JP3964182B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体装置に関し、特に、ICカード用の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、非接触状態でリーダライタから電力供給を受けるとともにデータの授受を行なう非接触ICカードが知られている。この非接触ICカードでは、アンテナで受信した高周波信号を整流して電源電圧を生成し、その電源電圧で内部回路を駆動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の非接触ICカードでは、内部回路の動作電流の増加/減少によって電源電圧が変動し、内部回路の動作が不安定になるという問題があった。電源電圧を安定化させる方法としては、電源電圧に充電されるコンデンサを設けるのが一般的であるが、ICカード用のICチップに大容量のコンデンサを設けることは困難である。
【0004】
そこで、内部回路に可変電流源を並列接続し、内部回路の動作電流の増加/減少に応答して可変電流源の電流を減少/増加させ、電源電流を一定にして電源電圧を安定化させる方法が提案された。このような電源電圧安定化方法は、たとえば特開平9−258836号公報に開示されている。
【0005】
しかし、この方法では、電源電流を常に内部回路の動作電流の最大値に保っておく必要があったので、ICカードの消費電流が大きくなるという問題があった。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、内部回路が安定に動作し、消費電流が小さな半導体装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体装置は、電源ノードから駆動電流を受け、所定の動作を行なう内部回路と、電源電位のラインと電源ノードとの間に接続され、電源ノードに電流を供給するための第1のトランジスタを含む電流供給回路と、電源ノードと接地電位のラインとの間に接続され、電源ノードから電流を流出させるための第2のトランジスタを含む電流吸収回路と、電源ノードが予め定められた電位になるように第1および第2のトランジスタの制御電極の電位の各々を制御する制御回路とを備えたものである。ここで、内部回路の駆動電流は、第1のレベルと、第1のレベルよりも低い第2のレベルとの間で変化する。内部回路の駆動電流が安定していて電源ノードが予め定められた電位である場合は、第2のトランジスタは第1のレベルのバイアス電流を流出させ、第1のトランジスタは内部回路の駆動電流と第2のトランジスタのバイアス電流を供給する。内部回路の駆動電流が増加/減少して電源ノードの電位が予め定められた電位から低下/上昇した場合は、第1のトランジスタの電流が増加/減少するとともに、第2のトランジスタの電流が第1のレベルから一旦減少/増加した後に増加/減少して第1のレベルに回復し、電源ノードの電位が予め定められた電位に復帰する。
【0008】
好ましくは、第2のトランジスタの電流駆動能力は変更可能になっていて、さらに、第2のトランジスタのバイアス電流が第1のレベルになるように第2のトランジスタの電流駆動能力を設定するための第1の設定回路が設けられる。
【0009】
また好ましくは、内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度は変更可能になっていて、さらに、内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度を所望の速度に設定するための第2の設定回路が設けられる。
【0010】
また好ましくは、内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に、駆動電流の増加/減少分だけ第1のトランジスタの電流が増加/減少するとともに、第2のトランジスタの電流が第1のレベルから一旦別のレベルに変化した後に第1のレベルに回復する。
【0011】
また好ましくは、第2のトランジスタの電流が第1のレベルから別のレベルに変化する時間よりも第2のトランジスタの電流が別のレベルから第1のレベルに回復する時間の方が長い。
【0012】
また好ましくは、制御回路は、電源ノードの電位と基準電位とを比較し、その比較結果に基づいて第1および第2のトランジスタの制御電極の電位の各々を制御する。
【0013】
また好ましくは、さらに、第2のトランジスタのバイアス電流が第1のレベルになるように第2のトランジスタの電流駆動能力を設定するための第1の設定信号を保持する保持信号の変更が可能な第1のレジスタを備える。電流吸収回路は、複数の第3のトランジスタと、第1のレジスタに保持された第1の設定信号に従って複数の第3のトランジスタのうちのいずれか少なくともひとつの第3のトランジスタを選択し、選択した少なくとも1つの第3のトランジスタを電源ノードと接地電位のラインとの間に第2のトランジスタとして並列接続する第1の切換回路を含む。
【0014】
