JP3994025B2 - 遠隔操作システム用遊技施設 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔操作システムを興じることができる遊技施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔操作によって駆動できる玩具であって個人向けのもの(以下「個人向け遠隔操作玩具」という)は、従来は家庭内や屋外の一角を使用し、個人的に、あるいは知人・友人間でレースを行うなど、閉じられた世界の中で興じられている。
【0003】
よって、個人向け遠隔操作玩具は、常に同じ操作場所、同じ相手で興じられる場合が多く、やがてプレイヤーに飽きが生じてしまう。また、ある程度操作技術を習得してしまったいわゆるパワープレイヤーに対しても、それ以上の技術を披露する場がないため、やはり興趣をつなぎ止めておくことが困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プレイヤーの興趣を引くような大規模な設備を用意しても、個人向け遠隔操作玩具は個人向けに構成されているため、出力が弱く、そのような大規模な設備には対応できない問題を有している。また、個人が所有する機器を持ち込めば誰でも利用可能としたのでは、当該操作できる場を提供する遊興施設側の運営が成り立たない問題も生じる。
【0005】
そこで、本発明は、個人向け遠隔操作玩具を日常から離れた大規模な設備において操作でき、また習得した技術を公共の場で披露することを可能にし、更にかかる場を提供する側にも収益を見込むことを可能にすべく、所定の条件に従い、その使用の許可と禁止を制御可能な遊技施設を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
本発明は、送信機(2)と、送信機から送信される駆動データによって遠隔操作される駆動機器(1)とを含む遠隔操作システムに対して遊技場(66)を提供する遊技施設(67)において、前記送信機による前記駆動機器の遠隔操作を妨害する前記スクランブル信号を生成するスクランブル信号生成手段(106)と、前記遊技場に対して前記スクランブル信号を出力するスクランブル信号出力手段(55)と、所定の条件に従って前記スクランブル信号出力手段からの前記スクランブル信号の出力及びその中止を切換えるスクランブル信号制御手段(100、104)とが設けられ、前記スクランブル信号制御手段は、前記所定の条件が満たされていると判断するまで前記スクランブル信号を前記スクランブル信号出力手段によって出力させ、前記所定の条件が満たされていると判断した場合は前記スクランブル信号の出力を中止させることを特徴とする遠隔操作用遊技施設によって、上記の課題を解決する。
【0008】
これによって、遠隔操作システムに対応して構成された遊技場の利用について、その許可と禁止を所定の条件に従って切り換えることのできる遊技施設の提供が可能となる。また、所定の条件を予め設定しておけば、かかる条件を満たしたプレイヤーに対してのみ当該遊技場の利用を許可する遊技施設の提供が可能となる。
【0011】
前記送信機から出力される駆動データを入力し、前記所定の条件が満たされていると判断した場合は、前記駆動データを前記遊技場へ向けて出力する駆動データ中継手段(107)を、有していてもよい。
【0012】
これによって、送信機の出力が弱く、出力された駆動データが当該遊技場全体に行き渡らない場合であっても、増幅されて当該遊技場へ出力されることができ、遊技場の大きさにかかわらず、プレイヤーは遠隔操作を行うことができる。
【0013】
本発明において、前記スクランブル信号制御手段が、前記駆動データを前記駆動データ中継手段による中継を行うか、または前記スクランブル信号を前記遊技場へ向けて出力するかを、前記所定の条件に従って、択一的に切り換える出力切換手段(104)を有していてもよい。
【0014】
これによって、当該遊技場の使用を禁止する場合は、スクランブル信号が出力され、当該遊技場の使用を許可する場合は駆動データが出力されることになり、スクランブル信号と駆動データが択一的に出力されるため、当該遊技施設による切換制御が効率的に行える。
【0015】
本発明において、前記遠隔操作システムが、複数の前記駆動機器をそれらに対応付けて用意された複数の前記送信機によって互いに個別に遠隔操作するシステムであって、複数の前記送信機それぞれによって送信される前記駆動データは、各送信機を識別するための各送信機に固有の識別情報と、前記駆動機器を制御するための制御情報とを含み、複数の前記駆動機器のそれぞれは、受信した前記駆動データに含まれる前記識別情報を、自己に割り当てられた識別情報と比較して、受信した前記駆動データが自己に対して送信された駆動データか否かを判断し、自己に対する駆動データと判断したときにその駆動データに基づく動作制御を実行してもよい。
【0016】
これによって、本発明の遊技施設に、複数の送信機によって複数の駆動機器を1対1に対応させ、同時にそれぞれを遠隔操作できる遠隔操作システムを適用することができる。
【0017】
本発明において、前記スクランブル信号生成手段が、特定の前記識別情報が割り当てられた前記送信機による遠隔操作を妨害するための前記スクランブル信号を生成してもよい。
【0018】
これによって、複数の送信機によって複数の駆動機器を1対1に対応させ、同時にそれぞれを遠隔操作できる遠隔操作システムにおいて、特定の送信機によって駆動されるその送信機に対応した駆動機器の遠隔操作を妨害することが可能となる。
【0019】
