JP3933545B2 - 燃料噴射ノズルおよびそれを用いた燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射ノズルおよびそれを用いた燃料噴射装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、燃料噴射ノズルおよびそれを用いた内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという)の燃料噴射装置(以下、「燃料噴射装置」をインジェクタという)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインジェクタとして、例えば特開2001−263205号公報に開示されているように、噴孔プレートに噴孔を形成しているものが知られている。噴孔プレートに噴孔を形成するので、噴孔の位置、傾斜角度および噴孔径を容易に変更できる。したがって、噴孔から噴射される噴霧形状の設計自由度が高い。
また、各方向から燃料が噴孔に向かい噴孔の入口上で衝突するので、燃料流れに乱れを有する燃料が噴孔に流入し、噴孔から噴出される。したがって、燃料噴霧の微粒化を促進できる。
【0003】
今後さらに排気規制、燃費規制等の環境汚染規制が求められる状況において、燃料噴霧を微粒化し燃焼を改善することが不可欠となっている。燃料噴霧の微粒化促進には、ノズル内部、特に噴孔に流入する燃料流れに強い乱れを与えること、または高圧燃料により噴出速度を高めることが有効とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、噴孔に流入する燃料の対向流れの衝突などで燃料流れに乱れを加えることができても、噴孔の通路長さが長くなるほど噴孔を通過中に燃料流れは整流されやすくなる。整流された燃料流れは噴出時の乱れが減少するので、噴霧の微粒化が妨げられる。噴孔プレートの板厚を薄くし噴孔の通路長さを短くすれば、燃料流れが整流される前に噴孔から燃料を噴出できるので、燃料噴霧を微粒化できる。しかし、噴孔プレートの板厚が薄くなると、燃料圧力で噴孔プレートが破損するおそれがある。また、直噴式のエンジンに噴孔プレートを備えるインジェクタを用いる場合、燃焼室から受ける燃焼圧力によって噴孔プレートが破損するおそれがある。したがって、噴孔プレートの板厚を薄くすることには限界がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、噴孔プレートの強度を保持しつつ噴霧の微粒化を促進する燃料噴射ノズルおよびそれを用いたインジェクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1、2または3記載の燃料噴射ノズルによると、噴孔プレートは、噴孔の入口側開口周縁に凹部を形成している。そのため、噴孔プレートの噴孔の近傍では板厚が薄くなり、その他の部分では噴孔プレートの板厚が保持される。これにより、噴孔の長さを短縮させつつ噴孔プレートの強度が保持される。また、燃料は凹部を経由して噴孔へ流入するため、燃料は噴孔のより出口側で衝突し、燃料の流れに乱れが生じる。凹部は噴孔の入口側から出口側にかけて形成されおり、噴孔の全長は短縮される。そのため、噴孔のより出口側で乱れを生じた燃料の流れは整流されにくい。したがって、噴孔プレートの強度を保持しつつ、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。
【0007】
本発明の請求項4記載の燃料噴射ノズルによると、燃料室は燃料入口側端面に沿って扁平である。そのため、弁部材の外周側から燃料室へ流入した燃料は、燃料入口側端面および弁部材の先端面と略平行に流れ、噴孔へ流入する際に衝突する。衝突により燃料には強い乱れが生じ、強い乱れをともなった燃料が噴孔へ流入する。したがって、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。なお、弁部材の先端面は、完全な平坦面である必要はなく、例えば緩やかな曲面などのように燃料の流れが略平行に形成される程度の略平坦面でよい。
【0008】
本発明の請求項5記載の燃料噴射ノズルによると、凹部は噴孔の入口側開口周縁に複数配置されている。そのため、噴孔へ流入する燃料の流れが不安定な場合でも、燃料を噴孔へ安定して導入することができる。したがって、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。
