JP3980855B2 - 電子部品へのテスト用気体充填装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子部品へのテスト用気体充填装置に係り、電子部品の気密状態をテストするために電子部品内へテスト用気体を充填するためのテスト用気体充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品、例えば高周波振動子は、内部に塵や湿気が浸入すると、電極部分や振動体部分が腐食したり全体の動作が不安定となるおそれがあるので、内部に塵や湿気が浸入しないように、気密構成にすることが行われている。
【0003】
そして、高周波振動子の製造過程では、不活性気体を利用して漏れを測定し、漏れのある部品を除去するテストを経ている。
【0004】
従来、高周波振動子などの電子部品の気密状態を検査するには、多数の高周波振動子を大きな容器に無造作に入れて密封し、容器内を脱気してからヘリウムガスなどの不活性気体を圧入して1時間程度、強制的に加圧した後、その高周波振動子を容器から取り出し、例えば作業員が高周波振動子を検査装置に移して検査し、漏れがないものを良品とし、漏れが検出されたものを不良品とする選別を行っていた。
【0005】
なお、不活性気体が強制的に加圧された高周波振動子などは、容器から取り出した後、製品によって異なるが、数mm角の高周波振動子では例えば5分とか10分以内に検査装置にかけないと、気密性に劣る高周波振動子では内部に侵入した不活性気体が抜けてしまって検査することができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の手法では、多数の高周波振動子に不活性気体を強制的に加圧できるものの、容器から取り出された高周波振動子を、作業員が手で検査装置に移して判別作業を行うので作業性が悪く、5分とか10分以内に多数の高周波振動子を検査装置にかけ終わらない事態が発生し易く、検査能率が悪い難点があった。
【0007】
しかも、5分とか10分以内に検査装置にかけ終わらない多数の高周波振動子は、再度、容器に入れて不活性気体を充填する必要があり、この点からも検査能率を悪化させ、コストを引き上げる要因となっていた。
【0008】
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、電子部品へのテスト用気体を充填して検査装置へ移送する過程を自動化し、速やかなテスト用気体の充填と検査装置への移送を確保できるテスト用気体充填装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのような課題を解決するために本発明に係る電子部品へのテスト用気体充填装置は、保持手段と、移送手段と、部品供給手段と、第1及び第2の配列手段と、充填装置と、出し入れ手段及び制御手段とを有して構成されている。
【0010】
その保持手段は、テスト用気体を充填する複数の電子部品が載置される板状の空きパレットを配置した第1の位置と、そのテスト用気体の充填された電子部品の当該テスト用気体の漏れを検査する検査装置との間方向にあって、所定の間隔で直線的に設定された第2、第3および第4の位置のそれら第1、第2および第4の位置において下方から移送された前記パレットを保持及び保持解放可能に形成された複数のものである。
【0011】
その移送手段は、それら第1、第2、第3又は第4の位置においてそのパレットを受けて各位置の下方側を直線的に他の第1、第2、第3又は第4の位置の下方に移動し、当該他の位置の下方からそのパレットを当該保持手段に保持させるものである。
【0012】
その部品供給手段は、その電子部品を整列した状態で供給するものである。
【0013】
その第1の配列手段は、その空きパレットが上記第2の位置で保持手段に保持されたとき、その部品供給手段から電子部品を当該パレットに配列するものである。
【0014】
その充填装置は、個々の上記パレットがその第3の位置側から収納されるとともに蓋によって密閉可能に形成された収納部を上下方向に複数有し、第3の位置近傍にあってその上下方向に変位可能に配置され、そのパレットが収納されて密封されたとき当該収納部内に上記テスト用気体を所定期間充填するものである。
【0015】
その出し入れ手段は、第3の位置に位置する上記パレットを上記蓋が開けられた当該収納部へ挿入し、上記テスト用気体の充填が終了したその収納部から蓋が開けられた状態のとき上記パレットを第3の位置へ取り出すものである。
【0016】
その第2の配列手段は、そのパレットが上記第3の位置から第4の位置の保持手段に保持されたとき、当該パレットから電子部品を検査装置側へ移載するものである。
【0017】
そして、上記制御手段は、パレットを少なくとも上記第1の位置からその第2、第3および第4の位置へ移送するよう上記移送手段を制御し、その第2の位置のパレットへ電子部品を配列するよう上記第1の配列手段を制御し、電子部品配列済みパレットが第3の位置に移送されたとき、その蓋を開いて収納部を第3の位置に相当する位置に位置させるよう上記充填装置を変位制御し、上記出し入れ手段によってパレットを収納部へ挿入してから蓋を閉じて密封するとともに当該収納部内にテスト用気体を充填制御し、所定の充填期間が経過したとき、その蓋を開いて当該収納部を第3の位置に相当する位置に前記充填装置を変位制御するとともに前記出し入れ手段によって当該収納部内のパレットを第3の位置に引き出し制御し、上記第3の位置から第4の位置へ移送されたパレットから電子部品を上記検査装置へ移載するよう上記第2の配列手段を制御するものである。
