JP4544189B2 - 金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器とその金属製の真空二重容器の製造方法 - Google Patents

金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器とその金属製の真空二重容器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器とその金属製の真空二重容器の製造方法に関するものであり、例えば家庭用の電気ポットなどに利用される。
電気ポットは家庭や職場、食堂などで広く使用され、四六時中使用状態に置かれることもある。一方では、環境問題や省資源の面から省エネルギーが叫ばれるなか、電気ポットでのヒータによる高い消費電力が改善の対象になってきている。
そこで、金属製の真空二重容器を持った電気ポットが提供され、真空二重容器の真空空間により保温性が向上する分だけ、沸騰させた内容液を所定の温度にて保温するときのヒータの消費電力が低減する。具体的には、器体に内筒および外筒間を真空空間とした金属製の真空二重容器を持ち、この真空二重容器の一重底部に外部からヒータを当てがい、真空二重容器の口部が胴部径よりも小さく絞って器体の肩部材の開口に臨み、器体の開口に設けた蓋によって閉じるようにした構造において、沸騰後ヒータによる加熱を停止して2時間経過した時点でも実用に耐える90℃程度の通常保温状態を確保することができるものとなっている。
一方、金属製の真空二重容器の場合ステンレス鋼板の加工性などの面から口部の絞り度に限界があるなか、省エネのさらなる要求に応えるべく、新たな工夫のもと図14に示すように真空二重容器aの口部bを、その内外径が共に胴部cの内径よりも小さい開口径にて器体dの肩部材eの開口fに臨むようにして、保温効果をさらに高めたものが既に知られる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−237119号公報
ところで、特許文献1に記載のものは真空二重容器aの口部bの絞り度を高めるため、図14に示すように内筒胴部gの上端から口部bまで40°弱という大きな角度で立ち上がる絞り形状の採用を1つの工夫としている。しかし、このように大きな立ち上がり角度で絞り度を高めるにも、内筒は最低0.6mm程度の板厚が必要となり、それ以上薄くすることによる省資源、省エネ対応はむずかしい。また、以前の電気貯湯容器の場合に比し内容液が沸騰したときなどに図示しない吐出路を通じて自然吐出する確率が高く、これを防止するのに満水位hと口部bを閉じる器体dの蓋jとの間の斜線を施して示す空間kを大きくするため、満水位hから口部bまでの高さsが以前よりも大きくされていて、真空二重容器および電気貯湯容器が高くなり、この面でも省資源、省エネ対応を減退させる原因になっている。図14に示すように蓋jに手動ポンプnを装備するような場合は特にかさ高い製品になる。
本発明の目的は、大きな絞り度でかさ低く自然吐出に対応できる金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器とその金属製の真空二重容器の製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器は、器体に内筒および外筒間を真空空間とした金属製の真空二重容器を持ち、この真空二重容器の一重底部に外部からヒータを当てがい、真空二重容器の口部が胴部内径よりも小さい開口径にて器体の肩部材の開口に臨み、器体の開口部に設けた蓋で開閉されるようにし
た金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器であって、真空二重容器は真空空間を胴部の上端から胴部の内側へほぼ横向きに肩部をなして屈曲し胴部内径よりも小さい口部を形成し、真空二重容器の内筒胴部と内筒肩部との境界部に内側に凹陥した段部を形成したことを特徴としている。
