JP3989495B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関で使用される燃料噴射装置に関し、特に拡散噴霧を行うことができ、また噴霧形状を変更できる燃料噴射装置に関する。
近年、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関の負荷状態に応じて、噴孔から噴射させる燃料の噴霧形状を変更する技術が多く検討されている。内燃機関の負荷状態に応じて燃料の噴霧形状を最適に変更できれば、燃料消費量の低減、排気エミッションの向上等を図ることができる。
例えば特許文献1は、ニードル弁とノズルボディ間のシート部上流側に、旋回流形成部材及び円筒状の旋回流形成室を設けた燃料噴射装置を開示する。この装置は、内燃機関の負荷状態に応じてニードル弁のリフト量を変更して旋回流形成室に通じる燃料入口通路の開度が調整される。この結果、ノズルボディの下端に形成した噴孔から噴射する燃料の噴霧形状を変更できる。
特開2000−145584号公報
しかしながら、特許文献1で開示する装置は、燃料の旋回流を形成するために特別な部材(旋回流形成部材)をニードル弁とノズルボディとの間に配置するので装置構造が複雑となる。また、特許文献1で開示されている装置は、ノズルボディの下端に設けた1個の噴孔から燃料を噴射しており、ノズルボディの側部に設けた複数の噴孔から噴射する燃料の噴霧形状を制御する技術については開示がない。
したがって、本発明の目的は、簡単な構成で複数の噴孔から燃料を拡散噴霧できる燃料噴射装置を提供することであり、さらに噴霧形状を変更することもできる燃料噴射装置を提供することである。
上記目的は、複数の噴孔を備えているノズルボディと、前記ノズルボディ内に配置したニードル弁と、前記ノズルボディの内壁面に沿って燃料が旋回する燃料旋回部と、前記燃料に旋回力を付与して前記燃料旋回部に導く案内溝とを含み、前記噴孔の一部とオーバーラップする位置に、前記燃料旋回部が配置され、前記燃料旋回部は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成した第1の全周溝であり、上流側に前記案内溝、下流側に前記第1の全周溝を備え、前記第1の全周溝の中で燃料が周方向に旋回することを特徴とする燃料噴射装置によって達成される。
た、前記案内溝は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成することができる。
また、前記第1の全周溝の上流側に突起部を設け、該突起部に前記案内溝を形成した構造を採用してもよい。そして、前記第1の全周溝の下流側にさらに突起部を設けてもよい。
また、前記ニードル弁を該ニードル弁の軸方向に移動してリフト量を変更するニードル移動機構を更に備え、前記ニードル弁が前記ニードル移動機構によりリフト量が小さい低リフト位置とリフト量が大きい高リフト位置とに移動可能とされ、前記ニードル弁が前記低リフト位置にあるときに、前記第1の全周溝が前記噴孔の一部とオーバーラップする構造とすれば噴霧形状を変更することもできる。
また、前記燃料旋回部は、前記ニードル弁の外周面と前記ノズルボディの内壁面との間に形成される環状の空間とすることができる。そして、前記案内溝は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成することができる。また、前記ニードル弁を該ニードル弁の軸方向に移動してリフト量を変更するニードル移動機構を更に備え、前記ニードル弁が前記ニードル移動機構によりリフト量が小さい低リフト位置とリフト量が大きい高リフト位置とに移動可能とされ、前記ニードル弁が前記低リフト位置にあるときに、前記環状の空間が形成される構造としてもよい。
また、前記ニードル弁が先端側に小径の円柱形状部を備え、低リフト位置のときに前記円柱形状部の外周面と前記ノズルボディの内壁面との間に前記環状の空間を形成するものでもよい。そして、前記ニードル弁の前記円柱形状部より上流側に突起部を設け、該突起部に前記案内溝を形成した構造を採用してもよい。
さらに、前記案内溝の上流側に整流用の第2の全周溝が接続されている構造を採用してもよい。
また、前記燃料旋回部の上流側に該燃料旋回部から離間させて配置した旋回流形成部材を含み、該旋回流形成部材が前記案内溝を備えている構造としてもよい。前記燃料旋回部は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成した第1の全周溝とすることができる。また、前記第1の全周溝の下流側にさらに突起部を設けてもよい。そして、前記ニードル弁を該ニードル弁の軸方向に移動してリフト量を変更するニードル移動機構を更に備え、前記ニードル弁が前記ニードル移動機構によりリフト量が小さい低リフト位置とリフト量が大きい高リフト位置とに移動可能とされ、前記ニードル弁が前記低リフト位置にあるときに、前記第1の全周溝が前記噴孔の一部とオーバーラップする構造としてもよい。
前記案内溝は、前記燃料が流入する側の溝幅が該燃料が流出する側の溝幅よりも広く形成することができる。また、前記案内溝は燃料旋回方向で見て上流側の溝深さに対して、下流側の溝深さが徐々に深くなるように形成することができる。
前記第1の全周溝は、前記ニードル弁の軸線に沿って切断した断面形状がニードル先端側に比べてニードル基端側の深さが徐々に深くなるように設定してもよい。また、前記第1の全周溝は、前記ニードル弁の軸線に沿って切断した断面形状がニードル基端側に比べてニードル先端側の深さが徐々に深くなるように設定してもよい。また、前記第1の全周溝は、前記噴孔の上側から1/2〜1/3に掛かり、前記噴孔とオーバーラップするように設定してもよい。
本発明によると、燃料を旋回させる燃料旋回部を噴孔の一部とオーバーラップするように配置されているので燃料の噴霧形状を噴霧角が広い拡散噴霧とすることができる。また、燃料旋回部を噴孔から離すと噴霧形状を噴霧角が狭い柱状噴霧とすることができる。よって、燃料旋回部と噴孔との位置関係を調整するだけで燃料の噴霧形状を変更することもできる。
以下、図面を参照して本発明に係る複数の実施例を説明する。