【0018】
また、本発明は、上述した構成において、上記前記制御手段は、上記第2の配列手段がそのパレットから上記検査装置へ移載した電子部品の移載済み位置情報及び移載に要した累積時間をパレット毎に記録し、その累積時間が所定の移載期間を越えたとき上記第2の配列手段の移送動作を停止制御し、電子部品の残ったパレットを第4の位置から第2の位置へ移送するよう上記移送手段を制御し、電子部品の残ったパレットが第2の位置で上記保持手段に保持されたとき、その移載済み位置情報に基づき、電子部品の移載跡位置に対して上記部品供給手段から電子部品を補充配列するよう上記第1の配列手段を制御可能に形成されることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、本発明に係るテスト用気体充填装置の概略を説明する。
【0020】
図1は本発明に係るテスト用気体充填装置を説明する概略正面図である。
図1において、柱状体を横置きした細長い1軸ロボット1は、図中右端内部に配列されたモータM1と、この回転軸に連結されたプーリ3と、図中左端の内部に配置されたプーリ5と、それらプーリ3、5に掛け渡されたベルト7を有している。
【0021】
1軸ロボット1には、移送手段9がこの長手方向(図中左右方向)側面にスライド自在に支持されるとともに、ベルト7に連結されている。
【0022】
移送手段9は、モータM1の正逆転によって、1軸ロボット1の図中左端側から右端側までの間を所定の速度やピッチで往復動可能に、かつ後述する所定位置に停止可能になっている。その詳細は後述する。
【0023】
移送手段9は、この本体内に収まるように支持された昇降軸11を有しており、この昇降軸11は、移送手段9内に配置された図示しないシリンダなどによって移送手段9上端から所定長だけ上昇して停止するとともに降下して停止するようになっており、昇降軸11の頂部には後述するパレット13を乗せる板状のテーブル15が固定されている。
【0024】
移送手段9は、所定の制御の下に、1軸ロボット1の左端近傍に停止した状態で、昇降軸11を上昇して停止させ、複数枚積層されたパレット13のうち最下位置のパレット13をテーブル15に乗せてから昇降軸11を降下して停止させ、1軸ロボット1を図中右端側方向に移送制御されるようになっている。
【0025】
昇降軸11が上昇停止してパレット13を受ける位置を、便宜上、積層位置(第1の位置)P1とする。
【0026】
移送手段9は、例えばパレット13にして数枚分右側へ移送されたところで停止した状態で、昇降軸11を上昇して停止させ、後述する保持手段にパレット13を保持させたとき昇降軸11を降下させて停止させ、又は後述する第1の配列手段によってパレット13上に電子部品が配列されたとき、パレット13を乗せて昇降軸11を降下させて停止させ、1軸ロボット1を図中右端側又は左端側方向に移送制御されるようになっている。
【0027】
昇降軸11が上昇停止してパレット13が保持され、電子部品の配列される位置を、便宜上、配列位置(第2の位置)P2とする。
【0028】
移送手段9は、やはりパレット13にして数枚分右側へ移送された位置で停止した状態で、昇降軸11を上昇して停止させ、出し入れ手段17によってパレット13が充填装置19に収納され又は充填装置19からパレット13が取り出されてテーブル15上に載置されてから昇降軸11を降下して停止させ、1軸ロボット1を図中右端側又は左端側方向に移送制御されるようになっている。
【0029】
充填装置19は、個々のパレット13を収納する複数の収納部21を積層して形成されているが、詳細は後述する。
【0030】
パレット13が充填装置19に収納された後では、移送手段9は図中左端側又は右側方向に移送制御され、パレット13を受け取った後では右端側方向へ移送制御される。
【0031】
昇降軸11が上昇停止し、充填装置19に対してパレット13の出し入れが行われる位置を、便宜上、出し入れ位置(第3の位置)P3とする。
【0032】
移送手段9は、図中右端側方向へ移送制御された場合、パレット13にして1又は数枚分移送されたところで停止した状態で、昇降軸11を上昇して停止させ、後述する保持手段にパレット13が位置決め保持されてから昇降軸11を降下して停止させ、1軸ロボット1を図中左側方向に移送制御されるようになっている。
【0033】
昇降軸11が上昇停止してパレット13が位置決め保持される位置を、便宜上、移載位置(第4の位置)P4とする。
【0034】
移載位置(第4の位置)において、パレット13が位置決め保持される位置は、1軸ロボット1の長手方向に若干の間隔を置いて2カ所となっている。
【0035】
移送手段9は、一方の移載位置にパレット13が位置決めされているときは、残りの移載位置にパレット13を位置決めするようになっている。
【0036】
移載位置(第4の位置)に位置めされたパレット13から、検査装置23(図1では図示省略)側へ電子部品が移載される。
【0037】
図1からも分かるように、積層位置(第1の位置)P1、配列位置(第2の位置)P2、出し入れ位置(第3の位置)P3及び移載位置(第4の位置)P4は、ほぼ同一平面上に位置しているが、これが必須ではない。
【0038】
