JP3990540B2 - 加圧送風フードのシール装置およびシール方法 - Google Patents

加圧送風フードのシール装置およびシール方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高炉用焼結鉱の製造法に関わり、焼結設備における加圧送風フードのシール装置およびシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼結機において、図1に示すように、配合原料を原料ホッパー5から無端状のパレット1に装入して、点火炉6で原料充填層2の上部に点火し、ウインドボックス8、排気ダクト9、排ガス集塵機10を介して排気ブロアー11により下方に吸引するとともに、ガスの加圧送風ブロアー4を接続した加圧送風フード3から原料充填層2の上部にガスを送風し、パレット1を移動させることで、順次上層から下層へ焼成する加圧焼結法がある。
【0003】
このような加圧焼結法として、例えば、焼成初期にはウインドボックス8の吸引圧力を大気圧に対して−9.8kPa(−1000mmAq)として大気を吸引し、燃焼溶融帯の上層から下層までの移行速度を小さくし、高温保持時間を従来よりも大きくすることで、原料充填層2の上部の成品歩留、焼結鉱品質を向上することができる。焼成中期以降は、例えば、原料充填層2の上部から空気の加圧送風ブロアー4を接続した加圧送風フード3により大気圧に対して+19.6kPa(+2000mmAq)で空気を押し込み、下方から−9.8kPa(−1000mmAq)で吸引し、原料充填層2の差圧を29.4kPa(3000mmAq)にすることで、通過ガスの密度を増大してコークス燃焼速度を増すとともに伝熱速度を増して、燃焼溶融帯の移行速度を大きくできる。さらに、ガス流量の増大によって冷却速度を増すことで、原料充填層内の燃焼溶融帯の高さ方向の厚みが小さくなり、燃焼溶融帯の通気抵抗を小さくして、燃焼溶融帯の移行速度を大きくすることができる。その結果、加圧焼結法においては焼結機の生産率、成品歩留、焼結鉱品質を大幅に向上できる。
【0004】
しかし、加圧焼結法は前記加圧送風フード3と原料充填層2とのシールが極めて困難であり、実施された例はほとんどない。特に、焼結パレット全体を覆う場合、あるいは焼結パレットの一部分を利用してシールする場合、パレット群が上下左右に揺動し、点火炉の通過時や焼成時に受ける熱膨張などの影響を考慮して設計する必要があることから、十分なシール技術が確立されていないからである。
【0005】
実公昭58−177797号公報には、「固定式のフードのスカート部に適正な弾性を備えている材料を設置し、焼結鉱上面に摺接せしめることによりシールできる」と、報告されている。しかし、凹凸があり移動しているパレット上の焼結鉱にスカート部を摺接しても、単独でシールが可能でかつ耐用性のある弾性体はない。
【0006】
実公昭61−141700号公報には、「シール片が焼結鉱上面の上下動に追従しながら移動し、シール体がシール片の上下動に追従して上下に伸縮することでフード外周部のシールができる」と報告されている。しかし、この方法ではパレット移動方向と幅方向のコーナー部のシールが困難であり、設備も大がかりなものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記の従来の技術は、いずれもシール片と焼結鉱、あるいはシール片間で摺動が発生する機構である。すなわち、図2に示すように、加圧送風フード3のスカート下端部13と原料充填層2の間にシール片14がなければ、加圧送風フード3からの漏れガス量が多く、加圧送風フード3内の圧力が増加せず、加圧焼結法に必要な送風圧力を得ることができない。しかしながら、通常、焼結機は24時間連続稼働しており、シール片は原料充填層表層の硬い焼結鉱粉と常に摺動しており、シール片14の消耗には非常に過酷な条件なので、十分に耐用性(耐摩耗性)のあるシール片を得ることが困難であった。従って、摺動が発生してもシールが可能であり、耐用性も問題とならない画期的なシール技術の開発が望まれていた。
【0008】
そこで本発明は、焼結パレット上方に設けた加圧フードから十分な加圧送風が可能であるためのシール性を有し、且つ耐用性も兼ね備えた焼結設備の加圧送風フードのシール装置およびシール方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を解決するものであり、その要旨とするところは以下の通りである。
【0010】
(1)下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール装置において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材の外側にシール片の上端部を固着し、該支持部材の内側に前記シール片の下端部をバネを介して連結し、該シール片を、前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置し、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール装置。
