JP3085188B2 - 電動注出電気貯湯容器 - Google Patents

電動注出電気貯湯容器

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JP3085188B2
JP3085188B2 JP08096866A JP9686696A JP3085188B2 JP 3085188 B2 JP3085188 B2 JP 3085188B2 JP 08096866 A JP08096866 A JP 08096866A JP 9686696 A JP9686696 A JP 9686696A JP 3085188 B2 JP3085188 B2 JP 3085188B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動注出電気貯湯
容器に関し、詳しくは内容液を加熱して沸騰や保温を行
うヒータと、電動ポンプによって内容液を器体外に注出
する注出手段と、これらヒータおよび電動ポンプを駆動
制御する制御回路とを備えた電動注出電気貯湯容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電動注出電気貯湯容器は家庭用の電気ポ
ットとして従来から広く提供され、家庭や職場等で利用
されている。
【0003】電動注出機能を持たない電気ポットでは、
来客時に電源のない部屋や場所に電気ポットを持ち運ん
でも、ベローズポンプ等の手動ポンプを操作して内容液
を吐出し使用することができる。
【0004】この場合、電気ポットは電源を断たれるた
めに内容液が降温するが、短時間の間の使用になるので
問題はなく、便利に使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近時普及しつ
つある電動ポンプを用いて内容液を電動注出する電気ポ
ットは、電源がない所では電動ポンプは働かず内容液を
注出できない。このため、このタイプの電気ポットは上
記した手動で注出するタイプの電気ポットのように、電
源のない所に持ち運んで便利に使用することはできな
い。従って、電動注出できる便利なものでありながら、
手動注出するものよりも不便な面があって、それぞれ相
容れない一長一短を有したままである。
【0006】本発明は以上のような点に鑑み、家庭用電
源がないところでも電動ポンプを働かせて便利に使用で
きる一長一短のない電動注出電気貯湯容器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、請求項1の発明は、内容液を加熱して沸騰
や保温を行うヒータと、直流の電動ポンプによって内容
液を器体外に注出する注出手段と、これらヒータおよび
電動ポンプを駆動制御する制御回路とを備えた電動注出
電気貯湯容器において、制御回路にヒータおよび電動ポ
ンプを駆動制御する電力を家庭電源から供給するための
一次電源供給手段と、制御回路に少なくとも電動ポンプ
を駆動制御する電力を一次電池または二次電池から供給
するための二次電源供給手段とを併設し、二次電源供給
手段は、家庭用電源からの電力を制御回路に供給する電
源接続端子とは別の電源接続端子に一次電池または二次
電池を接続して制御回路の電動モータおよびその他の直
流回路に電力を供給し、かつ、制御回路の家庭用電源と
の電源接続端子からの交流を直流に変換して直流回路部
分に給電する電源回路と電動ポンプとの間に、充電回路
および二次電池を、この二次電池が充電回路よりも電動
ポンプ寄りとなるように接続したことを特徴とするもの
である。
【0008】このような構成では、家庭用電源のあると
ころでは、一次電源供給手段にて家庭用電源からの電力
を供給して制御回路を働かせることにより、ヒータおよ
び電動ポンプを所定の操作に従って駆動制御して、内容
液の沸騰や保温を行い、また、内容液を器体外に注出し
て従来通りに使用できる。また、家庭用電源がない所で
は、二次電源供給手段にて一次電池または二次電池から
の電力を供給して制御回路を働かせることにより、少な
くとも電動ポンプを駆動制御し内容液を電動で注出する
ことができるので、従来のような一長一短がなくなり、
しかも、家庭用電源がない所での注出が自動になり手動
ポンプの場合よりも便利でより使い易いものとなる。
【0009】特に、家庭用電源と一次電池または二次電
池とで個別の電源接続端子を使い分け、家庭用電源を用
いるときの給電回路と一次電池または二次電池を用いる
ときの給電回路とを含んだ制御回路を固定的に設けてお
いて、回路の切換えなしに、家庭用電源を用いる場合の
ヒータ等の交流回路および、直流電動ポンプである電動
ポンプおよびその他の直流回路への電力供給と、一次電
池または二次電池を用いる場合の直流電動ポンプである
電動ポンプおよびその他の直流回路への電力供給とを達
成することができる。
【0010】また、二次電源供給手段は制御回路の家庭
用電源が接続されて使用されているとき、家庭用電源か
らの給電を利用して充電回路を必要に応じ働かせて二次
電源を充電しながら、これを介して電動ポンプを駆動す
ることにより通常使用でき、家庭用電源がない所では家
庭用電源からの電力の供給がないことにより、制御回路
における前記充電された二次電池から電動ポンプに給電
してこれを駆動し、家庭用電源がない所での内容液の注
出を行うことができる。
【0011】請求項2の発明は、内容液を加熱して沸騰
や保温を行うヒータと、直流の電動ポンプによって内容
液を器体外に注出する注出手段と、これらヒータおよび
電動ポンプを駆動制御する制御回路とを備えた電動注出
電気貯湯容器において、制御回路にヒータおよび電動ポ
ンプを駆動制御する電力を家庭電源から供給するための
一次電源供給手段と、制御回路に少なくとも電動ポンプ
を駆動制御する電力を一次電池または二次電池から供給
