JP3132610U - 扉等開度調整器 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉上端などの高い位置に取り付けられた場合でも、扉を任意の開度で保持した状態でロックするための手動ロック操作を容易に行なうことができる扉等開度調整器を提供する。
【解決手段】伸縮ステー内に内蔵された保持機構と、該保持機構をロックするための手動ロック機構と、外筒および該外筒内に進退自在に挿通される内挿部材を有する伸縮ステーと、該伸縮ステー内に内蔵された、任意の開度で前記内挿部材を保持するための保持機構と、該保持機構を手動でロックするための手動ロック機構と、該外筒の開放された上面に設けられた蓋とから構成され、前記保持機構に備えられたスライド部材に設けられた係止部材に係止され、当該スライド部材をロック位置へ引き操作するための線条体を備えていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本考案は扉等開度調整器に関する。さらに詳しくは扉上端などの高い位置に取り付けられた場合でも、扉を任意の開度で保持した状態でロックするための手動ロック操作を容易に行なうことができる扉等開度調整器に関する。
図11〜12に示されるように、従来より、扉を全開または任意の開度で保持するために、伸縮ステー51を備えた扉等開度調整器が用いられている。伸縮ステー51は、外筒54および該外筒54内に進退自在に挿通される内挿部材55とから構成されている。伸縮ステー51を、たとえば、図11〜12に示されるように、扉Dの上端付近に取り付けることにより、扉Dを全開状態で保持することができる。図11〜12において、扉DはD1側が枠部材Fに蝶着されており、ブラケットB1は枠部材FのD1寄りにネジなどによって固着されている。ブラケットB1に対して、外筒54の後端部がピンなどによって回転自在に連結されている。一方、内挿部材55の先端部は、ブラケットB2に対して、ピンなどによって回転自在に連結されている。ブラケットB2は、扉Dの上端付近にネジなどによって固着されている。
また、従来の伸縮ステーを用いた開度調整器として、内挿部材55を任意の開度で保持するために、内挿部材55の内側面に連続的に形成された歯と、該歯に係合するために、外筒54内部に設けられた板バネで付勢された係合部とからなる保持機構を備えた開度調整器が提案されている(特許文献1参照)。
さらに、特許文献1記載の開度調整器は、保持機構を手動でロックするための手動ロック機構を備えており、該手動ロック機構は、前記外筒54の外周に該外筒54の長手方向に摺動自在に設けられた筒状の操作部材63と、該操作部材63の内面に設けられた、前記板バネの移動を規制するくさびとからなる。この筒状の操作部材を操作して手動ロックすることにより、扉Dが突風などの強い力が作用しても、保持機構52のロックが外れることがなく、扉Dを全開位置に安定して保持することができる。
特開平8−1470662号公報
しかし、従来の扉等開度調整器は、図11〜12に示されるように、通常、扉Dの上端などの比較的高い位置に取り付けられているため、手動ロックを行なう場合に、筒状の操作部材63を手でスライド操作するのが困難であるという問題がある。したがって、操作部材63に手が届かないときには、椅子や脚立に登って手動ロック操作をする必要があり、手間がかかる。
本考案はかかる問題を解消するためになされたものであり、扉上端などの高い位置に取り付けられた場合でも、扉を任意の開度で保持した状態でロックするための手動ロック操作を容易に行なうことができる扉等開度調整器を提供することを目的とする。
本考案の扉等開度調整器は、外筒および該外筒内に進退自在に挿通される内挿部材を有する伸縮ステーと、該伸縮ステー内に内蔵された、任意の開度で前記内挿部材を保持するための保持機構と、該保持機構を手動でロックするための手動ロック機構と、
該外筒の開放された上面に設けられた蓋とからなる扉等開度調整器であって、
前記保持機構が、前記内挿部材の後端側に当該内挿部材の幅方向に移動自在に設けられた噛合部と、前記外筒の内側面に沿って設けられ、前記噛合部と噛合する複数の歯と、前記噛合部を前記外筒の歯から離れる方向へ付勢する噛合部付勢手段とからなり、
前記手動ロック機構が、前記内挿部材内部に当該内挿部材の長手方向に沿って進退自在に挿通されるスライド部材と、該スライド部材に固着され、前記スライド部材がロック位置へ移動したときに前記噛合部を前記歯と噛合する位置へ押圧する押圧部材と、前記スライド部材をロック位置およびロック解除位置のいずれか一方に位置決めする位置決め手段と、前記スライド部材に設けられた係止部材に係止され、当該スライド部材をロック位置へ引き操作するためのひもとからなることを特徴としている。
