JP2001334038A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001334038A
JP2001334038A JP2000157122A JP2000157122A JP2001334038A JP 2001334038 A JP2001334038 A JP 2001334038A JP 2000157122 A JP2000157122 A JP 2000157122A JP 2000157122 A JP2000157122 A JP 2000157122A JP 2001334038 A JP2001334038 A JP 2001334038A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別遊技作動中に表出する演出画像を多様で
しかも付加価値の高いものとする。 【解決手段】 特別遊技作動の開始から終了まで、図柄
表示装置に連続して進行型演出動画Xを表示すると共
に、大当りの図柄内容または動画乱数Rの抽選により、
進行型演出動画Xの最終到達度をあらかじめ定めるよう
にしたものであるから、大当たり中に多様な動画を表出
できる。また進行型演出動画Xの最終到達度が所定の場
合に、特別遊技作動終了後の遊技に付加利得を発生させ
るようにした構成にあっては、進行型演出動画Xが利得
の判定機能を備えてその有用性が向上すると共に、該演
出動画Xへの遊技者の注目及び期待が高まり、該演出動
画Xを単なる装飾効果を越えて遊技者の緊張感を昂揚さ
せうる優れた効果を奏することとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の組合わせにより
所定の利益ある作動を生じさせる図柄表示装置を備えた
パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の図柄を画面上に変動表示する図柄
表示装置と、球検出手段を備えた図柄始動領域と、図柄
始動領域の球検出手段からの球検出信号に起因して図柄
表示装置を変動表示させて、各図柄を確定表示する図柄
制御手段と、開閉制御される可変入賞口を備えた可変入
賞装置とを備え、図柄表示装置に確定表示された各図柄
の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、大当り状
態となって、遊技者に所定の利得をもたらす特別遊技作
動を発生させるパチンコ機は良く知られている。
【0003】ここで、この所定の利得をもたらす特別遊
技作動は、通常、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、
可変入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内
での規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順
次生じてなる開閉ラウンドを、あらかじめ定められた回
数を繰り返してなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特別
遊技作動にあっては、可変入賞装置の可変入賞口が開放
し、所定制限時間(例;30秒)の経過、又は該開放時
間内における規定個数(例;10個)の入賞満了によ
り、可変入賞口が閉鎖し、さらに開放するという行程
(開閉ラウンド)を所定回(例;16ラウンド)繰り返
して、遊技者に利得を供与するものである。
【0005】昨今、図柄表示装置として液晶表示装置等
を使用し、この特別遊技作動中にあって、演出画面を工
夫して、大当り遊技を盛り上げるようにした構成が提案
されている。しかるに、この演出画面は常に同じものが
用いられ、しかも単なる装飾的機能でしかなく、このた
め遊技者は、この演出画面に対する興味を失いがちとな
り、有用性に欠けるものであった。
【0006】また、特別遊技作動のプロセスにあって、
各開閉ラウンドには予め定められた進行型演出動画が進
行表示されるが、入賞球が10球検知されると大入賞口
は閉口し、表示途中でも画面が切り替わるため、各開閉
ラウンドの大入賞口の開放時間は不定である。このため
開放時間の間に表示される動画は、ラウンドごとに連続
し、再開されるものであるため、各開放時間T3の総和
が動画の終了に要する時間に通常至ることなく、このた
め動画は完結せず、中途半端に終わってしまい、折角大
当りを盛り上げ遊技者を楽しませるために用意された動
画の効果を充分発揮し得ないものであった。
【0007】本発明は特別遊技作動中に表出する演出画
像を多様でしかも付加価値の高いものとすることを目的
とするものである。
【0008】
【課題をするための手段】本発明は、上述した大当りと
なると、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞
口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内における
規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生
じてなる開閉ラウンドを、繰り返してなる特別遊技作動
を実行するようにしたパチンコ機において、特別遊技作
動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続して進行型
演出動画を表示すると共に、大当りの図柄内容により、
進行型演出動画の最終到達度をあらかじめ定めるように
したものである。かかる構成は、大当り図柄によりその
最終到達度が変わるから、所定の大当り図柄の出現に対
する遊技者の希求が高まり、さらには所定の到達度に向
けての演出動画の進行に遊技者は強い関心を抱くことと
なる。
【0009】または特別遊技作動の開始から終了まで、