また好ましくは、さらに、第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度を設定するための第2の設定信号を保持する保持信号の変更が可能な第2のレジスタが設けられる。制御回路は、それらの制御電極がそれぞれ電源ノードの電位および基準電位を受け、それらの一方電極が共通接続された差動トランジスタ対と、複数の抵抗素子と、第2のレジスタに保持された第2の設定信号に従って複数の抵抗素子のうちのいずれか少なくともひとつの抵抗素子を選択し、選択した各抵抗素子を差動トランジスタ対の一方電極と接地電位のラインとの間に接続する第2の切換回路とを含む。
【0015】
また好ましくは、さらに、交流電流を整流して電源電位を生成する整流回路を備える。
【0016】
また好ましくは、半導体装置は、アンテナとともにICカードに設けられ、整流回路は、アンテナによって受信された交流信号を整流する。
【0017】
また好ましくは、ICカードには、さらに、外部から電源電位を与えるための外部電源端子が設けられている。
【0018】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による非接触ICカード1の構成を示す回路ブロック図である。図1において、この非接触ICカード1は、ICチップ2および送受信アンテナ3を備え、ICチップ2は、整流回路4、レギュレータ5、ICC変動吸収回路6、ICC変動吸収制御回路7、基準電位発生回路8および内部回路9を含む。
【0019】
送受信アンテナ3は、リーダライタ(図示せず)の送受信アンテナと非接触状態で電磁誘導結合される。送受信アンテナ3は、ICチップ2の整流回路4に接続される。整流回路4は、リーダライタから送受信アンテナ3を介して与えられた高周波信号を整流して第1電源電圧VDD1(たとえば5V)を生成し、その第1電源電圧VDD1をレギュレータ5、ICC変動吸収回路6、ICC変動吸収制御回路7、基準電位発生回路8および内部回路9に与える。
【0020】
レギュレータ5は、整流回路4からの第1電源電圧VDD1とICC変動吸収制御回路7からの制御電位VCに基づいて第2電源電圧VDD2(たとえば2.5V)を生成し、その第2電源電圧VDD2をICC変動吸収回路6、ICC変動吸収制御回路7および内部回路9に与える。ICC変動吸収回路6は、内部回路9の動作電流ICCの変動分を吸収してレギュレータ5の出力電圧VDD2の安定化を図る。ICC変動吸収制御回路7は、レギュレータ5の出力電圧VDD2が一定になるように、レギュレータ5およびICC変動吸収回路6を制御する。基準電位発生回路8は、整流回路4からの第1電源電圧VDD1に基づいて、ICチップ2内で用いられる種々の基準電位VR1〜VR4を生成する。
【0021】
内部回路9は、変調回路10、復調回路11、UART(universal asynchronous receiver and transmitter)12、CPU(central processing unit)13および不揮発性メモリ14を含み、レギュレータ5の出力電圧VDD2によって駆動される。
【0022】
変調回路10は、UART12からのシリアルデジタル信号に従って整流回路4のインピーダンスを変化させる。リーダライタは、アンテナを介して整流回路4のインピーダンス変化を検出し、その検出結果に基づいてUART12から出力されたシリアルデジタル信号を復元する。復調回路11は、整流回路4で整流された高周波信号を復調してリーダライタから送信されたシリアルデジタル信号を復元し、そのシリアルデジタル信号をUART12に与える。
【0023】
UART12は、復調回路11からのシリアルデジタル信号をパラレルデジタル信号に変換してCPU13に与えるとともに、CPU13からのパラレルデジタル信号をシリアルデジタル信号に変換して変調回路10に与える。
【0024】
CPU13は、UART12からのパラレルデジタル信号に含まれているコマンドを解読し、その解読結果に基づいて種々の処理を実行する。不揮発性メモリ14は、CPU13と結合され、デジタル信号を記憶する。
【0025】
たとえば、リーダライタからIDコードの出力が指示された場合は、CPU13は、不揮発性メモリ14からIDコードを読出してUART12に与える。パラレルデジタル信号であるIDコードは、UART12によってシリアルデジタル信号に変換され、変調回路10、整流回路4およびアンテナ3を介してリーダライタに伝達される。また、リーダライタから情報の書込が指示された場合は、CPU13は、リーダライタからアンテナ3、整流回路4、復調回路11、UART12を介して与えられたパラレルデジタル信号(情報)を不揮発性メモリ14に書込む。
【0026】
以下、このICカード1の特徴となる第2電源電圧VDD2の安定化方法について詳細に説明する。ICC変動吸収制御回路7は、図2に示すように、PチャネルMOSトランジスタ21〜23およびNチャネルMOSトランジスタ27〜30を含む。PチャネルMOSトランジスタ21,22は、それぞれ第1電源電位VDD1のラインとノードN21,N22との間に接続され、それらのゲートはともにノードN22に接続される。PチャネルMOSトランジスタ21,22は、カレントミラー回路を構成する。NチャネルMOSトランジスタ27,28は、それぞれノードN21,N22とノードN29との間に接続され、それらのゲートはそれぞれ第2電源電位VDD2および基準電位VR2を受ける。
