JP3994983B2 - ハイブリッド車両の駆動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンおよび電動機の両方によって車輪駆動力を発生可能なハイブリッド車両に用いられる駆動装置に関するものである。
近年、車両の駆動力源として、燃料の燃焼により動力を出力するエンジンと、電力の供給により動力を出力する電動機とを搭載したハイブリッド車両が提案されている。このハイブリッド車両においては、各種の条件に基づいて、エンジンおよび電動機の駆動・停止を制御することにより、燃費の向上および騒音の低減ならびに排気ガスの低減を図ることができるものとされている。
このように、複数の駆動力源を登載したハイブリッド車両の事例が、下記の特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されたハイブリッド車両は、エンジンおよび2つのモータを備えているとともに、プラネタリギヤを有している。プラネタリギヤのキャリアにはエンジンのクランクシャフトが連結され、プラネタリギヤのサンギヤには第1のモータが連結され、プラネタリギヤのリングギヤには第2のモータが連結されている。さらに、プラネタリギヤのリングギヤには、チェーンベルト、デファレンシャルギヤを介して駆動輪が連結されている。そして、プラネタリギヤを構成するギヤ間で歯打ち音(以下、「異音」とも称する)が発生する条件が検出された場合は、エンジン回転数を所定値以上に制御することにより、ギヤ同士を押付ける力を増して歯打ち音を低減できるものとされている。
特開平11−93725号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたハイブリッド車両では、プラネタリギヤに連結されている第2のモータのトルクが実質的に零であると、プラネタリギヤにおける歯打ち音が大きくなるおそれがあった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、所定の条件により電動機のトルクが実質的に零に制御されている場合でも、エンジントルクの変動により噛み合い機構で衝撃が発生することによる異音の発生を抑制可能なハイブリッド車両の駆動装置を提供することである。
この発明によるハイブリッド車両の駆動装置は、車輪に連結された動力伝達部材と、動力伝達部材に並列に連結されたエンジンおよび電動機と、動力伝達部材に連結された噛み合い機構とを備えたハイブリッド車両の駆動装置であって、電動機回転角検出手段と、異音発生判定手段と、第1のトルク制御手段と、異音消滅判定手段とを備える。電動機回転角検出手段は、電動機の回転角を逐次検出する。異音発生判定手段は、電動機のトルクが実質的に零に制御されている場合に、エンジントルクの変動により噛み合い機構で異音が発生していることを、電動機回転角検出手段で検出された回転角の推移に基づいて逐次判断する。第1のトルク制御手段は、異音発生判定手段により異音が発生していると判断された場合に、電動機のトルクの絶対値を徐々に増加させる。異音消滅判定手段は、第1のトルク制御手段による電動機のトルクの絶対値の増加に対応して、異音が消滅したかどうかを、回転角の推移に基づいて逐次判断する。第1のトルク制御手段は、異音消滅判定手段により異音が消滅したと判断されるまで電動機のトルクの絶対値を増加させる一方で、異音が消滅したと判断されたときは、そのときのトルクを維持する。
好ましくは、ハイブリッド車両の駆動装置は、トルク方向制御手段をさらに備える。トルク方向制御手段は、ハイブリッド車両が位置する路面の傾斜方向に基づいて、第1のトルク制御手段によって絶対値が増加されるトルクの方向を正方向および負方向の一方に決定する。
また好ましくは、ハイブリッド車両の駆動装置は、車両飛出し判定手段と、第2のトルク制御手段とをさらに備える。車両飛出し判定手段は、異音消滅判定手段により異音が消滅したと判断された時点からの電動機の回転角の挙動に基づき、第1のトルク制御手段によって維持された電動機のトルクではハイブリッド車両の停止状態が保てないことを検知する。第2のトルク制御手段は、車両飛出し判定手段によってハイブリッドの車両の動き出しが検知されたときに、ハイブリッド車両の停止状態を維持可能なレベルまで電動機のトルクの絶対値を減少させる。
さらに好ましくは、第1のトルク制御手段による単位時間当たりでの電動機のトルク増加レートは、第2のトルク制御手段による単位時間当たりでの電動機のトルク減少レートよりも小さい。
