JP3990010B2 - トンネルへの防水シート配設方法およびトンネル用防水シート配設台車 - Google Patents

トンネルへの防水シート配設方法およびトンネル用防水シート配設台車 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル内壁面に防水シートを配設させるための方法および台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
元来、トンネル内壁面へのコンクリート打設において、まず掘削されていない岩盤側からの水分の浸出防止および岩盤の補強のため、トンネルの内壁面に薄層の一次覆工コンクリートを吹付けた後、二次覆工コンクリート側への水分の浸出防止のため、一次覆工コンクリート表面に防水シートを介在させて厚層の二次覆工コンクリート打設を行うのが一般的である(図15および図16参照)。
【0003】
この二次覆工コンクリート打設前に防水シートを配設する台車として、本願特許出願人が先に出願した特願平5−220716号(特許第2651991号)記載のものがあった。
【0004】
本例は、基台の上部に、昇降自在の防水シート用載置部材が設けられ、基台の両側に、昇降自在の防水シート用押圧部材がそれぞれ設けられ、必要に応じて防水シート用押圧部材に防水シート保持部を形成させてなるものである。
【0005】
本例によりトンネル内壁面(一次覆工コンクリート表面)への防水シートの配設は以下のように行われていた。
【0006】
まず、防水シート用載置部材に防水シートを載置させ、防水シートを基台の両側に作業員により展開させると共に、防水シート用載置部材を上昇させることにより、防水シート用載置部材上の防水シートの中央部を、トンネルの幅方向の中央部に止釘等の固定具を介して作業員が固定する。
【0007】
次に、防水シート用押圧部材上に防水シートを作業員が展開させると共に、防水シート用押圧部材を上昇させることにより、防水シート用押圧部材上の防水シートをトンネル内壁面に固定具を介して作業員が固定する。
【0008】
この作業を繰り返し行うことによりトンネルの堀削側へ順次防水シートを配設させる。
【0009】
なお、図15および図16中、50はトンネル、52はトンネル内壁面、54は一次覆工コンクリート、56は防水シート、66は作業台、68は作業員、70は二次覆工コンクリート、72は打釘、76は岩盤を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来は前記の通り、防水シートの載置支持は、載置部材および押圧部材の二種の構成部材により行われるため、各部材間への防水シートの移載作業が必要となり、作業工程数が増大し、作業能率が良くないことが問題となっていた。
【0011】
また、防水シートの載置、展開、移載作業は全て作業員の人力により行うため、展開された防水シートに垂れ緩み等が発生し易く、防水シートの配設における均一性に欠けることが問題となっていた。
【0012】
また、防水シートの載置、展開、移載作業中に、誤って防水シートを落下させる危険性があり、その都度防水シートを元に戻す作業が必要となり、作業能率が良くないことが問題となっていた。
【0013】
また、防水シートのトンネル内壁面への固定は全て作業員の人力によるため、その作業が非常に煩雑であり、防水シートが長尺になるとその重量も増大し、数人の作業員にて行う必要があり、作業能率が良くないことが問題となっていた。
【0014】
本発明は、このような欠点に鑑み、極めて効率良く、均一に防水シートを配設することができる方法および台車を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、トンネル内壁面に面ファスナーからなる止着部材を固着させ、表面が合成樹脂シートで、裏面が不織布である防水シートを、防水シートの裏面側を止着部材に止着させることにより、トンネル内に配設する方法において、トンネル内に移動自在に設けられた基台の移動方向と直交する両側に、トンネル内壁面に対応し、かつ防水シートに対応する幅を有する防水シート用押圧部材が昇降自在に設けられ、巻回させた防水シートを基台の一側下方に軸支させ、防水シートの先端を、防水シート用押圧部材上に