【0009】
本発明の請求項6または7記載の燃料噴射装置によると、噴孔プレートの厚み方向に沿った軸線と、噴孔軸線とは傾斜している。また、凹部は燃料入口側端面と噴孔軸線とが鈍角または鋭角を形成する側に形成されている。したがって、適用されるエンジンの噴霧特性に応じて凹部を設定することができる。
本発明の請求項8記載の燃料噴射ノズルによると、凹部は噴孔の入口側開口周縁に等間隔に配置されている。そのため、燃料は等間隔の凹部から均等に噴孔へ流入する。これにより、各凹部から噴孔へ流入した燃料は噴孔の内部で複雑な乱れを形成する。したがって、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。
【0010】
本発明の請求項9記載の燃料噴射ノズルによると、凹部は噴孔の入口側開口周縁の全周を含んでいる。そのため、燃料は噴孔の入口側開口の全周から噴孔へ流入する。これにより、噴孔へ流入した燃料には複雑な乱れが形成される。したがって、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。
また、本発明の請求項10記載の燃料噴射ノズルによると、前記噴孔は入口側開口の周縁が円形状に形成され、前記凹部は外縁が楕円形状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項11記載の燃料噴射ノズルによると、前記凹部は、該凹部の周縁の一部が前記噴孔の入口側開口の周縁と重なり、前記噴孔の入口側開口の周縁が前記凹部を複数に分断していることを特徴とする。
また、本発明の請求項12記載の燃料噴射ノズルによると、前記噴孔の入口側開口の周縁の中心と、前記凹部の中心とを合致させて同心上に配置していることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項13記載の燃料噴射ノズルによると、凹部は噴孔の入口に向かうにしたがい深くなっている。そのため、凹部に沿って噴孔へ流入した燃料は、噴孔のより出口側で衝突する。したがって、燃料は噴孔内で整流されにくく、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。
【0012】
本発明の請求項14記載の燃料噴射ノズルによると、凹部の深さはほぼ一定である。そのため、燃料は噴孔の入口側で整流された後、均等に衝突して噴孔へ流入する。したがって、噴孔内において燃料の流れに乱れが形成され、燃料の微粒化を促進することができる。
【0013】
本発明の請求項15記載の燃料噴射ノズルによると、凹部の深さは、噴孔の通路長さの半分以下に設定されている。この凹部の深さは、噴孔プレートの強度を確保するのに好適である。
本発明の請求項16記載の燃料噴射ノズルによると、凹部における噴孔プレートの厚さは0.1mm以上である。そのため、噴孔プレートの強度が高められ、燃焼室の高圧のガスによって噴孔プレートが折り曲がるようなことがない。
本発明の請求項17記載の燃料噴射ノズルによると、噴孔プレートの燃料入口側端面と交差する凹部の形状は、円形または多角形の一部である。したがって、適用されるエンジンの特性に応じた燃料の流れを形成することができる。
【0015】
本発明の請求項18または19記載の燃料噴射ノズルによると、弁部材の先端には突起が形成されている。弁部材の先端面に沿って流れる燃料は、突起によって噴孔プレートの燃料入口側端面へ向けられる。そのため、燃料が衝突する位置は噴孔の出口側へより近づき、噴孔内における燃料の流れは整流されにくい。したがって、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。
【0016】
本発明の請求項20記載の燃料噴射ノズルによると、突起の頂部は噴孔の入口と向き合っている。そのため、燃料は突起に沿って流れ噴孔へ流入する。これにより、燃料の衝突位置は噴孔出口により近くなり、噴孔内における燃料の流れは整流されにくい。したがって、燃料の噴霧の微粒化を促進することができる。
【0017】
本発明の請求項21記載のインジェクタによると、請求項1から20のいずれか一項記載の燃料噴射ノズルを備えている。したがって、燃焼室に直接噴射される燃料の微粒化を促進することができる。また、燃焼室から燃焼圧力を受ける場合でも、噴孔プレートの強度を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例によるインジェクタを図2に示す。第1実施例では、インジェクタ1を直噴式のガソリンエンジンに適用する例について説明する。
