JP3965359B2 - ミシン釜 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、針及び天秤と協働して加工布に縫目を形成するミシン釜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、図10に示すようなミシン釜が記載されている。このミシン釜50は、釜駆動軸51により回転される外釜52と、外釜52の内側に相対回転可能に収容された内釜53とを備えている。内釜53の上面には針導入孔54が形成され、この孔54と同じ位相で内釜53の前面に回り止め凹所55が形成されている。回り止め凹所55には釜止め部材56の回り止め突起57が遊嵌され、回り止め突起57により内釜53が回り止めされている。外釜52の外周には上糸捕捉部58と案内板59(通称「バネ」)とが設けられ、外釜回転方向の後側において、案内板59の前縁に前方へ隆起する上糸前出し用隆起部61が形成されている。
【0003】
針62が下死点から僅かに上昇すると、上糸捕捉部58が針62の後側で上糸Taを捕捉し、外釜52の回転に伴い、内釜53の周囲に上糸ループを形成する。図10(a)に示すように、上糸ループが拡大する過程で、上糸前出し用隆起部61は内釜53の上方で上糸Taを前方へ押し、上糸ループを内釜53の外周面から前面側に押し出す。図10(b)に示すように、上糸捕捉部58が内釜53の最下部に達すると、上糸Taは回り止め凹所55と回り止め突起57との隙間に進入する。図10(c)に示すように、上糸ループが内釜53を潜り抜け、上糸捕捉部58が上向きになると、天秤(図示略)が上糸Taを引き上げる。このとき、天秤の引上力により、上糸Taが外釜回転方向の後側で回り止め凹所55と回り止め突起57との当接間を擦り抜け、内釜53から抜ける。そして、上糸Taが下糸Tbに絡み、加工布Wに縫目を形成する。
【0004】
特許文献2には、図11に示すようなミシン釜が記載されている。このミシン釜70は、内釜71の外周に当接部74を備えている。釜止め部材75には、回り止め凹所72に遊嵌する回り止め突起76と、当接部74に係合するストッパ部77とが設けられ、外釜73の回転時に、図11(a)に示すように、当接部74がストッパ部77に当接する。釜止め部材75は釜支持体(図示略)に位置調整可能に取り付けられ、当接部74とストッパ部77との当接位置を予め調整しておくことで、回り止め凹所72と回り止め突起76との隙間が外釜回転方向の前後で等しく確保される。そして、図11(b)に示すように、天秤が上糸Taを引き上げたときには、上糸Taは回り止め凹所72及び回り止め突起76の隙間を外釜回転方向の前から後へ通過し、内釜71から抜ける。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−327873号公報
【特許文献2】
特開平11−244566号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1のミシン釜50によると、上糸Taを回り止め凹所55と回り止め突起57との当接間を擦り抜けさせて内釜53から抜くのに、天秤が上糸Taを引き上げる力を利用しているため、上糸Taに大きな抵抗力が作用し、糸締まりが悪くなったり、ときには過度のテンションが生じて糸切れしたりするなどの問題点があった。これに対し、特許文献2のミシン釜70は、回り止め突起76の前後に隙間が確保されているので、上糸Taに作用する抵抗力を小さくすることができる。しかし、この隙間は釜止め部材75の位置に応じて変化するため、釜交換や清掃等に際して釜止め部材75を分解した都度に、その組付位置を微調整する面倒があった。
【0007】
