JP6278684B2 - 弁体駆動装置 - Google Patents
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Description
取付部材は、ケースの外周に押しつけられる弾性片を複数有しており、ケースは、当該ケースの外周に押しつけられた弾性片により、ロータ部の回転軸周りの周方向の位置決めがされた状態で、取付部材に保持されている。
ケース内に設けた弁体をモータにより駆動して、前記ケース内に導入された流体の流路を切り替える弁体駆動装置であって、
前記ケースは、底板部の一方の面に有底円筒形状の隔壁を固定して形成され、
前記ケースを固定側部材に固定する樹脂製の取付部材を、前記ケースの前記底板部側に嵌合させて設け、
前記ケースと前記取付部材の各々に、互いに係合して前記ケースと前記取付部材との相対回転を規制する係合部を設け、
前記ケースの係合部は、径方向に開口した開口部を含み、
前記取付部材の係合部は、前記取付部材の外周側から径方向に延び、前記開口部に径方向外側から係合する係合片を含む構成の弁体駆動装置とした。
なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付して示すと共に重複した説明を省略する。
以下の説明では、図1に示した弁体駆動装置1のロータ30の回転軸の軸線Xを基準として、軸線Xの軸方向におけるロータ30側を上方、流体導出管3、4側を下方として、弁体駆動装置の各構成要素の位置関係を適宜説明する。
なお、図3では、ステータアッセンブリ40における樹脂で形成された部分をハッチングして示している。
この弁体駆動装置1では、モータMにより弁部70を駆動して、流体室S内に導入された流体を、流体導出管3、4から冷蔵庫側に導出するようになっており、この弁体駆動装置1のモータMとして、一対のステータ組50A、50B(A相のコイルとB相のコイル)がロータ30の軸方向に並べて配置されたクローポール型ステッピングモータが採用されている。
弁体駆動装置1において隔壁20は、底部20aを底板部10とは反対側の上方に向けて設けられている。隔壁20は、底部20aから離れる方向で2段に拡径した外形を有しており、底部20a側の小径部201と、底板部10側の大径部202と、を備えて構成される。
底板部10の外周縁には、大径部202の先端202aが外嵌する段部11が、全周に亘って設けられており、隔壁20は、大径部202の先端202aを段部11に嵌合させて、底板部10に固定されている。
また、弁体駆動装置1は、モータMのロータ30を上側、流体室Sを下側に向けた配置で使用される。
弁体駆動装置1において軸部材21は、ロータ30の回転軸の軸線Xに沿って設けられており、この軸部材21の一端21aは、底部20aの凹部20bで支持されており、他端21bは、底板部10の孔部10aでロウ付けされており、軸部材21は、回り止めされた状態で設けられている。
軸部材21においてロータ30は、回転可能に支持されており、モータMの駆動時に、軸線X周りに回転するようになっている。
磁石32は、ロータ30を樹脂成形する際に、インサート成型によりロータ30と一体に形成されており、基部31において磁石32は、軸線X周りの周方向で全周に亘って設けられている。
実施の形態においてロータ30は、軸部材21の一端21a側に外挿したスプリングSpにより、底板部10側の下方に付勢されており、このスプリングSpの付勢力により、伝達軸33の先端部33aが、底板部10の上面10bに常時当接させられて、ロータ30の軸線Xの軸方向の位置決めがされている。
実施の形態では、小径部201と大径部202を接続する円板部203が、軸線Xに直交して設けられており、この円板部203により、小径部201に外挿したステータアッセンブリ40の位置決めがされて、ロータ30(磁石32)の径方向外側に、2つのステータ組50A、50Bが配置されるようになっている。
なお、ロータ30の磁石32は、隔壁20を介して後述のステータアッセンブリ40からの磁力によって駆動されるため、隔壁20は非磁性体で構成される。また流体室Sの圧力に耐えられるよう、隔壁20は金属で構成される。このため、隔壁20は非磁性金属であるステンレスで構成される。
外ステータコア59は、後記する内ステータコア51、52(図2参照)と同様に、磁性体の板体をプレス加工することで形成されており、ステータ組50A、50Bに外挿して取り付けた際に、外ステータコア59と内ステータコア51、52とが互いに接触した状態で設けられて、外ステータコア59と内ステータコア51、52とで磁路が構成されるようになっている。