するための二次電源供給手段とを併設し、二次電源供給
手段は一次電源供給手段と同じ電源接続端子に一次電池
または二次電池を接続し、かつ、一次電池または二次電
池の接続に応動して電源接続端子からの電力が制御回路
の電動ポンプ駆動回路およびその他の直流駆動回路に給
電され、一次電池または二次電池の接続の解除に応動し
て電源接続端子からの電力が制御回路のヒータやその他
の交流回路と、直流電源部を介した電動モータやその他
の直流回路とに給電されるように切換える回路切換手段
を備えていることを特徴とするものである。
【0012】このような構成では、家庭用電源のあると
ころでは、一次電源供給手段にて家庭用電源からの電力
を供給して制御回路を働かせることにより、ヒータおよ
び電動ポンプを所定の操作に従って駆動制御して、内容
液の沸騰や保温を行い、また、内容液を器体外に注出し
て従来通りに使用できる。また、家庭用電源がない所で
は、二次電源供給手段にて一次電池または二次電池から
の電力を供給して制御回路を働かせることにより、少な
くとも電動ポンプを駆動制御し内容液を電動で注出する
ことができるので、従来のような一長一短がなくなり、
しかも、家庭用電源がない所での注出が自動になり手動
ポンプの場合よりも便利でより使い易いものとなる。
【0013】特に、電源接続端子を家庭用電源と一次電
池または二次電池とに共用するので、それぞれに専用の
電源接続端子を設ける必要がないので、器体の外部構造
が複雑化せず通常のものと変わらないシンプルなものと
なる。しかも、電源接続端子に一次電池または二次電池
を接続したり、接続を解除したりするのに応動して回路
切換手段が働き、一次電池または二次電池使用による給
電状態と、一次電池または二次電池を使用しない給電状
態とに制御回路を自動的に切換えるので、一次電池また
は二次電池を用いた使用状態と、一次電池または二次電
池を用いない使用状態とに人が切換える必要はなく使用
し易いものとなる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1、2の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、二次電源供給手段が、
一次電池または二次電池に対し、一次電源供給手段の電
源接続部とは別の電源接続部を有している。
【0015】このような構成では、請求項1、2の発明
に加え、さらに、一次電源供給手段の電源接続部は電源
コードが接続されるもので、接続した電源コードが邪魔
にならないように電源接続部の位置が制約され、従来か
ら実施されているように器体の底部の後ろ側に設けるの
が一般であるが、一次電池または二次電池の接続にはそ
のような制約がないので、一次電源供給手段の電源接続
部と別の電源接続部とされることにより、器体の各部に
ある既設の、あるいは器体の各部に新たに設け得る、種
々の空間を利用して、器体の形態や大きさが従来のまま
で装着し接続された使用状態となるようにすることがで
き、一次電池または二次電池の装着部を、請求項4の発
明のように、器体の肩部に設けられた器体の蓋を枢着す
る軸受部、請求項5の発明のように、器体の内容器の底
部よりも下の部分、特に、請求項6の発明のように、器
体の内容器の底部よりも下に設けられて回路基板を収容
している回路ボックス内、あるいは、請求項7の発明の
ように、回路ボックスの外部、さらに、請求項8の発明
のように、器体の胴部、請求項9の発明のように、器体
の蓋、と云った各部に設けることができ、設計自由度の
高いものとなる。
【0016】請求項10の発明は、請求項1〜9の発明
のいずれか1つにおいて、さらに、一次電池または二次
電池の寿命を判別する判別手段と、この判別に従って一
次電池または二次電池の寿命を表示する表示手段とを備
えている。
【0017】このような構成では、請求項1〜9の発明
のいずれか1つに加え、さらに、一次電池または二次電
池の寿命が判別手段によって判別され、一次電池または
二次電池が寿命に達したかどうかが表示手段によって表
示されるので、一次電池または二次電池の交換や充電の
時期を使用者は的確に知ることができ、遅速なく一次電
池または二次電池を交換や充電して、交換や充電が早す
ぎることによる作業や消費の無駄をなくし、また遅すぎ
ることによる電動ポンプの動作不足と云った不正常な使
用を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の電動注出電気貯湯容
器の幾つかの実施の形態を図を参照して詳細に説明す
る。
【0019】(実施の形態1) 図1〜図5は本実施の形態1を示している。本実施の形
態1は図1に示すようにヒータ3によって内容液を加熱
して沸騰や保温を行い、電動ポンプ14によって注出路
7を通じて内容液を器体6外に注出し使用できるように
する家庭用の電気ポットの場合を示している。器体6は
鋼板製の外装体1内にアルミニウム板製の内容器2を収
容して構成し、外装体1と内容器2とを双方の口部どう
しで連結する合成樹脂製の肩部材8の後部に設けた軸受
部32に器体6の蓋31を軸33によって開閉できるよ
うに枢支している。蓋31はばね41で開き方向に付勢
している。蓋31はこれの自由端部に設けたロック部材
36がばね36aの付勢によって肩部材8の係止部8a
に係合することにより閉じ状態に保たれ、ロック解除部
材37によりロック部材36をばね36aに抗して後退
させて係止部8aとの係合を解き、手をロック解除部材
37から離すと、ばね41の付勢で自動的に開かれる。
ロック解除部材37にはこれの押圧操作を阻止したりこ
の阻止を解除したりする安全ロック部材38が働かさ
れ、蓋31の閉じ位置へのロックが不用意に解除されな
いようにしている。
【0020】蓋31は合成樹脂製で表面板と下板39と