本発明の目的は、上記課題を解決し、天秤の引上力がかかる前に、該引上力によることなく上糸を回り止め凹所と回り止め突起との当接間を擦り抜けさせて内釜から抜くことができ、もって天秤の引上力がかかるときには上糸に抵抗力が作用しないようにして、糸締まりの悪化や糸切れを防止することができ、また、内釜から抜いた後の上糸の挙動を安定させることもできるミシン釜を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、釜駆動軸により回転される外釜と、外釜に相対回転可能に収容された内釜とを備え、外釜に上糸捕捉部を設け、内釜の前面に回り止め凹所を形成し、回り止め凹所に釜止め部材の回り止め突起を遊嵌することにより内釜を回り止めしたミシン釜において、前記外釜の前面に前方へ隆起する上糸抜き用隆起部を設け、前記上糸捕捉部が上糸を捕捉して引いている期間中に、上糸抜き用隆起部が回り止め凹所に陥入している上糸を前方へ押すことにより、該上糸を回り止め凹所の外釜回転方向の後側と回り止め突起との当接間を擦り抜けさせて内釜から抜くように構成したことを特徴とする。
【0009】
本発明のミシン釜において、外釜が回転されると、上糸捕捉部が上糸を捕捉し、内釜の周囲に上糸ループを形成する。上糸ループが拡大する途中で、上糸は内釜前面の回り止め凹所に陥入する。そして、上糸抜き用隆起部が回り止め凹所と略同じ位相に達すると、前記のとおり上糸抜き用隆起部が上糸を前方へ押して回り止め凹所の外釜回転方向の後側と回り止め突起との当接間を擦り抜けさせる。このとき、該当接間をミス無く擦り抜けさせるためには、上糸を該当接間の近傍すなわち回り止め凹所の外釜回転方向の後側で待機させておくのが望ましい。
【0010】
このように上糸を回り止め凹所の外釜回転方向の後側で待機させておくためには、回り止め凹所の外釜回転方向の後側を、針の上下動通路よりも外釜回転方向の前側へ0°〜40°進んだ位相に形成する(図1のα参照)のが好ましく、3°〜30°進んだ位相に形成するのがより好ましい。回り止め凹所の外釜回転方向の後側が0°よりも遅れた位相にあると、上糸が回り止め凹所のうちのどこで待機するのかが定まらなくなるため、上糸抜き用隆起部が上糸を前方へ押しても、上糸が回り止め突起の頂部に引っ掛かるなどして前記当接間から擦り抜けなくなることがある。他方、回り止め凹所の外釜回転方向の後側が40°を超えた位相にあると、回り止め凹所の加工が難しくなる。
【0011】
また、回り止め凹所の外釜回転方向の後側に奧へ向かうほど側方へえぐれた上糸案内面を設けることも好ましい。こうすれば、上糸抜き用隆起部が、回り止め凹所に陥入した上糸を前方へ押すとき、上糸は上糸案内面に沿って後から前に迫り出し、回り止め凹所の外釜回転方向の後側と回り止め突起との当接間に確実に誘導される。
【0012】
上糸捕捉部が上糸を捕捉している期間中は、上糸抜き用隆起部が上糸に作用する張力を利用して、上糸を回り止め凹所からスムーズに押し出すことができる。この上糸張力を有効利用する観点からは、上糸抜き用隆起部を上糸捕捉部(同部自体、回転して位置が変わる)よりも外釜回転方向の後側へ相対角で160°〜190°遅れた位相に設けるのが好ましい。こうすれば、上糸が回り止め凹所から内釜の外周側へ弾き出て、回り止め凹所の角に引っ掛かるおそれがなく、外れたのちには、上糸張力を減衰させ、天秤が引き上げる前に、予め上糸ループの形状を安定させておくことができる。
【0013】
本発明の上糸抜き用隆起部を特許文献1の上糸前出し用隆起部と組み合わせて実施することも可能である。具体的には、上糸抜き用隆起部よりも外釜回転方向の前側において、外釜の前面に上糸前出し用隆起部を設け、上糸抜き用隆起部が上糸を前方へ押す前に、上糸前出し用隆起部が上糸を前方へ押して内釜の前面側へ押し出すように構成する。こうすれば、上糸ループが形成される初期に、内釜の外周面上に掛かった上糸Taを上糸前出し用隆起部で内釜の前面側へ押し出し、回り止め凹所に早期に陥入させ、続いて上糸抜き用隆起部で回り止め凹所から確実に押し出すことができる。