JP4125194B2 - カードリーダ - Google Patents

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Description

本発明は、カードリーダに関する。更に詳述すると、本発明は処理したカードの表面を撮影して画像データを取得する密着型スキャナを備えるカードリーダの画像取り込み部の改良に関するものである。
例えば銀行のATM等で使用されているカードリーダとして、モータで駆動されるカード搬送手段によりカードがカード搬送路内を搬送されるカードリーダが知られている。また、処理したカードのエンボス文字等のようなカード表面の模様を撮影して画像データを取得するイメージスキャナを備えるカードリーダも知られている。上記イメージスキャナとしては、一般的に、縮小光学型スキャナと密着型スキャナが採用されている。
ここで、上記密着型スキャナを備えたカードリーダは、例えば、密着型スキャナをカードに密着するように加圧する加圧機構と、密着型スキャナ及び加圧機構をカード搬送路に対して近接・離間する方向に移動可能な開閉機構とを備えている。また、上記開閉機構は、カードの搬送方向と略直交方向で本体フレームに固定された支持軸によって本体フレームに揺動可能に取り付けられた揺動フレームと、その揺動フレームに固定されたホルダと、揺動フレーム及びホルダを固定フレームに係止する係止手段とを備えている(例えば特許文献1、特許文献2参照。)。
上記構成を採用した従来のカードリーダでは、上述した加圧機構は密着型スキャナを搬送されるカードのカード表面に押し付けている。そのため、カードが湾曲していても、この加圧機構によりカードの湾曲が矯正されつつ画像取込みが行われる。従って、湾曲したカードに対しても読み取り性能の向上を図ることができる。
また、密着型スキャナは、その読み取り部が搬送されるカードに近接した位置で使用される。従って、読み取り部のクリーニング等のメンテナンス性を考慮して、上記の開閉機構が採用されている。
特開2002−342723号公報 特開2002−342751号公報
しかし、上述した係止手段の構成上、カードの湾曲状態によっては、密着型スキャナによる画像読み込み時にカードの搬送方向と直交方向となる支持軸の軸方向にも密着型スキャナのがた付きが発生する。上述した加圧機構によって、カード厚さ方向の密着型スキャナのがた付きを防止することは可能である。しかし、その加圧機構では、支持軸の軸方向に発生するがた付きは完全に抑制することは出来ず、画像データの読み取り性能が低下する。
また、イメージスキャナを備えたカードリーダにおいては、使用されるカードや用途によって、上述した縮小光学型スキャナと密着型スキャナとを使い分ける必要が生じることがある。このような場合には、可能な限り共通部品を使用してカードリーダの製品コストを下げるため、縮小光学型スキャナと密着型スキャナとの交換が可能な構成が採用される。すなわち、イメージスキャナが取付けられる本体フレームを共通フレームとして縮小光学型スキャナと密着型スキャナとの双方の取付けが可能となる構成が採用される。
しかし、縮小光学型スキャナと密着型スキャナの双方が取付け可能な構成を採用した場合には、本体フレームとの取合上、上記ホルダ及び揺動フレームを上記支持軸の軸方向に移動させてから開閉機構の開閉を可能にする開閉機構を設けなければならないことがある。
図8、図9を用いてこれを詳細に説明する。まず、図8(a)、(b)に縮小光学型スキャナ40を本体フレーム13に取付けた状態の平面図及び側面図を示す。本体フレーム13には、カードリーダ側方に設けられた側板部13bと、側板部13bのカードリーダ後端側(図示左端側)端からカード搬送路に向かって略直角に延在する後方側板部13cと、後方側板部13cのカード搬送路側端からカード搬送方向と平行でカードリーダ先端側(カード挿入口側、図示右側)へ向かって延在し縮小光学型スキャナ40を取り付ける取付部13aとが形成されている。縮小光学型スキャナ40は、本体フレーム13の取付部13aに図示を省略した板バネ等の固定手段により固定される。続いて、図9に密着型スキャナ5を本体フレーム13に取付けた状態を示す。密着型スキャナ5は、開閉機構7を介して固定フレーム13に取付けられる。開閉機構7は揺動フレーム15とホルダ16と係止手段18とから構成され、揺動フレーム15が本体フレーム13に固定された支持軸14により本体フレーム13に揺動可能に取付けられる。