【0019】
インジェクタ1のケーシング10は、磁性パイプ11、固定鉄心12および電磁駆動部13などを覆うモールド樹脂である。磁性パイプ11の端部には、燃料噴射ノズル20が設置されている。燃料噴射ノズル20は、ノズルボディ21、弁部材としてのノズルニードル22、噴孔プレート30およびカップ部材23を有している。ノズルボディ21は、磁性パイプ11とレーザ溶接などにより接合されている。ノズルニードル22は、磁性パイプ11およびノズルボディ21の内部に往復移動可能に収容されている。図3に示すようにノズルニードル22の当接部22aは、ノズルボディ21の内壁面に形成されている弁座21aに着座可能である。インジェクタ1を直噴式のエンジンに適用する場合、ノズルボディ21の先端部はエンジンの燃焼室に露出して設置される。
【0020】
図2に示すように、ノズルニードル22の反当接部側に設けられている接合部24は、可動鉄心14と結合している。固定鉄心12と非磁性パイプ15、非磁性パイプ15と磁性パイプ11とはそれぞれレーザ溶接などにより接合されている。
ノズルボディ21の燃焼室側の端部には、薄い円板状に形成されている噴孔プレート30が設置されている。噴孔プレート30には噴孔31が形成されている。ノズルボディ21にはカップ部材23が取り付けられており、噴孔プレート30はカップ部材23とノズルボディ21との間に挟持されている。ノズルボディ21の内壁面と、ノズルニードル22の噴孔プレート30側の先端面22bと、噴孔プレート30の燃料入口側端面30aとにより燃料室25が形成されている。ノズルニードル22の当接部22aがノズルボディ21の弁座21aから離座すると、ノズルニードル22の外周側から燃料室25へ燃料が流入する。燃料室25へ流入した燃料は、噴孔プレート30に形成されている噴孔31を経由してエンジンの燃焼室へ噴射される。
【0021】
固定鉄心12は、略円筒形状であり、内周側を燃料が流れる。固定鉄心12の反ノズルボディ側の端部には、燃料に含まれている異物を除去するフィルタ部材16が設置されている。また、固定鉄心12の内部にはスプリング17の付勢力を調整するアジャスティングパイプ18が圧入されている。スプリング17は、一方の端部がアジャスティングパイプ18に当接し、他方の端部がノズルニードル22と一体の可動鉄心14に当接している。スプリング17は、ノズルニードル22をノズルボディ21へ押し付ける方向すなわち当接部22aが弁座21aへ着座する方向へ付勢している。
【0022】
図2に示すように、ノズルニードル22の反噴孔プレート側には電磁駆動部13が設置されている。電磁駆動部13は、コイル131、コイル131が巻回されたスプール132、ならびにスプール132の周囲を覆う金属プレート19を有している。磁性パイプ11、固定鉄心12、可動鉄心14および金属プレート19により、磁気回路が構成される。コイル131は、非磁性パイプ15を挟んで位置する磁性パイプ11および固定鉄心12のそれぞれの端部ならびに非磁性パイプ15の周囲を覆ってケーシング10内に収容されている。コイル131はターミナル133と電気的に接続され、図示しないECUから出力される駆動電流はターミナル133を経由してコイル131へ印加される。コイル131への通電がオンされると、コイル131に発生する磁界により磁気回路が形成され、固定鉄心12と可動鉄心14との間に磁気吸引力が発生する。これにより、ノズルニードル22はスプリング17の付勢力に抗して可動鉄心14とともに図2の上方へリフトする。その結果、当接部22aは弁座21aから離座し、噴孔プレート30に形成されている噴孔31からエンジンの燃焼室へ燃料が噴射される。一方、コイル131への通電がオフされると、固定鉄心12と可動鉄心14との間の磁気吸引力が消滅する。そのため、ノズルニードル22はスプリング17の付勢力により可動鉄心14とともに図2の下方へ移動する。その結果、当接部22aは弁座21aに着座し、噴孔31からの燃料の噴射は停止される。
【0023】
次に、噴孔プレート30について詳細に説明する。
