JP3979426B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置、特に、空調室の天井に設置可能な天井設置型の空気調和装置に関する。
従来の天井設置型の空気調和装置として、いわゆる天井埋込型の空気調和装置と、いわゆる天井吊下型の空気調和装置とがある。天井埋込型の空気調和装置は、下面に室内空気を吸入する吸入口と室内空気を吹き出す吹出口とが形成されたケーシングと、ケーシング内に配置される送風ファン及び熱交換器とを備えている。また、天井吊下型の空気調和装置は、下面に室内空気を吸入する吸入口と側面に室内空気を吹き出す吹出口とが形成されたケーシングと、ケーシング内に配置される送風ファン及び熱交換器とを備えている。
しかし、天井埋込型の空気調和装置は下面から吹き出し、天井吊下型の空気調和装置は側面から吹き出すという構成上の違い等から、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応することが可能な天井設置型の空気調和装置を提供しようという発想が存在しなかった。
本発明の課題は、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応することが可能な天井設置型の空気調和装置を提供することにある。
第1の発明にかかる空気調和装置は、空調室の天井に設置可能な空気調和装置であって、ケーシングと、送風ファンと、熱交換器とを備えている。ケーシングは、下面に吸入開口及び第1吹出開口と側面に第2吹出開口とが形成されるとともに、吸入開口から第1及び第2吹出開口に至る空気流路が形成されている。送風ファンは、空気流路内に配置されている。熱交換器は、空気流路内に配置されている。ケーシングには、吸入開口及び第1吹出開口にそれぞれ連通する吸入口及び第1吹出口が形成されるとともに平面視におけるサイズがケーシングよりも大きい第1化粧パネルを、ケーシングの下面を覆うように装着するか、又は、吸入開口及び第2吹出開口にそれぞれ連通する吸入口及び第2吹出口が形成された第2化粧パネルを、ケーシングの下面及び側面を覆うように装着することが可能である。
この空気調和装置では、ケーシングに第1化粧パネル又は第2化粧パネルのいずれかを装着することにより、天井埋込型の形態又は天井吊下型の形態の両方に対応することが可能となる。これにより、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応することが可能な天井設置型の空気調和装置を提供することができる。
第2の発明にかかる空気調和装置は、第1の発明にかかる空気調和装置において、第2吹出開口は、ケーシングの側面の一部を切り取ることによって形成される。
この空気調和装置では、第2吹出開口がケーシングの側面の一部を切り取ることによって形成されるため、ケーシングに第2化粧パネルを装着する際に、容易に第2吹出開口を形成することができる。また、ケーシングの側面及び下面の両方に空気を吹き出すように構成することが可能になり、また、第2吹出開口を形成するとともに第2吹出開口をダクト接続することで、ケーシングを設置する位置から離れた別の位置から空気を吹き出すように構成することも可能になる。
第3の発明にかかる空気調和装置は、第1又は第2の発明にかかる空気調和装置において、ケーシングは、略矩形箱形状である。第1吹出開口は、ケーシングの下面の4辺のうち1対の対辺に沿うように形成されている。第2吹出開口は、第1吹出開口が形成されたケーシングの下面の1対の対辺に対応するケーシングの側面に沿うように形成されている。
この空気調和装置では、第1吹出開口及び第2吹出開口が、ケーシングの下面の4辺のうち1対の対辺に沿うように形成されているため、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態のいずれの場合においても、少なくともケーシング内から2方向に空気を吹き出す構成が得られる。
第4の発明にかかる空気調和装置は、第3の発明にかかる空気調和装置において、複数のケーシングを第2吹出開口が形成される側面に直交する側面同士が対向するように並べて配置する際に、隣り合うケーシングに装着される第1化粧パネル同士又は第2化粧パネル同士を連結するためのパネル案内部材をさらに備えている。
この空気調和装置では、隣り合うケーシングに装着される第1又は第2化粧パネル同士を連結するためのパネル案内部材を備えているため、複数のケーシングを第2吹出開口が形成された側面に直交する側面同士が対向するように並べて配置する際に、2つの空気調和装置を連結させることが可能になり、別の大型の化粧パネルを準備することなく、大容量の空気調和装置を得ることができる。
第5の発明にかかる空気調和装置は、第3又は第4の発明にかかる空気調和装置において、ケーシングの側面のうち第2吹出開口が形成されない側面には、空気流路に連通する連通開口が形成されている。ケーシングには、連通開口を介して空気流路から空気を導出する空間を形成する補助吹出チャンバを、ケーシングの側面のうち連通開口が形成された部分を覆うように装着することが可能である。
この空気調和装置では、ケーシングに連通開口が形成されており、ケーシングの連通開口が形成された面を覆うように補助吹出チャンバを装着することができるため、補助吹出チャンバとともに第1化粧パネルをケーシングに装着することによって、本体下面から2方向だけでなく、他の方向にも空気を吹き出すような天井埋込型の形態を得たり、又は、補助吹出チャンバとともに第2化粧パネルをケーシングに装着することによって、本体側面から2方向だけでなく、他の方向にも空気を吹き出すような天井吊下型の形態を得ることできる。
第6の発明にかかる空気調和装置は、第5の発明にかかる空気調和装置において、連通開口は、ケーシングの側面の一部を切り取ることによって形成される。
この空気調和装置では、連通開口がケーシングの側面の一部を切り取ることによって形成されるため、ケーシングに補助吹出チャンバを装着する際に、容易に連通開口を形成することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、ケーシングに第1化粧パネル又は第2化粧パネルのいずれかを装着することにより、天井埋込型の形態又は天井吊下型の形態の両方に対応することが可能となる。
第2の発明では、ケーシングに第2化粧パネルを装着する際に、容易に第2吹出開口を形成することができる。また、ケーシングの側面及び下面の両方に空気を吹き出すように構成することが可能になり、また、第2吹出開口を形成するとともに第2吹出開口をダクト接続することで、ケーシングを設置する位置から離れた別の位置から空気を吹き出すように構成することも可能になる。
第3の発明では、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態のいずれの場合においても、ケーシング内から2方向に空気を吹き出す構成が得られる。
第4の発明では、複数のケーシングを第2吹出開口が形成された側面に直交する側面同士が対向するように並べて配置する際に、2つの空気調和装置を連結させることが可能になり、別の大型の化粧パネルを準備することなく、大容量の空気調和装置を得ることができる。
第5の発明では、補助吹出チャンバとともに第1化粧パネルをケーシングに装着することによって、本体下面から2方向だけでなく、他の方向にも空気を吹き出すような天井埋込型の形態を得たり、又は、補助吹出チャンバとともに第2化粧パネルをケーシングに装着することによって、本体側面から2方向だけでなく、他の方向にも空気を吹き出すような天井吊下型の形態を得ることできる。
第6の発明では、ケーシングに補助吹出チャンバを装着する際に、容易に連通開口を形成することができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる天井設置型の空気調和装置の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
(1)天井設置型の空気調和装置の基本構成
図1に本発明の第1実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図(天井は省略)を示す。空気調和装置1は、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応することが可能なものであり、主として、内部に各種構成機器を収納するケーシング2を備えている。
ケーシング2は、図1〜図3に示されるように、主として、下面が開口した略矩形箱形状のケーシング本体2aと、ケーシング本体2aの下面の開口を覆うようにケーシング本体2aの下部に装着されたドレンパン2bとを有している。ここで、図2は、空気調和装置1の概略側面断面図であって、図1又は図3のA−A断面図である。図3は、空気調和装置1の概略平面断面図であって、天板21を取り除いた状態を示す図である。