を合体して中空に形成され、下板39の下にはステンレ
ス鋼板製の内蓋34が取付けられ、蓋31の閉じ状態で
この内蓋34が内容器2の口部を閉じる。内蓋34の外
周には蓋31との間に挟み込んだシールパッキング35
が設けられ、このシールパッキング35が内蓋34と内
容器2の口部との間をシールする。蓋31の下板39と
内蓋34との間には、内容器2内から蓋31外に通じる
蒸気抜き通路139が設けられ、内容器2内で発生する
蒸気によって内圧が異常昇圧するようなことを回避す
る。蒸気抜き通路139が内容器2内に開口している部
分には転倒時止水弁40を設けて、器体6が横転したと
き内容液が蒸気抜き通路139を通じて外部に流出する
のを防止する。
【0021】電動ポンプ14は注出路7の途中であっ
て、この注出路7が接続される内容器2の吐出口2aの
直ぐ下に位置し、注出路7に流れ込む内容液を注出路7
の注出口11まで送り出す、汲み上げ式のものとしてあ
る。しかし、これに限られることはなく、どのようなタ
イプの電動ポンプを利用することもできる。例えば、内
容器2内に電動ポンプにより加圧空気を供給して内容液
を注出路7へ押出し、注出口11から注出するようにも
できる。
【0022】注出路7は内容器2と外装体1との間を立
上がり、肩部材8に設けた器体6の前面へ嘴状に突出す
る嘴状突出部9内に至り、この嘴状突出部9内に注出口
11が下向きに開口して、この注出口11からの注出液
は嘴状突出部9の底部12に形成された注液ガイド13
を介して外部に流れ出し、注液されるようになってい
る。
【0023】注出路7の立上がり部は内容器2内の液位
と同一の液位となるので、この液位を静電容量方式、あ
るいはフォトカプラ方式による液量検出手段173が設
けられている。これに変えて注出路7の立上がり部を透
明管としてこれを外装体1に設けた液量表示窓を通じ外
部から視認されるようにして液量を表示することができ
る。液量検出手段173により検出した液量は嘴状突出
部9の上面に設けた操作パネル22に表示する。注出路
7の立上がり部の液量検出部の直ぐ上には転倒時止水弁
15を収容した弁室16が設けられて、器体6が横転し
たときに内容液が注出路7を通じて外部に流出するのを
防止する。
【0024】操作パネル22には樹脂ばねよりなる注出
キー23が設けられ、操作パネル22の内側に設けた操
作パネル電子回路基板20には、注出キー23と対向し
た注出スイッチ21が設けられ、注出キー23の押圧操
作で注出キー23はオン操作されて電動ポンプ14が駆
動されるようにする。
【0025】外装体1の下端に取付けられた合成樹脂製
の底部材17には回路ボックス17aが下向きに一体成
形され、この回路ボックス17a内にヒータ3および電
動ポンプ14を操作パネル22での設定モードに従って
駆動制御する制御回路19の駆動制御電子回路基板5を
収容し取付けてある。底部材17の開口には底蓋18が
取付けられるとともに、回転座体24が嵌め付けられて
いる。内容器2の底部下面にはヒータ3とともに温度セ
ンサ4が当てがわれている。
【0026】制御回路19の電源接続端子51は、底部
材17の後部に開口するマグネットプラグ接続口52に
設けられ、図1に示すように電源コード53のマグネッ
トプラグ54を装着するか、図2に示すように充電でき
る二次電池55のマグネットプラグ55aかを接続し
て、家庭用電源か二次電池55かを選択して用いること
ができる。
【0027】電動ポンプ14は直流電動ポンプであり、
マイクロコンピュータ56とともに直流回路部をなして
いる。制御回路19は図3に示すように、電源接続端子
51に電源コード53により家庭用電源が接続されたと
き、交流を直流に変換して所定の電圧に降圧した状態で
マイクロコンピュータ56に給電する直流電源回路57
と、前記交流電源によって電動ポンプ14に直流電力を
給電する直流駆動回路58とを有している。制御回路は
また、前記交流をそのまま湯沸しヒータ3aおよび保温
ヒータ3bに給電する給電回路59を有した一次電源供
給手段60を構成している。
【0028】マイクロコンピュータ56は、操作パネル
22と信号を授受するとともに、温度センサ4が検出す
る内容液温度をモニタし、初期設定ないしは操作パネル
22で設定されたモードと温度センサ4での検出温度と
に応じて、スイッチングトランジスタ61、62を導通
制御し、スイッチングトランジスタ61によってはリレ
ー63をオン、オフして湯沸しヒータ3aを駆動制御
し、スイッチングトランジスタ62によってはリレー6
4をオン、オフして保温ヒータ3bを駆動制御する。こ
れによって、設定されたモードが実行される。
【0029】電源接続端子51を家庭用電源と二次電池
55とに共用するのに、二次電池55からの電力を制御
回路19の特に電動ポンプ14およびマイクロコンピュ
ータ56と云った直流回路に供給するための、前記プラ
グ55aを含む二次電源供給手段65は、二次電池55
の接続に応動して電源接続端子51からの電力が制御回
路19の電動ポンプ14を駆動する直流駆動回路58お
よびマイクロコンピュータ56と云った直流回路に給電
され、二次電池55の接続の解除に応動して電源接続端
子51からの電力が制御回路19の湯沸しヒータ3aお
よび保温ヒータ3bを含み必要な他の交流回路と、直流
駆動回路58における電動ポンプ14やマイクロコンピ
ュータ56と云った他の直流回路とに給電されるように
切換える回路切換手段66を有している。
【0030】本実施の形態1での回路切換手段66は、
4か所に設けた切換切片66a、66b、66c、66
dを有したリレー66であり、これを働かせる信号を出
力する切換スイッチ166によってマイクリコンピュー
タ56を通じ働かされるが、これに限られることはな
い。リレー66はマイクロコンピュータ56に接続した
切換スイッチ166からのオン信号の入力の有無に対応