以下、本発明に係るテスト用気体充填装置図を図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0039】
図2は本発明に係るテスト用気体充填装置の概略平面図である。
図2において、横置きされた1軸ロボット1の図中左端には、パレット13を積層可能に保持するとともに保持解放する保持手段としてのガイド部25が配置されている。
【0040】
パレット13は、図3に示すように、耐食性の良好な硬い材料、例えばステンレス性の長方形板からなり、不活性気体を充填する電子部品(図中では単に部品と略称する。)27のはまる小さな凹部29を所定の間隔でマトリックス状に多数有している。
【0041】
凹部29は、電子部品27をはめて縦横に整列状態に位置決めするものであり、電子部品27の外形形状より僅かに大きく形成された盲孔状となっており、電子部品27の上表面が露出するよう、公知の手法で形成されている。
【0042】
パレット13の長手方向の両端部において、両短辺部の裏面(凹部27とは反対面側)には、段部が形成されて係止部31となっており、片方の短辺部近傍には係合部33が貫通形成されている。
【0043】
図2のガイド部25は一対のコ字状又は箱型を有し、図4に示すように、内側にパレット13が複数枚積層されるようになっており、図示しない基台に配置されている。
【0044】
ガイド部25の底面側には、パレット13の係止部31に係合する薄い爪35が、対向位置から互いに進退動可能に配置されている。
【0045】
爪35は、ガイド部25の底面側に対向するように配置された開閉シリンダ37に支持されるとともに、シリンダ37の前進動作によって最下位パレット13の係止部31に係止してそれを支持し、後退動作によって係止部31との係止を解除して下方からパレット13の取り出しを確保している。なお、図4では、同図A以外においてシリンダ37の図示は省略した。
【0046】
ガイド部25では、図4Aに示すように、通常、積層されたパレット13の最下位置のパレット13の係止部31に爪35が係止しており、移送手段9のテーブル15のパレット13が載置された状態から、同図Bのようにテーブル15を上昇させ、テーブル15上のパレット13が最下位置のパレット13に当接されると、図4Cのように爪35がシリンダ37の後退動作によって係止部31との係止が解除される。
【0047】
次いで、図4Dに示すように、テーブル15がパレット1枚分上昇して最下位置のパレット13を押し上げ、テーブル15の動きが停止され、同図Eのように、爪35がシリンダ37の前進動作によって突出し、テーブル15上のパレット13の係止部31と係止され、同図Fのようにテーブル15が降下し、ガイド部25へ空のパレット13の供給がなされる。
【0048】
ガイド部25内の最下位のパレット13の位置が、上述した第1の位置P1に該当する。
【0049】
ガイド部25内のパレット13は、手動でガイド部25へ上から供給することも可能である。
【0050】
ガイド部25からテーブル15上へパレット13を受けて降下するには、図4A〜Fの手順の逆、すなわち手順F〜Aを経れば良い。
【0051】
このような移送手段9の動作、この昇降軸11の動作によるテーブル15の上下動、シリンダ37の動作は、後述する制御手段39の制御機能によってなされる。
【0052】
ガイド部25からパレット13にして数枚分右側には、パレット13を保持するとともに保持解放する保持手段としての長方形状の支持板41が、1軸ロボット1上でこれを渡すように図示しない基台に配置されている。
【0053】
支持板41は枠形の形状を有し、図5Aに示すように、パレット13より若干小さい開口部43と、開口部43に望む裏面側位置に形成された位置決め段部45と、この段部45の近傍において対向するように配置された一対又は複数対の抑えレバ47を有して形成されている。
【0054】
段部45は、パレット13が収納されて支持板41の裏面からあまり突出しない寸法形状を有しており、抑えレバ47は、この一端(先端)側が円弧状に回転可能に他端側が支持板41に支持されている。
【0055】
抑えレバ47は、図5Aに示すように、通常、その先端側が垂下するような位置に置かれ、同図Bのようにテーブル15が上昇してこれに載置されたパレット13が段部45に収納されたとき、同図Cのように先端が互いに狭まるように円弧状に回転し、パレット13を抑えるように制御される。
【0056】
テーブル15は、パレット13が抑えレバ47で支持板41に支持された後、図5Dのように降下制御される。
【0057】
支持板41に支持されたパレット13をテーブル15で受けるときには、上述した図5A〜Dの逆順である同図D〜Aの順序で行われる。
【0058】
このような移送手段9の動作、テーブル15の上下動、抑えレバ47の動作は、制御手段39の制御機能によってなされる。
【0059】
図2に戻って、支持板41の近傍には、1軸ロボット1に沿うX軸49と1軸ロボット1を横切るY軸51からなる第1の配列手段(XYロボット)53が配置されており、固定されたX軸49に対してY軸51が1軸ロボット1に沿って所定の移動量で変位可能になっている。
【0060】
Y軸51の側面からはヘッド55が突出しており、Y軸51に沿って1軸ロボット1を横切ってパレット13上を所定の移動量で変位可能になっている。
【0061】
ヘッド55は、電子部品27を吸着して拾い上げるとともに降下して電子部品27の吸着を解除する部品チャック部(図示省略)を有している。
【0062】
