JP2014196810A - ステッピングモータ駆動式の制御弁 - Google Patents

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勇人 大江
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Abstract

【課題】必要な耐圧性、耐振性を満たしつつ、小型化に寄与できるステッピングモータ駆動式の制御弁を提供する。
【解決手段】冷媒を導入する導入ポート14と、冷媒を導出する導出ポート12と、導入ポート14と導出ポート12とを連通する弁孔とを有するボディ18と、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体28と、弁体28を弁部の開閉方向に駆動する駆動機構38と、駆動機構を作動させるロータ47と、ロータ47を回転駆動させるステータ20とを含むステッピングモータ16と、弁体28と駆動機構38が配置される空間を覆うと共にロータ47を内包する筒状部材であって、冷媒の圧力が作用する圧力空間と作用しない非圧力空間とを画定するキャン22と、を備える。キャン22は、ボディ18にリングねじ60で固定され、ステータ20は、キャン22の外周に配置されると共に、ボディ18にねじ部材24で固定される。
【選択図】図2

Description

本発明はステッピングモータ駆動式の制御弁に関し、特に必要な耐圧性および振動に強い構造(耐振性)を維持しつつ小型化が可能な制御弁に関する。
車両用冷暖房装置は、圧縮機、室外熱交換器、蒸発器、室内熱交換器等を含む冷凍サイクルを有し、暖房運転時と冷房運転時とで室外熱交換器の機能が切り替えられる。暖房運転時においては室外熱交換器が蒸発器として機能する。その際、冷凍サイクルを冷媒が循環する過程で室内熱交換器が放熱し、その熱により車室内の空気が加熱される。一方、冷房運転時においては室外熱交換器が凝縮器として機能する。その際、室外熱交換器にて凝縮された冷媒が蒸発器にて蒸発し、その蒸発潜熱により車室内の空気が冷却される。その際、除湿も行われる。
このように冷凍サイクルの運転状態によって複数の蒸発器が機能する場合、各蒸発器を流れる冷媒流量の割合を調整する必要がある。複数の凝縮器が機能する場合も同様である。このため、冷媒循環通路の特定位置に弁開度を電気的に調整可能な制御弁を設けることがあるが、一般には比較的低コストで大きな駆動力が得られるソレノイド駆動の電磁弁が用いられることが多い。しかし、特に弁開度の精密な制御が必要となる場合には、住宅用冷暖房装置に多くみられるようにステッピングモータ駆動式の制御弁を用いることが好ましい。
ところで、車両用冷暖房装置は車両走行時の振動の影響を大きく受けるため、住宅用冷暖房装置とは異なり設置環境が安定しない。また、制御弁を構成する弁体やその弁体を駆動する駆動機構は、冷媒の圧力が作用する冷媒通路内に配置される。そのため、ステッピングモータを含む制御弁の駆動機構は、冷媒の漏れ防止を確実に行えるように耐圧性のあるハウジング内に配置されていた。また、車両から受ける振動にも十分に耐え得る振動に強い構造(耐振性の高い構造)を確保するためにハウジングを制御弁のボディに強固に固定していた(例えば特許文献1,2参照)。
特開2012−62952号公報 特開2012−62953号公報
しかし、ステッピングモータ駆動式の制御弁において、前述したような冷媒漏れを確実に防止しつつ、ステッピングモータやこのステッピングモータによって作動する駆動機構をボディに強固に固定しようとすると、それらを収納するハウジングに十分な耐圧性を持たせる必要があり、ハウジング自体の大型化を招く。また、そのハウジングが固定されるボディの大きさもハウジングの大きさに応じて大型化することになる。さらに、ハウジングをボディに固定するための締結構造も大型化、高強度化する必要がある。その結果、このような耐圧構造、耐振構造が制御弁全体の大型化の原因になっていた。
本発明の目的は、必要な耐圧性、耐振性を満たしつつ、小型化に寄与できるステッピングモータ駆動式の制御弁を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の制御弁は、ステッピングモータ駆動式の制御弁において、上流側から冷媒を導入する導入ポートと、下流側へ冷媒を導出する導出ポートと、導入ポートと導出ポートとを連通する弁孔とを有するボディと、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、弁体を弁部の開閉方向に駆動する駆動機構と、駆動機構を作動させるロータと、当該ロータを回転駆動させるステータとを含むステッピングモータと、弁体と駆動機構が配置される空間を覆うと共にロータを内包する筒状部材であって、冷媒の圧力が作用する圧力空間と作用しない非圧力空間とを画定するキャンと、を備える。キャンは、ボディに第1固定手段で固定され、ステータは、キャンの外周に配置されると共に、ボディに第2固定手段で固定される。
