容部95を構成する側壁部952、952の内周に延出部822に設けた嵌合部82aが嵌合して、コネクタカバー部93の下方の開口が、延出部822により封止されるようになっている。
周壁部82の内側における中央には、底板部10を貫通した軸部材21の他端21b(下端)との干渉を避けるための凹穴811が形成されており、この凹穴811の径方向外側には、底板部10に固定された接続部材15の収容穴812が形成されている。
収容穴812は、軸線Xの軸方向から見て円形を成しており、凹穴811と連通して形成されている。収容穴812は、接続部材15の外径よりも僅かに大きい内径を有しており、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、底板部10から下方に突出する接続部材15が、収容穴812内に挿入されるようになっている。
実施の形態では、収容穴812の内周面に、径方向内側に突出する突起812aが設けられている。突起812aは、周方向に等間隔で三つ設けられており、これら突起812aは、収容穴812内に接続部材15が挿入された際に、接続部材15の外周に圧接して、接続部材15の軸線X2周りの回転が規制されるようになっている。
軸線Xの軸方向から見て、収容穴812内では、凹穴811とは反対側に、流体導出管3、4を挿通させる開口812bが形成されている。
図9の(b)に示すように、開口812bは、載置部81を厚み方向に貫通して形成されており、載置部81の下面における開口812bの延長上の位置には、載置部81から離れるにつれて外径が小さくなる形状の配管支持部85Aが設けられている。
流体導出管3、4は、接続部材15との接続部から下方にオフセットした位置が、配管支持部85Aの支持穴85A1で支持されており、流体導出管3、4の配管支持部85Aから下方に突出した部分に曲げ応力が作用しても、かかる応力が、流体導出管3、4と接続部材15との接続部に直接作用しないようになっている。
図8に示すように、載置部81における、凹穴811を挟んで収容穴812の反対側の位置には、流体導入管2を挿通させる開口813が形成されている。開口813もまた載置部81を厚み方向(軸線Xの軸方向)に貫通して形成されており、載置部81の下面における開口813の延長上の位置には、載置部81から離れるにつれて外径が小さくなる形状の配管支持部85Bが設けられている(図2参照)。
図2に示すように、流体導入管2は、底板部10との接続部から下方にオフセットした位置が、配管支持部85Bの支持穴85B1で支持されており、流体導入管2の配管支持部85Bから下方に突出した部分に曲げ応力が作用しても、かかる応力が、流体導入管2と底板部10とのとの接続部に直接作用しないようになっている。
図8の(a)に示すように、周壁部82の内周面821には、径方向内側に突出する突起823、823が、収容穴812の中心を通る周壁部の直径線Lnを挟んで対称となる位置に設けられており、これら突起823、823は、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、ケース5を構成する底板部10の外周(図8の(a)仮想線参照)に当接して、ケース5を周壁部82内の所定位置に位置決めするようになっている。
実施の形態では、開口813と収容穴812と、凹穴811とが、周壁部82の直径線Ln上に位置しており、収容穴812の周壁部82側には、直径線Lnに沿って径方向に延びる係合片814が設けられている。
係合片814は、補強板75の開口部75aに係合可能な幅Wを有しており、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、係合片814が補強板75の開口部75aに係合することで、ケース5を下カバー部材80に対して回り止めするようになっている。
周壁部82の外周側には、軸線Xと直交する方向で両端が周壁部82の外側まで伸びる取付部83が設けられており、載置部81から下方に所定高さha(図4参照)で延びている。
図4に示すように、取付部83には、当該取付部83を厚み方向に貫通する貫通孔83b、83bが、取付部83の幅方向に間隔を開けて設けられており、下カバー部材80は、これら貫通孔83b、83bを挿通させた図示しないボルトなどにより、冷蔵庫などの固定側部材に取り付けられるようになっている。