噴孔プレート30は、図3に示すようにノズルボディ21の燃焼室側の端面21bと当接しており、カップ部材23とノズルボディ21との間に挟持されている。ノズルニードル22と対向する噴孔プレート30の燃料入口側端面30aは、ノズルニードル22の噴孔プレート30側の先端面22bとほぼ平行である。そのため、ノズルボディ21の内壁面、噴孔プレート30の燃料入口側端面30aおよびノズルニードル22の先端面22bにより形成される燃料室25は、燃料入口側端面30aおよび先端面22bに沿って扁平に形成されている。なお、ノズルニードル22の先端面22bは平坦面である必要はなく、例えば曲面であってもよい。すなわち、ノズルニードル22の先端面22bと噴孔プレート30の燃料入口側端面30との間に形成される空間が概ね扁平であり、その空間において先端面22bと概ね平行な燃料の流れが形成されるのであれば、先端面22bの形状は平坦面に限るものではない。
【0024】
噴孔プレート30には、複数の噴孔31が形成されている。噴孔31は、例えばノズルニードル22の軸心を中心とした円周上に等間隔に形成されている。図1(B)に示すように、噴孔31の燃料噴射方向に沿った噴孔軸線Lは、噴孔プレート30の厚み方向に沿った噴孔プレート30の軸線に対し傾斜している。噴孔軸線Lと噴孔プレート30の軸線とは、噴孔プレート30のノズルニードル22側で鋭角を形成している。すなわち、噴孔31は燃焼室側へ行くにしたがって噴孔プレート30の外周側へ向けて傾斜している。
【0025】
噴孔プレート30は、噴孔31の入口側に凹部32を形成している。凹部32は、図1(A)に示すように噴孔31の入口側開口の周縁31aを含んでいる。本実施例の場合、凹部32は噴孔31の入口側開口の周縁31aを全周にわたって含んでいる。凹部32は噴孔プレート30の軸線に垂直な断面が概略楕円形状に形成されており、凹部32の短軸方向の長さは噴孔31の内径よりも大きい。噴孔軸線Lは、凹部32の長軸と一致する凹部32の軸aと交差している。凹部32は、噴孔プレート30の燃料入口側端面30aから燃焼室側すなわち噴孔31の出口側へ凹んで形成されている。また、凹部32は、噴孔プレート30の燃料入口側端面30aから噴孔31の入口側開口の周縁31aに向かうにしたがって深くなっている。凹部32の深さは、噴孔プレート30の板厚の概ね半分以下に設定されている。このように、凹部32の深さを設定しているのは、噴孔プレート30の強度の確保に好適だからである。凹部32における噴孔プレート30の板厚は、0.1mm以上に設定されている。噴孔プレート30としては金属材料(特に、ステンレス鋼が好適)が適用される。例えば、噴射される燃料の圧力が1MPaを超える直噴エンジンにインジェクタ1を適用する場合、燃焼室の燃焼ガスの圧力により噴孔プレート30に作用する荷重は大きくなる。この場合、凹部32における噴孔プレート30の板厚が0.1mm未満であると、噴孔プレート30の強度が低下し、噴孔プレート30が折り曲げられるおそれがある。
なお、楕円形状の凹部32の短軸方向および長軸方向の長さ、あるいは凹部32の深さなどの形状は、インジェクタ1を適用するエンジンの特性に応じて任意に変更可能である。
【0026】
噴孔31の燃料入口側に凹部32を形成することにより、噴孔31の噴孔軸線L方向の全長は、凹部32を形成しない場合と比較して短縮される。そのため、燃料は噴孔31の内部において整流されにくくなる。一方、噴孔プレート30の凹部32以外は、噴孔プレート30本来の板厚を有している。そのため、噴孔プレート30の強度は十分に確保される。
【0027】
次に、噴孔31へ流入する燃料の流れについて説明する。
当接部22aと弁座21aとの間を通過した燃料は、図4に示すように燃料室25へ流入する。図4に示す矢印は、燃料が流れる方向を示している。なお、燃料の流れは経時的に変化するため、図4の矢印は平均的な燃料の流れの方向を示している。
【0028】
燃料室25へ流入した燃料は、扁平な燃料室25を形成するノズルニードル22の先端面22bおよび噴孔プレート30の燃料入口側端面30aに沿って流れる。そして、凹部32に到達すると、燃料の流れは凹部32に沿って噴孔31の入口側へ向けて流れる。これにより、ノズルニードル22の外周側から燃料室25へ流入した燃料は、噴孔31の入口側において衝突し、燃料の流れに乱れが生じる。そして、燃料は乱れが生じた状態で噴孔31へ流入する。また、凹部32を形成している場合、噴孔31へ流入する燃料が衝突する位置は噴孔31の出口側へ近づく。
【0029】