ステータアッセンブリ40においてボビン53は、その内部にステータ組50A、50Bの内ステータコア51、52がインサート成形により埋め込まれた樹脂成形体(絶縁体)であり、コイル端子56を支持する端子保持部55(55A、55B)と一体に形成されている(図1参照)。
コイル端子56は、直線状に延びる棒形状を成す導電性のピンであり、端子保持部55(55A、55B)においてコイル端子56は、軸線X周りの周方向に、所定間隔で複数設けられている。
なお、コイル端子56の各々は、基板60における駆動コイル54とは反対側の面で、基板60に設けられた配線のうちの対応する配線に、半田付けにより接続されている。
カバー部91における膨出部91aとは反対側には、リング状の嵌合壁91c(図1参照)が下方に突出して形成されており、この嵌合壁91cは、ステータアッセンブリ40の上部に設けられた略リング形状の取付部57の内周に嵌合している。
周壁部92の下端92bは、下カバー部材80の周壁部82の嵌合部82aの外周に嵌合しており、上カバー部材90と下カバー部材80の周壁部82とで囲まれた空間を密閉している。そのため、この囲まれた空間内に位置するコイル端子56や駆動コイル54などの導電部に、周壁部92に掛かった水が及ばないようになっている。
開口部92aは、周壁部92の下端からカバー部91の近傍までの高さ範囲に形成されており、径方向から見て開口部92aは、略矩形形状を成している。
コネクタカバー部93は、周壁部92の径方向外側から下方に延出しており、開口部92aよりも下側に位置するコネクタ部94と、このコネクタ部94のコネクタ端子61と前記したコイル端子56とを接続する基板60の収容部95と、収容部95の開口を封止するキャップ96とを有している。
コネクタ端子61の各々は、端子支持部940を厚み方向(軸線X方向)に貫通して設けられており、径方向から見てコネクタ端子61の各々は、前記したコイル端子56よりも下方に位置すると共に、コイル端子56に対して略直交する向きで設けられている。
コネクタ端子61と基板60との接続部(半田付け部)は、コイル端子56と基板60との接続部(半田付け部)から軸線X方向に所定高さh下方にオフセットした位置となっており、収容部95内において基板60は、基板60の側面からみて略L字形状となるように湾曲した状態で、コイル端子56とコネクタ端子61とを接続している。
側壁部952の下端部側は、下側に向かうに連れて周壁部92から離れる方向に膨出しており、この膨出した部分の下端に、前記した端子支持部940が一体に連結されている。
よって、端子支持部940が下側に位置する収容部95は、軸線Xの径方向外側と上方に開口しており、この開口を封止するためのキャップ96が、上壁部951と側壁部952、952の外側面に嵌合するようになっている。
壁部97は、軸線Xの軸方向に延びる側壁部971の上部側を、軸線Xに直交する方向に湾曲させた形状を成している。この側壁部971の軸線Xに直交する方向に延びる部分は、収容部95の上部側の開口を塞ぐ上壁部972となっており、この上壁部972の先端には、下方に突出して係止部97a(図3参照)が設けられている。
係止部97aは、上壁部972の幅方向の全長に亘って設けられており、キャップ96を収容部95に取り付けた際に、上壁部951と上カバー部材90の周壁部92との間の凹溝951aに係止されて、キャップ96の径方向外側への脱落が阻止されるようになっている。
そのため、キャップ96を収容部95に取り付けた際に、側壁部952側の突起956に、係合部99の係合孔99aが係合することで、キャップ96の上方側への脱落が阻止されるようになっている(図3参照)。
図4は、弁体駆動装置1における下カバー部材80、弁部70、弁体付勢部材86およびモータMの部分の分解斜視図である。図5は、弁部70におけるギヤ71と弁体72との噛み合いを説明する図であり、(a)は、図2における弁部70周りを拡大して示す図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図である。
ギヤ71の基部710の中心には、軸部材73を貫通させる貫通孔71aが、基部710を厚み方向に貫通して形成されている。
基部710の外周面には、周方向に沿って歯部710aが設けられており、弁体駆動装置1の流体室S内においてギヤ71は、モータMの伝達軸33の外周に設けられた歯部33cに噛合している。
図5の(a)に示すように、ギヤ71と弁体72は、貫通孔71aと孔部72aを挿通させた軸部材73で回転可能に支持されており、軸部材73の下端73bは、底板部10に固定された接続部材15の穴部15aでロウ付けされており、軸部材73は、回り止めされた状態で設けられている。また、軸部材73の上端73aは、弁体付勢部材86の支持孔89aに挿通されており、軸部材73は、弁体付勢部材86の位置決めをしている。