(2)下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール装置において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材にバルク状の弾性体を介してシール片を固着し、該シール片を、前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置し、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール装置。
(3)下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール装置において、該加圧送風フードのスカート下端部に内部圧力の調節が可能なエアーダクトを設置し、該エアーダクトの底部にシール片を設置し、該シール片を、前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置し、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール装置。
【0012】
)前記硬質剛体がセラミックス、硬質金属、およびサーメットのうちの1種または2種以上からなることを特徴とする前記(1)から(3)の何れかの加圧送風フードのシール装置。
【0013】
)前記弾性体がゴムであることを特徴とする前記(1)から()の何れかの加圧送風フードのシール装置。
【0014】
)前記硬質剛体の形状が板状、球状、および円筒状のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする前記(1)から()の何れかの加圧送風フードのシール装置。
【0017】
)前記バルク状の弾性体がスポンジ状のゴム、チューブ、および可撓性金属体のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする前記()の加圧送風フードのシール装置。
【0019】
)下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール方法において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材の外側にシール片の上端部を固着し、該支持部材の内側に前記シール片の下端部をバネを介して連結し、該シール片を前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるようにし、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール方法。
下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール方法において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材にバルク状の弾性体を介してシール片を固着し、該シール片を前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるようにし、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール方法。
10下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール方法において、該加圧送風フードのスカート下端部に内部圧力の調節が可能なエアーダクトを設置し、該エアーダクトの底部にシール片を設置するとともに、該エアーダクト内へのエアー供給量により圧力を調節し、該シール片を前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるようにし、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール方法。
【0021】
11)前記硬質剛体がセラミックス、硬質金属、およびサーメットのうちの1種または2種以上からなることを特徴とする前記(8)から(10)の何れかの加圧送風フードのシール方法。
【0022】
12)前記弾性体がゴムであることを特徴とする前記()から(11)の何れかの加圧送風フードのシール方法。
【0023】
13)前記硬質剛体の形状が板状、球状、および円筒状のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする前記()から(12)の何れかの加圧送風フードのシール方法。
【0026】
14)前記バルク状の弾性体がスポンジ状のゴム、チューブ、および可撓性金属体のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする前記()の加圧送風フードのシール方法。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を詳細に説明する。
【0029】
