JP3974987B2 - 車両に装備されるスロープ板装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バス等の車両の乗降口部に装備されて乗客の乗降を可能とする車両に装備されるスロープ板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両に装備されるスロープ板装置として、出願人は先に特願平9−139438号を出願しており、このものでは、車両の乗降口部の床面下方に設けたスロープ板収納部内へスライド部材を移動自在に設け、スライド部材に一端側を枢支してスロープ板を連結し、スライド部材はスロープ板収納部の乗降口部に向けて有する開口より離間した原位置と開口に近接する作動位置との間を移動自在に電動モータにより駆動して設け、スロープ板はスライド部材の原位置でスロープ板収納部へ水平状態に収納した収納位置に位置すると共に、スライド部材の作動位置で一端側をスライド部材で支持して他端側を地面に接地して乗降口部の床面と地面との間に傾斜状態に保持した使用位置に位置し、身体障害者等のように車椅子を利用している乗客でも楽に乗降できるようにしている。そして、スライド部材に枢支してスロープ板の裏面に当接する支持アームを設け、支持アームにはスロープ板収納部の底面に配置したカム部材のカム面と接する摺接部を有し、カム面はスロープ板収納部の底面と略平行状に水平方向へ延びる水平部と、この水平部に連なってスライド部材の作動位置側に位置する下方に傾斜の傾斜部とから構成し、支持アームのスライド部材への枢支個所を支点、支持アームのスロープ板裏面への当接個所を作用点、支持アームのカム面と接する摺接部を力点とし、支持アームはカム面の傾斜部に沿う力点の上下動に伴い支点を中心として作用点を上下動して設け、スロープ板は作用点の上下動に伴いスライド部材への枢支個所を中心として水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出たり、傾斜状態から上方へ回動して水平状態になりつつ収納位置へ入ったりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる従来の車両に装備されるスロープ板装置では、スライド部材を電動モータにより駆動して原位置から作動位置へ移動してスロープ板を収納位置から使用位置へ出す際に、支持アームの力点がカム面の傾斜部に沿って下動するのに伴い作用点が下動し、スロープ板はスライド部材を移動する電動モータの駆動力と自重とにより水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出るため、この傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度が速くなり、スロープ板の他端側が地面に接地する際に大きな衝撃を生じ、乗客が不快感を感じることがあった。
【0004】
本発明は、スロープ板が水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度を遅くし、スロープ板の他端側が地面に接地する際の衝撃を緩和し得る車両に装備されるスロープ板装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の車両に装備されるスロープ板装置は、車両の乗降口部の床面下方に設けて乗降口部に向けて開口を有するスロープ板収納部と、スロープ板収納部内でスロープ板収納部の開口より離間した原位置と開口に近接する作動位置との間を移動自在に電動モータにより駆動するスライド部材と、スライド部材に一端側を枢支して連結しスライド部材の原位置でスロープ板収納部へ水平状態に収納した収納位置に位置すると共に、スライド部材の作動位置で一端側をスライド部材で支持して他端側を地面に接地して乗降口部の床面と地面との間に傾斜状態に保持した使用位置に位置するスロープ板と、スロープ板収納部に配置してスライド部材の原位置と作動位置との間に渡ってカム面を形成したカム部材と、スライド部材に枢支してスロープ板の裏面に当接しカム部材のカム面