ケーシング本体2aは、ケーシング2の上面及び側面を構成しており、その平面視において、長辺と短辺とが交互に連続するように形成された略矩形形状の天板21と、天板21の周縁部から下方に延びる側板22、23、24、25とを有している。側板22、24は、それぞれ、天板21の長辺に対応しており、互いに対向する一対の対辺を構成している。側板23、25は、それぞれ、天板21の短辺に対応しており、互いに対向する一対の対辺を構成している。
側板22には、側面吹出開口22aを、側板22の一部を切り取ることによって形成する際の切取線として機能する側面吹出開口用切取線22bが形成されている。また、側板24には、側板22と同様に、側面吹出開口24aを、側板24の一部を切り取ることによって形成する際の切取線として機能する側面吹出開口用切取線24bが形成されている。各側面吹出開口22a、24aは、各側板22、24の上下方向の略中央の位置において、各側板22、24の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。そして、各側面吹出開口用切取線22b、24bは、各側面吹出開口22a、24aの輪郭を型取るように、各側板22、24に形成されている。
側板23には、側面吹出開口22a、24aとは別の補助連通開口23aを、側板23の一部を切り取ることによって形成する形成する際の切取線として機能する補助連通開口用切取線23bが形成されている。また、側板25には、側板23と同様に、側面吹出開口22a、24aとは別の補助連通開口25aを、側板25の一部を切り取ることによって形成する際の切取線として機能する補助連通開口用切取線25bが形成されている。補助連通開口23aは、側板23の長手方向両端側に形成される2つの開口である。各補助連通開口23aは、本実施形態において、側板23の下側の角部付近に形成されるものであり、側板23の角部に沿って延びる互いが略直交する2辺とこれらの2辺の端部を結ぶ斜辺とからなる略直角三角形状の開口である。また、補助連通開口25aは、側板25の長手方向両端側(すなわち、側板22、24側)の部分に形成される2つの開口である。各補助連通開口25aは、本実施形態において、側板25の下側の角部付近に形成されるものであり、側板25の角部に沿って延びる互いが略直交する2辺とこれらの2辺の端部を結ぶ斜辺とからなる略直角三角形状の開口である。そして、各補助連通開口用切取線23b、25bは、各補助連通開口23a、25aの輪郭を型取るように、各側板23、25に形成されている。
ドレンパン2bは、ケーシング2の下面を構成しており、その平面視において、天板21と同様、長辺と短辺とが交互に連続するように形成された略矩形形状の板状部材である。
ドレンパン2bには、ケーシング2の平面視において水平方向に並んで複数(ここでは、2つ)の吸入開口26aが形成されている。ここで、2つの吸入開口26aは、ケーシング2の平面視においてドレンパン2bを長手方向に2つに分割する面に対して対称な位置に、かつ、ケーシング2の平面視においてドレンパン2bの長手方向に直交する方向の略中央の位置に配置されている。
また、ドレンパン2bには、ケーシング2の平面視においてドレンパン2bの長手方向に直交する方向の両端側(すなわち、側板22、24側)の部分に、2つの下面吹出開口26bが形成されている。各下面吹出開口26bは、ドレンパン2bの長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。
ケーシング2内には、各吸入開口26aに対向するようにかつ回転軸線O−Oが上下方向に延びるように、送風ファン3が配置されている。より具体的には、送風ファン3は、ターボファンからなり、ケーシング2の天板21の各吸入開口26aに対向する位置に設けられたファンモータ31と、ファンモータ31に連結されて回転駆動される羽根車32とを有している。羽根車32は、ファンモータ31に連結される円板状のエンドプレート33と、エンドプレート33の下面の外周部に設けられた複数のブレード34と、ブレード34の下側に設けられた中央に開口を有する円板状のエンドリング35とを有している。また、各吸入開口26aには、エンドプレート33の吸入開口26a側の先端付近から下方に向かって末広がりの形状を有するベルマウス4が配置されている。
また、ケーシング2内には、ケーシング2の平面視において2つの送風ファン3の配列方向(すなわち、ケーシング2の長手方向)に直交する側に、送風ファン3の配列方向(すなわち、ケーシング2の長手方向)に延びる2つの熱交換器5が、送風ファン3を挟むように配置されている。より具体的には、各熱交換器5は、図4に示されるように、積層型熱交換器からなり、上下方向に延びる伝熱管51とフィン52とが交互に積層し、かつ、伝熱管51の上端と下端とがそれぞれ上部ヘッダー管53と下部ヘッダー管54とによって接続されることにより構成されている。伝熱管51は偏平管であり、また、フィン52はアルミ製のコルゲートフィンである。ここで、図4は、上下方向に延びる伝熱管51を有する積層型熱交換器を示す図である。そして、各熱交換器5は、ケーシング2を側面視(すなわち、ケーシング2を長手方向から見た際)において傾斜して配置されている。より具体的には、各熱交換器5は、送風ファン3に対して上部が下部よりも遠い側に傾斜して配置されている。また、ドレンパン2bの各熱交換器5の下部に対向する位置には、ドレン受け部26cが形成されている。
そして、この空気調和装置1のケーシング2内には、吸入開口26aから、送風ファン3及び熱交換器5を通過して下面吹出開口26bに至る空気流路Sが形成されている。ここで、空気流路Sのうち熱交換器5よりも上流側の部分を空気流路S1と熱交換器5よりも下流側の部分を空気流路S2とすると、側板22、24に形成された側面吹出開口用切取線22b、24bは側板22、24のうち熱交換器5の下側の空気流路S2に面する部分に形成されており、また、側板23、25に形成された補助連通開口用切取線23b、25bは側板23、25のうち熱交換器5の下側の空気流路S2に面する略直角三角形の部分に形成されている。このため、側板22、24を側面吹出開口用切取線22b、24bに沿って切り取ることによって形成される側面吹出開口22a、24aは、下面吹出開口26bと同様に、熱交換器5を通過した後の空気を吹き出すことができる。また、側板23、25を補助連通開口用切取線23b、25bに沿って切り取ることによって形成される補助連通開口23a、25aは、下面吹出開口26bと同様に、熱交換器5を通過した後の空気を吹き出すことができる。
(2)天井埋込型の形態にする場合
<2方向に吹き出す天井埋込型の空気調和装置の形態にする場合>
上述の天井設置型の空気調和装置1を2方向に吹き出すタイプの天井埋込型の空気調和装置の形態にする場合には、図5及び図6に示されるように、天井埋込用化粧パネル11をケーシング2の下面を覆うように装着する。ここで、図5は、天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井埋込型の形態にした状態を示す図である。図6は、天井設置型の空気調和装置1の概略側面断面図であって、図5のA−A断面図である。
天井埋込用化粧パネル11は、その平面視において、ケーシング2(すなわち、天板21やドレンパン2b)よりも大きな略矩形形状の板状部材であり、ケーシング2の2つの吸入開口26aに連通する吸入口11aと、ケーシング2の各下面吹出開口26bに連通する2つの下面吹出口11bとが形成されている。下面吹出口11bは、ケーシング2の平面視において天井埋込用化粧パネル11の長手方向に直交する方向の両端側(すなわち、側板22、24側)の位置に配置されており、天井埋込用化粧パネル11の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。吸入口11aは、下面吹出口11bによって両側から挟まれる位置に配置されている。また、吸入口11aには、フィルタ11cが配置されている。
そして、このような天井埋込用化粧パネル11をケーシング2の下面(すなわち、ドレンパン2b)を覆うように装着することによって、2方向に吹き出すタイプの天井埋込型の空気調和装置が構成される。尚、この形態は、側面吹出開口22a、24aや補助連通開口23a、25aを使用しない形態であるため、側板22、24を側面吹出開口用切取線22b、24bに沿って切り取ることや、側板23、25を補助連通開口用切取線23b、25bに沿って切り取ることは行わない(図1参照)。
このように構成された天井埋込型の形態を有する空気調和装置1では、冷却媒体又は加熱媒体を熱交換器5に流通させるとともに送風ファン3を回転駆動することによって、空調室内の空気を本体下面から(すなわち、天井埋込用化粧パネル11の吸入口11a及び吸入開口26aを通じて)、ケーシング2内に吸入して、送風ファン3の外周側に吹き出し、熱交換器5を通過させて加熱又は冷却した後に、本体下面から(すなわち、下面吹出開口26b及び下面吹出口11bを通じて)、空調室内に2方向に吹き出すことができる。
尚、ここでは図示しないが、上述のような天井埋込型の形態にした状態において、側板22、24を側面吹出開口用切取線22b、24bに沿って切り取ることによって側面吹出開口22a、24aを形成するとともに、側面吹出開口22a、24aをダクト接続することで、ケーシング2を設置する位置から離れた別の位置から空気を吹き出すように構成することも可能になる。