図9に示すように、載置部81の下面には、取付部83に対して直交する方向に延びる補強リブ83a、83cが、載置部81と取付部83とに跨って形成されており、載置部81における取付部83の剛性強度が、これら補強リブ83a、83cにより高められている。
載置部81では、周壁部82を挟んで対称となる位置に係合腕84、84が設けられている。これら係合腕84、84は、周壁部82の直径線Ln上に位置から上方に延出して形成されており、係合腕84、84の上端部の互いの対向面には、係止爪84a、84aが設けられている。
係止爪84a、84aは、互いに対向する方向に突出しており、係合腕84の係止爪84aは、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、上カバー部材90の周壁部92に設けた被係合部922に係合して、下カバー部材80の上カバー部材90からの脱落が阻止されるようになっている。
以下、図6を参照して、弁体駆動装置1の動作例について説明する。
図6は、弁体駆動装置1の動作を説明するための図であって、弁体72を接続部材15側から見て、流体導出管3、4を仮想線で示した図であり、(a)は、流体導出管3、4の両方が弁体72で閉じられた閉弁状態を、(b)は、流体導出管4が弁体72で閉じられた第一の閉弁状態を、(c)は、流体導出管3、4の両方が開かれた第二の閉弁状態を、(d)は、流体導出管3が弁体72で閉じられた第三の閉弁状態を示す図である。
弁体駆動装置1では、コネクタ端子61、基板60およびコイル端子56を介した駆動コイル54への通電によって、ステータ組50A、50Bの駆動コイル54が励磁され、かかる磁力によってロータ30を回転させるようになっている。そして、ロータ30の回転は、伝達軸33の歯部33cを介して弁体72に伝達されて、弁体72が軸線X2周りに回転駆動する。
ここで、実施の形態にかかる弁体駆動装置1では、ギヤ71に設けた度当たり711の当接面711a、712の当接面712aが、伝達軸33の大径部33b1に当接する角度範囲内で、弁体72を軸線X2周りに回転させて、流体導出管3、4を開閉するようになっている。
<閉弁状態>
図6(a)に示すように、切欠72dが流体導出管3、4以外の位置にある状態では、弁体72は、流体導出管3、4を閉塞する閉弁状態(全閉)であり、流体室Sから流体導出管3、4への流体の導出が遮断される。
<第一の開弁状態>
図6(b)に示すように、閉弁状態からギヤ71および弁体72が時計回りに回転し、切欠72dが流体導出管3の位置に達した状態では、弁体72は、流体導出管3を開放すると共に流体導出管4を閉塞する第一の開弁状態(一部開)であり、流体室Sから流体導出管3への流体の導出が許容されると共に流体導出管4への流体の導出が遮断される。
<第二の開弁状態>
図6(c)に示すように、第一の開弁状態からギヤ71および弁体72がさらに時計回りに回転し、切欠72dが流体導出管3、4の位置に達した状態では、弁体72は、流体導出管3、4を開放する第二の開弁状態(全開)であり、流体室Sから流体導出管3、4への流体の導出が許容される。
<第三の開弁状態>
図6(d)に示すように、第二の開弁状態からギヤ71および弁体72がさらに時計回りに回転し、切欠き42dが流体導出管3の位置を通り過ぎた状態では、弁体72は、流体導出管3を閉塞すると共に流体導出管4を開放する第三の開弁状態(一部開)であり、流体室Sから流体導出管3への流体の導出が遮断されるとともに流体導出管4への流体の導出が許容される。
なお、実施の形態では、弁体駆動装置1を組み立てた際に、ギヤ71の度当たり711の当接面711aを伝達軸33の大径部33b1に当接させた角度位置に配置して、弁体72の初期位置を設定するようになっている。
以上の通り、実施の形態では、
(1)ケース5内に設けた弁体72をモータMにより駆動して、ケース5内に導入された流体の流路を切り替える弁体駆動装置1であって、
ケース5は、底板部10の一方の面である上面10bに有底円筒形状の隔壁20を固定して形成され、