図1は、実施例1に係る燃料噴射装置1Aの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。燃料噴射装置1Aは、内部に略円筒状の空間を有しているノズルボディ10と、このノズルボディ10内に収納され軸方向AXへ往復動可能に配置されているニードル弁20とを含んでいる。
ノズルボディ10のノズル側となる先端部(図1で下側)は略円錐状に形成されている。よって、ノズルボディ10の内壁面11は、上側が円筒状で、下端が円錐状となっている。この円錐状の内壁面11の上側部分はニードル弁20が着座するシート面11STとなっている。このシート面11STよりも先端側に噴孔12が形成されている。噴孔12は放射状に複数(例えば6〜12個)配置されている。すなわち、各噴孔12はノズルボディ10の半径方向に向いており、ノズルボディ10の周方向に沿って所定間隔で配置されている。
ニードル弁20の先端部は、ノズルボディ10の内壁面11と対応して円錐状に形成されている。この円錐状の先端部にはノズルボディ10側のシート面11STに着座するシート部21が形成されている。ニードル弁20が下降してシート部21がシート面11STに接触したときが閉弁状態である。この燃料噴射装置1Aは、後述するようにニードル弁を軸方向AXに移動させる共に、ニードル弁の移動量(リフト量)を変更できるニードル移動機構を備えている。このニードル移動機構によって、比較的小さいリフト量で上方へ移動されたときのニードル弁20の位置を低リフト位置と称し、大きなリフト量で上方へ移動されたときのニードル弁20の位置を高リフト位置と称して説明する。
ニードル弁20は、シート部21よりも先端側に燃料旋回部としての全周溝(第1の全周溝)24を有している。この全周溝24はニードル弁20先端側の円錐状部分の外周面を環状に切欠いて形成されている。この全周溝24の上部には、軸方向AXに対して傾斜した複数の案内溝22が接続されている。この案内溝22は、ニードル弁20の外周面を短冊状に切欠いて形成され、下端で全周溝24の上端と接続されている。
上記全周溝24は、ニードル弁20の低リフト時に噴孔12の上側部分(噴孔の一部)とオーバーラップするような位置に設定されている。すなわち、軸方向AXでの高さ方向で見て、全周溝24は低リフト時に噴孔12の上側部分とオーバーラップするように位置設定されている。なお、全周溝24の位置は、噴孔12の上側から1/2〜1/3に掛かる程度に設定することが好ましい。
ニードル弁20のシート部21が、ノズルボディ10のシート面11STに着座しているときには燃料FEの噴孔12への通路が閉じられている。ここからニードル弁20がリフト量の小さい低リフト位置に移動すると、ノズルボディ10の内壁面11とニードル弁20との間に僅かな間隙が生じる。このときに、燃料FEの一部は傾斜している案内溝22を介して全周溝24内に流れ込む。案内溝22は傾斜しているので、燃料FEに旋回力(図1では左向きへ旋回させる力)を付与しながら全周溝24へ流し込む。このように案内溝22によって、流れ方向が統一された燃料FEが全周溝24内に流れ込む。よって、全周溝24内に燃料FEの旋回流が形成される。
図2は、燃料噴射装置1Aのニードル弁20のリフト量を変更したときに噴霧形状が変化する様子を模式的に示した図である。左側半分が低リフト時、右側半分が高リフト時の状態を示している。また、図3は、(A)で低リフト時における全周溝24と噴孔12の入口部12NPとの位置関係を、(B)で高リフト時における全周溝24と噴孔12の入口部12NPとの位置関係を模式的に示している。
図2の左側及び図3(A)で示すように、低リフト時において全周溝24は噴孔入口部12NPの上側部分とオーバーラップする状態となっているので、旋回している燃料FEが噴孔12内に流入するときに偏流を発生させる。この偏流に基づいて、噴孔12内で燃料FEの旋回流が発生する。その結果、噴孔12の出口部12TPから放出される燃料は、微粒で噴霧角が広い拡散噴霧の状態となる。このように燃料噴射装置1Aは、低リフト位置で噴霧形状を拡散噴霧とするこができる。
一方、図2の右側及び図3(B)で示す高リフト位置においては、全周溝24及び案内溝22が噴孔12へ影響を与えない上部の位置まで移動する。このときニードル弁20とノズルボディ10の内壁面11との間隔も広がるので、より多くの燃料FEが規制を受けることなく噴孔12の入口部12NPに流れ込む。この場合には噴孔12内に入った燃料FEはほとんど偏流を生じることなく出口部12TPへ向かって真直ぐに流れる。よって、噴孔12の出口部12TPから放出される燃料は噴霧角が小さい柱状噴霧の状態となる。
以上のように燃料噴射装置1Aは低リフト位置で拡散噴霧を行え、ニードル弁20のリフト量を変更するだけで噴霧形状を簡単に変更できる。次に燃料噴射装置1Aが備えているニードル移動機構について説明する。図4は、ニードル移動機構が確認し易いように示した燃料噴射装置1Aの断面図である。
燃料噴射装置1Aは、図示しない燃料パイプと接続される燃料供給口13を上端に有している。燃料噴射装置1Aは、前述したようにノズルボディ10と、この内部に配置されるニードル弁20を含んでいる。ノズルボディ10は円筒状の本体部10aと、この本体部10aの先端側に一体に接続されているノズル部10bとにより形成されている。ノズルボディ10は本体部10aからノズル部10bまで連続している空間14を内部に有している。不図示の燃料パイプから燃料供給口13へ流入した燃料FEはこの空間14内を通過して下まで流れ、下端に配置されている複数の噴孔12から噴射される。
上記空間14内にニードル弁20が配置している。ノズルボディ10の本体部10a側の空間内には第1磁気回路M1及び第2磁気回路M2が配置されている。第1磁気回路M1は、円筒状の第1磁性コアM1aと、この第1磁性コアM1a内に埋め込まれた第1コイルM1cとから構成される第1電磁石(M1a,M1c)を有している。また、第1磁気回路M1は、円環状の磁性体(アーマチャ)M1bを備えている。アーマチャM1bの開口内に相対移動可能にニードル弁20が位置している。アーマチャM1bは第1スプリングS1を介してニードル弁20に固定されているストッパ部材15に接続され、ニードル弁20と弾性的に結合している。