発明者らは、加圧焼結法において焼結原料充填層の上方に設けられる加圧送風フードのスカート下端部と焼結原料充填層との隙間をシールするためのシール片の耐用性(耐摩耗性)及びシール性を向上するための設備および方法について、鋭意検討をおこなった。
【0030】
加圧送風フードのスカート下端部に設けられるシール片の第1の機能としては、焼結機のパレット上に装入された焼結原料が移動する際にその焼結原料充填層表面の凹凸に十分追従でき、常に摺接した状態とすることにより加圧送風フードと焼結原料充填層表面との隙間をシールすることにある。また、シール片の第2の機能としては、焼結原料充填層表面との摺接時の磨耗などに対する耐久性を維持することにある。
【0031】
従来のシール片は、前者の機能を満足させるために、その素材としてゴムなどの弾性体を多く用いてきた。しかしながら、シール片と摺接する焼結原料充填層表層部は、未燃焼の焼結鉱粉等からなる非常に硬く、かつ鋭利な端部を有する粉体層であるため、シール片の素材としてゴムなどの弾性体のみを用いる場合は、短時間で摩耗してシールを維持できなくなるという問題がある。一方、少なくとも焼結原料充填層表層部の焼結鉱粉よりも硬度が高く摩耗性に優れた材質としてセラミックなどが知られているが、このような硬質材料のみをシール片の素材として用いる場合は、焼結原料が移動する際の焼結原料充填層表面の凹凸(高さ:30〜50mm程度、周期:500〜2000mm程度)に十分追従できず、十分なシール性を維持できず、また、耐衝撃性に劣ると言う問題がある。
【0032】
そこで、本発明者らは、シール片としてシール性と耐摩耗性との相反する両者の特性を満足する素材について鋭意検討を重ねた結果、例えばセラミック等の硬質剛体のチップをゴムなどの弾性体に加硫などにより接着してなる硬質剛体と弾性体の複合材をシール片の素材として用いることにより、従来のシール片と同等のシール性を維持しつつ、耐摩耗性を従来に比べて大幅に向上できることが判った。
【0033】
さらに、本発明者らの検討の結果、上記の硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片として加圧送風フードのスカート下端部に設ける場合には、シール片が焼結原料充填層表層に摺接する幅方向距離(摺接距離)が焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置することにより、シール片の摺接領域の下方へのガス流れを阻害することなく加圧送風フードのシール性を向上し、焼結鉱の生産性を向上できることがわかった。
【0034】
本発明は、以上の知見を基になされたものであり、下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール装置において、該加圧送風フードのスカート下端部に、硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片を前記焼結原料充填層の表層に摺接する幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置することを特徴とするものである。
【0035】
本発明では、加圧送風フードのスカート下端部に設置するシール片として、硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片を用いることにより従来に比べ耐磨耗性を格段に向上できるが、加圧送風フードのシール性を良好に維持するためには、さらに、図6に示すシール片15が前記焼結原料充填層表層と摺接する幅方向距離(摺接距離)wが前記焼結原料充填層の層厚hとの関係で所定の範囲になるようにシール片15を設置する必要がある。
【0036】
図7には、原料充填層厚みに対するシール片の摺接距離w/hと漏風率ηとの関係を示すグラフ、図8には、原料充填層厚みに対するシール片の摺接距離w/hと焼結鉱の生産性Pとの関係を示すグラフをそれぞれ示す。
【0037】
なお、図7の漏風率ηは、加圧送風フード内の上方から下方に吹き込まれるガスの供給量(加圧送風量)Q0と焼結原料充填層の下部から吸引される吸引ガス量Q2とをそれぞれ測定し、それらの測定値の差Q0−Q2(=漏風量Q1)から以下の(1)式のように計算するものである。
【0038】
η(%)=Q1/Q0×100=(Q0−Q2)/Q0×100 …(1)
但し、η:漏風率、Q1:漏風量、Q0:加圧送風量、Q2:吸引ガス量を示す。
【0039】
また、図8に示した生産性P(%)は、シール片の摺接距離以外は、同じ条件で加圧送風焼結操業を行った場合の焼結生産率の最大値に対する相対割合(%)で示した。
【0040】
図6は、加圧送風フード内のシール片15と焼結原料充填層2との摺接領域近傍のガスの流れを示す概念図である。一般に加圧送風フード内のシール片15の摺接領域近傍のガスの流れは、焼結原料充填層2の層厚hに依存する下方のガス流れの圧損△P1と摺接距離wに依存する幅方向のガス流れ時の圧損△P2との関係で決定され、摺接距離wが十分に長い△P1≦△P2の条件下では、シール片15の摺接領域近傍のガスの流れは下方に流れる(見かけ上の漏風がない)ガス流れ21となるが、摺接距離wが短い△P1>△P2の条件下では、摺接距離wの幅方向へのガス流れ20が大きくなり、加圧送風フードから外への漏風量が大きくなる。