沿わせて配設され、かつ基台の他側下方の巻揚機構に装着されたワイヤーに固着させ、巻揚機構を介してワイヤーを巻揚げることにより、防水シートを、基台の一側下方から中央、他側下方へと配設させた後、防水シート用押圧部材を上昇させ、防水シート用押圧部材間の防水シートの中央部を、止着部材に止着させた後、防水シートの展開部を、止着部材に、防水シート用押圧部材上に設置された押圧具を介して、止着させることを特徴とするもの、または必要に応じて防水シート用押圧部材を基台の前後方向に移動自在とし、防水シートのトンネルへの配設位置を調整することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係るトンネル用防水シート配設台車は、トンネル内壁面10に面ファスナーからなる止着部材12を所定間隔毎に多数固着させ、表面が合成樹脂シート16で、裏面が不織布14である防水シート18を、防水シート18の裏面側を止着部材12に止着させることにより、トンネル20内に配設するためのものであり(図4〜図6参照)、その構成を、図1〜図13に基づいて、以下に詳述する。
【0017】
本発明で使用する防水シート18は従来品に比べ長尺であり、トンネル20の長さ方向に対する幅が約4〜10mであり、また止着部材12の固着方向はトンネル20の長さ方向である。
【0018】
トンネル20内に移動自在に基台22が設けられている。
【0019】
本例において、基台22は二対の脚24と、二対の脚24の上部間に構設された複数の架台26と、脚24および架台26の適所に設けられた足場28とにより枠状に形成されている。
【0020】
基台22の移動方向と直交する両側(図1において左右側)に、トンネル内壁面10に対応し、かつ防水シート18に対応する幅を有する防水シート用押圧部材30がそれぞれ昇降自在、かつ前後方向に移動自在に設けられている。
【0021】
本例において、防水シート用押圧部材30は略1/4円弧状であり、昇降手段は二対のシリンダー32,34によるものであり、この二対のシリンダー32,34の一方を支点として他方を昇降させることにより、防水シート用押圧部材30を左右方向に傾動自在としてある。
【0022】
また、防水シート用押圧部材30の前後方向への移動は、基台22に防水シート用押圧部材30をスライド自在に配設させ、横送り装置36により防水シート用押圧部材30を移動させる。
【0023】
防水シート用押圧部材30に凹状の防水シート保持部38を形成させてある。
【0024】
防水シート用押圧部材30上に押圧具40が、防水シート用押圧部材30の長さ方向(図1および図12において左右方向)に移動自在に配設されている。
【0025】
本例において、トンネル内壁面10に固着された止着部材12の凹凸形状に対応し、防水シート18を確実に止着させるため、押圧具40としてエアーチューブを採用し、防水シート用押圧部材30上に移動自在に装着された移動枠(図示略)上に固着させ、移動シリンダー58を介して移動させる。
【0026】
この押圧具40を移動させるのは、トンネル内壁面10に固着された止着部材12との当接位置の微調整を行うためである。
【0027】
また、押圧具40であるエアーチューブはトンネル内壁面10に固着された止着部材12に対応させて防水シート用押圧部材30上に4個配設させてある。
【0028】
基台22上に、防水シート18を移動させると共に、移動時にテンションを付与するための巻揚機構42が配設されている。
【0029】
本例において、巻揚機構42は、ウインチであり、基台22上の各防水シート用押圧部材30の外方にそれぞれ2個ずつ配設させてある。
【0030】
なお、図中44は開閉足場、46は基台22をトンネル10の前後方向に移動させるための走行レール、48は被動ローラーあるいは駆動ローラーであり、被動ローラーの場合は手動で、駆動ローラーの場合は自動で、それぞれトンネル用防水シート配設台車を移動させる、60は防水シート18の両端部に装着されたファスナー機構、62は防水シート18の昇降用シーブ、64は防水シート18の展開、移動用シーブを示す。
【0031】
本発明に係るトンネル用防水シート配設台車を使用してトンネル内壁面10に防水シート18を配設させる方法を以下に詳述する。
【0032】