このように、共通の本体フレーム13に縮小光学型スキャナ40と密着型スキャナ5との双方が取付可能な構成とした場合、本体フレーム13との取合上から、メンテナンス時に開閉機構7を開閉する際には図9に示されるように、取付部13aとホルダ16とに干渉部(図9のX部)が生じる場合がある。そのため、係止手段18の係止を解除した後に、揺動フレーム15及びホルダ16を、図9の矢印Aに示される支持軸14の軸方向(図示上方)に、取付部13aとホルダ16とに干渉が生じない位置まで移動させて、開閉機構7の開閉が行われる。
しかしながら、上述の構成を採用した場合には、係止手段18の係止を解除してからさらに手動で、揺動フレーム15及びホルダ16を、支持軸14の軸方向に移動させてから開閉機構7の開閉を行なわなければならず、開閉機構7の開閉操作の操作性に難があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、上記支持軸の軸方向に発生する密着型スキャナのがた付きを防止することで、画像データの読み取り性能を高めることができるカードリーダを提供することを目的とする。また、本発明は、縮小光学型スキャナと密着型スキャナとが取付可能な本体フレームが採用された場合でも、開閉機構の開閉操作の円滑な操作性を有するカードリーダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかるカードリーダは、請求項1に記載のように、モータで駆動されるカード搬送手段によりカードがカード搬送路内を搬送されるカードリーダであって、搬送中のカード表面の模様を読み取る密着型スキャナと、その密着型スキャナを前記カードに密着するように加圧する加圧機構と、前記密着型スキャナ及び前記加圧機構を前記カード搬送路に対して近接・離間させる開閉機構とを備えるとともに、前記開閉機構は、前記カードの搬送方向と略直交方向で本体フレームに固定された支持軸によって前記本体フレームに揺動可能に取り付けられた揺動フレームと、その揺動フレームに固定され前記密着型スキャナを保持するホルダと、前記本体フレームに固定された固定フレームに前記ホルダ及び前記揺動フレームを係止する係止手段とを備えたカードリーダにおいて、前記揺動フレームを前記支持軸に対して前記支持軸の軸方向にも移動可能に取り付けることにより、前記揺動フレームの前記固定フレームに対する離間位置と前記揺動フレームの係止位置とを前記支持軸の軸方向に関して異ならせるとともに、前記揺動フレームを前記支持軸の軸方向であって前記揺動フレームが前記離間位置となる側へ付勢する付勢手段を設け、前記揺動フレームを前記付勢手段による付勢力に抗して前記支持軸の軸方向に移動させることにより、前記揺動フレームを前記係止位置とし、前記揺動フレームが前記固定フレームに係止される係止位置では、前記付勢手段により前記揺動フレームを前記支持軸の軸方向へ付勢して前記揺動フレームの前記支持軸の軸方向へのがた付きを防止しながら、前記密着型スキャナ及び前記加圧機構の前記カード搬送路に対する近接が実現し、前記揺動フレームが前記固定フレームに係止されず、前記支持軸の軸方向に移動した位置では、前記密着型スキャナ及び前記加圧機構の前記カード搬送路に対する離間が実現するよう前記揺動フレームを開けることができることを特徴とする。
本発明にかかるカードリーダは、上述のように揺動フレームを支持軸の軸方向へ付勢する付勢手段を有することから、上記付勢手段の付勢力によりホルダに固定された密着型スキャナを支持軸の軸方向に付勢して、支持軸の軸方向に生じる密着型スキャナのがた付きを防止することができる。従って、画像データの読み取り性能を高めることができる。また、前記揺動フレームの前記固定フレームに対する離間位置と前記揺動フレームの係止位置とを前記支持軸の軸方向に関して異ならせているから、縮小光学型スキャナと密着型スキャナとが取付可能な本体フレームにも対応が可能となる。