JP4002819B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、環境温度に応じて自動的に換気調節が可能な換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サッシ戸等の上部または下部に設置された細長い換気装置は公知である。この換気装置を用いれば、サッシ戸を閉めたままで換気を行うことができる。一般的な換気装置は、主壁に換気口を形成してなる細長い本体と、この主壁に接近したり離れたりして換気口を開閉する細長い作動板と、この作動板を開閉操作する操作つまみとを備えている。
【0003】
ところで、高気密,高断熱の住宅ではホルムアルデヒドを含む揮発性化学物質によるシックハウス症が問題となっている。気温が高い時には、この揮発性化学物質の濃度が高くなるので換気量を多くすることが求められる。しかし、気温が低い時には揮発性化学物質の濃度が高くならないので暖房効率を高めるために換気量を少なくすることが求められる。このような木目細かい換気を、操作つまみを操作することにより行おうとすると、使用者が頻繁に手動操作しなければならず、面倒であった。
【0004】
そこで、実用新案登録2506435号公報に記載されているように、温度環境に応じて換気調節を行うことができる自動制御式の換気装置が開発されている。この換気装置では、作動板の上下にカムフォロア部が設けられており、本体には作動板の上下に位置してカムフォロア部と連携したカム部材が固定されている。さらに作動板には本体の厚み方向に相対移動を可能にして移動板が連結されている。この移動板は、形状記憶合金製のコイルスプリングにより本体の長手方向に沿って一方向に付勢され、バイアスコイルスプリングにより反対方向に付勢されている。
【0005】
上記公報の換気装置では、温度が下がって、形状記憶合金製のコイルスプリングの弾性力が弱まった時には、バイアススプリングの力で移動板を移動させ、これに追随するようにして作動板を移動させ、この移動の過程で、上記カムフォロア部とカム部材との協働により、作動板を主壁に近づけて換気量を減少させ、温度が上がって形状記憶合金製のコイルスプリングの弾性力が強まった時には、移動板を反対方向に移動させ、同様のカム作用により作動板を主壁から遠ざけて換気量を増大させるようになっている。
【0006】
さらに上記換気装置では、本体にスライド可能に支持された操作つまみにより、移動板を介して作動板を強制的に全開位置,全閉位置に移動させる構成も開示されている。
なお、上記公報には他の実施形態として、作動板の上縁部に回動軸部を設け、この回動軸部を本体に回動可能かつスライド可能に支持する換気装置も開示されている。この作動板の下縁部にはカムフォロア部が形成され、本体にはこのカムフォロア部と連携するカム部材が固定されている。上記移動板は、作動板の回動を許容するようにして作動板に連結されている。環境温度の変化により移動板が移動すると、作動板が本体の長手方向にスライドしながらカム作用により回動し、これにより換気量が自動調節されるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
実用新案登録2506435号公報(段落0027,図5)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報の換気装置では、環境温度に応じて換気量を自動調節する場合に、作動板のカムフォロア部と本体に固定したカム部材とのカム作用を利用して、作動板を本体の主壁に接近させたり離間させるので、作動板を本体の長手方向にも移動させる必要がある。この長手方向の移動を2つのスプリングの弾性力の差で担うので、これらスプリングの負担が大きくなり、スプリングの大型化,ひいては装置の大型化を招くとともに、スプリングの寿命,特に形状記憶合金製のスプリングの寿命の低下を招く欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の一態様の換気装置は、
(イ)主壁に換気口を形成してなる細長い本体と、
(ロ)細長く形成され、一方の縁部に上記本体に回動可能に支持される回動軸部を有し、他方の縁部にカムフォロア部を有し、回動に伴い上記主壁に近づいたり離れたりして上記換気口を開閉する作動板と、
(ハ)上記本体の長手方向に移動可能で、その移動に伴い上記作動板のカムフォロア部と協働して作動板を回動させるカム部材と、
