JP3963200B2 - コーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は工事現場や交通規制区域などで所定の領域を区切るために設置されるコーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
コーンは道路補修工事や土木建築工事などの工事現場で危険区域を明確にして人を誘導したり、交通規制区域で車両の通行を規制したりするために使用されるものであり、安全を確保し事故を未然に防ぐという重要な役割を担っている。このため、コーンに係止されるバーやロープ、チェーンなども含めてコーンどうしの固定が確実であることが要求され、また、使用にあたっては頻繁に設置場所や配置が変わることから、持ち運びが容易でかつコーンどうしの間隔や向きの変更が容易なことが重要なこととされている。このような点に関して従来種々改良されたコーンが提案されている。
【0003】
たとえば実用新案登録第3048692号公報には、コーンバーの吊輪リング部に円形の中心を通るタテまたはヨコの桟を設け、コーンの頭部に前記吊輪を差し込むための凹部を設けて吊輪を強く押さえて差し込むようにしたコーンが開示されている。このコーンによれば、コーンに取り付けたコーンバーが外れにくく、取り付けも簡単である。
【0004】
また実用新案登録第3029794号公報には、上端部分に滑り止め用のゴムシートを張り付けたコーンが開示されている。このコーンによれば、積み重ねられたコーンの取り外し、あるは並べてあるコーンを回収する際に、掴みそこねや抜け落ちがなく、掴む力も軽減される。
【0005】
また実開平5−87014号公報には、巻き取り装置に連結されて引き出し自在に構成したテープと隣のテープの先端を係止できるように構成した取付部材を内部に備えたコーンが記載されている。このコーンによれば、コーン間の設置距離を自由に設定でき、区画範囲の移動、再設定にも遅滞なく対応でき、後片づけや運搬収納時の省力化、省スペースにも寄与できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、コーンどうしの固定を確実にしたり、間隔や向きの変更を容易にしたり、持ち運びを容易にしたコーンが提案されているが、これらのコーンについてもなお改善すべき点がある。実用新案登録第3048692号公報に記載のコーンは、コーンバーの固定は確実であるが、コーンの持ち運びに関しては在来のコーンと同様に手で掴みにくく、片手で持ち運べないという欠点がある。
【0007】
実用新案登録第3029794号公報に記載のコーンは、手で掴んだときの滑り止め効果はあるが、コーンを掴んで持ち上げるためにはかなりの握力を必要とし、多数のコーンを移動させたり持ち運んだりするときに手や腕が著しく疲労するという問題は解決されない。また、実開平5−87014号公報に記載のコーンは、コーン間の設置距離を自由に設定できるという利点はあるものの、コーンの持ち運びに関しては在来のコーンと同様に手で掴みにくく、片手で持ち運べないという欠点がある。
【0008】
上記のほかに、コーンの上端部にロープやチェーンを係止するための係止部を設けてロープ、チェーンの固定を確実にしたもの(実開平7−12513号公報)が提案されているが、このような構造のものは、吊り輪つきのコーンバーを用いる際に係止部が邪魔になって吊り輪をはめにくいという問題がある。
【0009】
本発明が解決すべき課題は、コーンの設置、後片づけ、運搬、保管に際してコーンを手で持ちやすくして、持ち運び作業の省力化および設置作業の確実化をはかることにある。
【0010】
本発明は、工事現場や交通規制区域などで所定の領域を区切るために設置されるコーンであって、コーン本体の上端より下方の周壁の円周上対向する位置に形成された横長で手指を挿入可能な大きさの一対の貫通孔と、同貫通孔の周縁に取り付けられた補強材と、を備え、
前記補強材をリング形の外側部材と内側部材で構成し、
前記貫通孔の外側、内側に前記外側部材、前記内側部材をそれぞれ当接させボルトナットで締め付けて固定したことを特徴とする
【0011】
コーン本体上部に手指が挿入可能な貫通孔を形成することにより、コーンを持ち運ぶ際には、この貫通孔に手指を差し込んで持ち上げることによって、片手で簡単にコーンを持ち運ぶことができる。従来のコーンのように上部を掴む方法では、掴んで持ち上げるのにかなりの握力を必要とするが、指をかけて持ち上げる方法では、わずかな力で持ち上げることができる。また、指をかけて持ち上げた状態でコーンの向きを変えたり位置を変えたりするのが容易であり、指をかけて持ち上げた状態でコーンの向きが定まるので、コーンを車両の荷台から下ろしながら所定の位置と向きに合わせ設置することも容易にできる。
【0012】
貫通孔の周縁には補強材を取り付けているので、この補強材の取り付けにより、貫通孔の周縁が欠けたり割れたりするのを防止することができる。補強材としては、コーン本体と同材質または同等以上の強度を有する材質のものを使用する。コーン本体の材質としては、比較的軟質の合成ゴムや硬質の合成樹脂が一般に用いられるが、コーン本体が合成ゴム製である場合は、貫通孔の補強材として合成ゴム、合成樹脂、金属などの部材を使用し、コーン本体が合成樹脂製である場合は、補強材として合成樹脂、金属などの部材を使用することができる。
【0013】
この補強材は、たとえばリング状に形成した部材を、ねじ止め、接着剤を用いての接着、はめ込み、ツメを設けての噛み込みなどの手段により、貫通孔の周縁に取り付けることができる。また、補強材を一対の部材で構成し、コーンの内側と外側からそれぞれ取り付けるようにすることもできる。