以上、説明したように、本発明の第1実施例では、凹部32を形成することにより、噴孔プレート30の板厚を維持したまま噴孔31の全長が短縮される。また、噴孔31の入口側における燃料の衝突位置は噴孔31の出口側へ近づく。そのため、噴孔31のより出口側で衝突し乱れが生じた燃料は、短縮された噴孔31を通過してエンジンの燃焼室へ噴射される。噴孔31を通過することにより、燃料に生じた乱れは低減されるものの、噴孔31の全長が短いため噴孔31の出口側においても燃料の流れには乱れが十分に残存している。その結果、噴孔31から噴射される燃料の飛散角度は増大し、燃料の液滴の分裂が促進される。したがって、燃料の微粒化を促進することができる。
【0030】
また、第1実施例では、噴孔31の入口側開口の周縁31aに凹部32を形成している。そのため、凹部32以外の部分では噴孔プレート30の板厚は維持されている。そのため、噴孔プレート30の強度が低下することがない。したがって、インジェクタ1を直噴式のエンジンに適用する場合でも、燃焼室における燃焼圧力に対し噴孔プレート30の強度を維持することができる。
【0031】
(変形例)
第1実施例の変形例によるインジェクタ1の噴孔プレート30を図5または図6に示す。
図5および図6に示すように、上述した第1実施例と同様に凹部32は楕円形状に形成されているものの、凹部32の短軸方向の長さが異なる。凹部32の短軸方向の長さは、図5に示すように噴孔31の内径と概ね同一、または図6に示すように噴孔31の内径よりも小さくしてもよい。図5または図6に示すように、凹部32の短軸方向の長さを変更する場合でも、第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、凹部32の短軸方向の長さを低減することにより、噴孔プレート30に占める凹部32の面積が低減される。そのため、噴孔プレート30の強度をより高めることができる。
【0032】
(第2、第3実施例)
本発明の第2実施例および第3実施例によるインジェクタの噴孔プレートをそれぞれ図7または図8に示す。
図7に示すように第2実施例では、噴孔プレート40は噴孔41の燃料入口側に凹部42を形成している。凹部42は、噴孔プレート40の軸線に垂直な断面が円形状に形成されている。また、凹部42は深さがほぼ一定に形成されている。凹部42を円形状に形成することにより、凹部42から噴孔41へ流入する燃料は噴孔41の全周から均等に流入する。そのため、噴孔41へ流入する燃料の流れが安定し、燃料の衝突を促進することができる。
【0033】
また、第2実施例では、凹部42は深さがほぼ一定に形成されている。そのため、凹部42へ流入した燃料は燃料室25と平行に流れる。これにより、噴孔41へ流入する燃料は噴孔41の入口側において正面から衝突するため、燃料の流れには強い乱れが生じる。したがって、燃料の微粒化が促進される。
【0034】
図8に示すように第3実施例では、噴孔プレート45は噴孔46の燃料入口側に凹部47を形成している。凹部47は、噴孔プレート45の軸線に垂直な断面が矩形状に形成されている。また、第2実施例と同様に凹部47は深さがほぼ一定に形成されている。凹部47を矩形状に形成することにより、第2実施例と同様に噴孔46へ流入する燃料の流れが安定する。
なお、第3実施例では凹部47を矩形状に形成したが、凹部47は矩形に限らずその他の多角形に形成しても第3実施例と同様の効果を得ることができる。
【0035】
(第4実施例)
本発明の第4実施例によるインジェクタの噴孔プレートに形成されている噴孔および凹部を図9に示す。第4実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付す。
第4実施例では、図9に示すように噴孔51の燃料入口側の周縁51aに三個所の凹部52が配置されている。三個所の凹部52は噴孔51の周方向へ等間隔に配置されている。本実施例の場合、噴孔51の中心は各凹部52の軸線の延長線上に位置している。凹部52を三個所配置することにより、噴孔51の入口側における燃料の流れに偏りがあるなど燃料の流れが不安定な場合でも、噴孔51に流入する燃料の流れを安定させることができる。また、三個所の凹部52から噴孔51へ燃料が流入するため、燃料の流れに複雑な乱れが生じる。そのため、燃料の微粒化が促進される。
【0036】
なお、噴孔51の周囲に配置する凹部52は、三個所に限らず四個所以上形成してもよい。また、各凹部52の軸線と噴孔51の中心とを必ずしも一致させる必要はない。
【0037】
(第5、第6実施例)
