JP3967012B2 - ブラシレスモータの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシレスモータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載される空調装置のブロアファンや、ラジエータの冷却ファンには、ブラシレスモータが用いられている。
【0003】
図7は自動車用のオートエアコンのブロック図である。2は、オートエアコンを集中管理する空調制御装置であり、3は、乗員が車室内温度設定等を行うための操作パネルであり、電源スイッチと車室内温度設定ノブを備えている。
【0004】
4は、ブロアファンを回転駆動するブラシレスモータ(以下モータ4と記す)である。1は、モータ4を駆動制御する従来のブラシレスモータの制御装置であり、中央処理部(CPU)12と、ドライバ回路と駆動抵抗からなる駆動部13と、モータ4の各巻線毎に2個ずつ合計6個設けらた電界効果トランジスタ(MOSFET)14とから構成され、単一の筐体内に組み込まれて、モータ4に取り付けられている。
【0005】
また、5は、バッテリであり、6は、バッテリ5から電源をモータ4に供給するための、イグニションスイッチに連動するスイッチ回路である。このスイッチ回路6を介してバッテリ5から供給される電源の電圧を、以下IGN電圧と記す。
【0006】
空調制御装置2は、操作パネル3の温度設定ノブの位置、すなわち乗員が設定した車室内温度設定値を検出するとともに、実際に車室内温度、外気温度及び日射量の変化を各種センサーで検出している。
【0007】
この温度設定値と各種センサーで検出された温度等に基づいて、空調制御装置2は、エアコンの吹出口からの吹出風量を制御すべく、回転速度目標値を示す電圧信号をCPU12に常時送出している。
【0008】
CPU12は、この信号をAD変換しサンプリングして回転速度目標値を求める。尚、この値は、具体的には、デューティを表すデータであり(以下入力デューティDinと記す)、このデータは、後述する補正等がなされ、最終的にはモータ4を駆動するパルス信号のデューティとなる。
【0009】
従って、空調制御装置2が、回転速度目標値(入力デューティDin)を変化させてブラシレスモータの制御装置に入力することにより、モータ4の回転速度の制御が可能となっている。
【0010】
実回転速度を回転速度目標値に対して良好に追従させる為には、入力デューティDinに対して、モータ回転速度がばらつきなく、精度よく対応することが要求されるが、各MOSFET14のON時にモータ本体4の各巻線両端にかかるIGN電圧の電圧値は、バッテリ5の温度等により変動し、従ってモータ4の巻線電流が変動してしまうので、電圧値の偏差に基づいて、いわゆる比例制御が行われた。すなわち、入力デューティDinはIGN電圧の実測値と基準となる電圧値との偏差に基づいて補正される。この補正を以下IGN電圧補正と記す。
【0011】
先ず、CPU12が入力デューティDinを求めるとともに、IGN電圧をサンプリングしてIGN電圧値Viを求め、IGN補正係数算出手段12aにおいて、次式のようにIGN補正係数Maの算出が行われた。
【0012】
IGN補正係数Ma=Vt/Vi
ここでVtは、基準IGN電圧値として、予め保存してある基準電圧12b(=12.5V)を読み出した値である。
【0013】
そして、このIGN補正係数MaがIGN補正手段12cに入力され、次の式によってIGN電圧補正が行われ、中間デューティDmが得られる。
【0014】
中間デューティDm=入力デューティDin×Ma
そしてIGN電圧補正後、モータ4の回転速度特性が中間デューティDmに対して線形性を有するように線形性補正が行われる。すなわち、中間デューティDmが線形性補正手段12eに入力されると、線形性補正テーブル12dの中から、中間デューティDmに対応した線形性補正係数Mcが読み出され、次の式により最終的に駆動部13に出力するパルス信号の出力デューティDoutが決定される。
【0015】
出力デューティDout=Dm×Mc
そして出力デューティDoutのパルス信号で、駆動部13を介して、6個のMOSFET14が所定の順序で駆動され、モータ4の巻線にパルス電流を供給して、モータ4が回転駆動される。従って、空調制御装置2からの回転速度目標値を示す電圧信号が処理されて、モータ4が回転し、結果として、回転速度及び吹出口からの吹出風量が制御され、車室内温度を設定温度に保つことができるようになっていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来のブラシレスモータの制御装置は、回転速度目標値に対して、電源電圧の偏差に基づく比例制御とモータの線形性を向上させる補正とを行い、後段の駆動部を駆動するパルス信号のデューティを求めるようになっていた。
