JP3996638B2 - 3−ハロアルキル−1h−ピラゾールの製造方法 - Google Patents

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Description

背 景
ピラゾールは、特に抗炎症剤及び抗糖尿病剤を包含する、薬剤学的治療剤として広範囲に述べられている。さらに最近では、[3−ハロアルキル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミドが、このような抗炎症剤に通常付随する副作用のない、強力な抗炎症剤として同定されている。特に、一般的な出発物質と試薬を含む、商業的に有効なワン−ポット合成で、このような化合物を製造する既知方法が存在しないことが明らかになった。
ハロゲン化1−アリール−ブタン−1,3−ジオンの形成が述べられている[K.Joshi等,Pharmazie,34,68〜9(1979);K.Joshi等,J.Ind.Chem.Soc.,60,1074〜6(1983);R.YoとS.Livingstone,Aust.J.Chem.,21,1781〜7(1968);CA2,041,134,ZA7,104,221及びDE2,429,674]。
さらに、ジケトンとヒドラジンとの縮合からのピラゾール製造が述べられている[EP418,845、EP554,829、T.Nishiwaki,Bull.Chem.Soc.Japan,42,3024〜26(1969);J.Wright等,J.Med.Chem.,7,102〜5(1963);及びR.SolimanとH.Feid−Allah,J.Pharm.Sci.,70,602〜5(1980)]。
しかし、これらの製造は計量可能な商業的プロセスを提供していない。さらに、これらは中間体ジケトンの単離を必要として、合成のコストと複雑さとを高めることになる。
発明の概要
1,3,4,5−置換ピラゾールのスケーラブルな製造方法は今までに述べられていない。このようなピラゾールは血糖降下(hypoglycemic)活性と抗炎症活性とを包含する薬剤学的活性を有すると指摘されている。
本発明は、安全な、大規模プロセスに採用するために適し、特にワン−ポット合成に適した、3−ハロアルキル−1H−ピラゾールの効果的な合成法を提供する。
発明の詳細な説明
本発明は、3−ハロアルキル−1H−ピラゾールの製造方法であって、4−ハロ−フェニル−ブタン−1,3−ジオン(又はそのケト−エノール互変異性体)を形成する工程と、前記ジオンをベンゼンスルホンアミドによって処理して[3−ハロアルキル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミドを形成する工程と含む上記製造方法に関する。詳しくは、本発明は式I:
Figure 0003996638
[式中、R1はハロアルキルである;
2はヒドリド、アルキル、シアノ、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルキルスルホニル及びハロから選択される;
3はシクロアルキル、シクロアルケニル、アリール及びヘテロアリールから選択され;R3はハロ、アルキルチオ、シアノ、ニトロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、カルボキシル、シクロアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、複素環(heterocyclo)及びアミノから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;及び
4はアミノスルホニルによって置換可能な位置において置換されるアリールである]で示される抗炎症性化合物の形成方法であって、
ケトンを塩基とハロアルキルエステルとによって処理することによって4−ハロ−1−フェニル−ブタン−1,3−ジオンを形成する工程と、前記ジオンを適当なアリールヒドラジン又はその塩によって処理することによって3−ハロアルキル−1H−ピラゾールを形成する工程とを含む上記方法に関する。
好ましくは、R1は低級ハロアルキルである;R2はヒドリド、低級アルキル、シアノ、低級ヒドロキシアルキル、低級シクロアルキル、低級アルキルスルホニル及びハロから選択される;R3は低級シクロアルキル、低級シクロアルケニル、アリール及び低級ヘテロアリールから選択され;R3はハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、シクロアルキル、アミノカルボニル、低級アルキルチオ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシカルボニル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ヒドロキシアルキル、低級ハロアルコキシ、低級N−アルキルアミノ、低級N,N−ジアルキルアミノ、五員又は六員複素環及びアミノから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;及びR4はアミノスルホニルによって置換可能な位置において置換されるアリールである。