この場合、上糸前出し用隆起部及び上糸抜き用隆起部をタイミングよく連係動作させるために、上糸前出し用隆起部を上糸抜き用隆起部(同部自体、回転して位置が変わる)よりも外釜回転方向の前側へ相対角で70°〜90°進んだ位相に設けるのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、この実施形態のミシンにおいては、ベッド1の内側に釜駆動軸2が水平に支持され、ベッド1の上面に針板3が取り付けられている。針板3には針4が貫通する針孔5が形成され、針板3の上方に天秤11(図3参照)が配置され、針板3の下側にミシン釜6が設置されている。ミシン釜6は、釜駆動軸2により回転される外釜7と、外釜7の内側に相対回転可能に収容された内釜8とを備え、内釜8にボビン9を収めたボビンケース10が装着されている。そして、針4、ミシン釜6、天秤11は、ミシン主軸(図示略)の回転に同期して駆動され、針4に通した上糸Taとボビン9に巻かれた下糸Tbとを用いて、針板3上の加工布Wに縫目を形成するようになっている。
【0015】
図1,図2に示すように、内釜8の外周には、針4を内釜8の内部に導き入れる針導入孔12が形成され、針導入孔12の中心(針4の上下動通路)と同じ位相において、内釜8の前面に下糸Tbを垂直に上方へ通す通路としての凹部13が形成されている。針4の上下動通路よりも外釜7の回転方向(図1の矢印方向)へ進んだ位相において、内釜8の前面には回り止め凹所14が形成され、回り止め凹所14の外釜回転方向後側は針4の上下動通路よりも約15°進んだ位相にある。また、回り止め凹所14の外釜回転方向の後側に、該凹所14の奧へ向かうほど側方へ斜めにえぐれた上糸案内面15が形成されている。ベッド1には釜止め部材16がネジ17で略水平に取り付けられ、釜止め部材16の先端部裏面に、回り止め凹所14に遊嵌する回り止め突起18が設けられている。そして、回り止め突起18と回り止め凹所14との嵌合により、内釜8が外釜7に追従回転しないように回り止めされている。
【0016】
外釜7の外周には、剣先部20と先鋭部21とにより上糸捕捉部22が外釜回転方向の前側に開いた平面V字形に設けられている。図3に示すように、先鋭部21は帯状の案内板(通称「バネ」)23の外釜回転方向前側部分に形成され、案内板23の後側部分に細長片24が設けられている。細長片24の前縁には前方へ隆起する上糸抜き用隆起部25が緩やかな弧状に形成され、上糸抜き用隆起部25より外釜回転方向前側に谷状の段差部26を介して前方へ隆起する上糸前出し用隆起部27が設けられている。上糸抜き用隆起部25及び上糸前出し用隆起部27は、それぞれ内釜8の前面より前方へはみ出すように隆起しているが、少なくとも内釜8の前面とほぼ揃う位置まで隆起していればよい(案内板23の前縁の残部は内釜8の前面より奥まっている。)。あるいは、両隆起部25,27のいずれか一方が内釜8の前面とほぼ揃い、他方が内釜8の前面より前方へはみ出すように隆起してもよい。そして、この実施形態では、上糸前出し用隆起部27の頂点が上糸抜き用隆起部25の頂点よりも外釜回転方向前側へ相対角で約80°進んだ位相に設定され、外釜7の回転時に、上糸前出し用隆起部27が、上糸抜き用隆起部25よりも先に上糸Taを前方へ押し、この上糸Taを内釜8の前面側へ押し出すようになっている(図5参照)。
【0017】
また、上糸抜き用隆起部25の頂点は上糸捕捉部22よりも外釜回転方向後側へ相対角で約180°遅れた位相に設けられ、上糸捕捉部22が上糸Taを捕捉して引いている期間中に、上糸抜き用隆起部25が回り止め凹所14に陥入している上糸Taを前方へ押すことにより、該上糸Taを回り止め凹所14の外釜回転方向の後側と回り止め突起18との当接間を擦り抜けさせて(内から外へ押し出して)内釜8から抜くように構成されている(図7参照)。なお、図3において、ミシン主軸の回転角度を、針4が下死点に達した位相を0°として示した。また、外釜7の回転角度を、前記相対角を表す便宜上、上糸捕捉部22が上糸Taを捕捉する位相を0°(注:この0点自体が回転移動する)として示した。外釜7及び釜駆動軸2は主軸の1回転につき2回転する。