あるいは好ましくは、ハイブリッド車両の駆動装置は、車両飛出し判定手段と、制動力増加手段とをさらに備える。車両飛出し判定手段は、異音消滅判定手段により異音が消滅したと判断された時点以降での回転角の推移に基づき、トルク制御手段によって維持されたトルクの絶対値ではハイブリッド車両の停止状態が維持できないことを検知する。制動力増加手段は、車両飛出し判定手段によってハイブリッドの車両の動き出しが検知されたときに、ハイブリッド車両の制動装置による制動力を増加させる。
この発明によるハイブリッド車両の駆動装置は、電動機の回転角が推移に基づいて、噛み合い機構での異音が抑制されたと推定されるレベルの電動機トルクを発生できる。したがって、エンジントルクの変動を検出する専用のトルクセンサを設けることなく、噛み合い機構での異音を低減できる。特に、モータ回転角の実際の推移に基づいて異音低減のためのトルク増加量が決定されるので、エンジンの回転変動ばらつき、あるいは部品の寸法ばらつきや経時劣化にも対応して、適正なトルク増加量とすることで、確実に異音を低減できる。また、不必要に過大なトルクを印加することがなく燃費の悪化を防止できる。
また、ハイブリッド車両の位置する勾配に応じて、異音低減のために発生される電動機トルクの方向を決定することにより、トルク発生に伴う車両飛出しを防止することができる。
さらに、電動機トルクの印加により異音が消滅したと判断した後では、電動機の回転角の挙動を監視して車両飛出しの発生有/無を判定するとともに、車両飛出し発生有と判定したときには、電動機トルクを減少できる。これにより、電動機トルク発生による異音低によって、運転者が意図しない車両飛出しが発生することを防止できる。
特に、車両飛出し防止時でのトルク減少レートを、異音低減時でのトルク増加レートよりも大きく設定することにより、車両飛出しの発生をより確実に防止できる。
あるいは、電動機トルクの印加により異音が消滅したと判断した後では、電動機の回転角の挙動を監視して車両飛出しの発生有/無を判定するとともに、車両飛出し発生有と判定したときには、制動装置が発生する制動力を増加させる。これにより、電動機トルク発生による異音低減と、運転者が意図しない車両飛出しの発生防止とを両立できる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下において同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の一実施例である、FF(フロントエンジン−フロントドライブ:エンジン前置き前輪駆動)形式のハイブリッド車両1の駆動装置(パワートレイン)およびその制御系統を示す概念図である。
図1を参照して、ハイブリッド車両1は、エンジン2および車輪3を有しており、インプットシャフト4、アウトプットシャフト5、デファレンシャル6などにより、エンジン2と車輪3との間の動力伝達経路が構成されている。
エンジン2としては、内燃機関、具体的にはガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LPGエンジン、メタノールエンジンまたは水素エンジンなどを用いることができる。エンジンのクランクシャフト7には、フライホイール8が形成されている。
一方、インプットシャフト4の外周にはスリーブ9がスプライン嵌合されており、フライホイール8とスリーブ9との間の動力伝達経路には、ダンパ機構10が配置されている。また、インプットシャフト4の外側には、第1のモータジェネレータ(MG1)11および第2のモータジェネレータ(MG2)12が設けられている。第1のモータジェネレータ11および第2のモータジェネレータ12は、電力の供給により駆動する電動機としての機能(力行機能)と、機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機としての機能(回生機能)とを兼ね備えている。第1のモータジェネレータ11および第2のモータジェネレータ12には、モータ回転角を逐次検出するための角度センサ51および52がそれぞれ配置されている。
また、第1のモータジェネレータ11および第2のモータジェネレータ12に電力を供給する蓄電装置(図示せず)が設けられている。この蓄電装置としては、バッテリまたはキャパシタを用いることができる。
さらに、インプットシャフト4、アウトプットシャフト5、デファレンシャル6、第1のモータジェネレータ11、第2のモータジェネレータ12などの部品を収納するケーシング13が設けられている。第1のモータジェネレータ11は、ケーシング13に固定されたステータ14と、回転自在なロータ15とを有している。
