JP3997465B2 - 鞄の係止金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鞄の蓋部を鞄の本体に係止するために使用される鞄の係止金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石の磁力を利用して、鞄の蓋部を本体に係止する所謂マグネットホックは、その着脱の容易さから女性用のハンドバッグの係止金具として広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の係止金具は、その係止状態を維持する力が永久磁石の磁力にのみ依存しているために、ハンドバッグの蓋部に強い衝撃力が加わった場合には、その係止状態が容易に解除されてしまい蓋部が開いてしまうという問題があった。
【0004】
さらに、このような従来の係止金具は、その係止状態を維持する力が弱いために、使用時において強い力が加わらない女性用のハンドバッグのような鞄には使用することができても、重い荷物を収納することができ、使用時に強い力が係止金具に加わる形式の手提鞄等の係止金具としては使用することができなかった。
【0005】
本発明の目的は、蓋部を本体に容易に着脱することができるとともに、外部から強い力が加わるような状態においても係止状態を維持することができる鞄の係止金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本発明は、鞄の本体に装着される第1の金具と、鞄の蓋部に装着される第2の金具とからなる鞄の係止金具において、前記第1の金具を前記鞄の本体に装着した際、当該第1の金具の前記第2の金具に対向する面には、前記第2の金具を吸着可能な永久磁石と開口部とが配設され、且つ上下方向に延在する係止片が突設され、前記第2の金具の前記第1の金具に対向する面には、前記第1の金具の前記開口部に挿入可能な突起部と、前記第1の金具の前記係止片が挿入可能な溝部とが形成され、前記第1の金具の前記係止片には、その上端部に前記溝部の上端部と係合可能な上側係合突起が形成され、その下端部に前記溝部の下端部と係合可能な下側係合突起が形成され、前記第1の金具に前記第2の金具を装着した際、前記第1の金具上を前記第2の金具が前記係止片の長さ方向に移動可能となるように前記第1の金具の開口部および前記第2の金具の溝部が形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る係止金具を装着した手提鞄の斜視図であり、図2はその係止金具部分の拡大図である。
【0009】
図1に示したように、鞄の本体1には金具10が装着されており、上部に手提部3が配設されている蓋部2の端部には金具20が装着されている。
【0010】
鞄の本体1に装着されている金具10の金具20対向する面には、図2に示したように、金具20を吸着可能な永久磁石11が配設されている。さらに、金具10のこの面には、開口部12が配設されているとともに、上下方向に延在する係止片13,14が左側と右側にそれぞれ1つづつ突設されている。
【0011】
この係止片13,14の上部には、上方に突出している上側係合突起13a,14aが形成されており、係止片13,14の下部には下方に突出している下側係合突起13b,14bが形成されている。
【0012】
図3(a)は金具20の表面側から視た構成を示す斜視図であり、図3(b)はその裏面側から視た構成を示す斜視図である。
【0013】
金具20の金具10と対向する面、すなわち裏面には、図3(b)に示したように、鞄の蓋部2の端部に金具20を装着するためのネジと螺合するネジ穴21が形成されている。さらに、この金具20の裏面には、金具10の開口部12に挿入可能な突起部22が形成されている。また、金具10の係止片13,14がそれぞれ挿入可能となる溝部23,24が形成されている。溝部23の端部には鍔部23a,23bが形成されており、溝部24の端部には鍔部24a,24bが形成されている。
【0014】
ここで、図4に示したように、金具20を金具10(図示せず)上に装着した場合、すなわち突起部22を開口部12に挿入し且つ係止片13,14を溝部23,24に挿入した場合、この金具20が金具10上で上下方向に移動できるように、本実施形態では、開口部12と溝部23,24との上下方向の長さが選ばれている。さらに、金具20が下方一杯に移動した状態で金具10の係止片13,14の上側係合突起13a,14aが金具20の溝部23,24の上端部に係合するように鍔部23a,24aは形成されており、金具20が上方一杯に移動した状態で係止片13,14の下側係合突起13b,14bが溝部23,24の下端部に係合するように鍔部23b,24bは形成されている。この金具10上で上下方向に金具20が移動できる距離は、溝部23,24の下端部と係合状態となっている係止片13,14の下側係合突起13b,14bのその係合状態が解除される距離以上の値となっている。