前記位置決め手段が、
(a)前記内挿部材の内面に回転自在に取り付けられた係止部を有する係止体と、
(b)前記スライド部材に設けられた、前記係止体に当接し得る当接体と、
(c)前記スライド部材の前記当接体よりも前方の位置に設けられた、前記係止体の係止部を係止するための突起と、
(d)前記スライド部材をロック解除位置へ付勢する付勢手段とからなるのが好ましい。
前記位置決め手段が、
(a)前記スライド部材に回転自在に取り付けられた係止部を有する係止体と、
(b)前記内挿部材の内面に設けられた、前記係止体に当接し得る当接体と、
(c)前記内挿部材の内面の前記当接体よりも前方の位置に設けられた、前記係止体の係止部を係止するための突起と、
(d)前記スライド部材をロック解除位置へ付勢する付勢手段とからなるのが好ましい。
前記手動ロック機構が前記保持機構をロックしたことを表示する表示部をさらに備えてなるのが好ましい。
前記内挿部材を全開位置にロックするための全開用の保持機構をさらに備えてなるのが好ましい。
前記外筒および/または内挿部材に波形ワッシャを用いて取付金具が取り付けられてなるのが好ましい。
本考案によれば、扉上端などの高い位置に取り付けられた場合でも、手動ロック操作を容易に行なうことができ、扉などを任意の開度に確実に保持することができる。しかも、線条体であるひもの引き操作だけで、手動ロックおよびロック解除を行なうことができるため、操作が非常に容易である。
つぎに、図面を参照しながら、本考案の扉等開度調整器を詳細に説明する。図1は本考案の扉等開度調整器の一実施の形態を示す斜視説明図、図2は図1の内挿部材の要部拡大正面図、図3は図1の外筒の要部拡大正面図、図4は図1のスライド部材の平面図、図5〜8は図1の手動ロック機構の手動ロック操作における押圧部材、噛合部および係止体の動きを示す工程説明図、図9は図1の内挿部材の下面における手動ロック機構のための表示部を示す拡大斜視図、および図10は図1の外筒の端部における取付金具の連結構造を示す要部分解斜視図である。
図1に示される扉等開度調整器は、伸縮ステー1と、該伸縮ステー1内に内蔵され、任意の開度で伸縮ステー1の内挿部材5を保持するための保持機構2と、該保持機構2を手動でロックするための手動ロック機構とから構成され、手動ロック機構を操作するための線条体であるひも23が外部へ垂れ下がっている。
伸縮ステー1は、前記従来の伸縮ステー51と同一の構成であり、外筒4および該外筒4内に進退自在に挿通される内挿部材5とから構成されている。伸縮ステー1は、従来の伸縮ステー51と同様に、図11〜12に示されるように、扉Dの上端付近に取り付けることにより、扉Dを任意の角度(たとえばほぼ全閉の角度(15度程度)から全開までの任意の角度)で保持することができる。
なお、図1では外筒4の内部構造を示すために省略されているが、外筒4内部にほこりなどを入りにくくするために、外筒4の開放された上面に蓋を設けるのが好ましい。さらに、内挿部材5内部にほこりなどを入りにくくするために、内挿部材5の開放された上面に蓋を設けるのが好ましい。
保持機構2は、図2に示されるように、内挿部材5の後端側に固着された軸6に対して、当該内挿部材5の幅方向(図2において上下方向)に揺動自在に設けられた噛合部7と、外筒4の内側面に沿って設けられ、噛合部7と噛合する複数の歯8と、噛合部7を外筒4の歯8から離れる方向へ付勢する噛合部付勢手段としての回転バネ(図示せず)とから構成されている。噛合部7を付勢するための回転バネは、噛合部7の下側において、軸6の周囲に配設されている。
噛合部7は、初期状態では回転バネの付勢力により矢印P方向に付勢されて歯8から離れているが、後述する手動ロック機構の押圧部材22によって、図2において矢印Pとは反対の方向に押圧されたときに任意の位置の歯8とかみ合うことができる。
本実施の形態の手動ロック機構は、図1および図4〜5に示されるように、内挿部材5内部に当該内挿部材5の長手方向に沿って進退自在に挿通されるスライド部材21と、該スライド部材21に固着され、前記スライド部材21がロック位置へ移動したときに前記保持機構2の噛合部7を前記外筒4の歯8と噛合する位置へ押圧する押圧部材22と、スライド部材21をロック位置およびロック解除位置のいずれか一方に位置決めする位置決め手段30と、前記スライド部材21をロック位置へ引き操作するための線条体であるひも23とから構成されている。
