JP3978438B2 - 真空二重容器を持った電気貯湯容器 - Google Patents

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Description

本発明は金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器に関するものであり、例えば家庭用の電気ポットなどに利用される。
電気ポットは家庭や職場、食堂などで広く使用され、四六時中使用状態に置かれることもある。一方では、環境問題や省資源の面から省エネルギーが叫ばれるなか、電気ポットでのヒータによる高い消費電力が改善の対象になってきている。
そこで、従来、図18に示すような金属製の真空二重容器aを持った電気ポットが提供され、真空二重容器aの真空空間bにより保温性が向上する分だけ、沸騰させた内容液を所定の温度にて保温するときのヒータcの消費電力が低減する。
図18に示す従来の電気ポットは特に、真空二重容器aに口部dに内筒eが内側に張り出した絞り部fと、胴部の真空空間bが底部に回り込んだ回り込み部gとを有しているとともに、このような真空二重容器aを外装ケースhに収容して器体iを構成し、この器体iにおける真空二重容器aの口部dに通じる開口jにこれを覆いかつ真空二重容器aの口部dに及ぶ蓋kを設けている。これにより、沸騰後ヒータcによる加熱を停止して2時間経過した時点でも実用に耐える90℃程度の通常保温状態を確保することができる。
しかし、ヒータcによる加熱を行わない魔法瓶保温モードが実用される中、さらなる保温力向上が望まれている。そこで、本発明者等は種々に実験を繰り返し検討を重ねた結果、真空二重容器aまわりにおける真空空間bの領域が多いほど保温効果が高いこと、および、内容液の熱は蓋kが閉じていても真空二重容器aの口部dから上方に逃げやすく、小さくするほど保温力は向上するが、実用上から様々な障害が生じる。しかし、本発明者等がこれらの関係を総合評価したところ図18に示す電気ポットではまだ保温力を上げられることが判明した。
本発明の目的は、上記の知見から、利便性や実用性を損なわずさらなる保温力の向上および省エネルギーが図れる真空二重容器を持った電気貯湯容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の真空二重容器を持った電気貯湯容器は、外装ケースに金属製の真空二重容器を収容した器体、真空二重容器の一重底部に外部から当てがったヒータと、前記真空二重容器の口部に通じる器体の開口および前部への突出部上面に操作パネルを有した肩部材と、を備え、真空二重容器にそれの内、外筒がなす内外径が共に内筒の胴部よりも小さく外まわりを環状空間とした絞り形状の口部を形成して外装ケースの肩部材が形成する器体の開口に通じ、器体の開口の径を内筒の胴部の径よりも小さくし、外筒の上部はその胴部から内側斜めに立ち上がる絞り形状面を形成した後、水平な肩部に繋がり、ここから前記口部へ立ち上がるように形成し、前記肩部に前記環状空間内の前記肩部材と真空二重容器との取り付け部を設けたことを1つの特徴としている。
このような構成では、真空二重容器が曲げ剛性および強度共に高い金属製であることにより壁厚および真空空間層が小さくてよくスリムでありながら高い保温力を外装ケース内で発揮することができる上、従来の場合と同じ材料で形成しても絞り形状の加工性が特に低下することはなく信頼性およびコスト共に従来と特に変わらないものとなる。しかも、真空二重容器の内筒の胴部よりも内外径共に小さい口部の外まわりを利用して外装ケースとの間に必要なものを併設でき、器体がかさ張らず、外観のシンプル化が図れる。
また、真空二重容器の口部が小さくなった分だけ器体の開口も小さくでき、突出部の先端から器体の開口までの距離が大きくなり、操作パネルの面積がおおきくなって各種の操作キーや表示部を設けるのに見やすくかつ操作しやすくなるので好適であり多機能化にも対応しやすい。また、大きな液晶表示部が設けられる利点もある。
特に、真空二重容器の内筒の胴部よりも内外径共に小さい口部の外まわりにできる環状空間を利用して肩部材との間に、肩部材と真空二重容器との取り付け部を始めとする必要なものを併設でき、器体がかさ張らず、外観のシンプル化が図れる。