(ニ)上記カム部材を上記本体の長手方向に沿う第1方向に付勢する形状記憶合金製のスプリングと、
(ホ)上記カム部材を上記第1方向とは逆の第2方向に付勢するバイアススプリングと、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
上記構成では、形状記憶合金製のスプリングとバイアススプリングの釣り合いにより、温度環境に応じて自動換気を行うことができる。しかも、作動板はこの自動制御において回動するだけであり本体の長手方向の移動を必要としないので、作動板の開閉動作に伴うスプリングの負担が軽くなり、装置の小型化,スプリングの長寿命化を図ることができる。
【0011】
本発明の他の態様の換気装置は、
(イ)主壁に換気口を形成してなる細長い本体と、
(ロ)細長く形成され、一方の縁部に上記本体に回動可能かつスライド可能に支持される回動軸部を有し、他方の縁部に第1,第2のカムフォロア部を有し、回動に伴い上記主壁に近づいたり離れたりして上記換気口を開閉する作動板と、
(ハ)上記本体の長手方向に移動可能で、その移動に伴い上記作動板の第1のカムフォロア部と協働して作動板を回動させる移動カム部材と、
(ニ)上記移動カム部材を上記本体の長手方向に沿う第1方向に付勢する形状記憶合金製のスプリングと、
(ホ)上記移動カム部材を上記第1方向とは逆の第2方向に付勢するバイアススプリングと、
(ヘ)自動制御位置と強制閉じ位置との間で上記本体の長手方向にスライド可能にして本体に支持され、上記作動板にその回動を許容するようにして連結され、スライド操作に伴い作動板を本体の長手方向にスライドさせる操作部材と、
(ト)上記操作部材が自動制御位置にある時に、第2カムフォロア部と連携せずに移動カム部材と第1カムフォロア部のカム作用による作動板の回動を許容し、操作部材が自動制御位置から強制閉じ位置に向かうように操作されて作動板がスライドする過程で、第2カムフォロア部と協働して上記作動板を回動させることにより、換気口を強制的に閉じさせる固定カム部材と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記構成では、自動換気制御においてスプリングの負担を軽くできるとともに、暴風雨の際に強制的に作動板を閉じることもできる。
【0013】
好ましくは、さらに、上記操作部材に連結され操作部材に追随して本体の長手方向にスライド可能なスライダを備え、このスライダに、上記形状記憶スプリングとバイアススプリングが装着されている。
この構成によれば、自動換気制御から強制閉じへと移行する際に、形状記憶スプリングとバイアススプリングも作動板と一緒に移動するので、スプリングの歪み量を抑制することができる。
【0014】
好ましくは、上記スライダが本体の長手方向に細長く形成され、上記形状記憶スプリングとバイアススプリングが引張コイルスプリングからなるとともに上記スライダに沿って直線上に配置され、それぞれの一端がスライダに連結され、それぞれの他端が上記移動カム部材に連結されている。
この構成によれば、自動制御のためのユニットを細長くすることができ、装置の小型化を図ることができる。
【0015】
一形態として、上記移動カム部材が上記第1方向に移動すると、上記作動板が上記主壁から離れるように回動し、上記形状記憶スプリングは温度が高くなるにしたがって上記第1方向への弾性力を強める。
【0016】
好ましくは、上記操作部材は強制閉じ位置と強制開き位置との間でスライド可能であり、これら強制閉じ位置と強制開き位置との間のスライド行程の中央が上記自動制御位置となっており、上記作動板の縁部には第1,第2カムフォロア部とともに第3カムフォロア部が設けられ、上記固定カム部材には、本体の長手方向の両側に一対のカム面を有し、一方のカム面は、上記操作部材が自動制御位置から強制閉じ位置にスライドするのに伴って第2カムフォロア部と協働して作動板を閉じ方向に回動させ、他方のカム面は、自動制御位置から強制開き位置にスライドするのに伴って第3カムフォロア部と協働して作動板を開き方向に回動させる。
この構成によれば、環境温度に対応した自動制御から強制閉じ,強制開きへ移行することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態をなす換気装置について、図1〜図7を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態の換気装置1は上框一体型と称されるものであり、サッシ戸Aの上框として機能する。図4に示すように、換気装置1は、主たる構成要素として水平に細長く延びる本体10と、同方向に細長く延びる作動板20と、操作つまみ30(操作部材)と、自動制御ユニット40と、固定カム50(図2、図3にのみ示す)とを備えている。