上記第1磁気回路M1の上側には、同様の構成を備えた第2磁気回路M2が形成されている。第2磁気回路M2は、円筒状の第2磁性コアM2aと、この第2磁性コアM2a内に埋め込まれた第2コイルM2cとから構成される第2電磁石(M2a,M2c)を有している。また、第2磁気回路M2は、円環状の磁性体(アーマチャ)M2bを備えている。アーマチャM2bの開口内にはニードル弁20が固定されており、アーマチャM2bは第2スプリングS2を介してインジェクタ本体部10a内の上部と弾性的に接続されている。
また、燃料噴射装置1Aは外部と電気的に接続するためのコネクタ16を備えている。このコネクタ16を介して、例えば燃料噴射装置1Aが装着されるディーゼルエンジン側のECU(electronic control unit:電子制御装置)17と接続される。燃料噴射装置1AはECU17により、ディーゼルエンジンの負荷状態に応じて駆動が制御される。ECU17によって上記第1磁気回路M1のみが駆動されたときに前述した低リフト状態が形成される。また、ECU17によって第1磁気回路M1及び第2磁気回路M1が駆動されたときに前述した高リフト状態が形成される。
以上のような構成を有する燃料噴射装置1Aは全周溝24と案内溝22とをニードル弁20の所定位置に形成し、ニードル弁20を低リフト位置と高リフト位置とに移動させるだけで燃料の噴霧形状を制御できる。この実施例1の燃料噴射装置1Aは、ニードル弁20の所定位置に溝を設けるだけでよいので低コストで製造することができる。
上記燃料噴射装置1Aは種々の態様で利用可能である。例えば、エンジン負荷が比較的低い第1の運転領域では予混合圧縮自着火燃焼で運転を実行し、またエンジン負荷が比較的高い第2の運転領域では通常燃焼(拡散燃焼)で運転を実行する、という態様での利用が可能である。この場合には、第1の運転領域ではニードル弁を低リフト位置に設定して燃料を高拡散・低貫徹力で噴射させる。一方、第2の運転領域ではニードル弁を高リフト位置に設定して燃料を低拡散・高貫徹力で噴射させるようにすればよい。
また、エンジン負荷が比較的低い運転領域において、燃焼初期に予混合圧縮自着火燃焼を実行し、燃焼後期には通常燃焼を実行するという態様での利用も可能である。この場合には、燃焼初期においてニードル弁を低リフト位置に設定して燃料を高拡散・低貫徹力で噴射させる。一方、燃焼後期ではニードル弁を高リフト位置に設定して燃料を低拡散・高貫徹力で噴射させるようにすればよい。このように燃料噴射装置1Aから噴射させる燃料の噴射形態を制御すると、燃費を向上させることができる共に、排気エミッションの向上を図ることができる。
なお、前述したように低リフト時において噴孔12の上側1/2〜1/3に全周溝24が掛かるように設計することが好ましい。このときに全周溝24の全体が噴孔12の上側とオーバーラップする状態となっていてもよいし、全周溝24の一部が噴孔12の上側とオーバーラップする状態となっていてもよい。
図5は、実施例2に係る燃料噴射装置1Bの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。実施例1の燃料噴射装置1Aと同一の部分部には同一の符号を付して重複する説明を省略する。これ以後の実施例についても同様に、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施例2の燃料噴射装置1Bは、実施例1の場合とは異なり、ノズルボディ10の内壁面に全周溝18と案内溝19とが形成されている。全周溝18はシート面11STより下側で噴孔12の上側部分と一部オーバーラップするように設定されている。この全周溝18についても噴孔12の上側1/2〜1/3に掛かるように設けることが望ましい。なお、図5ではニードル弁20を2点鎖線で示している。また、図5では図5の紙面奥側にある全周溝18と案内溝19とを図示している。実施例2のニードル弁20には全周溝及び案内溝が形成されないので外周面は平坦となる。
実施例2の燃料噴射装置1Bによっても、燃料噴射装置1Aと同様の効果を得ることができる。すなわち、全周溝18と案内溝19とをノズルボディ10の所定位置に形成し、ニードル弁20を低リフト位置と高リフト位置とに移動させるだけで燃料の噴霧形状を簡単に変更できる。
上記実施例1ではニードル弁20側に全周溝及び案内溝を形成した構造を例示し、また、実施例2ではノズルボディ10の内壁面に全周溝及び案内溝を形成した構造を例示している。しかし、全周溝及び案内溝を形成する形態はこれに限るものではない。ニードル弁20側に全周溝を形成し、ノズルボディ10の内壁面側には案内溝を形成する構造、これとは逆にニードル弁20側に案内溝を形成し、ノズルボディ10の内壁面側には全周溝を形成する構造としてもよい。すなわち、全周溝と案内溝とは同じ面に形成する必要はなく、ニードル弁20側とノズルボディ10の内壁面側とに分離して設けてもよい。
図6は、実施例3に係る燃料噴射装置1Cの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。実施例3の燃料噴射装置1Cは、前述した全周溝24を第1の全周溝として、シート部21と案内溝22との間に第2の全周溝25が形成されている。
前述したように、第1の全周溝24は低リフト時に燃料の拡散噴霧を行うために形成されている。これに対し第2の全周溝25は、案内溝22に燃料FEを効率良く導くために形成したものである。第1の全周溝24と第2の全周溝25とは、案内溝22を介して接続されている。
この燃料噴射装置1Cでは、上流から不均一に流下してくる燃料FEが第2の全周溝25を介してから案内溝22に入る。全周溝25に流れ込んだ燃料FEは一時的に貯留される状態となるので圧力回復される(液相が均質化する)。この下に複数の案内溝22が接続しているので、第2の全周溝25内で整流された燃料FEが各案内溝22に均一に流れ込むことになる。よって、複数ある案内溝22への燃料FEの流れ込みが均一となるので、さらに案内溝22から第1の全周溝24へ燃料FEを円滑に導くことができる。また、このように整流作用のある全周溝25を備えると案内溝22の加工精度を少々下げることができるため、転造等の塑性加工を採用することが可能となり生産性の向上を図ることができる。