【0018】
次に、上記のように構成されたミシン釜6の作用について説明する。図4に示すように、針4が下死点から僅かに上昇し、ミシン主軸が約25°の位相に達すると、外釜7の回転に伴い、剣先部20が針4の直後を横切り、上糸捕捉部22が上糸Taを捕捉して引き始める。
【0019】
捕捉された上糸Taは、図5(a)に示すように、内釜8の外周面に沿って引き下げられ、内釜8の周囲に上糸ループが形成される。主軸が約100°の位相に達すると、上糸前出し用隆起部27が回り止め凹所14の上方で上糸Taを前方へ押し、図5(b)に示すように、上糸Taを内釜8の前面側へ押し出す。
【0020】
これにより、図6(a)に示すように(主軸が約115°の位相)、上糸Taが内釜8の外周面から前面側へ外れ、図6(b)に示すように、段差部26が回り止め凹所14を通過した直後に、上糸Taは回り止め凹所14に陥入する。そして、回り止め凹所14の外釜回転方向後側が針4の上下動通路よりも約15°(図1における角α)進んだ位相にあることから、上糸Taは針4に向かう張力で外釜回転方向後側へ引かれ、回り止め凹所14の外釜回転方向の後側に来るとともに、回り止め突起18より後側の上糸案内面15のえぐれ部に進入して待機する。
【0021】
図7(a)に示すように、主軸が140°の位相に達すると、上糸捕捉部22は上糸Taを内釜8の中心をまたぐように最も引き出した状態になり、このとき、上糸抜き用隆起部25が回り止め凹所14の上方で上糸Taを前方へ押し、図7(b)に示すように、上糸Taを回り止め凹所14の外釜回転方向の後側と回り止め突起18の後側面との当接間を擦り抜けさせて、内釜8の前面側へ抜け出させる。上糸Taは、前記のとおり回り止め凹所14の外釜回転方向の後側で待機していた状態から該当接間に確実に至ることができるとともに、斜状の案内面15に沿って後から前に迫り出して該当接間に確実に誘導されるため、該当接間から確実に抜け出させることができる。なお、このとき、回り止め凹所14の外釜回転方向後側の位相が針4の上下動通路よりも約15°進んだところにあり、上糸抜き用隆起部25の位相が上糸捕捉部22よりも180°遅れているので、上糸Taは「く」字形に屈曲した状態で回り止め凹所14の外へ弾き出されることになる。
【0022】
このように、上糸Taが回り止め凹所14の外へ弾き出されると、図8(a)に示すように(主軸が約145°の位相)、上糸ループの上部は回り止め凹所14から凹部13側へ離反し、上糸ループの下部が上糸捕捉部22から上方へ離反する。このため、上糸Taを回り止め凹所14に引っ掛けることなく、内釜8から確実に抜くことができるとともに、天秤11が引き上げる前に、上糸張力を減衰させ、上糸ループの形状を予め安定させておくことができる。その後、図8(b)に示すように、上糸Taは凹部13付近でしばらく待機する。
【0023】
そして、図9(a)(b)に示すように、天秤11が上糸Taを引き上げ、上糸ループが縮小し、上糸Taと下糸Tbとが絡み合って、加工布Wに縫目を形成する。
【0024】
以上のとおり、本実施形態のミシン釜6によれば、天秤11の引上力がかかる前に、該引上力によることなく、上糸抜き用隆起部25が外釜7の回転に伴って上糸Taを回り止め凹所14の外釜回転方向後側と回り止め突起18との当接間を擦り抜けさせて内釜8から抜くことができる。よって、天秤11の引上力がかかるときには、上糸Taに前記擦り抜けによる抵抗力が作用しないため、糸締まりの悪化や糸切れを防止することができる。また、内釜8から抜いた後の上糸Taの挙動を安定させることもでき、上糸ループの形状を予め整えた状態で、糸締まりのよい縫目を形成することができる。また、回り止め凹所14の外釜回転方向後側と回り止め突起18とは当接していてよいことから、前記特許文献2の従来例に対して、両者間に隙間を設けたりその隙間を調整したりする必要が無く、釜交換や清掃等の作業が簡単になる。