ケース5を固定側部材に固定する樹脂製の下カバー部材80(取付部材)を、ケース5の底板部10側に嵌合させて設け、
ケース5と下カバー部材80の各々に、互いに係合してケース5と下カバー部材80との相対回転を規制する係合部を設けた構成とした。
このように構成すると、下カバー部材80を樹脂材料から構成した場合でも、ケース5と下カバー部材80との相対回転を規制できるので、弁体駆動装置1の周方向の位置決めを正確に行うことができる。
(2)モータMは、隔壁20内に回転可能に設けられたロータ30と、隔壁20に外挿されてロータ30の外周を囲むステータアッセンブリ40(ステータ)と、から構成され、
ステータアッセンブリ40は、下カバー部材80に固定支持されている構成とした。
このように構成すると、ステータアッセンブリ40が、固定側部材に固定された下カバー部材80に固定支持されるので、ステータアッセンブリ40がロータ30の回転軸(軸線X)周りに回転してロータ30が正常に回転しなくなることを防止できる。
特に、ステータアッセンブリ40は、当該ステータアッセンブリ40を囲む周壁部92を有する上カバー部材90に固定支持されており、
下カバー部材80は、周壁部92の外周に設けた被係合部922に係合して、上カバー部材90と下カバー部材80とを相対回転不能に結合する係合腕84を有している構成とした。
このように構成すると、ステータアッセンブリ40がロータ30の回転軸(軸線X)周りに回転することを確実に規制できる。ステータアッセンブリ40がロータ30の回転軸(軸線X)周りに回転すると、ロータ30を正常に回転させることができなくなって、弁体72による流路の切り替えを正確に行えなくなる虞がある。
上記のように構成することで、ステータアッセンブリ40の軸線X周りの回転を規制できるので、ロータ30を正常に回転させて、弁体72を精密に駆動できる。
さらに、下カバー部材80は、隔壁20の外周を全周に亘って囲む周壁部82を有しており、下カバー部材80側の周壁部82を、上カバー部材90の周壁部92の内周に嵌合させて、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付ける構成とした。
このように構成すると、上カバー部材90の周壁部92と下カバー部材80の周壁部82とで囲まれた空間が密閉されるので、この囲まれた空間内に位置するコイル端子56や駆動コイル54などの導電部に、周壁部92に掛かった水が及ぶことを好適に防止できる。
(3)モータMは、ステッピングモータであり、ケース5内において前記弁体72は、ロータ30の回転軸(軸線X)に平行な軸部材73(支持軸)で回転可能に支持されており、弁体72は、ロータ30の回転が伝達されて駆動される構成とした。
このように構成すると、ステッピングモータへの駆動パルスにより、ロータ30を正確に回転させることができる。上記のように、ステータアッセンブリ40の回転が規制されているので、ステッピングモータとすることで、ロータ30をより正確に回転させることができ、弁体72の位置制御の精度が向上する。
(4)ケース5内における底板部10の中心に、ロータ30を回転可能に支持する軸部材21を支持する孔部10aが設けられており、
流体の流路を構成する流体導入管2および流体導出管3、4が、ロータ30の回転軸方向(軸線X方向)から下カバー部材80の載置部81とケース5の底板部10とを貫通して、ケース5内に形成された流体室Sに開口しており、
ケース5内において流体導入管2および流体導出管3、4は、孔部10aの径方向外側に開口している構成とした。
流体導入管2および流体導出管3、4が、下カバー部材80の載置部81とケース5の底板部10とを貫通して設けられているので、ケース5と下カバー部材80とが相対回転すると、ケース5と下カバー部材80とに跨がって配置されている流体導入管2および流体導出管3、4の変形や破損が生ずる虞がある。
上記のように構成すると、ケース5と下カバー部材80との相対回転が規制されているので、流体導入管2および流体導出管3、4の変形や破損の発生を好適に防止できる。