本発明の真空二重容器を持った電気貯湯容器は、また、外装ケースに金属製の真空二重容器を収容した器体、真空二重容器の一重底部に外部から当てがったヒータと、前記真空二重容器の口部に通じる器体の開口および前部への突出部上面に操作パネルを有した肩部材と、を備え、真空二重容器にそれの内、外筒がなす内外径が共に内筒の胴部よりも小さく外まわりを環状空間とした絞り形状の口部を形成して外装ケースの肩部材が形成する器体の開口に通じ、器体の開口の径を内筒の胴部の径よりも小さくし、前記肩部材に前記環状空間内の前記肩部材と真空二重容器との取り付け部を設けて肩部材をねじ止めし、このねじ止め部と前記口部の開口端面外周部における内筒および外筒の接合部とを外周側から内周側へ下向きに傾斜する上面を有して覆う肩リングを有し、この肩リングはその外周が前記肩部材が形成する器体の開口の下部内周にシール部材を挟み込んで嵌り合って前記開口に連続し、かつ前記開口端面へはその外周側に鉤状断面を持った内周がシール部材を挟み込んで被さり前記開口端面に段部をなして連続していることを他の特徴としている。
このような構成では、前記1つの特徴の場合に加え、さらに、器体の開口の下部内周に外周がシール部材を挟み込んで嵌り合って前記開口に連続し、かつ前記開口端面へその外周側に鉤状断面を持った内周がシール部材を挟み込んで被さる肩部材によって外周側から内周側へ下向きに傾斜する上面を有して前記環状空間およびそこにあるねじ止め部を覆い隠し、また肩部材と開口端面との間をそれらの間に跨る肩リングおよびそれらの内外周部のシール部材でシールすることができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明で明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
本発明の真空二重容器を持った電気貯湯容器の1つの特徴によれば、真空二重容器が金属製で壁厚、真空空間層が小さくてよくスリムでありながら高い保温力を発揮し、従来に比して絞り形状の加工性が特に低下せず信頼性およびコスト共に特に変わらない。しかも、口部の外まわりを利用して必要なものを外装ケースとの間に併設でき、器体がかさ張らず、外観のシンプル化が図れる。また、真空二重容器の口部が小さい分だけ器体の開口も小さくでき、操作パネルの面積がおおきくなって見やすくかつ操作しやすくなって多機能化に対応しやすい。
また、口部の外まわりにできる環状空間を利用して外装ケースの肩部材との間に、肩部材と真空二重容器との取り付け部を始めとする必要なものを併設でき、器体がかさ張らず、外観のシンプル化が図れる。
本発明の真空二重容器を持った電気貯湯容器の他の特徴によれば、前記1つの特徴の場合に加え、さらに、器体の開口に連続し、かつ前記開口端面の外周側に鉤状断面を持って被さる肩部材にて前記環状空間およびそこにあるねじ止め部を覆い隠すのと同時に肩部材と端面との間を双方に跨ってシールすることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図1〜図17を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。
本実施の形態は、家庭用の電気ポットの場合の一例であり、ステンレス鋼製の真空二重容器を外装ケースに収容した基本構成を有している。しかし、本発明はこれに限定されることはなく、用途や真空二重容器の材質、外装ケースの有無は自由に選択することができる。もっとも、ステンレス鋼は金属の中で熱伝導性が低く、かつ曲げ剛性、強度が十分であり、しかも防錆効果を持つので、飲料用の電気貯湯容器には好適である。
本実施の形態の電気ポットは図1に示すように、ステンレス鋼製の内筒4と外筒5により構成される金属製の真空二重容器3と、内筒4内の内容液を加熱するように真空二重容器3の一重底部3cに当てがったヒータ11とを備え、これらを合成樹脂製の外装ケース2に収容して器体1を構成している。このように真空二重容器3が曲げ剛性および強度共に高い金属製であることにより壁厚および真空空間63の層が小さくてよくスリムでありながらその材質と相まって高い保温力を発揮することができる。しかし、真空二重容器3はその胴部が外部に露出して器体1を構成するようにしてもよい。真空二重容器3の一重底部3cには内容液を器体1外に吐出する吐出路25が接続され、この吐出路25は真空二重容器3と外装ケース2との間を立ち上がり、器体1の前部に吐出口25dが臨んでいる。吐出路25の途中には電動ポンプ26が設けられ、内容液を電動にて吐出できるようにしている。これに併せ、真空二重容器3の口部3aに通じる器体1の開口12を開閉できるように覆う蓋13に手動のベローズポンプ50が設けられ、押圧板61による押圧操作で真空二重容器3内に加圧空気を吹き込み内容液を加圧して吐出路25を通じ押し出し外部に吐出させられるようにしている。
