JP3964124B2 - Fpc用コネクタ - Google Patents

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FPC(Flexible Printed Circuit)を接続するためのコネクタ、すなわちFPC用コネクタに関する。
【0002 】
【従来の技術】
この種のFPC用コネクタとしては、実開平6−7178号公報(考案の名称:コネクタ、出願人:日本航空電子工業)に開示されたものなどが知られている。
図7において、上記公報に開示されたコネクタ1は、FPC2等の導体部分に接触するFPC接続部3を有する複数の端子4と、その複数の端子4を各々収容するコネクタハウジング5と、コネクタハウジング5に回転自在に支持されFPC2を端子4の各FPC接続部3に押圧するFPC保持部材6とを備えて構成されている。また、コネクタ1は、コネクタハウジング5に一対の軸受け部7を形成してそこにFPC保持部材6の回転軸8を回転可能に支持する構造を有している。
【0003 】
FPC保持部材6には、図7に示される如くの形状を有する押入部9が形成されている。その押入部9は、FPC保持部材6が回転した後(閉状態)、端子4の各FPC接続部3に対向する裏面に形成されており、FPC2の先端を押し入れることができるようになっている。すなわち、押入部9には、FPC2の先端を挟持する鍔部10が形成されている。
【0004 】
上記構成において、FPC2は次のような手順でコネクタ1に接続されるようになっている。
先ず、図8に示される如く、FPC保持部材6を開状態にして直立させておき、FPC2の先端をFPC保持部材6の上記裏面に突き当てる(突き当て方向を矢線Pで示す)。次いで、この状態から、図9に示される如く、回転軸8を中心にしてFPC保持部材6をコネクタハウジング5側に回転させる。FPC保持部材6の回転が完了すると、図10に示される如く、FPC保持部材6の押入部9にFPC2の先端が完全に挿入されるとともに、端子4の各FPC接続部3にFPC2が押圧された状態となって、FPC2のコネクタ1への接続が完了する。尚、引用符号11は配線基板を示している。
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来技術にあっては、FPC保持部材6をコネクタハウジング5側に回転させると、その回転開始直後はFPC2の先端が押入部9に十分に挟持されていないことから、FPC2が上記突き当て方向に対して左右にズレてしまうと、FPC2の導体部分が正確に端子4の各FPC接続部3に接続されなくなる恐れがあった。
【0006 】
また、FPC2の接続完了後、その接続されたFPC2に反突き当て方向(矢線P方向の逆)の外力が加えられると、押入部9に先端が挿し込まれ各FPC接続部3に押圧された状態のFPC2がコネクタ1から抜け出してしまう恐れもあった。
【0007 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、FPC接続時の電気的な接触信頼性を確保するとともに、これを接続完了後においても維持することができるように構成したFPC用コネクタを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の電気接続箱は、導電性を有する金属薄板で形成されており、前後方向に細長く形成され、前部に上方に突出するFPC接続部が連成され、下方に撓むことができるように形成される電気接触部と、前記電気接触部の後部に連成され、矩形状に形成されている被保持部と、クランク状に形成され、前記被保持部に連成されれる基板接続部とからなる複数の端子と,
FPCの左右方向の幅よりも大きな幅を有し、上面側に前記端子を収容する複数の溝が形成される下壁と、該下壁の左右方向の各端部から上方へ所定長さで突出するように形成され、それぞれに、FPC保持部材の回転中心に貫通形成される軸受けと、前記FPC保持部材の回転を規制する貫通孔部と、前記FPC保持部材の係止突起が係合する係止孔が対をなして形成される左壁及び右壁と、前記左壁及び右壁の各後方の端部に連続し、前記下壁の後方の端部から上方へ突出し、前記下壁の溝に連続し、貫通するように形成されるスリットが複数形成され、前記端子の被保持部を圧入保持するようになっている後壁とを備えて構成され、前記複数の端子を前記下壁の複数の溝の各々に収容する合成樹脂製のコネクタハウジングと,
絶縁性を有する合成樹脂で前記コネクタハウジングの前記左壁及び右壁の間に装着される大きさの略直方体状に形成されており、FPC接続前において前記端子のFPC接続部及び被保持部の間に位置するように形成され、断面視略U字状であって、一定距離を行ったところでFPCの厚さよりも間隔が狭くなるスリットが形成され、前記スリットに前記FPCの先端を挟持するFPC挟持部と,