この態様によると、冷媒の圧力を受ける圧力空間に配置される弁体、駆動機構、ロータ等を覆うキャンを第1固定手段でボディに固定し、キャンの外側で冷媒の圧力を受けない非圧力空間に配置されるステータを第2固定手段でボディの固定する。すなわち、別々の固定手段でボディに固定する。その結果、冷媒の圧力を受けないステータを固定する第2固定手段として、冷媒の圧力を受けるキャンを固定する第1固定手段より小さな固定力のものが利用可能になる。つまり、第2固定手段の小型化、簡略化が可能になり、制御弁全体の小型化に寄与できる。また、冷媒の圧力を受けないステータを固定する第2固定手段と冷媒の圧力を受けるキャンを固定する第1固定手段が、それぞれ最適な固定力を得るように選択できるので固定手段の態様の選択肢が広がり設計自由度が向上する。
本発明によれば、必要な耐圧性、耐振性を満たしつつ、小型化に寄与できるステッピングモータ駆動式の制御弁が得られる。
実施形態に係るステッピングモータ駆動式の制御弁の外観図であり、(a)は導出ポート側から見た図であり、(b)は導入ポート側から見た図であり、(c)は、ステッピングモータの上面側から見た図である。 図1(a)におけるA−A線に沿う断面図である。 図2における弁体および駆動機構の周辺部の拡大図である。 図1(a)におけるB−B線に沿う断面図である。 ステータをボディに固定するためのブラケットの斜視図である。 ステータの他の固定構造を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
以下に示す実施形態では、ステッピングモータ駆動式の制御弁の使用例として車両用冷暖房装置に適用する場合を説明する。
車両用冷暖房装置は、一般に、圧縮機、室内凝縮器、室外熱交換器、蒸発器およびアキュムレータを配管にて接続した冷凍サイクル(冷媒循環回路)を備える。車両用冷暖房装置は、冷媒としての代替フロン(HFC−134a、HFO−1234yf等)やCO2等が冷凍サイクル内を状態変化しながら循環する過程で、その冷媒の熱を利用して車室内の空調を行うヒートポンプ式の冷暖房装置として構成することができる。冷媒循環回路には、冷暖房を適切に制御するための各種制御弁が配設されている。特に冷媒循環回路を流れる冷媒の流量を詳細に制御する必要がある部分には、ステッピングモータを駆動源とする制御弁が用いられる。
図1は、ステッピングモータ駆動式の制御弁10の外観図であり、図1(a)は制御弁を通過した冷媒の出口である導出ポート12側から見た図である。また、図1(b)は制御弁10に供給される冷媒の入口である導入ポート14側から見た図であり、図1(c)は、ステッピングモータ16の上面側から見た図である。
制御弁10は、その開度がステッピングモータ16への供給パルス数に応じた設定開度に自律的に調整される比例弁として構成されている。この制御弁10は、例えば弁開度を絞ることで膨張装置として機能する。また、適宜開度を調整することにより、下流側へ流れる冷媒の流量調整装置として機能する。さらに、全閉状態にすることにより、経路閉鎖装置としても機能する。
図1(a)に示すように、制御弁10は、弁本体であるボディ18の一端にモータユニットを構成するステッピングモータ16を載置する形で組み立てられている。ボディ18は、例えばアルミニウム等の金属を切削加工することにより形成できる。ボディ18は、上流側から冷媒を導入する導入ポート14と、下流側へ冷媒を導出する導出ポート12とが、ボディ18の内部で後述する弁孔により連通されている。この弁孔に形成された弁座に弁体が接離することにより弁部の開閉、つまり、導入ポート14と導出ポート12との連通状態の調整および閉鎖が実現される。弁体の弁部開閉方向への駆動は、ステッピングモータ16の回転運動を並進運動に変換する駆動機構によって行われる。ステッピングモータ16は、駆動機構に接続されたロータ(駆動機構に直接接続されるのはロータコア)とロータを回転駆動させるステータ20から構成されている。ロータ、弁体および弁体を駆動させる駆動機構は、冷媒流路と同じ空間に配置される。つまり、これらの構成部品は圧力空間内に配置される。ボディ18の上面部には、冷媒の圧力が作用する圧力空間と作用しない非圧力空間とを画定するキャン22が接続されている。キャン22は、弁体と駆動機構が配置される空間を覆うと共にロータを内包する筒状部材である。