更に、前記揺動フレームを前記支持軸の軸方向であって前記揺動フレームが前記離間位置となる側へ付勢する付勢手段を設けているため、前記揺動フレームを前記付勢手段による付勢力に抗して前記支持軸の軸方向に移動させると、前記揺動フレームを前記係止位置とすることができ、且つ、その状態では、前記付勢手段により前記揺動フレームを前記支持軸の軸方向へ付勢して前記揺動フレームの前記支持軸の軸方向へのがた付きを防止している構成とすることができ、また、前記揺動フレームを前記係止位置において、その係止を解除すれば、前記付勢手段による付勢力により、前記揺動フレームを前記固定フレームに対する離間位置に自ずと移動させて、前記揺動フレームを開けることができ、開閉機構の開閉操作の操作性も非常に円滑となる。
また、本発明にかかるカードリーダは、請求項2に記載のように、前記本体フレームは前記密着型スキャナ及び縮小光学型スキャナが取付可能に構成された共通フレームであり、前記係止手段による係止が解除された前記ホルダ及び前記揺動フレームを、前記付勢手段による付勢力により前記支持軸の軸方向へ移動させることで、前記揺動フレームは前記離間位置に揺動可能となるように構成されていることが好ましい。
本発明にかかるカードリーダにおいては、上述のように本体フレームを密着型スキャナ及び縮小光学型スキャナが取付可能に構成された共通フレームとすることで、共通フレームを用いて密着型スキャナ及び縮小光学型スキャナの両スキャナの取付が可能となり、カードリーダの製品コストを図ることが可能になる。その一方で、本体フレームを共通フレームとしていることから、開閉機構の開閉が可能となるようホルダ及び揺動フレームを支持軸の軸方向へ移動させる必要が生じる場合がある。この場合であっても、上述のように付勢手段は開閉機構が開閉可能となる方向に揺動フレームを付勢するように構成されていることから、係止手段の係止が解除されると付勢手段はホルダ及び揺動フレームを自動的に開閉機構が開閉可能となる方向に移動させる。従って、手動でホルダ及び揺動フレームを開閉可能な方向へ移動させる必要がなくなり、開閉機構の開閉操作の操作性が円滑になる。
さらに、本発明にかかるカードリーダは請求項3に記載のように、前記付勢手段は、前記支持軸に挿通された圧縮コイルバネであり、その圧縮コイルバネの最大圧縮位置で前記ホルダ及び前記揺動フレームが前記係止手段によって前記固定フレームに係止されるように構成されていることが好ましい。
本発明にかかるカードリーダでは上述のように、付勢手段が支持軸に挿通された圧縮コイルバネであり、その圧縮コイルバネの最大圧縮位置でホルダ及び揺動フレームが係止手段によって固定フレームに係止されるように構成することで、上記係止手段による係止時に、付勢手段である圧縮コイルバネによって、ホルダ及び揺動フレームを支持軸の軸方向に位置決めすることができる。従って、係止手段の係止操作が円滑に行われることになる。
以上のように本発明にかかるカードリーダは、揺動フレームを支持軸の軸方向へ付勢する付勢手段を有することから、支持軸の軸方向に生じる密着型スキャナのがた付きを防止することができる。従って、画像データの読み取り性能を高めることができる。
また、付勢手段は、開閉機構が開閉可能となる方向にホルダ及び揺動フレームを付勢するように構成しているので、係止手段の係止が解除されると付勢手段はホルダ及び揺動フレームを自動的に開閉機構が開閉可能となる方向に移動させる。従って、手動でホルダ及び揺動フレームを開閉可能な方向へ移動させる必要がなくなり、開閉機構の開閉操作の操作性が円滑になる。


以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1から図7に本発明を適用したカードリーダの実施形態の一例を示す。
[カードリーダの概略構成]
図1は、本実施形態にかかるカードリーダを側面からみた構成概略図である。このカードリーダは、駆動モータ1で駆動されるカード搬送手段3によりカードとしてのICカード4がカード搬送路2内を搬送されるもので、搬送中のICカード4に形成されたエンボスを読み取る密着型スキャナ5と、この密着型スキャナ5をICカード4に密着するように加圧する加圧機構6とを備えている。また、このカードリーダは、密着型スキャナ5及び加圧機構6をカード搬送路2に対して近接・離間する方向に移動可能な開閉機構7を有している。カード搬送手段3は、例えば4つの搬送ローラ対34〜37を備えている。