吐出路25の立上がり部25aは透明管としてそこでの液量が器体1の図15に示す液量表示窓62から透視できるようにしている。しかし、内容液の液量は立上がり部25aの液量をフォトカプラなどによって段階的に検出して表示し、また各種の制御のための液量データとして用いることもできる。また液量の自動検出は静電容量方式によってもよいし、内容液をヒータ11で加熱するときの昇温特性や、ヒータ11の加熱を停止したときの降温特性によっても液量を自動検出することができる。
ところで、真空二重容器3を持った電気ポットにおいて沸騰した内容液をヒータ11による加熱なしに放置したときの魔法瓶保温状態での保温特性は、図17に線(1)で示すように口部3aの開口径Dの大きさにほぼ反比例する。線(1)は内容液の2時間後の降温幅を示し、120mmでは5℃程度、145mmでは10℃程度、180mmでは17℃程度となっている。
そこで、口部3aの開口径Dを従来の145mm未満に設定すると、本発明の目的である保温力の改善を一応図ることができ、保温力増大の面からは口部3aの開口径Dを極力小さくするのが好適である。しかし、それには制限がある。例えば真空二重容器3内を洗浄や拭き取りなどのお手入れをすることを考えると、大人の人の手、特にこぶしが入るにはD=80mm程度が限度であり、D=100mm程度になると作業しやすく、D=120mm程度を越えると作業が自由になる。これを開口径Dとお手入れ性の良し悪し性との関係を判定すると図17の線(2)で示すようになる。
また、蓋13のベローズポンプ50を収容している部分を進入部13aとして図1、図2に示すように口部3a内に進入させることにより、真空二重容器3内の空気を口部3a外からできるだけ遠ざけて熱が上部へ逃げるのを抑え、かつ、ベローズポンプ50を収容した蓋13が外方に大きく張り出さないようにできるが、実用上差し支えない吐出流量を確保できる容量のベローズポンプ50に対して、開口径Dが120mmを下回ると進入部13aを口部3aに進入させるのが勢い困難になり、開口径Dが100mmを切るとベローズポンプ50は口部3aの上にしか配置できないので、蓋13は外方へ大きく張り出し電気ポットが大型化する原因になる。このような口部3aの開口径Dと小型化に対する良し悪し性との関係を評価すると図17に線(3)で示すようになる。
また、口部3aの開口径Dが胴よりも小さくなる部分は絞り加工により形成するが、口部3aの開口径が小さければ小さいほど絞り加工が困難で、複数部分に切り離して加工した後溶接して一体にする必要が生じコスト上昇の原因になったり、絞り加工ができても割れなどにより歩留まりや信頼性が低下したり、歩留まりや信頼性は確保できても加工に時間が掛かってコスト上昇の原因になったりする。例えば、JISのSUS304やSUS436などの材料からなる内筒4につき、胴径180mmからの絞り加工にて口部3aの開口径Dとして120mm以下を目指すと胴部と絞り部とを切り離して加工する必要がある。このような開口径Dと加工の難易による良し悪し性との関係につき評価すると、図17に線(4)で示すようになる。
また、内筒4の内面にフッ素コーティングや研磨処理などを施すのに、ガンやノズルなどの器具が入らないといけないし、処理が均一であるためには器具を自由に動かせることも必要である。従って、口部3aの開口径Dが小さいほど処理は困難になるし、処理できても時間が掛かったり均一に処理できないといった問題がある。また、フッ素コーティング前の内面をブラスト処理して荒らしフッ素コート層の付着力を高める工程においては、内筒4の内に吹き付けたブラスト材が内筒4外に戻り難く作業性が悪くなる。例えば、口部3aの開口径Dが100mmを切るとコーティング材を吹き付けるガンが内筒4内に入らなくなり、フッ素コーティングは不可能になる。このような開口径Dと内筒4の内面の加工や処理の難易による良し悪し性との関係につき評価すると、図17に線(5)で示すようになる。
以上の線(1)〜(5)に示す保温特性および各種良し悪し性との関係を総合判断すると、お手入れ性、小型化性、絞り加工性・コスト性、および内筒4の内面の加工・処理の容易性のいずれも満足できる限度となる120mmを開口径Dの下限とするのが好適である。また、開口径D=140mmでは上記したように2時間後の降温幅が8℃程度で、内容液温度は中温保温温度92℃程度をまだ保っており、開口径Dが145mmである従来の場合の2時間後の降温幅が10℃程度、内容液温度が通常保温温度90℃程度となるのに対して十分な保温力の向上が見られ好適である。3Lの容量の電気ポットの場合、従来年間6500円程度の節電になっていたのが、開口径D=140mmでは内容液が従来の場合と同じ実用保温温度90℃程度になるまでヒータ11の通電を停止したままにすると7000円強の節電になる。これは3年で商品価額に達し元が取れることになる。