【0017】
ところが近年、自動車の快適性向上の要求に伴い、車室内温度を高い精度で制御する必要性が高まってきたことから、ブロアファンのモータ回転速度制御にも高い精度が要求されるようになった。
【0018】
しかしながら、従来の制御装置を用いたブラシレスモータでは、モータ内部の機械的エネルギ−損失や電源のリップル電圧等により回転速度にばらつきが生じた。これらばらつきは、回転速度に応じて定常的に発生することは分かっていたが、これらの要因を別々に解析して、回転速度のばらつきを補正する係数の計算式を導く等して、制御系を修正することは複雑かつ困難であり、従来は行われていなかった。従って、実回転速度の回転速度目標値との誤差が生じ、これは比例制御と線形性補正だけでは十分吸収しきれなかったので、回転速度目標値に対して、実際の回転速度を精度良く得ることができず、結果として、ブラシレスモータの回転速度は、前述の要望に応じて、精度良く制御することができなかった。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決すべくなされたものであり、モータの回転速度を、広い速度範囲に亘って高精度に制御できるブラシレスモータの制御装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、第1の本発明によるブラシレスモータの制御装置は、ブラシレスモータの電源電圧の偏差に基づく比例制御用補正係数を算出する補正係数算出手段と、前記ブラシレスモータの回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる変換係数が、回転速度域を複数に区分してなる単位速度域群の各単位速度域毎に対応づけて記憶された変換係数テーブルと、前記目標値と前記変換係数テーブルとを参照して、前記目標値が属する単位速度域に対応する変換係数を抽出する変換係数抽出手段と、抽出された前記変換係数を前記比例制御用補正係数に乗じ、この乗算により得られた補正係数を用いて前記目標値を補正するとともに、補正された目標値に基づいて前記ブラシレスモータを駆動制御する駆動制御手段と、を具備することを特徴とする。
第2の本発明によるブラシレスモータの制御装置は、ブラシレスモータの電源電圧の偏差に基づく比例制御用補正係数を算出する補正係数算出手段と、前記ブラシレスモータの回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる変換係数が、回転速度域を複数に区分してなる単位速度域群の各単位速度域毎に対応づけて記憶された変換係数テーブルと、前記目標値と前記変換係数テーブルとを参照して、前記目標値が属する単位速度域に対応する変換係数を抽出する変換係数抽出手段と、抽出された前記変換係数を前記比例制御用補正係数に加算し、この加算により得られた補正係数を用いて前記目標値を補正するとともに、補正された目標値に基づいて前記ブラシレスモータを駆動制御する駆動制御手段と、を具備することを特徴とする。
第3の本発明によるブラシレスモータの制御装置は、ブラシレスモータの電源電圧の偏差に基づく比例制御用補正係数を算出する補正係数算出手段と、前記ブラシレスモータの回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる第1変換係数および第2変換係数の組が、回転速度域を複数に区分してなる単位速度域群の各単位速度域毎に対応づけて記憶された変換係数テーブルと、前記目標値と前記変換係数テーブルとを参照して、前記目標値が属する単位速度域に対応する第1変換係数および第2変換係数の組を抽出する変換係数抽出手段と、抽出された前記第1変換係数を前記比例制御用補正係数に乗じ、この乗算により得られた結果値に、抽出された前記第2変換係数を加算し、この加算により得られた補正係数を用いて前記目標値を補正するとともに、補正された目標値に基づいて前記ブラシレスモータを駆動制御する駆動制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0020】
従って、この発明によるブラシレスモータの制御装置は、回転速度域が複数に区分された単位速度域群の各単位速度域毎に、回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる変換係数が対応づけて記憶された変換係数テーブルを設けたことで、目標値が入力されると、変換係数抽出手段によって、その目標値が、変換係数テーブルのどの単位速度域に属するかを特定することができるとともに、誤差を低減させる変換係数を抽出することができる。そして駆動制御手段が、この誤差を低減させる変換係数を用いて、比例制御用補正係数を変換し、その変換後の補正係数を用いて目標値を補正するとともに、補正された目標値に基づいてブラシレスモータを駆動制御するので、結果として、実回転速度が広い回転速度域に亘って高精度に目標値に追従し、回転速度制御の精度が向上する。