実施例3の燃料噴射装置1Cによっても、燃料噴射装置1Aと同様の効果を得ることができる。すなわち、ニードル弁20を低リフト位置と高リフト位置とに移動させるだけで燃料の噴霧形態を所望に変更できる。特に燃料噴射装置1Cは、第2の全周溝25内で燃料FEの状態を整えてから案内溝22に誘導する構成を備えるので、案内溝22の加工精度を下げることができるので生産性を向上できる。
図7は、実施例4に係る燃料噴射装置1Dの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。この実施例4の燃料噴射装置1Dは、実施例2の燃料噴射装置1Bと実施例3の燃料噴射装置1Cとを組合せた形態となる。すなわち、ノズルボディ10の内壁面側に、第1の全周溝18、案内溝19及び第2の全周溝26が形成されている。なお、図7ではニードル弁20を2点鎖線で示している。また、図7では図7の紙面奥側にある第1の全周溝18、案内溝19及び第2の全周溝26を図示している。実施例4のニードル弁20には全周溝及び案内溝が形成されないので外周面は平坦となる。この実施例4の燃料噴射装置1Dによっても、実施例3の燃料噴射装置1Cと同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施例3ではニードル弁20側に第1全周溝、案内溝及び第2全周溝を形成した構造を例示し、また、実施例4ではノズルボディ10の内壁面に第1の全周溝、案内溝及び第2の全周溝を形成した構造を例示している。しかし、第1の全周溝、案内溝、第2の全周溝を形成する形態はこれに限るものではない。第1の全周溝、案内溝、第2の全周溝は同じ面に形成する必要はなく、ニードル弁20側とノズルボディ10の内壁面側とに分離して設けてもよい。
図8及び図9は、実施例5に係る燃料噴射装置1Eの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。前述した実施例1〜実施例4ではニードル弁20の外周面或いはノズルボディ10の内壁面に、噴孔12内で偏流を形成させるための全周溝(第1の全周溝)が設けられていた。本実施例5の燃料噴射装置1Eは、全周溝を用いないで燃料FEを旋回させる。図8はニードル弁20が低リフト位置にあるときの燃料噴射装置1Eの様子を示し、図9はニードル弁20が高リフト位置にあるときの燃料噴射装置1Eの様子を示している。
燃料噴射装置1Eは、図8で示すニードル弁20が低リフト位置にあるときにだけ全周溝と同様に機能する環状の空間SPが形成される。図中の参照円CRで示すように、ニードル弁20の先端部とノズルボディ10との間に形成される環状の空間(隙間)SPが前述した全周溝(第1の全周溝)と同様に燃料FEを旋回させるための構造となる。
本実施例5のニードル弁20は、先端に円柱形状部30が付加されている。この円柱形状部30は、案内溝22によって案内された燃料FEの下向きの流れを許容するようにニードル弁本体の下端面20FPの底面より僅かに小さい底面積で形成されている。すなわち、円柱形状部30が接続された下端面20FPの周部は段部31になっている。この段部31は、噴孔12の入口部12NPの上側部分とオーバーラップするように位置設定されている。なお、前記円柱形状部30の先端に付加されている部材32は、デッドボリュームを抑制するための容積調整部材である。
入口部12NPの上側部分は、上記段部31を受け入れ易い形状に成形されている。すなわち、入口部12NPの上流側はシート面11STへ連続するように傾斜している。
図8の円CR部分をみると、円柱形状部30の外周面及び段部31、並びに入口部12NPの周部を含むノズルボディ10側の内壁面11との間に、環状の空間SPが形成されている。この空間SPには上側に位置する案内溝22から旋回力を付与されながら燃料FEが流れ込む。また、入口部12NPの下側の部分は、円柱形状部30の側面が対向するように位置するので燃料FEが入り難くなっている。よって、ニードル弁20の低リフト時に形成される環状の空間SPは、前述した全周溝と同様の機能を果して、実施例1〜4の場合と同様に燃料FEを噴孔12内に導いて偏流を発生させる。図8で示している低リフト時においては、噴孔12の出口部12TPから放出される燃料が微粒であり噴霧角が広い拡散噴霧の状態となる。
また、図9で示す高リフト時にはニードル弁20とノズルボディ10の内壁面11との間隔が広がるので、より多くの燃料FEが規制を受けることなく噴孔12の入口部12NPに流れ込む。この場合には噴孔12内に入った燃料FEはほとんど偏流を生じることなく出口部12TPへ向かって真直ぐに流れる。よって、噴孔12の出口部12TPから放出される燃料は噴霧角が小さい柱状噴霧の状態となる。
以上のように実施例5の燃料噴射装置1Eによっても、実施例1〜4の燃料噴射装置と同様の効果を得ることができる。特にこの燃料噴射装置1Eは、ニードル弁20やノズルボディ10側に全周溝を形成する必要がないので加工工数を低減できるため生産性の向上を図ることができる。なお、燃料噴射装置1Eに設ける案内溝はノズルボディ10の内壁面11側に形成してもよい。
図10は、実施例6に係る燃料噴射装置1Fの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。この燃料噴射装置1Fは、実施例5で示した燃料噴射装置1Eのニードル弁20に整流用の全周溝(第2の全周溝)25を更に設けたものである。この全周溝25は、図6で示している実施例3の燃料噴射装置1Cの場合と同様に案内溝22の上流側に配置されている。この燃料噴射装置1Fは整流用の全周溝25を備えているので、実施例5の燃料噴射装置1Eと比較して案内溝22に燃料FEをより効率良く導くことができる。
図11は、実施例7に係る燃料噴射装置1Gの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。前述した実施例1〜6で示す燃料噴射装置は、ニードル弁20或いはノズルボディ10の内壁面に燃料FEに旋回力を付与する案内溝が形成されていたが、この燃料噴射装置1Gは別部品として形成できるリング状の旋回流形成部材40(以下、スワール形成用部材40という)を用いている。スワール形成用部材40は、外周面に傾斜した複数の案内溝41を有している。このスワール形成用部材40はノズルボディ10の内壁面に圧入等により接合してもよいし、ニードル弁20の外周面に溶接や圧入等で接合してもよい。図11はニードル弁20が低リフト時の様子を示している。なお、全周溝24は前述した実施例の場合と同様にシート部21より下側に形成されており、噴孔12の上側部分と一部がオーバーラップするように位置設定されている。