インプットシャフト4の外側であって、第1のモータジェネレータ11と第2のモータジェネレータ12との間には、動力分配機構16が設けられている。この動力分配機構16は、いわゆるシングルピニオン形式の遊星歯車機構により構成されている。
すなわち、動力分配機構16は、サンギヤ17と、サンギヤ17と同心状に配置されたリングギヤ18と、サンギヤ17およびリングギヤ18に噛合するピニオンギヤ19を保持したキャリア20とを有している。そして、サンギヤ17とロータ15とが一体回転するように連結され、キャリア20とインプットシャフト4とが一体回転されるように連結されている。
リングギヤ18は、環状部材21の内周側に形成されている。この環状部材21の外周には、ギヤ22およびパーキングギヤ23が形成されているとともに、環状部材21の内周には、リングギヤ18以外のリングギヤ24が形成されている。さらに、ケーシング13内には、パーキングギヤ23と係合可能であり、かつパーキングギヤ23から離脱可能なパーキングボール25が設けられている。
さらに、インプットシャフト4の外側には、プラネタリギヤ26が設けられている。プラネタリギヤ26は、サンギヤ27と、リングギヤ24と、サンギヤ27およびリングギヤ24に噛合されたピニオンギヤ28を保持するキャリア29とを有している。
第2のモータジェネレータ12は、ケーシング13に固定されたステータ30と、回転自在なロータ31とを有している。そして、サンギヤ27とロータ31とが一体回転するように連結されている。このように車輪3に連結された動力伝達経路としての環状部材21に対して、エンジン2と第2のモータジェネレータ12とが相互に並列に配置されている。
また、キャリア29がケーシング13に固定されている。具体的には、キャリア29とケーシング13との連結部39により、キャリア29が回り止めされている。この連結部39は、半径方向に突出した凸部(図示せず)と、この凸部が配置される凹部(図示せず)とを有する。
インプットシャフト4とアウトプットシャフト5とは相互に平行に配置されており、アウトプットシャフト5には、ドリブンギヤ32およびファイナルドライブピニオンギヤ33が形成されている。そして、ギヤ22とドリブンギヤ32とが噛合されている。
さらに、デファレンシャル6は、アウトプットシャフト5の回転軸線(図示せず)と平行な回転軸線を中心として回転可能なデフケース34と、デフケース34の外周に形成されたリングギヤ35と、デフケース34により保持されたピニオンギヤ(図示せず)と、ピニオンギヤに嵌合されたサイドギヤ(図示せず)とを有している。リングギヤ35とファイナルドライブピニオンギヤ33とが嵌合されている。
さらに、サイドギヤにはドライブシャフト36が連結され、ドライブシャフト36に車輪3が連結されている。さらにまた、制動要求、具体的には主としてブレーキペダルの踏み込み状態に基づいて、車輪3の回転速度の上昇を抑制する制動装置37が設けられている。なお、制動装置37は、制動力がECU90からの信号によって電子制御することも可能であるように構成されている。
次に、ハイブリッド車両1の制御系統について説明する。まず、電子制御装置50が設けられており、この電子制御装置50は、演算処理装置(CPUまたはMPU)および記憶装置(RAMおよびROM)ならびに入出力インターフェイスを主体とするマイクロコンピュータにより構成されている。この電子制御装置50には、角度センサ51,52の出力信号、エンジン回転数センサの信号、加速要求センサの信号、制動要求センサの信号、シフトポジションセンサの信号、外気温センサの信号、蓄電装置の充電量センサの信号、路面の傾斜角度センサ(Gセンサ)の信号などが入力される。
これに対して、電子制御装置50からは、エンジン2を制御する信号、第1のモータジェネレータ11、第2のモータジェネレータ12および制動装置37を制御する信号などが出力される。
図1には、これらの信号の一部として、第1のモータジェネレータ11のトルク指令値Tr1および第2のモータジェネレータ12のトルク指令値Tr2ならびに、第1のモータジェネレータ11の回転角検出値θm1および第2のモータジェネレータ12の回転角検出値θm2が例示されている。
蓄電装置から供給された直流電力を、第1のモータジェネレータ11および第2のモータジェネレータ12の駆動電力に変換する電力変換器を含むPCU(Power Control Unit)55によって、トルク指令値Tr1,Tr2を実現するような交流電圧が第1のモータジェネレータ11および第2のモータジェネレータ12に供給される。
