JP3990194B2 - 内外側からロック解除可能な巻取式スクリーン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール式の防虫網戸やブラインドのように、巻取軸の回転によりスクリーンを開閉自在とした建物開口部用の巻取式スクリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物開口部における防虫、遮光または断熱を行うための巻取式スクリーン装置、例えば、防虫ネット等のスクリーンの一端を該スクリーンを開閉操作する可動框に固定し、該スクリーンの他端をスプリングをスクリーン巻取用の駆動源とする巻取軸に固定し、該巻取軸の正逆回転によりスクリーンの繰り出し及び巻き取りを可能としている巻取式スクリーン装置は従来公知である。
このスクリーン装置では、通常、巻取軸を建物開口部の一方の側枠部材に沿って固定される巻取ボックス内に収納し、建物開口部の他方の側枠部材に沿って係止枠部材を固定し、スクリーンを開閉操作する可動框に取付けたロック機構をスクリーンの張設時に上記係止枠部材の係止部に係止させるようにしている。
【0003】
しかし、従来公知の巻取式スクリーン装置は、上記係止枠部材に係止させた可動框のロック機構を内側からしか解除できないという問題があり、そのために建物の外にいる人が外側からスクリーンの張設状態を解除して建物開口部から建物内に物を搬入したり、あるいは建物開口部から人が建物内に入るということができなかった。
また、従来公知の巻取式スクリーン装置では、通常、可動框にロック機構を単に固着させただけであり、そのため、ロック位置調整が困難であるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、上記問題点を解決し、簡単な構造で室内外のいずれの側からもロック解除可能な巻取式スクリーン装置を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、ロック位置調整が容易な巻取式スクリーン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の巻取式スクリーン装置は、ガイドレールに沿って開閉するスクリーンと、該スクリーンを開閉操作する可動框と、該可動框に取付けられたロックユニットと、該スクリーンの張設時に該ロックユニットと係合して該可動框を係止させる係止枠部材とを有する巻取式スクリーン装置において、上記ロックユニットが、上記可動框の内側及び外側に取付けられたハンドルと、該内側または外側の一方のハンドルに回動自在に取付けられ上記係止枠部材の係合部と係合するフック部材と、該フック部材をロック方向に回動するように付勢するバネ部材と、上記内側または外側の他方のハンドルに回動自在に取付けられた操作部材と、上記可動框を貫通して摺動自在に設けられ、上記操作部材の押し付けによる回動をフック部材に伝達して、該フック部材の係止枠部材に対する係合を解除させる伝達ピンとを有することを特徴とするものである。
【0006】
上記巻取式スクリーン装置の好ましい実施の形態では、上記可動框がその両側面に長さ方向に沿う断面T字形の取付溝を有しており、上記内側及び外側のハンドルが上記取付溝に嵌入されるネジ穴付き板及び該ネジ穴に螺入されるネジにより上記取付溝に位置調節可能に固着される。
【0007】
また、上記巻取式スクリーン装置は、上記スクリーンの一端及び他端が上記可動框及びスプリングをスクリーン巻取用の駆動源とする巻取軸にそれぞれ固定され、該巻取軸が建物開口部の一方の側枠部材に沿って固定される巻取ボックス内に収納され、上記係止枠部材が建物開口部の他方の側枠部材に沿って固定される係止枠部材であり、上記スクリーンが片引きで張設されるものとすることができる。
一方、上記係止枠部材が、上記フック部材と係合する係合部を有し上記ガイドレールに沿って開閉する第2のスクリーンの一端に固定された第2の可動框であり、前記スクリーンが第2のスクリーンと共に両引きで張設され、上記第2のスクリーンの他端がスプリングをスクリーン巻取用の駆動源とする第2の巻取軸に固定され、該第2の巻取軸が建物開口部の他方の側枠部材に沿って固定される第2の巻取ボックス内に収納されたものとすることもできる。
【0008】
また、上記巻取式スクリーン装置は、上記第2の可動框がその両側面に長さ方向に沿う断面T字形の取付溝を有しており、上記取付溝の一部にネジ穴付き板を嵌入すると共に該ネジ穴付き板及び該ネジ穴に螺入されるネジにより取手部材を上記取付溝に位置調節可能に固着し、上記取付溝を形成する壁面の一部を上記フック部材と係合する係合部とすることができる。
【0009】