【0021】
【発明の効果】
この発明によるブラシレスモータの制御装置は、回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる変換係数を単位速度域毎に抽出することができ、この変換係数による変換後の比例制御用補正係数を用いて補正された目標値に基づいて、ブラシレスモータが駆動制御されるので、実回転速度が広い回転速度域に亘って、高精度に目標値に追従し、回転速度制御の精度が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるブラシレスモータの制御装置一実施の形態を、図1ないし図6を参照して詳述する。
【0023】
図1は、この発明によるブラシレスモータの制御装置の第1の実施の形態における中央処理部(CPU)11の機能ブロック図である。
【0024】
CPU11は、従来の制御装置のCPU12と同様に、基準電圧12bと、IGN電圧補正を行うIGN補正係数算出手段12cと、線形性補正テーブル12dと、このテーブルに保存された線形性補正係数Mcに基づいて、線形性補正を行う線形性補正手段12eとを備える。一方、この実施の形態の制御装置は、CPU11にプログラムを設定することにより、次の各手段を備えている。
【0025】
すなわち、この図において、11aは、入力デューティDinに基づいてIGN補正係数Maを変換するための変換係数データを抽出する変換係数抽出手段であり、11bは、その変換係数データを予め保存した変換係数テーブルである。また、11cは、IGN補正係数Maを変換係数データに基づいて変換する補正係数変換手段である。11dは、回転速度目標値を示す入力デューティDinから、線形性補正手段12eに出力するための中間デューティDmを求めるデューティ補正手段である。
【0026】
次に、この発明のブラシレスモータの制御装置の第1の実施の形態における制御動作を説明する。
【0027】
この実施の形態では、従来と同様に、IGN電圧値Viの偏差を基づいて比例制御が行われる。つまりCPU11は、IGN電圧値ViをAD変換してサンプリングし、IGN補正係数算出手段12aにおいて、基準電圧12bとIGN電圧値Viに基づいて、IGN補正係数Maの算出が行われる。
【0028】
またIGN補正係数Maの算出に伴い、空調制御装置2の送出する電圧信号から回転速度目標値を示す入力デューティDinが求められる。この値は、後述する補正等が行われた後、モータ4を駆動するパルス信号のデューティとなる。
【0029】
この実施の形態では、入力デューティDinが求められると、これが変換係数抽出手段11aに入力される。ここでは、入力デューティDinに基づいて、IGN補正係数Maをさらに変換するために必要な変換係数データが変換係数テ−ブル11bから抽出される。
【0030】
この変換係数テ−ブル11bは、図2に示す変換係数のデータベースであり、CPU11のROM(Read Only Memory)に予め保存されている。
【0031】
ここで、nは変換係数データの識別子(ID)である。
【0032】
Dmin、Dmaxは、入力デューティDinのとりうる範囲を均等に区分して構成した範囲群の、各範囲のそれぞれ上限、下限を示すデューティである。
【0033】
Anは、IGN補正係数Maに乗ぜられる第1変換係数であり、Bnは、その結果値に加算される第2変換係数である。これら係数は、最終的に、実回転速度特性がIGN電圧が12.5Vのときの回転速度特性に近付くように、予めモータ4を回転させてデューティの補正を繰り返しながら、取り込んだものである。
【0034】
変換係数抽出手段11aでは、入力デューティDinが変換係数テーブル11bのどの範囲に含まれるかが、Dmax、Dminに基づいて特定され、その範囲に対応したIDが決定される。
【0035】
IDが決定されると、そのIDに対応した第1変換係数Anおよび第2変換係数Bnが抽出され、補正係数変換手段11cに入力される。
【0036】
そして、補正係数変換手段11cでは、IGN補正係数Maが、次の式により変換され、デューティ補正係数Mbが求められる。
【0037】
デューティ補正係数Mb=Ma×An+Bn
すなわち、デューティ補正係数MbをIGN補正係数Maの一次関数とした場合、An、Bnはそれぞれ、傾き成分、切片成分として用いられる。
【0038】