本発明において、トンネル内壁面10は、トンネル掘削面に吹付けた薄層の一次覆工コンクリート表面のことをいう。
【0033】
まず、台車をトンネル10の所定位置まで移動させる。
【0034】
次に、防水シート用押圧部材30上に、長さ方向の両側から中央に向けて内側に巻回された防水シート18を載置させる。
【0035】
この際、防水シート18は、昇降用シーブ62に掛回した巻揚機構42により支持させ、基台22の中央部の開閉足場44を開放させて、基台22の中央部から引上げ、防水シート用押圧部材30上に移動させて載置させる(図3および図7参照)。
【0036】
次に、既に配設された防水シート18の端部と、今回配設させる防水シート18との端部とが重なり合うように、防水シート用押圧部材30を、横送り装置36を介して移動させ、防水シート18の位置を調整する。
【0037】
次に、巻揚機構42を展開、移動用シーブ64に掛回し、防水シート18の中央部を余分に引出し(緩ませ)、防水シート用押圧部材30を上昇させ、トンネル10の幅方向の中央部に固着された止着部材12に、防水シート18の長さ方向の中央部を、止着させる。この際、防水シート18の止着部材12への止着は、作業員による(図10参照)。
【0038】
次に、防水シート用押圧部材30を下降させると共に、トンネル20の幅方向の両側上部から下部に向けて防水シート18を防水シート用押圧部材30に沿わせて展開させる。この際、展開させる防水シート30は、巻揚機構42により支持させながら移動させるため、従来の作業員による展開作業に比べ、防水シート18が基台から落下する危険性が全くなく、常時巻揚機構42によりテンションが付与された状態であるため、展開時に防水シート18が垂れ、緩むことがなく、均一に防水シート18を展開させることができる(図11参照)。
【0039】
次に、押圧具40であるエアーチューブにエアーを供給し、膨張させると共に、防水シート用押圧部材30を上昇させ、膨張したエアチューブを防水シート18に当接させ、トンネル内壁面10に固着された止着部材12に防水シート18を押付け、防水シート18をトンネル内壁面10の止着部材12に止着する(図12および図13参照)。
【0040】
この際、防水シート18の止着部材12への押圧は、押圧具40であるエアーチューブにより行うため、凹凸形状であるトンネル内壁面10に固着された止着部材12の表面も凹凸形状となり、この凹凸面に防水シート18を確実に合致させて止着することが可能となる。
【0041】
次に、防水シート用押圧部材30を下降させ、防水シート18を基台22の下方へ展開させ、展開させた防水シート18をトンネル内壁面10の止着部材12に作業員により止着する。
【0042】
次に、既に配設された防水シート18の端部と、今回配設させた防水シート18の端部とを重ね合わせる。
【0043】
この際、各防水シート18の重ね合わせ部分は、防水シート18の幅方向の両側縁に装着されたファスナー機構60を介して、止着する。
【0044】
このように、トンネル20の幅方向の中央部から下部に向けて防水シート18を止着させることにより、台車に対応する位置のトンネル20内に防水シート18を配設させる。
【0045】
次に、トンネル20の堀削側に台車を移動させ、その位置で別の防水シート18を配設させる。
【0046】
この作業を順次繰り返し行うことにより、トンネル20内に防水シート18を配設させる。
【0047】
また、予め台車上に多数の巻回された防水シート18を載置させることにより、防水シート18の供給回数を削減できる。
【0048】
また、図14に本発明に係る防水シート配設台車の別の例が示してある。
【0049】
本例は、防水シート18を防水シート用押圧部材30上に載置させた後、防水シート用押圧部材30上を下方へ展開させて防水シート18を、止着部材12に、止着させるのに代えて、基台22の一側下方に防水シート18を軸支させ、基台22の他側下方の巻揚機構42により防水シート18を、配設させるものである。
【0050】
なお、図14中45は防水シート18の軸支機構、47は防水シート18の長さ方向の中央を止着部材12に止着させるための押上部材、49は防水シート18の垂れ、緩み等を解消するための展張部材を示す。
【0051】