<2方向よりも多くの方向に吹き出す天井埋込型の空気調和装置の形態にする場合>
上述の天井設置型の空気調和装置1を2方向よりも多くの方向(ここでは、全周)に吹き出すタイプの天井埋込型の空気調和装置の形態にする場合には、図7及び図8に示されるように、補助吹出チャンバ12をケーシング2の側板23、25を覆うように装着するとともに、天井埋込用化粧パネル13をケーシング2の下面を覆うように装着する。ここで、図7は、天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図であって、全周に吹き出す天井埋込型の形態にした状態を示す図である。図8は、天井設置型の空気調和装置1の概略側面断面図であって、図7のB−B断面図である。尚、図7のA−A断面については、上述の図6と同様であるため、ここでは、図示を省略する。
補助吹出チャンバ12は、ケーシング2の側板23、25に対向する側面が開口した略矩形箱形状の部材であり、ケーシング2の側板23、25を覆うように装着することによって側板23、25との間に中空の空間Tを形成することができる。また、補助吹出チャンバ12の下面には、側板23、25の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口からなる補助吹出開口12aが形成されている。そして、この補助吹出チャンバ12がケーシング2の側板23、25を覆うように装着される際には、側板23、25を補助連通開口用切取線23b、25bに沿って切り取ることによって補助連通開口23a、25aを形成し、ケーシング2内の空気流路S(より具体的には、空気流路S2)と補助吹出チャンバ12の空間Tとを連通させるようにしている(図1参照)。
天井埋込用化粧パネル13は、その平面視において、側板23、25を覆うように補助吹出チャンバ12が装着されたケーシング2よりも大きな略矩形形状の板状部材であり、ケーシング2の2つの吸入開口26aに連通する吸入口13aと、ケーシング2の下面吹出開口26b及び補助吹出チャンバ12の補助吹出開口12aに連通する下面吹出口13bとが形成されている。下面吹出口13bは、2つの下面吹出開口26b及び2つの補助吹出開口12aの全てに対向するように、かつ、ケーシング2の平面視において吸入口13aを囲むように配置された矩形環状の開口である。また、吸入口13aには、フィルタ13cと吸入グリル13dとが配置されている。
そして、このような補助吹出チャンバ12をケーシング2の側板23、25を覆うように装着するとともに、このような天井埋込用化粧パネル13をケーシング2の下面(すなわち、ドレンパン2b)及び補助吹出チャンバ12の下面を覆うように装着することによって、全周に吹き出すタイプの天井埋込型の空気調和装置が構成される。尚、この形態は、側面吹出開口22a、24aを使用しない形態であるため、側板22、24を側面吹出開口用切取線22b、24bに沿って切り取ることは行わない(図1参照)。
このように構成された天井埋込型の形態を有する空気調和装置1では、冷却媒体又は加熱媒体を熱交換器5に流通させるとともに送風ファン3を回転駆動することによって、空調室内の空気を本体下面から(すなわち、天井埋込用化粧パネル13の吸入口13a及び吸入開口26aを通じて)、ケーシング2内に吸入して、送風ファン3の外周側に吹き出し、熱交換器5を通過させて加熱又は冷却した後に、本体下面から(すなわち、下面吹出開口26b、補助連通開口23a、25a、補助吹出開口12a及び下面吹出口13bを通じて)、空調室内に全周(すなわち、4方向)に吹き出すことができる(図6の符号11を符号13に読み替えて参照)。
尚、ここでは、下面吹出口13bは、下面吹出開口26b及び補助吹出開口12aの全てに連通する矩形環状の開口であるが、各下面吹出開口26a及び各補助吹出開口12aに連通する4つの吹出口であってもよい。
また、ここでは、補助吹出チャンバ12をケーシング2の側板23、25の両方に装着することで4方向に吹き出すようにしているが、側板23、25の一方のみに装着することで3方向に吹き出すようにしてもよい。
さらに、ここでは、補助吹出チャンバ12が化粧パネル13と別体であるが、一体の部材としてもよい。
<天井埋込型の空気調和装置の形態のものを連結する場合>
上述の天井埋込型の形態を有する空気調和装置1(具体的には、2方向に吹き出すタイプの空気調和装置1、図5及び図6を参照)を複数台(ここでは、2台)連結する場合には、図9及び図10に示されるように、パネル案内部材としてのパネル連結ピン14を用いて隣り合う天井埋込用化粧パネル11の端部同士を連結する。ここで、図9は、天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井埋込型の形態のものを連結した状態を示す図である。図10は、図9のC部分の拡大図である。
(3)天井吊下型の形態にする場合
<2方向に吹き出す天井吊下型の空気調和装置の形態にする場合>
上述の天井設置型の空気調和装置1を2方向に吹き出すタイプの天井吊下型の空気調和装置の形態にする場合には、図11及び図12に示されるように、天井吊下用化粧パネル15をケーシング2の下面及び側面を覆うように装着する。ここで、図11は、天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井吊下型の形態にした状態を示す図である。図12は、天井設置型の空気調和装置1の概略側面断面図であって、図11のA−A断面図である。
天井吊下用化粧パネル15は、上面が開口した略矩形箱形状の部材であり、ケーシング2が上面の開口から嵌め込むことができるようになっている。天井吊下用化粧パネル15は、その平面視においてケーシング2(すなわち、天板21やドレンパン2b)よりも大きな略矩形形状の下面部61と、下面部61の周縁部から上方に延びる側面部62、63、64、65とを有している。側面部62、64は、それぞれ、ケーシング2の側板22、24に沿って配置されている。側面部63、65は、それぞれ、ケーシング2の側板23、25に沿って配置されている。下面部61には、ケーシング2の2つの吸入開口26aに連通する吸入口61aが形成されている。吸入口61aは、ケーシング2の平面視において下面吹出開口26bによって両側から挟まれる位置に配置されている。また、吸入口61aには、フィルタ61cが配置されている。尚、下面部61には、天井埋込用化粧パネル11とは異なり、ケーシング2の下面吹出開口26bに連通する下面吹出口は形成されていない。側面部62には、側面吹出開口用切取線22bに対向するように(すなわち、側面吹出開口22aに連通するように)側面吹出口62aが形成されている。また、側面部64には、側面吹出開口用切取線24bに対向するように(すなわち、側面吹出開口24aに連通するように)側面吹出口64aが形成されている。各側面吹出口62a、64aは、天井吊下用化粧パネル15の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。
そして、このような天井吊下用化粧パネル15をケーシング2の下面(すなわち、ドレンパン2b)及び側面(すなわち、側板22、23、24、25)を覆うように装着することによって、2方向に吹き出すタイプの天井吊下型の空気調和装置が構成される。尚、この形態は、補助連通開口23a、25aを使用しない形態であるため、側板23、25を補助連通開口用切取線23b、25bに沿って切り取ることは行わない(図1参照)。
このように構成された天井吊下型の形態を有する空気調和装置1では、冷却媒体又は加熱媒体を熱交換器5に流通させるとともに送風ファン3を回転駆動することによって、空調室内の空気を本体下面から(すなわち、天井吊下用化粧パネル15の吸入口61a及び吸入開口26aを通じて)、ケーシング2内に吸入して、送風ファン3の外周側に吹き出し、熱交換器5を通過させて加熱又は冷却した後に、本体側面から(すなわち、側面吹出開口22a、24a及び側面吹出口62a、64aを通じて)、空調室内に2方向に吹き出すことができる。
尚、ここでは図示しないが、天井吊下用化粧パネル15の下面に、ケーシング2の下面吹出開口26bに連通する下面吹出口を形成することにより、ケーシング2の側面及び下面の両方から(すなわち、側方及び下方の4方向)に空気を吹き出すように構成することも可能になる。
<2方向よりも多くの方向に吹き出す天井吊下型の空気調和装置の形態にする場合>
上述の天井吊下型の空気調和装置1を2方向よりも多くの方向(ここでは、4方向)に吹き出すタイプの天井吊下型の空気調和装置の形態にする場合には、図13及び図14に示されるように、補助吹出チャンバ16をケーシング2の側板23、25を覆うように装着するとともに、天井吊下用化粧パネル17をケーシング2の下面を覆うように装着する。ここで、図13は、天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図であって、4方向に吹き出す天井吊下型の形態にした状態を示す図である。図14は、天井設置型の空気調和装置1の概略側面断面図であって、図13のB−B断面図である。尚、図13のA−A断面については、上述の図12と同様であるため、ここでは、図示を省略する。