(5)載置部81には、流体導入管2および流体導出管3、4を挿通支持させる配管支持部85A、85B(支持部)が、底板部10とは反対側に延出して形成されており、配管支持部85A、85Bにおいて流体導入管2および流体導出管3、4は、載置部81から下方にオフセットした位置が支持されている構成とした。
このように構成すると、流体導入管2および流体導出管3、4の配管支持部85A、85Bから下方に突出した部分に曲げ応力が作用しても、かかる応力は、配管支持部85A、85Bにおける流体導入管2および流体導出管3、4の支持点(支持穴85A1、85B1)に作用するので、ロウ付けで固定された流体導入管2および流体導出管3、4と載置部81との接続部に直接作用しない。
そのため、流体導出管3、4と載置部81との接続部に隙間などが生じてかかる隙間から流体が漏出する事態の発生を好適に防止できる。
(6)流体導出管3、4は、流体導出管3、4を回転軸方向に貫通させた接続部材15(取付部材)を介して底板部10に取り付けられており、
底板部10には、接続部材15が回転軸方向から嵌入する貫通穴10c(嵌入孔)が、厚み方向に貫通して形成されており、回転軸方向の接続部材15の厚みを、底板部10の回転軸方向の厚みよりも厚くした構成とした。
このように構成すると、接続部材15と流体導出管3、4との接合面積を大きくすることができるので、接続部材15における流体導出管3、4の支持強度を確保できる。
(7)底板部10の下カバー部材80側の面には補強板75(耐圧プレート)がロウ付けにより取り付けられており、
ケース5側の係合部は、補強板75に設けられて径方向に開口した開口部75a(切欠き)であり、載置部81側の係合部は、開口部75aに径方向外側から係合する係合片814である構成とした。
このように構成すると底板部10に切欠き状の係合部を設ける場合には、底板部10の厚みがその部分だけ薄くなるので、底板部10の膨らみに対する強度が弱くなる。底板部10とは別体に設けた補強板75に切欠き状の係合部(開口部75a)を設けることで、底板部10の膨らみに対する強度を弱めることなく、ケース5と下カバー部材80との相対回転を規制できる。
さらに、回転中心(軸線X)から離れた位置に係合部が設けられているので、ロータ30の回転時に係合部に作用する回転トルクは、回転中心側よりも弱くなる。そうすると、相対回転の規制に必要な係合部の大きさは、回転中心側に設ける場合よりも小さくなるので、切欠き状の開口部75aを設けたことに起因する補強板75の機能低下を好適に抑えることができる。
底板部10には、補強板75に設けた貫通孔79に回転軸方向から嵌合する突起10fが設けられており、底板部10と補強板75との相対回転が、貫通孔79に嵌合させた突起10fにより規制される構成とした。
このように構成すると、ケース5側の係合部をケース5とは別体の補強板75に設けた場合に、ケース5と補強板75との相対回転を規制することができ、ケース5と下カバー部材80との相対回転を防止できる。
(8)なお、前記下実施の形態では、ケース5と下カバー部材80との相対回転を規制する係合部が、ケース5側と下カバー部材80側にそれぞれ一つ設けられている場合を例示したが、底板部10に設けた係合部と、下カバー部材80に設けた係合部のうちの少なくとも一方は、複数設けられている構成としても良い。
このように構成すると、軸線X周りの周方向におけるケース5と下カバー部材80との相対的な角度位置の関係を、選択可能な複数の角度位置のうちの任意の角度位置に設定することが可能になる。そのため、弁体駆動装置1を固定側部材(例えば、冷蔵庫)の本体に取り付けた状態での、流体導出管3、4や流体導入管2の配置位置の自由度が増すので、これら流体導出管3、4や流体導入管2が延びる方向の自由度が増すことになる。
1 弁体駆動装置
2 流体導入管
3、4 流体導出管
5 ケース
10 底板部
15 接続部材
20 隔壁
30 ロータ
31 基部
32 磁石
33 伝達軸
40 ステータアッセンブリ
50A、50B ステータ組
51、52 内ステータコア
53 ボビン
54 駆動コイル
55(55A、55B) 端子保持部
56 コイル端子
59 外ステータコア
60 プリント基板(基板)
61 コネクタ端子
70 弁部
71 ギヤ
72 弁体
73 軸部材
75 補強板