【0018】
図4に示されているように、上記本体10は、長く延びる3つのアルミ型材11〜13を含んでいる。室内側の型材11は室内に面する垂直の上部壁11aと、この上部壁11aと面一をなして垂下する下部壁11bとを有している。中間の型材12は、室内寄りに位置してほぼ垂直をなす上部壁12aと、ほぼ水平をなす中間壁12cと、室外に面する下部壁12bとを有している。型材11,12の上部壁11a,12aは、上下一対の樹脂製の断熱用型材14を介して連結されている。型材11,12の下部壁11b,12bにより形成される凹部15には、ガラス板(図示しない)が嵌るようになっている。
【0019】
中間の型材12には室外側の型材13が嵌り込むようになっている。この型材13の上部はほぼU字形をなしており、中間の型材12の上端部と協働して窓枠の上レールBを収容するためのガイド溝16を構成している。図1に示されているように、型材11〜13の両端にはキャップ17が嵌め込まれている。上記本体10の型材11〜13,キャップ17によって内部空間が構成されている。
【0020】
図1に示すように、上記型材12の上部壁12a(主壁)には、多数の換気口12xが長手方向に並んで形成されている。また、型材11の上部壁11aにも上記換気口12xに連なる多数の化粧口11xが長手方向に並んで形成されており、図4に示すように、型材13にも換気口12xに連なる多数の通気口13xが形成されている。
【0021】
図4に示すように、上記作動板20は、本体10の内部空間に収容されている。作動板20の上縁部は断面円形の回動軸部21となっており、この回動軸部21が中間の型材12の上端部に形成された支持溝12yに収容されることにより、作動板20は回動可能かつスライド可能にして本体10に支持されている。作動板20は、回動に伴い型材12の上部壁12aに近づいたり離れたりし、その傾斜量に応じて換気量を調節するようになっている。
【0022】
図7に最も良く示されているように、作動板10の一端(室外側から見て右端)の近傍には、係合切欠22が形成されている。また作動板10の下縁部には、2つの浅い切欠23,24が形成されている。切欠23の中間部には突起23aが形成されており、この突起23aは第1カムフォロア部として提供される。また、切欠24の端縁24a,24bのうち一方の端縁は第2カムフォロア部として提供される。
【0023】
図3,図4に示すように、室内側の型材11の上部壁11aの端部には窓11yが形成されており、この窓11yには長方形の樹脂製の枠部材18が嵌められている。この枠部材18に、上記操作つまみ30がスライド可能に支持されている。詳述すると、操作つまみ30は、樹脂製の第1,第2部材31,32からなり、第1部材31は、本体10の長手方向に沿って細長く形成されており、室内側に突出する中央の凸部31aと室外側に突出する複数の係合片部31bと、左右の翼部31c,31dとを有している。第2部材32は中空の箱形状をなし、この第2部材32に上記第1部材31の係合片部31bが嵌り込んでおり、これら部材31,32は本体10の長手方向に一緒に移動するようになっている。第2部材32は、中間の型材12の端部に形成された切欠12zに嵌り込んでいる。第2部材32には第1部材31を室内側に付勢する圧縮コイルスプリング(図示しない)が収容されている。
【0024】
図3(A),(B)に示すように、室外側から見て右側の翼部31dが枠部材18の裏側に位置し、左側の翼部31cの端縁が枠部材18の内周に係止されることにより、自動制御位置を維持されるようになっている。また、図3(C)に示すように、翼部31cが枠部材18の裏側に位置し、翼部31dの端縁が枠部材18の内周に係止されることにより、強制閉じ位置を維持されるようになっている。なお、両位置間の操作つまみ30の移動に際しては、凸部31aを押し込んで枠部材18との係止を外してから移動させる。翼部31cには自動制御位置を意味する「オート」の表示がなされ、翼部31dには強制閉じ位置を意味する「トジ」の表示がなされている。
【0025】