図3は、この実施の形態における、IGN電圧Viと、入力デューティDinとを変数としたデューティ補正係数Mbのグラフである。このように、この実施の形態では、2つの変数、すなわち入力デューティDinとIGN電圧値Viとからデューティ補正係数Mbを求めるようになっている。
【0039】
そして次に、デューティ補正手段11dにて、次の式のように、入力デューティDinにこのデューティ補正係数Mbが乗じられ、中間デューティDmが求められる。
【0040】
中間デューティDm=Din×Mb
このようにして、この実施の形態では、IGN補正係数Maをさらに変換してデューティ補正係数Mbを求め、この補正係数により入力デューティDinが補正され、中間デューティDmが求められる。
【0041】
図4は、この実施の形態において、IGN電圧値Viが10V、12.5V、16Vの場合の、入力デューティDinが補正された様子を示すもので、入力デューティDin、つまり回転速度目標値を横軸にとり、中間デューティDmをプロットしたグラフである。比較の為に、従来装置において、IGN電圧値Viが10V、16Vの場合の中間デューティDmのグラフも記載した。尚、従来装置において、Vi=12.5Vの場合は、中間デューティDmはこの実施の形態のDmのグラフと同一となるので、記載は省略した。
【0042】
従来装置あるいは、この実施の形態の装置どちらにおいても、電源電圧の比例制御により、IGN電圧が高い(Vi=16V)場合は、入力デューティViは、全域にわたってデューティを下げるように補正され、IGN電圧が低い(Vi=10V)場合では、デューティを上げるように補正されて、中間デューティDmが求められる。
【0043】
ところが、この実施の形態では、変換係数An及びBnを用いて、区分された速度域ごとにIGN補正係数Maを変換したので、Vi=16Vのときの高速域と、Vi=10Vのときの低速域では、従来よりも中間デューティDmが上がるようになり、逆にVi=10Vのときの高速域と、Vi=16Vのときの低速域では、従来よりも中間デューティDmが下がるようになっている。
【0044】
すなわち、この実施の形態では、回転速度全域に亘って、回転速度目標値を示すデューティをきめ細かく変換することが可能となっている。
【0045】
このようにして、中間デューティDmが求まると、次に、従来と同様に線形性補正が行われる。すなわち、中間デューティDmが、線形性補正手段12eに入力され、線形性補正テーブル12dから中間デューティDmに対応した線形性補正係数Mcが読み出される。そして次の式により、出力デューティDoutが求められる。
【0046】
出力デューティDout=Dm×Mc
そして、CPU11は、求めた出力デューティDoutのパルス信号を出力し、駆動部13等を介してモータ4を駆動する。
【0047】
以上説明した回転速度目標値を示す空調制御装置からの信号のサンプリングから、モータ駆動までの一連の動作は逐次継続的に行われるので、モータ4の回転速度は、広い速度範囲に亘り、高精度に制御可能となった。
【0048】
また変換係数テーブル11bの変換係数An、Bnを、実回転速度と目標値との誤差を低減させるデータとして、予め合わせ込んで記憶しておくことで、モータ内部の機械的エネルギー損失や電源電圧に重畳されるリップル電圧等の要因により定常的に発生する実回転速度のばらつきを、理論的に解析する必要がなくなる。従って、モータ回転速度および吹出風量の制御精度の向上により、車室内温度が高精度に制御可能となり、自動車の快適性が向上する。
【0049】
またこのように、An、Bnの2つの変換係数の領域をもつ変換係数テ−ブルを用いたので、合わせ込みに自由度があり、より簡便に最適の変換係数を求めることができる。尚、合わせ込みの自由度は小さくなるが、An、Bnのうちのいずれか一方の変換係数を設定するようにしても、実回転速度のばらつきを抑えることができる。
【0050】
一方、この実施の形態では、変換係数テーブルの入力デューティの全範囲を均等に区分したことで、全回転速度域で偏りなく、回転速度の合わせ込みを行うことができた。
【0051】
また、部分的に、入力デューティの範囲の区分を細密にすることで、その部分の速度域で、より精度の高い制御を行うことも可能になり、例えば使用頻度の高い速度域がある場合に有効である。
【0052】
次に、この実施の形態の装置を用いて制御されたブラシレスモータの実回転速度の入力デューティDinに対するグラフを図5(a)に示し、図5(b)に示す従来装置を用いたブラシレスモータの実回転速度のグラフと比較しながら、この実施の形態の装置の効果を説明する。
【0053】
従来の制御装置を用いたブラシレスモータでは、図5(b)に示すように、入力デューティDinをIGN補正係数Ma及び線形性補正係数Mcによって補正しても、実回転速度は、IGN電圧Viのリップル等の影響を受けて、入力デューティDinに対して精度良く対応していない。