補助吹出チャンバ16は、ケーシング2の側板23、25に対向する側面が開口した略矩形箱形状の部材であり、ケーシング2の側板23、25を覆うように装着することによって側板23、25との間に中空の空間Tを形成することができる。また、補助吹出チャンバ12の側板23、25から遠い側の側面には、側板23、25の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口からなる補助吹出開口16aが形成されている。そして、この補助吹出チャンバ16がケーシング2の側板23、25を覆うように装着される際には、側板23、25を補助連通開口用切取線23b、25bに沿って切り取ることによって補助連通開口23a、25aを形成し、ケーシング2内の空気流路S(より具体的には、空気流路S2)と補助吹出チャンバ16の空間Tとを連通させるようにしている(図1参照)。
天井吊下用化粧パネル17は、上面が開口した略矩形箱形状の部材であり、補助吹出チャンバ16が装着されたケーシング2が上面の開口から嵌め込むことができるようになっている。天井吊下用化粧パネル17は、その平面視において補助吹出チャンバ16が装着されたケーシング2よりも大きな略矩形形状の下面部71と、下面部71の周縁部から上方に延びる側面部72、73、74、75とを有している。側面部72、74は、それぞれ、ケーシング2の側板22、24に沿って配置されている。側面部73、75は、それぞれ、補助吹出チャンバ16の側板23、25から遠い側の側面に沿って配置されている。下面部71には、ケーシング2の2つの吸入開口26aに連通する吸入口71aが形成されている。吸入口71aは、ケーシング2の平面視において下面吹出開口26bによって両側から挟まれる位置に配置されている。また、吸入口71aには、フィルタ71cと吸入グリル71dとが配置されている。尚、下面部71には、天井埋込用化粧パネル13とは異なり、ケーシング2の下面吹出開口26bに連通する下面吹出口は形成されていない。側面部72には、側面吹出開口用切取線22bに対向するように(すなわち、側面吹出開口22aに連通するように)側面吹出口72aが形成されている。また、側面部74には、側面吹出開口用切取線24bに対向するように(すなわち、側面吹出開口24aに連通するように)側面吹出口74aが形成されている。各側面吹出口72a、74aは、天井吊下用化粧パネル17の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。さらに、各側面部73、75には、補助吹出開口16aに連通する補助吹出口73a、75aが形成されている。補助吹出口73a、75aは、側面部73、75の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口からなる。
そして、このような補助吹出チャンバ16をケーシング2の側板23、25を覆うように装着するとともに、このような天井吊下用化粧パネル17をケーシング2及び補助吹出チャンバ16の下面及びケーシング2及び補助吹出チャンバ16の側面を覆うように装着することによって、4方向に吹き出すタイプの天井吊下型の空気調和装置が構成される。
このように構成された天井吊下型の形態を有する空気調和装置1では、冷却媒体又は加熱媒体を熱交換器5に流通させるとともに送風ファン3を回転駆動することによって、空調室内の空気を本体下面から(すなわち、天井吊下用化粧パネル17の吸入口71a及び吸入開口26aを通じて)、ケーシング2内に吸入して、送風ファン3の外周側に吹き出し、熱交換器5を通過させて加熱又は冷却した後に、本体側面から(すなわち、側面吹出開口22a、24a、補助連通開口23a、25a、補助吹出開口16a、側面吹出口72a、74a及び補助吹出口73a、75aを通じて)、空調室内に4方向に吹き出すことができる(図12の符号15を符号17に読み替えて参照)。
尚、ここでは、補助吹出チャンバ17をケーシング2の側板23、25の両方に装着することで4方向に吹き出すようにしているが、側板23、25の一方のみに装着することで3方向に吹き出すようにしてもよい。
さらに、ここでは、補助吹出チャンバ16が天井吊下用化粧パネル17と別体であるが、一体の部材としてもよい。
<天井吊下型の空気調和装置の形態のものを連結する場合>
上述の天井吊下型の形態を有する空気調和装置1(具体的には、2方向に吹き出すタイプの空気調和装置1、図11及び図12を参照)を複数台(ここでは、2台)連結する場合には、図15及び図16に示されるように、パネル案内部材としてのパネル連結ピン18を用いて隣り合う天井吊下用化粧パネル15の端部同士を連結する。ここで、図15は、天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井吊下型の形態のものを連結した状態を示す図である。図16は、図15のC部分の拡大図である。
(4)本実施形態の空気調和装置の特徴
本実施形態の天井設置型の空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の天井設置型の空気調和装置1では、ケーシング2に第1化粧パネルとしての天井埋込用化粧パネル11、13又は第2化粧パネルとしての天井吊下用化粧パネル15、17のいずれかを装着することにより、空気を本体下面(具体的には、吸入口11a、13a)から吸入して本体下面(具体的には、下面吹出口11b、12a、13b)から吹き出す天井埋込型の形態又は空気を本体下面(具体的には、吸入口61a、71a)から吸入して本体側面(具体的には、側面吹出口62a、64a、72a、73a、74a、75a)から吹き出す天井吊下型の形態の両方に対応することが可能である。
また、側面吹出開口22a、24aは、ケーシング2の側面(具体的には、側板22、24)の一部を切り取ることによって形成されるため、ケーシング2に天井吊下用化粧パネル15、17を装着する際に、容易に側面吹出開口22a、24aを形成することができる。
しかも、2方向に吹き出す天井埋込型の形態にした状態において、側板22、24を側面吹出開口用切取線22b、24bに沿って切り取ることによって側面吹出開口22a、24aを形成するとともに、側面吹出開口22a、24aをダクト接続することで、ケーシング2を設置する位置から離れた別の位置から空気を吹き出すように構成することも可能である。
さらに、天井吊下用化粧パネル15の下面に、ケーシング2の下面吹出開口26bに連通する下面吹出口を形成することにより、ケーシング2の側面及び下面の両方から(すなわち、側方及び下方の4方向)に空気を吹き出すように構成することも可能である。
(B)
本実施形態の天井設置型の空気調和装置1では、天井埋込型の形態にする際に使用される第1吹出開口としての下面吹出開口26bと、天井吊下型の形態にする際に使用される第2吹出開口としての側面吹出開口22a、24aとが、ケーシング2の下面(具体的には、ドレンパン2b)の4辺のうち1対の対辺に沿うように形成されているため、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態のいずれの場合においても、少なくともケーシング2内から2方向に空気を吹き出す構成が得られるようになっている。
しかも、この空気調和装置1では、複数のケーシング2を側面吹出開口22a、24aが形成される側面(具体的には、側板22、24)に直交する側面(具体的には、側板23、25)同士が対向するように並べて配置する際に、隣り合うケーシング2に装着される天井埋込用化粧パネル11又は天井吊下用化粧パネル15同士を連結するためのパネル案内部材としてのパネル連結ピン14、18を備えているため、2つの空気調和装置1を連結させることが可能になり、別の大型の化粧パネル等を準備することなく、大容量の空気調和装置を得ることができるようになっている。
(C)
本実施形態の天井設置型の空気調和装置1では、ケーシング2の側面のうち側面吹出開口22a、24aが形成されない側面(すなわち、側板23、25)には、空気流路S(具体的には熱交換器5の下流側の空気流路S2)に連通する補助連通開口23a、25aが形成することができるようになっており、補助連通開口23a、25aが形成された側面(すなわち、側板23、25)を覆うように補助吹出チャンバ12を装着するとともに、補助吹出チャンバ12が装着されたケーシング2に天井埋込用化粧パネル13を装着することによって、本体下面から2方向だけでなく、2方向よりも多くの方向にも空気を吹き出すような天井埋込型の形態を得たり、又は、補助連通開口23a、25aが形成された側面(すなわち、側板23、25)を覆うように補助吹出チャンバ16を装着するとともに、補助吹出チャンバ16が装着されたケーシング2に天井吊下用化粧パネル17を装着することによって、本体側面から2方向だけでなく、2方向よりも多くの方向にも空気を吹き出すような天井吊下型の形態を得ることできるようになっている。