この燃料噴射装置1Gは、スワール形成用部材40の案内溝41を通過した燃料FEはノズルボディ10の内壁面11に沿って旋回しながら流下して全周溝24に流れ込み全周溝24内で旋回する。これ以後については前述した実施例1〜4と同様であり、旋回している燃料FEが噴孔12内に流入して偏流が生じるので、噴孔12内で旋回流を発生させる。その結果、噴孔12の出口部12TPから放出される燃料は微粒となり、噴霧角が広い拡散噴霧の状態となる。この燃料噴射装置1Gも図11で示す低リフト位置からニードル弁20を高リフト位置に切り替えることにより噴霧角が小さい柱状噴霧に変更できる。実施例7の燃料噴射装置1Gは、別部品のスワール形成用部材40を用いるので、加工を簡素化して作製できためコスト低減を図ることができる。なお、全周溝はノズルボディ10の噴孔12の上部に一部掛かるように配置してもよい。
上述した実施例1〜6では、ニードル弁20の外周面或いはノズルボディ10の内壁面11に傾斜した案内溝22、19を設け、この案内溝22等を介して燃料を全周溝24等へ流し込むことで、その内部に旋回流を発生させる。全周溝内により強い旋回流を形成するためには、案内溝に多くの燃料を勢いよく流し込めばよい。しかし、上記実施例では案内溝に入ることなく、ニードル弁20の外周面とノズルボディ10の内壁面との隙間をすり抜けて流下してしまう燃料が存在している。すり抜けしている燃料を案内溝へ誘導できれば、全周溝内に更に強い旋回流を発生させることができる。以下では、案内溝へより多くの燃料を誘導できるようにした燃料噴射装置について説明する。
理解を容易とするため、図12を参照して前述した実施例と下記で示す実施例との相違点について説明する。図12(A)は前述した実施例の燃料噴射装置について示し、図12(B)は下記で示す実施例の燃料噴射装置について示している。(A)において示すように、着座時に燃料FEをシールするためにシート部11STより先端のニードル弁20の角度(θn)は、ノズルボディ10に形成されている円錐状シート面の円錐角度(θb)よりも大きく形成されている。すなわち角度θn>角度θbに設定されている。そのため、(A)の燃料噴射装置ではニードル弁20の外周面とノズルボディ10の内壁面との間に隙間が発生している。また、複数の案内溝22が間隔をもって配置されているので、案内溝22、22の間をすり抜ける燃料P−FEが存在する。この燃料P−FEは全周溝24内での旋回流の形成に寄与しない。
一方、図12(B)で示す燃料噴射装置は、全周溝24の上流側に突起部27、下流側に突起部28が設けられている。これら突起部27、28は、先端が円錐状であるニードル弁20周面上に環状に突出している。各突起部27、28の高さ(ニードル弁20の周面から突出する厚み)は、ニードル弁20のシート部21がノズルボディ10のシート面11STへ着座する際に障害とならない範囲で最大に設定することが好ましい。すなわち、各突起部27、28は前記のニードル弁20の外周面とノズルボディ10の内壁面との間に発生する前記隙間をちょうど埋めるように設けられている。
そして、上流側の突起部27に下流側の一部或いは全部が係るようにして案内溝22が形成されている。突起部27は、全周溝24の上端部に臨むように形成することが望ましい。図示のように突起部27を短めにして案内溝22の下流側を突起部27に形成した形態としてもよいし、突起部27を長めにして案内溝22全体を突起部27に形成した形態としてもよい。
このように全周溝24の上流側に突起部27を配置すると、ニードル弁20を低リフト位置としたときに流下する燃料FEを堰き止める状態が形成される。堰き止められた燃料FEは、突起部27の切欠部分となる案内溝22に集中することになる。よって、図12(B)で示す構造では、案内溝22を通過する燃料FEの量及び流速が、(A)の場合よりも増加する。その結果、案内溝22の下流に位置した全周溝24内により強い旋回流を形成できることになる。これによって、全周溝24から噴孔12の入口部12NPの上側に流入する燃料が増加するので、噴孔12内に強い偏流を生じさせることができる。この偏流によって噴孔内で旋回流が生じるので噴孔12の出口部12TPから放出される燃料を微粒で噴霧角が広い拡散噴霧とすることができる。
なお、全周溝24の下流側の設けた突起部28は、全周溝24に流入した燃料が下方に流出するのを抑制する。よって、突起部28を設けることが好ましいが、省略した構造としてもよい。また、ニードル弁20の全周溝24より先端側(下側)を大きめに形成して隙間を小さくして燃料の下方への流出を抑制した構造とすることで突起部28を省略してもよい。
図12(B)で示す燃料噴射装置もニードル弁20が高リフト位置に移動したときは前述の実施例と同様となる。すなわち、ニードル弁20とノズルボディ10の内壁面11との間隔が広がるので、多くの燃料FEが規制を受けることなく噴孔12の入口部12NPに流れ込む。噴孔12内に入った燃料FEはほとんど偏流を生じることなく出口部12TPへ向かって真直ぐに流れる。よって、噴孔12の出口部12TPから放出される燃料は噴霧角が小さい柱状噴霧の状態となる。なお、図12は、ニードル弁20側に全周溝及び案内溝を設けた燃料噴射装置例について比較しているが、ノズルボディ10の内壁面11側に全周溝や案内溝を設けた場合についても上記と同様である。以下、具体的な構造を実施例として示す。
図13は、実施例8に係る燃料噴射装置1Hの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。この燃料噴射装置1Hは実施例1の燃料噴射装置1Aに変更を加えたもので、全周溝24の上下に突起部27、28が付加されている。燃料噴射装置1Hは燃料噴射装置1Aと比較して、案内溝22を介して流速が速く多量の燃料を全周溝24に送り込むことができる。よって、全周溝24内により強い旋回流を形成できる。前述したように突起部27は全周溝24の上端に臨むようにして環状に形成されている。案内溝22はその一部を突起部27に形成された構造としてもよいし、案内溝22の全部を突起部27に形成した構造としてもよい。