本実施形態の制御弁10は、ボディ18とキャン22とが後述する第1固定手段、例えばねじ部材により圧力空間の気密性を維持できるように固定されている。一方、ステッピングモータ16のステータ20は、キャン22の外周に配置されると共に、ボディ18に第2固定手段、例えばねじ部材24で固定されている。後述するが、本実施形態の場合、圧力空間を覆い耐圧構造となるキャン22を第1固定手段で固定する一方、キャン22の外側の非圧力空間に配置されるステータ20を第2固定手段で固定することで、用途に応じた最適な手段で固定を行うことが可能となる。特に第2固定手段は、耐圧性能を必要としないので、低強度の固定手段が利用可能となり、制御弁10全体としての小型化に寄与できる。また、固定手段の種類の選択範囲が広がる。
図2および図3を用いて制御弁10の構造を詳細に説明する。図2は、図1(a)におけるA−A線に沿う断面図である。また、図3は、図2における弁体および駆動機構の周辺拡大図である。
ボディ18は、有底筒状であり、ボディ18の一方の側部には導入ポート14が設けられ、他方の側部には導出ポート12が設けられ、この導入ポート14と導出ポート12とが連通路26で接続されている。連通路26はボディ18の軸線(ボディ18の中心軸)に沿って図中上下方向に形成され、上部に開口端部26aを有すると共に、側面部に導入ポート14と連通する連通孔26bを有し、底部に導出ポート12と連通する連通孔26cを有している。連通路26には、弁体28を着脱自在に受け入れる弁孔として機能する中空孔を有すると共に弁座Mを含むガイド部材30が配置されている。ガイド部材30は、段付き筒状の部材であり、連通路26の開口端部26aから突出する位置に開口端部30aを有する。また、側面部には、導入ポート14用の連通孔26bに対応する位置に連通孔30bを有し、底面部には、導出ポート12用の連通孔26cに対応する位置に連通孔30cを有している。
ガイド部材30に形成された中空孔は、上部側(ステッピングモータ16配置側)から順に、段付大径部32、中径部34、小径部36が形成されている。小径部36が弁孔として機能する。段付大径部32には、弁体28を開閉方向に駆動するために駆動機構38が収容され、中径部34には弁体28の大径部28aが収容され、小径部36には、弁体28のニードル部28bが収容される。
段付大径部32の外周には、径方向外側に延設されたフランジ32aが形成され、駆動機構38を構成する外筒40と共に例えば複数のねじ42によりボディ18に固定されている。中径部34と小径部36との切替り部分が弁体28と当接する弁座Mとなる。なお、小径部36の外周面と連通路26との内周面との間にはシール部材として、例えばOリング44が介装され、導入ポート14から導入された冷媒がガイド部材30内部を通過せずに導出ポート12側へ流れることを防止している。つまり、導入ポート14から導入される冷媒は、弁体28がガイド部材30の弁座Mから離れた場合のみ導出ポート12側に流れるようにしている。また、外筒40やガイド部材30をボディ18に固定する場合、固定強度が確保できれば上述したねじ42に代えて圧入やカシメ等の固定手段を用いてもよい。
駆動機構38は、ボディ18にガイド部材30と共に固定される外筒40と当該外筒40に内包される内筒46で構成されている。外筒40の内周面には雌ねじ40aが形成され、外周部にはガイド部材30のフランジ32aと共にボディ18に締結されるフランジ40bが形成されている。内筒46の外周面には、外筒40の雌ねじ40aと噛合する雄ねじ46aが形成されている。内筒46は、小径部46b、大径部46cおよび先端部46dで構成される。小径部46bは、ステッピングモータ16のロータ47を構成する筒状のロータコア48の下端部に形成された固定孔48aに挿入され、上端部でナット50等の締結部材で固定されてロータコア48と一体化されている。したがって、内筒46はロータ47と一体的に回転する。外筒40はボディ18に固定されているので、外筒40と噛合する内筒46がロータ47と共に回転することにより、当該内筒46はねじピッチにしたがって弁体28の開閉方向に並進運動することになる。つまり、ステッピングモータ16の回転量を制御することにより弁体28の開弁量の制御が可能になる。また、大径部46cの外周面には雄ねじ46aが形成される一方、内周には、スプリング52およびボール54を収納している。そして、先端部46dには、固定ブッシュ56が圧入等で固定され、弁体28を摺動自在に支持している。弁体28の上端部にはフランジ28cが形成され、このフランジ28cが固定ブッシュ56と係合することにより、弁体28が内筒46から脱落しないようになっている。
