JP3843300B2 - シート布設装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを布設する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、天井や壁面に防水シートbを取り付ける際、図6のような防水シート布設台車aを使用する。作業者が2人1組になり、防水シート布設台車a上に乗って、人力で防水シートbを持ち上げながら張り付け作業を行っている。
【0003】
しかし、従来の方法では、次のような問題点がある。
<イ>作業者が少なくとも2人必要であり、人力でシートを持ち上げるために、多大な労力を必要としていた。
<ロ>近年、工事の多様化に伴い、設計シート厚が増大しており、重量が増えて、持ち上げるのに多大の労力を必要とするようになった。
<ハ>シート張足場台車は、上部が階段状になっており、シートを持ち上げ、また持ち上げた状態で移動する際、足元の注意がおろさかになり、安全上問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、シートを容易に取り付け得る装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上部壁面にシートを布設するシート布設装置において、シートを巻いたシートローラを載置し、上下に移動可能なシート保持部と、シート保持部を上下に移動するリフト装置と、シートローラを回転可能に載置するローラ載置台とを備え、シートローラから解かれたシートをシート保持部で保持し、シートが巻かれているシートローラをローラ載置台に載置し、シート保持部を上昇してシートを天井付近に位置させることを特徴とする、シート布設装置、又は、
上部壁面にシートを布設するシート布設装置において、シートをメガネ巻きにした一対のシートローラを載置し、上下に移動可能なシート保持部と、シート保持部を上下に移動するリフト装置と、シートローラを回転可能に載置する一対のローラ載置台とを備え、シートローラから解かれたシートをシート保持部で保持し、シートが巻かれているシートローラをローラ載置台に載置し、シート保持部を上昇してシートを天井付近に位置させることを特徴とする、シート布設装置、又は、
側壁にシートを布設するシート布設装置において、側壁に配置されたレール上を移動可能な車輪と、車輪を回転可能に保持する係止部と、係止部から吊り下げられ壁面に沿って配置される吊材と、吊材の複数箇所に配置される複数のステップとを備えていることを特徴とする、シート布設装置、又は、
側壁にシートを布設するシート布設装置において、側壁に配置されたレール上を移動可能な一対の車輪と、車輪を回転可能に保持する一対の係止部と、係止部から吊り下げられ壁面に沿って配置される一対の吊材と、吊材の複数箇所に梯子状に配置される複数のステップとを備えていることを特徴とする、シート布設装置にある。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の上部にシートを布設する実施の形態を説明する。
【0007】
<イ>上部シート布設装置
トンネルなどの上方に壁面を有する構築物の表面にシートを布設する上部シート布設装置10の例を図1に示す。シート布設装置10は、例えば、トンネル1の天井を含む吹付コンクリート2の壁面にシート20を取り付けるために、シート20を水平に拡げて保持し、上下に移動可能な保持部11と、保持部11を上下に移動するリフト装置12と、シート20を拡げやすくするようにメガネ巻きにされた一対のシートローラ21と、シートローラ21を回転可能に載置するローラ載置台14と、これらを支持する支持台13とを備えている。シート20は、例えば防水シートであり、厚さ2mmの防水部と厚さ3mmの緩衝材からなっている。
【0008】
<ロ>保持部
保持部11は、図1に示すように、シート20をメガネ巻きにした一対のシートローラ21を中央部に載置でき、シート20が布設壁面に沿う形状にすると良い。例えばトンネル1の場合、トンネル1の曲面に沿うアーチ状に形成する。
【0009】
一対のシートローラ21が安定して載置できるために、中央部に窪み部15を有し、窪みの部15の中心部に凸状の突起を形成し、一対のシートローラ21をその間に入るように配置する。窪み部15に載置されたシートローラ21は、保持部11のアーチ状の上面に沿って回転してシート20をローラ21から解き離し、保持部11の上面に張る。
【0010】
<ハ>ローラ載置台
ローラ載置台14は、保持部11にシート20を張った後のシートローラ21を載置するもので、シートローラ21を回転可能に保持するものである。ローラ載置台14は、例えば、保持部11の端の下部付近に位置させ、張り終わったシートローラ21を載置しやすくし、シート20を保持部11と共に引き上げる際に、シートローラ21を回転しやすいように樋状に形成する。
【0011】
<ニ>リフト装置
リフト装置12は、保持部11を上下に移動するものであり、リフト装置12を作動してシート20が天井部に当接すると良い。リフト装置12は、例えば油圧ジャッキを使用することができる。
【0012】
<ホ>支持台
支持台13は、リフト装置12やローラ載置台14を支持しており、必要に応じて、天井付近の作業を行い易いように階段や作業台を備えている。また、移動可能に構成され、例えば、レール上を回転する車輪、又は駆動力を有する車輪などを備えている。
【0013】
以下図面を用いて本発明の側部にシートを布設する実施の形態を説明する。
【0014】
<イ>シート布設装置
側壁にシート20を布設するシート布設装置30は、例えば、貯蔵池3の側面を含む吹付コンクリート2の壁面にシート20を取り付けるもので、シート20の取り付け作業用足場となるステップ34と、ステップ34を保持する吊材33と、吊材33を壁面に移動可能に係止する係止部31とを備えている。
【0015】
<ロ>係止部
係止部31は、壁面に取り付けられた移動用レール5に係止される。移動用レール5は、例えば壁面から突出した支持工ブラケット4で保持される。係止部31は、例えば駆動可能な車輪を備え、移動用レール5上を移動する。
【0016】
<ハ>吊材とステップ
吊材33は、壁面に沿うように係止部31に吊り下げられる。一対の吊材33を平行に配置し、その間にステップ34を取り付け、梯子状にすると安定性を増すことができる。
【0017】
以下、上部シート布設装置の使用方法を説明する。
【0018】
<イ>シートローラを保持部に配置