スライド部材21は、薄肉の鋼板などから作製され、後端部に押圧部材22が固着され、先端部にひも23を係止するための係止部24が設けられている。また、スライド部材21の中央部には、後述する位置決め手段の当接体27および突起28が形成されたスリット25が形成されている。
ひも23の材質としては、通常、ポリエステルなどの合成繊維を主体とするものが好ましい。また、ひも23に代わる線条体として、ワイヤやチェーンなどを用いることもできる。ひも23の長さは本考案において限定されるものではないが、通常、10〜50cm程度である。また、本実施の形態では、図1および図9に示されるように、ひも23が直接内挿部材5に接触して磨耗や損傷が生じないように、保護ガイド29が、内挿部材5の先端部に設けられている。保護ガイド29の材質は、本考案においてとくに限定されるものではないが、ひも23がすべりやすい材料、たとえばABS、ポリエステルなどの合成樹脂で作製するのが好ましい。
本実施の形態の開度調整器によれば、図1に示されるように、調整器からたれ下がっているひも23を1回引くと、位置決め手段によって、スライド部材21をロック位置(図7参照)へ位置決めし、押圧部材22が噛合部7を歯8にかみ合わせた状態で保持することにより、扉を任意の開度位置で確実に手動でロックすることができる。そして、もう1回ひも23を引くと、位置決め手段によって、スライド部材21および押圧部材22をロック解除位置へ移動させ、噛合部7と歯8との噛合は解除され、扉を自由に閉めたり、さらに扉を広く開けることもできる。
本考案の位置決め手段は、ひも23の引き操作だけでスライド部材21をロック位置および規制解除位置に選択的に移動させることができるものであれば、いかなる構造のものを採用することができる。
たとえば、図1および図4〜5に示されるスライド部材21のための位置決め手段30は、内挿部材5の内側底面に回転自在に取り付けられた係止部26aを有する係止体26と、スライド部材21のスリット25の内周縁に設けられた、前記係止体26に当接し得る当接体27と、前記スライド部材21のスリット25の内周縁において当接体27よりも前方の位置に設けられた、前記係止体26の係止部26aを係止するための突起28と、前記スライド部材21をロック解除位置へ付勢する付勢手段(図示せず)とから構成されている。
スライド部材21をロック解除位置へ付勢する付勢手段としては、内挿部材5内部に設けられた圧縮コイルバネなどを採用することができる。
図4〜5に示されるスライド部材21のための位置決め手段30は、ひも23の引き操作のみによって、スライド部材21をロック位置および規制解除位置のいずれかに容易かつ確実に位置決めすることができる。具体的な動作を、以下、図5〜8を用いて説明する。
まず、図5に示される初期状態では、スライド部材21および押圧部材22はロック解除位置(図5において左へ寄った位置)にある。この状態では、内挿部材5はロックされていないため、扉を自由に開閉することができる。
扉を任意の開度でロックさせたい場合、図5に示される初期状態から前記ひも23を引くと、図6に示されるように、スライド部材21が付勢手段の付勢力に抗しながら図6において右方向へ移動する。このとき、係止体26の係止部26aが当接体27に当接して係止体26は反時計方向に回転し、それとともに押圧部材22が噛合部7を外筒4の歯8の方へ押圧し、噛合部7と歯8とが噛合したロック状態になる。
ついで、ひも23を引くのを止めると、前記付勢手段の復元力により、図7に示されるように、スライド部材21が少しだけ図7において左方向へ移動し、係止体26の係止部26aが突起28に係合する。その結果、スライド部材21は、図7に示されるロック位置に位置決めすることができ、噛合部7と歯8とが噛合したロック状態で保持される。
そののち、ひも23をもう1回引くと、図8に示されるように、係止体26の側面に当接体27が当接することにより、さらに係止体26が反時計方向に回転する。そして、ひも23を引くのを止めると、前記付勢手段の復元力により、再び、図5に示されるように、初期のロック解除位置に戻り、それとともに、噛合部7は回転バネの復元力により時計方向へ揺動して歯8から離れる。
なお、本実施の形態では、位置決め手段として、内挿部材5に回転自在の係止体26を設け、スライド部材21に当接体27および突起28を設けた例を示しているが、反対の配置として、内挿部材5に当接体27および突起28を設け、スライド部材21に回転自在の係止体26を設けた位置決め手段を採用してもよい。