図2に示すように、スプリング52はボール54を介して弁体28を常時閉弁方向に付勢してフランジ28cを固定ブッシュ56に押しつけている。したがって、ロータ47の回転に伴い内筒46と共に弁体28が閉弁方向に移動した場合、まず、弁体28の大径部28aの下端、つまりニードル部28bの根元(段部)が弁座Mに当接する。当接後もロータ47の回転が継続した場合、内筒46が固定ブッシュ56と共に、閉弁方向にさらに移動するため、弁体28は弁座Mに当接した状態を維持したまま、フランジ28cが固定ブッシュ56から離脱する。その一方で、弁体28はスプリング52により付勢されているボール54の付勢力を受けるので、確実な閉弁を実現する。なお、スプリング52の圧縮動作がクッション効果を有するので弁体28が弁座Mに過剰に押しつけられることがなく、摩耗の抑制に寄与できる。また、スプリング52と弁体28との間にボール54を介装することで、内筒46の回転に伴いスプリング52が捩れてしまった場合でも当該スプリング52の捩れ力はボール54で吸収され弁体28に伝達されることがない。その結果、着座後の弁体28の姿勢バランスを崩すことなく安定した閉弁方向の付勢が実現できる。
ステッピングモータ16は、ロータ47とステータ20とを含む。ステッピングモータ16は、冷媒の圧力が作用する圧力空間と作用しない非圧力空間とを画定する有底円筒状のキャン22の内方にロータ47を回転自在に支持するようにして構成されている。キャン22の外周には、励磁コイル58を収容したステータ20が設けられている。キャン22は、その下端開口部が第2固定手段としてのねじ部材、具体的にはリングねじ60によって、ボディ18との間に挟まれることで固定されている。
図4に、図1(a)におけるB−B線に沿う断面図を示す。図4は、リングねじ60の断面図を含む。円環状のリングねじ60は、外周面に形成された雄ねじ60aがボディ18に形成された収納孔18aの内周面に形成された雌ねじ18bと螺合する。また、リングねじ60には、複数の工具挿入孔60bが形成され、この工具挿入孔60bに例えばホーク形状の工具を挿入することにより、リングねじ60を回転させて締め込みおよび緩めることができる。なお、収納孔18aの深さは、リングねじ60の締め込みによりOリング62が所定量圧縮変形されたとき、つまり、十分なシール機能が確保される位置まで、リングねじ60がねじ込まれたときに、収納孔18aの開口端からリングねじ60が突出しないような深さとすることが望ましい。この構造により、制御弁10の組立時にリングねじ60の締め込み不足の発生を容易に防止できると共に、組立作業効率の向上ができる。また、キャン22の固定部22cは、リングねじ60により固定された場合に、その底部がOリング62を収納する溝18cの外方に形成された段部18dに当接するようになっている。つまり、Oリング62を適度に潰す位置でキャン22を固定できるように構成されている。
図2に戻り、本実施形態の場合、キャン22はキャップ部22a、薄肉胴体部22b、固定部22cで構成され、溶接等の接合手段により接続されて密閉容器を形成している。固定部22cは、径方向に外側に延設されたフランジを有し、このフランジ部分がリングねじ60とボディ18との間に挟まれ固定される。なお、固定部22cの下面には、キャン22の密閉性を維持向上させるために、Oリング62等のシール部材が介在されている。
キャン22の内部には、ロータ47が回転自在に収納されている。ロータ47は、円筒状に形成されたロータコア48と、そのロータコア48の外周に配設されたマグネット64を備える。
ロータコア48の内方にはキャン22の軸線と平行に延びるガイド部66が設けられている。ガイド部66は、後述する回転ストッパと係合するための突部を形成するものであり、軸線に平行に延びる一つの突条により構成されている。
ロータコア48の内方には、その軸線に沿って長尺状のシャフト68が配設されている。シャフト68は、その上端部がキャン22のキャップ部22aの中央にねじ止め、溶接または圧入等により片持ち状に固定され、ガイド部66に平行にキャン22の内部空間に延在している。シャフト68は、弁体28と同一軸線上に配置されている。シャフト68には、そのほぼ全長にわたって延在する螺旋状のガイド部70が設けられている。ガイド部70は、コイル状の部材からなり、シャフト68の外面に嵌着されている。ガイド部70の上端部は折り返されて係止部70aとなっている。
ガイド部70には、螺旋状の回転ストッパ72が回転可能に係合している。回転ストッパ72は、ガイド部70に係合する螺旋状の係合部72aと、ロータコア48に支持される動力伝達部72bとを有する。係合部72aは一巻きコイルの形状をなし、その下端部に半径方向外向きに延出する動力伝達部72bが連設されている。動力伝達部72bの先端部がガイド部66に係合している。すなわち、動力伝達部72bは、ガイド部66の一つの突条に当接して係止される。このため、回転ストッパ72は、ロータコア48により回転方向の相対変位は規制されるが、ガイド部66に摺動しつつその軸線方向の変位が許容される。