さらに好ましくは、R1はフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル及びジクロロプロピルから選択される;R2はヒドリド、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、イソブチル、ヘキシル、シアノ、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチルスルホニル、エチルスルホニル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロブチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシメチル、及びヒドロキシプロピルから選択される;R3はフェニル、ナフチル、ビフェニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロヘプチル、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、4−シクロヘキセニル、1−シクロペンテニル、4−シクロペンテニル、ベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、ベンゾチエニル、インデニル、インダニル、インドリル、ジヒドロインドリル、クロマニル、ベンゾピラン、チオクロマニル、ベンゾチオピラン、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル及びピラジニルから選択され;R3はフルオロ、クロロ、ブロモ、メチルチオ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、イソブチル、ヘキシル、エテニル、プロペニル、メチルスルホニル、シアノ、カルボキシル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、アミノカルボニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ブロモジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル、ジクロロプロピル、ヒドロキシル、メトキシ、メチレンジオキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、アミノスルホニル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシイソプロピル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、シクロヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、及びニトロから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;及びR4はアミノスルホニルによって置換可能な位置において置換されるフェニルである;又は式I化合物の製薬的に受容される塩。
さらに詳しくは、本発明は式II:
Figure 0003996638
で示される化合物の製造方法であって、
ケトンを塩基と
Figure 0003996638
とによって処理することによって式III:
Figure 0003996638
で示されるジケトンを形成する工程と、適当な溶媒中で該ジケトンを4−(アミノスルホニル)フェニルヒドラジン又はその塩によって処理する工程とを含む方法に関する;
上記式において、R1はハロアルキルである;R3はシクロアルキル、シクロアルケニル、アリール及びヘテロアリールから選択され;R3はハロ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、シアノ、ニトロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、カルボキシル、シクロアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノスルホニル、複素環及びアミノから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;R5は低級アルキルである。
好ましくは、式II化合物[式中、R1は低級ハロアルキルであり;R3は低級シクロアルキル、低級シクロアルケニル、アリール及び五員又は六員ヘテロアリールから選択され;R3はハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、シクロアルキル、アミノカルボニル、アミノスルホニル、低級アルキルチオ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキルスルホニル、低級アルコキシカルボニル、低級ハロアルキル、低級アルコキシ、低級ヒドロキシアルキル、低級ハロアルコキシ、低級N−アルキルアミノ、低級N,N−ジアルキルアミノ、五員又は六員複素環及びアミノから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;R5は低級アルキルである]を製造することができる。
さらに好ましくは、この方法は化合物[式中、R1がフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロメチル、ヘプタフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル及びジクロロプロピルから選択される;R3がフェニル、ナフチル、ビフェニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロヘプチル、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、4−シクロヘキセニル、1−シクロペンテニル、4−シクロペンテニル、ベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、ベンゾチエニル、インデニル、インダニル、