【0027】
NチャネルMOSトランジスタ29は、ノードN29と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートは基準電位VR1を受ける。NチャネルMOSトランジスタ29は、定電流源を構成する。MOSトランジスタ21,22,27〜29は、差動増幅器を構成する。差動増幅器の応答速度は、NチャネルMOSトランジスタ29に流れる電流の値により、所定速度に設定されている。PチャネルMOSトランジスタ23は、第1電源電位VDD1のラインと出力ノードN23との間に接続され、そのゲートはノードN21の電位V21を受ける。NチャネルMOSトランジスタ30は、ノードN23と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートは基準電位VR3を受ける。NチャネルMOSトランジスタ30は、定電流源を構成する。ノードN23の電位は、制御電位VCとなる。
【0028】
NチャネルMOSトランジスタ29に流れる電流は、MOSトランジスタ21,27とMOSトランジスタ22,28に分流される。NチャネルMOSトランジスタ28には、基準電位VR2に応じた値の電流が流れる。NチャネルMOSトランジスタ28とPチャネルMOSトランジスタ22は直列接続され、PチャネルMOSトランジスタ22と21はカレントミラー回路を構成するので、MOSトランジスタ21,22,28には同じ値の電流が流れる。NチャネルMOSトランジスタ27には、第2電源電位VDD2に応じた値の電流が流れる。第2電源電位VDD2と基準電位VR2が同じレベルの場合は、MOSトランジスタ21,22,28に流れる電流とNチャネルMOSトランジスタ27に流れる電流が等しくなってノードN21の電位V21とノードN22の電位とが一致する。このとき、PチャネルMOSトランジスタ23に所定レベルの電流が流れてICC変動吸収制御回路7の出力電位VCが基準電位VR4になるように、MOSトランジスタ23と30のサイズが設定されている。
【0029】
第2電源電位VDD2が基準電位VR2よりも高くなると、MOSトランジスタ21,22,28に流れる電流よりもNチャネルMOSトランジスタ27に流れる電流の方が大きくなってノードN21の電位V21が低下し、PチャネルMOSトランジスタ23に流れる電流が大きくなって制御電位VCが上昇する。第2電源電位VDD2が基準電位VR2よりも低くなると、MOSトランジスタ21,22,28に流れる電流よりもNチャネルMOSトランジスタ27に流れる電流の方が小さくなってノードN21の電位V21が上昇し、PチャネルMOSトランジスタ23に流れる電流が小さくなって制御電位VCが低下する。
【0030】
ICC変動吸収回路6は、NチャネルMOSトランジスタ31を含む。NチャネルMOSトランジスタ31は、第2電源電位VDD2のラインと接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートは制御電位VCを受ける。NチャネルMOSトランジスタ31には、制御電位VCに応じたレベルの電流I1が流れる。制御電位VCが基準電位VR4に等しい場合は、電流I1は予め定められた値(たとえば2.5mA)になる。制御電位VCが上昇すると、電流I1が大きくなって第2電源電位VDD2が低下する。制御電位VCが低下すると、電流I1が小さくなって第2電源電圧VDD2が上昇する。
【0031】
レギュレータ5は、PチャネルMOSトランジスタ24〜26およびNチャネルMOSトランジスタ32,33を含む。PチャネルMOSトランジスタ24,25は、それぞれ第1電源電位VDD1のラインとノードN24,N25との間に接続され、それらのゲートはともにノードN24に接続される。PチャネルMOSトランジスタ24,25は、カレントミラー回路を構成する。NチャネルMOSトランジスタ32,33は、それぞれノードN24,N25と接地電位GNDのラインとの間に接続され、それらのゲートはそれぞれ制御電位VCおよび基準電位VR4を受ける。MOSトランジスタ24,25,32,33は、差動増幅器を構成する。PチャネルMOSトランジスタ26は、第1電源電位VDD1のラインと第2電源電位VDD2のラインとの間に接続され、そのゲートはノードN25の電位V25を受ける。
【0032】
NチャネルMOSトランジスタ32とPチャネルMOSトランジスタ24は直列接続され、PチャネルMOSトランジスタ24と25はカレントミラー回路を構成するので、MOSトランジスタ24,25,32には同じ値の電流が流れる。NチャネルMOSトランジスタ33には、基準電位VR4に応じた値の電流が流れる。制御電位VCと基準電位VR4が同レベルの場合は、MOSトランジスタ24,25,32に流れる電流とNチャネルMOSトランジスタ33に流れる電流とが等しくなってノードN24の電位とノードN25の電位V25とが一致する。