なお、密着型スキャナ5はICカード4の表面に形成されたエンボス文字を読み取るものであるが、これに限るものではなく、ICカード4等のカードの表面の模様等を読み取るものであっても良い。
このカードリーダは、ICカード4に設けられたIC接点に接触してデータのリード・ライトを行う接触式のIC接点ブロック8と、ICカード4に設けられた磁気ストライプとの間でデータのリード・ライトを行う磁気ヘッド9を有している。なお、本実施形態では、密着型スキャナ5及び加圧機構6は、カードリーダの磁気処理・接触処理部11の奥側の画像読み込み部12に配置されている。
また、このカードリーダは、駆動モータ1の回転をカード搬送手段3に伝えるプーリ38を有している。さらに、ICカード4の挿入側には、カード挿入口32と、ICカード4の挿入を検出するプリヘッド33が設けられている。
[画像読み込み部の構成]
図2、図3はそれぞれ、画像読み込み部12を側面からみた構成概略図及び画像読み込み部12の平面図である。
開閉機構7は、ICカード4の搬送方向と略直交方向でカードリーダの本体フレーム13に固定された支持軸14によって揺動可能に取り付けられた揺動フレーム15と、揺動フレーム15に固定されたホルダ16と、ホルダ16を固定フレーム17に係止する係止手段18を備えて構成されている。ホルダ16には、密着型スキャナ5が左右の押さえ板19,20によって固定されている。また、ホルダ16の密着型スキャナ5の前後部分はカード搬送路2の上方を画する壁(以下、搬送路上側壁という)21となっている。さらに、本実施形態では、ホルダ16は樹脂成形されており、前後の搬送路上側壁21も樹脂成形されている。また、前後の搬送路上側壁21には、ICカード4に形成されているエンボス文字を避けた位置にICカード4と密着型スキャナ5との所定の間隔を確保するためのリブ22が設けられている。本実施形態では、図4に示すように、前後の搬送路上側壁21の左右両端と中央にリブ22が形成されている。
係止手段18は、摘み23と、摘み23に固定された軸24と、軸24をその径方向に貫通する止めピン25を備えて構成されている。軸24は揺動フレーム15に設けられた孔26を貫通し、止めピン25によって抜け落ちるのを防止されている。ホルダ16の孔26の周囲部分の下面には、図5に示すように、止めピン25を収容可能な窪み27が設けられている。
図6に固定フレーム17を示す。固定フレーム17はカードリーダの本体フレーム13に固定され、カード搬送路2の上方を画する壁を構成している。固定フレーム17の係止手段18に対向する位置には、図2に示すように、孔28が設けられている。また、固定フレーム17の上面には、孔28を覆うように係止プレート29が取り付けられており、係止プレート29の孔28に対向する位置には、軸24の先端及び止めピン25が通過可能な形状のスリット30が設けられている。従って、軸24を回転させて止めピン25の位置をスリット30の形状に合わせることで、軸24の先端を孔28に挿入したり孔28から引き抜いたりすることが出来る。また、軸24を回転させて止めピン25の位置をスリット30からずらしておくことで、孔28内に挿入した軸24の先端を孔28から抜けないようにすることが出来る。
加圧機構6は、例えば係止手段18の軸24の周りに配置された圧縮コイルバネである。この加圧機構6は、摘み23とホルダ16の間に圧縮された状態で設けられ、ホルダ16をカード搬送路2に向けて、即ち開閉機構7が開閉する方向に向けて押圧している。
本体フレーム13には、従来と同様に、カードリーダ側方に設けられた側板部13bと、側板部13bのカードリーダ後端側(図示左端側)端からカード搬送路2に向かって略直角に延在する後方側板部13cと、後方側板部13cのカード搬送路2側端からカード搬送方向と平行でカードリーダ先端側(カード挿入口22側、図示右側)へ向かって延在し縮小光学型スキャナ40を取り付ける取付部13aとが形成されている。その取付部13aによって縮小光学型スキャナ40の本体フレーム13への取付が可能であり、また、支持軸14と揺動フレーム15とホルダ16とを介して密着型スキャナ5の本体フレーム13への取付が可能となっている。すなわち、本体フレーム13は密着型スキャナ5と縮小光学型スキャナ40とが取付可能に構成された共通フレームとなっている。