図柄表示装置に連続して進行型演出動画を表示すると共
に、動画乱数の抽選により、進行型演出動画の進行型演
出動画の内容の到達度を定めるようにしたものである。
この場合には、大当り図柄と直接関係しないから、その
最終到達度が動画が終了するまで理解できず、その注目
度が向上する。
【0010】さらにこの場合に動画乱数の抽選により、
進行型演出動画の最終到達度をあらかじめ定めると共
に、大当り図柄により該動画乱数による最終到達度の選
定確率を、大当りの図柄内容により変えるようにしても
良い。これにより、所定の大当り図柄への待望と、さら
には到達度が未確定であることの緊張感との両方を調和
させることができる。
【0011】このように各構成はいずれも、進行型演出
動画を複数用意し、これを大当りの図柄内容や、動画乱
数の抽選により決定したものであるから、動画内容が多
様性に富み、飽きのこない図柄表現となる。
【0012】ここでこの進行型演出動画とは、後述する
単純進行型演出画面のほかに、ロールプレイングゲーム
など登場人物が種々の課題を順次達成して進行する動画
など、所定の目標に向けて進行する演出動画をいう。
【0013】ここで、これらの演出動画を、各ラウンド
の消化時間が異なるにもかかわらず、最後の到達度が確
認され得るようにするために、特別遊技作動の開始から
終了まで、図柄表示装置に連続して進行型演出動画を表
示すると共に、各開閉ラウンドごとに割り当てられて進
行型演出動画の一部を構成する進行型部分動画を、時間
調整手段により、開閉ラウンドの時間に適合してほぼ最
後まで表示するようにした構成が提案される。
【0014】すなわち、上述したように、可変入賞装置
の可変入賞口が開放し、例えば30秒程度の所定制限時
間が経過するか、又は該所定制限時間内で例えば10個
程度の規定個数の入賞満了(ほとんどがこの条件満了に
より閉鎖する)により、可変入賞口が閉鎖する。このた
め、規定個数の入賞満了までの時間に対応して各開閉ラ
ウンドの終了時間が異なる。これが原因で従来の動画表
現にあっては物語が途中で終了するのを認容していた。
本発明は、各開閉ラウンドごとに割り当てられて進行型
演出動画の一部を構成する進行型部分動画を、開閉ラウ
ンドの時間に適合する長さに調整し得る時間調整手段を
介して完結的に表示可能としたものであるから、このよ
うな問題が無く、各進行型部分動画により構成される進
行型演出動画が違和感無く進行しかつ全体としても完結
する。ここで進行型部分動画は、進行型演出動画を所定
単位で分割したものであるため、それ自体も進行性を有
しているものである。
【0015】この時間調整手段としては、進行型部分動
画を、車両の進行、人の走行等の単純進行型動画とし
て、開閉ラウンド終了と同時に画像終了するようにして
構成することができる。このように車両の進行、人の走
行等の単純進行型動画にあっては、単純に連続するもの
であるから途中で終了しても違和感がない。この単純進
行型画像とは所定の目標に向けてほぼ同じ動作が繰り返
されてなる動画をいう。
【0016】また時間調整手段を、各進行型部分動画の
進行速度を、可変入賞口への入賞消化速度(入賞球数/
時間)により変化させるようにして構成することもでき
る。この構成にあっては、各開閉ラウンドごとの進行型
部分動画を、入賞消化速度が変わっても、同じものを途
中で中断することなく用いることができ、複雑な動画内
容であっても、違和感なく時間調整ができる。また、入
賞消化速度が速ければ、早い展開となって臨場感が高ま
る。
【0017】ここで、各進行型演出動画の内容の最終到
達度が所定の場合に、特別遊技作動終了後の遊技に付加
利得を発生させることができる。これにより、進行型演
出動画は、単に大当りを盛り上げるだけではなく、利得
判定機能を備えることとなり、演出動画の進行状態に、
遊技者は大きな関心を払うこととなって、大当り作動
(特別遊技作動)中にあっても緊張感が維持され、この
進行型演出動画の有用性が向上する。
【0018】
【発明の実施の態様】本発明の実施例を図面に従って説
明する。図1はパチンコ遊技機の正面図であり、パチン
コ遊技機1、前面枠3、遊技盤4を備え、さらに下方部
分には、上受け皿60及び下受け皿61を上下に備え、
さらに右下には回転式の発射ハンドル40が設けられて
いる。
【0019】図2はパチンコ遊技機1の遊技盤4の正面
図であって、その盤面中央には、装着ケース(図示せ
ず)の前部に固定されたセンターケース7が配設され、
該センターケース7内に液晶表示器、CRT表示器等か
らなる動画を表現可能な図柄表示装置6が設けられる。
この図柄表示装置6の一部領域には三つの特別図柄A,
B,Cが横方向に並んで表示される。この特別図柄A,
B,Cは、「0」〜「13」等の数字からなる。
【0020】このセンターケース7の下部両側には4個
のパイロットランプからなる特別始動記憶数表示装置8
が設けられる。この特別始動記憶数表示装置8は、図3
で示す記憶装置RAMの一部領域に記憶された球数を表
示する。
【0021】さらに図柄表示装置6上には、特定の色を
点灯する三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が
配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の
組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態
様が所定の当り状態の場合には、普通電動役物15を開
放する。尚、この普通図柄表示装置10としては、液晶
表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等により構
成し、その表示内容により、当り,はずれを決定するも
のであっても良い。
