JP3963167B2 - カード処理装置 - Google Patents

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本発明は、1枚目のカードがカード挿入口兼排出口からカード処理通路に挿入された後、2枚目のカードがカード処理通路内へ挿入されるのを規制するシャッタを備えたカード処理装置に関するものである。
従来のカード処理装置は、カード挿入口兼排出口を開閉し揺動自在に支持されたシャッタフラッパと、このシャッタフラッパのカード処理通路側においてシャッタフラッパに係合するピンを有するソレノイドとを備え、1枚目のカードがカード挿入口兼排出口からカード処理通路に挿入された後、ソレノイドを作動させピンをシャッタフラッパに係合させることにより2枚目のカードがカード処理通路内へ挿入されるのを規制している(例えば、特許文献1参照)。また、カード処理装置が使われている公衆電話機においては、非使用状態の時にはカード挿入口をロック板によって閉塞し、オフフック操作するとソレノイドに通電されロック板がカード挿入口を開放し、カード挿入口からカード処理通路内にカードが挿入されると、再びロック板によってカード挿入口が閉塞され2枚目のカードの挿入を規制するものもある(例えば、特許文献2参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2001−14429号公報(段落「0017」〜「0019」、図3,6,7) 特開平11−31196号公報(段落「0029」〜「0031」、図7)
上述した従来のカード処理装置のうち、前者の装置においては、未使用の状態においてソレノイドへの通電はされていないので、シャッタフラッパは揺動が可能な状態になっている。このため、カードの代わりに異物がカード挿入口兼排出口からカード処理通路内に挿入されるおそれがあり、異物の挿入がカード搬送路内の構成部品の破損や動作不良の原因になっていた。また、後者の装置においては、カード挿入口を開放するためにロック板を回動させるのに、ソレノイドへの通電によって行う構造としているために、カードがカード処理通路内に挿入された後、停電が発生するとカード処理通路内からカードを取り出すことができなくなるという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、カード挿入口からカード処理通路内へ異物が挿入されることを規制するとともに、使用中に停電になったとしてもカード処理通路内からカードを取り出すことができるカード処理装置を提供することにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、カード挿入口兼排出口と、このカード挿入口兼排出口に連通するカード処理通路と、このカード処理通路内に搬送されたカードを処理するカード処理手段と、揺動自在に支持され前記カード挿入口兼排出口を開閉するシャッタと、このシャッタの前記カード挿入口兼排出口と反対側に設けられ、このシャッタに係合しシャッタの開き動作を規制するストッパと、このストッパをシャッタに係合する方向に付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して前記ストッパをシャッタに係合する位置から係合を解除する位置に移動させる駆動手段と、前記カード挿入口兼排出口に挿入されたカードを検出し前記駆動手段を作動させる第1のセンサと、前記シャッタを通過し前記カード処理通路内にカードが取り込まれたことを検出し前記駆動手段の作動を解除する第2のセンサとを備え、前記ストッパを前記カード処理通路の幅方向に移動自在に支持し、このストッパのカード処理通路側に、開いた状態から閉じる前記シャッタに係合しシャッタの閉じる動作に追従してシャッタを前記付勢手段に抗して移動させるカム面を設けたものである。