ここで、図1に示す構成とこの発明の構成との対応関係を説明すれば、環状部材21が、この発明の「動力伝達部材」に相当し、第2のモータジェネレータ12がこの発明の「電動機」に相当し、プラネタリギヤ26および連結部39がこの発明の「噛み合い機構」に相当する。
このように構成されたハイブリッド車両1においては、電子制御装置50に入力される信号および電子制御装置50に記憶されているデータに基づいて、エンジン2、第1のモータジェネレータ11、第2のモータジェネレータ12が制御される。
たとえば、ハイブリッド車両1が停止している状態からエンジン2を始動する場合は、第1のモータジェネレータ11を電動機として駆動させる。すると、動力分配機構16のリングギヤ18が反力要素となり、第1のモータジェネレータ11のトルクは、キャリア20、インプットシャフト4を経由してエンジンに伝達されて、エンジン2がクランキングされる。
このようにして、エンジン2をクランキングするとともに、燃料の燃焼が行なわれて、エンジン2が自律回転可能となる。エンジン2が自律回転すると、エンジン2のトルクがインプットシャフト4、キャリア20、リングギヤ18を経由してギヤ22に伝達される。ギヤ22のトルクは、アウトプットシャフト5、デファレンシャル6を経由して車輪3に伝達されて駆動力が発生する。
また、エンジン2の動力を用いて第1のモータジェネレータ11で発電を行ない、発生した電力を蓄電装置に充電することもできる。さらに、第2のモータジェネレータ12を電動機として駆動させ、そのトルクを、サンギヤ27、リングギヤ24、ギヤ22を経由させて車輪3へ伝達することも可能である。第2のモータジェネレータ12のトルクをリングギヤ24へ伝達する場合、第2のモータジェネレータ12の回転方向と、リングギヤ24の回転方向とは逆となる。
このように、図1に示すハイブリッド車両1は、エンジン2または第2のモータジェネレータ12のうちの少なくとも一方を駆動力源として用い、そのトルクを車輪3に伝達することが可能である。
さらに、ハイブリッド車両の惰力走行時には、ハイブリッド車両1の走行エネルギをデファレンシャル6、アウトプットシャフト5、ギヤ22を経由させて第2のモータジェネレータ12に伝達するとともに、第2のモータジェネレータ12を発電機として機能させ、発生した電力を蓄電装置に充電することも可能である。なお、第2のモータジェネレータ12を電動機として駆動させる場合において、第2のモータジェネレータ12の出力トルクを正方向のトルクと呼ぶ。これに対して、第2のモータジェネレータ12を発電機として機能させる場合において、第2のモータジェネレータ12の回生トルクを負方向のトルクと呼ぶ。
ところで、エンジン2は、燃料の燃焼による熱エネルギを回転運動に変換するものであるために、トルク変動が不可避的に生じる。特に、エンジン回転数が所定回転数以下である場合は燃焼が不安定であり、エンジントルクの変動幅が大きくなる。
また、エンジンの高負荷時、たとえばエンジントルクを車輪3に伝達し、かつエンジントルクにより第1のモータジェネレータ11で発電を行なうときは、エンジントルクを高めるために燃料の供給量を増加するため、エンジントルクの変動幅が大きくなる。
このように、エンジントルクの変動が生じた場合は、エンジン2から車輪3に至る動力伝達経路(たとえば環状部材21)に連結されている噛み合い機構で、衝撃による振動・異音が生じる可能性がある。この実施例において噛み合い機構には、プラネタリギヤ26を構成するギヤ同士の噛み合い部、キャリア29とケーシング13との連結部39などが含まれる。
また、第1のモータジェネレータ11で発電を行なう場合、エンジントルクがほぼ一定であると想定して発電量を制御している。しかしながら、エンジントルクが変動すると、想定トルク(DC成分)と実際のトルク(AC成分)との差に相当する成分により振動・騒音が発生する。特に、想定トルクが低い場合には、想定トルクと実際のトルクとの差に相当する成分が環状部材21を経由して噛み合い機構に伝達されることになり、振動・異音が一層悪化する。
さらに、第2のモータジェネレータ12の正のトルクまたは負のトルクが所定条件に基づいて実質的に零に制御されている場合は、プラネタリギヤ26を構成するギヤ同士の押付け力、またはキャリアとケーシング13との押付け力が低いため、上記の振動・異音が一層大きくなるおそれがある。このような所定条件には、加速要求、制動要求、発電要求(充電装置の充電要求)などが含まれる。