上記作動板20の係合切欠22に操作つまみ30の第2部材32が入り込むことにより連結されており、作動板20は操作つまみ30に追随して本体10の長手方向にスライドするようになっている。なお、この連結は、作動板20の回動を許容している。
【0026】
次に、図2〜図4に示すように、本体10の内部空間には自動制御ユニット40が収容されている。まず、この自動制御ユニット40について図5,図6を参照しながら説明する。この自動制御ユニット40は、本体10の長手方向に延びる細長いスライダ41と、引張コイルスプリングからなる形状記憶合金製のスプリング45(以下、形状記憶スプリングと称す)と、引張コイルスプリングからなるバイアススプリング46(以下、バイアススプリングと称す)と、移動カム部材47とを備えている。
【0027】
上記スライダ41は、板金製の第1部材42と第2部材43とを有している。第1部材42は断面L字形をなして細長く形成され、その両端が折り曲げられて引掛片42a,42bとなっている。第1部材42の垂直壁の中央には窓42cが形成されている。第2部材43は、第1部材42の端部の室内側の面に固定された垂直をなす固定片43aと、この固定片43aの上下縁から水平に室内に向かって延びる水平片43b,43cと、上側の水平片43bの室内側の縁から垂直に起立する左右一対の係止片43dとを有している。
【0028】
上記移動カム部材47は、その上面にカム溝47aを有しており、このカム溝47aは上から見て本体11の長手方向に対して傾斜している。移動カム部材47は作動板20の切欠23内に収容され、カム溝47aには突起23aが入り込んでいる。また、移動カム部材47の一部は上記スライダ41の第1部材42の窓42cに入り込んでおり、この部位には2つの引掛ピン48,49が取り付けられている。
【0029】
上記形状記憶スプリング45の一端はスライダ41の一方の引掛片42aに掛けられ、他端は移動カム部材47のピン48に掛けられている。バイアススプリング46の一端は、スライダ41の他方の引掛片42bに掛けられ、他端は移動カム部材47のピン49に掛けられている。
【0030】
本実施形態では、上記形状記憶スプリング45は、温度が上昇するにしたがって、自然長が減少する特性、換言すれば引張り弾性力がほぼリニアに増大する特性を有している。したがって、自動制御ユニット40において、移動カム部材47は温度環境に応じて両スプリング45,46の弾性力が均衡する位置になるように制御される。
【0031】
上記自動制御ユニット40の本体10への収容状態において、スライダ41の一対の係止片43d間には、操作つまみ30の第2部材32が嵌っており、これにより、自動制御ユニット40は、操作つまみ30に追随して作動板20と一緒に本体の長手方向に移動するようになっている。図4に示すように、スライダ41の第1部材42の下端縁および第2部材43の水平片43cは、中間の型材12の段や突起に接しており、これによりスライダ41は本体10に対して安定してスライド可能に支持されている。
【0032】
次に、図2,図3を参照しながら固定カム部材50について説明する。この固定カム部材50は、上記移動カム部材47から本体10の長手方向に離れて本体10に固定されている。この固定カム部材50の上面には突起51が形成され、この突起51は、本体10の長手方向に対して傾斜するカム面51aと、このカム面51aの室内側の一端に連なり本体10の長手方向に延びる短い保持面51bとを有している。この固定カム部材50は、作動板20の切欠24と所定の位置関係を有しており、この位置関係については後述する。
【0033】
上記構成において、まず自動換気制御について説明する。この自動換気制御は、操作つまみ30を図3(A),(B)に示す自動制御位置にすることにより得られる。作動板20の本体10長手方向の位置は操作つまみ30の位置により決定され、この位置で作動板20の切欠24は固定カム部材50の突起51に対応した位置にある。換言すると、作動板20がスライドせずに回動する際に、作動板20は固定カム部材50の干渉を受けない。
【0034】
自動制御ユニット40のスライダ41は、操作つまみ30の自動制御位置に対応した位置に維持されている。移動カム部材47の本体10長手方向の位置は、形状記憶スプリング45とバイアススプリング46の弾性力の釣り合いにより決定され、この移動カム部材47のカム溝47aと作動板20の突起23aとのカム作用により作動板20の開度が決定される。
【0035】