しかし、開口径Dの上限を決める要素としては前記実測データの各種特性の他に、愛用者カードやインターネット情報などによるユーザの希望事項、エアコン、テレビ、冷蔵庫などの他の家電製品との消費電力などとの比較、省エネ率など各種の要素がある。
さらに、図1に示すように真空二重容器3の口部3aの外径が真空二重容器3を形成している外筒5の胴径よりも小さければ、口部3aの開口径Dが小さくなったことを利用して外径も小さくして、口部3aまわりをかさ低くすることができ、器体1のさらなる小型化に貢献する。本実施例では特に、真空二重容器3の口部3aの外径が内筒4の胴径よりも小さい。これにより、口部3aまわりをさらにかさ低くすることができる。
なお、口部3aの開口径Dは既述したように大人の人の手が入って、しかも、満水位指標67aが見える図2に示すような視野範囲θが得られる寸法にするのが好適である。また視野範囲θは操作パネル32を見て操作する場合の目の位置を含むのが好適である。図示する実施例では内筒4の胴部4mの一部を内側に浮き出させた浮き出し壁4nに浮き出し線として満水位指標67aを形成して前記の視野範囲θを満足している。しかも、満水位指標67aよりもさらに見やすくなる満水位指標67aの下の部分に上向きの矢印67bとこの矢印67bの方向に満水位指標67aがあることを気付かせる文字表示67cを形成してあり、満水位を超える水を入れないことを使用者に守られやすい。また、満水位が真空二重容器3の胴径よりも十分に小さい設計において特に、口部3aの内径を満水位とほぼ同じかそれよりも小さく設定しても口部3aからの熱の逃げを抑えやすく保温力が向上する。
このように口部3aの外径を小さくする本実施例において、さらに、真空二重容器3を形成している内筒4の口部4aと外筒5の口部5aとの接合部64が、図1〜図4に示すように真空二重容器3の口部3aにおける開口端の外径側に位置している。これにより、口部3aの開口径Dを外径とともに小さくする口部3aの絞り形状を内筒4と外筒5とで分担し合って、内外筒4、5の1つに絞り形状が集中しないので、加工しやすく材料面および加工作業面にて有利でありコストの低減を図ることができる。内外筒4、5ともJISのSUS304やSUS436などを用いて問題なく製造することができる。
上記の口部3aの外径を小さくするのに併せ、真空二重容器3の口部3aの外径と胴部3bの外径との間の口部3aまわりにできる環状空間65を利用して、図1〜図3に示すように肩部材6と真空二重容器3との取り付け部66を設けてある。これにより、金属製の真空二重容器3の肩部3dに配して口部3aに通じる器体1の開口12部まわりに必要な形状を与えやすい肩部材6を取り付けるのに、肩部材6と真空二重容器3との取り付け部66を真空二重容器3の胴部外径と口部外径との間の口部3aまわりにできる環状空間65を利用して設けるので、取り付け部66のための特別な空間が不要となり器体1がかさ張らないし、口部3aまわりにスペースの余裕ができ、必要な取り付け強度やシール部を持つなどかさ張りやすい取り付け部66を設けたり、他の必要なものを併設したりするのに好適である。
図示する例では真空二重容器3の肩部3dの円周方向数箇所に図1〜図3、図7に示すような取り付け金具71を溶接などして設け、この取り付け金具71に肩部材6の内周にある取り付けフランジ6aを当てがった上に、さらに金属製で断面L型のワッシャリング75を当てがい、ワッシャリング75側から取り付け金具71まで通したねじ72によりねじ止めしてある。このねじ止めは肩部3dが水平であることにより取り付け金具71および肩部材6ともに単純な形状にて達成することができる。
肩部材6のねじ止め部は肩部材6の前記取り付けフランジ6aを一体形成している内周面6bに嵌め合わせた合成樹脂製で外周側から内周側へ下向きに傾斜する上面を有した肩リング73により覆い隠すようにしている。肩リング73は図14に示すように円周方向数箇所に下方に延びるフック片73cを有し、これらフック片73cが図4に示すようにワッシャリング75および取り付けフランジ6aに形成した孔75a、6dに上方から挿入され、その最終挿入位置で孔6dの開口縁と弾性係合することにより外れ止めされている。肩リング73は外周の溝73aに嵌め付けたシール部材74が肩部材6の内周面6bに圧着して双方間の隙間をシールしている。また、肩リング73は図3、図4に示すように内周が真空二重容器3の口部3aにおける内筒4および外筒5の接合部64に鉤状断面を持って被さり双方間をそれらに挟み込んだシール部材77によりシールしている。シール部材77は内外筒4、5の接合部64とされた口部4a、5aに内周側が嵌まり合っている。