本発明の第5、第6実施例によるインジェクタの噴孔プレートをそれぞれ図10または図11に示す。
図10(A)および(C)に示すように第5実施例では、噴孔プレート70は噴孔71の燃料入口側に凹部72を有している。凹部72は噴孔71の入口側開口の周縁71aの一部を含んでいる。凹部72は、噴孔プレート70の燃料入口側端面70aと噴孔軸線Lとが鈍角を形成する側に形成されている。なお、凹部72は、図10(B)に示すように短軸方向の長さを短縮してもよい。
【0038】
図11(A)および(C)に示すように第6実施例では、噴孔プレート75は噴孔76の燃料入口側に凹部77を有している。凹部77は、噴孔プレート75の燃料入口側端面75aと噴孔軸線Lとが鋭角を形成する側に形成されている。なお、凹部77は、図11(B)に示すように短軸方向の長さを短縮してもよい。
インジェクタ1が適用されるエンジンの特性に応じて、図10に示す第5実施例または図11に示す第6実施例のように噴孔71、76と凹部72、77の位置関係を任意に選定することができる。
【0039】
(第7、第8、第9実施例)
本発明の第7実施例、第8実施例および第9実施例によるインジェクタの噴孔プレートに形成されている噴孔および凹部をそれぞれ図12、図13または図14に示す。
第7実施例の場合、図12に示すように噴孔81の入口側開口の周縁81aの一部を含む凹部82は、円形状に形成されている。噴孔81の中心と凹部82の中心とは離れている。
【0040】
第8実施例の場合、図13に示すように噴孔81の入口側開口の周縁81aの一部を含む凹部83は、矩形状に形成されている。
第9実施例の場合、図14に示すように噴孔81の入口側開口の周縁81aの一部を含む凹部84は、三角形状に形成されている。
【0041】
インジェクタ1が適用されるエンジンの特性に応じて、第7実施例、第8実施例、第9実施例または第11実施例のように凹部82、83、84、85の形状または噴孔81と凹部82、83、84、85との位置関係を任意に選定することができる。
【0042】
(第10実施例)
本発明の第10実施例によるインジェクタの噴孔プレートに形成されている噴孔および凹部を図15に示す。
第10実施例では、図15に示すように複数の噴孔91に跨る凹部92が形成されている。すなわち、第10実施例の場合、一つの凹部92には二つの噴孔91の燃料入口側の周縁91aが含まれている。これにより、燃料室25の燃料は凹部92を経由して二つの噴孔91へ流入する。なお、図16に示すように、噴孔91と凹部92との位置関係は任意に選定可能である。また、一つの凹部92に二個以上の噴孔の燃料入口側の周縁を含む構成としてもよい。
【0043】
第10実施例の場合、凹部92以外の部分では噴孔プレートの板厚を維持したまま、噴孔91が形成される部分の板厚が低減される。そのため、噴孔プレート自体の板厚を低減した場合と同様に噴孔の短縮の効果が得られるとともに、強度の低下を防止することができる。
【0044】
(第11実施例)
本発明の第11実施例によるインジェクタの燃料噴射ノズルを図17に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。第11実施例では、ノズルニードル22の先端面22bに突起26が形成されている。突起26は、ノズルニードル22の軸心を中心とする円周上に複数または円周上に連続する円環状に形成されている。また、突起26は、図18に示すように噴孔31の入口と向き合う位置に頂部26aが位置している。先端面22bに突起26を形成することにより、燃料室25を流れる燃料は突起26と衝突し、燃料の流れは噴孔31の入口へ向かう。これにより、燃料の流れは噴孔31の内部へ案内され、燃料は噴孔31の内部の出口側において衝突する。すなわち、燃料が衝突する位置は、噴孔31の出口側により接近する。そのため、噴孔31の内部において燃料の流れは整流されにくく、燃料は乱れが生じた状態で出口から噴射される。
【0045】
以上、説明した複数の実施例では、インジェクタを直噴式のガソリンエンジンに適用する例について説明した。しかし、直噴式のガソリンエンジンに限らず、例えば予混合式のガソリンエンジン、または各種形式のディーゼルエンジンに本発明によるインジェクタを適用してもよい。また、本実施例では、噴孔プレートの軸と噴孔軸線とが傾斜している例について説明したが、噴孔プレートと噴孔軸線とを平行にしてもよい。さらに、上記の複数の実施例では、実施例ごとに個別に適用したインジェクタについて説明したが、インジェクタに複数の実施例を組み合わせて適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す模式図であって、(A)は(B)の矢印A方向から見た矢視図であり、(B)は図3の噴孔の近傍を拡大した断面図である。