また、本例の使用方法は、防水シート18の配設方法および防水シート18の長さ方向の中央部の止着方法が前記例と相違するだけであり、この防水シート18の配設工程および止着工程を説明する。
【0052】
まず、長さ方向の一側から他側に向けて巻回された防水シート18を、基台22の一側下方の軸支機構45に軸支させる。
【0053】
次に、防水シート18の先端を、巻揚機構42に装着されたワイヤー43に固着させる。
【0054】
次に、巻揚機構42を介してワイヤー43に固着された防水シート18を巻揚げることにより、防水シート18を基台22の一側下方から中央、他側下方へと配設させる(図14鎖線参照)。
【0055】
次に、配設させた防水シート18の長さ方向の中央に予め付されたマーク(図示略)をトンネル20の中央部に固着された止着部材12に合致させ、押上部材47を介して止着させる。
【0056】
この際、配設された防水シート18の長さ方向の中央部に垂れ、緩み等が発生している場合、展張部材49を左右方向(図14において左右方向)に移動させることにより、防水シートの垂れ、緩みを解消させる。
【0057】
なお、図1〜図13に示す例において、防水シート18は、長さ方向の両側から中央に向けて内側に巻回させたものであるが、長さ方向の一側から他側に向けて巻回させたものを2個を一対としてすることは自明のことである。
【0058】
また、巻揚機構42を介して防水シート18を防水シート用押圧部材30上に載置させてあるが、台車と別体のリフトを介して行うことは自明のことである。
【0059】
また、両例において、押圧具40としてエアーチューブを採用してあるが、弾性材を採用することは自明のことであり、防水シート18を止着部材12に確実に止着できるものであればよい。
【0060】
また、各防水シート18間の重ね合わせは、ファスナー機構60によるものであるが、溶着、あるいは打釘等の固定具を介して行うことは自明のことである。
【0061】
また、防水シート用押圧部材30の昇降手段はシリンダーに限定されることはなく、ジャッキ他の昇降可能な手段であればよい。
【0062】
また、基台22の脚14に昇降手段、例えば昇降シリンダー等を装着させることは自由である。
【0063】
また、トンネル内壁面10へ固着させた止着部材12の個数、押圧具40の防水シート用押圧部材30への装着個数、は本例に限定されることはなく、状況に応じて増減させることは自由である。
【0064】
【発明の効果】
本発明に係るトンネルへの防水シート配設方法および台車によれば、巻回させた防水シートを基台の一側下方に軸支させ、防水シートの先端を、基台の他側下方の巻揚機構を介して巻揚げることにより、防水シートを、基台の一側下方から中央、他側下方へと配設させた後、防水シート用押圧部材を上昇させ、防水シートの中央部を止着部材に止着させた後、防水シートの展開部を止着部材に押圧具を介して止着させ、この作業を順次行うことにより、トンネル内に防水シートを配設させることができるため、作業が極めて容易となるばかりか、作業人員を大幅に削減でき、作業能率の向上を図ることができる。
【0065】
また、防水シート用押圧部材上を展開させる防水シートは、巻揚機構により常時テンションが付与された状態となり、従って防水シートの垂れ緩み等が発生することが全くなく、均一に防水シートを配設させることができ、防水効果を向上させることができる。
【0066】
また、防水シート用押圧部材を前後方向に移動自在とすることにより、防水シートの配設位置調整を行うことができ、配設精度を向上させることができる。
【0067】
また、押圧具をエアーチューブとし、防水シートの展開部を、止着部材に止着する際、エアーチューブをエアー供給により膨張させることにより、凹凸状のトンネル内壁面に固着された止着部材の凹凸形状に確実に対応させて防水シートを止着させることができ、防水シートの止着性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネル用防水シート配設台車の正面図。
【図2】同、側面図。
【図3】同、要部拡大正面図。
【図4】防水シートおよび止着部材を示す正面図。
【図5】同、止着状態を示す正面図。
【図6】同、側面図。