また、図1、図2に示すように前記環状空間65を利用して、口部3aに通じる器体1の開口12を開閉する蓋13を器体1に開閉できるようにヒンジ連結する連結部15を設けてある。このように、器体1の連結部15を環状空間65を利用して設けることにより、蓋13をヒンジ連結する連結部15のための特別な空間が不要となり器体1がかさ張らないし、口部3aまわりのスペースに余裕ができ、蓋13を着脱するための可動部であるストッパ68を持つなど複雑でかさ張りやすい連結部15を設けたり、他の必要なものを併設するのに好適である。複雑でかさ張る連結部のために従来図17に示し、図16に仮想線で示すように器体1の外面から突出していたのを、図16に実線で示すような胴部2bから突出しない連結部15とすることが容易にでき、外観のシンプル化も図れる。
図示する例では図2に示すようにストッパ68はばね69により上方に向け付勢されて、連結部15におけるヒンジピン16との嵌まり合い凹部171の横向き開放部171aを常時閉じている。これにより、蓋13を口部3aおよび器体1の開口12から脱した開き位置にしておいてヒンジピン16を嵌まり合い凹部171から引出すように移動させて取り外そうとしても、ヒンジピン16はストッパ68に引っ掛かって嵌まり合い凹部171から抜け出せない。蓋13を外すにはストッパ68をその操作部68aによりばね69に抗し下動させて嵌まり合い凹部171の横向き開放部171aを開放する必要がある。これによって、蓋13が不用意に外れるようなことを防止する。
また、蓋13は既述し図2に示すように真空二重容器3の口部3a内への進入部13aを有し、口部3aは蓋13が開閉されるときに進入部13aが描く包絡線78に対する最近接位置にあるようにしている。このように、蓋13の一部を進入部13aとして真空二重容器3の口部3a内への進入を図ることによって、口部3aから熱が逃げるのを邪魔して保温力を高めるのと同時に、蒸気通路17や手動ポンプであるベローズポンプ50を収容するなどで蓋13に必要となる大きな容量を十分に確保しながら器体1外部への膨らみを抑えられる。しかも、真空二重容器3の前記のように開口径Dを小さくした口部3aが、蓋13の開閉時に前記進入部13aの輪郭が描く包絡線78の直近にあるので、蓋13の開閉を邪魔しない限度一杯まで開口径Dを小さくして熱をより逃げにくくすることができる。
しかも、蓋13の前記進入部13aの基部まわりには蓋13と進入部13aに当てがった金属製の内蓋121との間に挟み込んだシール部材122が設けられ、口部3aの最内径部に圧接して口部3aを閉じている。これにより、満水位と進入部13aとの間の蒸気通路17の内側開口17aを内容液が閉じないための安全空間に位置する空気が口部3aよりも外部へ大きく広がって熱が逃げやすくなるのを防止するので、保温力が向上する。
また、前記電動ポンプ26およびベローズポンプ50などの手動ポンプの少なくとも一方を備えていると、電気貯湯容器を定置したまま内容液を吐出して使用することができ、近時大型化し持ち上げ難くなっている大型タイプのものに好適である。特に手動ポンプを備えているとヒータ11で加熱しない魔法瓶保温状態での使用時に通電なしに定置したままでの内容液の吐出ができ、省エネルギーや電源のないところでの使用に好適である。
さらに詳述すると、図2に示すように、内筒4は胴部4mにおける満水位ライン67の少し上から斜め内側に立ち上がる絞り形状面4bにて前記小径な口部3aに繋がり、ここから口部3aのストレートな内径面4cを形成した後、やや斜め上向きとなる口部3aの開口端面3a1を形成して前記外筒5との溶接接合部64に達している。外筒5は胴部5mにおける前記内筒4の絞り形状面4bの立上がり始点にほぼ対応した位置から絞り形状面4bよりは緩やかに内側斜めに立ち上がる絞り形状面5bを形成した後、絞り形状面4bの立上がり終点にほぼ対応した位置の水平な肩部3dに繋がり、ここからストレートに立ち上がって内筒4との溶接接合部64に達している。
また、内筒4は図9に示すように胴部4m下端に少しの内向きフランジ4eを形成し、これを円形な底板81との溶接接合部80を持った一体化により容器形状にしている。こうして形成される容器形状をした内筒4の底部には、外周側から中央側に向け水平部4f、緩やかな下り傾斜部4g、水平部4h、急な下り傾斜部4i、中央水平部4jを形成している。一方、外筒5は図10に示すように胴部5m下端に内向きのフランジ5cを形成し、これにフランジ5c部から内筒4の中央水平部4jの外周部まで延びる水平な底リング5dとを溶接接合部90をもって一体化するとともに、底リング5dの内周を内筒4の中央水平部4jとの溶接接合部80をもって一体化している。底リング5dには2つの環状の補強ビード5gが折り曲げ形成され、図1、図13に示すように内側の補強ビード5gが内筒4の急な下り傾斜部4iと係合し合うことによって、底リング5dと中央水平部4jとの溶接接合時に、内外筒4、5の底部どうしの位置決めができるようにしている。