【図2】本発明の第1実施例によるインジェクタを示す模式的な断面図である。
【図3】図2の燃料噴射ノズルの近傍を拡大した断面図である。
【図4】本発明の第1実施例によるインジェクタにおいて噴孔の近傍における燃料の流れを示す説明図である。
【図5】本発明の第1実施例によるインジェクタの噴孔プレートの変形例を示す図であって、噴孔および凹部の形状を示す模式図である。
【図6】本発明の第1実施例によるインジェクタの噴孔プレートの変形例を示す図であって、噴孔および凹部の形状を示す模式図である。
【図7】本発明の第2実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す模式図であって、(A)は(B)の矢印A方向から見た矢視図であり、(B)は噴孔の近傍を拡大した断面図である。
【図8】本発明の第3実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す模式図であって、(A)は(B)の矢印A方向から見た矢視図であり、(B)は噴孔の近傍を拡大した断面図である。
【図9】本発明の第4実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す図であって、噴孔および凹部の形状を示す模式図である。
【図10】本発明の第5実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す模式図であって、(A)は(C)の矢印A方向から見た矢視図であり、(B)は(A)の変形であり、(C)は噴孔の近傍を拡大した断面図である。
【図11】本発明の第6実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す模式図であって、(A)は(C)の矢印A方向から見た矢視図であり、(B)は(A)の変形であり、(C)は噴孔の近傍を拡大した断面図である。
【図12】本発明の第7実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す図であって、噴孔および凹部の形状を示す模式図である。
【図13】本発明の第8実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す図であって、噴孔および凹部の形状を示す模式図である。
【図14】本発明の第9実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す図であって、噴孔および凹部の形状を示す模式図である。
【図15】本発明の第10実施例によるインジェクタの噴孔プレートを示す図であって、噴孔および凹部の形状を示す模式図である。
【図16】図16に示す本発明の第10実施例によるインジェクタの噴孔プレートの変形例を示す模式図である。
【図17】本発明の第11実施例によるインジェクタの燃料噴射ノズルの近傍を拡大した断面図である。
【図18】図17の噴孔の近傍を拡大した断面図である。
【符号の説明】
1 インジェクタ(燃料噴射装置)
20 燃料噴射ノズル
21 ノズルボディ
21a 弁座
22 ノズルニードル(弁部材)
22a 当接部
22b 先端面
25 燃料室
26 突起
26a 頂部
30、40、45、70、75 噴孔プレート
30a、70a、75a 燃料入口側端面
31、41、46、71、76、81、91 噴孔
31a、71a、81a、91a 周縁
32、42、47、72、77、82、83、84、92 凹部

Claims (21)

  1. 燃料通路を形成する内壁面に弁座を設けた弁ボディと、
    前記弁座に着座可能な当接部を有し、前記当接部が弁座から離座ならびに前記弁座に着座することにより前記燃料通路を開閉する弁部材と、
    前記弁部材よりも下流側の前記弁ボディに取り付けられ、前記燃料通路を流れる燃料を噴射する複数の噴孔を有する噴孔プレートとを備え、
