JP3029483U - 滑止め用スノーチェーン - Google Patents

滑止め用スノーチェーン

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャッキ等を使用しないで、スノーチェーン
をタイヤに簡単に装着させる。 【解決手段】 縦方向チェーン6Aに連結する横方向チェ
ーン7Aの端部を着脱自在のリンク10にし、スノーチェー
ン5をタイヤ8に装着する際、このリンク10を外して横
方向チェーン7Aと縦方向チェーン6Aとを分離させる。そ
して、タイヤ8の踏面8aと地面との接触部の一側Xに分
離しない横方向チェーン7Bを当接させ、分離したリンク
10と横方向チェーン7A及び縦方向チェーン6Bをタイヤ8
の裏側を通してタイヤ8の他側Yへ送り、他側Yにおい
て、鉤部と縦方向チェーン6Bの端部とを、そして、リン
ク10と縦方向チェーン6Aとを、更に、鉤部と縦方向チェ
ーン6Aの端部とを各々連結させてタイヤ8に一体に結合
させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、タイヤに装着する滑止用のスノーチェーンの改良に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
自動車が雪道等、滑り易くなっている路を走行する場合、従来は、タイヤにス ノーチェーンを巻いたり、普通タイヤをスノータイヤに代えたりして滑りを防い でいる。このようにスノーチェーンやスノータイヤを使用することによって、タ イヤの踏面の摩擦が大きくなり滑りが回避される。
【0003】 しかし、スノータイヤは雪道や凍った道路専用のものであるので、これで普通 の道を走ると、乗り心地が悪く、タイヤも早く痛むので、雪国で使用する自動車 は別として、雪のない地方で使用する自動車は、通常、普通タイヤを使用し、道 路が滑るようになってからタイヤにスノーチェーンを装着することが多い。
【0004】 以下、スノーチェーンについて説明する。図7に示すように、スノーチェーン 1はタイヤの外周縁に沿って、タイヤの表側(ホイールキャップ取付側)の周壁 部及びタイヤの裏側の周壁部に配置される2本の長い縦方向チェーン2と、この 2本の縦方向チェーン2の間を繋ぎ、タイヤの踏面を横切るように配置される複 数本の短い横方向チェーン3,3…とから概略構成されており、2本の縦方向チ ェーン2の一端部には、各々、縦方向チェーン2の他端部同士を結合するための 鉤部4が取り付けられている。
【0005】 なお、縦方向チェーン2はタイヤの円周よりも少し径を小さくした円周と略等 しい長さが必要であり、横方向チェーン3はタイヤの踏面の幅以上の長さ、すな わち、前記小さい円周を描く縦方向チェーン2に連結する長さが必要である。
【0006】 このようなスノーチェーン1をタイヤに装着する場合の手順について説明する 。まず、ジャッキによって動輪側の車体を持ち上げて、タイヤを浮かせてから、 例えば、スノーチェーン1の略中央部をタイヤの踏面の上側位置にのせ、スノー チェーン1の両側をタイヤの周方向に沿って垂らしていき、タイヤの略下方の位 置において、縦方向チェーン2の端部同士を合わせて鉤部4により結合する。こ れによって、スノーチェーン1がタイヤに装着される。このとき横方向チェーン 3はタイヤの踏面を横切るように配置されていることになる。
【0007】 次いで、タイヤの表側の周壁部に位置し、タイヤの外周縁に沿って円形状にな った、縦方向チェーン2の複数個所に略等角度に、ゴムまたはスプリング等の弾 性材からなるリング状のバンドに設けたピンを引っ掛けて、それを相互に引っ張 り合わせることによってスノーチェーン1を取付けた際のたるみを取り除く。こ れによりタイヤに滑止め用スノーチェーン1が堅固に保持されることになる。