すなわち、回転ストッパ72は、ロータ47と一体に回転し、その係合部72aがガイド部66に沿ってガイドされることで、軸線方向に駆動される。ただし、回転ストッパ72の軸線方向の駆動範囲はガイド部66の両端に形成された係止部により規制される。同図には、回転ストッパ72が下死点に位置した状態が示されている。回転ストッパ72が上方へ変位して係止部70aに係止されると、その位置が上死点となる。
ロータコア48は、その上端部がキャン22のキャップ部22aに形成された軸受部74に回転自在に支持されている。また下端部は、その下端部に接合された内筒46の雄ねじ46aがボディ18側に固定された外筒40の雌ねじ40aと噛合することにより支持されている。すなわち、駆動機構38が下端側の軸受けとして機能する。この構成により、ロータ47を支持する軸受け部品の削減ができる。また軸受け部品の削減により実質的な摺動部分の削減が可能になり、摺動による摩耗の抑制に寄与できる。
一方、ロータ47を回転駆動させる環状のステータ20はキャン22の外周に配置されると共に、当該ステータ20は単独でボディ18に固定されている。具体的には、ステータ20をボディ18に固定するために第2固定手段としてねじ部材24が用いられている。ステータ20は、キャン22が固定されるボディ18の第1壁面(ボディ18の上面)とは異なる第2壁面(ボディ18の側面)を用いてボディ18に固定されている。図2に示す例では、図5に示す板状のブラケット76をボディ18の側面にねじ止めすることでステータ20が固定されている。
ブラケット76は、例えば金属板をプレス加工することにより得ることができる。図5の例の場合、薄板材の中央部にキャン22を挿通させる開口部76aが形成され、四隅に固定用のねじ部材24が挿通する孔76bを有するステイ76cが折り曲げ形成されている。なお、ステイ76cの数は、耐振性(振動によりステータ20がずれたり脱落したりしない振動に耐え得る性能)やステータ20の重量等を考慮して適宜選択可能であり、例えば、対角位置に2箇所でもよいし、1箇所でもよい。また、4箇所以上(1辺に2個以上)設けてもよい。本実施形態の場合、耐振性を考慮しつつ、ねじ代をできるだけ多く確保するために、リングねじ60の配置スペースである収納孔18aの位置を避けて、図4に示すように、各辺の端部寄りにステイ76cを配置している。なお、ブラケット76とステータ20の接続は、例えばねじ止めや溶接、蝋付け、接着、カシメ等で行うことができる。
ステータ20は冷媒の圧力の影響を受けない大気中に配置されるので、ステータ20は制御弁10が適用される環境、例えば自動車搭載環境下での振動に耐え得る強度で固定されれば十分なので、耐圧固定が必要なキャン22ほどの固定強度は必要ない。したがって、ねじ部材24のねじ代も数山で十分である。その結果、ボディ18の大きさは導出ポート12や導入ポート14を形成すると共に駆動機構38や弁体28等を収容できる必要最小限とすることができる。つまり、ステータ20を固定するためのねじ代を別途確保する必要がなく、ボディ18の小型化に寄与できる。
なお、図4等の例では、ステータ20をボディ18に固定する手段としてねじ部材24を用いた例を示したが、上述のようにステータ20を冷媒圧力の影響を受けるキャン22とは別に固定することで、大きな固定強度を必要としない。したがって、設計上必要とされる耐振性を確保できれば、第1固定手段に比べて、固定力(締結力)の小さなねじ部材の利用が可能であり、固定構造の小型化、簡略化ができる。また、設計上必要とされる耐振性を確保できれば、例えばカシメや溶接、蝋付け、接着等の固定手段を第2固定手段として利用可能であり、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、耐圧が要求されるキャン22の固定と耐圧が要求されないステータ20の固定とで、それぞれ固定方法が選択できるので、設計自由度の向上に寄与できると共に、キャン22およびステータ20がそれぞれ最適な固定力で固定できるので、制御弁10の耐圧性、耐振性に関する信頼度が向上できる。
なお、上述の例では、ステータ20とブラケット76とを用いる例を示したが、ステータ20が第2固定手段によりボディ18に固定できればよく、例えば、ステータ20を構成するステータケース(励磁コイル58を収納しているケース)にステイを設けて、ステータ20を直接ボディ18に固定するようにしてもよく、本実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、部品点数の削減、組立の工数の削減に寄与できる。