このような構成では、曲げ剛性および強度共に高い金属製であることにより壁厚および真空空間層が小さくてよくスリムでありながら高い保温力を発揮する真空二重容器を採用するのに、真空二重容器の胴部の上端から胴部の内側へほぼ横向きに肩部をなして屈曲し、胴部内径よりも小さい口部を形成していることにより、口部の絞り度を特許文献1に記載のもの程度とし、あるいはそれより大きくして保温性の大きなものとしても、特許文献1に記載のもののように内筒の胴部から口部に向けて大きな角度で立ち上がり真空二重容器の上部容積を狭める絞り形状に比し、真空二重容器の上部容積を狭めるようなことのない鉤型形状となるので、満水位から口までの高さを特許文献1に記載のものよりも小さくして、満水位と蓋との間の空間を大きくし自然吐出を防止できるものとなる。
また、真空二重容器の口部に押圧力が働くと胴部上端から口部までほぼ横向きに延びる肩部の基部に応力が集中しやすいが、内筒胴部と内筒肩部との境界部に内側に凹陥した段部によって肩部の基部の曲げ剛性を高められるので、肩部がその基部を基点にして伏倒するような変形を防止することができる。
本発明の上記のような金属製の真空二重容器の製造方法は、内筒胴部上端に接合される部分に段部を持った内筒肩部材と、外筒胴上端に接合される外筒肩部材とを、内筒肩部材に形成した上向きの内周壁を外筒肩部材に形成した下向きの内周壁の外側に嵌め合せて接合することにより真空二重容器の口部を持った肩部材を形成し、この肩部材の内筒肩部材の外周部と内筒胴部上端とを、内筒肩部材の段部と内筒胴部上端とを一体のガイドで内周を支持した位置決め状態にて接合した後、外筒胴の上端を外筒肩部材に形成した下向きの外周壁の内側に嵌め合わせるとともに、外筒胴の下端から内側に延びる環状底部の内周部を内筒胴部の下端の底部に当てがい、それら嵌め合わせ部相互間、当てがい部相互間のそれぞれを接合し、内外筒間の真空処理に供することを特徴としている。
このような構成では、内筒胴部上端に接合される部分に段部を持った内筒肩部材と、外筒胴上端に接合される外筒肩部材とを、内筒肩部材に形成した上向きの内周壁を外筒肩部材に形成した下向きの内周壁の外側に嵌め合せ、またスペースゲージを用いるなどした嵌め合わせ量の調節を伴い容易かつ適正に接合して、真空二重容器の口部を持った単体の肩部材に形成することができる。次に、この肩部材は単体で取り扱いその内筒肩部材の外周部と内筒胴部とを、内筒肩部材の段部と内筒胴部上端とを一体のガイドで内周を支持した簡単な位置決め状態にて適正な位置関係を保って他の邪魔なく容易に接合して、肩部材、内筒胴部の結合体が得られる。続いて、この肩部材、内筒胴部の結合体に対し外筒胴の上端を外筒肩部材に形成した下向きの外周壁の内側に嵌め合わせるとともに、外筒胴の下端から内側に延びる環状底部の内周部を内筒胴部の下端の底部に当てがって簡単に位置合わせし、それら嵌め合わせ部相互間、当てがい部相互間のそれぞれを容易かつ適正に接合して金属製の二重容器体とすることができる。最後にこの金属製の二重容器体を内外筒間の真空処理に供して金属製の真空二重容器を製造することができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明で明らかになる。本発明の各特徴は、それ単独で、あるいは可能な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
本発明の金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器の1つの特徴によれば、スリムでありながら高い保温力を発揮する金属製の真空二重容器を採用するのに、真空二重容器の胴部の上端から胴部の内側へほぼ横向きに肩部をなして屈曲し、胴部内径よりも小さい口部を形成してその絞り度を大きくして保温性を高めるのに併せ、内筒の胴部から口部に向けた立ち上がり角度のない鉤型絞り形状によって満水位から口までの高さを抑えて満水位と蓋との間に大きな空間を確保して自然吐出を防止できるものとなる。
また、真空二重容器の口部に押圧力が働くと胴部上端から口部までほぼ横向きに延びる肩部の基部に応力が集中しても、肩部は内筒胴部と内筒肩部との境界部に内側に凹陥した段部により肩部の基部の曲げ剛性が高いため基部を基点にして伏倒するような変形を防止することができる。