したスイッチングトランジスタ167のオン、オフによ
り切換え動作され、また復帰するものであり、切換スイ
ッチ166はマグネットプラグ接続口52の内側上部に
設けられ、二次電池55のマグネットプラグ55aがマ
グネットプラグ接続口52に挿入され接続されたとき、
図2に示すように二次電池55に設けられた突起55b
が操作杆67を介して押動されると、切換スイッチ16
6がオンされることによりリレー66を働かせて、切換
切片66a〜66dを図3の状態から仮想線の状態に切
り換え、制御回路19の給電状態を二次電池使用状態に
する。また、二次電池55がマグネットプラグ接続口5
2から取り外されると、切換スイッチ166は突起55
bの押動から解除されてオフされることによりリレー6
6をオフして、切換切片66a〜66dを図3の実線の
状態に復帰させ、制御回路19を家庭用電源使用状態に
戻す。また、マイクロコンピュータ56は切換スイッチ
166からのオン信号によって、湯沸かしヒータ3aお
よび保温ヒータ3bをオフして、二次電池55が使用さ
れるときの消費電力を抑えて節電している。切換スイッ
チ166がオフされると、このような節電の制御をオフ
する。
【0031】このような回路切換のために、操作杆67
は底部材17のマグネットプラグ接続口52の上部に前
後に進退できるように保持し、ばね68によって外部に
進出した位置に常時あるように付勢する。これにより、
二次電池55がマグネットプラグ接続口52に接続され
たときに突起55bによってばね68に抗し内側に押し
込まれ切換スイッチ166を押動し、二次電池55が取
り外されたとき突起55bによる押し込みを解除されて
ばね68により進出位置に復帰し、切換スイッチ166
の押動を解除する。
【0032】以上によって、器体6は通常家庭用電源使
用状態にあるので、家庭用電源のあるところでは、電源
接続端子51にこの家庭用電源を電源コード53で接続
することにより、制御回路19を家庭用電源使用状態に
働かせてヒータ3a、3bおよび電動ポンプ14を設定
された所定のモードに従って駆動制御し、内容液の沸騰
や保温を行い、また、内容液を器体外に注出して従来通
りに使用できる。
【0033】また、家庭用電源がない所では、電源接続
端子51に二次電池55を接続することにより、制御回
路19を二次電池使用状態に働かせて少なくとも電動ポ
ンプ14を駆動制御し内容液を電動で注出することがで
きるので、従来のような一長一短がなくなり、しかも、
家庭用電源がない所での注出が自動になり手動ポンプの
場合よりも便利でより使い易いものとなる。
【0034】なお、二次電池55の使用時にもヒータ3
b等を駆動制御して保温状態等を保つこともできるが、
消費電力が大きく二次電池55の寿命が短くなること、
および二次電池55の使用は短時間であることを配慮す
ると、二次電池55の使用中は本実施の形態1のように
ヒータ3a、3bの駆動は行わないのが好適と言える。
【0035】また、電源接続端子51を家庭用電源と二
次電池55とに共用するので、それぞれに専用の電源接
続端子を設ける必要がなく、器体6の外部構造が複雑化
せず通常のものと変わらないシンプルなものとなる。し
かも、電源接続端子51に二次電池55を接続したり、
接続を解除したりするのに応動して回路切換手段である
切換スイッチ166およびリレー66が働き、制御回路
19を二次電池55の使用による給電状態と二次電池5
5を使用しない家庭用電源を使用する給電状態とに自動
的に切換えるので、二次電池55を用いた使用状態と二
次電池55を用いない使用状態とに人が切換える必要は
なく使用し易いものとなる。
【0036】また、本実施の形態1のように二次電池5
5が充電できるものであると、二次電池55は充電によ
り繰り返し使用できるので、これを器体6に組み合わせ
備えておくことにより、紛失しない限り新規の電池を購
入する手間と費用が要らない。
【0037】本実施の形態1では、さらに、二次電池5
5の寿命を判別するマイクロコンピュータ56の内部機
能としての判別手段71と、この判別に従って二次電池
55の寿命を表示する表示手段としてのLEDランプ2
5とを設けてある。このLEDランプ25は図1に示す
ように操作パネル22に設けてある。しかし、これに限
らず適当な位置に設けることができる。
【0038】二次電池55により電動ポンプ14を駆動
するとき、例えば、フルに充電して4.8V程度となる
二次電池55の両端電圧が2.4V以上あると、制御回
路19の側でポンプ駆動電圧6V程度にまで昇圧できる
とし、3.8lの満杯の内容液を出し切れないぐらい急
激な電圧降下があるときを、二次電池55の寿命である
とすると、4.8Vから2.4Vまでのある中間点に設
定電圧を、例えば3.6Vと設け、注出スイッチ21が
オン操作されている間に、3.6Vを通過するまでに要
した時間を加算することによって、二次電池55が寿命
に達したか、どうかを判別することができる。
【0039】図4は新品の二次電池55を使用したとき
の電圧変化V1と、寿命に近い二次電池55を使用した
ときの電圧変化V2とを比較して示したもので、新品の
二次電池55の場合の電圧変化V1であると、3.6V
に達するのに電動ポンプ14の駆動開始からT2 の長い
時間掛かるのに対し、寿命に近い二次電池55の場合の
電圧変化V2であると、T1 と短い時間で3.6Vに達
する。
【0040】本実施の形態1の判別手段71は、このよ
うな電動ポンプ14の駆動開始から二次電池55の両端
電圧が設定電圧に達する時間によって、二次電池55の
寿命を判別し、寿命に達したときLEDランプ25を点
灯してこれを表示するようにしてある。
【0041】図5の(a)、(b)のフローチャート
は、このような制御の一例を示している。
【0042】まず図5の(a)において、電源接続端子