FPC接続前において下壁に対面しFPC接続完了後に後壁に対面し、前記FPCの端部を挿し込むと該端部が挟持されるFPC挟持部が形成される第一対向面と、
FPC接続前において前方に向きFPC接続完了後に下壁に対面し、FPC接続時に前記FPCを前記端子の各FPC接続部に押圧させる部分であって、前記第一対向面と略L字状になるように配置される第二対向面と、
FPC接続前において上方に向きFPC接続完了後に前方に向く第三対向面と、
FPC接続前において後壁に対面しFPC接続完了後に上方に向く第四対向面と、
略ピン状に形成され、前記FPC保持部材の回転中心となり、前記軸受けに対して回転自在に支持される回転軸と、前記コネクタハウジングの貫通孔部に係入離脱可能な形状に形成されており、前記FPCの先端が前記FPC挟持部に挿し込まれる際に生じる挿入力よりも、前記貫通孔部から離脱する際に生じる力の方が大きくなるように形成されている回転規制突起と、略爪状に形成されており、FPC接続時に前記コネクタハウジングの係止孔に係合する係止突起が、それぞれ対をなして形成されている前記左壁に対面する第五対向面と、前記右壁に対面する第六対向面とを有してなり、
前記コネクタハウジングに対して回転自在に取り付けられ、前記コネクタハウジングに挿し込まれたFPCを前記複数の端子の各FPC接続部に押圧しつつ保持するFPC保持部材と,
を備えてなることを特徴としている。
【0010 】
請求項1に記載された本発明によれば、FPC用コネクタは次のように作用する。
先ず、FPCをコネクタハウジングに挿し込むと、FPCは複数の端子の各FPC接続部に対向する位置に存するFPC保持部材の第一対向部に形成されたFPC挟持部にその先端が挿し込まれ挟持される。これにより、以降、FPCはそのFPCの挿入方向に対し左右にズレることはない。
次に、このような状態からFPC保持部材をコネクタハウジングに向けて回転させると、FPCはコネクタハウジング内に引き込まれFPC保持部材の第二対向部によって複数の端子の各FPC接続部に押圧される。これにより、FPCの接続が完了する。この時、FPC用コネクタ内のFPCの状態は、第一対向部及び第二対向部によって略L字状に曲げられた状態になり、FPCの挿入方向の線上には、FPCの先端を挟持させた部分が位置することはない。
【0012 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のFPC用コネクタの一実施の形態を示す斜視図である。また、図2は図1のFPC用コネクタの分解斜視図、図3は図1のA−A線断面図である。
【0013 】
図1ないし図3において、引用符号21はFPC(Flexible Printed Circuit)2を接続するためのFPC用コネクタを示している。そのFPC用コネクタ21は、配線基板11上に設けられており、複数の端子22とコネクタハウジング23とFPC保持部材24とを備えて構成されている。
【0014 】
先ず、上記各構成部材について詳細に説明し、次いで、FPC用コネクタ21の作用を説明する。尚、FPC2は既知のものを使用し、その説明については省略する。また、本明細書において、矢線Q方向をFPC2の挿入方向、矢線R方向をFPC2の反挿入方向、矢線S方向を前後方向(FPC2側が前)、矢線T方向を左右方向、及び矢線U方向を上下方向(配線基板11側が下)と定義する(図1参照。また、図1の配置を基準とする)。
【0015 】
上記端子22は、導電性を有する金属薄板をプレス加工することにより形成されており、弾性を有する電気接触部25と、電気接触部25の後部に連成される被保持部26と、被保持部26に連成され配線基板11の図示しない回路に例えば半田付けされる基板接続部27とを備えて構成されている。
【0016 】
電気接触部25は、前後方向に細長く形成されている。また、電気接触部25の前部には、上方に突出するFPC接続部28が連成されている。さらに、電気接触部25は、下方に撓む(弾性変形)ことができるように形成されている。被保持部26は、コネクタハウジング23の後述する後壁32に圧入保持されるようになっており、矩形状に形成されている。基板接続部27は、クランク状に形成されている。
【0017 】
上記コネクタハウジング23は、絶縁性を有する合成樹脂で成形されており、FPC2の幅(左右方向の幅)よりも大きな幅を有する下壁29と、下壁29の左右方向の各端部から上方へ所定長さで突出するように形成される左壁30及び右壁31と、下壁29の後方の端部から上方へ上記所定長さで突出し、左壁30及び右壁31の各後方の端部に連続する後壁32とを備えて構成されている。言い換えれば、コネクタハウジング23は、合成樹脂製であって前方及び上方が解放された箱状に形成されている。
【0018 】