上記構成を有する巻取式スクリーン装置は、可動框の内側及び外側にロックユニットのハンドルが対向するように取付けられ、該内側または外側の一方のハンドルにフック部材が回動自在に取付けられ、該フック部材がバネ部材によりロック方向に回動するように付勢されているため、可動框をスクリーンが張設される方向に移動させ、それにより可動框が係止枠部材と重なると、可動框に設けたフック部材が係止枠部材の係合部に自動係合し、スクリーンが張設された状態に保持される。
【0010】
そして、上記フック部材及び操作部材が可動框の内側または外側のハンドルに回動自在に取付けられ、上記フック部材または操作部材の一方の押し付けによる回動を他方に伝達する伝達ピンが上記可動框を貫通して摺動自在に設けられているため、室内外のいずれの側からも上記フック部材または操作部材を操作することができ、室の内側または外側から上記フック部材または操作部材を操作してバネ部材の付勢力に抗してフック部材を反ロック方向に回動させると、係止枠部材の係合部に係合しているフック部材の係合を解除することができる。
【0011】
上記ロックユニットは、フック部材または操作部材を操作してバネ部材の付勢力に抗してフック部材を反ロック方向に回動させることにより係合を解除できるようにしているため、簡単な構造で強いロック性能を有するものとすることができる。
また、上記巻取式スクリーン装置は、可動框の両側面に設けた長さ方向に沿う断面T字形の取付溝にネジ穴付き板を嵌入し、該ネジ穴付き板及び該ネジ穴に螺入されるネジにより上記内側及び外側のハンドルを上記取付溝に固着すると、上記内側及び外側のハンドルの取付位置を上記取付溝に沿って簡単に変えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するに、図1〜図5は、本発明を巻取式スクリーン装置の一種である横引き式の防虫網戸に適用した場合の一実施例を示している。
該防虫網戸1は、図1及び図2に示すように、建物開口部の一方の側枠部材(図示せず)に沿って固定される巻取ボックス2と、建物開口部の他方の側枠部材(図示せず)に沿って固定される係止枠部材3と、建物開口部の上下の横枠部材(図示せず)に沿って取付けられる上下のガイドレール4,5と、該上下のガイドレール4,5に沿って開閉する防虫ネットからなるスクリーン8と、該スクリーン8の一端が固定されて該スクリーン8を開閉操作する可動框6と、該可動框6に取付けられたロックユニット7と、上記係止枠部材3と上記上下のガイドレール4,5とを連結するコーナージョイント11,12と、上記巻取ボックス2と上記上下のガイドレール4,5とを連結するコーナージョイント13,14とを有している。
【0013】
更に詳述すると、上記可動框6は、図4、図5に示すように、その一方の側端面に長さ方向に沿う断面T字形の取付溝36を有する長板状をしており、該取付溝36には上記スクリーン8の一端が固定されたスクリーン固定板35が挿入され、スクリーンが固定されている。また、上記スクリーン8の他端は、図3に示すように、スプリング17をスクリーン巻取用の駆動源とする巻取軸16に固定され、該巻取軸16は上記巻取ボックス2内に収納されている。また、上記可動框6の上端及び下端には、図2、図3に示すように、キャップ31,32がそれぞれ取付けられており、該キャップ31,32は上記上下のガイドレール4,5の内側に対設されたレールにスライド自在になっている。
【0014】
上記可動框6には、図4、図5に示すように、その表裏両側面に長さ方向に沿う断面T字形の取付溝43,44をそれぞれ設けている。これらの取付溝43,44は、以下に具体的に説明するロックユニット7を固定するためのもので、図4、図5、図7に示すように、断面矩形で長板状のネジ穴付き板41,42が嵌入され、該ネジ穴付き板41,42は両端部にロックユニット固定用のネジ45〜48が螺入されるネジ穴を有すると共に、中央部には後述する伝達ピン26が貫通する孔が設けられている。
なお、上記ネジ穴付き板41,42は必ずしも長板状にする必要はなく、短板状のネジ穴付き板を上記取付溝43,44におけるネジの螺入位置に嵌入させてもよい。
【0015】
図6〜図10は、それぞれ上記ロックユニット7の平面図、側面図、正面図、背面図、及びバネ部材24が見える位置で切断した断面図であり、上記ロックユニット7は、図4〜図6及び図10に示すように、上記可動框6の内側及び外側にそれぞれ対向するように取付けられた内側ハンドル21及び外側ハンドル22と、該内側ハンドル21に回動自在に取付けられ上記係止枠部材3の係合部30と係合するフック部材23と、該フック部材23をロック方向に回動するように付勢するバネ部材24と、該フック部材23と対向するように上記外側ハンドル22に回動自在に取付けられた操作部材25と、上記可動框6に穿設した小孔をを貫通して摺動自在に設けられ上記フック部材23または操作部材25の一方の押し付けによる回動を他方に伝達する伝達ピン26とを有している。
