JP3996373B2 - 棒状化粧料繰出し容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、口紅、リップクリーム、スティックアイシャドー、スティックファンデーション等の棒状化粧料の繰出し容器に関するもので、特に、片手で蓋の開閉及び棒状化粧料の繰出しが可能な棒状化粧料の繰出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒンジキャップを用いて容器の上端を被蓋するようにした棒状化粧料繰出し容器は、例えば、特開2001−190327号公報、特開平11−46852号公報に記載されているように従来より知られている。
【0003】
しかしながら、上記各公報記載の繰出し容器は、ケース本体(前者では本体40、後者では把持筒C)を把持して繰出し機構の操作部(前者では筒体10、後者では回動筒A)を回転させることによって、化粧料を繰出すようにしていた。
そのため、口紅等の繰出し操作は、両方の手を使わなければならなかった。
とくに、前者の繰出し容器では、ヒンジキャップの開閉と本体40から筒体10の繰出し、さらに回転操作と多くの操作が必要であり、操作が簡単でないという問題点があった。
また、その構造も簡単ではなく、多くの部品を必要とするという問題点もあった。
【0004】
また、上記の問題を解決して、操出しのための操作部を本体ケースの上端近くに配設し、ヒンジキャップの開閉と繰出し操作を片手で行うようにした口紅等の容器も知られている(実開昭58−145121号公報参照)が、ケース本体(外筒1)が大きくなく、収納される口紅量が少ないという問題点があった。
また、蓋を取付ける蝶番は、連結片を外筒と蓋体の双方で蝶番ピンを用いて連結するようにしており、開蓋時に、安定して保持することができないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、蓋の開閉、口紅等の繰出し操作を片手で行うことができるとともに、操作筒の僅かの回転操作によって所要の操出し量を得ることができ、棒状化粧料の収納容量を多くするようにした棒状化粧料の繰出し容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、棒状化粧料操出し容器として、側筒を具えたケース本体と、該ケース本体の側筒内周に回転自在に装着され上部に操作筒部を具え、下端に螺合片を設けた回転操作体と、回転操作体の螺合片と螺合する右ねじを外周面に螺設し、内周面に左ねじを螺設した筒体を具え、ケース本体に回転不能、上下動自在に装着された中継筒と、中継筒内周の左ねじと螺合する左ねじを設けたねじ筒と、回転操作体内周に設けた縦条に係合する凹部を設けた保持板を具え、回転操作体とともに回転される受皿体と、ケース本体に取着された蓋体とを備えた棒状化粧料操出し容器であって、ケース本体の側筒上端部の一定範囲に蓋体の取付台が突設されており、回転操作体は、その操作筒部がケース本体の側筒上端に載置され、ケース本体の上端から露出するようにケース本体に装着されており、蓋体が、回転操作体の係止筒に遊嵌する係止溝が刻設された開口が穿設されたキャップ基体とヒンジ機構を介して連結されたヒンジキャップとからなり、キャップ基体の取付片がケース本体の取付台に取着されていることを特徴とする構成を採用する。
【0007】
ヒンジ機構の具体的な実施例として、ヒンジ機構が、蝶番と蝶番の両側に配設された波形の弾性連結板であることを特徴とする構成、または、ヒンジ機構が、ヒンジ取付部の両側に対称的に配設された一対の連結板であることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1,2において、Aはケース本体、Bはケース本体Aに回転自在に装着された回転操作体、Cは回転操作体Bの回転により上下動される中継筒、Dは受皿体、Eはケース本体Aの上端に取着された蓋体である。
【0009】
ケース本体Aは、側筒1と底壁2とからなり、側筒1の上端には、側筒1外周より一定範囲にわたって突出した取付台3が突設され、取付台3の上面には、取付孔4が穿孔されている。