【0041】
図7および図8に示すようにシール片の摺接距離wが焼結原料の層厚hに対する相対比w/hで0.1未満になると、シール片の摺動時に焼結原料充填層の表層の凹凸に対して充分に摺接されず(シール片とその表層間に若干隙間が空いてしまい)、シール片の摺接領域の幅方向のガス流れが下方のガス流れに比べて大きくなり、加圧送風フードのシール性が極度に低下(漏風率ηが増加)し、焼結鉱の生産性Pが95%未満まで低下する。一方、シール片の摺接距離wが焼結原料の層厚hに対する相対比w/hで2を超えると、シール片の摺接領域の幅方向のガス流れがなくなりシール性は良いが、シール片15が焼結原料充填層2の表層に摺接する領域(摺接領域)が大きくなるほど、その直下にある焼結原料充填層へのガスの流れが阻害され、充填層へのガス不足により焼成に悪影響を及ぼし、生産性Pが95%未満まで低下する。
【0042】
これらの理由から、本発明では上記の硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片が焼結原料充填層の表層に摺接する幅方向距離(摺接距離)wを前記焼結原料充填層の層厚hとの相対比w/hで0.1〜2の範囲に規定する。
【0043】
本発明における硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片は、例えば、硬質剛体のチップを弾性体に加硫などにより接着して得られる。ここで、本発明における硬質剛体は、少なくとも焼結原料充填層表層部の焼結鉱粉よりも硬度が高く摩耗性に優れた材質であり、例えば、セラミック、高Cr鋼やCr−Ni合金等の硬質金属、WC−Co合金やWC−NiCr合金等のサーメット等が用いられる。また、本発明における弾性体は、焼結原料が移動する際の焼結原料充填層表面の凹凸(高さ:30〜50mm程度、周期:500〜2000mm程度)に十分追従できるだけの硬度が小さく柔らかく柔軟性が高い材質であり、例えば、天然ゴム、ウレタンゴム、NBRゴム、CRゴム、布入り強化ゴム等のゴム等が用いられる。硬質剛体と弾性体の複合材としては、例えば、市販されているベルセラシート(商品名、日本通商(株)製)、ガムセラシート(商品名、三東化工業(株))などのセラミックとゴムの複合材が一般に知られている。
【0044】
また、本発明におけるシール片において、弾性体に固着した硬質剛体チップの形状は、特に限定する必要はなく板状、球状、円筒状などのどんな形状であっても良いが、硬質剛体チップの大きさは、弾性体表層から露出するその最大径が50mmを超えると、シール片の弾力性が低下しシール片と焼結原料充填層表層部とのシール性が低下するため、弾性体表層から露出する硬質剛体チップの最大径を50mm以下に規定する。
【0045】
次に、上記の硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片を用いたシール装置及びシール方法の実施形態について説明する。
【0046】
上記の硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片は、充分な弾力性と耐摩耗性を有するため、図2に示す従来のシール装置におけるシール片14を本発明における硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片に単に代えるだけでも、送風フード3の正の内圧によりシール片は焼結原料充填層表層へ密着しシールすることは可能である。この場合、シール片の摺動時にシール片の外側への捲れを防止するために従来のようにシール片の下端部をワイヤーなどにより固定することもできる。
【0047】
本発明では、硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片を加圧送風フードのスカート下端部に設置する方法を特に限定する必要はないが、シール片と焼結原料充填層表層との密着性を高めるためには、図3〜図5に示すようなシール装置を用いることにより高い効果が発揮できる。
【0048】
図3に、本発明の実施形態の一例として、加圧送風フードのスカート下端部13に支持部材19を設置し、この支持部材19の外側端部にセラミックとゴムの複合材からなるシール片15の上端部を固着し、支持部材19の内側端部に前記シール片15の下端部をバネ16を介して連結したシール装置を示す。なお、バネの連結位置は、支持部材19の内側端部に限定する必要はなく、シール片15が焼結原料充填層2の表層に摺接する領域に相当する幅方向の位置に複数併設してもよい。
【0049】
このように本発明におけるシール片15をバネ16を介して加圧送風フードのスカート下端部13に設けられた支持部材19に連結することにより、バネ16の伸縮作用によりシール片15の焼結原料充填層2の表層への追従性・摺接性が向上し、より安定的にシール性を維持できる。
【0050】