接続部材15の中央部には、軸部材73を支持するための穴部15aが、流体室S側に開口して形成されている。したがって、穴部15aは、底板部10の貫通穴10cに嵌入している接続部材15を介して、底板部10を貫通するように設けられている。また、接続部材15において、この穴部15aの径方向外側の位置には、流体導出管3と流体導出管4を挿入するための挿入孔15b、15cが設けられている(図9の(b)参照)。
実施の形態において流体導出管3、4は、ロウ付けにより接続部材15に固定されており、この接続部材15の軸線X方向の厚みは、底板部10の軸線X方向の厚みよりも厚くなっている。そのため、接続部材15における流体導出管3、4の支持強度が確保されている。
また、接続部材15における弁体72側の面は研磨加工されており、弁体72と接続部材15の摺動面の面粗度を高めることで、接続部材15と弁体72の摺動抵抗を減らしている。
台部87では、前記した伝達軸33を挿通させる穴部87aがその中央部に形成されており、この穴部87aの径方向外側には、支持孔89aを備える腕部89が、軸線Xまわりの周方向に沿って設けられている。
この際、脚部88bは脚部88aよりも径方向外側に突出して設けられているので、弁体付勢部材86は、脚部88bを隔壁20の大径部202の内周に押し当てた状態で、隔壁20内で保持されるようになっている。
補強板75の中央には、底板部10から下方に突出した軸部材21との干渉を避けるための逃げ穴76が形成されており、この逃げ穴76の径方向外側に、底板部10から下方に突出した接続部材15を囲む、切欠穴77が形成されており、これら逃げ穴76と切欠穴77は、底板部10の直径線Lm上で連なって形成されている。
図8は、下カバー部材80を説明する図であって、(a)は、平面図、(b)は、上方から見た斜視図である。図9は、下カバー部材80を説明する図であって、(a)は、下方から見た斜視図、(b)は、下カバー部材80を、図4における面Bで切断した断面図である。図10は、下カバー部材80における補強板75の回り止めを説明する図であって、(a)は、弁体駆動装置1における下カバー部材80周りの要部断面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図であり、(c)は、(b)における要部拡大図である。
図8に示すように、周壁部82は、載置部81から上方に突出して形成されており、軸線Xの軸方向から見て環状の内周面821を有している。
周壁部82の上部には、周壁部82よりも小さい外径の嵌合部82aが設けられており、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、嵌合部82aが、前記した上カバー部材90の周壁部92の内周に嵌合するようになっている。
収容穴812は、軸線Xの軸方向から見て円形を成しており、凹穴811と連通して形成されている。収容穴812は、接続部材15の外径よりも僅かに大きい内径を有しており、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、底板部10から下方に突出する接続部材15が、収容穴812内に挿入されるようになっている。
図9の(b)に示すように、開口812bは、載置部81を厚み方向に貫通して形成されており、載置部81の下面における開口812bの延長上の位置には、載置部81から離れるにつれて外径が小さくなる形状の配管支持部85Aが設けられている。
流体導出管3、4は、接続部材15との接続部から下方にオフセットした位置が、配管支持部85Aの支持穴85A1で支持されており、流体導出管3、4の配管支持部85Aから下方に突出した部分に曲げ応力が作用しても、かかる応力が、流体導出管3、4と接続部材15との接続部に直接作用しないようになっている。
図2に示すように、流体導入管2は、底板部10との接続部から下方にオフセットした位置が、配管支持部85Bの支持穴85B1で支持されており、流体導入管2の配管支持部85Bから下方に突出した部分に曲げ応力が作用しても、かかる応力が、流体導入管2と底板部10とのとの接続部に直接作用しないようになっている。
係合片814は、補強板75の開口部75aに係合可能な幅Wを有しており、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、係合片814が補強板75の開口部75aに係合することで、ケース5を下カバー部材80に対して回り止めするようになっている。