側筒1の内周には、中間部に膨出環5が設けられ、膨出環5の下方には、複数の縦条6が突設されている。
【0010】
回転操作体Bは、ケース本体Aの側筒1内に嵌挿される回転筒10と側筒1の上端に係合し、側筒1外周より突出する操作筒部11とを具えている。
回転筒10の下方には、側筒1内周の膨出環5に係合する縮径部12が連設されており、該縮径部12下端の外周には、膨出環5の下面に係合する係止環13が突設され、下端内周には、螺合片14が設けられている。
【0011】
操作筒部11の表面には、ローレット15が刻設されており、上方には、膨出部を上端に設けた係止筒16が立設されている。
回転筒10の内周には、操作筒部11の上端に達する複数の縦条17が突設されている。
【0012】
図3に示すように、中継筒Cは、周面に右ねじ20を螺設した筒体21と筒体21の下端に設けられたフランジ22とからなり、フランジ22には、ケース本体Aの側筒1内周に突設された縦条6が嵌挿される凹条23が設けられている。
中継筒Cの内周面の上端には、1周の左ねじ24が螺設されている。
【0013】
受皿体Dは、保持片30を突設した保持板31と保持板31に連設されたねじ筒32とからなっている。
保持板31の外周には、回転操作体Bの縦条17に嵌挿される凹部33が設けられており、ねじ筒32には、左ねじ24に係合する左ねじ34が螺設されている。
【0014】
図2に示すように、蓋体Eは、取付片40を垂設したキャップ基体41と、該キャップ基体41にヒンジ機構42を介して連設されたヒンジキャップ43とからなっている。
取付片40は、回転操作体Bの操作筒部11外周より僅かに離れて位置するよう配設され、下端面には、ケース本体A取付台3の取付孔4に嵌挿される挿込みピン44が穿孔されている。
【0015】
キャップ基体41には、回転操作体Bの内周と同径の開口45が穿設され、開口45の上端周辺に沿って、上端を膨出部とした係止筒46が立設されている。開口45の下端には、回転操作体Bの係止筒16に遊嵌する係止溝47が刻設されている。
【0016】
ヒンジ機構42は、キャップ基体41とヒンジキャップ43を連結する蝶番48と、その両側に配設された波形の弾性連結板49とからなっている。
波形の弾性連結板49は、ヒンジキャップ43の開蓋時に、ヒンジキャップを開方向に弾撥し、開位置を強固に維持するよう作用するものである。
ヒンジキャツプ43は、頂壁50と側壁51とからなり、ヒンジ機構42の反対側には、つまみ52が設けられている。
【0017】
次に、本繰出し容器の使用態様と作用効果について説明する。
使用にあたって、片手でケース本体Aの操作筒部11近くを持ち、ヒンジキャップ43のつまみ52に親指をかけてヒンジキャップ43を開く。
次いで、ケース本体Aを持ったまま、親指と人差し指で操作筒部11を時計方向に廻動させると、棒状化粧料を操出すことができる。
【0018】
その際、図4に示すように、中継筒Cは、フランジ22の凹条23が縦条6に係合して、回転不能とされているので、回転操作体Bの回転に応じて、螺合片14が中継筒Cの右ねじ20に螺合して中継筒Cを上昇させる。
同時に、受皿体Dも回転させられ、受皿体Dの左ねじ34が回転不能の中継筒Cの左ねじ24との螺合によって、受皿体Dが上昇させられる。
したがって、操作筒部11の回動に応じて、中継筒Cの上昇と受皿体Dの上昇が重なった上昇となり、操作筒部11の少ない回動でも充分な操出し量を得ることができる。
使用後に反時計方向に廻動させると、受皿体Dを下降させることができる。
【0019】
また、中継筒Cを用いることによって、受皿のストロークを長くすることができるので、操出し容器の長さが中継筒Cの長さだけ長くなり、操出し容器の収納容量を大きくできる。
【0020】
次に、第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態は、蓋体のヒンジ機構を変更したもので、ケース本体内の構成は同一であるので、同一の符号を付して図示して説明を省略し、蓋体のみについて説明する。
【0021】