保持部11を下げた状態にして、保持部の窪み部15にメガネ巻きしたシートローラ21を図1のように配置する。
【0019】
<ロ>保持部上面へのシートの張設
保持部の窪み部15から保持部上面へシートローラ21を図2のように回転し、シート20を保持部上面に張る。張り終わったシートローラ21は、ローラ載置台14に載置される。一対のシートローラ21をローラ載置台14に載置すると、保持部11の上部全面にシート20を張設することができる。
【0020】
<ハ>天井壁面へのシートの取付
リフト装置12を上方に伸ばし、保持部11を上昇させてシート20を天井に当接する。その際、シートローラ21はローラ載置台14内で回転してシート20が引き出される。天井に当接したシート20は、例えば、図3のように釘打ち銃や溶着器などにより吹付コンクリート2に取り付けられる。
【0021】
以下、側部シート布設装置の使用方法を説明する。
【0022】
<イ>シート布設装置の取付
係止部31の車輪32を図4及び図5のように移動用レール5上に載置する。作業者がステップ34を足場にして、釘打ち銃や溶着器などによりシート20を吹付コンクリート2に取り付ける。
【0023】
<ロ>シート布設装置の移動
側部シート布設装置30を移動用レール5上で壁面に沿って移動し、壁面全体を容易に作業することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、次のような効果を得ることができる。
<イ>天井や側面の不便な作業場所でも作業労力を軽減することができ、安全性も向上できる。
<ロ>荷重の重いシート材料でも容易に布設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井にシートを布設するシート布設装置図
【図2】シートを保持部上面に張っているシート布設装置図
【図3】シートを天井に布設しているシート布設装置図
【図4】側壁にシートを布設するシート布設装置の側面図
【図5】側壁にシートを布設するシート布設装置の正面図
【図6】従来のシートを天井に布設しているシート布設装置図
【符号の説明】
1・・・・トンネル
10・・・上部シート布設装置
11・・・保持部
12・・・リフト装置
13・・・支持台
14・・・ローラ載置台
15・・・窪み部
2・・・・吹付コンクリート
20・・・シート
21・・・シートローラ
3・・・・貯蔵池
30・・・側部シート布設装置
31・・・係止部
32・・・車輪
33・・・吊材
34・・・ステップ
4・・・・支持ブラケット
5・・・・移動用レール
Claims (4)
- 上部壁面にシートを布設するシート布設装置において、
シートを巻いたシートローラを載置し、上下に移動可能なシート保持部と、
シート保持部を上下に移動するリフト装置と、
シートローラを回転可能に載置するローラ載置台とを備え、
シートローラから解かれたシートをシート保持部で保持し、シートが巻かれているシートローラをローラ載置台に載置し、シート保持部を上昇してシートを天井付近に位置させることを特徴とする、
シート布設装置。 - 上部壁面にシートを布設するシート布設装置において、
シートをメガネ巻きにした一対のシートローラを載置し、上下に移動可能なシート保持部と、
シート保持部を上下に移動するリフト装置と、
シートローラを回転可能に載置する一対のローラ載置台とを備え、
シートローラから解かれたシートをシート保持部で保持し、シートが巻かれているシートローラをローラ載置台に載置し、シート保持部を上昇してシートを天井付近に位置させることを特徴とする、
シート布設装置。 - 側壁にシートを布設するシート布設装置において、
側壁に配置されたレール上を移動可能な車輪と、
車輪を回転可能に保持する係止部と、
係止部から吊り下げられ壁面に沿って配置される吊材と、
吊材の複数箇所に配置される複数のステップとを備えていることを特徴とする、 シート布設装置。 - 側壁にシートを布設するシート布設装置において、
側壁に配置されたレール上を移動可能な一対の車輪と、
車輪を回転可能に保持する一対の係止部と、
係止部から吊り下げられ壁面に沿って配置される一対の吊材と、
吊材の複数箇所に梯子状に配置される複数のステップとを備えていることを特徴とする、
シート布設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35736296A JP3843300B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | シート布設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35736296A JP3843300B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | シート布設装置 |
Publications (2)
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JPH10184288A JPH10184288A (ja) | 1998-07-14 |
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ID=18453750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35736296A Expired - Fee Related JP3843300B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | シート布設装置 |
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JP (1) | JP3843300B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP6669508B2 (ja) * | 2016-01-25 | 2020-03-18 | 鹿島建設株式会社 | シート状部材敷設装置、及び、シート状部材の敷設方法 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP35736296A patent/JP3843300B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10184288A (ja) | 1998-07-14 |
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