インドリル、ジヒドロインドリル、クロマニル、ベンゾピラン、チオクロマニル、ベンゾチオピラン、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル及びピラジニルから選択され;R3はフルオロ、クロロ、ブロモ、メチルチオ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、イソブチル、ヘキシル、エテニル、プロペニル、メチルスルホニル、シアノ、カルボキシル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、アミノカルボニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ブロモジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル、ジクロロプロピル、ヒドロキシル、メトキシ、メチレンジオキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、アミノスルホニル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシイソプロピル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、シクロヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、及びニトロから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;及びR5はメチル及びエチルから選択される]の製造に用いることができる。
さらに好ましくは、この方法は、化合物[式中、R1がトリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロエチル及びヘプタフルオロプロピルから選択され;R3がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ及びヒドロキシルから選択された1つ以上の置換基によって置換可能な位置において置換されていてもよいフェニルである]を製造するために用いることができる。
“ヒドリド(hydrido)”なる用語は、単一水素原子(H)を意味する。このヒドリドラジカルは炭素原子に結合して、メチレン(−CH2−)ララジカルを形成することができる。“アルキル”なる用語を単独で又は例えば“ハロアルキル”及び“アルキルスルホニル”のような他の用語内で用いる場合には、この用語は1炭素原子から約20炭素原子まで、又は好ましくは1炭素原子〜約12炭素原子を有する線状又は分枝ラジカルを包含する。より好ましいアルキルラジカルは1炭素原子〜約10炭素原子を有する“低級アルキル”ラジカルである。最も好ましいのは、1炭素原子〜約6炭素原子を有する低級アルキルラジカルである。このようなラジカルの例はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソ−アミル、ヘキシル等を包含する。“アルケニル”なる用語は炭素数2〜約20、好ましくは炭素数2〜約12の、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する線状又は分枝ラジカルを包含する。より好ましいアルキルラジカルは、2〜約6個の炭素原子を有する“低級アルケニル”ラジカルである。このようなラジカルの例はエテニル、n−プロペニル、ブテニル等を包含する。“ハロ”なる用語は例えばフッ素、塩素、臭素又はヨウ素原子のようなハロゲンを意味する。“ハロアルキル”なる用語は、1個以上のアルキル炭素原子が上記で定義したようなハロによって置換されているラジカルを包含する。詳しくは、モノハロアルキル、ジハロアルキル及びポリハロアルキルラジカルが包含される。1例としてのモノハロアルキルラジカルは、ラジカル内にヨード、ブロモ、クロロ又はフルオロ原子のいずれかを有することができる。ジハロアルキル及びポリアハロアルキルラジカルは2個以上の同じハロ原子又は異なるハロラジカルの組合せを有することができる。“低級ハロアルキル”は1〜6個の炭素原子を有するラジカルを包含する。ハロアルキルの例は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル及びジクロロプロピルを包含する。“ヒドロキシアルキル”なる用語は、1〜約10個の炭素原子を有し、これらの炭素原子のいずれか1つが1個以上のヒドロキシルラジカルによって置換されうる線状又は分枝アルキルラジカルを包含する。より好ましいヒドロキシアルキルラジカルは1〜6個の炭素原子と1個以上のヒドロキシルラジカルとを有する“低級ヒドロキシアルキル”ラジカルである。このようなラジカルの例は、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル及びヒドロキシヘキシルを包含する。“アルコキシ”なる用語は、それぞれ炭素数1〜約10のアルキル部分を有する線状又は分枝オキシ含有ラジカルを包含する。より好ましいアルコキシラジカルは1〜6個の炭素原子を有する“低級アルコキシ”ラジカルである。このようなラジカルの例はメトキシ、エトキシ、ブトキシ及びtert−ブトキシを包含する。“アルコキシ”ラジカルは例えばフルオロ、クロロ又はブロモのような1個以上のハロ原子によってさらに置換されて、“ハロアルコキシ”ラジカルを形成することができる。このようなラジカルの例はフルオロメトキシ、クロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ、フルオロエトキシ及びフルオロプロポキシを包含する。