本発明の上記のような金属製の真空二重容器の製造方法によれば、内筒肩部材と外筒肩部材との内周壁どうしを嵌め合せた簡単かつ適正な接合にて真空二重容器の口部を持った肩部材を得て、この肩部材をその内筒肩部材の外周部と内筒胴部上端との双方に対する内側からの位置決めによる他の邪魔がない簡単かつ適正な接合にて一体化し、この肩部材、内筒胴部の結合体に対し外筒胴を、外筒胴上端と外筒肩部材の外周壁内側への嵌め合わせ部と、外筒胴下端の環状底部の内周部と内筒胴部の底部への当てがい部との簡単かつ適正な接合にて、精度よい金属製の二重容器体を生産性よく安価に製造し、内外筒間の真空処理に供して金属製の真空二重容器とすることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図1〜図13を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。
本実施の形態は、家庭用の電気ポットの場合の一例であり、ステンレス鋼製の真空二重容器を外装ケースに収容した基本構成を有している。しかし、本発明はこれに限定されることはなく、用途や真空二重容器の材質、外装ケースの有無は自由に選択することができる。もっとも、ステンレス鋼は金属の中で熱伝導性が低く、かつ曲げ剛性、強度が十分であり、しかも防錆効果を持つので、飲料用の電気貯湯容器には好適である。
本実施の形態の電気ポットは図1、図2に示すように、ステンレス鋼製の内筒4と外筒5により構成される金属製の真空二重容器3と、内筒4内の内容液を加熱するように真空二重容器3の一重底部3cに当てがったヒータ11とを備え、これらを外装ケース2に収容して器体1を構成している。このように真空二重容器3が曲げ剛性および強度共に高い金属製であることにより壁厚および真空空間63の層が小さくてよくスリムでありながらその材質と相まって高い保温力を発揮することができる。しかし、真空二重容器3はその胴部が外部に露出して器体1を構成するようにしてもよい。真空二重容器3の一重底部3cには内容液を器体1外に吐出する吐出路25が接続され、この吐出路25は真空二重容器3と外装ケース2との間を立ち上がり、器体1の前部に吐出口25dが臨んでいる。吐出路25の途中には電動ポンプ26が設けられ、内容液を電動にて吐出できるようにしている。これに併せ、真空二重容器3の口部3aに通じる器体1の開口12を開閉できるように覆う蓋13に手動のベローズポンプ50が設けられ、押圧板61による押圧操作で真空二重容器3内に加圧空気を吹き込み内容液を加圧して吐出路25を通じ押し出し外部に吐出させられるようにしている。
吐出路25の立上がり部25aは透明管としてそこでの液量が器体1の図2に示す液量表示窓62から透視できるようにしている。しかし、吐出路25の立ち上がり部25aの上部に吐出流によって回転する羽根125aとこの羽根125aの回転数を検出するフォトカプラ125bとからなる流量センサ125を設け、吐出の開始、終了、吐出流量、吐出量、残量などが自動的に検出できるようにしている。
ところで、真空二重容器3を持った電気ポットにおいて沸騰した内容液をヒータ11による加熱なしに放置したときの魔法瓶保温状態での保温特性は、口部3aの開口径の大きさにほぼ反比例し、保温力増大の面からは口部3aの開口径を極力小さくするのが好適である。しかし、それには制限がある。例えば真空二重容器3内を洗浄や拭き取りなどのお手入れをすることを考えると、大人の人の手、特にこぶしが入るには80mm程度が限度であり、100mm程度になると作業しやすく、120mm程度を越えると作業が自由になる。また、蓋13のベローズポンプ50を収容している部分を進入部13aとして口部3a内に進入させることにより、真空二重容器3内の空気を口部3a外からできるだけ遠ざけて熱が上部へ逃げるのを抑え、かつ、ベローズポンプ50を収容した蓋13が外方に大きく張り出さないようにできる。さらに、口部3aの開口径が真空二重容器3の胴よりも小さくなる部分は絞り加工により形成するが、口部3aの開口径が小さければ小さいほど絞り加工が困難である。
また、内筒4の内面にフッ素コーティングや研磨処理などを施すのに、ガンやノズルなどの器具が入らないといけないし、処理が均一であるためには器具を自由に動かせることも必要である。従って、口部3aの開口径Dが小さいほど処理は困難になるし、処理できても時間が掛かったり均一に処理できないといった問題がある。また、フッ素コーティング前の内面をブラスト処理して荒らしフッ素コート層の付着力を高める工程においては、内筒4の内に吹き付けたブラスト材が内筒4外に戻り難く作業性が悪くなる。例えば、口部3aの開口径が100mmを切るとコーティング材を吹き付けるガンが内筒4内に入らなくなり、フッ素コーティングは不可能になる。