【0022】センターケース7の両側には、普通図柄作
動ゲート(普通始動領域)13,13が設けられ、該普
通図柄作動ゲート13,13内には、遊技球を検知する
普通図柄始動スイッチS (図3参照)を備え、該普
通図柄始動スイッチS から球検出信号が発生する
と、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0023】また、普通図柄表示装置10の下側位置に
は、4個のパイロットランプからなる普通始動記憶数表
示装置11が設けられ、普通図柄始動スイッチS
らの球検出信号が、所定数を上限として記憶装置RAM
の一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示す
る。
【0024】普通図柄表示装置10の表示結果が、上述
したような所定の当り状態の場合には、センターケース
7の直下位置に配設した普通電動役物15の左右の開閉
翼片が約0.5秒拡開して、図柄始動領域14の開口度
を拡開させ、球が入り易い状態に変換する。すなわちこ
の普通電動役物15の球入口は、図柄表示装置6を駆動
するための、図柄始動領域14となる。また、普通電動
役物15内には、球検出構成を構成する光電スイッチ、
リミットスイッチ等の特別図柄始動スイッチS (図
3参照)が備えられ、該特別図柄始動スイッチS
よる球通過検知に伴って、図柄表示装置6の特別図柄
A,B,Cが変動表示し、所定の図柄を停止表示するこ
ととなる。
【0025】前記普通電動役物15のさらに下方には、
特定領域19を有する可変入賞口17を備え、蓋体18
を開閉制御することにより可変入賞口17を開放状態と
閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置16が配設
されている。この可変入賞装置16は、後述する特別遊
技作動を実行するものであって、その可変入賞口17に
は、特定領域19に入った遊技球を検知する特定領域ス
イッチ(役物連続作動スイッチ)S と、大当り中の
入賞個数を計数する入賞球検知スイッチ(カウントスイ
ッチ)S とが設けられている。
【0026】次に上記パチンコ遊技機1の作動につき説
明する。図柄始動領域14から遊技球が流入すると、賞
球の供給と共に図柄表示装置6が駆動する。尚、連続的
に通過した場合には、特別図柄始動スイッチS によ
る球検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その記
憶に基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLE
Dが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLED
は図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少
する。
【0027】この図柄表示装置6が駆動すると、特別図
柄A,B,Cは所定の図柄順列に従って変動開始し、約
6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に
図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが後
述するように、同じ図柄の組み合わせになると、大当り
が発生し、サウンドジェネレーター(図3参照)がファ
ンファーレを発すると共に、特別遊技作動が開始され、
可変入賞装置16の可変入賞口開放ソレノイド(図3参
照)が駆動し、蓋体18が前方に傾動して可変入賞口1
7が開放する。この開放は、所定制限時間(30秒)が
経過するか、該所定制限時間内で、入賞球検知スイッチ
(カウントスイッチ)S により10個の遊技球の入
賞検知がなされるまで継続される。また上述したよう
に、可変入賞口17の特定領域19を通過し、特定領域
スイッチ(役物連続作動スイッチ)S がオンした時
は、次の開閉ラウンドへの条件が充足され、一旦蓋体1
8が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了すると、その動作
終了後に再び可変入賞口17が開放して、次の開閉ラウ
ンドへ移行する。このように開閉ラウンドが繰り返され
て、可変入賞口17の連続開放作動を生じ、遊技者に所
定の利得が供される。
【0028】而して、可変入賞装置16は、大当りによ
り、可変入賞口17の開放と、可変入賞口17の所定制
限時間(30秒)の経過、又は該所定制限時間内での規
定個数(10個)の入賞満了による可変入賞口17の閉
鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを繰り返すこととな
る。
【0029】上述の図柄表示装置6及び普通図柄表示装
置10の図柄変動制御手段は、図3で示す中央制御装置
CPU等からなる遊技制御装置80(マイクロコンピュ
ータシステム)によって構成される。かかる構成及び制
御態様につき説明する。
【0030】この中央制御装置CPUは、制御動作を所
定の手順で実行するものであって、動作プログラムを格
納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き
できる記憶装置RAMが接続されている。記憶装置RO
Mには、制御プログラム、乱数テーブル、大当り遊技パ
ターン及びランプ,LEDの表示パターン、スピーカか
らの効果音等を発生させるための音声発生パターン等の
固定データが記憶されている。そして前記乱数テーブル
には上述した各種の乱数が格納され、これにより、上述
の各ステップに沿って、各抽選がなされる。
【0031】また中央制御装置CPUには入力ポートを
介して特別図柄始動領域14に設けられた特別図柄始動
スイッチS 、普通図柄始動スイッチS 、特定領域