【0054】
これに対し、この実施の形態での実測では、図5(a)に示すようにIGN電圧Viが10V、12.5V、16Vと変化しても、モータ本体6の回転速度が、入力デューティDinが10%から70%の広い速度域に亘って、ばらつきがなくなり、回転速度目標値を示す入力デューティDinに高精度に対応するようになった。
【0055】
尚、図2に示した各範囲の変換係数AnとBnは、IGN補正係数Maが1のとき、すなわちIGN電圧値Viが基準電圧値Vtに等しいときは、デューティ補正係数Mbも1となるように設定されている。すなわち、12.5VをIGN電圧値の基準として、このときの回転速度特性に合わせ込むように、変換係数AnとBnは設定められている。従って、IGN電圧値Viが変化しても、図5(a)に示すように、IGN電圧値Viが基準電圧値Vtに等しいときの回転速度を最終的に得ることができるので、空調制御装置2において、Vt=12.5Vのときの特性を元に回転速度目標値を示す入力デューティDinを求めればよい。
【0056】
ここで、図6のフローチャートを用いて、この実施の形態における制御動作を簡単に説明する。
【0057】
(S1)先ず、IGN電圧Viと基準電圧値Vtとに基づいて、IGN補正係数Maを算出する。
【0058】
(S2)そして、サンプリング測定された入力デューティDinに基づいて、変換係数テーブル11bの識別子(ID)を求める。
【0059】
(S3)この識別子(ID)に基づいて変換係数An及びBnを抽出する。
【0060】
(S4)そして、Ma、An、Bnからデューティ補正係数Mbを算出する。
【0061】
(S5)入力デューティDinにデューティ補正係数Mbを乗じて、中間デューティDmを算出する。
【0062】
(S6)そして、最後に中間デューティDmに対応した、線形性補正係数Mcを線形性補正テーブル12dから読みだし、これをデューティDmに乗じて、出力デューティDoutを求める。
【0063】
(S7)出力デューティDoutで駆動部13等を介しモータ4をパルス駆動する。
【0064】
このような制御動作を行うことで、この実施の形態では、モータ4の回転速度が精度良く制御可能となる。
【0065】
また詳細な説明は省略したが,空調制御装置2はマイコンにより構成されており、この実施の形態において、CPU11で動作するソフトウェアにより構成したIGN補正係数算出手段12a、変換係数抽出手段11a、補正係数変換手段11c、デューティ補正手段11d及び線形性補正手段12eを、空調制御装置2で動作するソフトウェアにより構成し、基準電圧12b、変換係数テーブル11b及び線形性補正テーブル12dを空調制御装置2のROMに記憶させて装置を構成しても同様の効果が得られる。しかも、このような構成をとることにより、CPU11のロジック点数が少なくすることができるので、モータの筐体内の実装レイアウトに余裕ができ、従って、良好な放熱効果が得られ、ブラシレスモータの故障が低減される。あるいは、ブラシレスモータを小形化することが可能となり、より狭い場所への設置が可能となる。
【0066】
またこの実施の形態のブラシレスモータをラジエータの冷却ファンに用いることで、ラジエータの冷却効果をより精度良く制御することももちろん可能である。しかも前述のようにこの発明の制御装置をラジエータの制御装置内に組み込むことで、ラジエータの冷却ファンの放熱効果の向上あるいは、小形化が可能となる。
【0067】
以上説明のように、この発明によるブラシレスモータの制御装置によれば、回転速度域が複数に区分された単位速度域群の各単位速度域毎に対応づけて記憶された、回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる変換係数による変換後の比例制御用補正係数を用いて、目標値が補正されるので、モータ内部の機械的エネルギ−損失や電源のリップル電圧等の定常的な要因による、回転速度のばらつき、つまり実回転速度の目標値との誤差が低減し、実回転速度が広い回転速度域に亘って高精度に回転速度目標値に追従し、回転速度制御の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブラシレスモータの制御装置の第1の実施の形態における機能ブロック図である。
【図2】図1に示す装置の変換係数テーブルである。
【図3】図1に示す装置において入力デューティDinとIGN電圧値Viを変数としたデューティ補正係数Mbのグラフである。
【図4】図1に示す装置における入力デューティDinに対する中間デューティDmのグラフである。
【図5】図1に示す装置を用いたブラシレスモータの入力デューティDinに対する実測回転速度のグラフである。
【図6】図1に示す装置の制御フローチャートである。