このような不具合を解消するために、エンジントルクを検出するトルク検出器を設けられることも考えるが、トルク検出器を配置するスペースを確保することが困難であるとともに、専用のトルク検出器を設けるとコストが上昇する問題もあり実用的ではない。仮にこのトルク検出器によりエンジントルクの変動を検出できたとしても、エンジントルクの周波数が高く、実際にトルク変動が生じたことを検知してからそのトルク変動を抑制するような制御を行なったとしても、十分な制御応答性を得ることは困難である。そこで、この発明によるハイブリッド車両の駆動装置においては、以下に述べるような制御により、噛み合い機構で生じる振動・異音を抑制する。
図2および図3は、この発明によるハイブリッド車両の駆動装置における噛み合い機構の異音低減制御の一例を説明するフローチャートである。この異音低減制御は、たとえば、ECU90によって実行されるサブルーチンの1つとしてプログラムされる。
この発明の実施の形態では、2個のモータジェネレータが図1に示す構成で配置されたハイブリッド車両について代表的に説明するが、本発明は、電動機(モータ)の配置形式を問わず、ハイブリッド車両に共通に適用できる。すなわち、この発明の実施の形態における第2のモータジェネレータ12は、異音源となる噛み合い機構へトルクを印加可能な電動機の代表例として示されている。
したがって、以下の説明では、第2のモータジェネレータ12を単にモータジェネレータと表記するとともに、第2のモータジェネレータ12のトルク指令値Tr2および回転角検出値θm2についても、単にトルク指令値Trおよび回転角検出値θmとそれぞれ表記する。
この発明の実施の形態によるハイブリッド車両での異音低減制御は、所定条件に基づいて、トルク指令値が実質的に零に設定されてモータジェネレータのトルクが実質的に零に制御されている場合に、代表的には車両停止時に実行される。
ここで、モータジェネレータのトルク指令値が実質的に零であるとは、トルク指令値Tr=0である場合と、|Tr|<Tthの所定範囲にある場合とが含まれる。この所定範囲は、エンジントルクの変動幅に基づいて決定することが可能である。
また、以下に説明するように、この発明の実施の形態によるハイブリッド車両での異音低減制御では、異音を低減するためにモータジェネレータにトルクを発生させるような制御を行なうが、この発明における「モータジェネレータのトルクが実質的に零に制御されている場合」とは、異音低減制御による修正分を除外したトルク指令値が実質的に零に設定されている場合に対応するものとする。
モータジェネレータのトルク指令値Trが実質的に0であるときには、エンジントルクの変動によって噛み合い機構に生じる振動により、本来一定値に保たれるべきモータジェネレータの回転角θmに変動が生じてしまう。この回転角θmの変動量(以下、「モータ角変動量」とも称する)は、振動が大きくなるにつれて増大する。また、振動の程度が大きいと、噛み合い機構に異音が発生する。
したがって、異音発生に至るレベルのモータ角変動量を予め実験的に求めておくことにより、モータ角変動量に基づいて、異音発生の有無を判断できる。
図2を参照して、この発明による異音低減制御が開始されると、モータジェネレータのモータ回転角θmが検出され(ステップS100)、所定期間内でのモータ角変動量θmvが算出される(ステップS110)。モータ角変動量θmvが算出されると、モータ角変動量θmvの推移、代表的にはモータ角変動量θmvが所定の判定値θthを超えているか否かによって、噛み合い機構で異音が発生しているかどうかの判定が行なわれる(ステップS120)。
モータ角変動量θmvがしきい値θthよりも小さい場合には、噛み合い機構での「異音発生無し」と判定される。この場合には、ステップS100〜S120が所定周期で逐次繰返し実行され、モータ回転角θmの推移に基づいた異音発生判定が逐次実行されることになる。
上記ステップS100〜S120は、図4では時刻t1までの期間で実行されている。図4を参照して、異音低減制御が開始されると、逐次検出されたモータ回転角θmの推移に基づいて、噛み合い機構での異音発生判定が逐次実行される。モータ回転角θmより算出されるモータ角変動量θmvがしきい値θthを超えると(時刻t1)、上記ステップS120により噛み合い機構での「異音発生有り」との判定が下される。
再び図2を参照して、「異音発生有り」と判定された場合には、まずハイブリッド車両1が停車している路面の傾斜方向を検出するための重力センサ(図示せず)の出力に基づいて、異音低減のために以降のステップにおいてトルクを正方向および負方向のいずれに増加させるかが決定される(ステップS130)。