【図7】本発明に係るトンネル用防水シート配設台車により防水シートを配設する状態を示す要部拡大正面図。
【図8】同、要部拡大正面図。
【図9】防水シートの端部を示す拡大側面図。
【図10】本発明に係るトンネル用防水シート配設台車により防水シートを配設する状態を示す要部拡大正面図。
【図11】同、要部拡大正面図。
【図12】同、要部拡大正面図。
【図13】押圧具であるエアーチューブの使用状態を示す要部拡大側面図。
【図14】トンネル用防水シート配設台車の別の例を示す正面図。
【図15】防水シートを配設したトンネル断面を示す正面図。
【図16】従来技術を示す側面図。
【符号の説明】
10 トンネル内壁面
12 止着部材
14 不織布
16 合成樹脂シート
18 防水シート
20 トンネル
22 基台
30 防水シート用押圧部材
40 エアーチューブ
42 巻揚機構
43 ワイヤー
45 軸支機構

Claims (6)

  1. トンネル内壁面(10)に面ファスナーからなる止着部材(12)を固着させ、表面が合成樹脂シート(16)で、裏面が不織布(14)である防水シート(18)を、防水シート(18)の裏面側を止着部材(12)に固着させることにより、トンネル(20)内に配設する方法において、
    トンネル(20)内に移動自在に設けられた基台(22)の移動方向と直交する両側に、トンネル内壁面(10)に対応し、かつ防水シート(18)に対応する幅を有する防水シート用押圧部材(30)が昇降自在に設けられ、
    巻回させた防水シート (18) を基台 (22) の一側下方に軸支させ、防水シート (18) の先端を、防水シート用押圧部材 (30) 上に沿わせて配設され、かつ基台 (22) の他側下方の巻揚機構 (42) に装着されたワイヤー (43) に固着させ、巻揚機構 (42) を介してワイヤー (43) を巻揚げることにより、防水シート (18) を、基台 (22) の一側下方から中央、他側下方へと配設させた後、
    防水シート用押圧部材(30)を上昇させ、防水シート用押圧部材 (30) 間の防水シート (18) の中央部を、止着部材 (12) に止着させた後、
    防水シート(18)の展開部を、止着部材(12)に、防水シート用押圧部材(30)上に設置された押圧具(40)を介して、止着させることを特徴とするトンネルへの防水シートの配設方法。
  2. 防水シート用押圧部材 (30) を基台 (22) の前後方向に移動自在とし、防水シート (18) のトンネル (10) への配設位置を調整することを特徴とする請求項1記載のトンネルへの防水シート配設方法。
  3. 押圧具 (40) をエアーチューブとし、防水シート (18) の展開部を、止着部材 (12) に止着する際、エアーチューブをエアー供給により膨張させ、膨張したエアーチューブを介して防水シート (18) を止着部材 (12) に止着することを特徴とする請求項1または請求項2記載のトンネルへの防水シート配設方法。
  4. トンネル (20) 内に移動自在に設けられた基台 (22) の移動方向と直交する両側に、トンネル内壁面 (10) に対応し、かつ防水シート (18) に対応する幅を有する防水シート用押圧部材 (30) が昇降自在に設けられ、防水シート用押圧部材 (30) 上に押圧具 (40) が配設され、基台 (22) 上に、防水シート (18) を移動させると共に、移動時にテンションを付与するための巻揚機構 (42) が配設され、防水シート (18) の軸支機構 (45) を基台 (22) の一側下方に配設させ、巻揚げ機構 (42) を他側下方に配設させたことを特徴とするトンネルへの防水シート配設台車
  5. 防水シート用押圧部材 (30) を基台 (22) の前後方向に移動自在とし、防水シート (18) のトンネル (20) への配設位置を調整することを特徴とする請求項記載のトンネル用防水シート配設台車。
  6. 押圧具 (40) をエアーチューブとし、防水シート (18) の展開部を、止着部材 (12) に止着する際、エアーチューブをエアー供給により膨張させることを特徴とする請求項4または請求項5記載のトンネル用防水シート配設台車。
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