図14は、実施例9に係る燃料噴射装置1Iの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。この燃料噴射装置1Iは実施例3の燃料噴射装置1Cに変更を加えたもので、全周溝24の上下に突起部27、28が付加されている。図14(A)は第1の全周溝24と第2の全周溝25との間の一部に突起部27を形成した場合について示している。図14(B)は第1の全周溝24と第2の全周溝25との間の全てを突起部27とした場合について示している。この燃料噴射装置1Iは、燃料噴射装置1Cと比較して全周溝24内により強い旋回流を形成できる。
図15は、実施例10に係る燃料噴射装置1Jの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。この燃料噴射装置1Jは、実施例5のニードル弁20の先端に円柱形状部30を有している燃料噴射装置1Eに変更を加えたものである。ニードル弁20は、円柱形状部30が接続された下端面20FPの周部が段部31になっている。本実施例の燃料噴射装置1Jは、この段部31に突起部27を付加している。図15(A)はニードル弁20が低リフト位置にあるとき、図15(B)はニードル弁20が高リフト位置にあるときの燃料噴射装置1Jの様子を示している。この燃料噴射装置1Jは燃料噴射装置1Eと比較して、低リフト位置となったときに円柱形状部30の外周とノズルボディ10との間に形成される環状の空間により強い旋回流を形成できる。なお、この燃料噴射装置1Jの案内溝22についても、その全部を突起部27に設けてもよいし、一部を突起部27に設けてもよい。
図16は、実施例11に係る燃料噴射装置1Kの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。この燃料噴射装置1Kは実施例6の燃料噴射装置1Fに変更を加えたものである。円柱形状部30を有したニードル弁20は、案内溝22の上端に整流用の全周溝(第2の全周溝)25が配置されている。本実施例の燃料噴射装置1Kは、案内溝22が形成されていた領域に突起部27を形成している。図16(A)は案内溝22が存在していた領域の一部を突起部27とした場合、図16(B)は案内溝22が存在していた領域の全部を突起部27とした場合である。この燃料噴射装置1Kは燃料噴射装置1Fと比較して、低リフト位置となったときに円柱形状部30の外周とノズルボディ10との間に形成される環状の空間により強い旋回流を形成できる。
図17は、実施例12に係る燃料噴射装置1Lの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。この燃料噴射装置1Lは実施例7の燃料噴射装置1Gに変更を加えたもので、全周溝24の下に突起部28が付加されている。この燃料噴射装置1Lは、全周溝24内に入った燃料が流下するのを抑制できる。よって、燃料噴射装置1Lは、燃料噴射装置1Gと比較して全周溝24内により強い旋回流を形成できる。
上述した実施例では、ニードル弁20のリフト量を変更することにより噴霧形状を変更できる燃料噴射装置を示したが、ニードル弁20の軸方向位置を低リフト位置に固定すれば常に拡散噴霧を行なう燃料噴射装置とするこができる。このような常時拡散噴霧型とした燃料噴射装置は例えば直噴型のガソリンエンジン等に採用できる。
(変形例1)
以下さらに、前述した複数の実施例に共通して適用できる変形例を説明する。図18は、ニードル弁20に設ける案内溝22の変形例について示した図である。図18(A)では標準的である短冊形状の案内溝22STを示している。これに対して(B)で示している案内溝22PRは略台形形状であり、燃料FEが流入する側(上流側)の溝幅が、燃料FEが流出する側(全周溝24に接続される側)の溝幅より広く形成してある。案内溝22PRのように先細り形状に形成すると、燃料FEが集まり易くなり全周溝24に向けて燃料FEを効率良く導くことができる。また、先細り形状に形成すると流出する燃料FEの流速を高めることができる。
また、図18(A)及び(B)で、燃料FEが流入する側の溝深さを、流出する側より深くする変更を行ってもよい。この変更によっても流出する燃料FEの流速を高めることができる。なお、図18はニードル弁20側に設ける案内溝22について説明したがノズルボディ10側に設ける案内溝19についても同様である。なお、図19で示すように、全周溝24の上下に突起部27、28を設けた場合には、(A)で示す標準的な短冊形状の場合、(B)で示す略台形形状とした場合のそれぞれについて流出する燃料FEの流速を高めることができる。
(変形例2)
図20は、ニードル弁20に設ける案内溝22の横断面形状の変形例について示した図である。図20(A)では標準的である円弧形状の案内溝22STDを示している。これに対して(B)で示している案内溝22PRDは燃料旋回方向SDで見て上流側の溝深さに対して、下流側の溝深さが徐々に深くなるように形成されている。案内溝22をこのような形状にすると燃料FEが集まり易くなり全周溝24に向けて燃料FEを効率良く導くことができる。案内溝22の断面形状は図13で示した円弧形状を基準にしたものに限らずV字状やコ字状でもよい。なお、図20はニードル弁20側に設ける案内溝22について説明しているがノズルボディ10側に設ける案内溝19についても同様である。
(変形例3)
図21は、ニードル弁20に設ける全周溝24の横断面形状の変形例について示した図である。図21(A)では標準的である円弧形状の全周溝24STを示している。(B)で示している全周溝24PRaは、ニードル弁の軸方向AXに沿って切断した断面形状がニードル先端側に比べてニードル基端側の深さが徐々に深くなるように設定されている。(C)で示している全周溝24PRbは(B)とは逆に、ニードル弁の軸方向AXに沿って切断した断面形状がニードル基端側に比べてニードル先端側の深さが徐々に深くなるように設定されている。
