JP2000018833A - 焼結設備における加圧フードシール装置 - Google Patents

焼結設備における加圧フードシール装置

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JP2000018833A
JP2000018833A JP10198137A JP19813798A JP2000018833A JP 2000018833 A JP2000018833 A JP 2000018833A JP 10198137 A JP10198137 A JP 10198137A JP 19813798 A JP19813798 A JP 19813798A JP 2000018833 A JP2000018833 A JP 2000018833A
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Japan
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sintering
hood
resistor
pressurized
pressure
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JP10198137A
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Yuusuke Ichinose
祐亮 一ノ瀬
Tsutomu Okada
務 岡田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下方吸引式焼結機において、シール片を必要
とせずに十分な圧損を得ることができ、ガスの吹き込み
が可能な加圧フードシール装置を提供する。 【解決手段】 下方吸引式焼結機の焼結パレット1上に
設けた加圧フード3のスカート部4の下端の幅方向端部
形状をくし形ラビリンス構造にし、その壁の間に抵抗体
13を設置する。抵抗体13は球又は円柱状とするこ
と、スカート部4に抵抗体供給装置14を設けること、
抵抗体13を線材で連結し、線材の両端をラビリンス構
造の下端に固定することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焼結設備における加
圧フードシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、配合原料を原料槽7
から無端状の焼結パレット1に装入して、点火炉8で原
料充填層の上部に点火し、ウインドボックス群10、排
気ダクト11を介して排気ファン12により下方に吸引
するとともに、ガスの押込みファン6を接続した加圧フ
ード3から原料充填層の上部にガスを送風し、焼結パレ
ット1をA方向に移動させることで順次上層から下層へ
焼成する加圧焼結法がある。
【0003】このような加圧焼結法では、焼結初期には
例えばウインドボックスの吸引圧力を−500mmAq
として大気を吸引し、焼結溶融帯の上層から下層までの
移動速度を小さくし、高温保持時間を従来よりも大きく
することで、原料充填層上部の歩留り、品質を向上する
ことができる。また、焼結中期以降は、例えば原料充填
層の上部から押込みファン6により2000mmAqで
空気を挿入し、下方から−1000mmAqで吸引し、
原料充填層の差圧を3000mmAqにすることで、通
過ガスの密度を増大して焼結燃焼速度を増すとともに伝
熱速度を増して、燃焼溶融帯の移動速度を大きくでき
る。さらに、ガス流量増大によって冷却速度を増すこと
で原料充填層内の燃焼溶融帯の厚みが薄くなり、燃焼溶
融帯の通気抵抗を小さくして、燃焼溶融帯の移動速度を
大きくすることができる。その結果、加圧焼結法におい
ては焼結機の生産率を大幅に向上できる。
【0004】しかし、加圧焼結法は加圧フード3と原料
充填層とのシールが極めて困難であり、実施された例は
ほとんどない。特に、焼結パレット1全体を覆う場合、
あるいは焼結パレット1の一部分を利用してシールする
場合、パレット群が上下左右に揺動し、点火炉8の通過
時や焼成時に受ける熱膨張などの影響を考慮して設計す
る必要があることから、十分なシール技術がないからで
ある。
【0005】実公昭58−177797号公報には、
「固定式のフードのスカート部に適正な弾性を備えてい
る材料を設置し、焼結鉱上面に摺接せしめることにより
シールできる」と記載されている。しかし、凹凸があり
移動しているパレット上の焼結鉱にスカート部を摺接し
てもシールが可能でかつ耐用性のある弾性体はない。
【0006】また、実公昭61−141700号公報に
は、「シール片が焼結鉱上面の上下動に追従しながら移
動し、シール体がシール片の上下動に追従して上下に伸
縮することでフード外周部のシールができる」と記載さ
れている。しかし、これではパレット移動方向と幅方向
のコーナー部のシールが困難である。
【0007】また、図6に示すように加圧フード3のス
カート部4の下端を直通形ラビリンス構造とすることも
考えられるが、直通形ラビリンス構造の圧損は小さいた
めにパレット側壁部から漏れる空気の流量が多くなり、
ランニングコストの増加あるいは内部圧力の低下が発生
し、加圧焼結の操業が困難になる。漏れ量を減少させる
にはラビリンスの個数を多くする必要があり、幅方向の
スペース上の問題、圧力分布の形成による品質上のばら
つき発生の問題等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術は、シ
ール片と焼結鉱、あるいはシール片間で摺動が発生する
機構である。通常の焼結機は24時間連続稼働してお
り、シール片の消耗には非常に過酷な条件なので、十分
なシール片を得ることが困難であった。一方、摺動の発
生しないシール法では十分な圧損が得られなかった。従
って、摺動が発生しても問題とならないシール技術の開
発が望まれていた。
【0009】そこで本発明は、シール片を必要とせず
に、かつ十分な圧損を得ることができてガスの吹き込み
が可能な加圧焼結法を実施できる焼結設備における加圧
フードシール装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の焼結設備におけ