図4に、本発明の実施形態の一例として、加圧送風フードのスカート下端部13に支持部材19を設置し、この支持部材19にバルク状の弾性体17を介してセラミックとゴムの複合材からなるシール片15を固着したシール装置を示す。
【0051】
なお、このバルク状の弾性体17は特に限定する必要はなく、スポンジ状ゴム、気体や液体により内圧付加されたチューブ、蛇腹構造の金属体等の可撓性金属体等が用いられ、これらの少なくとも焼結原料充填層2の表面と摺接する下部表面に本発明における硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片15を貼り合わせることにより支持部材19に固着される。
【0052】
このように本発明におけるシール片15をバルク状の弾性体を介して加圧送風フードのスカート下端部13に設けられた支持部材19に連結することにより、バルク状の弾性体の弾力性によりシール片15の焼結原料充填層2の表層への追従性・摺接性が向上し、より安定的にシール性を維持できる。
【0053】
バルク状の弾性体としてスポンジ状ゴムを用いる場合は、その材質として、例えば、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ニトリルゴム、天然・イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなどの一般に知られているものを用いることができるが、この内でもできるだけ硬度が小さく柔らかいもの、例えば、アスカーCで硬度8のものを使用することが好ましい。
【0054】
図5に、本発明の実施形態の一例として、加圧送風フードのスカート下端部13に、内部圧力の調節が可能なエアーダクト18を設置し、このエアーダクト18の底部に本発明におけるセラミックとゴムの複合材からなるシール片15を設置したシール装置を示す。
【0055】
このシール装置において、エアーダクト18の上部からこのダクト内にエアーを供給することにより内圧を付加すると、上記シール片15はタイヤチューブのように膨らみ、シール片15と焼結原料充填層2の表層面との密着性がより向上する。また、本発明では、このシール装置を用いてエアーダクト18内へのエアー供給量を調整して内圧を制御し、シール片15を焼結原料充填層2の表層面に対して全体的かつ均一に加圧し、焼結原料充填層2の表層の不均一かつ不規則な凹凸を吸収することにより、シール片15の摺接性を向上し、よりシール性及び耐用性(耐摩耗性)を向上することができる。
【0056】
さらに好ましくは、エアーダクト18内にさらにチューブ状のゴムを配し、このチューブ状のゴムの中にエアーを供給して内圧を付加することにより、シール片15の一部が破損した場合のエアーダクト18内の内圧低下を防止し安定的な内圧制御ができる。
【0057】
図3〜図5には、本発明の実施形態の例として、加圧送風フード側面のスカート下端部に本発明におけるシール片を設置した模式図を示したが、シール片は、加圧送風フードの側面のスカート下端部に限らず、入側、出側、さらに全周のスカート下端部に設置して良く、また、全周に連続して設置しても所定の大きさに分割して設置しても良い。
【0058】
また、これらのシール装置において、さらに、シール片の上方に磁石を設置し、磁気作用によりシール片表面に原料充填層表層の焼結鉱粉を固着させてシール片と焼結原料充填層の間の密着性を高め、さらにシール性を向上させることも可能である。
【0059】
【実施例】
本発明の実施例を以下に説明する。
【0060】
本発明例1〜6及び比較例1〜3において、焼結パレット幅4m、焼結機長さ100mの焼結機を用いて吸引負圧は12.74kPa(1300mmAq)、原料充填層の層厚hは550mm、パレットスピードは3.5m/s一定で操業した。また、加圧送風フードは、幅3.5m、長さ30mの大きさであり、スカート下端部と原料充填層表層との距離は100mmとし、排鉱側の焼結ストランド上方に設置した。加圧送風フードからの送風量は8.5×105m3/Hr一定とし、シール性を評価するために、加圧送風量と吸引ガス量の差から漏風量を測定して漏風率を計算した。また、加圧送風フードの内圧7.84kPa(800mmAq)が6.86kPa(700mmAq)に低下した時を複合材の寿命とした。
【0061】
発明例1においては、加圧送風フードのシール装置を図3のような構造とし、セラミックとゴムの複合材からなるシール片15として、水平断面形状が一辺が10mmの正方形であり、厚みが2mmのセラミックチップを天然ゴムシートに加硫した全体の厚みが5mmのセラミックとゴムの複合材シートを用い、支持部材19の内側とこのシール片15の下端部とを加圧送風フードの長手方向に300mmの間隔でバネにより連結した。また、このシール片15が焼結原料充填層の表層に摺接する幅方向距離w(摺接距離)を200mm(焼結原料充填層の層厚との相対比w/hで0.36)となるようにした。
【0062】