本発明において、複数の前記送信機それぞれが、他の送信機から送信された前記駆動データを受信する手段と、受信した前記駆動データに含まれている前記識別情報に基づいて自己の駆動データの送信タイミングを設定し、その設定されたタイミングに従って前記駆動データを送信する送信タイミング制御手段と、他の送信機から送信された前記駆動データに含まれる前記識別情報が自己に設定された記識別情報と同一か否かを判別し、同一と判別された場合には、自己とは異なる識別情報を含んだ駆動データを受信するまで前記タイミング設定手段による送信タイミングの設定を保留する保留手段とを有し、前記スクランブル信号が、前記識別情報を含んでいてもよい。
【0020】
自己の識別情報を含んだ駆動データを受信した送信機が自己の駆動データの送信を保留するタイミング設定手段を利用することにより、妨害対象の送信機の識別情報を含んだ信号をスクランブル信号とすることが可能となる。
【0021】
本発明において、前記スクランブル信号制御手段が、投入された対価に応じた範囲でスクランブル信号の出力を中止してもよい。
【0022】
これによって、所定の対価を投じたプレイヤーは本発明における遊技場の使用が許可される。適用される対価として、例えば、通貨、メダル、トークン、プリペイドカード、及び電子マネー等が考えられ、遊技施設提供者の収益に貢献することが可能となる。
【0023】
本発明は、送信機と、送信機から送信される駆動データによって遠隔操作される駆動機器とが識別情報によって対応付けられ、前駆動データには前記送信機に固有の識別情報と前記駆動機器を制御するための制御情報とが含まれ、前記駆動機器は、受信した駆動データに含まれる前記識別情報が自己に割り当てられた識別情報と一致するときに、前記受信した駆動データに基づく動作制御を実行する遠隔操作システムに対して遊技場を提供する遊技施設において、前記送信機から出力された前記駆動データを入力する駆動データ入力手段と、その駆動データを前記遊技場へ向けて出力する駆動データ出力手段と、前記駆動データ入力手段によって入力された前記駆動データに対応する識別情報に関して所定の条件満たされている場合に、前記入力された駆動データを前記駆動データ出力手段へ中継する駆動データ中継手段と、を有することを特徴とする遠隔操作システム用遊技施設によって、上記の課題を解決することができる。
【0024】
これによって、送信機から出力された駆動データを当該遊技場へ出力するために中継するか否かによって当該遊技場の使用の許可と禁止に対応させることができる。すなわち、所定の条件が満たされた場合にかかる中継が行われ、当該遊技場の使用が許可される遊技施設の提供が可能となる。特に、複数の送信機によって複数の駆動機器を1対1に対応させ、同時にそれぞれを遠隔操作できる遠隔操作システムにおいて、所定の条件を満たした特定の送信機とそれに対応する駆動機器の使用のみを許可することが可能となる。
【0025】
前記駆動データ入力手段は前記送信機と有線接続されることにより、前記駆動データを入力してもよい。
【0026】
前記駆動データ入力手段は前記識別情報毎に用意され、
前記駆動データ中継手段は、前記駆動データが入力された駆動データ入力手段に対応する識別情報に関して、前記所定の条件が満たされている場合に、前記入力された駆動データを前記駆動データ出力手段へ中継してもよい。
【0029】
前記駆動データ中継手段が、投入された対価に応じた範囲で前記駆動データの中継を行ってもよい。これによって、所定の対価を投じたプレイヤーのみが本発明における遊技場の利用を許可されることになる。
【0030】
本発明において、前記遊技場において複数の前記駆動機器による所定のレースを行う場合に、前記駆動機器は、自己に割り当てられた前記識別情報を発信する発信源を有し、前記遊技場は、前記発信内容を受信する受信端子を所定の場所に有し、前記受信端子によって受信されたデータに基づいて、前記レースに参加している前記駆動機器各々が前記所定の場所を通過したか否かを判断し、レースの勝敗に係わるデータを管理するレース管理手段を有してもよい。これによって、遠隔操作によるカーレースを行うことができる。
【0031】
前記レース管理手段は、前記レースにおける前記成績に応じた前記対価の払い戻しを行ってもよい。これによって、カーレースへのプレイヤーの興趣や向上心を高めることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1及び図2(a)は、本発明の一実施形態を示している。図1は本発明における遠隔操作システムの構成例であり、駆動機器1は自動車モデルとして構成されており、送信機2から出力される駆動データによって駆動される。図2(a)は当該遠隔操作システムによって、カーレースを興じることが可能な遊技施設67の構成例である。
【0033】
ここで、遊技施設67を利用したゲーム開始までの具体的な流れは次のようになる。
【0034】
サーキット場全体66にはメダルが所定量投入されるまでスクランブル信号がブースター55…55から出力されている。よって、プレイヤーはメダルを所定量投入するまでサーキット場66にて駆動機器1を遠隔操作することができない。プレイヤーは、自己の駆動機器1の識別番号に対応したステーション56において、レースエントリに必要な枚数のメダルをメダル投入口65から投入し、自己が所有する送信機2における送信機出力部61にコード64の接続されていない側を接続する。メダルが所定量投入された後、他のプレイヤーが自己と同じ識別情報を有する駆動機器1を既に操作していなければ、ブースター55…55から出力されていたスクランブル信号の出力が中止される。よって、プレイヤーは遠隔操作によるゲームを開始することができる。続いて、ブースター55…55からはスクランブル信号に代わって送信機2からの駆動データが出力され、プレイヤーはサーキットコース51にて駆動機器1を遠隔操作できるようになる。
以下、駆動機器1、送信機2、及び遊技施設67について順を追って詳細に説明する。