【0008】 また、ジャッキを使用しないでスノーチェーン1をタイヤに装着する場合は、 先ず、スノーチェーン1の2本の縦方向チェーン2を地面上に伸ばして広げ、こ の2本の縦方向チェーン2の間に設けた横方向チェーン3の上にスノーチェーン を取付けるタイヤを移動、停止させ、縦方向チェーン2を下側より上側に巻き付 けることによってスノーチェーンを取り付ける。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
以上説明した従来技術において、タイヤにスノーチェーンを取り付ける際、ジ ャッキで車体を持ち上げ、タイヤを浮かせてからタイヤにスノーチェーンを取付 けるようにしているが、ジャッキを備え付ける足場が雪のために弱く、ジャッキ の機能を充分に発揮させることができないことが多かった。
【0010】 また、足場があったとしても、ジャッキの足場と、車体のジャッキ当て部とが ずれてしまった場合は、車体を確実に持ち上げることができなかった。さらに、 道路が泥地であった場合には、足場の確保は特に難しかった。このようにジャッ キを利用してチェーンを取り付ける際は、チェーンの装着よりもジャッキの備え 付けの方に時間がかかってしまう問題があった。
【0011】 また、ジャッキを使用しないでスノーチェーンを装着する場合は、敷設したス ノーチェーンの横方向チェーンの上に取付けるべくタイヤを移動させて行くが、 降雪中の雪路や凍結した道路という環境においては、助手がいたとしても自動車 を適切な位置に位置決めすることは難しく、装着に時間がかかりこの場合におい ても作業を能率的に行えなかった。
【0012】 スノーチェーンの取付場所は大概が屋外であり、しかも寒気の厳しい場所や凍 結した場所でもあるので、作業者のほとんどがスノーチェーンの取付作業に対し て非積極的であり、やむ終えず作業を行っていることの方が多い。したがって、 取付作業を早く終わらせてしまいたいと願っても、チェーンが鉄製であるため、 重たく、かつ、冷たい上に、前記のような寒い環境の中においてはその取付作業 性を十分に高めることができなかった。
【0013】 本考案は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、チェーンの縦方 向チェーンと横方向チェーンの連結部の一部を着脱自在にすることにより、ジャ ッキを使用せずに、また、車両を動かすこともなく、寒い環境の中においても容 易にタイヤに装着することができる滑止め用スノーチェーンを提供することを目 的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、並べて配置した縦方向チェーンの各々の、対向する複 数個所を横方向チェーンで連結すると共に、縦方向チェーンの端部に鉤部を取付 けた滑止め用スノーチェーンにおいて、 前記縦方向チェーンと横方向チェーンとの連結部を着脱自在に結合したことを 特徴とするものである。
【0015】 請求項2記載の考案は、縦方向チェーンと横方向チェーンとの連結部の1個所 を着脱自在に結合したことを特徴とするものである。
【0016】 請求項3記載の考案は、横方向チェーンの端部を着脱自在のリンクにし、該リ ンクを縦方向チェーンに連結したことを特徴とするものである。
【0017】 請求項4記載の考案は、横方向チェーンの端部に着脱自在のリンクを複数個重 ねて設け、該重ねて設けたリンクを縦方向チェーンに連結したことを特徴とする ものである。
【0018】 請求項5記載の考案は、横方向チェーンと連結する縦方向チェーンの部分を着 脱自在のリンクにしたことを特徴とするものである。
【0019】 請求項6記載の考案は、横方向チェーンと連結する縦方向チェーンの部分を複 数個重ねたリンクにしたことを特徴とするものである。
【0020】 請求項7記載の考案は、縦方向チェーンと横方向のチェーンの連結部の複数個 所を着脱自在のリンクで結合したことを特徴とするものである。
【0021】 請求項8記載の考案は、並べて配置した縦方向チェーンの各々の、対向する複 数個所を横方向チェーンで連結すると共に、縦方向チェーンの端部に鉤部を取付 けた滑止め用スノーチェーンにおいて、 縦方向チェーンの、横方向チェーンと連結する連結部以外の部分を着脱自在の リンクにしたことを特徴とするものである。