以上の結果、外筒5の底リング5dと内筒4の底部との間に胴部からの空間のまわり込み部が形成される。つまり真空空間63が形成されたときは真空空間63の回り込み部63aとなる。内筒4の中央水平部4jは外筒5の底リング5dとの溶接接合部80から内側が一重底部3cとなりここにヒータ11を当てがうことで内筒4内に入れた内容液を効率よく加熱することができるが、本実施例では中央水平部4jのヒータ11を当てがう部分を上方へ窪ませた下向きの凹部3eとしてあり、この凹部3eの深さ分だけヒータ11の位置が内容液側に突出するし、ヒータ11の設置域の内容液との接触面積が多くなって加熱効率が向上する。
この凹部3eによる内筒4内への突出部と回り込み部63aとの間に上向きの凹部84が環状に形成されており、吐出路25を通じて吐出される内容液がその凹部84内に幾分残されるように吐出路25の流入端25eを適度に突出させてある。これによって、流入端25eが内筒4内に突出している分だけ内容液が吐出されずに残り、空焚き防止になる。図1〜図15に示す実施例では吐出路25の流入端25eは前記凹部84の広くした拡張部84aに接続している。拡張部84aは図5に示すように円形な凹部3eを偏心させて形成すると、ヒータ11の面積が小さくならないので、加熱効率が低下することはない。また、拡張部84aは図6に実線や仮想線で示すように円形な凹部3eの一部を切り欠いて形成してもよく、この場合、ヒータ11の面積が切り欠き分だけ小さくなる。しかし、その割合は少ない。
一重底部3cに当てがったヒータ11の背部には、金属製の遮熱板87が設けられ、真空二重容器3の真空空間まわり込み部と凹部3eの外面に溶接などして円周方向数箇所に取り付けた図1、図8、図13に示すような取り付け金具88にねじ89によりねじ止めし、遮熱板87とヒータ11との間に金属製のバックアップ板92およびばね部材91を挟み込み、ばね部材91によってヒータ11を一重底部3cに押し付け密着させている。また、ヒータ11の当てがい部および、凹部84の底部に前記溶接接合部となる内外筒4、5が接し合った二重構造部が位置している。なお、この底部の取り付け金具88と肩部の前記取り付け金具71とは同一のものを採用している。
また、外筒5は前記絞り形状面5bの部分から肩部3dを経て内筒4との接合部64に至る口部3aの範囲を胴部側と独立した別部材83とし、胴部側と外向きフランジ5e、5f間に溶接接合部85を設けている。この別部材83の溶接接合を最後に行うことにより、容器形状の内筒4と別部材83のない外筒5部分とを嵌め合わせて底部の溶接接合を行って後、別部材83の溶接接合を行うことによって、内外筒4、5の双方に絞り形状面4b、5bを持った内外筒4、5を組み合わせた二重容器構造が実現する。
内外筒4、5間の真空空間63は、溶接接合をし終えた内外筒4、5において、図8に示すように肩部3dの一部に形成された図11に示す真空引き孔101を通じ真空排気して封口材により封口処理することによって形成される。真空排気は真空状態の加熱炉内にて行われる。真空空間63内には図12に示すようなゲッタ102が1つまたはそれ以上設けられ、真空空間63内で経時的に発生するガスを吸収して真空空間63の真空度が低下しないようにする。
蓋13は真空二重容器3からの蒸気を外部に逃がす蒸気通路17が形成され、蓋13の真空二重容器3内に面する位置の内側開口17aと、外部に露出する外面に形成された外側開口17bとの間で通じている。蒸気通路17の途中には、器体1が横転して内容液が進入してきた場合にそれを一時溜め込み、あるいは迂回させて、外側開口17bに至るのを遅らせる安全経路17cを設けてある。これにより、器体1が横転して内容液が蒸気通路17を通じて外部に流出するまでに器体1を起こすなどの処置ができるようになる。また、蒸気通路17には器体1の横転時に、蒸気通路17に進入しようとし、あるいは進入した内容液が先に進むのを阻止するように自重などで働く転倒時止水弁18が適所に設けられている。図示する実施例では内側開口17aの直ぐ内側の一か所に設けてある。