51に電源コード53が接続された回路状態かどうか
を、切換スイッチ166の状態で判別して、図3の実線
で示すオン状態であると、コードレスモードとして二次
電池55の両端電圧が初期電圧4.8Vであるかどうか
を判別する。
【0043】前記コードレスモードでない場合、および
初期電圧4.8Vである場合、そのままリターンする。
初期電圧4.8Vでない場合は、二次電池55の寿命を
判定するために次に進み、注出スイッチ21がオンされ
るのに伴って電動ポンプ14を駆動し内容液の注出を実
行する。この間、経過時間Tのカウントをスタートする
とともに、図5の(b)に移って、二次電池55の両端
電圧が3.6Vを通過したかどうかを判別し、3.6V
を通過したときに、前記カウントの値Tが寿命値TEND
未満であるとそのままリターンし、寿命値TEND 以上で
あるとLEDランプ25を点灯して寿命表示を行う。
【0044】このように、二次電池55が寿命に達した
かどうかが表示されるので、二次電池55の充電の時期
を使用者は的確に知ることができ、遅速なく二次電池5
5を充電して、充電が早すぎることによる作業の無駄を
なくし、また遅すぎることによる電動ポンプの動作不足
と云った不正常な使用を防止することができる。
【0045】なお、二次電池55の使用時にもヒータ3
b等を駆動制御して保温状態等を保トプラグ55aを有
しているので、二次電池55を使用するのに電源接続端
子51に直接接続できるので、接続のための二次電池5
5を収容するケースは不要であり、構成が簡単になる。
また、二次電池55は出没する充電用のプラグ55cを
有し、これを突出させた状態で家庭用電源の供給口であ
るコンセントに接続することにより充電できるようにし
ている。しかし、充電は他の方式によって行うこともで
きる。
【0046】(実施の形態2) 図6は本発明の実施の形態2を示している。本実施の形
態2は図6に示すように、一次電池155を使用してい
る。一次電池155の使用数は1つでもよい。一次電池
155は合成樹脂製の電池ケース72に収容し、電池ケ
ース72に固設したプラグ72aを、器体6に設けられ
た電源接続端子73に接続して使用されるようにしてあ
る。電源接続端子73は実施の形態1で示したように底
部材のマグネットプラグ接続口に設けられる図示しない
家庭用の電源接続端子と別に設ける一方、器体6の蓋を
枢着する軸を着脱できるように軸受する軸受部32の下
部に電池ケース装着口32aを設けて、これに電池ケー
ス72の上端開口を突合せて、電池ケース72に一体形
成した弾性フック72a部を電池ケース装着口32aに
設けた係合孔32bとの係合によって着脱できるように
装着したとき、プラグ72aが、軸受部32内から電池
ケース装着口32aに臨んでいる電源接続端子73に接
続されるようにしてある。軸受部32を電池ケースに兼
用して一次電池155を直接装着して用いるようにもで
きる。
【0047】このように、本実施の形態2の二次電源供
給手段65は、家庭用電源からの電力を制御回路に供給
する電源接続端子とは別の電源接続端子73に一次電池
155を接続して制御回路の電動モータおよびその他の
直流回路に電力を供給するもので、家庭用電源と一次電
池155とで個別の電源接続端子を使い分けるので、家
庭用電源を用いるときの給電回路と二次電池を用いると
きの給電回路とを含んだ制御回路を固定的に設けておけ
るので、どちらを利用するかで制御回路を切換える必要
がなく回路構成が簡略化する。しかし、本実施の形態2
において一次電池155に代えて二次電池を用いるよう
にすることもできる。
【0048】また、一次電池155は、これが寿命に達
する都度市販されている乾電池を購入して取り替え使用
すればよく、簡易に長期に亘って使用することができ
る。
【0049】また、一次電池155は電池ケース72に
収容して電源接続端子73に接続されるので、これが複
数であっても電源接続端子73との接続が容易にかつ一
回の作業で達成される。一次電池155を用いる場合も
寿命の判定と寿命に達したときの表示とを行うのが好適
である。
【0050】(実施の形態3) 図7〜図9は本発明の実施の形態3を示している。本実
施の形態3は図7に示すように、二次電源供給手段65
は、制御回路19の家庭用電源との電源接続端子51か
らの交流を直流に変換して直流回路部分に給電する電源
回路81と電動ポンプ14との間に、充電回路82およ
び二次電池55を、二次電池55が充電回路82よりも
電動ポンプ14寄りとなるように接続している。
【0051】これにより、二次電源供給手段65は、制
御回路19の家庭用電源が接続されて使用されていると
き、家庭用電源からの給電を利用して充電回路82を必
要に応じ働かせて二次電池55を充電しながら、これを
介して電動ポンプ14を駆動することにより通常使用で
き、家庭用電源がない所では家庭用電源からの電力の供
給がないことにより、制御回路19における前記充電さ
れた二次電池55から電動ポンプ14に給電してこれを
駆動し、家庭用電源がない所での内容液の自動的に注出
できるようにする。従って、実施の形態1のような家庭
用電源を使用するか二次電池55を使用するかの違いに
よって、二次電池55の着脱の作業が要らない利点があ
る。二次電池55が寿命に達して交換するときだけ着脱
すればよい。
【0052】外観上は通常の電気ポットと同様で、通常
の電気ポットと同様に家庭用電源を利用して使用するこ
とができる上、家庭用電源との接続を外しても内蔵する
二次電池55からの給電により、電動ポンプ14を駆動
して内容液を自動的に注出することができるので、家庭
用電源がない所での使用に便利である。
【0053】なお、充電式の二次電池55も、フルに充
電し、フルに放電する使用を500回程度繰り返すと寿
命に達すると言われている。そこで、本実施の形態3の