たとえば、本考案の他の実施の形態として、スライド部材に回転自在に取り付けられた係止部を有する係止体と、前記内挿部材の内面に設けられた、前記係止体に当接し得る当接体と、前記内挿部材の内面の前記当接体よりも前方の位置に設けられた、前記係止体の係止部を係止するための突起と、前記スライド部材をロック解除位置へ付勢する付勢手段とからなる位置決め手段を採用してもよい。
また、本実施の形態では、図9に示されるように、手動ロック機構が保持機構2をロックしたことを表示する表示部31が内挿部材5の下面に設けられているため、扉上端に設けられた開度調整器がロックされているか否かを容易に目で確認することができる。表示部31は、たとえば赤色など目立つ色の塗料を内挿部材5の下面に塗布したもの、または目立つ色に着色されたシールなどからなり、内装部材5の下面には、ロック位置のときの表示部31を外部に露出させるための開口32が形成されている。したがって、ひも23を引いて、内挿部材5がロック位置まで移動したとき、開口32を通して表示部31を見ることによって、容易にロックされているかどうかを確認することができる。
さらに、本実施の形態では、図2〜3に示されるように、内挿部材5を全開位置にロックするための全開用の保持機構10をさらに備えている。全開用の保持機構10は、内挿部材5の後部に固着された軸11に対して、一端が揺動自在に設けられたアーム12と、該アーム12の他端にかしめなどにより固着された軸13と、軸13に回転自在に設けられた回転部材14と、前記外筒4の先端側の内側面に設けられた歯15とから構成されている。軸13および回転部材14によって、歯15との噛合部を構成している。歯15の高さは、回転部材14の半径より低いため、回転部材14は比較的容易に歯10を乗りこえることができる。前記アーム12は、回転バネ20によって、常時矢印Q方向(図2参照)に付勢され、それにより、回転部材14は内挿部材5の内側面5a(図2参照)に常時接触している。
全開用の保持機構10では、扉Dを全開に開けて内挿部材5のほぼ全体が外筒4から引き出されたとき、図2〜3に示されるように、回転部材14は、歯15を乗り越えて歯15およびガイド部材16のあいだの谷部17に係止される。それにより、内挿部材5および扉Dは、全開位置に保持される。反対に、扉Dの全開状態を解除する場合には、やや強く扉Dを閉めれば、回転部材14が歯15を乗り越えて、全開状態は解除される。
また、図1〜2に示されるように、外筒4の先端側には、内挿部材5のすべりをよくするためのガイド部材16が設けられている。さらに、前記内挿部材5の後端には、たとえばABS、ポリエステルなどの合成樹脂からなるブレーキ部17が固着され、ブレーキ部33が外筒4の内側面などに摩擦接触することにより、内挿部材5の移動速度を減速させることができる。
また、図1〜2の内挿部材5の後端部には当接片18が設けられ、一方、外筒4の内部には段差部19が設けられている。かかる当接片15は、全開時においては、段差部19に当接することにより、内挿部材5が外筒4から抜けるのを防止する。それとともに全開時の衝撃を集中的に受けることにより、他の部分(とくに、回転部材14)の破損を防止することができる。
前記ガイド部材16の材質は、本考案においてとくに限定されるものではないが、内挿部材5がすべりやすい材料、たとえばABS、ポリエステルなどの合成樹脂によって作製するのが好ましい。
さらに、図10に示されるように、外筒4(または内挿部材5)の端部には、扉または戸枠に固着するための取付金具35が、リベットピン36を用いて回転自在に連結されている。たとえば、図10に示される外筒4の先端部の貫通孔と同軸上になるように、円筒状スペーサ37、外蓋38、ワッシャ39、取付金具35、後述する波形ワッシャ40およびワッシャ41のそれぞれの貫通孔の位置を合わせながら順次重ね合わせたのち、リベットピン36によって回転自在に締結されている。
ここで、外筒4および取付金具35は、リベットピン36まわりに円滑に回転できるように、それぞれの貫通孔の内周面とリベットピン36の外周面とのあいだに若干の隙間をあけている。そのため、扉を開けた状態のときに、外筒4(または内挿部材5)と取付金具35とのあいだでがたつきや振動が発生する場合がある。そこで、本実施の形態では、リベットピン36で締結する際に、波状に湾曲した波形ワッシャ40をたとえば取付金具35とワッシャ41とのあいだに挟むことにより、当該波形ワッシャ40の復元力によって外筒4および取付金具35をリベットピン36の軸方向に沿って付勢させている。それにより、外筒4および取付金具35と、隣接する部材とのあいだにおける摩擦抵抗が増加し、その結果、外筒4と取付金具35とのあいだのがたつきを防止することができる。なお、波形ワッシャ40の取付け位置は、本考案においてとくに限定されるものではなく、外筒4と円筒状スペーサ37とのあいだなどの任意の位置に挟むことができ、これによりがたつきを防止することができる。また、図示していないが、内挿部材5と取付金具とのあいだの連結部分にも波形ワッシャを用いればがたつきや振動を防止することができる。