【0022】 請求項9記載の考案は、縦方向チェーンの、横方向チェーンと連結する連結部 以外の部分を複数個重ねた着脱自在のリンクにしたことを特徴とするものである 。
【0023】 請求項10記載の考案は、横方向チェーンの端部以外の部分を着脱自在のリンク にしたことを特徴とするものである。
【0024】 請求項11記載の考案は、横方向チェーンの端部以外の部分を複数個重ねた着脱 自在のリンクにしたことを特徴とするものである。
【0025】
【考案の実施の形態】
請求項1の記載から把握される本考案において、図1に示すように、並べて配 置した縦方向チェーン6A,6Bの各々の、対向する複数個所を横方向チェーン7A, 7B,…7C,7D,7Eで連結させる。この縦方向チェーン6A,6Bと横方向チェーン7A ,7B,…7C,7D,7Eとの連結部9,9…を着脱自在に結合させる。 これにより、スノーチェーン5をタイヤ8に装着する際に適宜個所の連結部9 を外して横方向チェーンと縦方向チェーンとを分離し、分離した横方向チェーン と縦方向チェーンの片側部分を、タイヤ8の踏面8aと地面との接触部の一側(以 下、タイヤ8の一側という)Xから裏側を通してタイヤ8の他側Yに回し、他側 Yにおいて、分離した両者を連結させてスノーチェーン5をタイヤ8に装着させ る。
【0026】 請求項2の記載から把握される本考案において、スノーチェーン5をタイヤ8 に装着する際、図5に示すように、縦方向チェーン6A,6Bと横方向チェーン7A, 7Eの連結部の着脱自在の1個所を外して縦方向チェーン6Aと横方向チェーン7Aと を分離し、タイヤ8の一側Xに、分離しない横方向チェーン7Bを位置させ、他側 Yにおいて、分離させた横方向チェーン7Aと縦方向チェーン6Aとを連結させて一 体に結合させスノーチェーン5をタイヤ8に装着させる。
【0027】 請求項3の記載から把握される本考案において、スノーチェーン5をタイヤ8 に装着する際に、図5に示すように、横方向チェーン7Aの端部の着脱自在のリン ク10を外して横方向チェーン7Aと縦方向チェーン6Aとを分離し、タイヤ8の一側 Xに分離しない横方向チェーン7Bを当接させ、他側Yにおいて、分離させた縦方 向チェーン6Bの両端を鉤部4Bによって結合し、そして、横方向チェーン7Aのリン ク10と縦方向チェーン6Aとを連結させると共に、縦方向チェーン6Aの両端を鉤部 4Aによって結合させ、スノーチェーン5をタイヤ8に装着する。
【0028】 請求項4の記載から把握される本考案において、横方向チェーン7Aの端部に着 脱自在のリンク10を複数個重ねて嵌め込み、この複数個重ねて設けたリンク10を 縦方向チェーン6Aに連結させて、連結部9の強度を向上させる。
【0029】 請求項5の記載から把握される本考案において、横方向チェーン7Aと連結する 縦方向チェーン6Aの部分を着脱自在のリンク10にさせて、タイヤ8にスノーチェ ーン5を装着させる際、縦方向チェーン6Aのリンク10を外して縦方向チェーン6A 同士または縦方向チェーン6Aと横方向チェーン7Aとを分離し、分離させた部分を タイヤ8の一側Xより他側Yに回して、他側Yにおいて、その分離させた部分を 連結させて一体に結合させる。
【0030】 請求項6の記載から把握される本考案において、横方向チェーン7Aが連結する 縦方向チェーン6Aの部分を複数個重ねたリンク10にして連結部9の強度を向上さ せる。
【0031】 請求項7の記載から把握される本考案において、縦方向チェーン6A,6Bと横方 向チェーン7A,7B,7C,7D,7Eの連結部9,…の複数個所を着脱自在のリンク10 で結合させて、タイヤ8にスノーチェーン5を装着する際の位置決めを容易させ る。
【0032】 請求項8の記載から把握される本考案において、縦方向チェーン6A,6Bの、横 方向チェーン7A,7B,7C,7D,7Eが連結する連結部9,9…以外の部分を着脱自 在のリンク10にさせて、タイヤ8にスノーチェーン5を装着させる際、縦方向チ ェーン6A,6B同士を分離して装着を容易にさせる。