【0035】
図6は、本発明における遠隔操作システムの概略構成を示す図である。この図では、3台の駆動機器1…1を同一場所で遠隔操作する場合を想定している。
【0036】
各駆動機器1には1:1に対応付けて送信機2…2が用意されている。駆動機器1…1及び送信機2にはそれぞれ識別番号として1〜3の番号が設定されている。同一の識別番号が付された駆動機器1と送信機2とが対を形成し、各駆動機器1は同一の識別番号が付された送信機2からの駆動データに基づいて遠隔操作される。各駆動機器1の遠隔操作には赤外線や電波等の電磁波が利用される。そのため、各送信機2にはリモコン信号発光部3が搭載され、各駆動機器1にはリモコン信号受光部4が搭載される。さらに、各送信機2からのデータ送信の同期を取るために、各送信機2にはリモコン信号受光部5が搭載される。
【0037】
図7は送信機2の回路構成を示している。送信機2には上述したリモコン信号発光部3及び受光部5がそれぞれ設けられるとともに、送信する駆動データの生成や他の回路の制御などを行う制御回路10と、駆動機器1の動作を制御するための操作キー、スイッチあるいはボリューム等の入力装置11と、識別番号を設定するためのスイッチ12とが設けられている。オペレータによる入力装置11の操作状態は入力回路13によって検出され、入力回路13からは入力装置11の操作状態に応じた操作信号が制御回路10に入力される。識別番号設定スイッチ12によって設定された識別番号は制御回路10によって読み込まれる。なお、識別番号設定スイッチ12は、オペレータやシステムの管理者等が予め定められた範囲から任意の番号を選択できるものとしてもよいし、送信機2の製造者によって予め特定の番号に固定されるものでもよい。
【0038】
リモコン信号発光部3は例えばLED等の発光手段を含んで構成され、送信回路14からの指示に応じた赤外線等を発光する。送信回路14は出力タイミング作成回路15から指示されるタイミングに従ってリモコン信号発光部3に送信データを出力する。リモコン信号発光部3に出力するデータは制御回路10にて生成され、送信回路14はその制御回路10にて生成されたデータにリモコン信号キャリア信号による変調を加えてリモコン信号発光部3を駆動する。出力タイミング作成回路15は、制御回路10から与えられるタイマ設定値に従って時間をカウントし、タイマ設定値に対応した時間が経過する送信回路14に送信指示を出力する。なお、本実施形態においては、リモコン信号発光部3から出力するキャリア信号の周波数は全ての送信機2において同一であるが、この周波数を送信機2によって変えることによって送信機2の識別情報としてもよい。
【0039】
一方、リモコン信号受光部5は他の送信機2から送信された赤外線等を受光し、その受光した赤外線等からキャリア成分を除去した信号を受信回路16に出力する。受信回路16はリモコン信号受光部5から与えられた信号を1ブロックの駆動データにデコードして受信データ判定回路17に出力する。ここで、1ブロックの駆動データとは、図8に示すように識別番号と駆動機器1に設けられた左右一対のモータの制御情報とで構成されている。1ブロックの駆動データのビット数は常に一定である。従って、1ブロックの駆動データを送信するに要する時間も一定である。
【0040】
受信データ判定回路17は受信回路16から与えられた受信データの識別番号を判定し、その判定結果を制御回路10に与える。制御回路10は受信データ判定回路17、識別番号設定スイッチ12及び入力回路13から与えられる情報により送信回路14及び出力タイミング作成回路15の動作を制御する。また、制御回路10は、受信データ判定回路17から与えられる受信したデータの識別番号と、識別番号設定スイッチ12によって設定された自己の識別番号とに基づいて、混信か否かの判定及び自己の送信データを出力すべきタイミングの設定を行い、その設定された出力タイミングに応じ、出力タイミング作成回路15に対してタイマ設定値を設定する。さらに、制御回路10は識別番号設定スイッチ12及び入力回路13から与えられた情報に基づいて、自己と同一の識別番号を有する駆動機器1に対する駆動データを作成し、その駆動データを送信回路14に出力する。
【0041】
送信回路14、出力タイミング作成回路15、受信回路16及び受信データ判定回路17は論理回路として構成してもよいし、制御回路10と同じくマイクロコンピュータと所定のプログラムとの組み合わせによって構成されてもよい。出力タイミング作成回路15及び受信データ判定回路17の少なくともいずれか一方を制御回路10に統合してもよい。
【0042】
図9は駆動機器1に搭載された制御系の回路構成を示している。駆動機器1に設けられているリモコン信号受光部34は、送信機2から送信された赤外線等を受光し、その受光した赤外線等からキャリア成分を除去した信号を受信回路35に出力する。受信回路35はリモコン信号受光部34から与えられた信号を1ブロックの駆動データにデコードして制御回路37に出力する。1ブロックの駆動データとは図8に示した通りである。制御回路37は受信回路35から与えられた駆動データの識別番号を判別し、その識別番号と識別番号設定スイッチ38にて設定された識別番号とを比較して駆動データの有効、又は無効を判定する。すなわち、識別番号が一致していなければ受信した駆動データは無効と判断して駆動機器1におけるモータに対する駆動信号を生成しない。一方、識別番号が一致しているときには受信回路35から与えられる駆動データのモータ制御情報に基づいて駆動機器1におけるモータの回転方向及び回転速度を決定し、その決定した値に応じたモータ駆動信号をモータ駆動回路39,39に出力する。各モータ駆動回路39は与えられたモータ駆動信号に基づいて駆動機器1におけるモータの回転を制御する。なお、識別番号設定スイッチ38は、オペレータやシステムの管理者等が予め定められた範囲から任意の番号を選択できるものとしてもよいし、送信機2の製造者によって予め特定の番号に固定されるものでもよい。なお、制御回路37には電源スイッチ40も接続される。