と接する摺接部を有した支持アームとを具備し、カム部材のカム面はスロープ板収納部の底面と略平行状に水平方向へ延びる水平部と、この水平部に連なってスライド部材の作動位置側に位置する下方に傾斜の傾斜部とから構成し、支持アームのスライド部材への枢支個所を支点、支持アームのスロープ板裏面への当接個所を作用点、支持アームの摺接部のカム面との摺接個所を力点とし、支持アームはカム面の傾斜部に沿う力点の上下動に伴い支点を中心として作用点を上下動すると共に、カム面の水平部に沿う力点の移動で作用点を上下動することなく設け、支持アームの力点がカム面の水平部より傾斜部に達する位置で電動モータの駆動を停止するスイッチを設けてなる。この場合、支持アームの力点がカム面の水平部より傾斜部に達する位置で作動して電動モータの駆動を停止するスイッチを、ドグ部材と接触して作動するリミットスイッチとしても良い。そして、リミットスイッチとドグ部材との接触位置を調整自在に設けても良い。
【0006】
かかる本発明の車両に装備されるスロープ板装置によると、スライド部材を電動モータにより駆動して原位置から作動位置に向けて移動すると、支持アームは力点がカム部材のカム面の水平部に沿って移動するのに伴いスロープ板の裏面に当接する作用点を上下動せず、スロープ板はスロープ板収納部へ水平状態に収納した収納位置から水平状態を保持しスロープ板収納部の開口を介して外部に出される。そして、支持アームの力点がカム面の傾斜部に達すると、スイッチが作動して電動モータの駆動を停止し、スロープ板は水平状態から自重により下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出て他端側を地面に接地し、このとき支持アームはスロープ板の重量が作用点に作用することで力点がカム面の傾斜部に沿って下動し、スライド部材はカム面の傾斜部に沿う力点の下動で作動位置に移動する。このため、スロープ板が水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度は、スロープ板の自重によるもので電動モータの駆動力を受けないから、従来の如きスロープ板が電動モータの駆動力と自重とにより水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出るものに比し、この傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度を遅くでき、スロープ板の他端側が地面に接地する際の衝撃を緩和することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2において、1は車両としての低床式バスで、乗降口部2の床面3下方に後述詳記する車両に装備されるスロープ板装置を備え、この車両に装備されるスロープ板装置のスロープ板4が乗降口部2の床面3と車道より高く設置された歩道の地面5との間に傾斜状態に保持された使用位置に位置し、スロープ板4は乗客が乗降する上面4Bの巾方向両端を上方に折り曲げ壁部4Cを形成している。
【0008】
6は図1の低床式バス1の乗降口部2の床面3下方に設けたスロープ板収納部で、上方(図2の紙面直交上方向)及び乗降口部2に向かう一方の側方(図2の下方向)を開口する略矩形状に板材を折り曲げ形成して設け、上方の開口を上板3Aで閉塞して設け、上板3Aは、乗降口部2の床面3を構成している。7はスロープ板収納部6内へ移動自在に設けたスライド部材で、略矩形状に板材を折り曲げ形成して設け、スロープ板収納部6の側方の開口より離間した原位置と側方の開口に近接する作動位置(図2に示す位置)との間を移動自在に電動モータ8により駆動して設けている。電動モータ8はスロープ板収納部6内へスライド部材7の原位置近傍に配置している。
【0009】
10はスロープ板収納部6内へ回転自在に配置した送りねじで、スライド部材7の原位置と作動位置との間を延在して設け、減速歯車9A、9Bを介して電動モータ8により回転駆動され、その外周部にはスライド部材7の中心部に取り付けたナット部材7Aを螺合して設けている。これにより、スライド部材7は電動モータ8により駆動され原位置と作動位置との間を移動する。