溝深さが深くなる程、内部に流れる燃料FEの流速が速くなる。(B)及び(C)の右側には全周溝内での流速分布CBを示している。基端側を深くした(B)の構造は、溝上側の流速が速く、下側が遅くなる。この分布では噴孔12とオーバーラップする部分の広い範囲で噴孔12への流れ込みに偏流が発生する。一方、先端側を深くした(C)の構造は、溝下側の流速が速く、上側が遅くなる。この分布では噴孔12とオーバーラップする部分の狭い範囲で噴孔12への流れ込みに偏流が発生し、狭いリフト範囲で拡散噴霧を行える。
上記のように全周溝の断面形状を変更することによっても燃料の噴霧形状を制御できる。全周溝は図21で示した円弧形状を基準にしたものに限らずV字状やコ字状でもよい。なお、図21はニードル弁20側に設ける全周溝24について説明しているがノズルボディ10側に設ける案内溝19についても同様である。
なお、実施例8以後の燃料噴射装置ではニードル弁20側に突起部を設ける場合を例示したが、ノズルボディ10の内壁面11に案内溝19を設ける場合にはノズルボディ10側に同様な突起部を設けてもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
実施例1に係る燃料噴射装置1Aの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 燃料噴射装置1Aのニードル弁のリフト量を変更したときに噴霧形状が変化する様子を模式的に示した図である。 (A)は低リフト時における全周溝と噴孔の入口部との位置関係を模式的に示す図、(B)で高リフト時における全周溝と噴孔の入口部との位置関係を模式的に示す図である。 ニードル移動機構が確認し易いように示した燃料噴射装置1Aの断面図である。 実施例2に係る燃料噴射装置1Bの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例3に係る燃料噴射装置1Cの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例4に係る燃料噴射装置1Dの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例5に係る燃料噴射装置1Eの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例5に係る燃料噴射装置1Eの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例6に係る燃料噴射装置1Fの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例7に係る燃料噴射装置1Gの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例の燃料噴射装置の相違点を説明するために示した図である。 実施例8に係る燃料噴射装置1Hの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例9に係る燃料噴射装置1Iの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例10に係る燃料噴射装置1Jの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例11に係る燃料噴射装置1Kの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 実施例12に係る燃料噴射装置1Lの噴孔の周辺部を拡大して示した図である。 ニードル弁に設ける案内溝の変形例について示した図である。 突起部を設けたニードル弁に設ける案内溝の変形例について示した図である。 ニードル弁に設ける案内溝の横断面形状の変形例について示した図である。 ニードル弁に設ける全周溝の横断面形状の変形例について示した図である。
符号の説明
1(A〜G) 燃料噴射装置
10 ノズルボディ
11 内壁面
11ST シート面
12 噴孔
20 ニードル弁
21 シート部
19、22 案内溝
18、24 全周溝(第1の全周溝)
25、26 全周溝(第2の全周溝)
27 上流側の突起部
28 下流側の突起部
FE 燃料
AX 軸方向
SP 環状の空間

Claims (20)

  1. 複数の噴孔を備えているノズルボディと、前記ノズルボディ内に配置したニードル弁と、
    前記ノズルボディの内壁面に沿って燃料が旋回する燃料旋回部と、前記燃料に旋回力を付与して前記燃料旋回部に導く案内溝とを含み、
    前記噴孔の一部とオーバーラップする位置に、前記燃料旋回部が配置され
    前記燃料旋回部は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成した第1の全周溝であり、
    上流側に前記案内溝、下流側に前記第1の全周溝を備え、
    前記第1の全周溝の中で燃料が周方向に旋回することを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記案内溝は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成されていることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. 前記第1の全周溝の上流側に突起部を設け、該突起部に前記案内溝を形成したことを特徴とする請求項に記載の燃料噴射装置。
  4. 複数の噴孔を備えているノズルボディと、前記ノズルボディ内に配置したニードル弁と、
    前記ノズルボディの内壁面に沿って燃料が旋回する燃料旋回部と、前記燃料に旋回力を付与して前記燃料旋回部に導く案内溝とを含み、
    前記噴孔の一部とオーバーラップする位置に、前記燃料旋回部が配置され、
    前記燃料旋回部は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成した第1の全周溝であり、
    前記第1の全周溝の上流側に突起部を設け、該突起部に前記案内溝を形成し、
    前記第1の全周溝の下流側にさらに突起部を設けたことを特徴とする料噴射装置。
  5. 前記ニードル弁を該ニードル弁の軸方向に移動してリフト量を変更するニードル移動機構を更に備え、前記ニードル弁が前記ニードル移動機構によりリフト量が小さい低リフト位置とリフト量が大きい高リフト位置とに移動可能とされ、