【0043】
本実施形態の遠隔操作システムでは、各送信機2が他の送信機2の発するリモコン信号を受信しながら、自分が送信できるタイミングを特定することにより、各送信機2の送信タイミングが重ならないように送信タイミングの同期を取っている。以下、この点を説明する。
【0044】
図10は、4台の送信機2が同時に使用されている場合の送信タイミングの取り方を示している。図10において、1台の送信機2がリモコン信号を送信する時間長はTであり、各送信機2は送信機2の台数×送信時間長T(=4T)に相当する周期でリモコン信号の送信を繰り返す。また。各送信機2の送信タイミングは識別番号1から順にTずつずらされている。このような関係に従って各送信機2が送信タイミングを管理することにより4台の送信機2からの送信時期を互いに重ならないようにすることができる。このような送信制御を実現するためには、例えば図10の識別番号2の送信機2であれば次のように送信タイミングを制御すればよい。
【0045】
まず、時刻t1で識別番号1のデータを受信した場合には、続いて自分の送信データの出力を開始し、時刻t2で自分の送信データの出力を完了する。送信完了時には受信回路16(図7参照)の受信データをチェックし、信号の混信が発生していないことを確認する。この後、次回の出力タイミングをカウントする送信タイマを3T後に設定し、タイマカウントを開始する。
【0046】
時刻t3で識別番号3のリモコンデータを受信した場合、送信タイマを2T後に再設定し、タイマカウントを開始する。時刻t4で識別番号4のリモコンデータを受信した場合、送信タイマをT後に再設定し、タイマカウントを開始する。
【0047】
この後、識別番号1の送信機2の電源が切られていた場合、あるいはノイズ等により識別番号1の送信機2からのデータが受信できなかった場合、識別番号4のデータ受信後、時間Tだけ送信タイマのカウントが進んだ時点で自分のデータの出力を開始すればよい。さらに他の送信機2からの信号が受信できなくなった場合でも、自分のデータの送信完了時に送信タイマに設定される時間3Tを利用して周期4Tで送信データの出力を継続することができる。
【0048】
なお、ここでは送信機2が4台の場合について説明したが、識別番号を追加することにより5台以上の場合でも同様に送信タイミングを制御することができる。各送信機2の送信タイミングの周期はN×T(Nは送信機の台数)となる。但し、各送信機2がデータを送信している時期同士の間にいずれの送信機もデータを送信していない空白期間を介在させ、それにより全体の周期をNTよりも長く設定してもよい。
【0049】
図11は電源投入から自分のデータの送信を開始するまでに送信機2の制御回路10が実行するパワーオン動作の手順を示すフローチャートである。電源が投入されると、まずタイムオーバー用のタイマを設定する(ステップS1)。次に、他の送信機2からのデータを受信したか否か判別し(ステップS2)、受信したときにはその受信したデータの識別番号が自己の送信機2に対して設定されている識別番号と同一か否か判別する(ステップS3)。一致していればステップS1に戻って判定動作を繰り返す。これにより、同一の識別番号の送信機2が複数存在していた場合の混信が防止される。ステップS3において識別番号が一致していないと判断したときは、他の送信機2の識別番号に応じて自己の出力タイミングを設定する(ステップS4)。例えば図6の識別番号2の送信機2が識別番号3のデータを受信した場合には自己の出力タイミングを2T時間後に設定する。
【0050】
続いて、ステップS1で設定したタイマがタイムオーバーとなったか否か判断し(ステップS5)、タイムオーバーでなければステップS2へ戻る。タイムオーバーした場合に自己のデータの送信を開始する(ステップS6)。但し、実際に出力を開始するのは、ステップS4で設定した出力タイミングが到来した時点である。タイムオーバーまでに何もデータを受信しなかった場合には単独操作、つまり他に送信機が存在しないことになるため、ステップS6で直ちにデータ送信を開始する。
【0051】
ステップS6の処理が終わると、制御回路10は図12の通常動作の手順に従ってデータ送信を制御する。通常動作では、まず他の送信機2からのデータを受信したか否か判断し(ステップS11)、受信していればその識別番号が自己に設定された識別番号と一致するか否か判断する(ステップS12)。一致していれば図11のパワーオン動作へ戻る。一方、受信したデータの識別番号が自己の識別番号と異なる場合には、その受信したデータの識別番号に応じて自己の出力タイミングを送信タイマにセットする(ステップS13)。次に、送信タイマがタイムアップしたか否か判断し(ステップS14)、タイムアップするまではステップS1へ戻る。
【0052】
ステップS4でタイムアップと判断すると自己のデータの送信を開始する(ステップS15)。このとき、並行してデータの受信も行う。次に、データ送信を完了したか否か判断し(ステップS16)、送信が完了したならば、送信したデータと、その送信と並行して受信したデータとを比較する(ステップS17)。一致していなければ混信が発生したものと判断して図7のパワーオン動作に進む。一致していれば混信がないとみなしてよいから、次回の出力タイミングを送信タイマにセットする(ステップS18)。その後、ステップS1へ戻る。
【0053】