本発明によれば、カード挿入口からカード処理通路内への異物の挿入を規制できるため、カード処理通路内の構成部品の破損または動作不良を防止することができる。また、使用中に停電になったとしてもカード処理通路内からカードを取り出すことができるため使い勝手が向上し、かつ駆動手段の省電力化を図ることができる。また、ストッパによるシャッタのロッキングを解除し、カード処理通路内に挿入されたカードを強制的にカード挿入口兼排出口から取り出すことができるため使い勝手が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るカード処理装置の平面図、図2は図1におけるII-II 線断面図、図3は同じく要部の平面図でソレノイドに励磁されていない状態を示し、図4は図3におけるIV-IV 線断面図でカードがカード処理通路内に挿入されていない状態を示し、図5は同じく要部の平面図でソレノイドに通電し励磁された状態を示し、図6は図5におけるVI-VI 線断面図でカードがカード挿入口兼排出口に挿入された状態を示し、図7は図3におけるVII-VII 線断面図でカードがシャッタを開いてカード処理通路内に挿入された状態を示し、図8は図3におけるVII-VII 線断面図でカードがシャッタを開いカード挿入口兼排出口から排出される状態を示し、図9は図3におけるVII-VII 線断面図でシャッタがストッパによってロッキングされた状態を示し、図10は同じくシャッタがストッパによってロッキングされた状態を示す要部のみを抜粋した斜視図である。
図1および図2において、全体を符号1で示すカード処理装置は、下方が開口したロアーケース2と、上方が開口したアッパーケース3とによって構成されており、ロアーケース2の上板4のカード搬送面4aと、アッパーケース3の底板5のカード搬送面5aとによって矢印A−B方向に延在するカード処理通路6が形成されている。
ロアーケース2の前端部には、カード挿入口部材7が取り付けられており、このカード挿入口部材7にはカード処理通路6に連通するカード挿入口兼排出口7aが設けられている。8は軸9を揺動中心としてロアーケース2に揺動自在に支持されたカード検知レバーであって、付勢手段(図示せず)の付勢力によって軸9を中心として図2中反時計方向に付勢されており、上端側に設けた検知部8aがロアーケース2の上板4の切欠き4bから、カード挿入口兼排出口7aと後述するシャッタとの間に位置するようにカード処理通路6に臨んでいる。この検知レバー8は、図1に示すように、平面視において幅が小さく形成され、カード処理通路6の幅方向の一方側の端部に配設されている。また、このカード検知レバー8の下端側には、第1のセンサ10をON,OFFさせる動作部8bが設けられており、カード挿入口兼排出口7aから挿入されたカードPが検知部8aに係合すると、検知レバー8は軸9を中心として時計方向に揺動し、第1のセンサ10がONとなり、後述する第1のソレノイド18が励磁される。
12は軸13を中心として揺動自在に支持されたシャッタであって、図2に示すように、検知レバー8の検知部8aよりもカード挿入側、すなわち矢印A方向側においてカード処理通路6に臨んでおり、このシャッタ12はカード処理通路6の幅方向の全体に延在するように、図10に示すように、細長い長方形に形成されている。このシャッタ12は、図7に示すように、下端とばね掛け止め部材14との間に懸架された引張りコイルばね15によって、図2に示す上方を指向する中立状態を保持している。この中立状態から、図7に示すように、カード挿入口兼排出口7aから挿入されたカードPの矢印A方向への移動によって、引張りコイルばね15の引張力に抗して軸13を中心として反時計方向に回動してカード処理通路6内で倒伏する。
また、中立状態から、図8に示すように、カード挿入口兼排出口7aから排出されるカードPの矢印B方向への移動によって、引張りコイルばね15の引張力に抗して軸13を中心として時計方向に回動してカード処理通路6内で倒伏する。シャッタ12の上端の中央部には、図10に示すように、係合突起12aが上方に向かって一体に突設されており、この係合突起12aは、シャッタ12が中立状態のときに、アッパーケース3の底板5の窓5bから底板5の上方に突出している。16はロアーケース2内に実装されたプリント基板であって、このプリント基板16には、ばね掛け止め部材14が設けられ、上述した第1のセンサ10および電子部品(図示せず)が搭載されている。
図2および図3において、18はアッパーケース3に取り付けられた駆動手段としてのシャッタストッパ解除用の第1のソレノイドであって、カード処理通路6の幅方向である矢印C−D方向に進退するロッド19を備えており、このロッド19の先端部には、カード搬送方向である矢印A−B方向に延在するピン20の一端が固定されている。21はロッド19に巻回された付勢手段としての圧縮コイルばねであって、ロッド19を矢印C方向へ前進する方向へ付勢しており、ソレノイド18に通電し励磁するとロッド19が圧縮コイルばね21の弾発力に抗して矢印D方向に後退する。22はアッパーケース3の底板5に立設された規制片であって、前進するロッド19が係合しロッド19を所定位置に停止させる。