第1の配列手段53は、Y軸51及びヘッド55を移動制御させ、ヘッド55を後述するリニアフィーダ57の先端のピックアップ位置59に位置させ、このピックアップ位置59から1個ずつ電子部品27をヘッド55で吸着して拾い上げ、ヘッド55をパレット13上方に変位させて降下させ、パレット13上で電子部品27の吸着を解除して凹部29内に電子部品27を収納し、ヘッド55を上昇するよう制御される。
【0063】
ピックアップ位置59は固定されているが、パレット13の各凹部29に所定の順序でマトリックス状に1個ずつ収納できるよう、制御手段39の制御を介して第1の配列手段53すなわちY軸51及びヘッド55が移動制御される。
【0064】
なお、制御手段39は、パレット13のどの凹部29からでも電子部品27を収納できるよう、第1の配列手段53を制御可能になっている。
【0065】
第1の配列手段53のY軸51の先端(図2中下方)には、電子部品27を1個ずつ整列した状態に配列して送り出す公知のボウルフィーダ61が配置されており、配列された電子部品の先頭をリニアに配列供給する公知のリニヤフィーダ57がそれに連結されている。ボウルフィーダ61やリニヤフィーダ57において電子部品27は図示されていない。
【0066】
支持板41からパレット13にして数枚分右側には、保持手段としての長方形状の補助板63が1軸ロボット1上にこれを渡すように、図示しない基台に配置されている。
【0067】
補助板63は、支持板41と同様な枠形形状を有しているが、パレット13より大きい枠形となって充填装置19近傍まで延びている。
【0068】
移送手段9のテーブル15が上昇してこれに載置されたパレット13が枠内にはまったとき、補助板63の上面とパレット13の上面が同一平面上に揃うように昇降軸11が制御手段39にて制御されている。
【0069】
補助板63又はこれにはまったパレット13の位置が上述した第3の位置P3に対応する。
【0070】
補助板63の近傍にしてX軸49と同じ側に配置された充填装置19は、図6に示すように、個々のパレット13の収納される空所65を有する収納部21が上下方向に積層して一体化されて直方体を縦置きした形状となっており、この側面に沿って縦置きされた保持板67に上下動可能に保持されている。
【0071】
すなわち、充填装置19は、図2及び図6に示すように、保持板67の長手方向に設けられた1対のレール69を把持して上下方向に滑動自在に支持されるとともに、保持板67の下方にあってレール69間に配置されたステッピングモータM2から保持板67に沿ってレール69間を延びる送りねじ71に側面部がねじ込まれ、制御手段39の制御機能を介したモータM2の動作により、収納部21の1個分又は複数個分の距離だけ上下方向に変位制御されるようになっている。
【0072】
充填装置19の各収納部21は、この正面側(補助板63側)の開口部が蓋73で開閉可能になっており、背面側にはパイプ75が内部と連結され、この途中にバルブ77が挿入されている。
【0073】
各収納部21の蓋73は、図6に示すように、出し入れ手段17から収納部21数にして1個又は数個分だけ上側に配置されたシリンダ79とこれから突出する開閉操作部81を有して形成された開閉手段83によって開閉される。
【0074】
すなわち、シリンダ79の前進動作によって開閉操作部81が蓋73に当接され、開閉操作部81の適当な開操作によって蓋73を保持しながら収納部21の開口部から引き離し、シリンダ79の後退動作によって開閉操作部81が蓋73を保持したまま後退して開口部が開動作される。
【0075】
シリンダ79の前進動作によって開閉操作部81で保持した蓋73を収納部21の開口部に当て、開閉操作部81の適当な閉操作によって蓋73を収納部21の開口部に密着させて収納部21内を密封させる。
【0076】
上述した補助板63は、充填装置19を形成する複数の収納部21のうち中程の一の収納部21に相当する位置にあり、補助板63の上面がその一の収納部21の空所65の内底面とほぼ同じ平面状に位置して揃っている。
【0077】
補助板63の充填装置19とは反対側には、上述した出し入れ手段17が配置されている。
【0078】
出し入れ手段17は、シリンダ85と、これから補助板63上へ突出する先端がL字状に曲がった出し入れ軸87とを有して形成されている。
【0079】
出し入れ軸87は、パレット13の上面が補助板63の上面と揃った状態で、シリンダ85の前進動作によってその先端がパレット13の係合部33まで押し出されるとともに係合部33との係合制御された後、更に、押し出し制御されてパレット13を充填装置19のうち開口された収納部21の空所65内に押し込み制御され、出し入れ軸87の先端とパレット13の係合部33との係合が解除されて元の位置に後退するよう動作制御される。
【0080】
出し入れ軸87は、予め開閉手段83で蓋73が開かれ、かつ補助板63の位置まで変位した収納部21に対し、シリンダ85の前進動作によって出し入れ軸87が収納部21内まで突出され、その先端がパレット13の係合部33と係合された後、補助板63の開口部まで引き出され、パレット13の係合部33との係合が解除され、更に、元の位置に後退するよう動作制御されている。
【0081】
これら出し入れ手段17のシリンダ85、出し入れ軸87、開閉手段83のシリンダ79や開閉操作部81の動作、更に、出し入れ手段17のシリンダ85や出し入れ軸87の動作は、制御手段39の制御機能の下で行われる。
【0082】