蓋13の前部には閉じ位置で肩部材6側の係止部19に係合して蓋13を閉じ位置にロックするロック部材21が設けられ、蓋13が閉じられたときに係止部19に自動的に係合するようにばね22の付勢によってロック位置に常時突出するようにしている。これに対応して蓋13にはロック部材21を後退操作して前記ロックを解除するロック解除部材23が設けられている。ロック解除部材23は図1に示すように軸24によって蓋13に枢支されたレバータイプのものとされ、前端23aを親指などで押し下げて反時計回りに回動させることでロック部材21をばね22に抗して後退させてロックを解除し、続いてロック解除操作で起き上がった後端23bを他の指で引き上げることによりロックを解除された蓋13を持ち上げこれを開くことができる。
電動ポンプ26は遠心ポンプであって真空二重容器3の直ぐ下の位置に設けられ、真空二重容器3内から流れ込む内容液を吐出路25を通じて器体1外に臨む吐出口25dに向け送りだし、吐出口25dから外部に吐出させ使用に供する。
外装ケース2の底2aと真空二重容器3の底部との間の空間79には、前記電動ポンプ26とともに、ヒータ11や電動ポンプ26を通電制御する制御基板27を収容する回路ボックス28が設置されている。図示する実施例では回路ボックス28は外装ケース2の底の開口部に一体形成して設けてある。また、回路ボックス28は下向きに開口しこれを閉じる蓋160を設けてある。真空二重容器3の一重の底部3cの中央には温度センサ29が下方から当てがわれ、内容液のその時々の温度を検出して、湯沸しや保温モードで内容液を加熱制御する場合の温度情報を得る。
器体1の肩部材6の前部に嘴状に突出する突出部31の上面には操作パネル32が設けられ、モード設定などの操作部や、操作に対応する表示、あるいは動作状態を示す表示を行うようにしてある。操作パネル32の下方、つまり内側には前記操作および表示に対応する信号の授受および動作を行う操作基板33が設けられて操作パネル32と協働して外部からの操作や外部への表示が行えるようにする。吐出路25の上部は器体1の突出部31と外装ケース2側のパイプカバー部2dとの間に入った部分で逆U字状のユニット25cを構成し、このユニット25cに転倒時止水弁134aおよび前傾時止水弁134bと吐出口25dを設けている。吐出口25dはパイプカバー部2dを通じて下向きに外部に開口している。
外装ケース2の底2aにある開口2cには下方から蓋板36を当てがってねじ止めや部分的な係合により取付け、蓋板36の外周部には回転座環37が回転できるように支持して設けられ、器体1がテーブル面などに定置されたときに回転座環37の上で軽く回転して向きを変えられるようにしてある。
制御基板27は電源オンによって内容液の衛生上やカルキ臭除去などの面から一旦沸騰させ、あるいは、さらに沸騰を持続させるなどのカルキ除去を行って後、温度センサ29による検知温度が所定の保温温度になるまでヒータ11の加熱を停止し、所定の保温温度になればヒータ11による断続加熱や通電容量の小さな加熱によって所定の保温温度を保つようにする。
保温温度は操作パネル32での操作にて選択でき、コーヒーや紅茶、緑茶などには即時に間に合い、あるいは瞬時に再沸騰させてから使用できる98℃程度の高温保温、それより若干低い90℃程度の通常保温、玉露や赤ちゃんのミルク溶きに適当な60℃程度の低温保温などが選択対象になっている。また、内容液を沸騰させた後ヒータ11による加熱を行わずに保温を行う魔法瓶保温モードも持っている。一方、内容液を電動ポンプ26で注出したり、内容液が帰宅時や起床時など所定の時点で湯沸しが終了し、あるいは所定の保温状態になっているようにタイマ設定を行うお休みタイマモード、即席めんや冷凍食品の再生時間などのクッキング時間をカウントして知らせるキッチンタイマ、内容液の不用意な注出を防止するための注出ロックモード、などを選択設定することも行われる。さらに、それら設定状態を解除する解除操作も行われたりもする。
また、前記狭い突出部31内に吐出路25のユニット25cと共に設置されるなどしても、前記真空二重容器3の口部3aまわりの環状空間65を利用して真空二重容器3の側に大きく逃がせるので、操作パネル32の内側にある操作基板33やそれを収容している基板ボックス34などと干渉し合うのを防止しやすく、突出部31の薄型化、小型化も図れる。また、操作パネル32も口部3aの外径が小さくなった分だけ器体1の開口12の径も小さくでき、図1、図2に示すように内筒4の胴部よりも小さくなるので、従来と同じ突出度の突出部31の先端から開口12までの距離が大きくなり、操作パネル32の面積が大きくなり、各種の操作キーや表示部を設けるのに見やすくかつ操作しやすくなるので好適であり多機能化にも対応しやすい。また、大きな液晶表示部38aが設けられる利点もある。
なお、図16に示す例は、ヒータ11を当てがう凹部3eが胴部2bと同心的に形成され、これらに凹部84も同心的で部分的な拡張部を有してないことにより、吐出路25の流入端25eは凹部3eの天井壁に接続して空焚き防止が図れるようにしている。