このような事情から特許文献1に記載のものは、保温特性および各種良し悪し性との関係を総合判断して、お手入れ性、小型化性、絞り加工性・コスト性、および内筒4の内面の加工・処理の容易性のいずれも満足できる限度となる120mmを開口径の下限とするのが好適として、内筒4を既述した問題のある大きい角度で立ち上がる絞り形状として実現している。
これに対して、本実施の形態では、真空二重容器3の口部3aが胴部3bの内径よりも小さい開口径にて器体1の樹脂製の肩部材6がなす開口12に臨み、器体1の開口12部に設けた前記蓋13で開閉されるものとするのに、真空二重容器3は真空空間63を胴部3bの上端から胴部3bの内側へほぼ横向きに肩部3dをなして屈曲し胴部3b内径よりも小さい口部3aを形成したものとしている。このように、曲げ剛性および強度共に高い金属製であることにより壁厚および真空空間63の層が小さくてよくスリムでありながら高い保温力を発揮する金属製の真空二重容器3を採用するのに、真空二重容器3の胴部3bの上端から胴部3bの内側へほぼ横向きに肩部3dをなして屈曲し、胴部3b内径よりも小さい口部3aを形成していることにより、口部3aの絞り度を特許文献1に記載のもの程度とし、あるいはそれより大きくして保温性の大きなものとしても、特許文献1に記載のもののように内筒胴から口部に向けて大きな角度で立ち上がり真空二重容器3の上部容積を狭める絞り形状に比し、真空二重容器3の上部容積を狭めるようなことのない鉤型形状となるので、満水位101から口部3aまでの高さHを特許文献1に記載のものよりも小さくして、満水位101と蓋13との間の空間を大きくし自然吐出を防止できる。
要約すると、スリムでありながら高い保温力を発揮する金属製の真空二重容器3を採用するのに、真空二重容器3の胴部3bの上端から胴部3bの内側へほぼ横向きに肩部3dをなして屈曲し、胴部3b内径よりも小さい口部3aを形成してその絞り度を大きくして保温性を高めるのに併せ、内筒4の内筒胴4aから口部3aに向けた立ち上がり角度のない鉤型絞り形状によって満水位101から口部3aまでの高さを抑えて満水位101と蓋13との間に大きな空間を確保して自然吐出を防止できるものとなる。しかも、肩部3dが内側へ横向きに延びて小径に形成している口部3aは、肩部3dの内周に上向きに小さく立ち上がる容器口3a1を形成して、器体1の肩部材6とのシール構造を介した接続を容易にしている。
真空二重容器3の肩部3dは、その内筒胴4aと内筒肩部4b3との境界部に内側に凹陥した段部4b2を形成している。これにより、真空二重容器3の口部3aに押圧力が働くと胴部3b上端から口部3aまでほぼ横向きに延びる肩部3dの基部に応力が集中しやすいところを、内筒胴4aと内筒肩部4b3との境界部に内側に凹陥した段部4b2によって肩部3dの基部の曲げ剛性を高められるので、肩部3dがその基部を基点にして伏倒するような変形を防止することができる。
真空二重容器3の肩部3dは、図10に示すような内筒胴4aに接合される前記内筒肩部4b3、段部4b2を持った内筒肩部材4bと、外筒胴5bと接合される外筒肩部材5cとの2部材よりなり、相互で図11に示すように前記口部3aをなして接合している。これにより、真空二重容器3の肩部3dが胴部3bとは独立した2部材の接合によって図11に示すような中空形状の容器肩部材3d1に容易に形成され、それら2部材が内筒胴4aおよび外筒胴5bに接合されることで真空空間63を胴部3b上端から内側にほぼ横向きに延ばす肩部3dが胴部3bとの間の絞り加工なしに簡単に形成できる。
また、図3に示すように内筒肩部材4bに形成した上向きの内周壁4b1が外筒肩部材5cに形成した下向きの内周壁5c1の外面に嵌合して接合され前記口部3aを形成している。これにより、内筒肩部材4bの上向きの内周壁4b1と外筒肩部材5cの下向きの内周壁5c1との接合が位置あわせ、位置調節しやすい重ね合わせ接合にして、しかも口部3a内周にできる重ね合わせによる接合段部3a2が下向きとなって口部3aを通じ外部から目視されない利点があり、この接合段部3a2が口部3aの蓋13により閉じられる部分よりも内側となって蓋13とのシールに隙間ができるようなことを回避することができる。