スイッチ(役物連続作動スイッチ)S 、入賞球検知
スイッチS が接続され、各スイッチから送り出され
た信号を波形整形回路により波形整形して中央制御装置
CPUに入力データとして伝えられ、その情報が記憶装
置RAMに記憶される。記憶装置RAMには図柄表示装
置6で表示される特別図柄A,B,Cの停止表示態様を
定めるデータ等を一時的に記憶する記憶エリア、ソフト
タイマを構成するレジスタ領域及び遊技制御装置80の
ワークエリア等が設けられている。この記憶装置RAM
には、メモリにデータを読み書きするアドレスを指定す
る情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、
中央制御装置CPUと記憶装置ROM,RAMとデータ
のやり取りを行なうデータバスとが接続される。さらに
は、記憶装置RAMの記憶エリアには、特別図柄始動ス
イッチS ,普通図柄始動スイッチS からの球検知
信号が所定個数を限度として記憶される。
【0032】さらに、中央制御装置CPUには、出力ポ
ートを介して制御する図柄制御装置81、上述した各種
ソレノイド、始動記憶数表示装置8,11,装飾ランプ
・LED等の周辺機器が接続される。この図柄制御装置
81は、LCD可変表示用CPU及びドライバーとを備
え、そのドライバーに液晶表示器からなる図柄表示装置
6が接続され、その図柄を制御するようにしている。こ
の図柄制御装置81の図示しない記憶装置には、液晶表
示器(図柄表示装置6)への可変表示データ、その表示
パターン及び大当り表示態様等の固定データが記憶され
ている。
【0033】さらにはこの記憶装置には、本発明の要部
に係る特別遊技作動中に表示される複数の演出動画デー
タが記憶される。この演出動画データは、本発明の第一
実施例にあっては、大当り図柄乱数Lにより選定される
大当り図柄と連係して所定の大当り図柄には所定の演出
動画が表示されるようになっている。従って大当り図柄
乱数Lにより選定されることとなる。尚、他の実施例に
あっては、大当り図柄とは無関係に動画乱数Rの抽選に
より演出動画データが選定される。この演出動画データ
により出力される演出動画の最終達成度は夫々異なって
いる。
【0034】その他、中央制御装置CPUには、上述し
たように、音データを受けてアンプに出力するサウンド
ジェネレータが接続されている。さらには、後述するよ
うに、特別遊技作動の開始から、規定個数10個が入賞
満了するまでの時間を計測するタイマーTMが接続され
ている。
【0035】次に遊技制御装置80による特別図柄制御
装置6の図柄制御につき説明する。上述の記憶装置RO
Mには、0〜315のコマからなる大当り特別乱数Kが
格納される。そして、図柄始動領域14に球が入って、
特別図柄始動スイッチSで球検出されると、その時点
における乱数値が選出され、その内容が記憶装置RAM
に記憶される。
【0036】また記憶装置ROMには、大当り特別乱数
Kの結果により選定される大当り図柄乱数Lと、ハズレ
図柄乱数Ma ,Mb ,Mc が格納され、当り,はずれに
基づき停止図柄となる図柄を決定する。さらにまた記憶
装置ROMには、0〜28のリーチ乱数Nが格納され
る。このリーチ乱数Nは、非リーチ状態のときと異なる
変動表示態様の特殊なリーチ変動表示態様を複数種類備
えていることから、いずれのリーチ変動表示態様でリー
チ作動を行うかを決定するものであり、大当り図柄の場
合、及びハズレ図柄であってA=Bの場合に選択され
る。
【0037】そして、図柄始動領域14を球が通過して
特別図柄始動スイッチS がオン作動すると、その検
知信号の発生にともない大当り特別乱数Kを選定し、当
り又ははずれを決定する。尚、この過程で、始動記憶数
が満杯状態(4個)となっている場合には、図柄始動領
域14を球が通過しても無効としたり、変動中の場合に
は、始動記憶数を一個加算する等の処理が行なわれる。
そして、この図柄始動領域14への球通過、または始動
記憶数の減算に基づき図柄制御装置81を介して図柄表
示装置6が変動する。尚、普通図柄作動ゲート(普通始
動領域)13,13が通過した場合にあっても、始動記
憶数が満杯状態となっている場合には無効となる。
【0038】大当り特別乱数K=7が選定されて大当り
となると、特別図柄始動スイッチS からの球検知信
号の発生に伴って、又は始動記憶装置に記憶されている
場合にはその記憶消化に伴って、特別図柄A,B,Cを
変動させると共に、図3で示す大当り図柄乱数Lから値
を選出して、当り図柄を決定する。さらにはリーチ乱数
Nを抽選し、いずれの特殊変動表示態様でリーチ作動を
行うかを決定する。ここで、大当り図柄乱数Lは、0〜
13の14コマからなり、該コマに対応する当り図柄を
選出する。上述したように、本発明の第一実施例にあっ
ては、大当り図柄乱数Lは演出動画データと連係してお
り、該大当り図柄乱数Lにより選定される大当り図柄と
の関係で、所定の到達度となる進行型演出動画が表出す
ることとなる。
【0039】このように大当り図柄が選出されると、該
図柄組み合わせに対応して、特別図柄A,Bを順次循環
変動して停止させ、同一図柄となるようにしてリーチ状
態とし、リーチ乱数Nにより指定された所定の特殊動作
形態を実行した後に、特別図柄Cが図柄停止して、大当
り図柄乱数Lによりあらかじめ決定された、下段に示す
「1,1,1」、「2,2,2」、「3,3,3」、
「4,4,4」等の数字からなる同一図柄の組み合わせ
を特別図柄A,B,Cに表出し、当り図柄態様となるよ
うにする。そして、「大当り」となって、上述の可変入
賞装置16の作動が行われることとなる。
【0040】一方、Kが当りコマでない場合には、ハズ
レとなり、特別図柄A,B,Cを変動させると共にハズ
レ図柄乱数Ma ,Mb ,Mc を順次選出し、特別図柄
A,B,Cをハズレ表示する。この時、ハズレ図柄乱数