また、図2に示す例では、ボディ18の側面上部で、ねじ部材24を弁開閉方向と直交する方向にねじ込む構造を示したが、ステイ76cの延設長さを適宜選択することにより、ねじ部材24の締結位置を変えることができる。例えば、制御弁10を搭載する冷暖房装置側の部品レイアウトにより、図2に示す位置にねじ部材24が存在すると、他部品と干渉してしまう場合がある。このような場合は、ステイ76cの長さを調節して、ねじ部材24の位置をボディ18の下方位置に移動してもよい。また、導出ポート12や導入ポート14の位置を避けながらボディ18の底面(キャン22が組み付けられる面とは逆側の面)までステイ76cを延ばし、ボディ18の底面にねじ部材24をねじ込んでブラケット76をボディ18に固定する構造としてもよい。
以上のように構成された制御弁10は、ステッピングモータ16の駆動制御によってその弁開度が調整可能となる。以下、その動作について説明する。
図示しない制御部は、設定開度に応じたステッピングモータ16の駆動ステップ数を演算し、信号線58aを介して励磁コイル58に駆動電流(駆動パルス)を供給する。それによりロータ47が回転する。図2,図3に示すように、ロータコア48の下端に固定された内筒46の雄ねじ46aは、ボディ18に固定された外筒40の雌ねじ40aと噛合している。そのため、ロータコア48が回転することにより雄ねじ46aおよび雌ねじ40aのねじピッチにしたがって、キャン22に支持されたシャフト68に対して、ロータコア48自体およびそれに固定された内筒46が軸線方向に移動する。例えば、図2の状態から開弁方向にステッピングモータ16が回転することにより、内筒46が開弁方向に移動し、内筒46の端部に固定された固定ブッシュ56の上端に弁体28のフランジ28cの下端が当接することで、弁体28を引き上げて開弁させる。固定ブッシュ56とフランジ28cが当接して開弁が開始された状態においては、弁体28はスプリング52に付勢されたボール54によって固定ブッシュ56に押圧されているので、内筒46と弁体28の相対関係は一定位置(固定位置)を維持するので内筒46のリフトアップ量と開弁量とが比例する。すなわち、ステッピングモータ16の回転数制御により開弁量の制御が正確にできる。
一方、閉弁させる場合は、ステッピングモータ16を開弁時とは逆回転させることにより内筒46が閉弁方向に移動する。この場合も弁体28はスプリング52に付勢されたボール54によって固定ブッシュ56に押圧されているので、内筒46と弁体28の相対関係は一定位置(固定位置)を維持するので内筒46のリフトダウン量と開弁量とが比例する。そして、弁体28の大径部28aとニードル部28bとの切り替わり部が弁座Mに当接すると閉弁状態が成立すると共に弁体28のフランジ28cが固定ブッシュ56から離脱する。ただし、弁体28は、ボール54を介してスプリング52の付勢力を受けているので、閉弁状態は、スプリング52の付勢力に応じた作動力で維持される。この場合、弁体28は実質的にスプリング52の付勢力によって弁座Mに押圧されているので、仮に内筒46のリフトダウンが過剰に行われた場合でもスプリング52の圧縮によりその過剰分を吸収するので、弁体28やガイド部材30の破損が防止できる。
図6は、ステータ20の他の固定構造を説明する説明図である。なお、図2の構成に対してステータ20の固定構造が異なるのみで、制御弁10の基本的な構造は図2と同じなので、その説明は省略する。
図6に示すように、制御弁10のボディ78は、上端部にフランジ部78aを有する。つまり、キャン22が固定される固定面と平行にフランジ部78aが延設され、第2固定手段であるねじ部材24は、フランジ部78aに形成された雌ねじに螺合することで、ブラケット80を介してステータ20を固定している。この場合、ブラケット80は、図5に示すブラケット76と同様に例えば金属板をプレス加工することにより得ることができる。つまり、薄板材の中央部にキャン22を挿通させる開口部が形成され、ねじ部材24が挿通する孔を有するステイ80aが折り曲げ形成されている。この場合、ステイ80aは、フランジ部78aと平行になるように折り曲げられる。このように、ボディ78にフランジ部78aを形成してステータ20を固定する構造とすることにより、ねじ部材24のへのアクセス方向が制御弁10の軸方向と同じ方向とすることができる。そのため、例えば、制御弁10を車両に搭載した後にメンテナンスや部品交換等により分解が必要になった場合、容易に分解作業を行うことができる。なお、ステータ20は冷媒の圧力の影響を受けないので、耐振性が確保されればよい。したがって、フランジ部78aの強度はステッピングモータ16全体を耐圧容器に収容する場合ほど必要なく、薄肉形状で構成できる。つまり、フランジ部78aの下方の領域は不要となり、フランジ部78a以下のボディ78形状(幅)は、ボディ18と実質的に同じにすることができるので、ボディ78の材料を削減が可能で、コストダウンおよび軽量化、小型化に寄与できる。