なお、本考案の扉等開度調整器の取り付ける対象の一例として、扉を例にあげて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、扉、窓、またはその他全開を含む任意の角度で保持する必要がある建具または家具などに適用することができる。
本考案の扉等開度調整器の一実施の形態を示す斜視説明図である。 図1の内挿部材の要部拡大正面図である。 図1の外筒の要部拡大正面図である。 図1のスライド部材の平面図である。 図1の手動ロック機構の手動ロック操作における押圧部材、噛合部および係止体の動きを示す工程説明図である。 図1の手動ロック機構の手動ロック操作における押圧部材、噛合部および係止体の動きを示す工程説明図である。 図1の手動ロック機構の手動ロック操作における押圧部材、噛合部および係止体の動きを示す工程説明図である。 図1の手動ロック機構の手動ロック操作における押圧部材、噛合部および係止体の動きを示す工程説明図である。 図1の内挿部材の下面における手動ロック機構のための表示部を示す拡大斜視図である。 図1の外筒の端部における取付金具の連結構造を示す要部分解斜視図である。 従来の扉等開度調整器が取り付けられた扉の閉状態を示す概略正面図である。 図11の扉の開状態を示す概略正面図である。
符号の説明
1 伸縮ステー
2 保持機構
3 位置決め手段
21 スライド部材
23 ひも

Claims (6)

  1. 外筒および該外筒内に進退自在に挿通される内挿部材を有する伸縮ステーと、
    該伸縮ステー内に内蔵された、任意の開度で前記内挿部材を保持するための保持機構と、該保持機構を手動でロックするための手動ロック機構と、
    該外筒の開放された上面に設けられた蓋と
    からなる扉等開度調整器であって、
    前記保持機構が、
    前記内挿部材の後端側に当該内挿部材の幅方向に移動自在に設けられた噛合部と、
    前記外筒の内側面に沿って設けられ、前記噛合部と噛合する複数の歯と、
    前記噛合部を前記外筒の歯から離れる方向へ付勢する噛合部付勢手段とからなり、
    前記手動ロック機構が、
    前記内挿部材内部に当該内挿部材の長手方向に沿って進退自在に挿通されるスライド部材と、
    該スライド部材に固着され、前記スライド部材がロック位置へ移動したときに前記噛合部を前記歯と噛合する位置へ押圧する押圧部材と、
    前記スライド部材をロック位置およびロック解除位置のいずれか一方に位置決めする位置決め手段と、
    前記スライド部材に設けられた係止部材に係止され、当該スライド部材をロック位置へ引き操作するためのひもと
    からなる扉等開度調整器。
  2. 前記位置決め手段が、
    (a)前記内挿部材の内面に回転自在に取り付けられた係止部を有する係止体と、
    (b)前記スライド部材に設けられた、前記係止体に当接し得る当接体と、
    (c)前記スライド部材の前記当接体よりも前方の位置に設けられた、前記係止体の係止部を係止するための突起と、
    (d)前記スライド部材をロック解除位置へ付勢する付勢手段とからなる請求項1記載の扉等開度調整器。
  3. 前記位置決め手段が、
    (a)前記スライド部材に回転自在に取り付けられた係止部を有する係止体と、
    (b)前記内挿部材の内面に設けられた、前記係止体に当接し得る当接体と、
    (c)前記内挿部材の内面の前記当接体よりも前方の位置に設けられた、前記係止体の係止部を係止するための突起と、
    (d)前記スライド部材をロック解除位置へ付勢する付勢手段とからなる請求項1記載の扉等開度調整器。
  4. 前記手動ロック機構が前記保持機構をロックしたことを表示する表示部をさらに備えてなる請求項1、2または3記載の扉等開度調整器。
  5. 前記内挿部材を全開位置にロックするための全開用の保持機構をさらに備えてなる請求項1、2、3または4記載の扉等開度調整器。
  6. 前記外筒および/または内挿部材に波形ワッシャを用いて取付金具が取り付けられてなる請求項1、2、3、4または5記載の扉等開度調整器。
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