Ma ,Mb から選出された図柄が、特別図柄A=Bとな
った場合には、リーチ乱数Nを抽選して、所定のリーチ
変動表示態様によるリーチ作動を発生させるようにし、
当り図柄が得られた場合は、再度、ハズレ図柄乱数を選
出し直して、ハズレ図柄態様となるようにする。
【0041】次に、本発明の要部につき説明する。上述
したように、図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが当
り図柄態様となると、「大当り」となって、特別遊技作
動が実行され、サウンドジェネレータ(図3参照)がフ
ァンファーレを鳴らすと共に、大入賞口開放ソレノイド
が駆動して、可変入賞装置16の蓋体18が前方に傾動
して、可変入賞口17が開口する。そして、所定制限時
間30秒が経過するか、又は規定個数10個の遊技球が
入賞満了すると、一旦蓋体18が閉じて、1回目の開閉
ラウンドが満了する。そしてさらに、入賞球が可変入賞
口17の特定領域19を通過し、特定領域スイッチ(役
物連続作動スイッチ)S がオンしたことを条件とし
て、次の開閉ラウンドへ移行する。
【0042】ところでこの特別遊技作動中にあって、図
柄表示装置6にはこれを盛り上げるために、進行型演出
動画Xが表出する。本発明は、この進行型演出動画Xの
制御に係るものである。ここで上述したように図柄制御
装置81の記憶装置(図示せず)には、特別遊技作動中
に表示される複数の進行型演出動画Xを表示するための
演出動画データが記憶される。この演出動画データは、
大当り図柄乱数Lにより選定される。また、この進行型
演出動画Xの最終表示により判定される最終到達度は夫
々異なっている。
【0043】図4はこの特別遊技作動のタイムチャート
図であり、T1〜T5により構成されている。ここで、
T1は大当り図柄の停止に至る変動時間(10秒〜30
秒)である。またT2は大当り判定後のインターバル時
間(10秒)であり、この時間での図柄停止により遊技
者は大当りの達成を確認することができる。またT3は
大入賞口の開放時間(最大30秒)でありこの時間中に
規定個数10個を範囲として入賞が可能となる。またこ
の時間は30秒を限度とし、かつ10個の入賞満了に伴
って終了するから時間が一定ではない。そしてT4のイ
ンターバル時間(2秒)が経過すると、再び大入賞口が
開口して、T3が再開される。このT3とT4を16ラ
ウンド繰り返して後、T5の終了ディレー時間(10
秒)が満了すると、この一連の特別遊技作動が終了す
る。
【0044】ここで各時間と進行型演出動画Xとの関係
をさらに具体的に述べる。この進行型演出動画Xとし
て、進行型部分動画Yである列車の走行(単純進行型動
画)と到達画像Zである所定駅への停車を、順次繰り返
す進行型演出動画Xを例に取る。この進行型演出動画X
は特別遊技作動の消化時間(T2+16×(T3+T
4)+T5)で1つの物語を構成し、時間T2からT5
まで連続的に表示される。尚、特定領域19に遊技球が
通過すると、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され
たことを祝祭的に示すため、図柄表示装置6の画面に
「V」文字等を割り込み表示するようにしても良い。こ
の場合にあって、進行型部分動画Y又は到達画像Zの物
語性を阻害しないように、図柄表示装置6の画面の一部
を用いたり、または瞬間的な表示とする等の処理を行な
うことにより、進行型演出動画Xの一連性が保持され
る。さらには、その他、進行型演出動画Xの進行中にあ
って、この進行型部分動画Y又は到達画像Zの連続性が
維持される限りにおいて、特別遊技中の種々の状況変化
又は進行を演出動画X上に割り込み表示することができ
る。
【0045】まず時間T1の変動の結果、大当りと判定
されると時間T2で大当りとなった特別図柄A,B,C
が画面左上に小さくなって表示される。画面は例えば列
車が駅に停車した景色に変わり、画面左下にラウンド数
α、右下に入賞球数βが表示される。そして各T3には
列車の進行を示す単純進行型部分動画Yが割り当てら
れ、かつT4にはその進行結果を停車駅で示す到達画像
Zが割り当てられる。次に時間T2が経過し、大入賞口
開放と共に第1ラウンドの時間T3が開始されると、画
面は列車の進行を示す進行型部分動画Yが実行される。
この部分動画Yは、図6イで示すように、列車が定位置
で、周囲の景色が後方へ進行して、あたかも列車が進行
しているかのような形態となる。この場合にその動的進
行を効果的に示すため、サウンドジュネレータによりス
ピーカから効果音が発せられる。時間T4となり大入賞
口が閉口すると、図6ロで示すように、画面には停車駅
が表示された到達画像Zが表出される。この停車駅名γ
により各進行型部分動画Yの到達度が示されることとな
る。同様にして、時間T4が終了すると、続いて再び第
2ラウンドの時間T3となり、図6イが表示され、時間
T3が経過すると図6ロが表示されて、その到達度が停
車駅名γにより示される。
【0046】これらを繰り返し最終16ラウンドの時間
T3が経過すると大入賞口が閉口し画面は最終到達駅に
到着した表示となる。すなわちこの駅画像が最終到達画
像Zとなり、最終到達駅名γにより最終到達度が示され
る。このような単純進行型画像としては、車両の進行の
ほかに、マラソン、駅伝等の人の走行に係るものなど種
々提案される。すなわち単純進行型画像とは所定の目標
に向けてほぼ同じ動作が繰り返されてなる動画であれば
よく、かつその最終到達度が明確なものであれば良い。
【0047】ここで上述したように時間T3は入賞個数
が10個となると終了するため不定である。従って、各
開閉ラウンドごとに表示される進行型部分動画Yには長
短がある。ところが上述した進行型部分動画Yは列車の
走行画面に係るものであり、単純進行型の動画である。