本発明における遠隔操作システムは以上の実施形態に限定されず、種々の形態にて実施してよい。例えば駆動機器は自動車に限らず、各種の動体を模したもの、例えば戦車やホーバークラフト、潜水艦等でもよい。送信機はオペレータが手持ち可能なものでもよいし、据え置き型のものでもよい。携帯型ゲーム機や携帯電話のような携帯機器に特定のプログラムをインストールして送信機として機能させてもよい。
【0054】
図2(a)は、本発明における遊技施設の構成例である。本構成例における遊技施設67は該直方体の筐体50であり、その上面に遊技場としてサーキット場66及び側面にサーキット場66を臨めるようにステーション56…56が設けられている。サーキット場66におけるサーキットコース51は、スタート及びフィニッシュ地点であるコントロールライン57を1箇所、コーナー地点53…53を3箇所含むロードコースとして構成され、その形状は、コース壁52aと当該上面の周縁に設けられた周縁壁52bによって形成される。サーキットコース51中の各コーナー地点53…53とコントロールライン57には、駆動機器1に搭載されたリードスイッチ120を読み取るためのセンサーが各々設置されている。
【0055】
ここで、リードスイッチ120とは、駆動機器1それそれが有する識別情報を発信する装置をいい、バーコード等、レースに参加する駆動機器1それぞれを特定できるものであればよい。また、駆動機器1に内蔵されているものでも、ボディの外側に付着させるものでもよい。
【0056】
このサーキットコースに設置されたセンサーは、駆動機器1がコースにおける必須通過エリア54…54、57を通過した際に、その駆動機器1に搭載されているリードスイッチ120を読み取り、その駆動機器1を特定する。必須通過エリア54…54、57とは、レースにおいて通過が義務付けられているエリアを意味する。
【0057】
なお、本実施形態では、サーキットコース51は、オーバールコース、ストリートコース等でもよく、その形態は限定されない。また、リードスイッチを読み取るセンサーは、サーキットコース上のコーナー53…53とコントロールライン57だけでなく、更に増設してもよい。
【0058】
プレイヤーはステーション56…56にて送信機2による遠隔操作を行う。このステーション56…56は、ステーション番号が1から4まで付せられており、筐体50の正面に位置する側面に沿って横一列に配置されている。これは、本実施形態における遠隔操作システムの識別番号1から4に各々対応している。すなわち、例えば識別番号が1の遠隔操作システムを操作する場合はステーション番号が1のステーションにて操作する。このステーション56の設置場所は、本実施形態においては、ステーション56…56は筐体50と一体化しているが、これに限らず、筐体50とは分離してもよいし、サーキット場66を囲むように設置してもよい。ステーション56の設置数は本発明が適用される遠隔操作システムが有する識別情報に応じて、同一遊技施設内で一度に送信機を使用できる数まで適宜変更可能である。
【0059】
ステーション56の拡大図を図2(b)に示す。各ステーションには、パネル画面60と駆動データ入力部62、送信機設置部63、及びコイン入力部65が設けられており、コード64の一端が駆動データ入力部62に接続されている。コード64のステーション56に接続されていない一端は、プレイヤーの送信機2における送信機出力部61が接続される。これは、送信機2から出力される駆動データを駆動データ入力部62を介してサーキット場67へ送るためである。
【0060】
サーキットコース51の数箇所に、ブースター55…55が、その出力口をサーキットコース51へ向けて設けられている。このブースター55…55からはスクランブル信号または送信機2から出力された駆動データが出力される。スクランブル信号とは、送信機2による駆動機器1の遠隔操作を妨害するための信号をいう。本実施形態ではブースター55…55は、サーキットコース51の四隅に設けられているが、その設置場所と設置数は、ブースター55から出力される信号やデータが全ステーションを含めたサーキット場66全体に行き渡るように設置すればよく、サーキットコース51の大きさやブースター55からの出力の強さに従って適宜変更可能である。
【0061】
また、サーキット場66には、レース情報を掲示するための掲示板58及び効果音を出力するためのスピーカー59、59がステーション56…56側を向いて備えられている。
【0062】
遊技施設67に設けられた制御系回路の構成や各制御における信号またはデータの流れを以下に説明する。
【0063】
図3は、遊技施設67が有する制御回路100の構成例を示す図である。この遊技施設67は、制御回路100を有し、遊技施設67が取り扱うデータの制御を行っている。制御回路100はメダルセレクタ101、リードスイッチ読み取り部53、表示装置58、60、主記憶部102、外部記憶部103、及び切換回路104と接続される。切換回路104は制御回路100の他、スクランブル信号生成部106、駆動データ入力部62…62、中継回路107及び信号出力部55と接続され、信号出力部55からの出力モードを切り換えるためのスイッチ105…105が設けられている。駆動データ入力部62…62とスイッチ105…105はそれぞれ本実施形態における遠隔操作システムの識別番号に1:1に対応している。
【0064】
遊技施設67では遠隔操作が許可された状態になるまで、スイッチ105のモードはスクランブル信号の出力モードになっており、信号出力部55からスクランブル信号が出力されている。よって、送信機2による駆動機器1の遠隔操作は遊技施設67においてできない状態である。
【0065】