二次電池55は器体6に対して固定的な内蔵型にしない
で、必要に応じて着脱して交換できるようにしてある。
これは、ユーザでも交換できるようにするか、サービス
マンでないと交換できないようにするかは自由に選択で
きる。
【0054】しかし、この場合も二次電池55の寿命を
報知できれば便利である。本実施の形態3でもマイクロ
コンピュータ56の内部機能としての判別手段により、
二次電池55の寿命を判別し、寿命であると表示部83
を働かせて表示するようにしてある。この表示はLED
ランプによってもよいが、液晶表示によってもよい。液
晶表示であると各種の文字表示により明確な表示ができ
る。また、ブザーによる告知を併用することもできる。
【0055】ところで、二次電池55の使用状態に種々
な違いがあると思われるため、一回の充電、放電を、寿
命の一回のカウント単位とするのでなく、放電後に再度
充電されるときの電圧を測定し、この測定値に基づき二
次電池55の寿命カウントの仕方を変えていく。寿命カ
ウントの仕方の種類は実験によって求める。
【0056】図8の(a)、(b)のフローチャート
は、そのような寿命判定の具体例を示している。
【0057】まず、図8の(a)において、二次電池5
5の両端電圧VA/D を検知する。次いでこの両端電圧V
A/D が二次電池55の使用による放電度が低いときの高
い電圧VA を上回るときは、使用程度が低いので寿命カ
ウント加算を0に設定してから、また、両端電圧VA/D
が二次電池55の使用による放電度が高いときの低い電
圧VB 未満であるときは、使用程度が高いので寿命カウ
ント加算を1にセットしてから、それぞれ次のカウント
合計処理に進む。次いで、カウント合計が寿命回数を上
回ると寿命を報知し、そうでなければ上記の制御を繰り
返す。
【0058】なお、操作パネル22にはリセットボタン
84が設けられ、これが操作されると、図8の(b)に
示すフローチャートに従って上記のカウント合計を0に
クリアする。リセットボタン84は使用者やサービスマ
ンが、寿命報知を知ったとき、あるいは二次電池55を
取り出したときに操作するとよいが、二次電池55の取
外しによって自動的にリセットされるようにするのが好
適である。
【0059】図9は本実施の形態3での二次電池55を
取り替えられるように装着するのに、実施の形態1で示
したものと同様の回路ボックス17a内の装着部201
に装着するようにしてあり、制御回路19との接続構造
が簡略化するとともに、内容器2の底部下に位置するこ
とにより、内容器2の底部下の空間を有効利用してしか
も制御回路19と近く相互の接続が楽になるとともに、
回路ボックス17aにより他からの保護をも受ける構造
となっている。実施の形態1における底蓋18に二次電
池55を着脱するための開閉蓋202を設けてある。し
かし、二次電池55を着脱する構造はどのように設計さ
れてもよい。サービスマンが交換するような場合は底蓋
18を取り外して行えるようにしておくことで、構造の
簡略化と、不用意な着脱の防止とを図ることができる。
もっとも、本実施の形態3の二次電池55の装着位置
は、一次電池の装着位置にも適用できる。
【0060】(実施の形態4) 本実施の形態4は図10に示すように、一次電池155
または二次電池55を器体6の内容器2の底部よりも下
の位置であるが、回路ボックス17aの外部の装着部2
03に装着してあり、内容器2の底部下のスペースの有
効利用を図りながら、制御回路19の特にハード部分と
の接続が容易なようにしてある。本実施の形態4でも、
底蓋18の開閉蓋202を開いて一次電池155または
二次電池55を着脱できるようにしてある。
【0061】(実施の形態5) 本実施の形態5は、図11に示すように、一次電池15
5または二次電池55を器体6の胴部である外装体1と
内容器2との間の装着部204に装着するようにしてあ
る。これによって、器体6の胴部空間を有効利用して一
次電池155または二次電池55を装着することができ
る。また、本実施の形態5では外装体1に設けた開閉蓋
205を開いて着脱できるようにしてある。従って、着
脱部が常時外面に露出しているので、交換が頻繁な一次
電池155の場合に特に有効である。
【0062】(実施の形態6) 本実施の形態6は、図12に示すように、一次電池15
5または二次電池55を器体6の胴部に設けた装着部2
04に装着するのに、この装着部204を外装体1を内
側に窪ませて形成してあり、これの開口に開閉蓋205
を設けてある。このような装着部の構造は、実施の形態
3、4の場合にも適用できる。適用する場合は実施の形
態3、4の底蓋の一部を内側に窪ませて装着部を形成す
ることになる。あるいは、回路ボックスの一部を内側に
あるいは外側に窪ませることにより形成することもでき
る。
【0063】(実施の形態7) 本実施の形態7は、図13に示すように、一次電池15
5または二次電池55を器体6の蓋31に設けた装着部
206に装着してある。装着部206は蓋31の上板2
07の一部を内側に窪ませて形成してあり、これの開口
に着脱のための開閉蓋208を設けてある。しかし、上
板207の内側に特別な装着部を設けて、蓋31の一部
の開閉蓋を開いて一次電池155または二次電池55を
着脱できるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、家庭用電源の
あるところでは、一次電源供給手段にて家庭用電源から
の電力を供給して制御回路を働かせることにより、ヒー
タおよび電動ポンプを所定の操作に従って駆動制御し
て、内容液の沸騰や保温を行い、また、内容液を器体外
に注出して従来通りに使用できる。また、家庭用電源が
ない所では、二次電源供給手段にて一次電池または二次
電池からの電力を供給して制御回路を働かせることによ