発明例2においては、加圧送風フードのシール装置を図4のような構造とし、セラミックとゴムの複合材からなるシール片15として発明例1と同じものを用い、このシール片15をスポンジゴム17の表層に貼り合わせたものを支持部材19に固着した。また、このシール片15が焼結原料充填層の表層に摺接する幅方向距離w(摺接距離)を200mm(焼結原料充填層の層厚との相対比w/hで0.36)となるようにした。
【0063】
発明例3〜5、比較例4においては、加圧送風フードのシール装置を図5のような構造とし、セラミックとゴムの複合材からなるシール片15として、水平断面形状が一辺が5mm、10mmまたは60mmの正方形であり、厚みが2mmのセラミックチップを天然ゴムシートに加硫した全体の厚みが5mmのセラミックとゴムの複合材シートを用い、このシール片15をエアーダクト18の底部開口部に固着した。また、エアーダクト18内に上部からエアーを供給して密閉しエアーダクト18の内圧が4.9kPa(0.05kg/cm2 )の範囲になるように調節し、シール片15が焼結原料充填層の表層に摺接する幅方向距離w(摺接距離)が100mm、180mmまたは200mm(焼結原料充填層の層厚との相対比w/hで0.18、0.33または0.36)となるようにした。
【0064】
比較例1においては、加圧送風フードのシール装置を図2のような構造とし、シール片14として、厚みが3mmの布入りウレタンゴムを用いた。この時、シール片14が外側にめくれないように、シートの下端部を内側へ紐で引っ張る構造にした。なお、一般にウレタンゴムは、上記の発明例1〜6でシール片に用いたNBRゴムよりも耐摩耗性に優れた材質である。また、このシール片14が焼結原料充填層の表層に摺接する幅方向距離w(摺接距離)を200mm(焼結原料充填層の層厚との相対比w/hで0.36)となるようにした。
【0065】
比較例2においては、シール片15の摺接距離以外は、全て発明例3と同じとした。シール片15の摺接距離wは、本発明の範囲より短い30mm(焼結原料充填層の層厚との相対比w/hで0.05)となるようにした。
【0066】
比較例3においては、シール片15の摺接距離以外は、全て発明例3と同じとした。シール片15の摺接距離wは、本発明の範囲より長い1400mm(焼結原料充填層の層厚との相対比w/hで2.54)となるようにした。
【0067】
表1に発明例1〜及び比較例1〜のシール装置を用いた場合の加圧送風フードからの漏風率、寿命を示す。
【0068】
【表1】
【0069】
表1から分かるように、発明例1〜は、本発明の範囲から外れる比較例1〜に比較して、加圧送風フードからの漏風率およびそのシール装置の寿命が著しく向上した。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、加圧焼結法において、焼結パレットに装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール性を維持し、且つ耐用性をも兼ね備えた加圧送風フードのシール装置及びシール方法を提供でき、従来に比べて加圧焼結法における焼結鉱の生産性、製品歩留り、製品品質を向上できるという顕著な効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧焼結法の例を示す図である。
【図2】従来の加圧送風フード部の例を示す図である。
【図3】本発明の加圧送風フードシール装置の実施形態の一例を示す図である。
【図4】本発明の加圧送風フードシール装置の実施形態の一例を示す図である。
【図5】本発明の加圧送風フードシール装置の実施形態の一例を示す図である。
【図6】加圧送風フード内のシール片と焼結原料充填層との摺接領域近傍のガスの流れを示す概念図である。
【図7】本発明における原料充填層厚みに対するシール片の摺接距離w/hと漏風率ηとの関係を示すグラフである。
【図8】本発明における原料充填層厚みに対するシール片の摺接距離w/hと焼結鉱の生産性Pとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 焼結パレット
2 焼結原料充填層
3 加圧送風フード
4 加圧送風ブロアー
5 原料ホッパー
6 点火炉
7 スプロケット
8 ウインドボックス
9 排気ダクト
10 排ガス集塵機
11 吸引ブロアー
12 煙突
13 スカート下端部
14 シール片
15 硬質剛体と弾性体の複合材からなるシール片
16 バネ
17 バルク状の弾性体
18 エアーダクト
19 支持部材
20 加圧送風フード内のシール片摺接領域の幅方向へのガス流れ
21 加圧送風フード内のシール片摺接領域の直下方向へのガス流れ

Claims (14)

  1. 下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール装置において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材の外側にシール片の上端部を固着し、該支持部材の内側に前記シール片の下端部をバネを介して連結し、該シール片を、前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置し、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール装置。