パレット13の収納される収納部21は、上述したように開閉手段83によって蓋73が開かれた位置のものであり、パレット13の収納された収納部21は開閉手段83によって蓋73が閉じられ、その後に不活性気体が収納部21内に充填される。
【0083】
充填装置19の各収納部21は、パレット13が収納されるとともに、蓋73が閉じられて内部が密封されたとき、バルブ77が開動作されて空所65内が脱気されてから、ヘリウムガスなどの不活性気体が所定の高い圧力で、例えば1時間程度加圧される。
【0084】
バルブ77の開閉制御や不活性気体の充填時間制御も、制御手段39の制御機能の下で行われる。
【0085】
不活性気体の圧入期間が経過すると、開閉手段83で蓋73が開かれ、出し入れ手段17でパレット13が出される。
【0086】
補助板63からパレット13にして数枚分右側には、上述した支持板41と類似しパレット13を保持するとともに保持解放する保持手段としての支持板89が、図示しない基台に支持されている。
【0087】
支持板89は、枠形の形状を2個連結した形状を有し、図5の符号を参照して説明するならば、同図Aのようにパレット13より若干小さい開口部43と、開口部43に望む裏面側の位置に形成された位置決め段部45と、この段部45の近傍において対向するように配置された対をなす抑えレバ47を有して形成されている。
【0088】
図5では、開口部43、位置決め段部45、抑えレバ47が1組しか示されていないが、当然、支持板89にはそれらが1軸ロボット1に沿って、すなわち第3の位置P3から検査装置23方向に沿って2組形成されており、制御手段39の制御機能の下に動作するようになっている。
【0089】
抑えレバ47が、図5Aに示すように、その先端側が垂下するような位置に置かれ、同図Bのようにテーブル15が上昇してこれに載置されたパレット13が段部45に収納されたとき、同図Cのよう先端が互いに狭まるように円弧状に回転してパレット13を抑え、パレット13が抑えレバ47で抑えられて支持板41にパレット13が支持された後、テーブル15が図5Dのように降下する。
【0090】
支持板89に支持されたパレット13をテーブル15で受けるときには、上述した図5A〜Dの逆順である同図D〜Aの順序で行われる。
【0091】
パレット13の支持板89への支持制御は、制御手段39による支持板89へのパレット13の支持記憶情報に基づき、パレット13の支持されていない開口部側へのテーブル15の移動制御によりなされ、パレット13を受け取るときには、パレット13の支持された開口部側又は電子部品27の移載が早く進んだ開口部側に移動してパレット13を受け取るよう制御されている。
【0092】
すなわち、制御手段39は、支持板89のいずれの開口部にパレット13が支持されているかの支持記憶情報や移載進頻情報を保持している。
【0093】
図2に戻って、支持板89の近傍には、1軸ロボット1に沿うX軸91と1軸ロボット1を横切るY軸93からなる上述した第2の配列手段(XYロボット)95が配置されており、固定されたX軸91に対してY軸93が1軸ロボット1に沿って所定の移動量で変位可能になっている。
【0094】
Y軸93の側面からはヘッド97が突出しており、Y軸93に沿って1軸ロボット1を横切ってパレット13上を所定の移動量で変位可能になっている。
【0095】
ヘッド97は、降下して電子部品27を吸着して拾い上げるとともに降下して電子部品27の吸着を解除する部品チャック部(図示省略。)を有している。
【0096】
第2の配列手段95は、Y軸93及びヘッド97の移動制御により、パレット13上の電子部品27を吸着して拾い上げるとともに、検査装置23の回転テーブル99の所定位置上にヘッド97を移送させ、ヘッド97を降下させて電子部品27を回転テーブル99上に移載制御される。制御手段39の制御を介してY軸93及びヘッド97が移動制御される。
【0097】
このような移送手段9の動作、この昇降軸11の動作によるテーブル15の上下動、シリンダ37の動作、更に、第2の配列手段95の動作は、制御手段39の制御機能によってなされる。
【0098】
制御手段39は、第2の配列手段95による電子部品27の移載数をカウントするとともに移載した移載済み位置情報や移載されない電子部品27の位置情報、各パレット13毎に移載を開始したときからの移載累積時間を記録する機能を有しており、電子部品27が残されたパレット13が支持板41に戻されて保持されたとき、新たな電子部品27の配列開始位置を第1の配列手段53に指示する制御機能も有している。
【0099】
すなわち、制御手段39は、累積時間が所定の移載期間、例えば5分とか10分を越えたとき、第2の配列手段95の動作を停止制御し、電子部品27の残ったパレット13を第2の位置P2まで移送するよう移送手段9を制御し、移載済み位置情報に基づき、移載跡位置に対して電子部品27を補充配列するよう第1の配列手段53を制御する機能も有している。
【0100】
なお、各パレット13毎の累積移載時間は、厳密には個々のパレット13について充填装置19の収納部21から出された時点を始点とした時間(期間)であるが、ほぼ第4の位置P4にパレット13が移送された時点を始点とすることが可能である。
【0101】
検査装置23は、例えば時計方向に90°ずつ回転する回転テーブル99と、電子部品27が所定位置に3個ずつ配列されたとき、90°回転した位置で電子部品27からの不活性気体の漏れを検出する公知の検査部101を有している。