る加圧フードシール装置は以下の(1)〜(4)の通り
である。
【0011】(1) 下方吸引式焼結機の焼結パレット
上に設けた加圧フードのシール装置において、加圧フー
ドのスカート部下端の幅方向の形状をくし形ラビリンス
構造にし、前記ラビリンス構造の壁の間に抵抗体を設置
したことを特徴とする焼結設備における加圧フードシー
ル装置。
【0012】(2) 抵抗体が球又は円柱状であること
を特徴とする前記(1)の焼結設備における加圧フード
シール装置。
【0013】(3) 加圧フードのスカート部に抵抗体
供給装置を設けたことを特徴とする前記(1)又は
(2)の焼結設備における加圧フードシール装置。
【0014】(4) 抵抗体を線材で連結し、線材の両
端をラビリンス構造の下端に固定したことを特徴とする
前記(1)又は(2)の焼結設備における加圧フードシ
ール装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0016】図1〜図4に示すように、加圧フード3の
スカート部4の下端の幅方向形状をくし形ラビリンス構
造にして、その壁の間に抵抗体13を複数列設置する。
原料充填層2の表面には凹凸、うねりがあるため、従来
技術ではフード下端を充填層表面に接触させることがで
きずに、フード下端の内壁との間に隙間が発生し、フー
ド内は外気より高い圧力に加圧されているため、フード
下端と充填層表面との隙間から流れが発生した。本発明
では、図6に示したような直通形ラビリンス構造と比較
して流れをさえぎる構造となっているため圧損が大きく
なり、下部からの吸引もあるため、漏れ流量が減少して
許容値以下となり、安定的な加圧焼結操業が可能とな
る。抵抗体13と原料充填層2との間では摺動があるた
め、抵抗体13は摩耗してフード下端と充填層表面との
隙間から排出される。そこで、抵抗体供給装置14から
抵抗体13を供給することにより、ラビリンス構造の壁
の間には一定量の抵抗体13があり、シール部の差圧は
一定となる。
【0017】焼結の操業を停止して点検するために、本
シール装置を上方に移動させるには、フード下端に板を
挿入して板とフードを同時に移動させる方法や、抵抗体
を磁性材料として磁石により吸引しながら移動させる方
法や、上部を開閉可能な構造として抵抗体のみを予め取
り出しその後にフードを移動させる方法により、抵抗体
が原料充填層に飛散することを防止できる。
【0018】図2及び図4では、球あるいは円柱状の抵
抗体13を線材15で連結し、線材15の両端はラビリ
ンス構造の下端に固定している。抵抗体13は、充填層
2上を回転しながら移動し、十分な空気抵抗として両壁
間に存在し、線材15で連結されているため、摩耗して
直径が減少しても加圧フード3の外に排出されることも
なく、安定した操業が可能である。
【0019】抵抗体13の材質は焼結鉱、鉄、セラミッ
クス等でよく、十分な滑りがある材質であれば球である
必要はなく、形状の規定は特にない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、加圧フードのスカート
下端の圧損が大きくなり、加圧フードと原料充填層表層
との間からの漏れ量を許容値以下にすることができるの
で、加圧焼結の安定した操業が可能となり、品質上のば
らつきも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧フードシール装置の実施態様を示
す進行方向の断面図である。
【図2】本発明の加圧フードシール装置の実施態様を示
す幅方向の断面図である。
【図3】本発明の加圧フードシール装置の実施態様を示
す下面図である。
【図4】本発明の加圧フードシール装置の実施態様を示
す下面図である。
【図5】従来の加圧焼結法を示す図である。
【図6】従来の加圧フードシール装置の例を示す幅方向
の断面図である。
【符号の説明】
1 焼結パレット 2 原料充填層 3 加圧フード 4 スカート部 5 送風口 6 押込みファン 7 原料槽 8 点火炉 9 回転体 10 ウインドボックス群 11 排気ダクト 12 排気ファン 13 抵抗体 14 抵抗体供給装置 15 線材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方吸引式焼結機の焼結パレット上に設
    けた加圧フードのシール装置において、加圧フードのス
    カート部下端の幅方向の形状をくし形ラビリンス構造に
    し、前記ラビリンス構造の壁の間に抵抗体を設置したこ
    とを特徴とする焼結設備における加圧フードシール装
    置。
  2. 【請求項2】 抵抗体が球又は円柱状であることを特徴
    とする請求項1記載の焼結設備における加圧フードシー
    ル装置。
  3. 【請求項3】 加圧フードのスカート部に抵抗体供給装
    置を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の焼結
    設備における加圧フードシール装置。
  4. 【請求項4】 抵抗体を線材で連結し、線材の両端をラ
    ビリンス構造の下端に固定したことを特徴とする請求項
    1又は2記載の焼結設備における加圧フードシール装
    置。
JP10198137A 1998-06-30 1998-06-30 焼結設備における加圧フードシール装置 Withdrawn JP2000018833A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1195565A1 (en) * 2000-03-15 2002-04-10 Nippon Steel Corporation Device and method for sealing pressure air blowing hood
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CN115127347A (zh) * 2022-05-12 2022-09-30 燕山大学 一种基于传感器调节的烧结机侧密封装置

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