本発明は家庭用の電気ポットに実用でき、利便性、実用性、保温性の高いものとする。
本発明に係る真空二重容器を持った電気ポットの1つの実施例を示す断面図である。 図1の電気ポットの真空二重容器の口部まわりを示す、その(a)は断面図、その(b)は満水位指標部の正面図である。 図1の電気ポットの真空二重容器の口部まわりの肩部材取り付け部を示す断面図である。 図1の電気ポットの真空二重容器の口部まわりの肩部材取り付け部を示す別の位置での断面図である。 図1の電気ポットにおける吐出路接続状態の1つの例を示す横断面図である。 図1の電気ポットにおける吐出路接続状態の別の例を示す横断面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の半部を示す平面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の半部を示す下面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器を構成する内筒の底部を示す一部の断面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器を構成する外筒の底部を示す一部の断面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の口部を示す一部の断面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の口部を示す別の位置での一部の断面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の底部の全体を示す断面図である。 図1の電気ポットにおける肩部材のねじ止め部を覆う肩リングの断面図である。 図1の電気ポットの外観斜視図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の別の例を示す断面図である。 真空二重容器の口部の開口径と各種の面から見た良し悪し性との関係を示すグラフである。 従来の真空二重容器を持った電気ポットの断面図である。
符号の説明
1 器体
2 外装ケース
3 真空二重容器
3a 口部
3b 胴部
3c 一重底部
3a1 開口端面
4 内筒
5 外筒
6 肩部材
6b 内周面
11 ヒータ
12 開口
13 蓋
31 突出部
32 操作パネル
50 ベローズポンプ
63 真空空間
64 接合部
65 環状空間
66 取り付け部
73 肩リング
77 シール部材

Claims (2)

  1. 外装ケースに金属製の真空二重容器を収容した器体、真空二重容器の一重底部に外部から当てがったヒータと、前記真空二重容器の口部に通じる器体の開口および前部への突出部上面に操作パネルを有した肩部材と、を備え、真空二重容器にそれの内、外筒がなす内外径が共に内筒の胴部よりも小さく外まわりを環状空間とした絞り形状の口部を形成して外装ケースの肩部材が形成する器体の開口に通じ、器体の開口の径を内筒の胴部の径よりも小さくし、外筒の上部はその胴部から内側斜めに立ち上がる絞り形状面を形成した後、水平な肩部に繋がり、ここから前記口部へ立ち上がるように形成し、前記肩部に前記環状空間内の前記肩部材と真空二重容器との取り付け部を設けたことを特徴とする真空二重容器を持った電気貯湯容器。
  2. 外装ケースに金属製の真空二重容器を収容した器体、真空二重容器の一重底部に外部から当てがったヒータと、前記真空二重容器の口部に通じる器体の開口および前部への突出部上面に操作パネルを有した肩部材と、を備え、真空二重容器にそれの内、外筒がなす内外径が共に内筒の胴部よりも小さく外まわりを環状空間とした絞り形状の口部を形成して外装ケースの肩部材が形成する器体の開口に通じ、器体の開口の径を内筒の胴部の径よりも小さくし、前記肩部材に前記環状空間内の前記肩部材と真空二重容器との取り付け部を設けて肩部材をねじ止めし、このねじ止め部と前記口部の開口端面外周部における内筒および外筒の接合部とを外周側から内周側へ下向きに傾斜する上面を有して覆う肩リングを有し、この肩リングはその外周が前記肩部材が形成する器体の開口の下部内周にシール部材を挟み込んで嵌り合って前記開口に連続し、かつ前記開口端面へはその外周側に鉤状断面を持った内周がシール部材を挟み込んで被さり前記開口端面に段部をなして連続していることを特徴とする真空二重容器を持った電気貯湯容器。
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