支持軸14には、揺動フレーム15を軸方向に付勢する付勢手段としての圧縮コイルバネ10が挿通されている。図3においては、圧縮コイルバネ10は揺動フレーム15を図示上方へ付勢している。従って、係止手段18によってホルダ16及び揺動フレーム15が固定フレーム17に係止されているときは、上記圧縮コイルバネ10の付勢力で、密着型スキャナ5の支持軸14の軸方向のがた付きが防止されるようになっている。
また、圧縮コイルバネ10は、その最大圧縮位置でホルダ16及び揺動フレーム15が係止手段18によって固定フレーム17に係止されるように構成されている。すなわち、揺動フレーム15によって圧縮コイルバネ10が最大圧縮されたとき、係止手段18に設けられた軸24を回転させることで止めピン25の位置をスリット30に合わすことができるように構成されている。
[カードリーダの概略動作]
このカードリーダのカード挿入口32に差し込まれたICカード4をプリヘッド33が検出すると、駆動モータ1が回転しカード搬送手段3を駆動する。駆動モータ1の回転はプーリ38に伝えられ、さらに搬送ローラ対34に伝えられる。搬送ローラ対34の回転は2つの搬送ローラ対35,36に伝えられ、さらに搬送ローラ対35の回転は搬送ローラ対37に伝えられる。
カード搬送手段3によってカードリーダ内に取り込まれたICカード4が画像読み込み部12まで搬送され密着型スキャナ5の下方を通過すると、この密着型スキャナ5によってICカード4の表面の画像が読み込まれる。
ホルダ16に取り付けられた密着型スキャナ5は加圧機構6によってカード搬送路2に向けて加圧されているので、リブ22がICカード4の表面に接触し、ICカード4と密着型スキャナ5との間隔が一定に保持される。また、たとえICカード4が湾曲していても、加圧機構6の加圧力によってICカード4の湾曲が矯正され、あるいは湾曲を完全に矯正できない場合であっても加圧機構6であるコイルスプリングが縮むことで密着型スキャナ5がICカード4の湾曲に応じて退くので、常にICカード4と密着型スキャナ5との間隔が一定に保持される。また、密着型スキャナ5がICカード4の湾曲に応じて退くので、たとえICカード4が湾曲していても搬送中にジャムを発生することがない。
また、ICカード4の表面の画像読み込み時には、圧縮コイルバネ10により密着型スキャナ5は支持軸14の軸方向に付勢されている。従って、ICカード4の湾曲状態によっては画像読み込み時に生じ得るICカード4からの支持軸14の軸方向の力が、密着型スキャナ5にかかったとしても、密着型スキャナ5のがた付きを防止することができる。
[開閉機構の開閉操作]
密着型スキャナ5をメンテナンスする場合等には、係止手段18を固定フレーム17から外して開閉機構7を開ければ良い。係止手段18の摘み23を回転させて止めピン25の位置を係止プレート29のスリット30の形状に合わせることで、軸24の先端を固定フレーム17の孔28から引き抜くことが出来る。
軸24の先端を引き抜いてホルダ16及び揺動フレーム15を支持軸14まわりに持ち上げることで開閉機構7が開き、密着型スキャナ5の読み取り面を上に向けることができてメンテナンスし易くなる。ここで、本実施形態における本体フレーム13は、従来と同様に密着型スキャナ5と縮小光学型スキャナ40とが取付可能に構成された共通フレームとなっており、軸24の先端を引き抜いた状態でホルダ16及び揺動フレーム15を支持軸14まわりにそのまま持ち上げると、本体フレーム13の取付部13aとホルダ16とに干渉部(図3のX部)が生じる。従って、係止手段18の係止を解除した後に、ホルダ16及び揺動フレーム15を支持軸14の軸方向(図3の上方向)へ干渉部が生じない位置まで移動させてからホルダ16及び揺動フレーム15を支持軸14まわりに持ち上げる、即ち、揺動フレーム15を開けることになる。