80 下カバー部材
81 載置部
82 周壁部
83 取付部
84 係合腕
85A、85B 配管支持部
85A1、86B1 支持穴
86 弁体付勢部材
87 台部
88 脚部
89 腕部
90 上カバー部材
91 カバー部
92 周壁部
93 コネクタカバー部
94 コネクタ部
95 収容部
96 キャップ
97 壁部
98 嵌合壁部
99 係合部
201 小径部
202 大径部
203 円板部
811 凹穴
812 収容穴
813 開口
814 係合片
821 内周面
822 延出部
823 突起
922 被係合部
940 端子支持部
941 周壁部
942 側壁部
943 外壁部
944 内壁部
951 上壁部
952 側壁部
953 外周部
954 段部
955 内側嵌合壁部
956 突起
971 側壁部
972 上壁部
973 段部
974 嵌合壁部
981 段部
982 外側嵌合壁部
M モータ
S 流体室
Sp スプリング

Claims (8)

  1. ケース内に設けた弁体をモータにより駆動して、前記ケース内に導入された流体の流路を切り替える弁体駆動装置であって、
    前記ケースは、底板部の一方の面に有底円筒形状の隔壁を固定して形成され、
    前記ケースを固定側部材に固定する樹脂製の取付部材を、前記ケースの前記底板部側に嵌合させて設け、
    前記ケースと前記取付部材の各々に、互いに係合して前記ケースと前記取付部材との相対回転を規制する係合部を設け
    前記ケースの係合部は、径方向に開口した開口部を含み、
    前記取付部材の係合部は、前記取付部材の外周側から径方向に延び、前記開口部に径方向外側から係合する係合片を含むことを特徴とする弁体駆動装置。
  2. 前記モータは、前記隔壁内に回転可能に設けられたロータと、前記隔壁に外挿されて前記ロータの外周を囲むステータと、から構成され、
    前記ステータは、前記取付部材に固定支持されていることを特徴とする請求項1に記載の弁体駆動装置。
  3. 前記モータは、ステッピングモータであり、
    前記ケース内において前記弁体は、前記ロータの回転軸に平行な支持軸で回転可能に支持されており、前記弁体は、前記ロータの回転が伝達されて駆動されることを特徴とする請求項2に記載の弁体駆動装置。
  4. 前記ケース内における前記底板部の中心に、前記ロータの支持部が設けられており、
    前記流体の流路を構成する配管が、前記ロータの回転軸方向から前記取付部材と前記底板部とを貫通して、前記ケース内における前記支持部の径方向外側に開口していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の弁体駆動装置。
  5. 前記取付部材には、前記配管を挿通支持させる支持部が、前記底板部とは反対側に延出して形成されており、
    前記配管を挿通支持させる支持部において前記配管は、前記底板部から前記配管を挿通支持させる支持部の延出方向側にオフセットした位置で支持されていることを特徴とする請求項4に記載の弁体駆動装置。
  6. 前記配管は、当該配管を前記回転軸方向に貫通させた取付部材を介して前記底板部に取り付けられており、
    前記底板部には、前記回転軸方向に貫通させた取付部材が前記回転軸方向から嵌入する嵌入孔が、厚み方向に貫通して形成されており、前記回転軸方向の前記回転軸方向に貫通させた取付部材の厚みを、前記底板部の前記回転軸方向の厚みよりも厚くしたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の弁体駆動装置。
  7. 前記ケース側の前記係合部は、前記底板部に設けた耐圧プレートに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の弁体駆動装置。
  8. 前記底板部に設けた係合部と、前記取付部材に設けた係合部のうちの少なくとも一方は、複数設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の弁体駆動装置。
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