また、補助連通開口23a、25aは、ケーシング2の側面(具体的には、側板23、25)の一部を切り取ることによって形成されるため、ケーシング2に補助吹出チャンバ12、16を装着する際に、容易に補助連通開口23a、25aを形成することができる。
(D)
本実施形態の天井設置型の空気調和装置1では、ケーシング2内において、回転軸線O−Oが上下方向に延びるターボファンからなる複数の送風ファン3がケーシング2の平面視において水平方向に並んで配置され、かつ、複数の送風ファン3の配列方向に沿って延びる2つの熱交換器5がケーシング2の平面視において複数の送風ファン3の配列方向に直交する側に配置されているため、ケーシング2の高さ方向寸法のコンパクト化を実現することができる。これにより、上述のような天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応するにあたり、ケーシング2及びケーシング2内に収容される部品の共通化を図ることができるようになっている。
(E)
本実施形態の天井設置型の空気調和装置1では、熱交換器5として積層型熱交換器を採用しているため、熱交換率が高くコンパクト化が可能であるため、ケーシング2の高さ方向寸法のさらなるコンパクト化が実現されている。
しかも、本実施形態の熱交換器5は、上下方向に延びる伝熱管51とフィン52とが交互に積層し、かつ、伝熱管51の上端と下端とがそれぞれ上部ヘッダー管53と下部ヘッダー管54とによって接続されることにより構成されているため、熱交換器5の表面に結露が生じた場合に、その結露水を主として伝熱管51を経由して速やかに下方に導くことができるため、結露を伴う熱交換の際にも、高い熱交換効率を維持することができる。
また、熱交換器5は、ケーシング2の側面視(すなわち、ケーシング2を長手方向から見た際)において、傾斜して配置されているため、ケーシング2の高さ方向寸法のコンパクト化を実現しつつ、熱交換器5の伝熱面積を大きくすることができるようになっている。
さらに、熱交換器5は、ケーシング2の側面視(すなわち、ケーシング2を長手方向から見た際)において、複数の送風ファン3に対して、上部が下部よりも遠い側に傾斜して配置されているため、ケーシング2の下面に吹出口が配置される形態(すなわち、天井埋込型の形態)の場合に、吹出口に干渉することなく熱交換器5を配置することができるようになっている。
(5)変形例1
上述の実施形態においては、熱交換器5として、上下方向に延びる伝熱管51とフィン52とが交互に積層し、かつ、伝熱管51の上端と下端とがそれぞれ上部ヘッダー管53と下部ヘッダー管54とによって接続されることにより構成された積層型熱交換器を採用しているが、図17に示されるように、水平方向に延びる伝熱管51とフィンとが交互に積層し、かつ、伝熱管51の一側端と他側端とがそれぞれ第1側部ヘッダー管53と第2側部ヘッダー管54とによって接続されることにより構成された積層型熱交換器を採用してもよい。
この空気調和装置1では、伝熱管51が水平方向に延びており、熱交換器5を構成する伝熱管51の本数を少なくすることができるとともにヘッダー管53、53の長さを短くすることができるため、ケーシングの高さ方向寸法のコンパクト化を実現しつつ、熱交換性能を高めることができる。
(6)変形例2
上述の実施形態においては、熱交換器5として積層型熱交換器を採用したが、クロスフィン型熱交換器を採用してもよい。
クロスフィン型熱交換器からなる熱交換器5は、図18〜20に示されるように、上述の実施形態と同様、ケーシング2の平面視において2つの送風ファン3の配列方向(すなわち、ケーシング2の長手方向)に直交する側に、送風ファン3の配列方向(すなわち、ケーシング2の長手方向)に延びており、送風ファン3を挟むようにケーシング2内に配置されている。ここで、図18は、本変形例にかかる天井設置型の空気調和装置1の外観斜視図(天井は省略)である。図19は、本変形例にかかる空気調和装置1の概略側面断面図であって、図18又は図20のA−A断面図である。図20は、本変形例にかかる空気調和装置1の概略平面断面図であって、天板21を取り除いた状態を示す図である。
熱交換器5は、図21に示されるように、略矩形状に形成されたアルミニウム製の多数のフィン55と、これらのフィン55を水平方向に貫通する伝熱管56とを有している。ここで、図21は、クロスフィン型熱交換器を示す図である。そして、各熱交換器5には、上述の実施形態と異なり多段曲げ加工が施されており、ケーシング2の平面視において、波形形状に成形されている。すなわち、熱交換器5には、ケーシング2の平面視において、送風ファン3の回転中心Oを通る鉛直面(ここでは、側板22及び側板24に平行な鉛直面)に近づく部分5aと、送風ファン3の回転中心Oを通る鉛直面(ここでは、側板22及び側板24に平行な鉛直面)から遠ざかる部分5bとが交互に形成されている。尚、本実施形態において、熱交換器5が送風ファン3の外周部に最も接近する位置には、送風ファン3の回転中心Oを通る鉛直面(ここでは、側板22及び側板24に平行な鉛直面)から遠ざかる部分5bが配置されるように、多段曲げ加工が施されている。
尚、熱交換器5の構造や配置を除いた本変形例にかかる空気調和装置1の構成については、熱交換器5の波形形状に合わせてドレンパン2bのドレン受け部26cが形成されている点や、補助連通開口用切取線23b、25b及び補助連通開口23a、25aの形状が略矩形形状になっている点を除いては、基本的に、上述の第1実施形態の空気調和装置1と同じであるため、ここでは説明を省略する(但し、図18〜図20に図1〜図3と同じ符号を付しておくものとする)。
このような本変形例の天井設置型の空気調和装置1においても、上述の第1実施形態と同様、ケーシング2に第1化粧パネルとしての天井埋込用化粧パネル11、13又は第2化粧パネルとしての天井吊下用化粧パネル15、17のいずれかを装着することにより、空気を本体下面(具体的には、吸入口11a、13a)から吸入して本体下面(具体的には、下面吹出口11b、12a、13b)から吹き出す天井埋込型の形態、又は、空気を本体下面(具体的には、吸入口61a、71a)から吸入して本体側面(具体的には、側面吹出口62a、64a、72a、73a、74a、75a)から吹き出す天井吊下型の形態の両方に対応することが可能である。
また、本変形例の空気調和装置1では、熱交換器5としてクロスフィン型熱交換器を採用しているため、熱交換器5の表面に結露が生じた場合に、その結露水を主として多数のフィン55を経由して速やかに下方に導くことができるため、結露を伴う熱交換の際にも、高い熱交換効率を維持することができるようになっている。
さらに、本変形例の熱交換器5では、多段曲げ加工が施されている。より具体的には、熱交換器5には、ケーシング2の平面視において、送風ファン3の回転中心Oを通る鉛直面(ここでは、側板22及び側板24に平行な鉛直面)に近づく部分5a(すなわち、送風ファン3の外周部側に向かって突出する部分)が形成されるように、多段曲げ加工が施されている。これにより、本変形例の熱交換器5では、ケーシング2の高さ方向寸法のコンパクト化を実現しつつ、熱交換器5の伝熱面積を大きくすることができるようになっている。
(7)変形例3
また、上述の変形例2のように熱交換器5としてクロスフィン型熱交換器を採用する場合において、クロスフィン型熱交換器からなる熱交換器5を、第1実施形態の積層型熱交換器からなる熱交換器5(図2参照)と同様、ケーシング2を側面視(すなわち、ケーシング2を長手方向から見た際)において、送風ファン3に対して上部が下部よりも遠い側に傾斜するように配置してもよい。この場合においても、ケーシング2の高さ方向寸法のコンパクト化を実現しつつ、熱交換器5の伝熱面積を大きくすることができ、また、送風ファン3に対して、上部が下部よりも遠い側に傾斜して配置されることで、吹出口に干渉することなく熱交換器5を配置することができる。
また、ケーシング2の高さ方向寸法のコンパクト化を実現しつつ、熱交換器5の伝熱面積の伝熱面積を大きくするために、ケーシング2を側面視(すなわち、ケーシング2を長手方向から見た際)において、側方、斜め上方又は斜め下方に向かって突出する突出部を有する形状にしてもよい。例えば、熱交換器5の一部が突出した形状となるように多段曲げ加工を施してもよい。より具体的には、図22〜図24に示されるように、熱交換器5を長手方向(すなわち、フィン55の配列方向)から見た際に、側方、斜め上方又は斜め下方に向かって突出する突出部が形成されるように多段曲げ加工が施されている。ここで、図22は、本変形例3にかかる空気調和装置1の概略側面断面図であって、斜め上方に向かって突出する突出部5aが形成された熱交換器5を示している。図23は、本変形例3にかかる空気調和装置1の概略側面断面図であって、斜め下方に向かって突出する突出部5bが形成された熱交換器5を示している。図24は、本変形例3にかかる空気調和装置1の概略側面断面図であって、下部に斜め下方に向かって突出する突出部5bが形成され、さらに、上部に斜め上方に向かって突出する突出部5aが形成された熱交換器5を示している。