【0033】 請求項9の記載から把握される本考案において、縦方向チェーン6A,6Bの、横 方向チェーン7A,7B,7C,7D,7Eが連結する連結部9,9…以外の部分を複数個 重ねた、着脱自在のリンク10にさせて、スノーチェーン5をタイヤ8に装着させ る際、縦方向チェーン6A,6B同士を分離させると共に、結合させた際の、強度を 向上させる。
【0034】 請求項10の記載から把握される本考案において、横方向チェーン7A,7Eの端部 以外の部分を着脱自在のリンク10にさせて、タイヤ8にスノーチェーン5を装着 させる際、横方向チェーン7A,7E同士を分離して装着を容易にさせる。
【0035】 請求項11の記載から把握される本考案において、横方向チェーン7A,7Eの端部 以外の部分を複数個重ねた着脱自在のリンク10にさせてスノーチェーン5をタイ ヤ8に装着させる際、縦方向チェーン7A,7E同士を分離させて装着を容易にさせ ると共に、結合させた際の、強度を向上させる。
【0036】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図3に基づき、図7と同一の部材には同 一の符号を付して説明する。図1において、符号5で示すものは本実施例の滑止 め用スノーチェーンである。このスノーチェーン5は、並べて配設した自動車の 前後方向に沿う、2本の縦方向チェーン6A,6Bの各々の対向する複数個所を、縦 方向チェーン6A,6Bに直交する横方向チェーン7A,7B,…7C,7D,7Eで相互に連 結して梯子状に形成させたものである。
【0037】 縦方向チェーン6A,6Bの長さは自動車のタイヤ8(後述する図4参照)の径よ りも少し径を小さくして形成される円周と略等しい長さを有し、横方向チェーン 7A,7B,…7C,7D,7Eは、縦方向チェーン6A,6Bの前記径を小さくして形成され た2つの円周同士を連結することができる長さを有するものである。
【0038】 そして、このように形成した縦方向チェーン6A,6Bの各々の端部にはスノーチ ェーン5をタイヤ8に巻いたとき、縦方向チェーン6A,6Bの端部同士を結合する ための鉤部4A,4Bが設けられている。
【0039】 さらに、縦方向チェーン6A,6Bと横方向チェーン7A,7B,…7C,7D,7Eの連結 部9,9…の1個所は、着脱自在に連結されている。すなわち、縦方向チェーン 6Aと横方向チェーン7Aとの連結部9は着脱自在のリンク10で連結されている。
【0040】 本実施例の場合は、横方向チェーン7Aの端部に着脱自在のリンク10を嵌め込み 、このリンク10を縦方向チェーン6Aを構成するリンク部材6aに結合させている( 図1及び図4参照)。
【0041】 着脱自在のリンク10は、図2に示すように、C字状に形成した充分な強度を有 するリンク本体11の開口部12の一側に回動可能に開閉部材13を設け、この開閉部 材13を開口部12の他側の内壁に付勢して当接させ開口部12を閉鎖するようにした ものである。これにより、リンク10を縦方向チェーン6Aに嵌める際は、開閉部材 13を押して開口部12を開けて掛合させる。図において、符号14で示すものは、リ ンク10がチェーンから外れて紛失しないようにしたブリッジ材である。このリン ク10の開口部12は、図3に示すように、ナット15をねじ部16に螺合させて閉鎖さ せるようにしたものでもよい。
【0042】 本実施例は、以上説明したように構成したので、滑止め用スノーチェーン5を タイヤ8に装着する際は、図4に示すように、スノーチェーン5をタイヤ8の踏 面8aの上部に載せて、スノーチェーン5の両側がタイヤ8の踏面8aに沿って垂れ るようにしてスノーチェーン5をタイヤ8に掛ける。
【0043】 そして、図5に示すように、縦方向チェーン6Aのリンク部材6aと、横方向チェ ーン7Aの端部に設けたリンク10との連結を外し、リンク10を連結した横方向チェ ーン7Aに隣接する他の横方向チェーン7Bをタイヤ8の一側Xに当接させるように して、連結を外した横方向チェーン7Aと縦方向チェーン6Bをタイヤ8の裏側を通 し、縦方向チェーン6Aを、図6に示すようにタイヤ8の表側(ホイールキャップ 取付側8b)を通して各々をタイヤ8の他側Yに回す。