【0010】
11はスライド部材7へ図2の紙面直交方向を軸として回転自在に取り付けた4個のローラー部材で、スロープ板収納部6の底面に送りねじ10を介して図2の左右方向へ間隙を有して配置した2本のレール部材12に摺接して設け、スライド部材7の図2左右方向への振れを阻止して設けている。13はスライド部材7の両端へそれぞれ2個づつ図2左右方向を軸として回転自在に取り付けたローラー部材で、スロープ板収納部6の開口と直交する両側面にそれぞれ配置した断面がコ字状のレール部材14の内部に摺接して設け、スライド部材7の図2の紙面直交方向への振れを阻止して設けている。スライド部材7はこれらの図2左右方向及び紙面直交方向への振れ阻止により原位置と作動位置との間をスムースに移動することができる。6Aはスライド部材7の作動位置を規定する止め部材で、スロープ板収納部6の底面に配置し、作動位置に位置するスライド部材7のローラー部材11と当接して設けている。
【0011】
17A、17Bはスライド部材7に図2左右方向へ間隙を有して配置した2個の支持部で、スロープ板収納部6の側方の開口側へ向けて突設し、その先端にはスロープ板4の一端側を相対移動自在に枢支して連結している。スロープ板4はスライド部材7の原位置でスロープ板収納部6へ水平状態に収納した収納位置に位置すると共に、スライド部材7の作動位置で一端側をスライド部材7の支持部17A、17Bで支持して他端側を地面5に接地して乗降口部2の床面3と地面5との間に傾斜状態に保持された使用位置(図1及び図2に示す位置)に位置して設けている。
【0012】
以下、スライド部材7の支持部17Aを図3ないし図5に基づき説明し、支持部17Bは支持部17Aと同一構成であるため、同一個所に同符号を付して説明を省略する。
支持部17Aの先端には保持穴19を穿設し、保持穴19にはスロープ板4の裏面に突設した枢支部20を軸部材21により回転自在に保持する保持部材22を図5の上下方向へ移動自在に嵌挿している。このため、スロープ板4は支持部17Aに相対移動自在に枢支して連結することになる。23は支持部17Aの内部に収装したばねで、弾性力により保持部材22を図5の下方向へ付勢して保持穴19の下端に当接し、スロープ板4をスライド部材7と一体的に移動するよう設けている。そして、スロープ板4の収納位置から使用位置への移動におけるスロープ板4先端への障害物(例えば、乗客の足等)の当接でばね23の弾性力に抗してスロープ板4をスライド部材7と相対移動して設け、この相対移動に伴い保持穴19の下端に当接した保持部材22は図5の上方向へ移動自在に設けている。
【0013】
スロープ板4の枢支部20を回転自在に保持する保持部材22(スロープ板4の枢支個所)にはロッド部材24を突設し、ロッド部材24は支持部17A内を延在してスライド部材7の支持部17A突設側との対向側に先端を突出し、この先端にはドグ部材25を取り付け、ドグ部材25はスロープ板4のスライド部材7との相対移動に伴う保持部材22の図5の上方向への移動でスライド部材7に取り付けたリミットスイッチ26を作動自在に設けている。リミットスイッチ26はドグ部材25による作動で、収納位置から使用位置に移動するスロープ板4を収納位置に戻すよう電動モータ8を制御して設けている。なお、リミットスイッチ26はドグ部材25による作動で、収納位置から使用位置に移動するスロープ板4を停止するよう電動モータ8を制御して設けても良い。
【0014】
図2において、27A、27Bは一端側をスライド部材7に枢支して他端側にスロープ板4の裏面に当接するローラー部材28A、28Bを回転自在に有した2個の支持アームで、以下、支持アーム27Aを図3ないし図5に基づき説明し、支持アーム27Bは支持アーム27Aと同一構成であるため、同一個所に同符号を付して説明を省略する。