【0015】
以上のように構成された本実施形態においては、図1に示したような状態で金具20を金具10に近づければ、金具10に配設されている永久磁石の磁力により金具20は図4に示したような所定位置(金具10上)に簡単に係止される。
【0016】
図4に示した状態では、鞄の蓋部2および金具20に作用する重力によって、金具20は下方一杯に移動した状態で金具10上に装着されている。この状態の金具10および金具20の断面図を図5に示す。この状態では、金具10の係止片13の上側係合突起13aが、金具20の溝部23の上端部と係合状態となっているために、鞄に衝撃力が加わった場合でも金具20は金具10から完全に離れることはなく(図5に示す破線の状態)、衝撃力が無くなれば、永久磁石の磁力によって所定位置に復帰する。
【0017】
また、図4に示した状態で使用者が手提部3を持った場合や本体1の内部に物品を一杯詰め込んだ場合等のように蓋部2が上方に引張られる場合には、図6に示すように、金具10の係止片13の下側係合突起13bが、金具20の溝部23の下端部と係合状態となっているために、金具20が金具10から完全に離れることはない(図6の破線状態以上に離れることはない)。
【0018】
そして金具10と金具20との図6に示したような係止状態を解除して蓋部2を開ける場合には、金具10上に装着されている金具20を若干下方に移動させ、下側係合突起13b,14bの係合状態を解除した状態で、蓋部2の端部をめくり上げるように金具20に力を加えれば(図7に示す矢印方向に力を加えれば)、係止片13,14の下側係合突起13b,14bは溝部23,24の下端部と係合していないので図7に示すように金具10と金具20との係止状態を解除することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、蓋部を本体に容易に着脱することができるとともに、外部から強い力が加わるような状態においても係止状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る係止金具を装着した鞄の斜視図である。
【図2】図1の係止金具部分の拡大図である。
【図3】金具20の構成を示す斜視図である。
【図4】図1に示した係止金具の動作の説明図である。
【図5】図1に示した係止金具の動作の説明図である。
【図6】図1に示した係止金具の動作の説明図である。
【図7】図1に示した係止金具の動作の説明図である。
【符号の説明】
1 鞄の本体
2 鞄の蓋部
3 手提部
10,20 金具
11 永久磁石
12 開口部
13,14 係止片
13a,14a 上側係合突起
13b,14b 下側係合突起
21 ネジ穴
22 突起部
23,24 溝部
23a,23b,24a,24b 鍔部
Claims (3)
- 鞄の本体に装着される第1の金具と、鞄の蓋部に装着される第2の金具とからなる鞄の係止金具において、
前記第1の金具を前記鞄の本体に装着した際、当該第1の金具の前記第2の金具に対向する面には、前記第2の金具を吸着可能な永久磁石と開口部とが配設され、且つ上下方向に延在する係止片が突設され、
前記第2の金具の前記第1の金具に対向する面には、前記第1の金具の前記開口部に挿入可能な突起部と、前記第1の金具の前記係止片が挿入可能な溝部とが形成され、
前記第1の金具の前記係止片には、その上端部に前記溝部の上端部と係合可能な上側係合突起が形成され、その下端部に前記溝部の下端部と係合可能な下側係合突起が形成され、
前記第1の金具に前記第2の金具を装着した際、前記第1の金具上を前記第2の金具が前記係止片の長さ方向に移動可能となるように前記第1の金具の開口部および前記第2の金具の溝部が形成されていることを特徴とする鞄の係止金具。 - 前記第1の金具に前記第2の金具を装着した際、前記第1の金具上を前記第2の金具が前記係止片の長さ方向に移動する距離は、前記溝部の下端部と係合している前記係止片の前記下側係合突起の当該係合状態が解除される距離であることを特徴とする請求項1に記載の鞄の係止金具。
- 前記第1の金具の前記係止片は、当該第1の金具を前記鞄の本体に装着した際、当該第1の金具の左側と右側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞄の係止金具。
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