【0044】 そして、タイヤ8の他側Yにおけるタイヤ8の裏側で、縦方向チェーン6Bの端 部同士を、縦方向チェーン6Bの端部に連結した鉤部4Bによって結合すると共に、 裏側から横方向チェーン7Aをタイヤ8の表側にたぐり寄せ、リンク10と縦方向チ ェーン6Aのリンク部材6aとを連結する。また、タイヤ8の表側においても、縦方 向チェーン6Aの端部同士を鉤部4Aによって結合する。このようなリンク10の着脱 と、鉤部4a,4bの係合だけで、タイヤ8をジャッキで持ち上げることもタイヤ8 を動かすこともしないで、スノーチェーン5をタイヤ8に装着することができる 。この装着時間を測定したところ約40〜50秒であった。
【0045】 そして最後に、タイヤ8の表側で、タイヤ8の外周縁に沿って円形状になった 、縦方向チェーン6Aの複数個所にゴムまたはスプリング等の弾性材からなるリン グ状のバンドに設けたピンを略等角度に引っ掛けて、それを相互に引っ張り合わ せることによってスノーチェーン5を取付けた際のたるみを取り除く。これによ って、タイヤ5に滑止めスノーチェーン5が堅固に保持される。
【0046】 なお、前記実施例は、横方向チェーン7Aの端部に着脱自在のリンク10を1個連 結させているが、このようにせず、リンク10を複数個、例えば2個重ねて設け、 これらを縦方向リンク6Aに連結させてもよい。このようにすれば、連結部9の強 度を向上させることができる。なお、作用は前記実施例と略同じなので省略する 。
【0047】 また、前記実施例は、横方向チェーン7Aの端部にリンク10を設けているが、こ のようにせず、横方向チェーン7Aが結合する縦方向チェーン6Aの部分を着脱自在 のリンク10にしてもよい。この場合の作用は、上記実施例と略同じなのでその説 明は署略する。
【0048】 さらにまた、横方向チェーン7Aが接続する縦方向チェーン6Aの部分を複数個重 ねた、例えば2個重ねた、着脱自在のリンク10にしてもよい。このようにすれば 、連結部9の強度を向上させることができる。作用は前記実施例と略同様なので 説明は省略する。
【0049】 さらに、縦方向チェーン6A,6Bと横方向チェーン7A,7Eの連結部9,9…の複 数個所を着脱自在のリンク10で結合してもよい。このようにすれば、スノーチェ ーン5の取付けの際、連結部の1個所を外すだけでよく、取付時の位置決めが簡 単になる。
【0050】 また、本考案の第2実施例の特徴は、縦方向チェーン6A,6Bの、横方向チェー ン7A,7B,…7C,7D,7Eが連結する連結部9,9…以外の部分を着脱自在のリン ク10にしたものである。リンク10にする部分は1個所だけでもよい。これによっ てもスノーチェーン5の装着時には、スノーチェーン5を分離することができる 。また、このリンク10を複数個重ねて、例えば、2個重ねて結合するようにして もよい。このようにリンク10を重ねて配置する部分も1個所だけでもよい。この ようにすれば連結部の強度がさらに向上する。いずれの場合も作用は第1実施例 と略同じなので説明を省略する。
【0051】 さらに、横方向チェーン7A,7Eの端部以外の部分を着脱自在のリンク10にさせ て、タイヤ8にスノーチェーン5を装着させる際、横方向チェーン7A,7E同士を 分離して装着を容易にさせてもよい。この場合、リンク10にする部分は1個所だ けでもよい。また、このリンク10を複数個、例えば2個重ねて結合させてもよい 。いずれの場合の作用は第1実施例と略同じなので、説明を省略する。
【0052】
【考案の効果】
請求項1記載の考案では、縦方向チェーンと横方向チェーンの連結部を着脱自 在に設けたので、連結部の着脱と、鉤部の掛合だけの作業で、スノーチェーンを タイヤに簡単に装着することができる。このようにスノーチェーンの装着時に、 ジャッキを用いず、また、ジャッキの足場を確保する必要がないので、取付作業 の時間を大幅に短縮することができる。