【0102】
図2の制御手段39は、電子回路及びこれによって上述した構成要素を動作させる機構部を有して形成されており、上述して制御機能の他の機能は以下の動作説明によって明確化される。
【0103】
次に、上述した本発明のテスト用気体充填装置の動作を説明する。
当初、図2のガイド部25では、図4のシリンダ37の動作によって爪35が前進して最下位のパレット13の係止部31と係止されており、複数枚のパレット13が積層されている。
【0104】
この状態で、制御手段39の制御下、移送手段9が1軸ロボット1をガイド部25の下方まで移動されると、移送手段9のテーブル15が図4F及びEのように上昇して最下位置のパレット13に当接し、図4Cのようにシリンダ37の動作によって爪35が後退してパレット13の係止部31との係止が解除される。
【0105】
次いで、図4Dに示すように、テーブル15にパレット13が乗った状態で1枚分下降してから、同図C〜Aのように、爪35が前進して係止部31と係止されてパレット13が保持される一方、1枚のパレット13を乗せたテーブル15が降下して停止する。
【0106】
移送手段9は、1軸ロボット1を移動して支持板41(第2の位置P2)の下方で停止し、移送手段9のテーブル15が上昇し、図5A〜Dに示すように、パレット13が支持板41に支持され、パレット13を支持板41へ受け渡したテーブル15が降下して停止し、1軸ロボット1を右側又は左側へ移動し、後述する別動作を行う。
【0107】
支持板41に支持されたパレット13に対しては、第1の配列手段53のY軸51及びヘッド55の移動によって、リニアフィーダ57のピックアップ位置59から1個ずつ電子部品27が拾い上げられてパレット13上方に移され、パレット13の凹部29内に電子部品27が収納される。
【0108】
Y軸51及びヘッド55の移動は、パレット13上にマトリックス状に形成された凹部29に対し、順次、左右又は上下の隣合う凹部29に電子部品27を収納するよう制御されるとともに、配列された電子部品27の数量が制御手段によってカウントされ、所定数又は配列数が一杯になるまで繰り返される。
【0109】
パレット13上に収納配列された電子部品27の数量が所定値又は一杯になると、第1の配列手段53の動作が停止する一方、移送手段9が支持板41の下方まで移送されてテーブル15を上昇させ、電子部品27の載置されたパレット13を、図5D〜Aに示す順でテーブル15上に受け取って降下させ、1軸ロボット1を右側へ移動させて支持板65(第3の位置P3)の下方で停止される。
【0110】
充填装置19は、図6に示すように、制御手段39の制御を介したモータM2の動作によって上下方向に変位制御され、空きの収納部21であってこれからパレット13の収納される収納部21を開閉手段83の開閉操作部81と同じ位置に変位させる。
【0111】
全ての収納部21にパレット13が収納されていないとき、最上段又は最下段の収納部21から順次下方又は上方の収納部21が開閉手段83の開閉操作部81と同じ位置に変位される。その後は、任意の収納部21が変位させる。
【0112】
充填装置19は、開閉操作部81を蓋73に当接させて開操作して蓋73を保持して収納部21の開口部を開けた後、モータM2の動作によってその収納部21を下方向に変位制御させ、支持板65と同じ位置に変位される。
【0113】
充填装置19の変位動作と平行して、移送手段9のテーブル15が上昇し、パレット13が支持板65と同じ位置に上昇させられる。
【0114】
パレット13が支持板65と同じ位置に上昇されるとともに開けられた収納部21もその位置に変位されると、出し入れ手段17のシリンダ85が動作して出し入れ軸87がパレット13の係合部33と係合され、更に、出し入れ軸87が押し出されてパレット13が収納部21内に収納され、出し入れ軸87の先端とパレット13の係合部33との係合が解除されると、出し入れ軸87が元の位置に後退する。
【0115】
パレット13の収納される収納部21は、モータM2の動作によって上方向に変位制御され、開閉操作部81によって蓋73が収納部21の開口部に当接されるとともに密封動作される。
【0116】
すると、パレット13の収納された収納部21は、バルブ77の開動作を介して脱気された後、不活性気体がその収納部21内に圧入される。不活性気体の圧入は約1時間程度、所定の圧力で持続される。
【0117】
パレット13が収納部21に収納された後は、移送手段9のテーブル15は降下して1軸ロボット1を右側又は左側へ移動して別の動作をするか、電子部品27内への不活性気体の封入が終了した別のパレット13を受け取る動作に移る。
【0118】
不活性気体の圧入時間が経過してパレット13を受け取る場合、充填装置19にあって圧入時間の経過した収納部21がモータM2の動作によって開閉操作部81と同じ位置に変位し、開閉操作部81で蓋73が開けられた後、開けられた収納部21が支持板65の位置に変位される。
【0119】
移送手段9のテーブル15を支持板65と同じ位置に位置させておき、出し入れ手段17のシリンダ85を動作させて出し入れ軸87を収納部21内へ前進させてパレット13の係合部33と係合させ、出し入れ軸87を後退させてパレット13をテーブル15上に移動させた後、パレット13との係合を解除し、更に出し入れ軸87を後退させる。
【0120】