このため、10個の入賞に伴って進行型部分動画Yが途
中で中断しても遊技者に全く違和感を生じさせない。そ
してまた各ラウンド後のインターバル時間T4に表示さ
れる到達画像Zも各進行型部分動画Yの到達度を示すも
のであるから、各進行型部分動画Yと有機的に結合し、
全体として完結された一連の物語となる進行型演出動画
Xを形成することとなる。而して、上述の単純進行型で
ある進行型部分動画Yにより進行型演出動画Xの各部分
を構成することにより、時間調整が可能である一手段が
構成され得ることとなる。
【0048】この可変入賞口17への規定個数10個の
入賞満了までに要した消費時間はタイマーTM(図3参
照)により計測される。
【0049】すなわち上述の構成にあっては、インター
バル時間T4に到達画像Zとして表出された停車駅を、
入賞消化速度(入賞球数/時間)が早いほど、遠方の停
車駅に列車を停止するように表現し、これによりこの到
達画像Zにより到達度を演出的に表現する。そして上述
の最終到達度により、特別遊技作動終了後の遊技に利益
差を設ける。このようにインターバル時間T4に到達度
を表示するようにした構成は、進行型演出動画Xの流れ
を損なうことなく、その達成度を明示できて新たな挑戦
意欲を喚起しうることとなる。この最終到達度による利
益差は後述する。
【0050】進行型部分動画Yの他の時間調整手段とし
て、各進行型部分動画Yの進行速度を、可変入賞口への
入賞消化速度(入賞球数/時間)により変化させるよう
にして構成することもできる。この構成にあっては、各
開閉ラウンドごとの進行型部分動画Yを同じものを中断
することなく用いることができ、ロールプレイングゲー
ム等の複雑な動画にあっても違和感なく時間調整でき
る。また、入賞消化速度が速ければ、早い展開となって
臨場感が高まる。
【0051】図5はその実施例を示すものであり、上段
に入賞球検知センサによる各入賞球検知までの間隔t
〜t10が表示される。一方下段は部分動画Yの割付
けを示すものである。この進行型部分動画Yはあらかじ
め10等分(入賞制限個数10個に対応)された分割動
画x 〜x10からなり、各分割動画は、時間の伸縮
を設定を可能としている。そして最初の分割動画x1
は、開始画像として、固定画像または単純進行型の動画
により構成するものとする。
【0052】かかる構成にあって、開放時間T3が開始
されると、まず開始画像からなる分割画像x が表出
する。そしてt 後に最初の入賞球が入賞球検知セン
サにより検出されると、タイマーTMにより検知された
時間t1により第二の分割画像x2の表出が時間設定さ
れ、当該時間から割り出された進行速度に従って分割画
像x を進行させる。そして二番目の入賞球が同様に
検知されると、最初の検知からの時間t をタイマー
TMで検知し、同じく第三の分割画像x の表出が時
間設定され、当該時間から割り出された進行速度に従っ
て分割画像x を進行させる。このように入賞球の間
隔を各分割画像の時間に順次設定することにより、進行
型部分動画Yを入賞消化速度に容易に合致させることが
できる。そして、T3の満了によりT4で到達画像Zが
表出する。
【0053】そしてその最終達成度が高いほど、大きな
利得を生じさせるようにする。ここで本実施例では、例
えば大当り図柄が「3」、「7」及び「11」の場合に
は、最終達成度を高くして、利得を付加し、他の図柄で
大当りとなった場合には、最終達成度を相対的に低くし
て、付加利得を発生しないようにする。このように大当
り図柄の内容により、進行型演出動画Xの内容の進行程
度が異なり、このため遊技展開がさらに面白いものとな
る。
【0054】この進行型演出動画Xの列車の走行のほか
の具体例としては、上述の列車の進行の画像のほかに、
マラソン大会をテーマとして、図柄「3」、「7」及び
「11」の場合には、対戦相手が二流の弱い選手とし
て、一着でゴールインするようにして、最終到達度を高
くし、「4」や「8」の場合には、対戦相手を一流選手
として、優勝や2位又は3位になりにくくする。また、
格闘ゲームとして、同様に、図柄「3」、「7」及び
「11」の場合には、弱い選手と対戦させて、主人公が
勝利するようにする。その他種々の到達度が明確な競技
が演出動画Xとして提案される。
【0055】他の実施例にあっては、この最終到達度を
動画乱数Rの抽選により、決定する構成が提案される。
この場合には、大当り図柄と直接関係しないから、その
最終到達度が動画が終了するまで理解できず、その注目
度がさらに向上する。
【0056】さらには、いずれの大当り図柄にあって
も、動画乱数Rを抽選し、大当り図柄が「3」、「7」
及び「11」の場合には、最終達成度が高くなり易く、
他の図柄にあっては低くなり易くする等、大当り図柄内
容により、動画乱数Rにより選定される到達度の選定確
率に偏りを生じさせることができ、これにより、所定の
大当り図柄への待望と、さらには到達度が未確定である
ことの緊張感との両方を調和させることができる。
【0057】図7は、その割り付けを示す。ここで、到
達画面aは、高い最終到達度の画面,到達画面bは、中
程度の最終到達度の画面、到達画面cは、低い最終到達
度の画面とする。そして、「3」、「7」及び「11」
の場合には、到達画面aとなる確率が12/16、到達
画面bとなる確率が3/16、到達画面cとなる確率が
1/16として、到達画面aとなる確率を高くする。こ
の場合に、例えば列車にあっては、できるだけ遠方の駅
を到達度の高いものとすることができ、この場合に、遠
方の到達画像aに到達し易いことを視覚的に明瞭とする
ため、「3」、「7」及び「11」にあっては、演出ス
タート画面を、到達画像aにより近い駅から出発させる
(スタート画面III )。このように、大当り図柄によ
り、スタート画面(I,II,III )を変えて、高い最終
到達度となる確率を暗示させるようにする。