以下、制御弁10の構成部品の変形例を示す。
図3に戻り、外筒40に形成された雌ねじ40aおよび内筒46に形成された雄ねじ46aのねじ山形状は適宜選択可能である。例えば三角ねじとすることができる。しかし、本実施形態では、特に台形ねじとしている。三角ねじは台形ねじに比べると圧力角が大きいため、摩擦に起因するねじ効率が悪い。つまり、三角ねじの場合、台形ねじに比べてねじ山への負担が大きくなり、台形ねじに比べて摺動摩耗し易くなる。本実施形態の駆動機構38は、高圧の冷媒に晒されるので、台形ねじを採用することで高圧環境下での高負荷加重に耐え得る構造としている。
また、本実施形態の外筒40および内筒46の構成母材としては、例えばステンレス材を利用して、弁体28の開閉時の摺動による摩耗や、自動車搭載時の振動による摺動摩擦による摩耗が発生しにくくなるようにしている。さらに母材の硬度を向上させるために、表面処理を施してもよい。表面処理の種類は適宜選択可能である。例えば、窒化処理を外筒40の雌ねじ40aおよび内筒46の雄ねじ46aの表面に施すことで硬度の向上が可能で、耐摩耗性がさらに向上できる。窒化処理としては、例えば特開2001−011630号公報に記載の処理を用いることができる。この場合、処理表面にカーボン被膜が形成され、このカーボン被膜が固体潤滑剤として作用可能となり、雌ねじ40aおよび雄ねじ46aの摺動摩擦を軽減することができる。また、外筒40、内筒46等の駆動機構38をステンレス材で構成することにより、励磁コイル58が発生させる磁力の影響を受けることがなく、磁力の影響による振動の発生が抑制できる。この点においても、外筒40の雌ねじ40aおよび内筒46の雄ねじ46aの摩耗の軽減に寄与できる。
また、ねじを形成する場合、一般的には転造を用いるが、その場合、残留応力が残る場合がある。上述したようにねじ表面に窒化処理を施す場合、高温環境で処理を行う必要があり、このときに残留応力が開放されてねじ部およびその周囲が変形してしまう場合がある。そこで、本実施形態では、外筒40の雌ねじ40aおよび内筒46の雄ねじ46aを切削加工によって形成して、加工時の残留応力発生を軽減している。つまり、ねじに上述のような表面処理を施した場合でも、変形が生じ難いようにしている。その結果、弁体28の作動時の摺動摩擦を低減して、制御弁10の高負荷加重での作動を可能にしている。なお、外筒40の雌ねじ40aおよび内筒46の雄ねじ46aのねじピッチは、制御弁10の仕様によって適宜選択することが望ましい。例えば、ねじピッチを小さくすることで、弁体28の開閉動作時の分解能を向上し高精度の弁開閉制御が可能になる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、図2に示したように、シャフト68のガイド部70や回転ストッパ72の係合部72aをいずれもコイル状の部材により螺旋状に形成する例を示した。変形例においては、例えばシャフト68のガイド部70を雄ねじ部とし、回転ストッパ72の係合部72aを雌ねじ部とするねじ機構としてもよい。すなわち、両者により回転を並進に変換する機構が構成されればよい。
また、本実施形態では、図2、図3で説明したように、ガイド部材30をボディ18とは別に形成し、ボディ18に形成された連通路26に固定する構造を採用している。別の実施例では、ボディ18に弁座を直接形成する構造を採用してもよい。この場合、部品点数の削減に寄与できる。一方、本実施形態のように、ガイド部材30をボディ18とは別に形成し、ボディ18に形成された連通路26に固定する構造の場合、外筒40および内筒46によって位置決めが行われる弁体28の軸線とガイド部材30の軸線を合わせる作業は、ボディ18の連通路26に関係なく、ボディ18への組み付け前の段階で完了できる。その結果、各構成部品の軸線合わせ作業が容易になり、組立作業効率が向上できると共に、軸ズレに起因する冷媒漏れや弁開閉精度の低下防止ができる。
また、図2、図3に示す実施形態の場合、キャン22を固定する第1固定手段としてリングねじ60を用いる例を示した。キャン22の固定は、内部に形成される圧力空間の気密が維持できれば、第1固定手段は適宜選択可能で、本実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、キャン22の固定部22cにねじ挿通用の孔を形成し、弁開閉方向にねじ込まれるねじで固定してもよい。この場合、耐圧性を確保するために複数のねじを用いて固定することが望ましい。第1固定手段として、複数のねじを用いる場合、リングねじ60を用いる場合に比べて部品コストの低減が容易にできる。また、リングねじ60の締め込みに必要な特殊な治具を用いることなく固定ができる。ただし、この場合、固定部22cの下面のOリング62の配置位置を避けて、Oリング62より外方にてねじ固定する必要があり、ボディ18の幅(弁開閉方向と直交する方向の幅)の増加を招く場合がある。一方、リングねじ60を使用する場合、ねじ部が側面に形成されているので、底面側にOリング62を配置することができる。つまり、弁開閉方向にねじ込まれるねじで固定する場合のようなOリング62への配慮が不要になり、ボディ18の幅増加を招くことはない。