次いで、移送手段9のテーブル15を降下させ、1軸ロボット1を右側移動して支持板89(第4の位置P4)の下方に位置させて停止させる。
【0121】
支持板89に1枚もパレット13が保持されていない場合には、予め決めた側の開口部の下方に、既にパレット13が保持されている場合には、残りの開口部の下方に位置させる。
【0122】
テーブル15が上昇して支持板89に保持されると、テーブル15が図5Dのように降下し、1軸ロボット1を左側へ移動して別の動作に移る。
【0123】
支持板89に保持されたパレット13に対して、第2の配列手段95のY軸93及びヘッド97が変位してパレット13上の所定の電子部品27から拾い上げ、Y軸93及びヘッド97の変位を介して検査装置23の回転テーブル99の所定位置上に移送させ、電子部品27を回転テーブル99の移載した後、パレット13上の次の電子部品27上に戻り、回転テーブル99の所定位置に例えば3個の電子部品27を配列するまでそれを繰り返す。
【0124】
検査装置23は、所定位置に3個の電子部品27が配列されると、例えば時計方向に90°ずつ回転し、所定位置に新たに3個の電子部品27を配列する。
【0125】
検査装置23では、90°回転した先で検査部101によって電子部品27を包み、公知の手法により充填気体の有無を測定する。充填気体の有無は検査部101による測定可能・不可能に対応する。
【0126】
充填気体が検出された電子部品27は気密性に問題があるとし、検査部101から例えば180°回転した位置で、3個の電子部品27を回転テーブル99から移す際に、不良品として分類される。
【0127】
他方、充填気体が検出されなかった電子部品27は、回転テーブル99から移す際に、良品として分類される。
【0128】
全ての電子部品27が移動されたパレット13に対しては、その下方に移動した移送手段9のテーブル15が上昇して空のパレット13を受け取って下降し、1軸ロボット1をガイド部25下方まで移動し、テーブル15を上昇させて空のパレット13をガイド部25の下方に積層する。
【0129】
支持板41に保持されたパレット13上に電子部品27を配列する時間、充填装置19で収納部21内へ不活性気体を充填する時間、更に、支持板89に保持されたパレット13上から電子部品27を検査装置23に移載する時間は、積層位置(第1の位置)P1、配列位置(第2の位置)P2、出し入れ位置(第3の位置)P3及び移載位置(第4の位置)P4の相互間で移送手段9を移動してテーブル15を上昇位置させる時間より長い。特に、不活性気体の充填時間は長い。
【0130】
そのため、パレット13上への電子部品27の配列時間中、不活性気体の充填時間中、パレット13上から電子部品27の検査装置23への載置時間中に、第1の位置(積層位置)P1、第2の位置(配列位置)P2、第3の位置(出し入れ位置)P3及び第4の位置(移載位置)P4の相互間で移送手段9を移動させたり、パレット13の別の移動動作が制御手段39の制御の下で平行してなされる。
【0131】
もっとも、本発明において、パレット13が少なくともそれら第1の位置P1から第2、第3および第4の位置P2〜P4へ順次移送されるよう、その移送手段9が制御手段39によって制御されていれば本発明の目的達成が可能である。
【0132】
そして、何らかの不測の原因によって、支持板89に保持されたパレット13上の全ての電子部品27が、所定の移載時間(期間)内に移載されずに残った場合、上述したように制御手段39のカウント記録機能により、移送手段9がテーブル15でパレット13を受け取って下降し、1軸ロボット1を支持板41の下方まで移動し、再び、支持板41に保持させて電子部品27を補充配列する。
【0133】
この場合、制御手段39のカウント記録機能により、電子部品27が移載された跡の移載跡位置に対して第1の配列手段53で電子部品27が補充配列される。
【0134】
本発明の実施において、1軸ロボット1、移送手段9、出し入れ手段17、充填装置19、収納部21、検査装置23、ガイド部25、第1の配列手段53、開閉手段83、第2の配列手段95、検査部101の構成は任意であり、上述した構成に限定されない。
【0135】
また、上述した構成において、配列位置(第2の位置)P2と出し入れ位置(第3の位置)P3の順序を入れ替えても良く、これに合わせて制御手段39を変更すれば良い。
【0136】
さらに、本発明において、上述した開閉手段83は、出し入れ手段17の上方に配置する構成に限らない。例えば、収納部21に蓋73がヒンジ構成にて形成されている場合、出し入れ手段17に開閉手段83を具備させたり、出し入れ手段17とほぼ同一平面上に開閉手段83を配置することも可能である。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るテスト用気体充填装置は、電子部品へのテスト用気体を充填して検査装置へ移送する過程が自動化されるため、テスト用気体の充填後の時間管理や省力化が可能になり、検査の信頼性が向上するうえ、電子部品の製造コストを低下させることが可能となる。
電子部品の検査装置への移載に要した累積時間が所定の移載期間を越えたとき第2の配列手段の移送動作を停止制御して、電子部品の残ったパレットを第2の位置へ戻し制御し、そのパレット上の移載済み位置情報に基づき、電子部品の移載跡位置に対して電子部品を補充配列するよう制御する構成では、移載されずに残った電子部品を、テスト用気体の充填工程に確実かつ自動的に戻して再充填可能となり、特に、テスト用気体の充填後の時間管理効率や省力化が大幅に向上し、より検査の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品へのテスト用気体充填装置の実施の形態を説明する概略正面図である。