具体的には、ハイブリッド車両1が前進すると坂道を登坂する向き(上り坂)であるときには、噛み合い機構で生じる異音を防止するために、ハイブリッド車両1が前進すると坂道を登坂する向きの駆動力が生じる方向に、以降のステップにおけるモータトルクの増加方向が定められる。これに対して、ハイブリッド車両1が前進すると坂道を降坂する向き(下り坂)である場合には、噛み合い機構で生じる異音を停止するために、ハイブリッド車両1が後退すると坂道を登坂する向きの駆動力が生じる向きの駆動力が生じる方向に、以降のステップにおけるモータトルクの増加方向が定められる。
異音低減制御の開始時に実質的に零に設定されていたトルク指令値Trについて、|Tr|から|Tr|+ΔTrへ増加される(ステップS140)。すなわち、ステップS130での決定に従って正トルク方向あるいは負トルク方向いずれかに、モータジェネレータのトルクが増加される。モータジェネレータからのトルク印加によって、噛み合い機構における噛み合い部分同士の押し付け力が増すので、振動および異音の発生を低減することができる。
ステップS140におけるモータジェネレータのトルクの増加に対応して、モータ回転角θmが検出される(ステップS150)。さらに、ステップS150での検出に基づくモータ回転角θmの推移に基づいて、一旦発生したと判定された異音が、消滅したかどうかが判定される(ステップS160)。
たとえば、ステップS120と同様の手法により、所定期間内でのモータ回転角θmの変動量θmvを定義して、モータ角変動量θmvがしきい値を超えているかどうかによって、異音の有無を同様に判定することができる。なお、この場合でも、モータ角変動量θmvを定義するための所定期間、および判定用のしきい値については、ステップS110,S120による異音発生有/無判定とは別個に設定することが好ましい。
ステップS160において、「異音発生有り」すなわち異音がまだ消滅していないと判定されたときには、噛み合い機構における噛み合い部分同士の押付け力をさらに増すために、モータジェネレータのトルクがさらに増加されるように、ステップS140が実行される。
上記ステップS130〜S160は、図4では時刻t1〜t2の期間で実行されている。図4を参照して、時刻t1からt2の間、ステップS140によってモータジェネレータのトルク指令値Trの絶対値|Tr|は、符号61および62に示すように徐々に増加される。符号61は、ステップS130により正方向のトルク印加が決定されたときに対応し、符号62は、ステップS130により負方向のトルク印加が決定されたときに対応する。
モータジェネレータのトルク増加によって噛み合い機構での押付け力が高まるため、モータ回転角θmの変動が収まっていく。そして、モータ回転角θmの変化量が所定レベル以下に収まった時刻t2において、「異音発生無し」、すなわち異音が消滅したと判定されて、トルク指令値Trの絶対値|Tr|の増加が停止され、この時点におけるトルク指令値Trが維持される。
これにより、モータ回転角の変動量を所定値以下、すなわち異音が発生しないレベルに設定するように必要なレベルまでモータジェネレータの発生トルクの絶対値を増加できるので、エンジントルクの変動を検出する専用のトルクセンサを設けることなく、噛み合い機構での異音を低減できる。
特に、モータ回転角の実際の推移に基づいて異音低減のためのトルク増加量が決定されるので、エンジンの回転変動ばらつき、あるいは部品の寸法ばらつきや経時劣化にも対応して、適正なトルク増加量によって異音を確実に低減できる。また、不必要に過大なトルクを印加することがないので、燃費の悪化を防止できる。
図4に示される時刻t2以降においては、異音の消滅に十分である時刻t2でのトルク指令値Trが維持されて、モータジェネレータのトルクは固定される。しかし、この固定されたトルクが過大であると、時刻t1以前のような両方向へのモータ角変動は生じないものの、モータ回転角θmが一方向に変化していきハイブリッド車両の停止状態を維持できない可能性が生じる。この場合には、車両の飛出しが発生し問題となってしまう。
このため、この発明によるハイブリッド車両の駆動装置での異音低減制御では、以下に説明するステップ群をさらに実行することによって、車両停止状態の維持を図る。
再び図2を参照して、ステップS160によって異音が消滅したと判定されると、異音消滅時におけるモータ回転角θmが、基準角θm0としてメモリされる(ステップS170)。