例えば、環境温度が25°Cの時には、移動カム部材47は中間位置にあり、作動板20の突起23aが移動カム部材47のカム溝47aのほぼ中央に位置しているため、作動板20は半開き状態にある。
【0036】
温度が上昇すると、形状記憶スプリング45の弾性力が強まるので、移動カム部材47は、室外側から見て右方向に移動し、作動板20の突起23aと移動カム部材47のカム溝47aとのカム作用により、作動板20が型材12の上部壁12aから離れる方向に回動して作動板20の開度が増大する。温度がさらに上昇して移動カム部材47がさらに右方向に移動すると、図3(A)に示すように作動板20の突起23aがカム溝47aの室外側の端近傍に至り、作動板20が図4(A)に示す全開状態となる。
【0037】
温度が低下すると、形状記憶スプリング45の弾性力が弱まるので、移動カム部材47は室外側から見て左方向に移動し、作動板20の突起23aと移動カム部材47のカム溝47aとのカム作用により、作動板20が回動して型材12の上部壁12aに近づき開度が減少する。温度がさらに低下して移動カム部材47がさらに左方向に移動すると、図3(B)に示すように、作動板20の突起23aがカム溝47aの室内側の端に至り、図4(B)に示すように作動板20が型材12の上部壁12aとほぼ平行をなす全閉状態となる。
【0038】
上記のように、操作つまみ47を、自動制御位置にした時には、形状記憶スプリング45とバイアススプリング46により、温度環境に応じて作動板20を自動制御することができる。居住者は、上記操作つまみ30の翼部31cの表示「オート」から、自動制御状態にあることを確認することができる。上記自動制御での作動板20の環境温度に対応した開度調節は、作動板20の本体10長手方向へのスライドを伴わないので、スプリング45,46の負担が軽くて済み、スプリング45,46の小型化を図ることができる。
【0039】
暴風雨の際には、温度環境とは無関係に作動板20を全閉状態にすることが要求される。この場合、操作つまみ30を図2(B),図3(C)に示すように、室外側から見て左方向に移動させ、強制閉じ位置にする。すると、操作つまみ40に追随して作動板20が同方向に移動する。上記自動制御で作動板20が半開きないしは全開であった場合には、この強制閉じ操作の過程で、作動板20の端縁24aが固定カム部材50の突起51のカム面51aに当たり、両者のカム作用により、作動板20が型材12の上部壁12aに向かって回動して図4(B)の全閉状態になる。なお、操作つまみ30が強制閉じ位置に達すると、作動板20の端縁24aが固定カム部材50のカム面51aを越えて保持面51bに至るので、強風でも安定して作動板20の閉じ状態を維持できる。
【0040】
上記のように作動板20が強制的に閉じられる際に、作動板20の突起23aと移動カム部材47のカム溝47aとのカム作用により、移動カム部材47は強制的に左方向に移動され、この移動量に対応して形状記憶スプリング45がバイアススプリング46との均衡状態から伸ばされる。しかし、上記強制閉じ操作に伴い、操作つまみ40に追随して自動制御ユニット40全体が移動するので、形状記憶スプリング45の伸び量は抑制される。このため、形状記憶スプリング45の長寿命化を図ることができる。
【0041】
なお、上記自動制御から強制閉じへと操作つまみを操作する際、自動制御で既に全閉状態になっていた場合には、作動板20の端縁24aは固定カム部材50のカム面51aに接することなく保持面50aに至り、移動カム部材47のスライダ41に対する相対移動は生じず、スプリング45,47は均衡状態のまま維持される。
なお、上記強制閉じ状態は、操作つまみ30の露出された翼部31dの表示「トジ」により、確認される。
【0042】
次に、本発明の第2の実施形態について図8,図9を参照しながら説明する。この実施形態では、自動制御,強制閉じの他に強制開きも可能である。この実施形態では、第1実施形態と異なる形状の操作つまみ60と、固定カム部材70を用いる。他の構成は第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0043】