図4に示すように、取付部83には、当該取付部83を厚み方向に貫通する貫通孔83b、83bが、取付部83の幅方向に間隔を開けて設けられており、下カバー部材80は、これら貫通孔83b、83bを挿通させた図示しないボルトなどにより、冷蔵庫などの固定側部材に取り付けられるようになっている。
係止爪84a、84aは、互いに対向する方向に突出しており、係合腕84の係止爪84aは、下カバー部材80と上カバー部材90とを組み付けた際に、上カバー部材90の周壁部92に設けた被係合部922に係合して、下カバー部材80の上カバー部材90からの脱落が阻止されるようになっている。
図6は、弁体駆動装置1の動作を説明するための図であって、弁体72を接続部材15側から見て、流体導出管3、4を仮想線で示した図であり、(a)は、流体導出管3、4の両方が弁体72で閉じられた閉弁状態を、(b)は、流体導出管4が弁体72で閉じられた第一の閉弁状態を、(c)は、流体導出管3、4の両方が開かれた第二の閉弁状態を、(d)は、流体導出管3が弁体72で閉じられた第三の閉弁状態を示す図である。
図6(a)に示すように、切欠72dが流体導出管3、4以外の位置にある状態では、弁体72は、流体導出管3、4を閉塞する閉弁状態(全閉)であり、流体室Sから流体導出管3、4への流体の導出が遮断される。
図6(b)に示すように、閉弁状態からギヤ71および弁体72が時計回りに回転し、切欠72dが流体導出管3の位置に達した状態では、弁体72は、流体導出管3を開放すると共に流体導出管4を閉塞する第一の開弁状態(一部開)であり、流体室Sから流体導出管3への流体の導出が許容されると共に流体導出管4への流体の導出が遮断される。
図6(c)に示すように、第一の開弁状態からギヤ71および弁体72がさらに時計回りに回転し、切欠72dが流体導出管3、4の位置に達した状態では、弁体72は、流体導出管3、4を開放する第二の開弁状態(全開)であり、流体室Sから流体導出管3、4への流体の導出が許容される。
図6(d)に示すように、第二の開弁状態からギヤ71および弁体72がさらに時計回りに回転し、切欠き42dが流体導出管3の位置を通り過ぎた状態では、弁体72は、流体導出管3を閉塞すると共に流体導出管4を開放する第三の開弁状態(一部開)であり、流体室Sから流体導出管3への流体の導出が遮断されるとともに流体導出管4への流体の導出が許容される。
(1)ケース5内に設けた弁体72をモータMにより駆動して、ケース5内に導入された流体の流路を切り替える弁体駆動装置1であって、
ケース5は、底板部10の一方の面である上面10bに有底円筒形状の隔壁20を固定して形成され、
ケース5を固定側部材に固定する樹脂製の下カバー部材80(取付部材)を、ケース5の底板部10側に嵌合させて設け、
ケース5と下カバー部材80の各々に、互いに係合してケース5と下カバー部材80との相対回転を規制する係合部を設けた構成とした。
ステータアッセンブリ40は、下カバー部材80に固定支持されている構成とした。
下カバー部材80は、周壁部92の外周に設けた被係合部922に係合して、上カバー部材90と下カバー部材80とを相対回転不能に結合する係合腕84を有している構成とした。
上記のように構成することで、ステータアッセンブリ40の軸線X周りの回転を規制できるので、ロータ30を正常に回転させて、弁体72を精密に駆動できる。
流体の流路を構成する流体導入管2および流体導出管3、4が、ロータ30の回転軸方向(軸線X方向)から下カバー部材80の載置部81とケース5の底板部10とを貫通して、ケース5内に形成された流体室Sに開口しており、
ケース5内において流体導入管2および流体導出管3、4は、孔部10aの径方向外側に開口している構成とした。
上記のように構成すると、ケース5と下カバー部材80との相対回転が規制されているので、流体導入管2および流体導出管3、4の変形や破損の発生を好適に防止できる。
そのため、流体導出管3、4と載置部81との接続部に隙間などが生じてかかる隙間から流体が漏出する事態の発生を好適に防止できる。
底板部10には、接続部材15が回転軸方向から嵌入する貫通穴10c(嵌入孔)が、厚み方向に貫通して形成されており、回転軸方向の接続部材15の厚みを、底板部10の回転軸方向の厚みよりも厚くした構成とした。
ケース5側の係合部は、補強板75に設けられて径方向に開口した開口部75a(切欠き)であり、載置部81側の係合部は、開口部75aに径方向外側から係合する係合片814である構成とした。
さらに、回転中心(軸線X)から離れた位置に係合部が設けられているので、ロータ30の回転時に係合部に作用する回転トルクは、回転中心側よりも弱くなる。そうすると、相対回転の規制に必要な係合部の大きさは、回転中心側に設ける場合よりも小さくなるので、切欠き状の開口部75aを設けたことに起因する補強板75の機能低下を好適に抑えることができる。