    前記ニードル弁が前記低リフト位置にあるときに、前記第1の全周溝が前記噴孔の一部とオーバーラップすることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  6. 複数の噴孔を備えているノズルボディと、前記ノズルボディ内に配置したニードル弁と、
    前記ノズルボディの内壁面に沿って燃料が旋回する燃料旋回部と、前記燃料に旋回力を付与して前記燃料旋回部に導く案内溝とを含み、
    前記噴孔の一部とオーバーラップする位置に、前記燃料旋回部が配置され、
    前記燃料旋回部は、前記ニードル弁の外周面と前記ノズルボディの内壁面との間に形成される環状の空間であり
    上流側に前記案内溝、下流側に前記環状の空間を備え、
    前記環状の空間の中で燃料が周方向に旋回することを特徴とする燃料噴射装置。
  7. 前記案内溝は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成されていることを特徴とする請求項に記載の燃料噴射装置。
  8. 前記ニードル弁を該ニードル弁の軸方向に移動してリフト量を変更するニードル移動機構を更に備え、前記ニードル弁が前記ニードル移動機構によりリフト量が小さい低リフト位置とリフト量が大きい高リフト位置とに移動可能とされ、
    前記ニードル弁が前記低リフト位置にあるときに、前記環状の空間が形成されることを特徴とする請求項に記載の燃料噴射装置。
  9. 複数の噴孔を備えているノズルボディと、前記ノズルボディ内に配置したニードル弁と、
    前記ノズルボディの内壁面に沿って燃料が旋回する燃料旋回部と、前記燃料に旋回力を付与して前記燃料旋回部に導く案内溝とを含み、
    前記噴孔の一部とオーバーラップする位置に、前記燃料旋回部が配置され、
    前記燃料旋回部は、前記ニードル弁の外周面と前記ノズルボディの内壁面との間に形成される環状の空間であり、
    前記ニードル弁が先端側に小径の円柱形状部を備え、低リフト位置のときに前記円柱形状部の外周面と前記ノズルボディの内壁面との間に前記環状の空間を形成することを特徴とする料噴射装置。
  10. 前記ニードル弁の前記円柱形状部より上流側に突起部を設け、該突起部に前記案内溝を形成したことを特徴とする請求項に記載の燃料噴射装置。
  11. 前記案内溝の上流側に整流用の第2の全周溝が接続されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  12. 前記燃料旋回部の上流側に該燃料旋回部から離間させて配置した旋回流形成部材を含み、該旋回流形成部材が前記案内溝を備えていることを特徴とする請求項1もしくは7に記載の燃料噴射装置。
  13. 複数の噴孔を備えているノズルボディと、前記ノズルボディ内に配置したニードル弁と、
    前記ノズルボディの内壁面に沿って燃料が旋回する燃料旋回部と、前記燃料に旋回力を付与して前記燃料旋回部に導く案内溝とを含み、
    前記噴孔の一部とオーバーラップする位置に、前記燃料旋回部が配置され、
    前記燃料旋回部の上流側に該燃料旋回部から離間させて配置した旋回流形成部材を含み、該旋回流形成部材が前記案内溝を備えており、
    前記燃料旋回部は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成した第1の全周溝であり、
    前記第1の全周溝の下流側にさらに突起部を設けたことを特徴とする料噴射装置。
  14. 前記ニードル弁を該ニードル弁の軸方向に移動してリフト量を変更するニードル移動機構を更に備え、前記ニードル弁が前記ニードル移動機構によりリフト量が小さい低リフト位置とリフト量が大きい高リフト位置とに移動可能とされ、
    前記ニードル弁が前記低リフト位置にあるときに、前記第1の全周溝が前記噴孔の一部とオーバーラップすることを特徴とする請求項12または13に記載の燃料噴射装置。
  15. 前記案内溝は、前記燃料が流入する側の溝幅が該燃料が流出する側の溝幅よりも広く形成されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  16. 前記案内溝は燃料旋回方向で見て上流側の溝深さに対して、下流側の溝深さが徐々に深くなるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  17. 複数の噴孔を備えているノズルボディと、前記ノズルボディ内に配置したニードル弁と、
    前記ノズルボディの内壁面に沿って燃料が旋回する燃料旋回部と、前記燃料に旋回力を付与して前記燃料旋回部に導く案内溝とを含み、
    前記噴孔の一部とオーバーラップする位置に、前記燃料旋回部が配置され、
    前記燃料旋回部は、前記ノズルボディの内壁面及び前記ニードル弁の外周面のいずれか一方に形成した第1の全周溝であり、
    前記第1の全周溝は、前記ニードル弁の軸線に沿って切断した断面形状がニードル先端側に比べてニードル基端側の深さが徐々に深くなるように設定されていることを特徴とする料噴射装置。
  18. 前記第1の全周溝は、前記ニードル弁の軸線に沿って切断した断面形状がニードル先端側に比べてニードル基端側の深さが徐々に深くなるように設定されていることを特徴とする請求項2乃至5、13、14のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  19. 前記第1の全周溝は、前記ニードル弁の軸線に沿って切断した断面形状がニードル基端側に比べてニードル先端側の深さが徐々に深くなるように設定されていることを特徴とする請求項乃至5、13、14のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  20. 前記第1の全周溝は、前記噴孔の上流側から1/2〜1/3に掛かり、前記噴孔とオーバーラップすることを特徴とする請求項1乃至5、11乃至19のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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