24は細長い扁平部材によって形成されたストッパ片であって、シャッタ12のカード挿入口兼排出口7aの反対側において、アッパーケース3の底板5に互いに対向するように立設されたガイド片25,26によって矢印C−D方向へ移動自在に支持されており、一端部にピン20の他端部が固定されている。このストッパ片24の中央部には、シャッタ12側、すなわち矢印B方向に向かって係合部27が一体に突設されており、この係合部27の矢印B方向の端部には、矢印C−D方向に延在し、上記したシャッタ12の係合突起12aに係合する係合面27aが形成されている。また、この係合部27の矢印C方向の端面は、矢印B方向に向かって矢印C方向に傾斜したカム面27bが形成されている。
このような構成において、第1のソレノイド18に励磁されていないときには、ロッド19が圧縮コイルばね21の弾発力によって矢印C方向へ前進し、ストッパ片24がピン20を介して矢印C方向へ移動しており、ストッパ片24の係合部27の係合面27aが、図3に示すように、シャッタ12の係合突起12aに対向する。したがって、シャッタ12が軸13を中心として反時計方向へ回動すると、シャッタ12の係合突起12aが、ストッパ片24の係合部27の係合面27aに係合し、シャッタ12の反時計方向への回動を規制する。
一方、第1のソレノイド18に通電し励磁すると、ロッド19が圧縮コイルばね21の弾発力に抗して矢印D方向へ後退し、ストッパ片24もピン20を介して矢印D方向へ移動するため、ストッパ片24の係合部27の係合面27aが、図5に示すように、シャッタ12の係合突起12aと対向した位置から移動する。したがって、シャッタ12の軸13を中心として反時計方向への回動が可能になる。図1において、29は第2のセンサであって、シャッタ12と後述する第1のピンチローラ41との間に設けられており、カード処理通路6内を搬送されたカードPの後端を検出することにより、ソレノイド18への通電を遮断する。
図2において、30は正・逆方向へ駆動するカード搬送用のモータであって、このモータ30の駆動は減速歯車列31およびベルト32を介してプーリ33に伝達され、このプーリ33は駆動軸34の一端に軸着され、駆動軸34の他端側には第1の駆動ローラ35が軸着されている。この第1の駆動ローラ35はカード挿入口兼排出口7a側に設けられ、この第1の駆動ローラ35の上端はロアーケース2の上板4に設けた窓4cからカード処理通路6に臨んでいる。36はダイヤルノブであって、カード処理通路6内でカードが詰まった場合に、手によってダイヤルノブ36を回すことにより、手動によって第1の駆動ローラ35を回転させることができ、詰まったカードをカード挿入口兼排出口7aから排出することが可能になる。
37は駆動軸38の一端に軸着されたプーリであって、このプーリ37とプーリ33との間にベルト39が張架されており、駆動軸38の他端側には第2の駆動ローラ40が軸着され、この第2の駆動ローラ40はモータ30を駆動源として、駆動ローラ35と同期して同じ方向に回転する。この第2の駆動ローラ40の上端はロアーケース2の上板4に設けた窓4dからカード処理通路6に臨んでいる。
41はアッパーケース3側に回転自在に支持された第1のピンチローラであって、下端がアッパーケース3の底板5に設けた窓5bからカード処理通路6に臨み、付勢手段によって第1の駆動ローラ35に押圧されている。42はアッパーケース3側に回転自在に支持された第2のピンチローラであって、下端がアッパーケース3の底板5に設けた窓5cからカード処理通路6に臨み、付勢手段によって第2の駆動ローラ40に押圧されている。
43は下部側にIC接点44と係合部45とを備えたカードを処理するIC接点スライダであって、底板5に立設したガイド壁46のガイド溝(図示せず)によって、アッパーケース3の底板5に設けた窓5dからカード処理通路6に進退自在かつ矢印A−B方向へ移動自在に支持され、カードPの矢印A方向への搬送に追従して矢印A方向に移動するととも降下する。すなわち、このIC接点スライダ43は、引張りコイルばね47によって矢印B方向へ付勢されており、IC接点スライダ用の第2のソレノイド48によって揺動する揺動部材49によって、前端側に設けた係合部45がカード処理通路6に進出するように揺動する。したがって、カード処理通路6内を矢印A方向に搬送されるカードPの前端が係合部45に係合し、カードPの矢印A方向への搬送に追従して矢印A方向へ移動するとともに降下し、カードPの電極にIC接点44が接触してカードPに記録されたデータの処理が行われる。