【0016】
上記内側ハンドル21は、図5、図9に示すように、断面略L字形でその両端部が平板状にわずかに突出して取付部となった板状をしており、中央部には上記伝達ピン26が貫通する孔が設けられており、上記取付部には上記ネジ穴付き板41のネジ穴に螺入されるネジ45,46の挿通孔が設けられている。
そして、上記内側ハンドル21は、上記ネジ45,46を上記ネジ穴付き板41のネジ穴に螺入することにより、上記断面T字形の取付溝43の壁面を該内側ハンドル21と上記ネジ穴付き板41とで挟みつけるようにして、上記取付溝43に位置調節可能に固定される。
【0017】
上記フック部材23は、断面L字形でその長手方向の両端部が閉じられた板状のフック部材本体23aと、該フック部材本体23aの断面略L字形の一方の壁面から該壁面とほぼ直角に突出する鈎状部23b及び取手部23cとで構成されている。
上記フック部材本体23aは、図6に示すように、ヒンジ51により上記内側ハンドル21に回動自在に取付けられており、その断面略L字形の壁面と上記内側ハンドル21の断面略L字形の壁面とで略直方体状の空間を形成して該空間内に上記フック部材23をロック方向に回動するように付勢するバネ部材24を収容しており、上記フック部材本体23aの壁面は上記伝達ピン26が当接する面となる。
上記鈎状部23bは先端が鈎状に傾斜し、先端の斜面23dによりそれが係止枠部材3の係合部30に当たったときにバネ部材24の付勢力に抗して起き上がり、上記係合部30に自動係合するようにしており、また、上記取手部23cは上記フック部材23の引き起こしを容易にする程度に突出させている。
【0018】
上記外側ハンドル22は、前方にフックガイドとなる傾斜部を有し後方に側壁部を有する断面略凹形の板状をしており、その中央部には上記伝達ピン26が貫通する孔が設けられ、その両端部には上記ネジ穴付き板42のネジ穴に螺入されるネジ47,48の挿通孔が設けられている。
そして、上記外側ハンドル22は、上記ネジ挿通孔に挿入されたネジ47,48を上記ネジ穴付き板42のネジ穴に螺入することにより、上記断面T字形の取付溝44の壁面を該外側ハンドル22と上記ネジ穴付き板42とで挟みつけるようにして、上記取付溝44に位置調節可能に固定されている。
上記操作部材25は、図6、図9に示すように、板状の操作部材本体25aと、該操作部材本体25aの長手方向の両端部から直角に突出した取付部25bとからなり、上記操作部材本体25aの壁面は上記伝達ピン26が当接する面となり、上記操作部材25は上記取付部25bに設けたヒンジ52により上記外側ハンドル22の側壁部に回動自在に取付けられる。
【0019】
図11の(イ)及び(ロ)は、上記ロックユニット7を片引き仕様の巻取式スクリーン装置に用いる場合の実施例であり、上記ロックユニット7を係止枠部材3にロックあるいはロック解除している。
上記可動框6をスクリーン8が張設される方向に移動させ、それにより可動框6に取付けられたフック部材23の鈎状部23bが係止枠部材3の係合部30に衝突すると、先端傾斜面23dにより鈎状部23bは反ロック方向の分力を受けるために、バネ部材24の付勢力に抗して係合部30を乗り越えながら移動し、可動框6が係止枠部材3と重なる位置に来ると可動框6に設けたフック部材23が係止枠部材3の係合部30に自動係合し、図11の(イ)に示すようなロック状態になり、スクリーンが片引きで張設された状態になる。
【0020】
上記ロック状態は室内外のいずれの側からも解除することができ、室内側から上記ロック状態を解除するには、上記フック部材23をバネ部材24の付勢力に抗して反ロック方向(室内側の方向)に回動させると、係止枠部材3の係合部30に係合しているフック部材23bの係合が解除されるから、上記可動框6を係止枠部材3から離れる方向に移動させることができる。
また、室外側から上記ロック状態を解除するには、図11の(ロ)に示すように、可動框6の室外側に設けられた上記操作部材25を室内側の方向に押しつけて反ロック方向(室内側の方向)に回動させる。
【0021】
上記操作部材25の回動は伝達ピン26を介して上記フック部材23に伝達されるから、フック部材23がバネ部材24の付勢力に抗して反ロック方向(室内側の方向)に回動され、係止枠部材3の係合部に係合しているフック部材23bの係合が解除される。
上記操作部材25の押しつけをやめると、バネ部材24の付勢力によりフック部材23がロック方向に回動するから、フック部材23の回動が伝達ピン26を介して操作部材25に伝達され、操作部材25は元の位置に復帰する。
【0022】
図12の(イ)及び(ロ)は、上記ロックユニット7を両引き仕様の巻取式スクリーン装置に用いる場合の実施例である。