【0033】
制御電位VCが基準電位VR4よりも高くなると、MOSトランジスタ24,25,32に流れる電流よりもNチャネルMOSトランジスタ33に流れる電流の方が小さくなってノードN25の電位V25が上昇し、PチャネルMOSトランジスタ26に流れる電流I2が小さくなって第2電源電位VDD2が低下する。制御電位VCが基準電位VR4よりも低くなると、MOSトランジスタ24,25,32に流れる電流よりもNチャネルMOSトランジスタ33に流れる電流の方が大きくなってノードN25の電位V25が低下し、PチャネルMOSトランジスタ26に流れる電流I2が大きくなって第2電源電位VDD2が上昇する。
【0034】
内部回路9の等価回路は、第2電源電位VDD2のラインと接地電位GNDのラインとの間に直列接続された電流源9aおよびスイッチ9bを含む。内部回路9の非動作時はスイッチ9bが非導通になって動作電流ICCは0mAになり、内部回路9の動作時はスイッチ9bが導通して動作電流ICCは内部回路9の動作状態に応じた電流(たとえば2.5mA)になる。
【0035】
図3は、図2に示した第2電源電位VDD2の安定化に関連する部分の動作を示すタイムチャートである。図3において、初期状態では、内部回路9は動作しておらず、内部回路9の動作電流ICCは0mAであったものとする。このとき、レギュレータ5の出力電流I2とICC変動吸収回路6の吸収電流I1とはともに2.5mAになっている。
【0036】
ある時刻t0において、内部回路9のスイッチ9bが導通すると、内部回路9の電流源9aの抵抗値はNチャネルMOSトランジスタ31の抵抗値よりも十分に低いので、レギュレータ5の出力電流I2はICC変動吸収回路6から内部回路9に転流し、ICC変動吸収回路6の吸収電流I1が0mAになるとともに内部回路9の動作電流ICCは2.5mAになる。
【0037】
また、このとき第2電源電位VDD2のレベルが低下して基準電位VR2よりも低くなり、ノードN21の電位V21が徐々に上昇して制御電位VCが低下し、NチャネルMOSトランジスタ31,32の抵抗値が徐々に増大する。NチャネルMOSトランジスタ32の抵抗値が増大すると、NチャネルMOSトランジスタ24,25,32に流れる電流が減少し、ノードN25の電位V25が低下する。ノードN25の電位V25が低下すると、PチャネルMOSトランジスタ26の電流I2が増加する。電流I2の増加分は、ICC変動吸収回路6の吸収電流I1の増加分となる。
【0038】
また、電流I2が増加すると第2電源電位VDD2が上昇し、時刻t0から所定時間T1の経過後(時刻t1)に第2電源電位VDD2が基準電位VR2に等しくなり、制御電位VCが基準電位VR4に等しくなってICC変動吸収回路6の吸収電流I1は初期値(2.5mA)に戻る。このとき、レギュレータ5の出力電流I2は、I1+ICC=2.5+2.5=5.0mAになっている。なお、所定時間T1は、時刻t0において吸収電流I1が2.5mAから0mAに変化する時間よりも十分に長い時間に設定されている。
【0039】
次に、時刻t2において、内部回路9のスイッチ9bが非導通になると、内部回路9に流れていた電流ICCがICC変動吸収回路6に転流し、内部回路9の動作電流ICCが0mAになるとともにICC変動吸収回路6の吸収電流I1が5.0mAになる。
【0040】
また、このとき第2電源電位VDD2のレベルが上昇して基準電位VR2よりも高くなり、ノードN21の電位V21が徐々に低下して制御電位VCが上昇し、NチャネルMOSトランジスタ31,32の抵抗値が徐々に減少する。NチャネルMOSトランジスタ32の抵抗値が減少すると、NチャネルMOSトランジスタ24,25,32に流れる電流が増大し、ノードN25の電位が上昇する。ノードN25の電位V25が上昇すると、PチャネルMOSトランジスタ26の電流I2が減少する。電流I2の減少分は、ICC変動吸収回路6の吸収電流I1の減少分となる。また、電流I2が減少すると第2電源電位VDD2が低下し、時刻t2から所定時間T1の経過後(時刻t3)に第2電源電位VDD2が基準電位VR2に等しくなり、制御電位VCが基準電位VR4に等しくなってICC変動吸収回路6の吸収電流I1は初期値(2.5mA)に戻る。このとき、レギュレータ5の出力電流I2は、I1+ICC=2.5+0=2.5mAになっている。なお、所定時間T1は、時刻t2において吸収電流I1が2.5mAから5.0mAに変化する時間よりも十分に長い時間に設定されている。
【0041】
なお、たとえば時刻t1において内部回路9の動作電流ICCが2.5mAから5.0mAに増加する場合は、ICC変動吸収回路6の吸収電流I1が再度0mAにされるとともにレギュレータ5の出力電流I2は徐々に増加する。レギュレータ5の出力電流I2の変化速度は、電流I2の変化によって電源電位VDD1,VDD2が変化しない程度の速度に抑えられる。
【0042】