下壁29には、傾斜部33と、端子22を収容する複数の溝34とが形成されている。傾斜部33は、下壁29の前部に形成されており、FPC2を所定方向に案内する傾斜面を有している。また、傾斜部33は、引用符号35で示される端子ストッパを有している。端子ストッパ35は、上記傾斜面に連続するように形成されている。尚、傾斜部33を形成することでFPC2の接続に係る作業性が向上するのは言うまでもない。溝34は、下壁29の上面側であって、傾斜部33及び後壁32間となる前後方向に形成されている。また、溝34は、端子22の厚みに応じて形成されている(但し、電気接触部25の弾性変形を阻害してはならないものとする)。
【0019 】
後壁32には、上記溝34に連続するスリット36が複数形成されている。スリット36は、後壁32を貫通するように形成されており、端子22の被保持部26が圧入保持されるようになっている。
【0020 】
左壁30及び右壁31には、それぞれ軸受け37、貫通孔部(又は凹部であってもよい)38、及び係止孔39が対をなして形成されている。軸受け37は、FPC保持部材24の回転中心であって、左壁30及び右壁31の各中央付近に円形状に貫通形成されている。貫通孔部38は、軸受け37の近傍に形成されており、FPC保持部材24の回転を規制するようになっている。尚、貫通孔部38は、軸受け37よりも十分に小さく形成されている。係止孔39は、左壁30及び右壁31の前部に矩形状に貫通形成されている。係止孔39には、FPC保持部材24の後述する係止突起49が係合するようになっている。
【0021 】
上記FPC保持部材24は、コネクタハウジング23と同様に、絶縁性を有する合成樹脂で成形されており、左壁30及び右壁31の間に装着される大きさの略直方体状に形成されている。また、FPC保持部材24は、コネクタハウジング23に対して回転自在であって、FPC接続前において下壁29に対面しFPC接続完了後は後壁32に対面する第一対向面40(特許請求の範囲に記載した第一対向部に相当)と、FPC接続前において前方に向きFPC接続完了後は下壁29に対面する第二対向面41(特許請求の範囲に記載した第二対向部に相当)と、FPC接続前において上方に向きFPC接続完了後は前方に向く第三対向面42と、FPC接続前において後壁32に対面しFPC接続完了後は上方に向く第四対向面(不図示)と、左壁30に対面する第五対向面(不図示)と、右壁31に対面する第六対向面43とを有している。
【0022 】
第一対向面40には、FPC2の先端を挟持するFPC挟持部44が形成されている。そのFPC挟持部44は、断面視略U字状であって、一定距離を行ったところでFPC2の厚さよりも間隔が狭くなるように形成されている。また、FPC挟持部44は、FPC接続前において端子22のFPC接続部28及び被保持部26の間に位置するように形成されている。さらに、FPC挟持部44は、FPC接続前においてFPC挟持部44のスリット(FPC2が挿し込まれる部分)の位置がFPC接続部28の頂部の位置に略一致するように形成されている。
【0023 】
第二対向面41は、FPC接続時にFPC2を端子22の各FPC接続部28に押圧させる部分であって、本形態においては、曲面45を挟んで第一対向面40と略L字状になるように配置されている。ここで略L字状とは、第一対向面40と第二対向面41とが直角又はほぼ直角に連続する場合のL字と、上述のように間に曲面45(或いはテーパ面も考えられる)を介在させた場合のL字の両方を含むものとする。
【0024 】
第四対向面(不図示)には、FPC接続の際に指をかける押圧用凸部46が形成されている。その押圧用凸部46は、第三対向面42側に形成されている。
【0025 】
第五対向面(不図示)及び第六対向面43には、それぞれ回転軸47、回転規制突起48(特許請求の範囲に記載した突起に相当)、及び係止突起49が対をなして形成されている。回転軸47は、略ピン状に形成されており、FPC保持部材24の回転中心になっている。また、回転軸47は、上記軸受け37に対して回転自在に支持されるようになっている。回転規制突起48は、貫通孔部38に係入離脱可能な形状に形成されている。また、回転規制突起48は、FPC2の先端が上記FPC挟持部46に挿し込まれる際に生じる挿入力よりも、回転規制突起48が貫通孔部38からの離脱する際に生じる力の方が大きくなるように形成されている。係止突起49は、略爪状に形成されており、FPC接続時に係止孔39に係合するようになっている。
【0026 】
上記構成において、FPC2は次のような手順でFPC用コネクタ21に接続されるようになっている。尚、端子22及びFPC保持部材24はコネクタハウジング23の所定位置に組み付けられているものとする。
【0027 】