支持アーム27Aはその中間部に、スロープ板収納部6の底面に配置したカム部材29にスライド部材7の原位置と作動位置との間に渡って形成のカム面30と接する摺接部としてローラー部材31を回転自在に有し、スライド部材7への枢支個所を支点X、スロープ板4裏面への当接個所を作用点Y、ローラー部材31のカム面30と接する摺接個所を力点Zとしている。そして、カム部材29のカム面30はスロープ板収納部6の底面と略平行状に水平方向へ延びる水平部30Aと、この水平部30Aに連なってスライド部材7の作動位置側に位置する下方に傾斜の傾斜部30Bとから構成し、支持アーム27Aはカム面30の傾斜部30Bに沿う力点Zの上下動(図3及び図4の左右方向)に伴い支点Xを中心として作用点Yを上下動すると共に、カム面30の水平部30Bに沿う力点Zの移動で作用点Yを上下動することなく設けている。スロープ板4は作用点Yの上下動に伴いスライド部材7の支持部17A先端に枢支した枢支個所を中心として水平状態(図4の状態)から下方(図4の左方向)へ回動して傾斜状態(図3の状態)になりつつ使用位置へ出たり、傾斜状態から上方(図3の右方向)へ回動して水平状態になりつつ収納位置へ入ったりして設けている。
【0015】
図2において、41はスライド部材7に取り付けた板状のドグ部材で、支持アーム27A、27Bの力点Zがカム面30の水平部30Aより傾斜部30Bに達する位置W(図3ないし図5参照)でスロープ板収納部6の底面に配置したスイッチとしてのリミットスイッチ42と接触して設け、リミットスイッチ42はドグ部材41の接触で作動して電動モータ8の駆動を停止して設けている。そして、図6及び図7に示す如き、スライド部材7にはドグ部材41を2個のねじ部材43により取り付けるブラケット部材44を有し、ブラケット部材44にはねじ部材43のねじ部を挿通して頭部を挿通不能にした長孔45をスライド部材7の移動方向(図7の上下方向)へ延在して穿設し、ドグ部材41の取り付け位置をスライド部材7の移動方向へ調整自在に設けている。ドグ部材41はスライド部材7への取り付け位置の調整によりリミットスイッチ42との接触位置を調整自在に設け、またリミットスイッチ42との接触を滑らかにするよう先端部をリミットスイッチ42から離間する方向(図6及び図7の右方向)へ傾斜状に折り曲げ形成すると共に、リミットスイッチ42との接触をスライド部材7が作動位置に移動し終わるまで保持するよう後端部をスライド部材7の移動方向に延在して設けている。
【0016】
図2において、32はスロープ板収納部6の開口を開閉する開閉蓋で、開口の下方部に回動自在に設けている。そして、図3及び図4に示す如き、開閉蓋32は蝶番34により回動自在に設け、蝶番34に有するねじりばねの弾性力により上方(図3及び図4の右方向)へ付勢され、スロープ板4の使用位置から収納位置への移動でねじりばねの弾性力により上方に回動して開口を閉じると共に、スロープ板4の収納位置から使用位置への移動でねじりばねの弾性力に抗してスロープ板4に押されて下方に回動して開口を開くよう設けている。
【0017】
図1及び図2において、33はスロープ板収納部6の開口上方部に上板3Aの一部を切り欠いて蝶番35(図3及び図4参照)により回動自在に設けた補助板で、スロープ板4の収納位置で上板3Aと同一平面の水平状態で床面3の一部を構成すると共に、スロープ板4の使用位置で先端部をスロープ板4の乗客が乗降する上面4Bに接触し、スロープ板4と乗降口2の床面3との間に存在する隙間H(図3参照)を塞いで設けている。そして、補助板33はその巾寸法(図1及び図2の左右方向の寸法)をスロープ板4の巾寸法より長く設けており、スロープ板4は、図3に示す如き、使用位置で補助板33先端部の上面4Bへの接触を妨げないよう一端側の先端には壁部4Cを形成していない。
【0018】
図3及び図4に示す如き、36は補助板33に有した回転部材としてのローラー部材で、スロープ板4と対向する補助板33の裏面先端側でかつスロープ板4の上面4Bと干渉しない巾方向の両外側位置にそれぞれL字状の保持部材37により取り付けている。そして、ローラー部材36はスロープ板4に有する後述詳記のカム部材38A、38Bとの接触で回転自在に設けている。
【0019】