メダルセレクタ101は投入されたメダルについてのデータ、例えばメダルが所定量投入されたステーション56の識別番号を、遠隔操作を許可すべき識別番号として制御回路100へ出力する。制御回路100は、切換回路104へ、係る識別番号に対応する出力信号の切り換えを指示する。切換回路104ではその指示に従って、その識別番号に対応するスイッチ105がスクランブル信号の出力モードから、中止モードに切り換えられる。駆動データ入力部62から入力されたその識別番号に対応する駆動データを信号出力部55…55へ中継回路107を介して中継する。中継回路107では中継する駆動データの増幅が行われてもよい。これによって、信号出力部55…55からスクランブル信号に代わって遠隔操作が許可された駆動データが出力されることになる。そして、その後、例えば所定時間が経過した後、制御回路100から当該識別番号に対応する遠隔操作を禁止する指示が切換回路104に出されると、中継回路107は、その識別番号に対応する駆動データの中継を中止する。そして、スイッチ105はスクランブル信号出力モードに切り換わり、その識別番号に対応するスクランブル信号を信号出力部55…55へ出力する。よって、その識別番号では遠隔操作不能となる。
【0066】
駆動データ入力部62は、送信機2にから出力された駆動データを、制御回路100による制御に従ってサーキットコース51上へ出力させるため、その駆動データを切換回路104へ送信するためのものである。
【0067】
スクランブル信号生成部106においては、上述したスクランブル信号を生成する。本実施形態におけるスクランブル信号は、図8に示す駆動データと同じデータ構造を有し、識別番号はその遠隔操作の妨害の対象である送信機2の識別番号であり、制御情報は制御不能となる情報とした信号である。駆動機器1を制御不能とする制御情報としては例えば、制御情報に含まれる速度情報をゼロとするか、または駆動機器1の最高速度を設定しておき、その最高速度を超える値とする等が考えられる。送信機2は図11で示したように、電源投入後、自己の識別番号を受信すると自己の駆動データの送信を保留するので、上述の生成された信号は送信機2からの駆動データの送信を阻止するスクランブル信号となる。
【0068】
駆動データ入力部62…62及びスイッチ105…105の設置数は、上述の通り、遠隔操作システムの識別番号に1:1に対応して設けられていればよく、本発明が適用される遠隔操作システムに応じて適宜変更可能である。また、信号出力部55…55も4部設けられているが、上述の通り、ブースター55…55の出力の強さやサーキットコース51の大きさによって適宜変更可能である。例えば、制御回路100に送信機2から出力された駆動データを増幅させる機能を持たせれば、送信機2からの出力の強さを変更せずにブースターの設置数を減らすことが可能となる。
【0069】
本実施形態においては、送信機2から出力された駆動データが制御回路100の制御に従って信号出力部55…55から出力する構成となっているが、これに限らず、送信機2からの出力が十分強い場合は、信号出力部55から出力するのはスクランブル信号のみとし、切換回路104はスクランブル信号を出力するか否かを切り換える機能を有するだけでもよい。また、本実施形態におけるスクランブル信号を利用せず、中継回路107のみを設け、入力した駆動データを信号出力部55へ中継するか否かを遠隔操作を許可するか否かの制御に対応させてもよい。
【0070】
なお、本実施形態において、スクランブル信号の出力を中止する条件を、メダルが所定量投入されることとしたが、これに限らず、例えば、成績優秀者のみに遠隔操作の許可を与える等他の条件を設定することも可能である。また、投入されたメダルの範囲に応じてプレイヤーがサーキットコース51を使用できる時間を設定することも可能である。
【0071】
リードスイッチ読み取り部53は、駆動機器1に搭載されたリードスイッチのデータがサーキットコース51のコーナー53…53やコントロールライン57に設置されたセンサーを介して読み取る。そのデータに基づいて、制御回路100は、どの駆動機器1がどの地点をいつ通過したか、及び何週目を走行中か等を把握でき、主記憶装置と連動しながらレース管理を行う。レース管理とは、ラップタイムの計測や、レースの順位決定、レース成績の記録、通過必須エリアを通過していない場合はペナルティを課す等のレースに関する管理をいう。
【0072】
プレイヤーの成績履歴は外部記憶装置103に記憶しておき、制御回路100は、かかる履歴データを外部記憶装置103から読み取ってレース結果や切換回路104におけるスイッチ105…105の切換制御に反映することが可能である。また、制御回路100は、プレイヤーへの操作の指示やレース状況等、観客やプレイヤーへ通知すべき内容を表示装置58、60へ適宜出力する。
【0073】
更に、制御回路100に、メダル払い戻し部を接続してもよい。これによって、ゲームの結果に応じて、例えばレース順位上位者へメダルの払い戻しを行うことができる。この払い戻しの量を調整することによって、プレイヤーの興趣を高めかつ、遊技施設67を設置する側の利益を常に確保することが可能となる。
【0074】
また、制御回路100及び切換回路104は、論理回路として構成してもよいし、ミドルウェア、ソフトウェアとの組み合わせによって構成してもよい。
【0075】
図4は、遊技施設が有する制御回路100が実行する切換制御の手順を示すフローチャートである。ステップS70において、メダルの投入がされたか否か判断を行う。メダルが投入されたと判断した場合は、ステップS71へ進み、メダルが所定の枚数か否か判断する。メダルが投入されたと判断されない場合はメダルが投入されるまで待機する。ステップS71にて、メダルが所定の枚数が投入されたと判断された場合は、ステップS72へ進み、投入されたメダルが所定の枚数ではない場合、ステップS70へ戻り、メダルが投入されるのを待機する。
【0076】