上記実施形態では、導入ポートと導出ポート間の冷媒流量を制御する制御弁を一例として示したが。冷媒の圧力が作用する圧力空間と冷媒の圧力が作用しない非圧力空間とがキャンによって画定される制御弁において、キャンの外周にステータが配置される制御弁であれば、本実施形態のステータ固定構造は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。また、弁体28、ガイド部材30、駆動機構38およびロータ47等の構成、導出ポート12、導入ポート14の配置は一例であり、キャンの外周にステータが配置される制御弁であれば、形状や構造が異なる制御弁においても本実施形態のステータ固定構造は適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
本実施形態では、ステッピングモータ駆動式の制御弁を車両用冷暖房装置用として用いる例を示したが、制御弁の適用対象は、自動車に限らず種々適用できる。例えば、住宅用の冷暖房装置に適用しても本実施形態と同様の効果を得ることができる。住宅用の場合、耐振性に対する要求は、車両用ほど高くないので、ブラケット76を固定する場合、第2固定手段として、ねじ部材24に代えて、カシメや嵌め合わせ、スポット溶接、蝋付け等、ねじ部材24による固定より固定力の小さい手段を用いてもよい。この場合、第2固定手段の選択範囲が広がり設計自由度が広がる。
10 制御弁、 12 導出ポート、 14 導入ポート、 16 ステッピングモータ、 18 ボディ、 18a 収納孔、 20 ステータ、 22 キャン、 24 ねじ部材、 26 連通路、 28 弁体、 28c フランジ、 30 ガイド部材、 32a フランジ、 38 駆動機構、 40 外筒、 40a 雌ねじ、 40b フランジ、 42 ねじ、 46 内筒、 46a 雄ねじ、 47 ロータ、 58 励磁コイル、 60 リングねじ、 78a フランジ部、 78 ボディ、 M 弁座。

Claims (6)

  1. ステッピングモータ駆動式の制御弁において、
    上流側から冷媒を導入する導入ポートと、下流側へ冷媒を導出する導出ポートと、前記導入ポートと前記導出ポートとを連通する弁孔とを有するボディと、
    前記弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、
    前記弁体を前記弁部の開閉方向に駆動する駆動機構と、
    前記駆動機構を作動させるロータと、当該ロータを回転駆動させるステータとを含むステッピングモータと、
    前記弁体と前記駆動機構が配置される空間を覆うと共に前記ロータを内包する筒状部材であって、前記冷媒の圧力が作用する圧力空間と作用しない非圧力空間とを画定するキャンと、
    を備え、
    前記キャンは、前記ボディに第1固定手段で固定され、
    前記ステータは、前記キャンの外周に配置されると共に、前記ボディに第2固定手段で固定されることを特徴とする制御弁。
  2. 前記第2固定手段は、ねじ部材であることを特徴とする請求項1記載の制御弁。
  3. 前記第2固定手段は、前記キャンが固定される前記ボディの第1壁面とは異なる第2壁面を用いて前記ステータを固定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の制御弁。
  4. 前記ボディは、前記キャンが固定される固定面と平行に延設されるフランジ部を有し、
    前記第2固定手段は、前記フランジ部に前記ステータを固定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の制御弁。
  5. 前記第1固定手段は、ねじ部材であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御弁。
  6. 前記ねじ部材は、円環状のリングねじであり、当該リングねじの外周面に形成された雄ねじが前記ボディに形成された収納孔の内周面に形成された雌ねじと螺合することで前記キャンの下端開口部を前記リングねじと前記ボディとで挟持することを特徴とする請求項5記載の制御弁。
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