【0058】同様に、中程度の確率の図柄「1」,
「5」,「9」,「13」で大当りとなると、動画乱数
Rの抽選により、到達画面aとなる確率が3/8、到達
画面bとなる確率が3/8、到達画面cとなる確率が2
/8となるようにする。さらにその他の図柄で大当りと
なると、動画乱数Rの抽選により、到達画面aとなる確
率が1/8、到達画面bとなる確率が3/8、到達画面
cとなる確率が4/8となるようにする。各確率の設定
は、動画乱数Rの乱数値を各到達度に、所定確率となる
ように割り振れば良い。
【0059】この最終到達度が高い場合に供与される利
得例を以下説明する。尚、以下の利得は高い最終到達度
(図7のa)の場合を示すが、中程度の最終到達度(図
7のb)の場合には、その利得よりも少ない利得とれば
良く、容易に到達度と利得の調和を保つことができる。
イ;開閉ラウンド数の付加最終到達画像により表現され
る到達度が、所定の場合に基本開閉ラウンド数N(16
回)に付加開閉ラウンド数nを追加するようにした構成
が提案される。この場合には総開閉ラウンド数=N+n
となる。この付加開閉ラウンド数nは、到達度の程度に
より変えるようによしても良い。
【0060】ロ;大当り確率最終到達画像により表現さ
れる到達度が所定の場合に、図柄表示装置6の確定図柄
が所定の当り図柄態様となる大当り確率とした構成が提
案される。ここで確率を変化させるための手段として、
例えば、低確率の場合は、大当り特別乱数Kが「7」だ
けを当りとし、高確率の場合は、大当り特別乱数Kが
「7」、「13」、「23」、「42」、「47」であ
れば当りとして、当り確率を変化させるようにすれば良
い。
【0061】この高確率状態は、その変動回数が10回
まで等、所定回数とすることができる。または、次回に
大当りとなるまで高確率を継続させても良い。この利得
の程度も到達度により変化させるようにしてもよい。さ
らには、特別遊技作動終了後からの高確率終了までの時
間を定時間(例えば5分間)としても良い。
【0062】ハ;図柄表示装置の変動表示時間到達度に
より供与される利得が、特別遊技終了後の図柄表示装置
6の変動表示時間を短縮するものとしても良い。すなわ
ち図柄始動領域14に球が連続的に入ると、所定個数以
内に限って記憶され、これを越えると、図柄始動領域1
4に入っても無効となる。このため、変動表示時間が短
くなると、この特別始動記憶数表示装置8に表示される
始動記憶の消化速度が早くなり、無効球の発生率が低下
することとなる。従って、このような変動表示時間は遊
技の利得と大きく関係するから、これを短くすることは
付加利得ということができる。そこで、特別遊技作動終
了後から、到達度により、所定時間または次の大当りが
発生するまで変動表示時間を短縮する構成が提案され
る。
【0063】ニ;普通図柄表示装置の変動表示時間所定
有利形態が、特別遊技終了後の普通図柄表示装置10の
変動表示時間を短縮するものとしても良い。すなわち上
述と同様に、普通図柄作動ゲート(普通始動領域)1
3,13に球が連続的に入ると、所定個数に限って記憶
され、普通始動記憶数表示装置11に記憶数が表示され
るが、所定個数を越えると、普通図柄作動ゲート13,
13を球が通過しても無効となる。そこで、特別遊技作
動終了後から、所定時間が経過するまで、また次の大当
りまで、普通図柄表示装置10の変動表示時間を短縮す
る。
【0064】このように、進行型演出動画Xにより一連
の物語等を完結的に表出することにより、特別遊技作動
を大きく盛り上げると共に、演出動画Xの最終到達度に
対応して利得を供与し、かつその供与をインターバル時
間T4の間に表示される到達画像の内容により明示的に
表現することにより、演出画像自体の意義が向上し、遊
技者は係る演出画像を注視することとなる。
【0065】特定領域19に遊技球が通過した際に、図
柄表示装置6の画面の一部を用いて、「V」表示を行な
う等、進行型部分動画Y又は到達画像Zの連続性が維持
される限りにおいて、特別遊技中の種々の状況変化又は
進行を演出動画X上に割り込み表示するようにしても良
い。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上述したように、特別遊技作
動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続して進行型
演出動画Xを表示すると共に、大当りの図柄内容または
動画乱数Rの抽選により、進行型演出動画Xの最終到達
度をあらかじめ定めるようにしたものであるから、大当
たり中に多様な動画を表出でき、特別遊技を遊技者に飽
きさせることがない。また、各開閉ラウンドごとに割り
当てられた進行型部分動画を、時間調整手段を介して開
閉ラウンドの時間に適合する長さで表示可能とした構成
にあっては、規定個数の入賞満了までの時間に対応して
各開閉ラウンドの終了時間が異なるにもかかわらず、違
和感無く、一連の完結画像として進行型演出動画Xが特
別遊技作動中に表出でき、該特別遊技作動を動的に盛り
上げて、遊技の興趣を向上する。
【0067】また、進行型演出動画Xの最終到達度が所
定の場合に、特別遊技作動終了後の遊技に付加利得を発
生させるようにした構成にあっては、進行型演出動画X
が利得の判定機能を備えてその有用性が向上すると共
に、該演出動画Xへの遊技者の注目及び期待が高まり、
該演出動画Xを単なる装飾効果を越えて遊技者の緊張感
を昂揚させ得る優れた効果を奏することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の遊技盤1を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の図柄表示装置6の正面図である。
【図3】遊技制御装置(マイクロコンピュータ)を示す