モータジェネレータによる印加トルクが過大であり、ハイブリッド車両の停止状態を維持できない場合には、モータ回転角θmが大きく変化する。したがって、モータ回転角θmを検出し(ステップS180)、ステップS170でメモリされた基準角θm0からのモータ回転角θmの変化量の絶対値|θm−θm0|が、限界値θlmを超えるか否かによって、ハイブリッド車両の停止状態が維持できているか否かの飛出し判定を実行できる(ステップS190)。なお、限界値θlmは、安全性の観点からは、車両の実際の動き出しを未然に防止できるレベルに設定することが好ましい。
モータ回転角の変化量が限界値θlm以下の場合(|θm−θm0|≦θlm)には、車両飛出し無しと判定されるので、現在のトルク指令値Trが維持される。また、ステップS180,S190は、所定周期で繰り返し実行されて、車両飛出しが発生していないことが逐次確認される。
一方、モータ回転角の変化量が限界値θlmを超える場合(|θm−θm0|>θlm)には、「車両飛出し有り」、すなわちハイブリッド車両の停止状態が維持できていないことが検出される。この場合には、モータジェネレータのトルクが減少される。具体的には、モータジェネレータのトルクを減少するために、|Tr|から|Tr|−ΔTr♯へトルク指令値Trが変更される(ステップS200)。
ここで、ステップS200でのトルク減少レートΔTr♯を、ステップS140でのトルク増加レートΔTrよりも大きく設定することにより、車両飛出しの発生をより確実に防止できる。
さらに、この時点におけるモータ回転角θmにより基準角θm0が更新される。その後、車両飛出し無しと判定されるまで再びステップS180〜S200が繰り返し実行されて、車両の停止状態が実現できるレベルまでモータジェネレータのトルクが減少される。
車両飛出し無しと判定された後は、その時点でのトルク指令値Trが維持された状態で、ステップS180,S190が所定周期で繰り返し実行されることにより、車両飛出しが発生していないことが逐次確認される。
なお、車両停止が解除されると、ハイブリッド車両起動のためにモータジェネレータのトルク指令値は実質的に零である状態を脱するので、異音低減制御は不要となる。したがって、車両停止が解除された場合に異音低減制御を強制的に終了する処理ループ(ステップS210,S211,S212,S250)が適宜実行される。たとえば、車両停止が解除されたかどうかを、各モータ回転角の検出ステップS100,S150,S180に対応させて実行すればよい。
上記ステップS180〜S200は、図4では時刻t2以降の期間で実行されている。図4を参照して、異音が消滅した時点でのトルクが過大である場合には、このトルクが継続的に印加されることにより、時刻t3において、基準角θm0からのモータ回転角の変化量が限界値θlmが超えてしまう。これに応答して、時刻t3以降ではステップS200によって、モータジェネレータのトルク指令値Trの絶対値|Tr|が減少され、これに応じてモータ回転角θmの変化が小さくなっていき、ハイブリッド車両の停止状態が維持される
これにより、ハイブリッド車両の駆動装置における異音低減のためにモータジェネレータのトルクの絶対値を強制的に増大させる制御によって、意図しない車両飛出しが発生することを防止できる。
なお、図5に示すように、図3に示したフローチャートにおけるステップS200に代えて、ECU90からの信号に応じて制動装置37(図1)による制動力を増加させるステップS220を実行する構成としても同様に、ハイブリッド車両の停止状態を維持することができる。このような異音低減制御とすれば、異音低減と車両飛出し防止とを確実に両立できる。
ここで、図2、図3および図5に示すフローチャートとこの発明の構成との対応関係を説明すれば、ステップS100,S150,S180がこの発明の「電動機回転角検出手段」に相当し、ステップS120がこの発明の「異音発生判定手段」に相当し、ステップS140がこの発明の「第1のトルク制御手段」に相当し、ステップS160がこの発明の「異音消滅判定手段」に相当する。さらに、ステップS130(図2)がこの発明の「トルク方向制御手段」に相当し、ステップS190(図3)がこの発明の「車両飛出し判定手段」に相当し、ステップS200(図3)がこの発明の「第2のトルク制御手段」に相当し、ステップS220(図5)がこの発明の「制動力増加手段」に相当する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の一実施例であるハイブリッド車の駆動装置およびその制御系統を示す概念図である。 