この実施の形態1では、内部回路9の動作電流が増加/減少したことに応じてその増加/減少分だけICC変動吸収回路6の吸収電流I1を減少/増加させ、その後にレギュレータ5の出力電流I2を徐々に増加/減少させてICC変動吸収回路6の吸収電流I1を初期設定値に戻すので、レギュレータ5の出力電流I2が急激に変化するのを防止することができる。したがって、第2電源電位VDD2を安定化させることができ、内部回路9を安定に動作させることができる。
【0043】
また、ICC変動吸収回路6に流れる電流I1を必要最小限の一定値(2.5mA)に設定したので、レギュレータの出力電流を内部回路の消費電流の最大値に固定し、内部回路の消費電流の増加/減少分だけICC変動吸収回路の消費電流を減少/増加させる従来技術に比べ、ICカードの消費電流の低減化を図ることができる。
【0044】
また、消費電流の変化が整流後の電圧VDD1に影響を与えないようにしたので、整流後の電圧VDD1を用いて復調する場合に通信異常が生じることがない。
【0045】
[実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2による非接触ICカードの要部を示す回路ブロック図である。図4において、この非接触ICカードが図1〜図3で示した非接触ICカード1と異なる点は、ICC変動吸収回路6がICC変動吸収回路40で置換され、電流レベル設定レジスタ43が追加されている点である。
【0046】
ICC変動吸収回路40は、n個(ただし、nは2以上の整数である)のスイッチ41.1〜41.nとn個のNチャネルMOSトランジスタ42.1〜42.nとを含む。NチャネルMOSトランジスタ42.1〜42.nは、互いに異なるサイズを有する。スイッチ41.1〜41.nの一方端子は、ともに第2電源電位VDD2のラインに接続される。NチャネルMOSトランジスタ42.1〜42.nは、それぞれスイッチ41.1〜41.nの他方端子と接地電位GNDのラインとの間に接続され、それらのゲートはともに制御電位VCを受ける。スイッチ41.1〜41.nは、電流レベル設定レジスタ43の出力信号によって制御される。
【0047】
電流レベル設定レジスタ43は、CPU13から与えられたセレクト信号を保持し、そのセレクト信号に従ってスイッチ41.1〜41.nのうちのいずれか1つのスイッチを導通させる。NチャネルMOSトランジスタ42.1〜42.nは互いに異なるサイズを有するので、どのスイッチを導通させるかによってICC変動吸収回路40の吸収電流I1の初期値を変えることができる。たとえば、スイッチ42.1を導通させた場合はI1=2.5mAとなり、スイッチ42.2を導通させた場合はI1=5.0mAとなり、スイッチ42.3を導通させた場合はI1=7.5mAとなる。他の構成および動作は、実施の形態1の非接触ICカード1と同じであるので、その説明は繰返さない。
【0048】
この実施の形態2では、ICC変動吸収回路40の吸収電流I1の初期値を所望の値に設定できるので、ICカードの用途などに応じて内部回路9の動作電流ICCが変わる場合でも、その用途などに応じてICC変動吸収回路40の吸収電流I1の初期値を最適値に設定することができる。
【0049】
なお、この実施の形態2では、n個のスイッチ41.1〜41.nのうちの1つのスイッチのみ導通させたが2つ以上のスイッチを同時に導通させてもよい。この場合は、吸収電流I1の初期値をより多段階で変えることができる。また、NチャネルMOSトランジスタ42.1〜42.nのサイズを同じにして2つ以上のスイッチを同時に導通させてもよい。
【0050】
[実施の形態3]
図5は、この発明の実施の形態3による非接触ICカードの要部を示す回路ブロック図である。図5において、この非接触ICカードが図1〜図3で示した非接触ICカード1と異なる点は、ICC変動吸収制御回路7がICC変動吸収制御回路50で置換され、復帰時間設定レジスタ53が追加されている点である。
【0051】
ICC変動吸収制御回路50は、ICC変動吸収回路6のNチャネルMOSトランジスタ29をm個(ただし、mは2以上の整数である)のスイッチ51.1〜51.mおよびm個のNチャネルMOSトランジスタ52.1〜52.mで置換したものである。NチャネルMOSトランジスタ52.1〜52.mは、互いに異なるサイズを有する。スイッチ51.1〜51.mの一方端子は、ともにノードN29に接続される。NチャネルMOSトランジスタ52.1〜52.mは、それぞれスイッチ51.1〜51.mの他方端子と接地電位GNDのラインとの間に接続され、それらのゲートはともに基準電位VR1を受ける。スイッチ51.1〜51.mは、復帰時間設定レジスタ53の出力信号によって制御される。
【0052】
復帰時間設定レジスタ53は、CPU13から与えられたセレクト信号を保持し、そのセレクト信号に従ってスイッチ51.1〜51.mのうちのいずれかのスイッチを導通させる。NチャネルMOSトランジスタ52.1〜52.mは互いに異なるサイズを有するので、どのスイッチを選択するかによってMOSトランジスタ21,22,27,28からなる差動増幅器の応答速度を変えることができる。差動増幅器の応答速度を変えると、V21,VC,I1,V25,I2の変化速度を変えることができ、図3の復帰時間T1を変えることができる。たとえば、復帰時間T1は、スイッチ51.1の導通時に最短になり、スイッチ51.mの導通時に最長になる。