以上のような金属製の真空二重容器3の製造方法としては、先ず、図10に示すような内筒胴4a上端に接合される部分に段部4b2を持った内筒肩部材4bと、外筒胴5b上端に接合される外筒肩部材5cとを、図11に示すように内筒肩部材4bに形成した上向きの内周壁4b1を外筒肩部材5cに形成した下向きの内周壁5c1の外側に嵌め合せてTIG溶接などにて接合することにより真空二重容器3の口部3aを持った中空形状の容器肩部材3d1を形成する。次いで、この容器肩部材3d1を単体で取り扱いその内筒肩部材4bの外周部と内筒胴4a部上端とを、内筒肩部材4bの段部4b2と内筒胴4aとを図12に示すように一体のガイド102で内周を支持した位置決め状態にて図3に示すようにTIG溶接などにて接合する。この後、図13に示すように外筒胴5bの上端を外筒肩部材5cに形成した下向きの外周壁5c2の内側に嵌め合わせるとともに、外筒胴5bの下端から内側に延びる図6に示すような環状底部5eの内周部を図7、図8に示すように内筒胴4aの下端の底部4fに当てがい、それら嵌め合わせ部相互間、当てがい部相互間のそれぞれをTIG溶接などにて接合することにより図7、図13に示すような金属製の二重容器体103を形成する。最後にこの二重容器体103を内外筒4、5間の真空処理に供し図1〜図3、図8に示すような真空二重容器3を製造する。この真空処理は、図7に示すように環状底部5eなどの一部に形成された真空引き孔104を通じ真空排気して封口材により封口処理することによって行う。真空排気は真空状態の加熱炉内にて行われる。真空空間63内には図8に示すようなゲッタ105が1つまたはそれ以上設けられ、真空空間63内で経時的に発生するガスを吸収して真空空間63の真空度が低下しないようにする。
なお、真空引き孔104は図13での外筒肩部材5cと外筒胴5bとの接合を行うときに不活性ガスを内側から供給するのに役立つ。しかし、外筒胴5bを環状底部5eを持たない筒形のものとしてこの接合を行うときは、内筒胴4aと外筒胴5bの下端部間から不活性ガスを供給することができる。
以上のような製造方法によれば、内筒胴4a上端に接合される部分に段部4b2を持った内筒肩部材4bと、外筒胴5b上端に接合される外筒肩部材5cとを、内筒肩部材4bに形成した上向きの内周壁4b1を外筒肩部材5cに形成した下向きの内周壁5c1の外側に嵌め合せ、またスペースゲージを用いるなどした嵌め合わせ量の調節を伴い容易かつ適正に接合して、真空二重容器3の口部3aを持った単体の容器肩部材3d1に形成することができる。次に、この容器肩部材3d1は単体で取り扱いその内筒肩部材4bの外周部と内筒胴4a上端とを、内筒肩部材4bの段部4b2と内筒胴4a上端とを一体のガイド102で内周を支持した簡単な位置決め状態にて適正な位置関係を保って他の邪魔なく容易に接合して、容器肩部材3d1、内筒胴4aの図12に示すような結合体106が得られる。続いて、この結合体106に対し外筒胴5bの上端を外筒肩部材5cに形成した下向きの外周壁5c2の内側に嵌め合わせるとともに、外筒胴5bの下端から内側に延びる環状底部5eの内周部を内筒胴4aの下端の底部4fに当てがって簡単に位置合わせし、それら嵌め合わせ部相互間、当てがい部相互間のそれぞれを容易かつ適正に接合して金属製の二重容器体103とすることができる。最後にこの金属製の二重容器体103を内外筒間の前記真空処理に供して金属製の真空二重容器を製造することができる。
この結果、内筒肩部材4bと外筒肩部材5cとの内周壁4b1、5c1どうしを嵌め合せた簡単かつ適正な接合にて真空二重容器3の口部3aを持った容器肩部材3d1を得て、この容器肩部材3d1をその内筒肩部材4bの外周部と内筒胴4a上端との双方に対する内側からの位置決めによる他の邪魔がない簡単かつ適正な接合にて一体化し、この容器肩部材3d1、内筒胴4aの結合体106に対し外筒胴5bを、外筒胴5b上端と外筒肩部材5cの外周壁5c1内側との嵌め合わせ部と、外筒胴5b下端の環状底部5eと内筒胴4aの底部4fへの当てがい部との簡単かつ適正な接合にて、精度よい金属製の二重容器体103を生産性よく安価に製造し、内外筒4、5間の真空処理に供して金属製の真空二重容器3とすることができる。内外筒4、5ともJISのSUS304やSUS436などを用いて問題なく製造することができる。