[第2実施形態]
(1)天井設置型の空気調和装置の基本構成
図25に本発明の第2実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置101の外観斜視図(天井は省略)を示す。空気調和装置101は、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応することが可能なものであり、主として、内部に各種構成機器を収納するケーシング102を備えている。
ケーシング102は、図25〜図27に示されるように、主として、下面が開口した略矩形箱形状のケーシング本体102aと、ケーシング本体102aの下面の開口を覆うようにケーシング本体102aの下部に装着されたドレンパン102bとを有している。ここで、図26は、空気調和装置101の概略側面断面図であって、図25又は図27のA−A断面図である。図27は、空気調和装置101の概略平面断面図であって、天板121を取り除いた状態を示す図である。尚、B−B断面については、ここでは図示しないが、図26の側板122、124をそれぞれ側板123、125に読み替えたものが対応する。
ケーシング本体102aは、ケーシング2の上面及び側面を構成しており、その平面視において、略正方形状の天板121と、天板121の周縁部から下方に延びる側板122、123、124、125とを有している。側板122、124は、互いに対向する一対の対辺を構成している。側板23、25は、互いに対向する一対の対辺を構成している。
側板122には、側面吹出開口122aを、側板122の一部を切り取ることによって形成する際の切取線として機能する側面吹出開口用切取線122bが形成されている。また、側板123には、側板122と同様に、側面吹出開口123aを、側板123の一部を切り取ることによって形成する際の切取線として機能する側面吹出開口用切取線123bが形成されている。また、側板124には、側板122、123と同様に、側面吹出開口124aを、側板124の一部を切り取ることによって形成する際の切取線として機能する側面吹出開口用切取線124bが形成されている。さらに、側板125には、側板122、123、124と同様に、側面吹出開口125aを、側板125の一部を切り取ることによって形成する際の切取線として機能する側面吹出開口用切取線125bが形成されている。各側面吹出開口122a、123a、124a、125aは、各側板122、123、124、125の上下方向の略中央の位置において、各側板122、123、124、125の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。そして、各側面吹出開口用切取線122b、123b、124b、125bは、各側面吹出開口122a、123a、124a、125aの輪郭を型取るように、各側板122、123、124、125に形成されている。
ドレンパン102bは、ケーシング102の下面を構成しており、その平面視において、天板121と同様、長辺と短辺とが交互に連続するように形成された略矩形形状の板状部材である。
ドレンパン102bには、ケーシング102の平面視略中央に吸入開口126aが形成されている。
また、ドレンパン102bには、ケーシング102の平面視においてドレンパン102bの周縁部に沿って4つの下面吹出開口126bが形成されている。各下面吹出開口126bは、ドレンパン102bの周縁部に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。
ケーシング102内には、吸入開口126aに対向するようにかつ回転軸線O−Oが上下方向に延びるように、送風ファン103が配置されている。より具体的には、送風ファン103は、ターボファンからなり、ケーシング102の天板121の吸入開口126aに対向する位置に設けられたファンモータ131と、ファンモータ131に連結されて回転駆動される羽根車132とを有している。羽根車132は、ファンモータ131に連結される円板状のエンドプレート133と、エンドプレート133の下面の外周部に設けられた複数のブレード134と、ブレード134の下側に設けられた中央に開口を有する円板状のエンドリング135とを有している。また、吸入開口126aには、エンドプレート33の吸入開口126a側の先端付近から下方に向かって末広がりの形状を有するベルマウス104が配置されている。
また、ケーシング102内には、各側板122、123、124、125の長手方向に沿って水平に延びる4つの熱交換器105が、送風ファン103の外周部を囲むように配置されている。より具体的には、各熱交換器105は、第1実施形態の熱交換器5と同様、図4に示されるように、積層型熱交換器からなり、上下方向に延びる伝熱管51とフィン52とが交互に積層し、かつ、伝熱管51の上端と下端とがそれぞれ上部ヘッダー管53と下部ヘッダー管54とによって接続されることにより構成されている。伝熱管51は偏平管であり、また、フィン52はアルミ製のコルゲートフィンである。そして、各熱交換器105は、ケーシング102を側面視(すなわち、ケーシング102を長手方向から見た際)において傾斜して配置されている。より具体的には、各熱交換器105は、送風ファン103に対して上部が下部よりも遠い側に傾斜して配置されている。また、ドレンパン102bの各熱交換器105の下部に対向する位置には、ドレン受け部126cが形成されている。
そして、この空気調和装置101のケーシング102内には、吸入開口126aから、送風ファン103及び熱交換器105を通過して下面吹出開口126bに至る空気流路Sが形成されている。ここで、空気流路Sのうち熱交換器105よりも上流側の部分を空気流路S1と熱交換器105よりも下流側の部分を空気流路S2とすると、側板122、123、124、125に形成された側面吹出開口用切取線122b、123b、124b、125bは側板22、23、24、25のうち熱交換器105の下側の空気流路S2に面する部分に形成されている。このため、側板122、123、124、125を側面吹出開口用切取線122b、123b、124b、125bに沿って切り取ることによって形成される側面吹出開口122a、123a、124a、125aは、下面吹出開口126bと同様に、熱交換器105を通過した後の空気を吹き出すことができる。
(2)天井埋込型の空気調和装置の形態にする場合
上述の天井設置型の空気調和装置101を4方向に吹き出すタイプの天井埋込型の空気調和装置の形態にする場合には、図28及び図29に示されるように、天井埋込用化粧パネル111をケーシング102の下面を覆うように装着する。ここで、図28は、天井設置型の空気調和装置101の外観斜視図であって、4方向に吹き出す天井埋込型の形態にした状態を示す図である。図29は、天井設置型の空気調和装置101の概略側面断面図であって、図28のA−A断面図である。尚、B−B断面については、ここでは図示しないが、図28の側板122、124をそれぞれ側板123、125に読み替えたものが対応する。
天井埋込用化粧パネル111は、その平面視において、ケーシング102(すなわち、天板121やドレンパン102b)よりも大きな略矩形形状の板状部材であり、ケーシング102の吸入開口126aに連通する吸入口111aと、ケーシング102の各下面吹出開口126bに連通する4つの下面吹出口111bとが形成されている。下面吹出口111bは、ケーシング102の平面視において天井埋込用化粧パネル111の周縁部に沿って形成されている。各下面吹出口111bは、ドレンパン102bの周縁部に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。また、吸入口111aには、フィルタ111c及び吸入グリル111dが配置されている。
そして、このような天井埋込用化粧パネル111をケーシング102の下面(すなわち、ドレンパン102b)を覆うように装着することによって、4方向に吹き出すタイプの天井埋込型の空気調和装置が構成される。尚、この形態は、側面吹出開口122a、123a、124a、125aを使用しない形態であるため、側板122、123、124、125を側面吹出開口用切取線122b、123b、124b、125bに沿って切り取ることは行わない(図25参照)。
このように構成された天井埋込型の形態を有する空気調和装置101では、冷却媒体又は加熱媒体を熱交換器105に流通させるとともに送風ファン103を回転駆動することによって、空調室内の空気を本体下面から(すなわち、天井埋込用化粧パネル111の吸入口111a及び吸入開口126aを通じて)、ケーシング102内に吸入して、送風ファン103の外周側に吹き出し、熱交換器105を通過させて加熱又は冷却した後に、本体下面から(すなわち、下面吹出開口126b及び下面吹出口111bを通じて)、空調室内に4方向に吹き出すことができる。
(3)天井吊下型の空気調和装置の形態にする場合