り、少なくとも電動ポンプを駆動制御し内容液を電動で
注出することができるので、従来のような一長一短がな
くなり、しかも、家庭用電源がない所での注出が自動に
なり手動ポンプの場合よりも便利でより使い易いものと
なる。
【0065】特に、家庭用電源と一次電池または二次電
池とで個別の電源接続端子を使い分け、家庭用電源を用
いるときの給電回路と一次電池または二次電池を用いる
ときの給電回路とを含んだ制御回路を固定的に設けてお
いて、回路の切換えなしに、家庭用電源を用いる場合の
ヒータ等の交流回路および、直流電動ポンプである電動
ポンプおよびその他の直流回路への電力供給と、一次電
池または二次電池を用いる場合の直流電動ポンプである
電動ポンプおよびその他の直流回路への電力供給とを達
成することができる。
【0066】また、二次電源供給手段は制御回路の家庭
用電源が接続されて使用されているとき、家庭用電源か
らの給電を利用して充電回路を必要に応じ働かせて二次
電源を充電しながら、これを介して電動ポンプを駆動す
ることにより通常使用でき、家庭用電源がない所では家
庭用電源からの電力の供給がないことにより、制御回路
における前記充電された二次電池から電動ポンプに給電
してこれを駆動し、家庭用電源がない所での内容液の注
出を行うことができる。
【0067】請求項2の発明によれば、家庭用電源のあ
るところでは、一次電源供給手段にて家庭用電源からの
電力を供給して制御回路を働かせることにより、ヒータ
および電動ポンプを所定の操作に従って駆動制御して、
内容液の沸騰や保温を行い、また、内容液を器体外に注
出して従来通りに使用できる。また、家庭用電源がない
所では、二次電源供給手段にて一次電池または二次電池
からの電力を供給して制御回路を働かせることにより、
少なくとも電動ポンプを駆動制御し内容液を電動で注出
することができるので、従来のような一長一短がなくな
り、しかも、家庭用電源がない所での注出が自動になり
手動ポンプの場合よりも便利でより使い易いものとな
る。
【0068】特に、電源接続端子を家庭用電源と一次電
池または二次電池とに共用するので、それぞれに専用の
電源接続端子を設ける必要がないので、器体の外部構造
が複雑化せず通常のものと変わらないシンプルなものと
なる。しかも、電源接続端子に一次電池または二次電池
を接続したり、接続を解除したりするのに応動して回路
切換手段が働き、一次電池または二次電池使用による給
電状態と、一次電池または二次電池を使用しない給電状
態とに制御回路を自動的に切換えるので、一次電池また
は二次電池を用いた使用状態と、一次電池または二次電
池を用いない使用状態とに人が切換える必要はなく使用
し易いものとなる。
【0069】請求項3の発明によれば、請求項1、2の
発明に加え、さらに、一次電源供給手段の電源接続部は
電源コードが接続されるもので、接続した電源コードが
邪魔にならないように電源接続部の位置が制約され、従
来から実施されているように器体の底部の後ろ側に設け
るのが一般であるが、一次電池または二次電池の接続に
はそのような制約がないので、一次電源供給手段の電源
接続部と別の電源接続部とされることにより、器体の各
部にある既設の、あるいは器体の各部に新たに設け得
る、種々の空間を利用して、器体の形態や大きさが従来
のままで装着し接続された使用状態となるようにするこ
とができ、一次電池または二次電池の装着部を、請求項
4の発明のように、器体の肩部に設けられた器体の蓋を
枢着する軸受部、請求項5の発明のように、器体の内容
器の底部よりも下の部分、特に、請求項6の発明のよう
に、器体の内容器の底部よりも下に設けられて回路基板
を収容している回路ボックス内、あるいは、請求項7の
発明のように、回路ボックスの外部、さらに、請求項8
の発明のように、器体の胴部、請求項9の発明のよう
に、器体の蓋、と云った各部に設けることができ、設計
自由度の高いものとなる。
【0070】請求項10の発明によれば、請求項1〜9
の発明のいずれか1つに加え、さらに、一次電池または
二次電池の寿命が判別手段によって判別され、一次電池
または二次電池が寿命に達したかどうかが表示手段によ
って表示されるので、一次電池または二次電池の交換や
充電の時期を使用者は的確に知ることができ、遅速なく
一次電池または二次電池を交換や充電して、交換や充電
が早すぎることによる作業や消費の無駄をなくし、また
遅すぎることによる電動ポンプの動作不足と云った不正
常な使用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電気ポットを家庭用電
源を用いた通常の使用状態で示す縦断面図である。
【図2】図1の電気ポットの二次電池を用いる状態を示
す断面図である。
【図3】図1の電気ポットの制御回路図である。
【図4】図1の電気ポットが用いる二次電池の使用によ
る電圧降下の変化の状態を示すグラフである。
【図5】図3の制御回路による二次電池の寿命判別と寿
命表示との具体的な制御を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2の電気ポットを示す一部
の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3の電気ポットの制御回路
図である。
【図8】図7の電気ポットの制御回路の二次電池の寿命
判別と、寿命表示とを行う制御の具体例を示すフローチ
ャート、およびこの寿命判別のためのカウントをリセッ
トする制御のフローチャートである。
【図9】図6の電気ポットの断面図である。
【図10】本発明の実施の形態4を示す電気ポットの断
面図である。
【図11】本発明の実施の形態5を示す電気ポットの断
面図である。
【図12】本発明の実施の形態6を示す電気ポットの断
面図である。
【図13】本発明の実施の形態7を示す電気ポットの断