したがって、真空二重容器3には真空空間63の胴部3bから一重底部3cの外まわりまで達する底部への回り込み部63aができ、その内側がヒータ11を当てがった一重底部3cとなり内容液を効率よく加熱しまた保温することができる。このヒータ11を当てがう一重底部3cを上方へ窪ませた下向きの凹部3eとしてあり、この凹部3eの深さ分だけヒータ11の位置が内容液側に突出するし、ヒータ11の設置域の内容液との接触面積が多くなって加熱効率がさらに向上する。前記凹部3eによる内筒4内への突出部と回り込み部63aとの間に上向きの凹部84が環状に形成されており、吐出路25を通じて吐出される内容液がその凹部84内に幾分残されるように吐出路25の流入端25eを一重底部3cの上に適度な高さで開口させてある。これによって、流入端25eが内筒4内に突出している分だけ内容液が吐出されずに残り、空焚き防止になる。
一重底部3cに当てがったヒータ11の背部には、図1、図2に示すように金属製の遮熱板87が設けられ、真空二重容器3の外筒5の環状底部5eの下面に溶接などして取り付けた図9に示すような取り付け金具88にねじ89によりねじ止めし、遮熱板87とヒータ11との間に金属製のバックアップ板92および図示しないばね部材を挟み込み、このばね部材によってヒータ11を一重底部3cに押し付け密着させている。
外装ケース2は樹脂製の底部材111と前記肩部材6との間に金属製の胴部112を挟み込む組み立て構造と、肩部材6が形成する器体1の図3に示すような開口12の内周下部に設けたフランジ113に対し、真空二重容器3をその肩部3dに溶接付けなどした図5に示すような取り付け金具114を介しねじ115により上方から取り付けた取り付け構造と、真空二重容器3の底部と底部材111とを溶接付けなどした取付金具88およびねじ89を共用することにより連結した連結構造とで外装ケース2を一体化し、また、分離可能としている。
図示する例では、図3に示すように肩部材6の開口12のフランジ113の上部に前記取り付け構造部を上方から覆うカバーリング118により容器口3a1の天面外周半部にまで跨って覆ってある。カバーリング118は外周部にシール部材119を装着して肩部材6の開口12の内周との間をシールするとともに、開口12の内周途中に形成した内側に向け下る傾斜段部12aに連続した1段階または2段階傾斜上面を持つようにしてあり、開口12内に落ち、あるいは流れ入る内容液などは肩部材6の開口12の傾斜段部12aからカバーリング118上へと流れ、容器口3a1の内周半部の上に落ちて真空二重容器3内に案内できるようにしている。ここで、図14に示す特許文献1に記載の図4左側に示すような断面のシール部材に代えて、容器口3a1の天面外周半部から外周にかけて覆う図4右側に示すような鉤型のシール部材121を設け、このシール部材121に前記フランジ113の内周部と、カバーリング118の内周側下端部とが、環状シール押え118a、113a部で内外周二重に圧接して容器口3a1との間をシールするようにしてある。これにより、図4左側のシール部材では容器口とのシール構造が一重であったのが二重になるのでシール性が向上する。カバーリング118はフランジ113などに上方からねじ止めしてもよいが、開口12との間のシール圧によって安定させそのまま着脱できるようにしてもよい。
図1に示すように肩部材6の後部には、器体1の開口12を容器口3a1と共に開閉する蓋13を器体1に開閉できるようにヒンジ連結する軸受部122を設けてある。軸受部122には蓋13に設けたヒンジピン120を着脱できるように受け入れて軸受する開放部122aと、この開放部122aをばね123の付勢で閉じるストッパ124を設けてあり、ストッパ124を開にすると蓋13を半開きにした状態でヒンジピン120を軸受部122から蓋13を伴い出し入れでき、これが蓋13の着脱となる。
また、蓋13は既述し図1、図2に示すように真空二重容器3の口部3a内への進入部13aを有し、口部3aは蓋13が開閉されるときに進入部13aが描く包絡線に対する最近接位置にあるようにしている。このように、蓋13の一部を進入部13aとして真空二重容器3の口部3a内への進入を図ることによって、口部3aから熱が逃げるのを邪魔して保温力を高めるのと同時に、蓋13に設ける蒸気通路225や手動ポンプであるベローズポンプ50を収容するなどで蓋13に必要となる大きな容量を十分に確保しながら器体1外部への膨らみを抑えられる。しかも、真空二重容器3の前記のように開口径を小さくした口部3aが、蓋13の開閉時に前記進入部13aの輪郭が描く包絡線の直近にあるので、蓋13の開閉を邪魔しない限度一杯まで開口径を小さくして熱をより逃げにくくすることができる。