単独又は組合せの“アリール”なる用語は、1、2又は3環を含有し、このような環がペンダント式に結合することができる又は縮合することができる炭素環状芳香族系を意味する。“アリール”なる用語は例えばフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダン及びビフェニルのような芳香族ラジカルを包含する。“複素環”なる用語は、飽和、部分的飽和及び不飽和ヘテロ原子含有環状ラジカルを包含し、この場合にヘテロ原子は窒素、硫黄及び酸素から選択されうる。飽和複素環ラジカルは1〜4個の窒素原子を含有する飽和三員〜六員ヘテロ単環基[例えば、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル等];1〜2個の酸素原子と1〜3個の窒素原子とを含有する飽和三員〜六員ヘテロ単環基[例えば、モルホリニル等];1〜2個の硫黄原子と1〜3個の窒素原子とを含有する飽和三員〜六員ヘテロ単環基[例えば、チアゾリジニル等]を包含する。部分的飽和複素環ラジカルの例はジヒドロチオフェン、ジヒドロピラン、ジヒドロフラン及びジヒドロチアゾールを包含する。“ヘテロアリール”なる用語は不飽和複素環ラジカルを含む。“ヘテロアリール”ラジカルとも呼ばれる不飽和複素環ラジカルの例は、1〜4個の窒素原子を含有する不飽和五員〜六員ヘテロ単環基、例えばピロリル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル[例えば、4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリル等]、テトラゾリル[例えば、1H−トリアゾリル、2H−トリアゾリル等]等;1〜5個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環基、例えば、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル[例えば、テトラゾロ[1,5−b]ピリダジニル等]等;酸素原子を含有する不飽和三員〜六員ヘテロ単環基、例えばピラニル、2−フリル、3−フリル等;硫黄原子を含有する不飽和五員〜六員ヘテロ単環基、例えば2−チエニル、3−チエニル等;1〜2個の酸素原子と1〜3個の窒素原子とを含有する不飽和五員〜六員ヘテロ単環基、例えば、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、[例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル等]等;1〜2個の酸素原子と1〜3個の窒素原子とを含有する不飽和縮合複素環基[例えば、ベンゾキサゾリル、ベンゾキサジアゾリル等];1〜2個の硫黄原子と1〜3個の窒素原子とを含有する不飽和五員〜六員ヘテロ単環基、例えばチアゾリル、チアジアゾリル[例えば、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル等]等;1〜2個の硫黄原子と1〜3個の窒素原子とを含有する不飽和縮合複素環基[例えば、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル等]等を包含する。この用語はまた、複素環ラジカルがアリールラジカルと縮合したラジカルも包含する。このような縮合二環状ラジカルの例はベンズフラン、ベンゾチオフェン等を包含する。前記“複素環基”は例えば低級アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アミノ及び低級アルキルアミノのような1〜3個の置換基を有することができる。好ましい複素環ラジカルは五員〜十員縮合又は非縮合ラジカルを含有する。ヘテロアリールラジカルのより好ましい例はベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、ベンゾチエニル、インドリル、ジヒドロインドリル、クロマニル、ベンゾピラン、チオクロマニル、ベンゾチオピラン、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル及びピラジニルを包含する。“スルホニル”なる用語は、単独で用いられるか又は例えばアルキルスルホニルのように他の用語に結合して用いられるかいずれにしても、それぞれ二価ラジカル−SO2−を意味する。“アルキルスルホニル”は、アルキルが上記で定義した通りである、スルホニルラジカルに結合したアルキルラジカルを包含する。より好ましいアルキルスルホニルラジカルは1〜6個の炭素原子を有する“低級アルキルスルホニル”ラジカルである。このような低級アルキルスルホニルラジカルの例はメチルスルホニル、エチルスルホニル及びプロピルスルホニルを包含する。“アリールスルホニル”なる用語は、スルホニルラジカルに結合した、上記で定義した通りのアリールラジカルを包含する。このようなラジカルの例はフェニルスルホニルを包含する。“スルファミル”、“アミノスルホニル”及び“スルホンアミジル”なる用語は、単独で用いられるか又は例えば“N−アルキルアミノスルホニル”、“N,N−ジアルキルアミノスルホニル”及び“N−アルキル−N−アリールアミノスルホニル”のように他の用語と共に用いられるかいずれにしても、アミンラジカルによって置換されて、スルホンアミド(−SO2NH2)を形成するスルホニルラジカルを意味する。“カルボキシ”及び“カルボキシルル”なる用語は、単独で用いられるか又は例えば“カルボキシアルキル”のように他の用語と共に用いられるかいずれにしても、−CO2Hを意味する。“アルカノイル”又は“カルボキシアルキル”なる用語は、アルキルラジカルに結合した、上記で定義した通りのカルボキシラジカルを包含する。