2 流体導入管
3、4 流体導出管
5 ケース
10 底板部
15 接続部材
20 隔壁
30 ロータ
31 基部
32 磁石
33 伝達軸
40 ステータアッセンブリ
50A、50B ステータ組
51、52 内ステータコア
53 ボビン
54 駆動コイル
55(55A、55B) 端子保持部
56 コイル端子
59 外ステータコア
60 プリント基板(基板)
61 コネクタ端子
70 弁部
71 ギヤ
72 弁体
73 軸部材
75 補強板
80 下カバー部材
81 載置部
82 周壁部
83 取付部
84 係合腕
85A、85B 配管支持部
85A1、86B1 支持穴
86 弁体付勢部材
87 台部
88 脚部
89 腕部
90 上カバー部材
91 カバー部
92 周壁部
93 コネクタカバー部
94 コネクタ部
95 収容部
96 キャップ
97 壁部
98 嵌合壁部
99 係合部
201 小径部
202 大径部
203 円板部
811 凹穴
812 収容穴
813 開口
814 係合片
821 内周面
822 延出部
823 突起
922 被係合部
940 端子支持部
941 周壁部
942 側壁部
943 外壁部
944 内壁部
951 上壁部
952 側壁部
953 外周部
954 段部
955 内側嵌合壁部
956 突起
971 側壁部
972 上壁部
973 段部
974 嵌合壁部
981 段部
982 外側嵌合壁部
M モータ
S 流体室
Sp スプリング
Claims (8)
- ケース内に設けた弁体をモータにより駆動して、前記ケース内に導入された流体の流路を切り替える弁体駆動装置であって、
前記ケースは、底板部の一方の面に有底円筒形状の隔壁を固定して形成され、
前記ケースを固定側部材に固定する樹脂製の取付部材を、前記ケースの前記底板部側に嵌合させて設け、
前記ケースと前記取付部材の各々に、互いに係合して前記ケースと前記取付部材との相対回転を規制する係合部を設け、
前記ケースの係合部は、径方向に開口した開口部を含み、
前記取付部材の係合部は、前記取付部材の外周側から径方向に延び、前記開口部に径方向外側から係合する係合片を含むことを特徴とする弁体駆動装置。 - 前記モータは、前記隔壁内に回転可能に設けられたロータと、前記隔壁に外挿されて前記ロータの外周を囲むステータと、から構成され、
前記ステータは、前記取付部材に固定支持されていることを特徴とする請求項1に記載の弁体駆動装置。 - 前記モータは、ステッピングモータであり、
前記ケース内において前記弁体は、前記ロータの回転軸に平行な支持軸で回転可能に支持されており、前記弁体は、前記ロータの回転が伝達されて駆動されることを特徴とする請求項2に記載の弁体駆動装置。 - 前記ケース内における前記底板部の中心に、前記ロータの支持部が設けられており、
前記流体の流路を構成する配管が、前記ロータの回転軸方向から前記取付部材と前記底板部とを貫通して、前記ケース内における前記支持部の径方向外側に開口していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の弁体駆動装置。 - 前記取付部材には、前記配管を挿通支持させる支持部が、前記底板部とは反対側に延出して形成されており、
前記配管を挿通支持させる支持部において前記配管は、前記底板部から前記配管を挿通支持させる支持部の延出方向側にオフセットした位置で支持されていることを特徴とする請求項4に記載の弁体駆動装置。 - 前記配管は、当該配管を前記回転軸方向に貫通させた取付部材を介して前記底板部に取り付けられており、
前記底板部には、前記回転軸方向に貫通させた取付部材が前記回転軸方向から嵌入する嵌入孔が、厚み方向に貫通して形成されており、前記回転軸方向の前記回転軸方向に貫通させた取付部材の厚みを、前記底板部の前記回転軸方向の厚みよりも厚くしたことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の弁体駆動装置。 - 前記ケース側の前記係合部は、前記底板部に設けた耐圧プレートに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の弁体駆動装置。
- 前記底板部に設けた係合部と、前記取付部材に設けた係合部のうちの少なくとも一方は、複数設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の弁体駆動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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