図5,6において、蓋体Eaは、取付片60を垂設したキャップ基体61と、該キャップ基体61にヒンジ機構62を介して連結されたヒンジキャップ63とからなっている。
キャップ基体61には、前記実施形態と同様に開口64が穿孔され、その上端周縁に沿って、係止筒65が立設されている。
キャップ基体61とヒンジキャップ63のヒンジ取付部61a,63aは台形となっており、対向するそれぞれの傾斜辺を結ぶ一対の連結板66によって連結されている。
【0022】
次に、本実施形態の作用効果について説明すると、使用にあたっては、前記第1実施形態と同様の作用効果をもたらすことができる。
さらに、ヒンジ機構62が一対の連結板66によって形成されているから、閉蓋時に、ヒンジ部分が平坦な形状となり、保持時に突出部分が手指にあたって不快感を与えることがないという格別の効果をもたらすことができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
本発明の構成を採用することによって、口紅等の操出し操作、蓋の開閉も片手で行うことができ、操作筒のわずかな廻動で、所要の操出し量を得ることができるので、棒状化粧料操出し容器の操作性を一層向上させることができた。
また、中継筒を用いることによって受皿のストロークを長くすることができるので、口紅等の収納容量を増やすことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明棒状化粧料操出し容器の第1実施形態の一部断面正面図である。
【図2】蓋体を取り外した棒状化粧料操出し容器の分解斜視図である。
【図3】回転操作体と中継筒、受皿体の関係をしめす説明図である。
【図4】操出し操作の説明図である。
【図5】第2実施形態の棒状化粧料操出し容器の斜視図である。
【図6】開蓋時の棒状化粧料操出し容器の斜視図である。
【符号の説明】
A ケース本体
B 回転操作体
C 中継筒
D 受皿体
E 蓋体
1 側筒
2 底壁
3 取付台
4 取付孔
5 膨出環
6 縦条
10 回転筒
11 操作筒
13 係止環
17 縦条
20 右ねじ
21 筒体
22 フランジ
23 凹条
24 左ねじ
31 保持板
32 ねじ筒
33 凹部
34 左ねじ
40、60 取付片
41、61 キャップ基体
42、62 ヒンジ基体
43、63 ヒンジキャップ
45、64 開口
46、65 係止筒
48 蝶番
49 弾性板
66 連結板

Claims (3)

  1. 側筒を具えたケース本体と、該ケース本体の側筒内周に回転自在に装着され上部に操作筒部を具え、下端に螺合片を設けた回転操作体と、
    回転操作体の螺合片と螺合する右ねじを外周面に螺設し、内周面に左ねじを螺設した筒体を具え、ケース本体に回転不能、上下動自在に装着された中継筒と、
    中継筒内周の左ねじと螺合する左ねじを設けたねじ筒と、回転操作体内周に設けた縦条に係合する凹部を設けた保持板を具え、回転操作体とともに回転される受皿体と、
    ケース本体に取着された蓋体とを備えた棒状化粧料操出し容器であって、
    ケース本体の側筒上端部の一定範囲に蓋体の取付台が突設されており、
    回転操作体は、その操作筒部がケース本体の側筒上端に載置され、ケース本体の上端から露出するようにケース本体に装着されており、
    蓋体が、回転操作体の係止筒に遊嵌する係止溝が刻設された開口が穿設されたキャップ基体とヒンジ機構を介して連結されたヒンジキャップとからなり、
    キャップ基体の取付片がケース本体の取付台に取着されていることを特徴とする棒状化粧料操出し容器。
  2. ヒンジ機構が、蝶番と蝶番の両側に配設された波形の弾性連結板であることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料操出し容器。
  3. ヒンジ機構が、ヒンジ取付部の両側に対称的に配設された一対の連結板であることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料操出し容器。
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