アルカノイルラジカルは、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル(プロパノイル)、ブタノイル(ブチリル)、イソブタノイル(イソブチリル)、バレリル(ペンタノイル)、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル等のように、置換されることも置換されないことも可能である。“カルボニル”なる用語は、単独で用いられるか又は例えば“アルキルカルボニル”のように他の用語と共に用いられるかいずれにしても、−(C=O)−を意味する。“アルキルカルボニル”なる用語は、アルキルラジカルによって置換されたカルボニルラジカルを意味する。より好ましいアルキルカルボニルラジカルは、1〜6個の炭素原子を有する“低級アルキルカルボニル”である。このようなラジカルの例はメチルカルボニルとエチルカルボニルとを包含する。“アルキルカルボニルアルキル”なる用語は、“アルキルカルボニル”ラジカルによって置換されたアルキルラジカルを意味する。“アルコキシカルボニル”なる用語は、カルボニルラジカルに酸素原子を介して結合した、上記で定義した通りのアルコキシラジカルを含有するラジカルを意味する。好ましくは、“低級アルコキシカルボニル”は、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシラジカルを含む。このような“低級アルコキシカルボニル”エステルラジカルの例は、置換又は非置換のメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル及びヘキシルオキシカルボニルである。それだけで用いられるか又は例えば“アミノカルボニルアルキル”、“N−アルキルアミノカルボニル”、“N−アリールアミノカルボニル”、“N,N−ジアルキルアミノカルボニル”、“N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル”、“N−アルキル−N−ヒドロキシアミノカルボニル”及び“N−アルキル−N−ヒドロキシアミノカルボニルアルキル”のように他の用語と共に用いられる場合に、式−C(=O)NH2のアミド基を意味する。“アミノアルキル”なる用語は、アミノラジカルによって置換されたアルキルラジカルを含む。“アルキルアミノアルキル”なる用語は、アルキルラジカルによって置換された窒素原子を有するアミノアルキルラジカルを含む。“アラルキル”なる用語は、アリール置換アルキルラジカルを含む。好ましいアラルキルラジカルは、1〜6個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合したアリールラジカルを有する“低級アラルキル”ラジカルである。このようなラジカルの例は、ベンジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、フェニルエチル及びジフェニルエチルを包含する。前記アラルキル中のアリールはさらにハロ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル(halkoalkyl)、及びハロアルコキシによって置換されることもできる。ベンジルとフェニルメチルなる用語は相互交換可能である。“シクロアルキル”なる用語は3〜10個の炭素原子を有するラジカルを含む。より好ましいシクロアルキルラジカルは、3〜7個の炭素原子を有する“低級シクロアルキル”である。例は例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルのようなラジカルを包含する。“シクロアルケニル”なる用語は、例えばシクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル及びシクロヘキセニルのような、3〜10個の炭素原子を有する不飽和環状ラジカルを含む。“アルキルチオ”なる用語は、二価硫黄原子に結合した、炭素数1〜10の線状又は分枝アルキルラジカルを含有するラジカルを含む。“アルキルチオ”の例は、メチルチオ(CH3−S−)である。“アルキルスルフィニル”なる用語は、二価−S(=O)−原子に結合した炭素数1〜10の線状又は分枝アルキルラジカルを含有するラジカルを含む。“N−アルキルアミノ”及び“N,N−ジアルキルアミノ”なる用語は、それぞれ、1個及び2個のアルキルラジカルによって置換されているアミノ基を意味する。より好ましいアルキルアミノラジカルは、窒素原子に結合した炭素数1〜6の1個又は2個のアルキルラジカルを有する“低級アルキルアミノ”ラジカルである。適当な“アルキルアミノ”は、例えばN−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ等のようなモノ又はジアルキルアミノでありうる。“アリールアミノ”なる用語は、例えばN−フェニルアミノのような、1個又は2個のアリールラジカルによって置換されているアミノ基を意味する。“アリールアミノ”ラジカルはさらに、ラジカルのアリール環部分で置換されることができる。“アラルキルアミノ”なる用語は、例えばN−ベンジルアミノのような、1個又は2個のアラルキルラジカルによって置換されているアミノ基を意味する。“アシル”なる用語は、単独で用いられるか又は例えば“アシルアミノ”のような用語内で用いられるかいずれにしても、有機酸からヒドロキシルを除去した後の残基によって形成されるラジカルを意味する。“エステル”なる用語はアルキル化カルボン酸又はそれらの同等物、例えば(RCO−イミダゾール)を包含する。
一般的合成方法