上述の天井設置型の空気調和装置101を4方向に吹き出すタイプの天井吊下型の空気調和装置の形態にする場合には、図30及び図31に示されるように、天井吊下用化粧パネル115をケーシング102の下面及び側面を覆うように装着する。ここで、図30は、天井設置型の空気調和装置101の外観斜視図であって、4方向に吹き出す天井吊下型の形態にした状態を示す図である。図31は、天井設置型の空気調和装置101の概略側面断面図であって、図30のA−A断面図である。尚、B−B断面については、ここでは図示しないが、図30の側板122、124をそれぞれ側板123、125に読み替えたものが対応する。
天井吊下用化粧パネル115は、上面が開口した略矩形箱形状の部材であり、ケーシング102が上面の開口から嵌め込むことができるようになっている。天井吊下用化粧パネル115は、その平面視においてケーシング102(すなわち、天板121やドレンパン102b)よりも大きな略矩形形状の下面部161と、下面部161の周縁部から上方に延びる側面部162、163、164、165とを有している。側面部162、163、164、165は、それぞれ、ケーシング102の側板122、123、124、125に沿って配置されている。下面部161には、ケーシング102の吸入開口126aに連通する吸入口161aが形成されている。また、吸入口161aには、フィルタ161c及び吸入グリル161dが配置されている。尚、下面部161には、天井埋込用化粧パネル111とは異なり、ケーシング102の下面吹出開口126bに連通する下面吹出口は形成されていない。側面部162には、側面吹出開口用切取線122bに対向するように(すなわち、側面吹出開口122aに連通するように)側面吹出口162aが形成されている。また、側面部163には、側面吹出開口用切取線123bに対向するように(すなわち、側面吹出開口123aに連通するように)側面吹出口163aが形成されている。また、側面部164には、側面吹出開口用切取線124bに対向するように(すなわち、側面吹出開口124aに連通するように)側面吹出口164aが形成されている。さらに、側面部165には、側面吹出開口用切取線125bに対向するように(すなわち、側面吹出開口125aに連通するように)側面吹出口165aが形成されている。各側面吹出口162a、163a、164a、165aは、天井吊下用化粧パネル115の長手方向に沿って水平に延びる細長い略矩形形状の開口である。
そして、このような天井吊下用化粧パネル115をケーシング102の下面(すなわち、ドレンパン102b)及び側面(すなわち、側板122、123、124、125)を覆うように装着することによって、4方向に吹き出すタイプの天井吊下型の空気調和装置が構成される。
このように構成された天井吊下型の形態を有する空気調和装置101では、冷却媒体又は加熱媒体を熱交換器105に流通させるとともに送風ファン103を回転駆動することによって、空調室内の空気を本体下面から(すなわち、天井吊下用化粧パネル115の吸入口161a及び吸入開口126aを通じて)、ケーシング102内に吸入して、送風ファン103の外周側に吹き出し、熱交換器105を通過させて加熱又は冷却した後に、本体側面から(すなわち、側面吹出開口122a、123a、124a、125a及び側面吹出口162a、163a、164a、165aを通じて)、空調室内に4方向に吹き出すことができる。
このような本実施形態の天井設置型の空気調和装置101においても、上述の第1実施形態と同様、ケーシング102に第1化粧パネルとしての天井埋込用化粧パネル111又は第2化粧パネルとしての天井吊下用化粧パネル115のいずれかを装着することにより、空気を本体下面(具体的には、吸入口111a)から吸入して本体下面(具体的には、下面吹出口111b)から吹き出す天井埋込型の形態、又は、空気を本体下面(具体的には、吸入口161a)から吸入して本体側面(具体的には、側面吹出口162a、163a、164a、165a)から吹き出す天井吊下型の形態の両方に対応することが可能である。
また、本実施形態の天井設置型の空気調和装置101では、ケーシング2内において、回転軸線O−Oが上下方向に延びるターボファンからなる送風ファン103が配置され、かつ、4つの熱交換器105がケーシング102の平面視において送風ファン103の外周部を囲むように配置されているため、ケーシング102の高さ方向寸法のコンパクト化を実現することができる。これにより、上述のような天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応するにあたり、ケーシング102及びケーシング102内に収容される部品の共通化を図ることができるようになっている。
(4)変形例1
上述の実施形態においては、熱交換器105として、上下方向に延びる伝熱管51とフィン52とが交互に積層し、かつ、伝熱管51の上端と下端とがそれぞれ上部ヘッダー管53と下部ヘッダー管54とによって接続されることにより構成された積層型熱交換器を採用しているが、第1実施形態の変形例1と同様、図17に示されるように、水平方向に延びる伝熱管51とフィンとが交互に積層し、かつ、伝熱管51の一側端と他側端とがそれぞれ第1側部ヘッダー管53と第2側部ヘッダー管54とによって接続されることにより構成された積層型熱交換器を採用してもよい。
(2)変形例2
上述の実施形態においては、熱交換器105として積層型熱交換器を採用したが、第1実施形態の変形例2にかかる熱交換器5と同様に、クロスフィン型熱交換器を採用してもよい(図21参照)。
クロスフィン型熱交換器からなる熱交換器105は、図32に示されるように、上述の実施形態と同様、ケーシング102の平面視において送風ファン103の外周部を囲むように配置されている。ここで、図32は、本変形例にかかる空気調和装置101の概略平面断面図であって、天板121を取り除いた状態を示す図である。
熱交換器105は、第1実施形態の変形例2にかかる熱交換器5と同様に、多段曲げ加工が施されており、ケーシング102の平面視において、波形形状に成形されている。すなわち、熱交換器105には、ケーシング2の平面視において、送風ファン103の回転中心Oを通りかつ各熱交換器105が対応する側板122、123、124、125のいずれかと平行な鉛直面に近づく部分105a(すなわち、送風ファン103の外周部側に向かって突出する部分)と、送風ファン103の回転中心Oを通りかつ各熱交換器105が対応する側板122、123、124、125のいずれかと平行な鉛直面から遠ざかる部分105bとが交互に形成されている。尚、本実施形態において、熱交換器105が送風ファン103の外周部に最も接近する位置には、送風ファン103の回転中心Oを通りかつ各熱交換器105が対応する側板122、123、124、125のいずれかと平行な鉛直面から遠ざかる部分105bが配置されるように、多段曲げ加工が施されている。
(3)変形例3
また、上述の変形例2のように熱交換器105としてクロスフィン型熱交換器を採用する場合において、クロスフィン型熱交換器からなる熱交換器105を、第2実施形態の積層型熱交換器からなる熱交換器105(図26参照)と同様、ケーシング102を側面視(すなわち、ケーシング102を長手方向から見た際)において、送風ファン103に対して上部が下部よりも遠い側に傾斜するように配置してもよい。この場合においても、ケーシング102の高さ方向寸法のコンパクト化を実現しつつ、熱交換器105の伝熱面積を大きくすることができ、また、送風ファン103に対して、上部が下部よりも遠い側に傾斜して配置されることで、吹出口に干渉することなく熱交換器105を配置することができる。
また、ケーシング102の高さ方向寸法のコンパクト化を実現しつつ、熱交換器105の伝熱面積の伝熱面積を大きくするために、ケーシング102を側面視(すなわち、ケーシング102を長手方向から見た際)において、側方、斜め上方又は斜め下方に向かって突出する突出部を有する形状にしてもよい。例えば、熱交換器5の一部が突出した形状となるように多段曲げ加工を施してもよい。より具体的には、図33〜図35に示されるように、熱交換器105を長手方向(すなわち、フィン55の配列方向)から見た際に、側方、斜め上方又は斜め下方に向かって突出する屈曲部が1以上形成されるように多段曲げ加工が施されている。ここで、図33は、本変形例3にかかる空気調和装置101の概略側面断面図であって、斜め上方に向かって突出する突出部105aが形成された熱交換器105を示している。図34は、本変形例3にかかる空気調和装置101の概略側面断面図であって、斜め下方に向かって突出する突出部105bが形成された熱交換器105を示している。図35は、本変形例3にかかる空気調和装置101の概略側面断面図であって、下部に斜め下方に向かって突出する突出部105bが形成され、さらに、上部に斜め上方に向かって突出する突出部105aが形成された熱交換器105を示している。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明を利用すれば、天井埋込型の形態及び天井吊下型の形態の両方に対応することが可能な天井設置型の空気調和装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図1及び図3のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の概略平面断面図であって、天板を取り除いた状態を示す図である。 