【0025】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)前記実施形態の上糸抜き用隆起部25及び上糸前出し用隆起部27と同様の形状部を、案内板23にではなく、外釜7の本体の前面に一体形成すること。
(2)内釜8の凹部13は、前記のとおり下糸Tbの通路として設けたが、該凹部13を省いて実施することもできる。その場合、下糸Tbは内釜8の直ぐ前を通過する。
(3)回り止め凹所14の外釜回転方向の後側を針4の上下動通路と同じ位相(0°)に形成すること。
【0026】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明に係るミシン釜によれば、天秤の引上力がかかる前に、該引上力によることなく上糸を回り止め凹所と回り止め突起との当接間を擦り抜けさせて内釜から抜くことができ、もって天秤の引上力がかかるときには上糸に抵抗力が作用しないようにして、糸締まりの悪化や糸切れを防止することができ、また、内釜から抜いた後の上糸の挙動を安定させることもできるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシン釜の一実施形態を示す正面図である。
【図2】同ミシン釜の平面図である。
【図3】同ミシン釜の動作タイミングを主軸回転角度と関連付けて示す案内板の展開図である。
【図4】主軸回転角度25°におけるミシン釜の作用説明図である。
【図5】主軸回転角度100°におけるミシン釜の作用説明図である。
【図6】主軸回転角度115°におけるミシン釜の作用説明図である。
【図7】主軸回転角度140°におけるミシン釜の作用説明図である。
【図8】主軸回転角度145°におけるミシン釜の作用説明図である。
【図9】主軸回転角度160°におけるミシン釜の作用説明図である。
【図10】従来技術を示すミシン釜の作用説明図である。
【図11】別の従来技術を示すミシン釜の作用説明図である。
【符号の説明】
2 釜駆動軸
4 針
6 ミシン釜
7 外釜
8 内釜
11 天秤
14 回り止め凹所
15 上糸案内面
16 釜止め部材
18 回り止め突起
20 剣先部
22 上糸捕捉部
23 案内板
25 上糸抜き用隆起部
26 段差部
27 上糸前出し用隆起部
Ta 上糸
Tb 下糸
Claims (6)
- 釜駆動軸により回転される外釜と、外釜に相対回転可能に収容された内釜とを備え、外釜に上糸捕捉部を設け、内釜の前面に回り止め凹所を形成し、回り止め凹所に釜止め部材の回り止め突起を遊嵌することにより内釜を回り止めしたミシン釜において、前記外釜の前面に前方へ隆起する上糸抜き用隆起部を設け、前記上糸捕捉部が上糸を捕捉して引いている期間中に、上糸抜き用隆起部が回り止め凹所に陥入している上糸を前方へ押すことにより、該上糸を回り止め凹所の外釜回転方向の後側と回り止め突起との当接間を擦り抜けさせて内釜から抜くように構成したことを特徴とするミシン釜。
- 前記回り止め凹所の外釜回転方向の後側を針の上下動通路よりも外釜回転方向の前側へ0°〜40°進んだ位相に形成した請求項1に記載のミシン釜。
- 前記回り止め凹所の外釜回転方向の後側に奧へ向かうほど側方へえぐれた上糸案内面を設けた請求項1又は2に記載のミシン釜。
- 前記上糸抜き用隆起部を上糸捕捉部よりも外釜回転方向の後側へ相対角で160°〜190°遅れた位相に設けた請求項1〜3の何れか一項に記載のミシン釜。
- 前記上糸抜き用隆起部よりも外釜回転方向の前側において、外釜の前面に上糸を内釜の前面側へ押し出す上糸前出し用隆起部を設けた請求項1〜4の何れか一項に記載のミシン釜。
- 前記上糸前出し用隆起部を上糸抜き用隆起部よりも外釜回転方向の前側へ相対角で70°〜90°進んだ位相に設けた請求項5に記載のミシン釜。
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