ブロック回路図である。
【図4】特別遊技作動のタイミングチャート図である。
【図5】時間調整手段の一例を示す説明図である。
【図6】進行型部分動画Y(イ)と到達画像Z(ロ)の
一例を示す画像図である。
【図7】大当り図柄に対する最終到達画面の割り付け図
である。
【符号の説明】
6 図柄表示装置 10 普通図柄表示装置 14 始動口 16 可変入賞装置 17 可変入賞口 X 進行型演出動画 Y 進行型部分動画 Z 到達画像 R 動画乱数

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の図柄を画面上に変動表示する領域を
    含む図柄表示装置と、球検出手段を備えた図柄始動領域
    と、図柄始動領域の球検出手段からの球検出信号に起因
    して図柄表示装置を変動表示させて、各図柄を確定表示
    する図柄制御手段と、開閉制御される可変入賞口を備え
    た可変入賞装置とを備え、図柄表示装置に確定表示され
    た各図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、
    可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の所定
    制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入
    賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉
    ラウンドを、1回又は複数回繰り返してなる特別遊技作
    動を実行するようにしたパチンコ機において、 特別遊技作動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続
    して進行型演出動画を表示すると共に、大当りの図柄内
    容により、進行型演出動画の最終到達度をあらかじめ定
    めるようにしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】複数の図柄を画面上に変動表示する領域を
    含む図柄表示装置と、球検出手段を備えた図柄始動領域
    と、図柄始動領域の球検出手段からの球検出信号に起因
    して図柄表示装置を変動表示させて、各図柄を確定表示
    する図柄制御手段と、開閉制御される可変入賞口を備え
    た可変入賞装置とを備え、図柄表示装置に確定表示され
    た各図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、
    可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変入賞口の所定
    制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入
    賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉
    ラウンドを、1回又は複数回繰り返してなる特別遊技作
    動を実行するようにしたパチンコ機において、 特別遊技作動の開始から終了まで、図柄表示装置に連続
    して進行型演出動画を表示すると共に、動画乱数の抽選
    により、進行型演出動画の最終到達度をあらかじめ選定
    するようにしたことを特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】動画乱数の抽選により、進行型演出動画の
    最終到達度をあらかじめ定めると共に、大当り図柄によ
    り該動画乱数による最終到達度の選定確率を、大当りの
    図柄内容により変えるようにしたことを特徴とする請求
    項2記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】特別遊技作動の開始から終了まで、図柄表
    示装置に連続して進行型演出動画を表示すると共に、各
    開閉ラウンドごとに割り当てられて進行型演出動画の一
    部を構成する進行型部分動画を、時間調整手段により、
    開閉ラウンドの時間に適合してほぼ最後まで表示可能と
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】時間調整手段が、進行型部分動画を、車両
    の進行、人の走行等の単純進行型部分動画として、開閉
    ラウンド終了と同時に画像終了するようにしてなるもの
    であることを特徴とする請求項4記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】時間調整手段が、各進行型部分動画の進行
    速度を、可変入賞口への入賞消化速度(入賞球数/時
    間)により変化させてなるものであることを特徴とする
    請求項4記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】進行型演出動画の最終到達度が所定の場合
    に、特別遊技作動終了後の遊技に付加利得を発生させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載のパチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011177447A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2013126473A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

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