【図2】図1の電子部品へのテスト用気体充填装置を説明する概略平面図である。
【図3】本発明のテスト用気体充填装置で用いるパレットを示す図である。
【図4】本発明のテスト用気体充填装置で用いるガイド部を示す図である。
【図5】本発明のテスト用気体充填装置で用いる支持板を示す図である。
【図6】本発明のテスト用気体充填装置で用いる出し入れ手段、充填装置及び開閉手段を示す図である。
【符号の説明】
1 1軸ロボット
3、5 プーリ
7 ベルト
9 移送手段(移送手段)
11 昇降軸
13 パレット
15 テーブル
17 出し入れ手段
19 充填装置
21 収納部
23 検査装置
25 ガイド部(保持手段)
27 電子部品(部品)
29 凹部
31 係止部
33 係合部
35 爪
37、79,85 シリンダ
39 制御手段
41、89 支持板(保持手段)
43 開口部
45 位置決め段部
47 抑えレバ
49、91 X軸
51、93 Y軸
53 第1の配列手段
55、97 ヘッド
57 リニアフィーダ(部品供給手段)
59 ピックアップ位置
61 ボウルフィーダ(部品供給手段)
63 補助板
65 空所
67 保持板
69 レール
71 送りねじ
73 蓋
75 パイプ
77 バルブ
81 開閉操作部
83 開閉手段
87 出し入れ軸
95 第2の配列手段
99 回転テーブル
101 検査部
M1、M2 モータ
P1 第1の位置(積層位置)
P2 第2の位置(配列位置)
P3 第3の位置(出し入れ位置)
P4 第4の位置(移載位置)

Claims (2)

  1. テスト用気体を充填する複数の電子部品が載置される板状の空きパレットを配置した第1の位置と、前記テスト用気体の充填された前記電子部品の当該テスト用気体の漏れを検査する検査装置との間方向にあって、所定の間隔で直線的に設定された第2、第3および第4の位置のそれら第1、第2および第4の位置において下方から移送された前記パレットを保持及び保持解放可能に形成された各保持手段と、
    前記第1、第2、第3又は第4の位置において前記パレットを受けて各前記位置の下方側を直線的に他の前記第1、第2、第3又は第4の位置の下方に移動し、当該他の位置の下方から前記パレットを当該保持手段に保持させる移送手段と、
    複数の前記電子部品を整列した状態で供給する部品供給手段と、
    前記空きパレットが前記第2の位置で保持手段に保持されたとき、前記部品供給手段から前記電子部品を当該パレットに配列する第1の配列手段と、
    個々の前記パレットが前記第3の位置側から収納されるとともに蓋によって密閉可能に形成された収納部を上下方向に複数有する充填装置であって、前記第3の位置近傍にあってその上下方向に変位可能に配置され、前記パレットが収納されて密封されたとき当該収納部内に前記テスト用気体を所定期間充填する充填装置と、
    前記第3の位置に位置する前記パレットを前記蓋が開けられた当該収納部へ挿入し、前記テスト用気体の充填が終了した前記収納部から前記蓋が開けられた状態のとき前記パレットを前記第3の位置へ取り出す出し入れ手段と、
    前記パレットが前記第3の位置から第4の位置の保持手段に保持されたとき、当該パレットから前記電子部品を前記検査装置側へ移載する第2の配列手段と、
    前記パレットを少なくとも前記第1の位置から前記第2、第3および第4の位置へ移送するよう前記移送手段を制御し、前記第2の位置の前記パレットへ前記電子部品を配列するよう第1の配列手段を制御し、前記空のパレットが前記第3の位置に移送されたとき、前記蓋を開いて前記収納部を前記第3の位置に相当する位置に位置させるよう前記充填装置を変位制御し、前記出し入れ手段によって前記パレットを前記収納部へ挿入してから前記蓋を閉じて密封するとともに当該収納部内に前記テスト用気体を充填制御し、所定の前記充填期間が経過したとき、前記蓋を開いて当該収納部を前記第3の位置に相当する位置に前記充填装置を変位制御するとともに前記出し入れ手段によって当該収納部内のパレットを前記第3の位置に引き出し制御し、前記第3の位置から前記第4の位置へ移送された前記パレットから前記電子部品を前記検査装置へ移載するよう前記第2の配列手段を制御する制御手段と、
    とを具備することを特徴とする電子部品へのテスト用気体充填装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の配列手段が前記パレットから前記検査装置へ移載した前記電子部品の移載済み位置情報及び移載に要した累積時間を前記パレット毎に記録し、前記累積時間が所定の移載期間を越えたとき前記第2の配列手段の移送動作を停止制御し、前記電子部品の残った前記パレットを前記第4の位置から前記第2の位置へ移送するよう前記移送手段を制御し、前記電子部品の残った前記パレットが前記第2の位置で前記保持手段に保持されたとき、前記移載済み位置情報に基づき、前記電子部品の移載跡位置に対して前記部品供給手段から前記電子部品を補充配列するよう前記第1の配列手段を制御可能に形成されてなる請求項1記載の電子部品へのテスト用気体充填装置。
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