また、蓋13の前記進入部13aの基部まわりには蓋13と進入部13aに当てがった金属製の内蓋126との間に挟み込んだシール部材127が設けられ、口部3aの天面内周側半部ないしは天面内周側半部と口部3aの内周のコーナ部に圧接して口部3aを閉じるようにしている。これにより、満水位と進入部13aとの間の蒸気通路225の内側開口225aを内容液が閉じないための安全空間に位置する空気が口部3aよりも外部へ大きく広がって熱が逃げやすくなるのを防止するので、保温力が向上する。
また、前記電動ポンプ26およびベローズポンプ50などの手動ポンプの少なくとも一方を備えていると、電気貯湯容器を定置したまま内容液を吐出して使用することができ、近時大型化し持ち上げ難くなっている大型タイプのものに好適である。特に手動ポンプを備えているとヒータ11で加熱しない魔法瓶保温状態での使用時に通電なしに定置したままでの内容液の吐出ができ、省エネルギーや電源のないところでの使用に好適である。
蓋13は真空二重容器3からの蒸気を外部に逃がす蒸気通路225が形成され、蓋13の真空二重容器3内に面する位置の内側開口225aと、外部に露出する外面に形成された外側開口225bとの間で通じるように形成されている。蒸気通路225の途中には、器体1が横転して内容液が進入してきた場合にそれを一時溜め込み、あるいは迂回させて、外側開口225bに至るのを遅らせる安全経路225cを設けてある。これにより、器体1が横転して内容液が蒸気通路225を通じて外部に流出するまでに器体1を起こすなどの処置ができるようになる。また、蒸気通路225には器体1の横転時に、蒸気通路225に進入しようとし、あるいは進入した内容液が先に進むのを阻止するように自重などで働く転倒時止水弁225dが適所に設けられている。図示する実施例では内側開口225aの直ぐ内側の一か所に設けてある。
蓋13の前部には閉じ位置で肩部材6側の係止部19に係合して蓋13を閉じ位置にロックするロック部材21が設けられ、蓋13が閉じられたときに係止部19に自動的に係合するようにばね22の付勢によってロック位置に常時突出するようにしている。これに対応して蓋13にはロック部材21を後退操作して前記ロックを解除するロック解除部材23が設けられている。ロック解除部材23は図1に示すように軸24によって蓋13に枢支されたレバータイプのものとされ、前端23aを親指などで押し下げて反時計回りに回動させることでロック部材21をばね22に抗して後退させてロックを解除し、続いてロック解除操作で起き上がった後端23bを他の指で引き上げることによりロックを解除された蓋13を持ち上げこれを開くことができる。
電動ポンプ26は遠心ポンプであって真空二重容器3の直ぐ下の位置に設けられ、真空二重容器3内から流れ込む内容液を吐出路25を通じて器体1外に臨む吐出口25dに向け送りだし、吐出口25dから外部に吐出させ使用に供する。
真空二重容器3の胴部3bまわりにはその底部材111に下端部を支持され、肩部材6の開口12の傾斜段部12aの内側まで立ち上がる断熱壁131を設け、真空二重容器3の真空空間63内にはその回り込み部63aから口部3aまで立ち上がる銅箔132を内蔵して保温効率をさらにたかめている。
なお、図示していないが、外装ケース2の底部と真空二重容器3の底部との間の空間、あるいは外装ケース2の胴部112と真空二重容器3の胴部3bとの間に、前記電動ポンプ26とともにヒータ11を通電制御する制御基板を収容する一方、真空二重容器3の一重の底部3cの中央には温度センサが下方から当てがわれ、内容液のその時々の温度を検出して、湯沸しや保温モードで内容液を加熱制御する場合の温度情報を得るようにしている。