上下方向に延びる伝熱管を有する積層型熱交換器を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井埋込型の形態にした状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図5のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置の外観斜視図であって、全周に吹き出す天井埋込型の形態にした状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図7のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井埋込型の形態のものを連結した状態を示す図である。 図9のC部分の拡大図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井吊下型の形態にした状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図11のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置の外観斜視図であって、4方向に吹き出す天井吊下型の形態にした状態を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図13のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置の外観斜視図であって、2方向に吹き出す天井吊下型の形態のものを連結した状態を示す図である。 図15のC部分の拡大図である。 水平方向に延びる伝熱管を有する積層型熱交換器を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例2にかかる天井設置型の空気調和装置の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例2にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図18又は図20のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例2にかかる空気調和装置の概略平面断面図であって、天板を取り除いた状態を示す図である。 クロスフィン型熱交換器を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例3にかかる空気調和装置の概略側面断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例3にかかる空気調和装置の概略側面断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例3にかかる空気調和装置の概略側面断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる天井設置型の空気調和装置の外観斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図25及び図27のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の概略平面断面図であって、天板を取り除いた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の外観斜視図であって、4方向に吹き出す天井埋込型の形態にした状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図28のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の外観斜視図であって、4方向に吹き出す天井吊下型の形態にした状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる空気調和装置の概略側面断面図であって、図30のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例2にかかる空気調和装置の概略平面断面図であって、天板を取り除いた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例3にかかる空気調和装置の概略側面断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例3にかかる空気調和装置の概略側面断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例3にかかる空気調和装置の概略側面断面図である。
符号の説明
1、101 空気調和装置
2、102 ケーシング
3、103 送風ファン
5、105 熱交換器
11、13、111 天井埋込用化粧パネル(第1化粧パネル)
11a、13a、111a 吸入口
11b、13b、111b 下面吹出口(第1吹出口)
12、16 補助吹出チャンバ
14、18 パネル連結ピン(パネル案内部材)
15、17、115 天井吊下用化粧パネル(第2化粧パネル)
22a、24a、122a〜125a 側面吹出開口(第2吹出開口)
23a、25a 補助連通開口(連通開口)
26a、126a 吸入開口
26b、126b 下面吹出開口(第1吹出開口)
61a、71a、161a 吸入口
62a、64a、72a、74a、162a〜165a 側面吹出口(第2吹出口)
S 空気流路
T 空間

Claims (6)

  1. 空調室の天井に設置可能な空気調和装置であって、
    下面に吸入開口(26a、126a)及び第1吹出開口(26b、126b)と側面に第2吹出開口(22a、24a、122a〜125a)とが形成されるとともに、前記吸入開口から前記第1及び第2吹出開口に至る空気流路(S)が形成されるケーシング(2、102)と、
    前記空気流路内に配置される送風ファン(3、103)と、
    前記空気流路内に配置される熱交換器(5、105)とを備え、
    前記ケーシングには、前記吸入開口及び前記第1吹出開口にそれぞれ連通する吸入口(11a、13a、111a)及び第1吹出口(11b、13b、111b)が形成されるとともに平面視におけるサイズが前記ケーシングよりも大きい第1化粧パネル(11、13、111)を、前記ケーシングの下面を覆うように装着するか、又は、前記吸入開口及び前記第2吹出開口にそれぞれ連通する吸入口(61a、71a、161a)及び第2吹出口(62a、64a、72a、74a、162a〜165a)が形成された第2化粧パネル(15、17、115)を、前記ケーシングの下面及び側面を覆うように装着することが可能である、
    空気調和装置(1、101)。
  2. 前記第2吹出開口(22a、24a、122a〜125a)は、前記ケーシング(2、102)の側面の一部を切り取ることによって形成される、請求項1に記載の空気調和装置(1、101)。
  3. 前記ケーシング(2、102)は、略矩形箱形状であり、
    前記第1吹出開口(26b、126b)は、前記ケーシングの下面の4辺のうち1対の対辺に沿うように形成されており、
    前記第2吹出開口(22a、24a、122a〜125a)は、前記第1吹出開口が形成された前記ケーシングの下面の1対の対辺に対応する前記ケーシングの側面に沿うように形成されている、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置(1、101)。
  4. 複数の前記ケーシングを前記第2吹出開口(22a、24a)が形成される側面に直交する側面同士が対向するように並べて配置する際に、隣り合う前記ケーシングに装着される前記第1化粧パネル(11、13)同士又は前記第2化粧パネル(15、17)同士を連結するためのパネル案内部材(14、18)をさらに備えている、請求項3に記載の空気調和装置(1)。
  5. 前記ケーシング(2)の側面のうち前記第2吹出開口(22a、24a)が形成されない側面には、前記空気流路(S)に連通する連通開口(23a、25a)が形成されており、
    前記ケーシングには、前記連通開口を介して前記空気流路(S)から空気を導出する空間(T)を形成する補助吹出チャンバ(12、16)を、前記ケーシングの側面のうち前記連通開口が形成された部分を覆うように装着することが可能である、
    請求項3又は4に記載の空気調和装置(1)。
  6. 前記連通開口(23a、25a)は、前記ケーシング(2)の側面の一部を切り取ることによって形成される、請求項5に記載の空気調和装置(1)。
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