面図である。
【符号の説明】
1 外装体 2 内容器 3 ヒータ 6 器体 7 注出路 14 電動ポンプ 19 制御回路 21 注出スイッチ 22 操作パネル 23 注出キー 25 LEDランプ 32a 電池ケース装着口 51 電源接続端子 52 マグネットプラグ接続口 53 電源コード 155 一次電池 55 二次電池 55a マグネットプラグ 55b 突起 56 マイクロコンピュータ 57 直流電源回路 58 直流駆動回路 59 給電回路 60 一次電源供給手段 65 二次電源供給手段 66 回路切換手段 66a〜66d 切換切片 166 切換スイッチ 71 判別手段 72 電池ケース 72a プラグ 73 電源接続端子 81 電源回路 82 充電回路 83 表示部 201、203、204、206 装着部 202、205、208 開閉蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−43619(JP,A) 特開 平8−187175(JP,A) 実開 昭54−140352(JP,U) 実開 昭63−117430(JP,U) 実開 昭63−117429(JP,U) 実開 昭48−34963(JP,U) 実開 昭60−101016(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 - 27/64 A47J 41/00 - 41/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容液を加熱して沸騰や保温を行うヒー
    タと、直流の電動ポンプによって内容液を器体外に注出
    する注出手段と、これらヒータおよび電動ポンプを駆動
    制御する制御回路とを備えた電動注出電気貯湯容器にお
    いて、 制御回路にヒータおよび電動ポンプを駆動制御する電力
    を家庭電源から供給するための一次電源供給手段と、制
    御回路に少なくとも電動ポンプを駆動制御する電力を一
    次電池または二次電池から供給するための二次電源供給
    手段とを併設し、二次電源供給手段は、家庭用電源から
    の電力を制御回路に供給する電源接続端子とは別の電源
    接続端子に一次電池または二次電池を接続して制御回路
    の電動モータおよびその他の直流回路に電力を供給し、
    かつ、制御回路の家庭用電源との電源接続端子からの交
    流を直流に変換して直流回路部分に給電する電源回路と
    電動ポンプとの間に、充電回路および二次電池を、この
    二次電池が充電回路よりも電動ポンプ寄りとなるように
    接続した電動注出電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 内容液を加熱して沸騰や保温を行うヒー
    タと、直流の電動ポンプによって内容液を器体外に注出
    する注出手段と、これらヒータおよび電動ポンプを駆動
    制御する制御回路とを備えた電動注出電気貯湯容器にお
    いて、 制御回路にヒータおよび電動ポンプを駆動制御する電力
    を家庭電源から供給するための一次電源供給手段と、制
    御回路に少なくとも電動ポンプを駆動制御する電力を一
    次電池または二次電池から供給するための二次電源供給
    手段とを併設し、二次電源供給手段は一次電源供給手段
    と同じ電源接続端子に一次電池または二次電池を接続
    し、かつ、一次電池または二次電池の接続に応動して電
    源接続端子からの電力が制御回路の電動ポンプ駆動回路
    およびその他の直流駆動回路に給電され、一次電池また
    は二次電池の接続の解除に応動して電源接続端子からの
    電力が制御回路のヒータやその他の交流回路と、直流電
    源部を介した電動モータやその他の直流回路とに給電さ
    れるように切換える回路切換手段を備えている電動注出
    電気貯湯容器。
  3. 【請求項3】 二次電源供給手段は、一次電池または二
    次電池に対し、一次電源供給手段の電源接続部とは別の
    電源接続部を有している請求項1、2のいずれか一項に
    記載の電動注出電気貯湯容器。
  4. 【請求項4】 一次電池または二次電池の装着部は、器
    体の肩部に設けられた器体の蓋を枢着する軸受部に設け
    られている請求項3に記載の電動注出電気貯湯容器。
  5. 【請求項5】 一次電池または二次電池の装着部は、器
    体の内容器の底部よりも下に設けられている請求項3に
    記載の電動注出電気貯湯容器。
  6. 【請求項6】 一次電池または二次電池の装着部は、器
    体の内容器の底部よりも下に設けられて回路基板を収容
    している回路ボックス内に設けられている請求項5に記
    載の電動注出電気貯湯容器。
  7. 【請求項7】 一次電池または二次電池の装着部は、器
    体の内容器の底部よりも下に設けられて回路基板を収容
    している回路ボックスの外部に設けられている請求項5
    に記載の電動注出電気貯湯容器。
  8. 【請求項8】 一次電池または二次電池の装着部は、器
    体の胴部に設けられている請求項3に記載の電動注出電
    気貯湯容器。
  9. 【請求項9】 一次電池または二次電池の装着部は、器
    体の蓋に設けられている請求項3に記載の電動注出電気
    貯湯容器。
  10. 【請求項10】 一次電池または二次電池の寿命を判別
    する判別手段と、この判別に従って一次電池または二次
    電池の寿命を表示する表示手段とを備えた請求項1〜9
    のいずれか一項に記載の電動注出電気貯湯容器。
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