    前記噴孔プレートは、前記噴孔の入口側に対応してそれぞれ設けられ、各前記噴孔の入口側開口周縁に、燃料入口側の端面から前記噴孔の出口側へ凹ませて、前記噴孔の入口側における燃料の衝突による燃料の乱れが生じた状態でこの燃料を前記噴孔へ流入させる凹部を形成していることを特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 前記凹部は、短軸方向の長さが前記噴孔の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射ノズル。
  3. 前記噴孔の軸線は、前記凹部の長軸に一致する前記凹部の軸と交差していることを特徴とする請求項2記載の燃料噴射ノズル。
  4. 前記噴孔プレートの燃料入口側端面と、前記噴孔プレートと向き合う前記弁部材の先端面と、前記内壁面とで形成される燃料室は前記燃料入口側端面に沿って扁平であることを特徴とする請求項1、2または3記載の燃料噴射ノズル。
  5. 前記凹部は前記噴孔の入口側開口の周縁に複数配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  6. 前記噴孔プレートの厚み方向に沿った軸線に対し前記噴孔の燃料噴射方向に沿った噴孔軸線は傾斜しており、前記燃料入口側端面と前記噴孔軸線とが鈍角を形成する側に前記凹部は形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  7. 前記噴孔プレートの厚み方向に沿った軸線に対し前記噴孔の燃料噴射方向に沿った噴孔軸線は傾斜しており、前記燃料入口側端面と前記噴孔軸線とが鋭角を形成する側に前記凹部は形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  8. 前記凹部は前記噴孔の入口側開口の周縁に等間隔に配置されていることを特徴とする請求項5記載の燃料噴射ノズル。
  9. 前記凹部は、前記噴孔の入口側開口の周縁の全周を含んでいることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  10. 前記噴孔は入口側開口の周縁が円形状に形成され、前記凹部は外縁が楕円形状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  11. 前記凹部は、該凹部の周縁の一部が前記噴孔の入口側開口の周縁と重なり、
    前記噴孔の入口側開口の周縁が前記凹部を複数に分断していることを特徴とする請求項10記載の燃料噴射ノズル。
  12. 前記噴孔の入口側開口の周縁の中心と、前記凹部の中心とを合致させて同心上に配置していることを特徴とする請求項11記載の燃料噴射ノズル。
  13. 前記凹部は、前記噴孔の入口に向かうにしたがい深くなっていることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  14. 前記凹部の深さはほぼ一定であることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  15. 前記凹部の深さは、前記噴孔プレートの厚さの半分以下であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  16. 前記凹部における前記噴孔プレートの厚さは、0.1mm以上であることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  17. 前記噴孔プレートの燃料入口側端面と交差する前記凹部の形状は、円形または多角形の一部であることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項記載の 燃料噴射ノズル。
  18. 前記噴孔プレートと向き合う前記弁部材の先端面に突起が形成されていることを特徴とする請求項1から17のいずれか一項記載の燃料噴射ノズル。
  19. 前記突起は複数形成され、前記弁部材の軸心を中心として円周上に配置されていることを特徴とする請求項18記載の燃料噴射ノズル。
  20. 前記突起は前記噴孔の入口と向き合う位置に頂部があることを特徴とする請求項18または19記載の燃料噴射ノズル。
  21. 請求項1から20のいずれか一項記載の燃料噴射ノズルを内燃機関の燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射ノズルとして用いることを特徴とする燃料噴射装置。
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