【0053】
この実施の形態3では、I1,I2の復帰時間T1を所望の時間に設定できるので、電源電位VDD1,VDD2がI1,I2の増加/減少の影響を受けない最高速度にI1,I2の変化速度を設定することができ、非接触ICカードの動作の安定化および信頼性の向上を図ることができる。
【0054】
なお、この実施の形態3では、m個のスイッチ51.1〜51.mのうちの1つのスイッチのみ導通させたが2つ以上のスイッチを同時に導通させてもよい。この場合は、I1,I2の復帰時間T1をより多段階で変えることができる。また、NチャネルMOSトランジスタ52.1〜52.mのサイズを同じにして2つ以上のスイッチを同時に導通させてもよい。
【0055】
なお、実施の形態2と3を組合わせ、ICC変動吸収回路40の吸収電流I1の初期値を変更可能にするとともに、I1,I2の復帰時間T1を変更可能にしてもよいことは言うまでもない。
【0056】
[実施の形態4]
図6は、この発明の実施の形態4によるコンビカード55の構成を示す回路ブロック図である。図6において、このコンビカード55は、図1の非接触ICカード1に外部電源端子56を追加したものである。外部電源端子56は、第1電源電位VDD1のラインに接続される。コンビカード55は、接触型リーダライタと非接触型リーダライタの両方で使用可能になっている。非接触型リーダライタに対しては、コンビカード55は非接触ICカード1と同様に動作する。接触型リーダライタにセットされた場合は、コンビカード55の第1電源電位VDD1は整流回路4からではなくリーダライタから外部電源端子56を介して与えられる。
【0057】
このようなコンビカードでは、外部電源端子56に流入する微小電流の変化を解析することにより、CPU13の暗号・復号動作を解析する(たとえば他人のカードのキーを読出す)ことも可能である。しかし、このコンビカードでは、CPU13の動作時にI1,I2が変動するので、CPU13の動作による電流変化を解析することが困難となり、耐タンパ性の向上を図ることができる。
【0058】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る半導体装置では、電源ノードから駆動電流を受け、所定の動作を行なう内部回路と、電源電位のラインと電源ノードとの間に接続され、電源ノードに電流を供給するための第1のトランジスタを含む電流供給回路と、電源ノードと接地電位のラインとの間に接続され、電源ノードから電流を流出させるための第2のトランジスタを含む電流吸収回路と、電源ノードが予め定められた電位になるように第1および第2のトランジスタの制御電極の電位の各々を制御する制御回路とが設けられる。ここで、内部回路の駆動電流は、第1のレベルと、第1のレベルよりも低い第2のレベルとの間で変化する。内部回路の駆動電流が安定していて電源ノードが予め定められた電位である場合は、第2のトランジスタは第1のレベルのバイアス電流を流出させ、第1のトランジスタは内部回路の駆動電流と第2のトランジスタのバイアス電流を供給する。内部回路の駆動電流が増加/減少して電源ノードの電位が予め定められた電位から低下/上昇した場合は、第1のトランジスタの電流が増加/減少するとともに、第2のトランジスタの電流が第1のレベルから一旦減少/増加した後に増加/減少して第1のレベルに回復し、電源ノードの電位が予め定められた電位に復帰する。したがって、電源ノードの電位の安定化を図ることができ、内部回路の動作の安定化を図ることができる。また、駆動電流の増加/減少分を流しておけばよいので、駆動電流の最大値に等しい電流を常時流す必要があった従来に比べ、消費電流が小さくて済む。
【0060】
好ましくは、第2のトランジスタの電流駆動能力は変更可能になっていて、さらに、第2のトランジスタのバイアス電流が第1のレベルになるように第2のトランジスタの電流駆動能力を設定するための第1の設定回路が設けられる。この場合は、半導体装置の用途に応じて第2のトランジスタのバイアス電流の値を最適値に設定することができる。
【0061】
また好ましくは、内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度は変更可能になっていて、さらに、内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度を所望の速度に設定するための第2の設定回路が設けられる。この場合は、電源ノードの電位が安定化し、かつ第1および第2のトランジスタの電流を迅速に一定値にすることができるように、第1および第2のトランジスタの電流の増加/減少速度を最適値に設定することができる。
【0062】