式I〜IIの抗炎症性ピラゾールを製造するための一般的方法を下記スキームに示す、スキームにおいてR1〜R5は前記で定義した通りである。
Figure 0003996638
合成スキームIは本発明の方法の2工程を示す。工程1では、例えばケトン1を適当な溶媒中で塩基及びエステル2によって処理することによってジケトン3を形成する。工程2では、ジケトン3をヒドラジンと縮合させて、ピラゾール4を形成する。
適当な塩基はアルカリ金属アルコラートとアルカリ土類金属アルコラートを包含する。アルカリ金属アルコラートの例はリチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、リチウムエトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、リチウムプロポキシド、ナトリウムプロポキシド、カリウムプロポキシド、リチウムイソプロポキシド、ナトリウムイソプロポキシド、カリウムイソプロポキシド、リチウムブトキシド、ナトリウムブトキシド、カリウムブトキシド、リチウムイソブトキシド、ナトリウムイソブトキシド、カリウムイソブトキシド、リチウムtert−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、リチウムペントキシド、ナトリウムペントキシド及びカリウムペントキシドを包含する。アルカリ土類金属アルコキシドの例は、カルシウムジメトキシド、マグネシウムジメトキシド、カルシウムジエトキシド、マグネシウムジエトキシド、カルシウムジプロポキシド、マグネシウムジプロポキシド、カルシウムジ(イソプロポキシド)、マグネシウムジ(イソプロポキシド)、カルシウムジブトキシド、マグネシウムジブトキシド、カルシウムジ(イソブトキシド)及びマグネシウムジ(イソブトキシド)を包含する。
アルカリ金属アルコラートを用いるのが好ましく、ナトリウムメトキシドを用いるのがさらに好ましい。
適当な溶媒は、反応条件下で不活性である有機溶媒、例えば、エーテル、脂肪族又は芳香族炭化水素、環状又は線状アミド及びアルコールを包含する。このようなエーテルの例はジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン及びメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)を包含する。環状エーテル及び高分子量線状エーテルが好ましく、MTBEがさらに好ましい。これらの溶媒の混合物も使用可能である。このような炭化水素の例はペンタン、ヘキサン、ヘプタン、石油エーテル、ベンゼン、トルエン及びキシレンを包含する。環状又は線状アミドの例はN−メチル−ピロリドンである。このようなアルコールの例はエタノール及びイソプロパノールを包含する。
過剰量の試薬、特にエステル及びアリールヒドラジンを用いることができるが、等モル量が好ましい。
反応は比較的低い反応温度においておこなわれる。例えば、約15〜70℃の温度範囲においてジケトンを形成することができる。好ましくは、約20〜約60℃の温度においてジケトンを形成することができる。好ましくは、還流温度においてピラゾールが形成される。より好ましくは、約50〜約60℃の温度においてピラゾールが形成される。
好ましくは、ヒドラジンを添加する前の反応混合物のpHは7未満である。より好ましくは、ヒドラジンを添加する前にHCl水溶液を添加する。
Figure 0003996638
合成スキームIIは4−[3−ハロアルキル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミドの形成方法を示す。工程1では、例えばケトン5を適当な溶媒中で塩基及びエステル2によって処理することによってジケトン3を形成する。単離又はさらに精製することなく、ジケトン3をヒドラジンと縮合させて、ピラゾール6を形成する。
適当な塩基はアルカリ金属アルコラートを包含する。アルカリ金属アルコラートの例はリチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、リチウムエトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド及びリチウムプロポキシドを包含する。好ましくは、ナトリウムメトキシドが用いられる。
ジケトン形成工程のための適当な溶媒は、反応条件下で不活性である有機溶媒、例えば、エーテルを包含する。このようなエーテルの例はジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン及びメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)を包含する。環状エーテル及び高分子量線状エーテルが好ましく、MTBEがさらに好ましい。これらの溶媒の混合物も使用可能である。ピラゾール形成工程のための適当な溶媒は、例えばアルコール及び有機酸のような、水混和性(aqueous-miscible)溶媒を包含する。このようなアルコールの例はエタノール及びイソプロパノールを包含する。
過剰量の試薬、特にエステル及びアリールヒドラジンを用いることができるが、等モル量が好ましい。
反応は比較的低い反応温度においておこなわれる。例えば、約15〜70℃の温度範囲においてジケトンを形成することができる。好ましくは、約20〜約60℃の温度においてジケトンを形成することができる。好ましくは、還流温度においてピラゾールが形成される。より好ましくは、約50〜約60℃の温度においてピラゾールが形成される。
好ましくは、ヒドラジンを添加する前の反応混合物のpHは7未満である。より好ましくは、ヒドラジンを添加する前にHCl水溶液を添加する。