【0053】 また、スノーチェーンの取付作業が屋外であっても、心理的な圧迫感がなくな るので、これにより作業性を向上させることができる。さらに、従来、行ってい た、ジャッキを使用しないで、スノーチェーンをタイヤに装着させていた場合の ように、自動車を位置決めのために動かす必要がなく、これにおいても取付作業 の効率化を図ることができる。
【0054】 請求項2記載の考案では、横方向チェーンと縦方向チェーンの連結部の1個所 を着脱自在のリンクで結合させたので、スノーチェーンをタイヤに装着する際に は、1個所設けたリンクを外せば、横方向チェーンと縦方向チェーンとが分離し 、分離したチェーンの部分をタイヤの一側から他側に回わしてから、分離した部 分を一体に連結すれば、ジャッキによってタイヤを浮かせることなく、スノーチ ェーンをタイヤに取付けることができる。これにおいても請求項1と同じ効果を 得ることができる。
【0055】 請求項3記載の考案では、横方向チェーンの端部を着脱自在のリンクにしたの で、スノーチェーンをタイヤに装着する際、この着脱自在のリンクを縦方向チェ ーンから外せば、横方向チェーンと縦方向チェーンとを分離させることができる 。この分離した縦方向チェーンと横方向チェーンの部分をタイヤの一側から他側 に回してから一体に連結すれば、タイヤを浮かせることなく、スノーチェーンを タイヤに取付けることができる。これにおいても請求項1と同様な効果を得るこ とができる。
【0056】 請求項4記載の考案では、横方向チェーンの端部に連結する着脱自在のリンク を複数個にしたので、これによって連結部の強度を上げることができ、連結部に かかる摩擦よる負荷に対する耐久性を上げることができる。これにおいても請求 項1と同様な効果を得ることができる。
【0057】 請求項5記載の考案では、横方向チェーンが連結する縦方向チェーンの部分を 着脱自在のリンクにしたので、これによっても、スノーチェーンをタイヤに装着 する際にはスノーチェーンを分離することができ、分離させた部分をタイヤの一 側から他側に回すことができる。これにおいても、請求項1と同様な効果を得る ことができる。
【0058】 請求項6記載の考案では、横方向チェーンが連結する縦方向チェーンの部分を 複数個重ねたリンクにしたので、連結部の強度を向上させることができると共に 、スノーチェーンのタイヤ装着時には、連結部を分離することができる。これに よっても請求項1と同様な効果を得ることができる。
【0059】 請求項7記載の考案では、縦方向チェーンと横方向のチェーンの連結部の複数 個所を着脱自在のリンクで結合したので、タイヤにスノーチェーンを装着する際 の位置決めを容易することができる。これによっても、請求項1と同様な効果を 得ることができる。
【0060】 請求項8記載の考案では、縦方向チェーンの、横方向チェーンが連結する連結 部以外の部分の1個所を着脱自在のリンクにしたので、これによっても、スノー チェーンをタイヤに装着する際にはスノーチェーンを分離することができる。し たがって、これにおいても、請求項1と同様な効果を得ることができる。
【0061】 請求項9記載の考案では、縦方向チェーンの、横方向チェーンが連結する連結 部以外の部分の1個所を、複数個重ねた着脱自在のリンクにしたので、連結部の 強度を向上させることができる。さらに、スノーチェーンをタイヤに装着する際 にはスノーチェーンを分離することができる。したがって、これにおいても、請 求項1と同様な効果を上げることができる。
【0062】 請求項10記載の考案では、横方向チェーンの端部以外の部分を着脱自在のリン クにさせたので、タイヤにスノーチェーンを装着させる際、横方向チェーン同士 を分離することができ容易に装着することができる。
【0063】 請求項11記載の本考案では、横方向チェーンの端部以外の部分を複数個重ねた 着脱自在のリンクにさせたので、スノーチェーンをタイヤに装着させる際、横方 向チェーン同士を分離することができ、結合させた際には強度を向上させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】リンクの平面図である。