  2. 下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール装置において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材にバルク状の弾性体を介してシール片を固着し、該シール片を、前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置し、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール装置。
  3. 下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール装置において、該加圧送風フードのスカート下端部に内部圧力の調節が可能なエアーダクトを設置し、該エアーダクトの底部にシール片を設置し、該シール片を、前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるように設置し、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール装置。
  4. 前記硬質剛体がセラミックス、硬質金属、およびサーメットのうちの1種または2種以上からなることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の加圧送風フードのシール装置。
  5. 前記弾性体がゴムであることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の加圧送風フードのシール装置。
  6. 前記硬質剛体の形状が板状、球状、および円筒状のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の加圧送風フードのシール装置。
  7. 前記バルク状の弾性体がスポンジ状のゴム、チューブ、および可撓性金属体のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする請求項に記載の加圧送風フードのシール装置。
  8. 下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール方法において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材の外側にシール片の上端部を固着し、該支持部材の内側に前記シール片の下端部をバネを介して連結し、該シール片を前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるようにし、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール方法。
  9. 下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風フードのシール方法において、該加圧送風フードのスカート下端部に支持部材を設置し、該支持部材にバルク状の弾性体を介してシール片を固着し、該シール片を前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるようにし、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール方法。
  10. 下方吸引式焼結機に装入された焼結原料充填層の上方に設けた加圧送風 フードのシール方法において、該加圧送風フードのスカート下端部に内部圧力の調節が可能なエアーダクトを設置し、該エアーダクトの底部にシール片を設置するとともに、該エアーダクト内へのエアー供給量により圧力を調節し、該シール片を前記焼結原料充填層の表層に摺接する焼結パレットの幅方向距離が前記焼結原料充填層の層厚との相対比で0.1〜2の範囲になるようにし、かつ該シール片は、弾性体表層から露出する硬質剛体の最大径が50mm以下となるように硬質剛体が弾性体表層に固着された複合材であることを特徴とする加圧送風フードのシール方法。
  11. 前記硬質剛体がセラミックス、硬質金属、およびサーメットのうちの1種または2種以上からなることを特徴とする請求項8から請求項10の何れか1項に記載の加圧送風フードのシール方法。
  12. 前記弾性体がゴムであることを特徴とする請求項から請求項11の何れか1項に記載の加圧送風フードのシール方法。
  13. 前記硬質剛体の形状が板状、球状、および円筒状のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする請求項から請求項12の何れか1項に記載の加圧送風フードのシール方法。
  14. 前記バルク状の弾性体がスポンジ状のゴム、チューブ、および可撓性金属体のうちの1種または2種以上からなることを特徴とする請求項に記載の加圧送風フードのシール方法。
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