ステップS72においては送信機から出力される駆動データが入力されたか否かを判断する。入力が確認できないときは、送信機がコードに接続されていないかその識別番号で既にプレイされている可能性があるので、ステップS73にてその旨を当該ステーションのパネル60に表示する。ステップS72にて駆動データが入力されたと判断された場合は、ステップS74へ進み、その識別番号に対応するスイッチ105…105を駆動データ出力モードに切り換える。次にステップS75にて信号出力部55から駆動データが出力され、プレイヤーは遠隔操作システムにかかるゲームを開始することができる。
【0077】
ステップS76ではゲーム終了と判断されるまでゲーム終了か否かが判断され、ゲーム終了と判断された場合はステップS77へ進む。ステップS77では、当該識別番号に対応するスイッチ105…105を駆動データ出力からスクランブル信号出力に切り換え、次のステップS78に進む。ステップS78では、信号出力部55からスクランブル信号を出力させ、ステップS70へ戻り、メダル投入待機状態になる。
【0078】
図5は、遊技施設67が有する制御回路100が行うゲーム制御の手順を示すフローチャートである。プレイヤーが一人エントリすると、ステップS80においてエントリタイマがセットされる。ステップ81及びステップS82をタイムオーバーになるまで繰り返し、他のプレイヤーのエントリを待つ。ステップS83にて、エントリした人数が一人か否かを判断する。エントリした人数が一人と判断した場合は、ステップS84へ進み、タイムアタック制御を行い、エントリした人数が二人以上の場合は、ステップS85へ進みレース制御を行う。タイムアタックとは、複数の駆動機器1が同時にコースを走行するレースと異なり、コースを走行するラップタイムを競うゲームである。各ゲームが終了すると、ステップS86にてメダルの払い出しが必要か否か判断され、メダルの払い出しが必要と判断された場合はステップS87へ進み、ステップS88にてメダルの払い出しを行った後、ゲームを終了する。ステップS86にて、メダルの払い出しが不要と判断された場合はそのままゲームを終了する。
【0079】
本実施形態においては、遠隔操作システムの識別情報が4種類であることに対応して、1回のレースにつき最大4台までエントリ可能であるが、エントリ可能な駆動機器1の数は、本発明が適用される遠隔操作システムに応じて適宜変更可能である。
【0080】
また、エントリタイムを常に設けず、プレイヤーがエントリした際にレース形式のゲームを行うのかタイムアタック形式のゲームを行うのかを選択できるようにしてもよい。
【0081】
レース制御においては、本選の前に予選を行い、その結果により本選におけるポールポジション(スタートグリッド)を決定してもよい。また、遊技施設67は、ラップタイムや走行順位を争うゲームを実施せず、駆動機器1をフリー走行させる場として構成することも可能である。
【0082】
なお、本発明における実施形態は、以上に限らず、駆動機器1を戦車とし、遊技場を戦場シーンとして展開する場合や、駆動機器1をホーバークラフトや船等として、水を利用する遊技施設として展開する場合等、種々の形態にて実施可能である。
【0083】
また、本実施形態は、赤外線によって駆動機器1が制御されるが、電波によって制御される場合においても同様な遊技施設を構成できる。例えば、周波数を複数のバンドに分割して複数台を同時制御可能とする遠隔システムの場合でも、バンド毎に妨害電波を出力させることで、同様に遊技施設の使用についての制御が可能である。また、赤外線による制御と電波による制御を同時に行うことも可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、個人向け遠隔操作玩具を日常から離れた大規模な設備において操作でき、また習得した技術を商業用施設の場で披露することを可能にし、更に、かかる場を提供する側にも収益を見込むことができる遊技施設を設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における遠隔操作システムの構成例を示す図。
【図2】(a)は図1に示す遠隔操作システムによって、カーレースを行うことが可能な遊技施設の構成例を示す図であり、(b)はその遊技施設におけるステーション部分の拡大図。
【図3】本発明における遊技施設が有する制御回路の構成例を示す図。
【図4】本発明における遊技施設が有する制御回路が実行する切換制御の手順を示す図。
【図5】本発明における遊技施設が有する制御回路が実行するゲーム制御の手順を示す図。
【図6】図1の遠隔操作システムの概略構成を示す図。
【図7】図1の送信機の回路構成を示す図。
【図8】図1の送信機から送信される駆動データの1ブロックを示す図。
【図9】図1の駆動機器に搭載された制御系の回路構成を示す図。
【図10】4台の送信機が同時に使用されている場合の送信タイミングの取り方を示す図。
【図11】図1の送信機における制御回路が、電源投入から自分のデータの送信を開始するまでに実行する手順を示すフローチャート。
【図12】図1の送信機における制御回路が実行する通常動作の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 駆動機器
2 送信機
51 サーキットコース
55 信号出力部
66 遊技場
67 遊技施設
100 制御回路
104 切換回路
106 スクランブル信号生成手段
107 中継手段

Claims (13)

  1. 送信機と、送信機から送信される駆動データによって遠隔操作される駆動機器とを含む遠隔操作システムに対して遊技場を提供する遊技施設において、
    前記送信機による前記駆動機器の遠隔操作を妨害する前記スクランブル信号を生成するスクランブル信号生成手段と、