本発明の他の利点は、中間体化合物を精製せずに、上記工程を通して物質を扱うことができることである。しかし、精製が望ましい場合には、開示した中間体を単離することができる。
下記実施例は式I〜IIのピラゾールの製造方法の詳細な説明を含む。これらの詳細な説明は、本発明の一部を成す上記一般的合成方法の範囲内に入り、この合成方法を例示するために役立つ。これらの詳細な説明は例示のための提示するものであり、本発明の範囲に対する制限と解釈すべきではない。他に指定しないかぎり、全ての部は重量によるものであり、温度は摂氏度である。
実施例1
4−[5−(4−メチルフェニル)−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
7mlのMTBE中のエチルトリフルオロアセテート(1.90ml,16.0mmol)の溶液に、25%NaOMe(3.62ml,16.8mmol)を加えた。次に、2mlのMTBE中の4’−クロロアセトフェノン(2.08ml,16.0mmol)を加えた。この混合物を室温において一晩撹拌した。上記溶液に、100mlの90%EtOHを加えた後に、4N HCl(4.0ml,16mmol)と4−スルホンアミドフェニルヒドラジン塩酸(3.58g,16mmol)とを加えた。この混合物を3時間還流加熱した。混合物を濃縮した。30mlの水を加えたときに、固体が形成された。この固体を濾過し、20mlの60%EtOHで洗浄して、4.50gの白色固体を得た。濾液を蒸発させて、酢酸エチル(100ml)中に入れ、飽和NaHCO3とブラインとによって洗浄し、MgSO4上で乾燥させて、濃縮した。混合物の沸点においてヘプタンを加えた。0℃に冷却した後に、さらに1.01gの生成物が得られた。最初の2回の生成物(crop)の一緒にした収率は86%であった。
実施例2
4−[5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミド
137mlのメチルt−ブチルエーテル(MTBE)中の4’−メトキシ−3’−フルオロアセトフェノン(21.5g,128mmol)の溶液に、25℃においてエチルジフルオロアセテート(16.6ml,166mmol)を加えた。メタノール(35.0ml,154mmol)中のナトリウムメトキシド(25重量%)を加えた。この混合物を3時間還流加熱した(ポット温度は15分間内に54℃に達した)。200mlのEtOH中の4−スルホンアミドフェニルヒドラジン塩酸(28.6g、128mmol)のスラリーを調製する。上記溶液に、水(246ml)と、37%HCl(12.8ml,154mmol)と、200mlのEtOH中の4−スルホンアミドフェニルヒドラジン塩酸(3.58g,16mmol)とを加えた。この混合物を3時間還流加熱した(ポット温度は62℃に達した)。この溶液を5±5℃に冷却して、生成物を沈殿させ、これを濾過して、水で洗浄した。生成物を酢酸エチルと水とから再結晶させ、白色固体(39.95g,mp.162〜163℃)を得た。
上記詳細な説明から、当業者は本発明の重要な特徴を容易に確認することができ、本発明の要旨及び範囲から逸脱せずに、本発明を種々な用途及び条件に適合させるために、本発明の種々な変化及び変更をおこなうことができる。

Claims (12)

  1. 式II:
    Figure 0003996638
    [式中、R1はハロアルキルであり;R3はシクロアルキル、シクロアルケニル、アリール及びヘテロアリールから選択され;R3はハロ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、シアノ、ニトロ、ハロアルキル、アルキル、ヒドロキシル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、カルボキシル、シクロアルキル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノスルホニル、複素環及びアミノから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい]
    で示される化合物の製造方法であって、

    Figure 0003996638
    [式中、R3は上記定義に同じである]
    で示されるケトンを、塩基と、式
    Figure 0003996638
    [式中、R1は上記定義に同じであり、R5は低級アルキルである]
    で示されるハロアルキルエステルによって処理することによって 式III:
    Figure 0003996638
    [式中、R1およびR3は上記定義に同じである]
    で示されるジケトンを形成し、該ジケトンを単離または精製することなく、次いで、アルコールおよび有機酸の混合物である水性溶媒中で、該ジケトンを4−(アミノスルホニル)フェニルヒドラジン又はその塩によって処理する、
    ことを含む上記方法。
  2. 4−(アミノスルホニルフェニル)ヒドラジンの塩が4−(アミノスルホニル)フェニルヒドラジン塩酸塩である、請求項1記載の方法。
  3. ハロアルキルエステルがエチルトリフルオロアセテート、メチルトリフルオロアセテート、メチルジフルオロアセテート、エチルジフルオロアセテート、エチルペンタフルオロプロピオネート、エチルヘプタフルオロブチレート及びメチル2−クロロ−2,2−ジフルオロアセテートから選択される、請求項1記載の方法。
  4. 塩基がアルカリ金属アルコラートである、請求項1記載の方法。
  5. 塩基がナトリウムメトキシドである、請求項4記載の方法。