【図3】別のリンクの平面図である。
【図4】スノーチェーンをタイヤに装着するところを示
す斜視図である。
【図5】スノーチェーンをタイヤに装着するためにリン
クを外したところを示す斜視図である。
【図6】スノーチェーンの連結部を分離してタイヤに装
着しているところを示す斜視図である。
【図7】従来のスノーチェーンの平面図である。
【符号の説明】
4A 鉤部 4B 鉤部 5 スノーチェーン 6A 縦方向チェーン 6B 縦方向チェーン 7A〜7E 横方向チェーン 8 タイヤ 8a 踏面 9 連結部 10 リンク X 一側 Y 他側

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並べて配置した縦方向チェーンの各々
    の、対向する複数個所を横方向チェーンで連結すると共
    に、縦方向チェーンの端部に鉤部を取付けた滑止め用ス
    ノーチェーンにおいて、 前記縦方向チェーンと横方向チェーンとの連結部を着脱
    自在に結合したことを特徴とする滑止め用スノーチェー
    ン。
  2. 【請求項2】 縦方向チェーンと横方向チェーンとの連
    結部の1個所を着脱自在に結合したことを特徴とする請
    求項1記載の滑止め用スノーチェーン。
  3. 【請求項3】 横方向チェーンの端部を着脱自在のリン
    クにし、該リンクを縦方向チェーンに連結したことを特
    徴とする請求項2記載の滑止め用スノーチェーン。
  4. 【請求項4】 横方向チェーンの端部に着脱自在のリン
    クを複数個重ねて設け、該重ねて設けたリンクを縦方向
    チェーンに連結したことを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の滑止め用スノーチェーン。
  5. 【請求項5】 横方向チェーンと連結する縦方向チェー
    ンの部分を着脱自在のリンクにしたことを特徴とする請
    求項2記載の滑止め用スノーチェーン。
  6. 【請求項6】 横方向チェーンと連結する縦方向チェー
    ンの部分を複数個重ねたリンクにしたことを特徴とする
    請求項2または請求項5記載の滑止め用スノーチェー
    ン。
  7. 【請求項7】 縦方向チェーンと横方向のチェーンの連
    結部の複数個所を着脱自在のリンクで結合したことを特
    徴とする請求項1記載の滑止め用スノーチェーン。
  8. 【請求項8】 並べて配置した縦方向チェーンの各々
    の、対向する複数個所を横方向チェーンで連結すると共
    に、縦方向チェーンの端部に鉤部を取付けた滑止め用ス
    ノーチェーンにおいて、 縦方向チェーンの、横方向チェーンと連結する連結部以
    外の部分を着脱自在のリンクにしたことを特徴とする滑
    止め用スノーチェーン。
  9. 【請求項9】 縦方向チェーンの、横方向チェーンと連
    結する連結部以外の部分を複数個重ねた着脱自在のリン
    クにしたことを特徴とする請求項8記載の滑止め用スノ
    ーチェーン。
  10. 【請求項10】 横方向チェーンの端部以外の部分を着脱
    自在のリンクにしたことを特徴とする滑止め用スノーチ
    ェーン。
  11. 【請求項11】 横方向チェーンの端部以外の部分を複数
    個重ねた着脱自在のリンクにしたことを特徴とする請求
    項10記載の滑止め用スノーチェーン。
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JP1995014696U Expired - Lifetime JP3029483U (ja) 1995-12-28 1995-12-28 滑止め用スノーチェーン

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