本実施形態においては、圧縮コイルバネ10は、揺動フレーム15を支持軸14の軸方向(図3の上方向)に付勢している。すなわち、圧縮コイルバネ10は、ホルダ16と揺動フレーム15と係止手段18とから構成される開閉機構7が開閉可能となる方向に揺動フレーム15を付勢している。従って、軸24の先端を固定フレーム17の孔28から引き抜くと、図7の矢印Bに示される図示上方へ取付部13aとホルダ16との間で干渉が生じない位置まで揺動フレーム15が自動的に移動させられる。そのため、係止手段18の係止を解除してからさらに手動で揺動フレーム15及びホルダ16を、支持軸14の軸方向に移動させる必要はない。
なお、軸24の先端を固定フレーム17の孔28から引き抜くと加圧機構6の加圧力が軸24を孔26から引き抜こうとするが、ホルダ16に設けられた窪み27に止めピン25が入り込んで引っ掛かり、軸24が抜け落ちるのを防止する。
密着型スキャナ5のメンテナンスを行った後、開閉機構7を閉じる。ホルダ16及び揺動フレーム15を支持軸14まわりに降ろし、係止手段18によって固定フレーム17に係止する。係止手段18の止めピン25の位置をスリット30の形状に合わせることで軸24の先端を固定フレーム17の孔28内に挿入することができる。そして、摘み23を回転させて止めピン25の位置をスリット30からずらすことで、軸24の先端が固定フレーム17の孔28から抜けなくなり、係止手段18によってホルダ16及び揺動フレーム15が固定フレーム17に係止される。
ここで、本実施形態では、圧縮コイルバネ10が最大圧縮されたとき、係止手段18の止めピン25の位置をスリット30の形状に合わすことができるように構成されている。従って、揺動フレーム15により圧縮コイルバネ10を支持軸14の軸方向へいっぱいに押し付けた状態で、係止手段18によりホルダ16及び揺動フレーム15が固定フレーム17に係止される。
[本実施形態の効果]
本実施形態におけるカードリーダは上述のように、揺動フレーム15を支持軸14の軸方向へ付勢する付勢手段である圧縮コイルバネ10を備えているから、ICカード4の湾曲状態によっては画像読み込み時に生じ得るICカード4からの支持軸14の軸方向の力が密着型スキャナ5にかかったとしても、密着型スキャナ5のがた付きを防止することができる。従って、画像データの読み取り性能を高めることができる。
また、揺動フレーム15は、開閉機構7の開閉操作が可能となる方向に圧縮コイルバネ10により付勢されている。従って、軸24の先端を固定フレーム17の孔28から引き抜くと、ホルダ16及び揺動フレーム15は、開閉機構7の開閉操作が可能な位置まで自動的に移動させられる。そのため、手動でホルダ16及び揺動フレーム15を開閉機構7の開閉操作が可能な位置まで移動させる必要がなくなり、開閉機構7の開閉操作が円滑になる。
さらに、本実施形態では、圧縮コイルバネ10が最大圧縮されたとき、係止手段18の止めピン25の位置をスリット30の形状に合わすことができるように構成されている。従って、係止手段18の係止時に圧縮コイルバネ10を位置決め手段として用いることができる。そのため、係止手段18の係止動作が円滑に行われることになる。
[他の実施の形態]
上述した実施の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では付勢手段として圧縮コイルバネを用いたが、付勢手段は、必ずしも圧縮コイルバネである必要はない。例えば、板バネ、引張りコイルバネを付勢手段として用いても良い。
また、上述の実施形態では付勢手段により揺動フレームを支持軸の軸方向に付勢したが、ホルダを付勢手段で支持軸の軸方向に付勢しても良い。さらに、揺動フレームとホルダの双方を付勢手段で支持軸の軸方向に付勢しても良い。
また、上述の実施形態では、圧縮コイルバネを係止手段による係止時の揺動フレームの位置決め手段として用いたが、位置決め手段は必ずしも設ける必要はなく、また、別部材を用いて位置決め手段を設けても良い。
さらに、上述の実施形態では、接触式のIC接点ブロック8を備えるカードリーダを例にしたが、必ずしもこのタイプのカードリーダに限るものではない。磁気ヘッド9を有していないカードリーダや、逆にIC接点ブロック8を有していないカードリーダに適用しても良い。すなわち、搬送されるカードは、ICカードには限られず、磁気カードや免許証等のカードであっても良い。