操作つまみ60の第1部材61は第1実施形態と同様に翼部61c,61dを有しており、その室内側の面において突起61aと左右端縁との間の中央には、段61xが形成されている。操作つまみ60はこれら段61xが枠部材18の内周に係止されることにより、中央の自動制御位置を維持される。また、操作つまみ60が室外側から見て左方向に移動し、右側の翼部61cの端縁が枠部材18に係止されることにより、強制閉じ位置が維持される。操作つまみ60が右方向に移動して左側の翼部61dの端縁が枠部材18に係止されることにより、強制開き位置が維持される。他の構成は第1実施形態と同様であるから説明を省略する。
【0044】
上記固定カム部材70の上面には突起71が形成され、この突起71は、第1実施形態のカム面51a,保持面51bと同様の作用をする傾斜したカム面71aと本体10の長手方向に延びる保持面71bとを有するとともに、長手方向の反対側にも、カム面71aと平行をなすカム面71cと、このカム面71cに連なる保持面71dとを有している。自動制御時の作動板20の切欠24と固定カム部材70との位置関係については第1実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。図9(A),(B)参照。作動板20の切欠24の一方の端縁24aとカム面71a,保持面71bとの強制閉じ操作時のカム作用については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。図9(D)参照。
【0045】
排煙を行いたい場合には、温度環境とは無関係に作動板20を全開状態にすることが要求される。この場合、図9(C)に示すように操作つまみ30を室外側から見て右方向に移動させ、強制開き位置にする。この操作部材30の移動の過程で、作動板20が追随し、作動板20の切欠24の他方の端縁24b(第3カムフォロア部)がカム面71cに当たり、そのカム作用により作動板20が回動して全開状態になる。そして、端縁24bが固定カム部材70の保持面71dに至り、強風でも安定して作動板20の開き状態を維持できる。
【0046】
本発明は上記実施形態に制約されず種々の態様が可能である。例えば、上述した実施形態では自動制御ユニット,固定カム部材がそれぞれ1つずつであったが、サッシ戸の幅が広い場合(換気装置が長い場合)には、これらを複数設置してもよい。
形状記憶スプリング,バイアススプリングとして、引張コイルスプリングを用いたが、圧縮コイルスプリングを用いてもよい。この場合、第1実施形態において形状記憶スプリング,バイアススプリングの配置を左右逆にする。
自動制御ユニットのスライダを省き、形状記憶スプリングおよびバイアススプリングの一端を本体に固定してもよい。この場合、強制閉じ操作の際の形状記憶合金の伸び量は第1実施形態より大となる。
【0047】
強制閉じ,強制開きを行う操作つまみを省略してもよい。この場合、作動板は、自動制御による回動のみ行われ、形状記憶スプリングおよびバイアススプリングの一端は本体に固定される。
操作つまみの各位置を維持する係止手段を、操作つまみの内蔵スプリングと翼部の端縁,段により構成したが、他の構成を採用することもできる。
前述の実施形態において、形状記憶スプリングは、室外側の空気の温度の影響を受けるが、室内側の空気温度の影響を受けるようにしてもよい。
第1実施形態において、断熱用型材14を省き、室内側型材11を樹脂で形成してもよい。
換気装置が換気扇の給気口として機能する場合には、室内側型材11に花粉濾過用のフィルタを装着してもよい。
本発明の換気装置はサッシ戸の上框と別体をなし上框の下に装着するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、温度環境に応じて自動換気制御を行うことができ、しかも装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態をなす換気装置の正面図である。
【図2】同換気装置を一部切り欠いて示す背面図であり、(A)は自動制御状態を示し、(A)は強制閉じ状態を示す。
【図3】同換気装置の平断面図であり、(A)は自動制御での開き状態、(B)は自動制御での閉じ状態、(C)は強制閉じ状態をそれぞれ示す。
【図4】同換気装置の縦断面図であり、(A)は自動制御での開き状態を示し、(B)は自動制御での閉じ状態または強制閉じ状態を示す。
【図5】同換気装置に組み込まれる自動制御ユニットの側面図である。
【図6】(A)は同自動制御ユニットの背面図,(B)は同制御ユニットの平面図である。
【図7】同換気装置に組み込まれる作動板の背面図である。
【図8】本発明の第2実施形態をなす換気装置における操作つまみおよびその近傍部を示す要部平断面図である。