  6. 1がC1−C6ハロアルキルであり;R3がC3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルケニル、アリール及び五員又は六員ヘテロアリールから選択され;R3がハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、シクロアルキル、アミノカルボニル、C1−C6アルキルチオ、C1−C10アルキル、C2−C6アルケニル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ヒドロキシアルキル、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6−N−アルキルアミノ、C1−C6−N,N−ジアルキルアミノ、五員又は六員複素環及びアミノから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;R5がC1−C10アルキルである、請求項1記載の方法。
  7. 1がフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル及びジクロロプロピルから選択され;R3がフェニル、ナフチル、ビフェニル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロヘプチル、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、4−シクロヘキセニル、1−シクロペンテニル、4−シクロペンテニル、ベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、ベンゾチエニル、インデニル、インダニル、インドリル、ジヒドロインドリル、クロマニル、ベンゾピラン、チオクロマニル、ベンゾチオピラン、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル及びピラジニルから選択され;R3がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチルチオ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、イソブチル、ヘキシル、エチレニル、プロペニル、メチルスルホニル、シアノ、カルボキシル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、ペントキシカルボニル、アミノカルボニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ブロモジフルオロメチル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル、ジクロロプロピル、ヒドロキシル、メトキシ、メチレンジオキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシイソプロピル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、シクロヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、及びニトロから選択される1つ以上の基によって置換可能な位置において置換されていてもよい;R5がメチル及びエチルから選択される、請求項6記載の方法。
  8. 1がトリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロメチル及びヘプタフルオロプロピルから選択され;R3がフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ及びヒドロキシルから選択される1つ以上の置換基によって置換可能な位置において置換されていてもよいフェニルである、請求項1記載の方法。
  9. 式IIの化合物が4−[5−(4−メチルフェニル)−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミドである、請求項1記載の方法。
  10. 式IIの化合物が4−[5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−ジフルオロメチル−1H−ピラゾール−1−イル]ベンゼンスルホンアミドである、請求項1記載の方法。
  11. 式II:
    Figure 0003996638
    [式中、R1はトリフルオロメチル、ジフルオロメチル、ペンタフルオロメチル及びヘプタフルオロプロピルから選択され;R3はフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ及びヒドロキシルから選択される1つ以上の置換基によって置換可能な位置において置換されていてもよいフェニルである]
    で示される化合物の製造方法であって、メチルtert−ブチルエーテル中で、式
    Figure 0003996638
    [式中、R3は上記定義に同じである]
    で示される置換アセトフェノンと、式
    Figure 0003996638
    [式中、R1は上記定義に同じであり、R5は低級アルキルである]
    で示されるアルキルハロアセテートと、ナトリウムメトキシドとを混合し、該混合物を、塩酸水溶液およびエタノール中の4−(アミノスルホニル)フェニルヒドラジン又はその塩の溶液によって処理する工程とを含む上記方法。
  12. 置換アセトフェノンが4’−クロロアセトフェノン、4−メチルアセトフェノン、3’−フルオロ−4’−メトキシアセトフェノン及び4’−フルオロアセトフェノンから選択される、請求項11記載の方法。
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