【図7】従来のブラシレスモータの制御装置で構成されたオートエアコンのブロック図である。
【符号の説明】
1 制御装置
11 中央処理部(CPU)
11a 変換係数抽出手段
11b 変換係数テーブル
11c 補正係数変換手段
11d デューティ補正手段
12a IGN補正係数算出手段
12b 基準電圧
12d 線形性補正テーブル
12e 線形性補正手段
13 駆動部
14 電界効果トランジスタ(MOSFET)
2 空調制御装置
3 操作パネル
4 ブラシレスモータ
5 バッテリ
6 スイッチ回路
Claims (6)
- ブラシレスモータの電源電圧の偏差に基づく比例制御用補正係数(Ma)を算出する補正係数算出手段(12a)と、
前記ブラシレスモータの回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる変換係数(An)が、回転速度域を複数に区分してなる単位速度域群の各単位速度域毎に対応づけて記憶された変換係数テーブル(11b)と、
前記目標値(Din)と前記変換係数テーブル(11b)とを参照して、前記目標値(Din)が属する単位速度域に対応する変換係数(An)を抽出する変換係数抽出手段(11a)と、
抽出された前記変換係数(An)を前記比例制御用補正係数(Ma)に乗じ、この乗算により得られた補正係数(Mb)を用いて前記目標値(Din)を補正するとともに、補正された目標値(Dout)に基づいて前記ブラシレスモータを駆動制御する駆動制御手段(11c、11d、12e、13、14)と、を具備することを特徴とするブラシレスモータの制御装置。 - ブラシレスモータの電源電圧の偏差に基づく比例制御用補正係数(Ma)を算出する補正係数算出手段(12a)と、
前記ブラシレスモータの回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる変換係数(Bn)が、回転速度域を複数に区分してなる単位速度域群の各単位速度域毎に対応づけて記憶された変換係数テーブル(11b)と、
前記目標値(Din)と前記変換係数テーブル(11b)とを参照して、前記目標値(Din)が属する単位速度域に対応する変換係数(Bn)を抽出する変換係数抽出手段(11a)と、
抽出された前記変換係数(Bn)を前記比例制御用補正係数(Ma)に加算し、この加算により得られた補正係数(Mb)を用いて前記目標値(Din)を補正するとともに、補正された目標値(Dout)に基づいて前記ブラシレスモータを駆動制御する駆動制御手段(11c、11d、12e、13、14)と、を具備することを特徴とするブラシレスモータの制御装置。 - ブラシレスモータの電源電圧の偏差に基づく比例制御用補正係数(Ma)を算出する補正係数算出手段(12a)と、
前記ブラシレスモータの回転中に定常的に発生する要因による、実回転速度と目標値との誤差を低減させる第1変換係数(An)および第2変換係数(Bn)の組が、回転速度域を複数に区分してなる単位速度域群の各単位速度域毎に対応づけて記憶された変換係数テーブル(11b)と、
前記目標値(Din)と前記変換係数テーブル(11b)とを参照して、前記目標値(Din)が属する単位速度域に対応する第1変換係数(An)および第2変換係数(Bn)の組を抽出する変換係数抽出手段(11a)と、
抽出された前記第1変換係数(An)を前記比例制御用補正係数(Ma)に乗じ、この乗算により得られた結果値に、抽出された前記第2変換係数(Bn)を加算し、この加算により得られた補正係数(Mb)を用いて前記目標値(Din)を補正するとともに、補正された目標値(Dout)に基づいて前記ブラシレスモータを駆動制御する駆動制御手段(11c、11d、12e、13、14)と、を具備することを特徴とするブラシレスモータの制御装置。 - 前記単位速度域群は、前記回転速度域を均等に区分してなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載のブラシレスモータの制御装置。
- 前記単位速度域群は、前記回転速度域の一部分において、この他の速度域よりも細かく区分されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載のブラシレスモータの制御装置。
- 前記ブラシレスモータは車両空調装置のブロアファン、或いはラジエータの冷却ファンを構成し、前記空調装置を制御する空調制御装置内、或いは前記冷却ファンを制御するラジエータ制御装置内に構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1項に記載のブラシレスモータの制御装置。
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