また好ましくは、内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に、駆動電流の増加/減少分だけ第1のトランジスタの電流が増加/減少するとともに、第2のトランジスタの電流が第1のレベルから一旦別のレベルに変化した後に第1のレベルに回復する。この場合は、駆動電流の増加/減少分だけ供給電流を増加/減少させるので、電源ノードの電位の一層の安定化を図ることができるとともに、消費電力が小さくて済む。
【0063】
また好ましくは、第2のトランジスタの電流が第1のレベルから別のレベルに変化する時間よりも第2のトランジスタの電流が別のレベルから第1のレベルに回復する時間の方が長い。この場合は、第2のトランジスタの電流が急激に変化するのを防止することができる。
【0064】
また好ましくは、制御回路は、電源ノードの電位と基準電位とを比較し、その比較結果に基づいて第1および第2のトランジスタの制御電極の電位の各々を制御する。この場合は、第1および第2のトランジスタの電流を容易に制御することができる。
【0065】
また好ましくは、さらに、第2のトランジスタのバイアス電流が第1のレベルになるように第2のトランジスタの電流駆動能力を設定するための第1の設定信号を保持する保持信号の変更が可能な第1のレジスタを備える。電流吸収回路は、複数の第3のトランジスタと、第1のレジスタに保持された第1の設定信号に従って複数の第3のトランジスタのうちのいずれか少なくともひとつの第3のトランジスタを選択し、選択した少なくとも1つの第3のトランジスタを電源ノードと接地電位のラインとの間に第2のトランジスタとして並列接続する第1の切換回路とを含む。この場合は、第2のトランジスタのバイアス電流を容易に変更および設定することができる。
【0066】
また好ましくは、さらに、第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度を設定するための第2の設定信号を保持する保持信号の変更が可能な第2のレジスタが設けられる。制御回路は、それらの制御電極がそれぞれ電源ノードの電位および基準電位を受け、それらの一方電極が共通接続された差動トランジスタ対と、複数の抵抗素子と、第2のレジスタに保持された第2の設定信号に従って複数の抵抗素子のうちのいずれか少なくともひとつの抵抗素子を選択し、選択した各抵抗素子を差動トランジスタ対の一方電極と接地電位のラインとの間に接続する第2の切換回路とを含む。この場合は、第1および第2のトランジスタの電流の増加/減少速度を容易に変更および設定することができる。
【0067】
また好ましくは、さらに、交流電流を整流して電源電位を生成する整流回路が設けられる。この場合は、交流電流から電源電位を生成することができる。
【0068】
また好ましくは、半導体装置は、アンテナとともにICカードに設けられ、整流回路はアンテナによって受信された交流信号を整流する。この場合は、非接触状態でリーダライタから電流供給を受けることができる。
【0069】
また好ましくは、ICカードには、さらに、外部から電源電位を与えるための外部電源端子が設けられている。この場合は、非接触状態および接触状態のいずれの状態でもリーダライタから電力供給を受けることができる。また、電源電流が徐々に変化するので、暗号機能が外部から電流解析されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による非接触ICカードの構成を示す回路ブロック図である。
【図2】 図1に示したレギュレータ、ICC変動吸収回路およびICC変動吸収制御回路の構成を示す回路図である。
【図3】 図1および図2に示した非接触ICカードにおける第2電源電位の安定化方法を説明するためのタイムチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による非接触ICカードの要部を示す回路ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による非接触ICカードの要部を示す回路ブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるコンビカードの構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 非接触ICカード、2 ICチップ、3 送受信アンテナ、4 整流回路、5 レギュレータ、6,40 ICC変動吸収回路、7,50 ICC変動吸収制御回路、8 基準電位発生回路、9 内部回路、9a 電流源、9b,41.1〜41.n,51.1〜51.m スイッチ、10 変調回路、11 復調回路、12 UART、13 CPU、14 不揮発性メモリ、21〜26 PチャネルMOSトランジスタ、27〜33,42.1〜42.n,52.1〜52.m NチャネルMOSトランジスタ、43 電流レベル設定レジスタ、53復帰時間設定レジスタ、55 コンビカード、56 外部電源端子。
Claims (11)
- 半導体装置であって、
電源ノードから駆動電流を受け、所定の動作を行なう内部回路、