図1ないし図4に示す如き、スロープ板4に有するカム部材38A、38Bは、スロープ板4の裏面に巾方向の両外側位置に突設し、スロープ板4の収納位置と使用位置との間の出し入れで補助板33のローラー部材36と接触して設けている。そして、カム部材38A、38Bはスロープ板4と略平行に形成する水平部39と、水平部39に連なってスロープ板4の使用位置でローラー部材36と近接する先端部を下方へ傾斜状に折り曲げ形成した傾斜部40とから構成し、ローラー部材36との接触に伴い補助板33の先端部がスロープ板4の上面4Bと接触しないよう補助板33を回動する形状に形成している。
【0020】
次に、かかる構成の作動を説明する。
図1ないし図3は、スライド部材7は止め部材6Aにローラー部材11が当接して作動位置に停止しており、スロープ板4は一端側をスライド部材7で支持して他端側を地面5に接地して乗降口部2の床面3と地面5との間に傾斜状態に保持される使用位置に位置し、身体障害者等の車椅子を利用している乗客でも楽に乗降できる。そして、止め部材6Aへのローラー部材11の当接で、図3に示す如き、支持アーム27A、27Bのローラー部材31はカム面30の傾斜部30Bに停止している。また、開閉蓋32はスロープ板4の使用位置において支持アーム27A、27Bに当接して上方への回動を阻止されてスロープ板収納部6の開口を開いている。また、補助板33は自重により下方に回動してスロープ板4の上面4Bに先端部を接触してスロープ板4と乗降口部2の床面3との間に存在する隙間Hを塞いでおり、補助板33の下面に有するローラー部材36はスロープ板4に有するカム部材38A、38Bの傾斜部40先端に近接している。また、リミットスイッチ42にドグ部材41が接触して電動モータ8を停止している。
【0021】
スロープ板4が使用位置に位置している図1ないし図3の状態で、電動モータ8はリミットスイッチ42にドグ部材41が接触して他方向への駆動は不能であるが一方向への駆動は可能で、電動モータ8により送りねじ10を一方向へ回転駆動してスライド部材7を作動位置から原位置に移動し、原位置で電動モータ8の回転駆動を停止すると、スライド部材7の作動位置から原位置への移動により、ドグ部材41がリミットスイッチ42との接触を解除し、図4に示す如き、支持アーム27A、27Bは力点Zがカム面30の傾斜部30Bに沿って上動し水平部30Aに移動するのに伴い支点Xを中心として作用点Yが上動し、スロープ板4は作用点Yの上動に伴いスライド部材7の支持部17A、17B先端に枢支した枢支個所を中心として持ち上げ作動されて傾斜状態より上方へ回動して水平状態になりつつスロープ板収納部6の開口を介してスロープ板収納部6に入り、水平状態で収納位置に位置する。そして、開閉蓋32は蝶番34に有するねじりばねの弾性力によって上方に回動して開口を閉じる。また、補助板33は、スロープ板4が傾斜状態より水平状態になりつつスロープ板収納部6に入るのに伴い、ローラー部材36がスロープ板4のカム部材38A、38Bの傾斜部40と接触することで、上方に回動して先端部をスロープ板4の上面4Aから離脱し上板3Aと同一平面の水平状態になり、床面3の一部を構成する。そして、補助板33が上板3Aと同一平面の水平状態になると、ローラー部材36はカム部材38A、38Bの水平部39と接触し、補助板33の水平状態を保持する。
【0022】
スロープ板4が収納位置に位置している状態で、電動モータ8はリミットスイッチ42がドグ部材41との接触を解除して他方向への駆動も可能になり、電動モータ8により送りねじ10を前記と逆の他方向に回転駆動してスライド部材7を原位置から図1ないし図3に示す作動位置に向けて移動すると、支持アーム27A、27Bは、力点Zがカム面30の水平部30Aに沿って移動する図4の状態で作用点Yを上下動せず、スロープ板4はスロープ板収納部6へ水平状態に収納した収納位置から水平状態を保持し開閉蓋32を押してスロープ板収納部6の開口を介して外部に出される。そして、支持アーム27A、27Bの力点Zがカム面30の傾斜部30Bに達すると、リミットスイッチ42がドグ部材41と接触して作動し電動モータ8の回転駆動を停止し、スロープ板4は水平状態から自重により下方へ回動して傾斜状態になりつつ図1ないし図3に示す使用位置に出て他端側を地面に接地し、このとき支持アーム27A、27Bはスロープ板4の重量が作用点Yに作用することで力点Zがカム面30の傾斜部30Bに沿って下動し、スライド部材7はカム面30の傾斜部30Bに沿う力点Zの下動で作動位置に移動してローラー部材11が止め部材6Aに当接して停止する。