    前記遊技場に対して前記スクランブル信号を出力するスクランブル信号出力手段と、
    所定の条件に従って、前記スクランブル信号出力手段からの前記スクランブル信号の出力及びその中止を切換えるスクランブル信号制御手段と
    が設けられ
    前記スクランブル信号制御手段は、
    前記所定の条件が満たされていると判断するまで前記スクランブル信号を前記スクランブル信号出力手段によって出力させ、前記所定の条件が満たされていると判断した場合は前記スクランブル信号の出力を中止させることを特徴とする遊技施設。
  2. 前記送信機から出力される駆動データを入力し、前記所定の条件が満たされていると判断した場合は、前記駆動データを前記遊技場へ向けて出力する駆動データ中継手段を、有することを特徴とする請求項に記載の遊技施設。
  3. 前記スクランブル信号制御手段が、前記駆動データを前記駆動データ中継手段による中継を行うか、または前記スクランブル信号を前記遊技場へ向けて出力するかを、前記所定の条件に従って、択一的に切り替える出力切替手段を有することを特徴とする請求項に記載の遊技施設。
  4. 前記遠隔操作システムが、複数の前記駆動機器をそれらに対応付けて用意された複数の前記送信機によって互いに個別に遠隔操作するシステムであって、
    複数の前記送信機それぞれによって送信される前記駆動データは、
    各送信機を識別するための各送信機に固有の識別情報と、前記駆動機器を制御するための制御情報とを含み、
    複数の前記駆動機器のそれぞれは、
    受信した前記駆動データに含まれる前記識別情報を、自己に割り当てられた識別情報と比較して、受信した前記駆動データが自己に対して送信された駆動データか否かを判断し、自己に対する駆動データと判断したときにその駆動データに基づく動作制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の遊技施設。
  5. 前記スクランブル信号生成手段が、特定の前記識別情報が割り当てられた前記送信機による遠隔操作を妨害するための前記スクランブル信号を生成することを特徴とする請求項に記載の遊技施設。
  6. 複数の前記送信機それぞれが、
    他の送信機から送信された前記駆動データを受信する手段と、
    受信した前記駆動データに含まれている前記識別情報に基づいて自己の駆動データの送信タイミングを設定し、その設定されたタイミングに従って前記駆動データを送信する送信タイミング制御手段と、
    他の送信機から送信された前記駆動データに含まれる前記識別情報が自己に設定された記識別情報と同一か否かを判別し、同一と判別された場合には、自己とは異なる識別情報を含んだ駆動データを受信するまで前記タイミング設定手段による送信タイミングの設定を保留する保留手段と、を有し、
    前記スクランブル信号が、前記識別情報を含んでいることを特徴とする請求項に記載の遊技施設。
  7. 前記スクランブル信号制御手段が、投入された対価に応じた範囲でスクランブル信号の出力を中止することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技施設。
  8. 送信機と、送信機から送信される駆動データによって遠隔操作される駆動機器とが識別情報によって対応付けられ、前駆動データには前記送信機に固有の識別 情報と前記駆動機器を制御するための制御情報とが含まれ、前記駆動機器は、受信した駆動データに含まれる前記識別情報が自己に割り当てられた識別情報と一致するときに、前記受信した駆動データに基づく動作制御を実行する遠隔操作システムに対して遊技場を提供する遊技施設において、
    前記送信機から出力された前記駆動データを入力する駆動データ入力手段と、
    その駆動データを前記遊技場へ向けて出力する駆動データ出力手段と、
    前記駆動データ入力手段によって入力された前記駆動データに対応する識別情報に関して所定の条件満たされている場合に、前記入力された駆動データを前記駆動データ出力手段へ中継する駆動データ中継手段と、を有する
    ことを特徴とする遊技施設。
  9. 前記駆動データ入力手段は前記送信機と有線接続されることにより、前記駆動データを入力することを特徴とする請求項に記載の遊技施設。
  10. 前記駆動データ入力手段は前記識別情報毎に用意され、
    前記駆動データ中継手段は、前記駆動データが入力された駆動データ入力手段に対応する識別情報に関して、前記所定の条件が満たされている場合に、前記入力された駆動データを前記駆動データ出力手段へ中継する
    ことを特徴とする請求項に記載の遊技施設。
  11. 前記駆動データ中継手段が、投入された対価に応じた範囲で前記駆動データの中継を行うことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の遊技施設。
  12. 前記遊技場において複数の前記駆動機器による所定のレースを行う場合に、
    前記駆動機器は、自己に割り当てられた前記識別情報を発信する発信源を有し、
    前記遊技場は、前記発信内容を受信する受信端子を所定の場所に有し、
    前記受信端子によって受信されたデータに基づいて、前記レースに参加している前記駆動機器各々が前記所定の場所を通過したか否かを判断し、レースの勝敗に係わるデータを管理するレース管理手段を有すること、
    を特徴とする請求項4〜11のいずれか1項に記載の遊技施設。
  13. 前記レース管理手段は、前記レースにおける前記成績に応じた前記対価の払い戻しを行うことを特徴とする請求項12に記載の遊技施設。
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