電源電位のラインと前記電源ノードとの間に接続され、前記電源ノードに電流を供給するための第1のトランジスタを含む電流供給回路、
前記電源ノードと接地電位のラインとの間に接続され、前記電源ノードから電流を流出させるための第2のトランジスタを含む電流吸収回路、および
前記電源ノードが予め定められた電位になるように前記第1および第2のトランジスタの制御電極の電位の各々を制御する制御回路を備え、
前記内部回路の駆動電流は、第1のレベルと、該第1のレベルよりも低い第2のレベルとの間で変化し、
前記内部回路の駆動電流が安定していて前記電源ノードが前記予め定められた電位である場合は、前記第2のトランジスタは前記第1のレベルのバイアス電流を流出させ、前記第1のトランジスタは前記内部回路の駆動電流と前記第2のトランジスタのバイアス電流を供給し、
前記内部回路の駆動電流が増加/減少して前記電源ノードの電位が前記予め定められた電位から低下/上昇した場合は、前記第1のトランジスタの電流が増加/減少するとともに、前記第2のトランジスタの電流が前記第1のレベルから一旦減少/増加した後に増加/減少して前記第1のレベルに回復し、前記電源ノードの電位が前記予め定められた電位に復帰する、半導体装置。 - 前記第2のトランジスタの電流駆動能力は変更可能になっていて、
さらに、前記第2のトランジスタのバイアス電流が前記第1のレベルになるように前記第2のトランジスタの電流駆動能力を設定するための第1の設定回路を備える、請求項1に記載の半導体装置。 - 前記内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に前記第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度は変更可能になっていて、
さらに、前記内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に前記第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度を所望の速度に設定するための第2の設定回路を備える、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。 - 前記内部回路の駆動電流が増加/減少した場合に、前記駆動電流の増加/減少分だけ前記第1のトランジスタの電流が増加/減少するとともに、前記第2のトランジスタの電流が前記第1のレベルから一旦別のレベルに変化した後に前記第1のレベルに回復する、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第2のトランジスタの電流が前記第1のレベルから前記別のレベルに変化する時間よりも前記第2のトランジスタの電流が前記別のレベルから前記第1のレベルに回復する時間の方が長い、請求項4に記載の半導体装置。
- 前記制御回路は、前記電源ノードの電位と基準電位とを比較し、その比較結果に基づいて前記第1および第2のトランジスタの制御電極の電位の各々を制御する、請求項1に記載の半導体装置。
- さらに、前記第2のトランジスタのバイアス電流が前記第1のレベルになるように前記第2のトランジスタの電流駆動能力を設定するための第1の設定信号を保持する保持信号の変更が可能な第1のレジスタを備え、
前記電流吸収回路は、
複数の第3のトランジスタ、および
前記第1のレジスタに保持された第1の設定信号に従って前記複数の第3のトランジスタのうちのいずれか少なくともひとつの第3のトランジスタを選択し、選択した少なくとも1つの第3のトランジスタを前記電源ノードと前記接地電位のラインとの間に前記第2のトランジスタとして並列接続する第1の切換回路を含む、請求項6に記載の半導体装置。 - さらに、前記第1および第2のトランジスタの電流が増加/減少する速度を設定するための第2の設定信号を保持する保持信号の変更が可能な第2のレジスタを備え、
前記制御回路は、
それらの制御電極がそれぞれ前記電源ノードの電位および前記基準電位を受け、それらの一方電極が共通接続された差動トランジスタ対、
複数の抵抗素子、および
前記第2のレジスタに保持された第2の設定信号に従って前記複数の抵抗素子のうちのいずれか少なくともひとつの抵抗素子を選択し、選択した各抵抗素子を前記差動トランジスタ対の一方電極と前記接地電位のラインとの間に接続する第2の切換回路を含む、請求項6または請求項7に記載の半導体装置。 - さらに、交流電流を整流して前記電源電位を生成する整流回路を備える、請求項1から請求項8のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記半導体装置は、アンテナとともにICカードに設けられ、
前記整流回路は、前記アンテナによって受信された交流信号を整流する、請求項9に記載の半導体装置。 - 前記ICカードには、さらに、外部から前記電源電位を与えるための外部電源端子が設けられている、請求項10に記載の半導体装置。
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