次に、このような構成のカード処理装置におけるカード処理動作について説明する。
カードPがカード挿入口兼排出口7aに挿入されていない未使用の状態においては、第1のソレノイド18へは通電されてなく、ロッド19は圧縮コイルばね21の弾発力によって、図3に示すように、矢印C方向へ前進しており、ストッパ片24の係合部27の係合面27aがシャッタ12の係合突起12aに対向している。したがって、この状態で、カード挿入口兼排出口7aから異物を故意または誤って挿入しようとしても、シャッタ12の係合突起12aが係合面27aに係合するため、シャッタ12は軸13を中心として図4中反時計方向への回動が規制される。このため、異物のカード処理通路6への挿入が規制されるから、カード処理通路6内の構成部品の破損または動作不良を防止することができる。
次に、カードPをカード挿入口兼排出口7aから挿入すると、図6に示すように、カードPの前端がカード検知レバー8の検出部8aに係合し、カード検知レバー8が軸9を中心として時計方向に回動するので、動作部8bによって第1のセンサ10がONし、第1のソレノイド18が励磁される。したがって、図5に示すように、ロッド19が圧縮コイルばね21の弾発力に抗して矢印D方向へ後退し、ストッパ片24もピン20を介して矢印D方向へ移動するため、ストッパ片24の係合部27の係合面27aが、シャッタ12の係合突起12aと対向した位置から移動する。このため、シャッタ12の軸13を中心として反時計方向への回動が可能になるから、カードPをさらに矢印A方向へ挿入すると、カードPの前端によってシャッタ12が軸13を中心として、図7に示すように、反時計方向に回動して倒伏する。
カードPの前端が第2のセンサ29によって検出されると、モータ30が正方向に駆動し、カードPの前端が第1の駆動ローラ35と第1のピンチローラ41との対接部まで挿入されると、これら両ローラ35,41によってカードPが矢印A方向へ搬送される。同時に、第2のソレノイド48が駆動し揺動部材49の揺動によってIC接点スライダ43の係合部45がカード処理通路6内に進出する。したがって、矢印A方向へ搬送されるカードPの前端が係合部45に係合するので、カードPの搬送に追従してIC接点スライダ43も矢印A方向に移動し、ガイド壁46のガイド溝によって案内されて降下するので、IC接点スライダ43のIC接点44がカードPの電極(図示せず)と接触した状態で、モータ30の駆動が停止しカードPの搬送が停止する。この状態で、IC接点スライダ43のIC接点44とカードPの電極との間でカードPに記録されたデータが処理される。
このとき、カードPの後端を第2のセンサ29が検出し、第1のソレノイド18への通電が遮断され、ロッド19が圧縮コイルばね21の弾発力によって、図3に示すように矢印C方向へ前進するため、ストッパ片24の係合部27の係合面27aがシャッタ12の係合突起12aに対向する。したがって、2枚目のカードをカード挿入口兼排出口7aが挿入しても、シャッタ12がストッパ片24によって回動を規制されているため、シャッタ12によって2枚目のカードがカード処理通路6内に挿入されるようなことがない。このため、IC接点スライダ43によってカードPのデータが処理されるされている間に、2枚目のカードの挿入が阻止されるから、IC接点スライダ43によるデータの処理不良を防止することができる。
IC接点スライダ43によるデータの処理が終了すると、モータ30が逆方向に駆動し、第1の駆動ローラ35と第1のピンチローラ41とによって、カードPが矢印B方向へ搬送され、図8に示すように、カードPの後端によってシャッタ12が軸13を中心として時計方向に回動し倒伏するので、カードPはカード挿入口兼排出口7aから排出される。ここで、IC接点スライダ43によるデータの処理中に停電した場合またはカードPがカード処理通路6内で詰まった場合には、手によってダイヤルノブ36を回し、第1の駆動ローラ35を、図8において時計方向に回転させることにより、カードPをカード挿入口兼排出口7aから排出することができる。また、第1のソレノイド18を励磁する時間は、カードPがカード処理通路6内でIC接点スライダ43によってカードのデータを処理しているときだけであり、その他のときは、圧縮コイルばね21の弾発力によってストッパ片24によってシャッタ12の回動を規制している。したがって、第1のソレノイド18を励磁している時間が最小限となり、省電力化を図ることができる。
次に、図9および図10を用いて、ストッパ片24によってシャッタ12がロッキングを起こしたときの解除動作を説明する。