先ず、図1又は図3に示される如く、FPC保持部材24を開状態にして直立させるとともに、回転規制突起48を貫通孔部38に係入させFPC保持部材24の回転を規制する。この時、第一対向面40は、端子22の各FPC接続部28に対向するようになる(本形態のように曲面45を設けた場合には、第一対向面40側の曲面45が端子22の各FPC接続部28に対向する。尚、広い意味で言えば、第一対向面40が端子22の電気接触部25に対向する)。また、FPC挟持部44の上記スリットの位置は、FPC接続部28の頂部の位置に略一致するようになる。
【0028 】
次に、図4に示される如く、FPC2を上記挿入方向に沿ってコネクタハウジング23に挿入する。FPC2の先端は、傾斜部33、端子ストッパ35、及びFPC接続部28の上を通過し、FPC挟持部44の上記スリット内に挿し込まれる。FPC2の先端は、上記スリット内の一定距離を行ったところで挟持される。尚、FPC保持部材24の回転が規制されていることから、FPC2は安定した状態で挿入される。また、先端を挟持された後のFPC2は、その後の作業において、挿入方向に対し左右のズレが防止される。
【0029 】
続いて、図5に示される如く、FPC保持部材24の回転規制を解除して矢線V方向にFPC保持部材24を回転させる。FPC保持部材24の回転は、第一対向面40が後壁32に対面する方向に回転することから、先端を挟持された後のFPC2は、コネクタハウジング23内に引き込まれる。この時、FPC2は、第一対向面40及び曲面45に密着するように引き込まれる。そして、このような状態から更にFPC保持部材24を矢線V方向に回転させると、第二対向面41がFPC2を間に挟んでFPC接続部28に対向する。
【0030 】
続いて、図6に示される如く、係止突起49(図2参照)を係止孔39(図2参照)に係合させ、また、第二対向面41によってFPC2をFPC接続部28に押圧させてFPC2の接続を完了させる。この時、FPC2は、FPC用コネクタ21内で第一対向部40及び第二対向部41によって略L字状に曲げられた状態になる。また、FPC2の挿入方向の線上にFPC2の先端を挟持させた部分が位置していないことになる。さらに、第二対向部41とこれに対向するFPC接続部28との間のFPC2に電気接触部25の弾性変形による復元力が掛かることになる。さらにまた、第二対向部41と端子ストッパ35との間にFPC2が挟持されることになる。
【0031 】
以上、図1ないし図6までを参照しながら説明してきたように、FPC保持部材24を回転させる前にFPC2の先端をFPC挟持部44に挟持させていることから、以降の作業において、FPC2がそのFPC2の挿入方向に対して左右にズレてしまうことはない。従って、FPC接続時の電気的な接触信頼性を確保することができる。
【0032 】
また、FPC2の接続が完了すると、FPC2はFPC用コネクタ21内において略L字状に曲げられた状態になる(FPC2の挿入方向の線上にFPC2の先端を挟持させた部分が従来例のように位置しない)。これにより、FPC2に反挿入方向の外力が加わっても上記の曲げられた部分が引き抜きの抵抗になる。従って、FPC2の接続状態が反挿入方向の外力に対し従来よりも強くなり、FPC接続完了後の電気的な接触信頼性も確保することができる。
【0033 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0034 】
すなわち、本形態においてはFPCを対象にしたコネクタの例を挙げたが、その技術をFFC(Flexible Flat Cable )用のコネクタに応用することができるものとする。
【0035 】
また、本形態においては、貫通孔部38をコネクタハウジング23に、回転規制突起48をFPC保持部材24にそれぞれ形成したが、これとは逆に形成してもよいものとする。
【0036 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、FPC保持部材を回転させる前にFPCの先端をFPC挟持部に挟持させることから、以降の作業において、FPCがそのFPCの挿入方向に対して左右にズレてしまうことはない。従って、FPC接続時の電気的な接触信頼性を確保することができる。
また、FPCの接続が完了すると、FPCはFPC用コネクタ内において略L字状に曲げられた状態になり、FPCの挿入方向の線上にFPCの先端を挟持させた部分が位置することはないことから、FPCの接続状態は反挿入方向の外力に対して強くなる。従って、FPC接続完了後の電気的な接触信頼性も確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFPC用コネクタの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のFPC用コネクタの分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のFPC用コネクタにFPCを接続する手順を説明するための図であって、FPCの先端がFPC保持部材のFPC挟持部に挿し込まれた状態を示す断面図である。