前述した片開き仕様のスクリーン装置では、係止枠部材3が建物開口部に固定的に設置されるものであるが、この両開き仕様の実施例では、可動框6のフック部材23を、固定的な係止枠部材3ではなく、可動の係止枠部材を構成するところの第2の可動框60の係合部61に係合させている。
上記第2の可動框60は、前記可動框6と同様に、断面T字形の取付溝36,43,44を有する長板状をしており、上記可動框6と基本的に同じ形状をしているが、上記取付溝43の一部を上記可動框6に設けたフック部材23と係合する係合部61としている点、及び上記取付溝43,44に取付けられる部材を一対の取手部材71,72としている点で、上記可動框6と相違している。
【0023】
更に詳述すると、上記可動框60に対向配置される一対の取手部材71,72は、図13〜図16に示すように、それぞれ同じ形状をしており、該取手部材71,72の両端にはネジ81〜84の挿通孔が設けられた取付部71a、71b,72a、72bがそれぞれ設けられており、上記可動框60における断面T字形の取付溝43,44には、ネジ穴付き板63a,63b,64a,64bがそれぞれ嵌入され、上記取付溝43,44の壁面を上記取付部71a、71b,72a、72bと上記ネジ穴付き板63a,63b,64a,64bとで挟みつけるようにして、上記取付溝43,44に上記取手部材71,72を位置調節可能に固定している。
【0024】
そして、図12の(イ)及び(ロ)に示すように、上記取付溝43のネジ穴付き板63a,63bが嵌入された部分の間の空間部分を上記フック部材23の鈎状部23bが入り込む空間部分とし、該取付溝43を形成する壁面の一部を該鈎状部23bと係合する係合部61としている。
上記取付溝36には、上記上下のガイドレール4,5に沿って開閉する第2のスクリーン(図示せず)の一端が固定されたスクリーン固定板35が挿入されて該取付溝36に固定されている。
上記第2のスクリーンの他端はスプリングをスクリーン巻取用の駆動源とする第2の巻取軸に固定され、該第2の巻取軸は建物開口部の側枠部材に沿って取付けられた第2の巻取ボックス内に収納される。
【0025】
また、上記第2の可動框60及びそれによって張設される第2のスクリーン、該スクリーンを巻取る第2の巻取軸を備えた第2の巻取ボックス等は、前記片開き仕様のそれらと同様であるため、図示及び説明を省略する。
【0026】
上記両開き仕様のスクリーン装置においては、可動框6、60をスクリーンが張設される方向に移動させ、それにより可動框6に取付けられたフック部材23の鈎状部23bが可動框60の係合部61に衝突すると、先端が傾斜した鈎状部23bは反ロック方向の分力を受けるためにバネ部材24の付勢力に抗して係合部61を乗り越えながら移動し、可動框6が可動框60と重なる位置に来ると可動框6に設けたフック部材23が可動框60の係合部61に自動係合し、図12の(イ)に示すようなロック状態になり、スクリーンが両引きで張設された状態になる。
【0027】
上記ロック状態は、図12の(ロ)に示すように、室内側から上記フック部材23をバネ部材24の付勢力に抗して反ロック方向(室内側の方向)に回動させることにより、あるいは室外側から操作部材25を室内側の方向に押しつけて伝達ピン26を介して上記フック部材23をバネ部材24の付勢力に抗して反ロック方向(室内側の方向)に回動させることにより、室内外のいずれの側からも解除することができる。
該ロック状態を解除する操作は、図11に示す実施例の場合と同様であるため、詳しい説明は省略する。
【0028】
図12〜図16に示す実施例では、可動框6に設けたフック部材23を係止させる係止枠部材として、該可動框6と基本的に同じ構造をしている第2の可動框60を用い、該可動框60の取手部材71を取付ける取付溝43の一部をフック部材23が係合する係合部61としているため、室内外のいずれの側からもロック解除可能な両引き仕様の巻取式スクリーン装置でありながら、その構造が非常に簡単になり低コストなる。
【0029】
なお、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるものではなく、例えば、上記実施例においては、スクリーンの巻取軸が建物開口部の一方の側枠部材に沿って固定された巻取ボックス内に収納されているが、可動框側に設けた可動の巻取ボックス内にスクリーンの巻取軸を収納させることもできる。
また、上記実施例のロックユニット7は、内側ハンドル21にフック部材23を取付け、外側ハンドル22に操作部材25を取付けているが、本願発明は必ずしもこの実施例に限定されるものではなく、内側ハンドル21と外側ハンドル22の構造を逆にして、外側ハンドルにフック部材を取付け、内側ハンドルに操作部材を取付けることもできる。