この発明によるハイブリッド車両の駆動装置における噛み合い機構の異音低減制御の一例を説明する第1のフローチャートである。 この発明によるハイブリッド車両の駆動装置における噛み合い機構の異音低減制御の一例を説明する第2のフローチャートである。 この発明によるハイブリッド車両の駆動装置でのモータ異音低減制御に従った、モータ回転角とトルク指令値との推移例を示す図である。 図3と対比される、この発明による異音低減制御の他の例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 ハイブリッド車両、2 エンジン、6 デファレンシャル、11 モータジェネレータ(MG1)、12 モータジェネレータ(MG2)、14 ステータ(MG1)、15 ロータ(MG1)、16 動力分配機構、26 プラネタリギヤ、30 ステータ(MG2)、31 ロータ(MG2)、37 制動装置、39 連結部、50 ECU(電子制御装置)、51,52 角度センサ、Tr,Tr1,Tr2 トルク指令値、ΔTr♯ トルク減少レート、ΔTr トルク増加レート、θlm 限界値(車両飛出し判定値)、θm,θm1,θm2 回転角検出値、θm0 基準角(車両飛出し判定)、θmv モータ角変動量、θth 異音判定値。

Claims (5)

  1. 車輪に連結された動力伝達部材と、前記動力伝達部材に並列に連結されたエンジンおよび電動機と、前記動力伝達部材に連結された噛み合い機構とを備えたハイブリッド車両の駆動装置であって、
    前記電動機の回転角を逐次検出する電動機回転角検出手段と、
    前記電動機のトルクが実質的に零に制御されている場合に、エンジントルクの変動により前記噛み合い機構で異音が発生していることを、前記電動機回転角検出手段で検出された前記回転角の推移に基づいて逐次判断する異音発生判定手段と、
    前記異音発生判定手段により前記異音が発生していると判断された場合に、前記電動機のトルクの絶対値を徐々に増加させる第1のトルク制御手段と、
    前記第1のトルク制御手段による前記電動機のトルクの絶対値の増加に対応して、前記異音が消滅したかどうかを、前記回転角の推移に基づいて逐次判断する異音消滅判定手段とを備え、
    前記第1のトルク制御手段は、前記異音消滅判定手段により前記異音が消滅したと判断されるまで前記電動機のトルクの絶対値を増加させる一方で、前記異音が消滅したと判断されたときは、そのときのトルクを維持する、ハイブリッド車両の駆動装置。
  2. 前記ハイブリッド車両が位置する路面の傾斜方向に基づいて、前記第1のトルク制御手段によって絶対値が増加されるトルクの方向を正方向および負方向の一方に決定するトルク方向制御手段をさらに備える、請求項1記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  3. 前記異音消滅判定手段により前記異音が消滅したと判断された時点からの前記電動機の回転角の挙動に基づき、前記第1のトルク制御手段によって維持された前記電動機のトルクでは前記ハイブリッド車両の停止状態が保てないことを検知する車両飛出し判定手段と、
    前記車両飛出し判定手段によって前記ハイブリッドの車両の動き出しが検知されたときに、前記ハイブリッド車両の停止状態を維持可能なレベルまで前記電動機のトルクの絶対値を減少させるための第2のトルク制御手段とをさらに備える、請求項1記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  4. 前記第1のトルク制御手段による単位時間当たりでの前記電動機のトルク増加レートは、前記第2のトルク制御手段による前記単位時間当たりでの前記電動機のトルク減少レートよりも小さい、請求項3記載のハイブリッド車両の駆動装置。
  5. 前記異音消滅判定手段により前記異音が消滅したと判断された時点以降での前記回転角の推移に基づき、前記トルク制御手段によって維持された前記トルクの絶対値では前記ハイブリッド車両の停止状態が維持できないことを検知する車両飛出し判定手段と、
    前記車両飛出し判定手段によって前記ハイブリッドの車両の動き出しが検知されたときに、前記ハイブリッド車両の制動装置による制動力を増加させる制動力増加手段とをさらに備える、請求項1記載のハイブリッド車両の駆動装置。
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