【図9】第2実施形態における固定カム部材と作動板との関係を示す要部平断面図であり、(A)は自動制御モードでの開き状態、(B)は自動制御モードでの閉じ状態、(C)は強制開き状態、(D)は強制閉じ状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 本体
12a 中間型材の上部壁(主壁)
12x 換気口
20 作動板
21 回動軸部
23a 突起(第1カムフォロア部)
24a 切欠の一方の端縁(第2カムフォロア部)
24b 切欠の他方の端縁(第3カムフォロア部)
30,60 操作つまみ(操作部材)
40 自動制御ユニット
41 スライダ
45 形状記憶スプリング
46 バイアススプリング
47 移動カム部材
50,70 固定カム部材
51a,71a,71c カム面

Claims (5)

  1. (イ)主壁に換気口を形成してなる細長い本体と、
    (ロ)細長く形成され、一方の縁部に上記本体に回動可能かつスライド可能に支持される回動軸部を有し、他方の縁部に本体の長手方向に離れた第1,第2のカムフォロア部を有し、回動に伴い上記主壁に近づいたり離れたりして上記換気口を開閉する作動板と、
    (ハ)上記本体の長手方向に移動可能で、その移動に伴い上記作動板の第1のカムフォロア部と協働して作動板を回動させる移動カム部材と、
    (ニ)上記移動カム部材を上記本体の長手方向に沿う第1方向に付勢する形状記憶合金製のスプリングと、
    (ホ)上記移動カム部材を上記第1方向とは逆の第2方向に付勢するバイアススプリングと、
    (ヘ)自動制御位置と強制閉じ位置との間で上記本体の長手方向にスライド可能にして本体に支持され、上記作動板にその回動を許容するようにして連結され、スライド操作に伴い作動板を本体の長手方向にスライドさせる操作部材と、
    (ト)上記移動カム部材から上記本体の長手方向に離れた位置において、上記本体に固定され、操作部材が自動制御位置から強制閉じ位置に向かうように操作されて作動板がスライドする過程で、第2カムフォロア部と協働して上記作動板を回動させることにより、換気口を強制的に閉じさせる固定カム部材と、を備え、
    (チ)上記操作部材が自動制御位置にある時には、上記作動板が操作部材により本体の長手方向の移動を規制されて回動のみ可能であり、上記固定カム部材が第2カムフォロア部と連携せずに作動板の回動を許容し、上記移動カム部材が上記形状記憶スプリングとバイアススプリングにより環境温度に応じて位置調節され、この移動カム部材と第1カムフォロア部とのカム作用により作動板の開度が調節されることを特徴とする換気装置。
  2. さらに、上記操作部材に連結され操作部材に追随して本体の長手方向にスライド可能なスライダを備え、このスライダに、上記形状記憶スプリングとバイアススプリングが装着されていることを特徴とする請求項に記載の換気装置。
  3. 上記スライダが本体の長手方向に細長く形成され、上記形状記憶スプリングとバイアススプリングが引張コイルスプリングからなるとともに上記スライダに沿って直線上に配置され、それぞれの一端がスライダに連結され、それぞれの他端が上記移動カム部材に連結されていることを特徴とする請求項に記載の換気装置。
  4. 上記移動カム部材が上記第1方向に移動すると、上記作動板が上記主壁から離れるように回動し、上記形状記憶スプリングは温度が高くなるにしたがって上記第1方向への弾性力を強めることを特徴とする請求項に記載の換気装置。
  5. 上記操作部材は強制閉じ位置と強制開き位置との間でスライド可能であり、これら強制閉じ位置と強制開き位置との間のスライド行程の中央が上記自動制御位置となっており、上記作動板の縁部には第1,第2カムフォロア部から上記本体の長手方向に離れた第3カムフォロア部が設けられ、上記固定カム部材には、本体の長手方向の両側に一対のカム面を有し、一方のカム面は、上記操作部材が自動制御位置から強制閉じ位置にスライドするのに伴って第2カムフォロア部と協働して作動板を閉じ方向に回動させ、他方のカム面は、自動制御位置から強制開き位置にスライドするのに伴って第3カムフォロア部と協働して作動板を開き方向に回動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
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