すなわち、図10に示すように、カード挿入口兼排出口7aから挿入されたカードPによってシャッタ12が二点鎖線で示すように回動し、図9に示すようにカードPの後端がシャッタ12を通過したときに停電すると、第1のソレノイド18への通電が遮断される。したがって、ストッパ片24が圧縮コイルばね21の弾発力によって、図10中矢印C方向へ移動するため、引張りコイルばね15の引張力によって軸13を中心として図9中時計方向へ回動しようとするシャッタ12の回動を規制するように係合突起12aが、ストッパ片24のカム面27bに係合するので、シャッタ12が中立の位置に復旧しない状態となってロッキングを起こし、カードPをカード挿入口兼排出口7aから排出できない状態となる。
この場合、手によってダイヤルノブ36を回しカードPを矢印B方向へ移動させると、カードPの後端が係合するシャッタ12は軸13を中心として時計方向へ回動しようとし、係合突起12aによってカム面27bが押圧される。このとき、係合突起12aが係合しているカム面27bが、矢印B方向に向かって矢印C方向に傾斜するように形成されているため、引張りコイルばね15の引張力に抗してストッパ片24を矢印D方向へ移動させる分力が発生する。したがって、ストッパ片24によるシャッタ12のロッキング状態が解除され、シャッタ12が中立の位置に復旧するため、さらにダイヤルノブ36を回しカードPを矢印B方向へ移動させることにより、カードPがカード挿入兼排出口7aから排出される。このように、ストッパ片24によるシャッタ12のロッキングを解除し、カード処理通路6内に挿入されたカードPを強制的にカード挿入口兼排出口7aから取り出すことができるため使い勝手が向上する。
本発明に係るカード処理装置の平面図である。 図1におけるII-II 線断面図である。 本発明に係るカード処理装置における要部の平面図でソレノイドが励磁されていない状態を示す。 図3におけるIV-IV 線断面図でカードがカード処理通路内に挿入されていない状態を示す。 本発明に係るカード処理装置における要部の平面図でソレノイドに通電し励磁した状態を示す。 図5におけるVI-VI 線断面図でカードがカード挿入口兼排出口に挿入された状態を示す。 図3におけるVII-VII 線断面図でカードがシャッタを開いてカード処理通路内に挿入された状態を示す。 図3におけるVII-VII 線断面図でカードがシャッタを開いカード挿入口兼排出口から排出される状態を示す。 図3におけるVII-VII 線断面図でシャッタがストッパによってロッキングされた状態を示す。 本発明に係るカード処理装置において、シャッタがストッパによってロッキングされた状態を示す要部のみを抜粋した斜視図である。
符号の説明
1…カード処理装置、6…カード処理通路、7a…カード挿入口兼排出口、8…カード検知レバー、10…第1のセンサ、12…シャッタ、12a…係合突起、18…第1のソレノイド(駆動手段)、21…圧縮コイルばね(付勢手段)、24…ストッパ片、27a…係合面、27b…カム面、29…第2のセンサ、35…第1の駆動ローラ、40…第2の駆動ローラ、43…IC接点スライダ。

Claims (1)

  1. カード挿入口兼排出口と、
    このカード挿入口兼排出口に連通するカード処理通路と、
    このカード処理通路内に搬送されたカードを処理するカード処理手段と、
    揺動自在に支持され前記カード挿入口兼排出口を開閉するシャッタと、
    このシャッタの前記カード挿入口兼排出口と反対側に設けられ、このシャッタに係合しシャッタの開き動作を規制するストッパと、
    このストッパをシャッタに係合する方向に付勢する付勢手段と、
    この付勢手段の付勢力に抗して前記ストッパをシャッタに係合する位置から係合を解除する位置に移動させる駆動手段と、
    前記カード挿入口兼排出口に挿入されたカードを検出し前記駆動手段を作動させる第1のセンサと、
    前記シャッタを通過し前記カード処理通路内にカードが取り込まれたことを検出し前記駆動手段の作動を解除する第2のセンサとを備え、
    前記ストッパを前記カード処理通路の幅方向に移動自在に支持し、このストッパのカード処理通路側に、開いた状態から閉じる前記シャッタに係合しシャッタの閉じる動作に追従してシャッタを前記付勢手段に抗して移動させるカム面を設けたことを特徴とするカード処理装置。
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