【0030】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、簡単な構造で室内外のいずれの側からもロック解除可能な巻取式スクリーン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻取式スクリーン装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】同部分破断正面図である。
【図4】同部分破断平断面図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】同装置に用いられるロックユニットの平面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】同正面図である。
【図9】同背面図である。
【図10】同バネ部材が見える位置で切断した断面図である。
【図11】(イ)は、上記実施例においてロックユニットが固定係止枠部材にロックした状態を示す平面図であり、(ロ)は同ロックが解除された状態を示す平面図である。
【図12】両開き仕様の実施例におけるロックユニットの動作を示すもので、(イ)は同ロックユニットが第2の可動框にロックした状態を示す平面図であり、(ロ)は同ロックが解除された状態を示す平面図である。
【図13】同可動係止バーに対向配置される一対の取手部材の平面図である。
【図14】同側面図である。
【図15】同正面図である。
【図16】同背面図である。
【符号の説明】
1 巻取式スクリーン装置
2 巻取ボックス
3 係止枠部材
4,5 上下のガイドレール
6 可動框
7 ロックユニット
8 スクリーン
21,22 ハンドル
23 フック部材
24 バネ部材
25 操作部材
26 伝達ピン
Claims (5)
- ガイドレールに沿って開閉するスクリーンと、該スクリーンを開閉操作する可動框と、該可動框に取付けられたロックユニットと、該スクリーンの張設時に該ロックユニットと係合して該可動框を係止させる係止枠部材とを有する巻取式スクリーン装置において、
上記ロックユニットが、上記可動框の内側及び外側に取付けられたハンドルと、該内側または外側の一方のハンドルに回動自在に取付けられ上記係止枠部材の係合部と係合するフック部材と、該フック部材をロック方向に回動するように付勢するバネ部材と、上記内側または外側の他方のハンドルに回動自在に取付けられた操作部材と、上記可動框を貫通して摺動自在に設けられ、上記操作部材の押し付けによる回動をフック部材に伝達して、該フック部材の係止枠部材に対する係合を解除させる伝達ピンとを有する、
ことを特徴とする内外側からロック解除可能な巻取式スクリーン装置。 - 上記可動框がその両側面に長さ方向に沿う断面T字形の取付溝を有しており、
内側及び外側のハンドルが上記取付溝に嵌入されるネジ穴付き板及び該ネジ穴に螺入されるネジにより上記取付溝に位置調節可能に固着されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の巻取式スクリーン装置。 - 上記スクリーンの一端及び他端が上記可動框及びスプリングをスクリーン巻取用の駆動源とする巻取軸にそれぞれ固定され、該巻取軸が建物開口部の一方の側枠部材に固定される巻取ボックス内に収納され、
上記係止枠部材が建物開口部の他方の側枠部材に沿って固定される係止枠部材であり、上記スクリーンが片引きで張設される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の巻取式スクリーン装置。 - 上記係止枠部材が、上記フック部材と係合する係合部を有し上記ガイドレールに沿って開閉する第2のスクリーンの一端に固定された第2の可動框であり、前記スクリーンが第2のスクリーンと共に両引きで張設され、
上記第2のスクリーンの他端がスプリングをスクリーン巻取用の駆動源とする第2の巻取軸に固定され、該第2の巻取軸が建物開口部の他方の側枠部材に沿って固定される第2の巻取ボックス内に収納されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の巻取式スクリーン装置。 - 上記第2の可動框がその両側面に長さ方向に沿う断面T字形の取付溝を有しており、
上記取付溝の一部にネジ穴付き板を嵌入すると共に該ネジ穴付き板及び該ネジ穴に螺入されるネジにより取手部材を上記取付溝に位置調節可能に固着し、
上記取付溝を形成する壁面の一部を上記フック部材と係合する係合部とした、ことを特徴とする請求項4に記載の巻取式スクリーン装置。
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