【0014】
また、補強材として硬質の合成樹脂や金属を使用する場合は、貫通孔に差し込んだ指を痛めないように、部材の表面に鋭利な箇所がないように加工する。他方、表面全体が滑らかであるとコーンを持ち上げたときに指が滑りやすいので、滑り防止のために、表面に指を痛めない程度の凸凹を形成するか、またはゴム質などの軟質材で被覆することが望ましい。
【0015】
コーン本体上部の貫通孔は、持ち運びの際に指をかけるためだけでなく、この孔にロープやチェーン、バーなどを通すこともでき、また、ロープやチェーン、バーなどを通した状態のままコーンの位置を変えたり間隔を調節したりすることもできる。また、電池を備えた発光体、光を反射する反射体、センサ付きの音声警報器、表示板などを貫通孔を利用して取り付けることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態におけるコーンの正面図、図2は図1のコーンの側面図、図3は補強材の取り付けを示した部分斜視図、図4は使用状態を示す部分断面図である。
【0017】
本実施形態のコーン10は、硬質の合成樹脂製のコーン本体1の上端から約11cm下方の周壁の円周上対向する位置に、縦約40mm、横約75mmの横長の貫通孔2を形成し、それぞれの貫通孔2の周縁にコーン本体1と同じ材質の合成樹脂製の補強材3を取り付けている。
【0018】
補強材3は、幅約11mm、厚さ約5mmのリング形の外側部材3aと内側部材3bの2部材で構成されており、両部材3aと3bを貫通孔2の周縁に外側と内側とからそれぞれ当接させた状態で、外側からボルト4を孔5から通し、内側からナット6で締め付けて固定する。
【0019】
貫通孔2は手指を挿入可能な大きさに形成されているので、コーン10を持ち運ぶ際には、この貫通孔2に手指を差し込んで持ち上げることにより、片手で簡単にコーン10を持ち運ぶことができる。また、指をかけて持ち上げた状態でコーン10の向きを変えたり位置を変えたりするのが容易であるので、コーン10を自分の思い通りの方向や位置に設置することが容易に可能である。
【0020】
また、補強材3の取り付けにより、貫通孔2の周縁が欠けたり割れたりするのが防止される。なお図示していないが、この補強材3の表面に凸凹を形成したり、ゴムなどの軟質材で被覆したりすることによって滑り止めの機能をもたせることもできる。
【0021】
図4はコーン10の貫通孔2にチェーン7を通して係止した状態を示す部分断面図である。図に示すように、貫通孔2にチェーン7を通し、端部に係止用の棒材8を引っ掛けてチェーン7を係止している。図5はコーン10の貫通孔2にチェーン7を通し、端部をコーン本体1に巻き付けて係止した別の実施態様を示す部分側面図である。このように、貫通孔2は持ち運び用だけでなく、チェーン7やロープ、あるいはバーなどを通すための孔としても利用することができる。また貫通孔2は、水抜き用の孔として機能し、コーン10を洗浄したときにコーン10内に水が溜まるのを防止することができる。
【0022】
さらに別の使用状態として、貫通孔2に電池を備えた発光体9をはめ込んだ状態を図6に示している。この他にも反射体、センサ付きの音声警報器などを貫通孔2に取り付けることが可能であり、また、危険を知らせる表示板をコーン10に立て掛ける際に貫通孔2で係止することもできる。
【0023】
【発明の効果】
コーン本体上部に形成した貫通孔に手指を差し込んで持ち上げることにより、片手で簡単にコーンを持ち運ぶことができる。また、指をかけて持ち上げた状態でコーンの向きを変えたり位置を変えたりするのが容易であり、指をかけて持ち上げた状態でコーンの向きが定まるので、コーンを車両の荷台から下ろしながら所定の位置と向きに合わせ設置することも容易にできる。
【0024】
貫通孔の周縁にコーン本体と同材質または同等以上の強度を有する補強材を取り付けることにより、貫通孔の周縁が欠けたり割れたりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるコーンの正面図である。
【図2】 図1のコーンの側面図である。
【図3】 図1の補強材の取り付けを示した部分斜視図である。
【図4】 図1のコーンの使用状態を示す部分断面図である。
【図5】 図1のコーンの別の使用状態を示す部分側面図である。
【図6】 図1のコーンの更に別の使用状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 コーン本体
2 貫通孔
3 補強材
3a 外側部材
3b 内側部材
4 ボルト
5 孔
6 ナット
7 チェーン
8 棒材
9 発光体
10 コーン

Claims (2)

  1. 工事現場や交通規制区域などで所定の領域を区切るために設置されるコーンであって、コーン本体の上端より下方の周壁の円周上対向する位置に形成された横長で手指を挿入可能な大きさの一対の貫通孔と、同貫通孔の周縁に取り付けられた補強材と、を備え、
    前記補強材をリング形の外側部材と内側部材で構成し、
    前記貫通孔の外側、内側に前記外側部材、前記内側部材をそれぞれ当接させボルトナットで締め付けて固定したことを特徴とするコーン。
  2. 前記補強材が前記コーン本体と同材質または同等以上の強度を有する材質である請求項1記載のコーン
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