そして、開閉蓋32はスロープ板4の収納位置から使用位置への移動で蝶番34に有するねじりばねの弾性力に抗してスロープ板4に押されて下方に回動し、図1ないし図3に示す開口を開く状態になる。また、補助板33はスロープ板4の収納位置から使用位置への移動でスロープ板4が水平状態より傾斜状態になりつつ使用位置に出るのに伴い、ローラー部材36がカム部材38A、38Bの水平部39より傾斜部40に接触することで、自重で下方に回動して先端部をスロープ板4の上面4Bに接触してスロープ板4と乗降口部2の床面3との間に存在する隙間Hを塞ぐ。そして、補助板33が隙間Hを塞いだ状態では、ローラー部材36はカム部材38A、38Bの傾斜部40との接触を解除して傾斜部40先端に近接する。
【0023】
そして、スロープ板4の収納位置から使用位置への移動において、スロープ板4の先端に乗客の足等の障害物が当接すると、スロープ板4はばね23の弾性力に抗してスライド部材7と相対移動してリミットスイッチ26を作動し、リミットスイッチ26の作動で電動モータ8を制御して逆方向に回転駆動しスロープ板4を収納位置へ戻すか、又は電動モータ8を制御して駆動を停止しスロープ板4の移動を停止する。このため、スロープ板4を電動モータ8により自動的に出し入れしながらも、安全性を低下することなくできる。
【0024】
また、スロープ板4を弾性力で付勢するばね23は、スライド部材7に突設して先端でスロープ板4の一端側を相対移動自在に枢支する支持部17A、17Bの内部に収装し、リミットスイッチ26を作動するドグ部材25を先端に取り付けたロッド部材24は、スロープ板4の枢支個所より突設して支持部17A、17B内を延在して設けているため、スロープ板4の一端側を相対移動自在に枢支する支持部17A、17Bを利用してばね23、ロッド部材24を配置でき、ばね23、ロッド部材24を配置するための格別なスペースを不要にできる。そして、電動モータ8を制御するスイッチを、ドグ部材25で作動するリミットスイッチ26としているため、スイッチの作動を確実なものとすることができる。
【0025】
また、スロープ板4の使用位置から収装位置への移動で蝶番34に有するねじりばねの弾性力により上方に回動してスロープ板収納部6の開口を閉じると共に、スロープ板4の収納位置から使用位置への移動で弾性力に抗してスロープ板4に押されて下方に回動して開口を開く開閉蓋32を設けているため、電動モータ8の駆動によるスロープ板4の出し入れに伴い開口を自動的に開閉でき、開口を開閉するための格別な作業を不要にできる。
【0026】
また、スロープ板4の使用位置で先端部をスロープ板4の上面4Aに接触してスロープ板4と乗降口部2の床面3との間に存在する隙間Hを塞いでいた補助板33は、スロープ板4を収納位置と使用位置との間で出し入れする際に、ローラー部材36がスロープ板4に有するカム部材38A、38Bと接触するのに伴い回動して先端部をスロープ板4の上面4Bから離脱し、ローラー部材36はカム部材38A、38Bとの接触で回転して接触抵抗を軽減するため、スロープ板4を収納位置と使用位置との間で出し入れする際に、補助板33の先端部をスロープ板4の上面4Aと接触することなくでき、特にスロープ板4の上面4Aに乗降時のすべり止めにすべり止めマットを敷設した場合でも、出し入れするスロープ板4と補助板33との接触抵抗を増大することなくでき、スロープ板4を良好に出し入れすることができる。そして、ローラー部材36がカム部材38A、38Bの水平部39と接触して補助板33を上板3Aと同一平面の水平状態に保持するため、スロープ板4の収納位置で補助板33は蝶番35の他に巾方向の両外側位置に有するローラー部材36で支持されて床面3の一部を良好に構成することができる。
【0027】