器体1の肩部材6の前部に嘴状に突出する突出部31の上面には操作パネル32が設けられ、モード設定などの操作部や、操作に対応する表示、あるいは動作状態を示す表示を行うようにしてある。操作パネル32の下方、つまり内側には前記操作および表示に対応する信号の授受および動作を行う操作基板33が設けられて操作パネル32と協働して外部からの操作や外部への表示が行えるようにする。吐出路25の上部は器体1の突出部31と外装ケース2側のパイプカバー部2dとの間に入った部分で逆U字状のユニット25cを構成し、このユニット25cに転倒時止水弁134aおよび前傾時止水弁134bと吐出口25dを設けている。吐出口25dはパイプカバー部2dを通じて下向きに外部に開口している。
外装ケース2の底部材111の下向きの凹部111a内には下方から回転座環37が回転できるように嵌め合せて設けられ、器体1がテーブル面などに定置されたときに回転座環37の上で軽く回転して向きを変えられるようにしてある。
本発明は家庭用の電気ポットに実用して、大きな絞り度でかさ低く自然吐出に対応できるものとする。
本発明に係る真空二重容器を持った電気ポットの1つの実施例を示す断面図である。 図1の電気ポットの半部を断面して見た正面図である。 図1の電気ポットの真空二重容器の口部と器体の肩部材が形成する器体の開口との接続状態を示す断面図である。 図3の接続部間のシール部材を特許文献1に記載のものと比較して示す比較図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の平面図である。 図1の電気ポットにおける真空処理前の真空二重容器体の外筒の底部の一部断面図である。 図1の電気ポットにおける真空処理前の真空二重容器体を示す底部の真空排気穴部を示す断面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の底部のゲッター配置部を示す断面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の底面図である。 図1の電気ポットにおける真空二重容器の製造方法に用いる内外筒肩部材を示す斜視図である。 図10の内外筒肩部材を接合し肩部材を製作する工程を示す斜視図である。 図11の肩部材と内筒胴部とを接合して結合体とする工程を示す斜視図である。 図12の結合体と外筒胴とを接合して二重容器体とする工程を示す斜視図である。 特許文献1に記載の電気ポットにおける上部の断面図である。
符号の説明
1 器体
2 外装ケース
3 真空二重容器
3a 口部
3b 胴部
3c 一重底部
3d 肩部
3a1 容器口
3a2 接合段部
4 内筒
4a 内筒胴
4b 内筒肩部材
4b1 内周壁
4b2 段部
4b3 内筒肩部
5 外筒
5b 外筒胴
5c 外筒肩部材
5c1 内周壁
5c2 外周壁
6 肩部材
11 ヒータ
12 開口
13 蓋
63 真空空間

Claims (2)

  1. 器体に内筒および外筒間を真空空間とした金属製の真空二重容器を持ち、この真空二重容器の一重底部に外部からヒータを当てがい、真空二重容器の口部が胴部内径よりも小さい開口径にて器体の肩部材の開口に臨み、器体の開口部に設けた蓋で開閉されるようにした金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器であって、
    真空二重容器は真空空間を胴部の上端から胴部の内側へほぼ横向きに肩部をなして屈曲し胴部内径よりも小さい口部を形成し、真空二重容器の内筒胴部と内筒肩部との境界部に内側に凹陥した段部を形成したことを特徴とする金属製の真空二重容器を持った電気貯湯容器。
  2. 請求項1に記載の金属製の真空二重容器の製造方法であって、内筒胴部上端に接合される部分に段部を持った内筒肩部材と、外筒胴上端に接合される外筒肩部材とを、内筒肩部材に形成した上向きの内周壁を外筒肩部材に形成した下向きの内周壁の外側に嵌め合せて接合することにより真空二重容器の口部を持った肩部材を形成し、この肩部材の内筒肩部材の外周部と内筒胴部上端とを、内筒肩部材の段部と内筒胴部上端とを一体のガイドで内周を支持した位置決め状態にて接合した後、外筒胴の上端を外筒肩部材に形成した下向きの外周壁の内側に嵌め合わせるとともに、外筒胴の下端から内側に延びる環状底部の内周部を内筒胴部の下端の底部に当てがい、それら嵌め合わせ部相互間、当てがい部相互間のそれぞれを接合し、内外筒間の真空処理に供することを特徴とする金属製の真空二重容器の製造方法。
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