本発明を適用したカードリーダの実施形態の一例を示し、その側面からみた構成概略図である。 同カードリーダの画像読み込み部を拡大して示す構成概略図である。 同カードリーダの画像読み込み部の平面図である。 同カードリーダのホルダに設けられたリブを示す図である。 同カードリーダのホルダを示す平面図である。 同カードリーダの固定フレームを示す平面図である。 同カードリーダの開閉機構が開閉可能な位置に揺動フレームが移動させられた状態における画像読み込み部の平面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、従来技術にかかるカードリーダの、縮小光学型スキャナが取付けられた状態における画像読み込み部の平面図、側面図である。 従来技術にかかるカードリーダの、密着型スキャナが取付けられた状態における画像取り込み部の平面図である。
符号の説明
1 駆動モータ
2 カード搬送路
3 カード搬送手段
4 ICカード
5 密着型スキャナ
6 加圧機構
7 開閉機構
10 圧縮コイルバネ(付勢手段)
13 本体フレーム
14 支持軸
15 揺動フレーム
16 ホルダ
17 固定フレーム
18 係止手段
40 縮小光学型スキャナ

Claims (3)

  1. モータで駆動されるカード搬送手段によりカードがカード搬送路内を搬送されるカードリーダであって、
    搬送中のカード表面の模様を読み取る密着型スキャナと、その密着型スキャナを前記カードに密着するように加圧する加圧機構と、前記密着型スキャナ及び前記加圧機構を前記カード搬送路に対して近接・離間させる開閉機構とを備えるとともに、
    前記開閉機構は、前記カードの搬送方向と略直交方向で本体フレームに固定された支持軸によって前記本体フレームに揺動可能に取り付けられた揺動フレームと、その揺動フレームに固定され前記密着型スキャナを保持するホルダと、前記本体フレームに固定された固定フレームに前記ホルダ及び前記揺動フレームを係止する係止手段とを備えたカードリーダにおいて、
    前記揺動フレームを前記支持軸に対して前記支持軸の軸方向にも移動可能に取り付けることにより、前記揺動フレームの前記固定フレームに対する離間位置と前記揺動フレームの係止位置とを前記支持軸の軸方向に関して異ならせるとともに、
    前記揺動フレームを前記支持軸の軸方向であって前記揺動フレームが前記離間位置となる側へ付勢する付勢手段を設け、
    前記揺動フレームを前記付勢手段による付勢力に抗して前記支持軸の軸方向に移動させることにより、前記揺動フレームを前記係止位置とし、
    前記揺動フレームが前記固定フレームに係止される係止位置では、前記付勢手段により前記揺動フレームを前記支持軸の軸方向へ付勢して前記揺動フレームの前記支持軸の軸方向へのがた付きを防止しながら、前記密着型スキャナ及び前記加圧機構の前記カード搬送路に対する近接が実現し、
    前記揺動フレームが前記固定フレームに係止されず、前記支持軸の軸方向に移動した位置では、前記密着型スキャナ及び前記加圧機構の前記カード搬送路に対する離間が実現するよう前記揺動フレームを開けることができることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記本体フレームは前記密着型スキャナ及び縮小光学型スキャナが取付可能に構成された共通フレームであり、
    前記係止手段による係止が解除された前記ホルダ及び前記揺動フレームを、前記付勢手段による付勢力により前記支持軸の軸方向へ移動させることで、前記揺動フレームは前記離間位置に揺動可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記付勢手段は、前記支持軸に挿通された圧縮コイルバネであり、その圧縮コイルバネの最大圧縮位置で前記ホルダ及び前記揺動フレームが前記係止手段によって前記固定フレームに係止されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカードリーダ。
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