かかる作動で、スライド部材7を電動モータ8により駆動して原位置から作動位置に向けて移動する際に、支持アーム27A、27Bの力点Zがカム面30の傾斜部30Bに達すると、リミットスイッチ42がドグ部材41と接触して電動モータ8の駆動を停止し、スロープ板4は水平状態から自重により下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出て他端側を地面に接地し、このとき支持アーム27A、27Bはスロープ板4の重量が作用点Yに作用することで力点Zがカム面30の傾斜部30Bに沿って下動し、スライド部材7はカム面30の傾斜部30Bに沿う力点Zの下動で作動位置に移動するため、スロープ板4が水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度は、スロープ板4の自重によるもので電動モータ8の駆動力を受けないから、従来の如きスロープ板が電動モータの駆動力と自重とにより水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出るものに比し、この傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度を遅くでき、スロープ板4の他端側が地面5に接地する際の衝撃を緩和することができる。また、支持アーム27A、27Bの力点Zがカム面30の水平部30Aより傾斜部30Bに達する位置Wで作動して電動モータ8の駆動を停止するスイッチを、ドグ部材41と接触して作動するリミットスイッチ42としているため、リミットスイッチ42はドグ部材41との接触で確実に作動でき、支持アーム27A、27Bの力点Zがカム面30の水平部30Aより傾斜部30Bに達する位置Wで電動モータ8の駆動を確実に停止することができる。さらにまた、ドグ部材41のスライド部材7への取り付け位置をスライド部材7の移動方向へ調整自在に設け、リミットスイッチ42とドグ部材41との接触位置を調整自在に設けているため、カム面30の水平部30Aより傾斜部30Bに達する位置Wに対応してリミットスイッチ42とドグ部材41との接触位置を正確に調整でき、支持アーム27A、27Bの力点Zがカム面30の水平部30Aより傾斜部30Bに達する位置Wで精度良く電動モータ8の駆動を停止することができる。
【0028】
なお、本発明の一実施形態では、リミットスイッチ42をスロープ板収納部6に配置してドグ部材41をスライド部材7に取り付けたが、ドグ部材41をスロープ板収納部6に配置してリミットスイッチ42をスライド部材7に取り付けても良く、また、リミットスイッチ42に換えて近接スイッチを用いても良いことは勿論である。また、補助板33に有する回転部材としてローラー部材36を設けたが、これに限定されるものではなく、ローラー部材36に換えて、ボール部材を用いても良いことは勿論である。また、電動モータ8により送りねじ10を回転駆動してスライド部材7を原位置と作動位置との間で移動自在に設けたが、これに限定されるものではなく、送りねじ10に換えて、例えばボールねじや無端索条等を用いても良いことは勿論である。また、電動モータ8を制御するスイッチとしてリミットスイッチ26を設けたが、近接スイッチ等でも良いことは勿論である。また、スロープ板収納部6の底面に配置したカム部材29に形成のカム面30と接する力点Zを、支持アーム27A、27Bの支点Xと作用点Yとの中間部に設けたが、スロープ板収納部6の上板3A裏面にカム面30を形成するカム部材29を配置し、支持アーム27A、27Bを支点Xより延在し、この延在した先端部にカム面30と接する力点Zを設けても良いことは勿論である。さらに、支持部17A、17B、リミットスイッチ26、支持アーム27A、27Bはそれぞれ2個設けたが、それぞれ1個でも良いことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
このように請求項1にかかる発明では、スロープ板が水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度は、スロープ板の自重によるもので電動モータの駆動力を受けないから、従来の如きスロープ板が電動モータの駆動力と自重とにより水平状態から下方へ回動して傾斜状態になりつつ使用位置へ出るものに比し、この傾斜状態になりつつ使用位置へ出る速度を遅くでき、スロープ板の他端側が地面に接地する際の衝撃を緩和することができる。