【図5】図1のFPC用コネクタにFPCを接続する手順を説明するための図であって、図4の状態からFPC保持部材を回転させた状態を示す断面図である。
【図6】図1のFPC用コネクタにFPCを接続する手順を説明するための図であって、図5の状態からFPCの接続が完了した状態を示す断面図である。
【図7】従来例のコネクタの部分破断面斜視図である。
【図8】図7のコネクタにFPCを接続する手順を説明するための図であって、FPCの先端をFPC保持部材の裏面に突き当てた状態を示す側面断面図である。
【図9】図7のコネクタにFPCを接続する手順を説明するための図であって、図8の状態からFPC保持部材を回転させた状態を示す側面断面図である。
【図10】図7のコネクタにFPCを接続する手順を説明するための図であって、図9の状態からFPCのコネクタへの接続が完了した状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
2 FPC
21 FPC用コネクタ
22 端子
23 コネクタハウジング
24 FPC保持部材
25 電気接触部
26 被保持部
27 基板接続部
28 FPC接続部
29 下壁
30 左壁
31 右壁
32 後壁
33 傾斜部
34 溝
35 端子ストッパ
36 スリット
37 軸受け
38 貫通孔部
39 係止孔
40 第一対向面(第一対向部)
41 第二対向面(第二対向部)
42 第三対向面
43 第六対向面
44 FPC挟持部
45 曲面
46 押圧用凸部
47 回転軸
48 回転規制突起(突起)
49 係止突起

Claims (1)

  1. 導電性を有する金属薄板で形成されており、前後方向に細長く形成され、前部に上方に突出するFPC接続部が連成され、下方に撓むことができるように形成される電気接触部と、前記電気接触部の後部に連成され、矩形状に形成されている被保持部と、クランク状に形成され、前記被保持部に連成される基板接続部とからなる複数の端子と,
    FPCの左右方向の幅よりも大きな幅を有し、上面側に前記端子を収容する複数の溝が形成される下壁と、該下壁の左右方向の各端部から上方へ所定長さで突出するように形成され、それぞれに、FPC保持部材の回転中心に貫通形成される軸受けと、前記FPC保持部材の回転を規制する貫通孔部と、前記FPC保持部材の係止突起が係合する係止孔が対をなして形成される左壁及び右壁と、前記左壁及び右壁の各後方の端部に連続し、前記下壁の後方の端部から上方へ突出し、前記下壁の溝に連続し、貫通するように形成されるスリットが複数形成され、前記端子の被保持部を圧入保持するようになっている後壁とを備えて構成され、前記複数の端子を前記下壁の複数の溝の各々に収容する合成樹脂製のコネクタハウジングと,
    絶縁性を有する合成樹脂で前記コネクタハウジングの前記左壁及び右壁の間に装着される大きさの略直方体状に形成されており、FPC接続前において前記端子のFPC接続部及び被保持部の間に位置するように形成され、断面視略U字状であって、一定距離を行ったところでFPCの厚さよりも間隔が狭くなるスリットが形成され、前記スリットに前記FPCの先端を挟持するFPC挟持部と,
    FPC接続前において下壁に対面しFPC接続完了後に後壁に対面し、前記FPCの端部を挿し込むと該端部が挟持されるFPC挟持部が形成される第一対向面と、
    FPC接続前において前方に向きFPC接続完了後に下壁に対面し、FPC接続時に前記FPCを前記端子の各FPC接続部に押圧させる部分であって、前記第一対向面と略L字状になるように配置される第二対向面と、
    FPC接続前において上方に向きFPC接続完了後に前方に向く第三対向面と、
    FPC接続前において後壁に対面しFPC接続完了後に上方に向く第四対向面と、
    略ピン状に形成され、前記FPC保持部材の回転中心となり、前記軸受けに対して回転自在に支持される回転軸と、前記コネクタハウジングの貫通孔部に係入離脱可能な形状に形成されており、前記FPCの先端が前記FPC挟持部に挿し込まれる際に生じる挿入力よりも、前記貫通孔部から離脱する際に生じる力の方が大きくなるように形成されている回転規制突起と、略爪状に形成されており、FPC接続時に前記コネクタハウジングの係止孔に係合する係止突起が、それぞれ対をなして形成されている前記左壁に対面する第五対向面と、前記右壁に対面する第六対向面とを有してなり、
    前記コネクタハウジングに対して回転自在に取り付けられ、前記コネクタハウジングに挿し込まれたFPCを前記複数の端子の各FPC接続部に押圧しつつ保持するFPC保持部材と,
    を備えてなることを特徴とするFPC用コネクタ。
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