【0030】
また、請求項2にかかる発明では、請求項1にかかる発明の効果に加え、支持アームの力点がカム面の水平部より傾斜部に達する位置で作動して電動モータの駆動を停止するスイッチを、ドグ部材と接触して作動するリミットスイッチとしているため、リミットスイッチはドグ部材との接触で確実に作動でき、電動モータの駆動を確実に停止することができる。
【0031】
また、請求項3にかかる発明では、請求項2にかかる発明の効果に加え、リミットスイッチとドグ部材との接触位置を調整自在に設けているため、カム面の水平部より傾斜部に達する位置に対応してリミットスイッチとドグ部材との接触位置を正確に調整でき、支持アームの力点がカム面の水平部より傾斜部に達する位置で精度良く電動モータの駆動を停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示した車両に装備されるスロープ板装置の概略図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、車両に装備されるスロープ板装置の上板3Aを取り除いて一部を断面で示す平面図である。
【図3】図2の線A−Aに沿った拡大断面図である。
【図4】図3の作動状態を示した断面図である。
【図5】図4の線B−Bに沿った断面図である。
【図6】図2の矢視Cから見た拡大図である。
【図7】図6の線D−Dに沿った断面図である。
【符号の説明】
1 低床式バス(車両)
2 乗降口部
3 床面
4 スロープ板
5 地面
6 スロープ板収納部
7 スライド部材
27A、27B 支持アーム
29 カム部材
30 カム面
30A 水平部
30B 傾斜部
41 ドグ部材
42 リミットスイッチ(スイッチ)
X 支点
Y 作用点
Z 力点

Claims (3)

  1. 車両の乗降口部の床面下方に設けて乗降口部に向けて開口を有するスロープ板収納部と、スロープ板収納部内でスロープ板収納部の開口より離間した原位置と開口に近接する作動位置との間を移動自在に電動モータにより駆動するスライド部材と、スライド部材に一端側を枢支して連結しスライド部材の原位置でスロープ板収納部へ水平状態に収納した収納位置に位置すると共に、スライド部材の作動位置で一端側をスライド部材で支持して他端側を地面に接地して乗降口部の床面と地面との間に傾斜状態に保持した使用位置に位置するスロープ板と、スロープ板収納部に配置してスライド部材の原位置と作動位置との間に渡ってカム面を形成したカム部材と、スライド部材に枢支してスロープ板の裏面に当接しカム部材のカム面と接する摺接部を有した支持アームとを具備し、カム部材のカム面はスロープ板収納部の底面と略平行状に水平方向へ延びる水平部と、この水平部に連なってスライド部材の作動位置側に位置する下方に傾斜の傾斜部とから構成し、支持アームのスライド部材への枢支個所を支点、支持アームのスロープ板裏面への当接個所を作用点、支持アームの摺接部のカム面との摺接個所を力点とし、支持アームはカム面の傾斜部に沿う力点の上下動に伴い支点を中心として作用点を上下動すると共に、カム面の水平部に沿う力点の移動で作用点を上下動することなく設け、支持アームの力点がカム面の水平部より傾斜部に達する位置で作動して電動モータの駆動を停止するスイッチを設けたことを特徴とする車両に装備されるスロープ板装置。
  2. 支持アームの力点がカム面の水平部より傾斜部に達する位置で作動して電動モータの駆動を停止するスイッチを、ドグ部材と接触して作動するリミットスイッチとしたことを特徴とする請求項1に記載の車両に装備されるスロープ板装置。
  3. リミットスイッチとドグ部材との接触位置を調整自在に設けたことを特徴とする請求項2に記載の車両に装備されるスロープ板装置。
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