JP4145626B2 - スキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置 - Google Patents

スキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4145626B2
JP4145626B2 JP2002316089A JP2002316089A JP4145626B2 JP 4145626 B2 JP4145626 B2 JP 4145626B2 JP 2002316089 A JP2002316089 A JP 2002316089A JP 2002316089 A JP2002316089 A JP 2002316089A JP 4145626 B2 JP4145626 B2 JP 4145626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
feed roller
scanner
image reading
scanner device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002316089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004153540A (ja
Inventor
秀樹 降幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002316089A priority Critical patent/JP4145626B2/ja
Publication of JP2004153540A publication Critical patent/JP2004153540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4145626B2 publication Critical patent/JP4145626B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状の読取媒体をスキャンするスキャナ装置に関し詳しくは、スキャナ(イメージ読取部)に読取媒体を押し付けながら搬送する送りローラを備えるスキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、シート状の読取媒体をスキャンするスキャナ装置(スキャナ付きプリンタ等の複合処理装置を含む。)が普及している。この種のスキャナ装置には、読取媒体を固定した状態でスキャン処理を行う方式と、読取媒体を搬送しながらスキャン処理を行う方式とがあり、後者においては、スキャナの対向位置に、読取媒体をスキャナに押し付けながら搬送する送りローラを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この際、送りローラをスキャナに押し付ける力(「ローラ押圧力」と称する)は、通常、バネ等の弾性部材により付与されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−268315号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バネ等の弾性力は強さが一定であるため、搬送される媒体(被搬送媒体)の搬送負荷が大きい場合に、ローラ押圧力が不足して送りローラが空転してしまうおそれがある。例えば、POS端末等におけるパーソナルチェック、及びカンパニーチェック等による精算では、本人確認の証拠としてIDカード又は運転免許証等をスキャナにより読み取り、そのイメージを保管することが望まれる。運転免許証のような身分証明書は、印刷用紙に比べ媒体が厚いため搬送負荷が大きくなり、ローラ押圧力が弱い場合には空転してしまうおそれがある。
【0005】
このような空転を避けるために、より強力なバネ等を使用してローラ押圧力を大きくすることも可能である。しかし、押圧用のバネを強力にすると、スキャナ用の送りローラを退避させる場合の退避駆動装置を強力にしなければならず、退避駆動装置のサイズが大きくなる等の問題がある。より詳しく説明すると、スキャナ付きプリンタ等の複合装置において、プリンタとスキャナ(CIS)の紙送りピッチが異なる場合には、印刷時にはスキャナ用の送りローラを退避させる必要がある。このようなスキャナ用の送りローラの進退は、通常、電磁マグネット等の駆動装置(「退避駆動装置」と称する)により行われる。ローラ押圧力を大きくすると、これに抗して送りローラを退避させることが必要となるため、退避駆動装置(ソレノイド等)が大きくなり、機構を小型化する際の妨げとなる。
また、読取媒体が搬送され、送りローラがスキャナの読み取り面(例えば、ガラス面)に直接接触すると、送りローラの駆動負荷が増大する。そのため、過負荷によって駆動源や伝動ギヤが破損する可能性があり、また、駆動源としてステッピングモータを使用しているものでは、送りローラの負荷増大によってステッピングモータが脱調し、破損し、又は不快な異音を発生させる等の不都合がある。このような、伝動ギヤの破損やステッピングモータの脱調及び不快音等を回避するには、送りローラの必要以上のローラ押圧力は軽減する必要がある。
【0006】
本発明は、スキャナのイメージ読取部の対向位置に配置されており、読取媒体をスキャナに押し付けながら搬送する送りローラにおいて、送りローラの駆動負荷に応じて、送りローラのローラ押圧力を変化させるスキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置を提供することをその目的の一つとする。また、本発明は、ローラ押圧力が所定の大きさを超えることのないスキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置を提供することをその目的の一つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明のスキャナの搬送ローラ機構は、伝動歯車の反力によりローラ押圧力を増加させる搬送ローラ機構と、所定のローラ押圧力を超えたときには送りローラと接触しているスキャナが退避する構成とすることにより、上記課題を達成した。
【0008】
本発明の一実施態様にかかるスキャナ装置の搬送ローラ機構は、シート状の読取媒体をスキャンするイメージ読取部に対して、読取媒体を押し付けながら搬送し、ガイド溝に沿ってその両端が移動自在にガイドされた送りローラと、送りローラと係合しており、回動することにより該送りローラをイメージ読取部に対して進退させる回動部材と、回動部材をイメージ読取部側に付勢する付勢部材と、送りローラに回転駆動力を付与する駆動歯車と、回動部材に軸止されており、駆動歯車の回転駆動力を前記送りローラに伝達する複数の伝達歯車を備え、該伝達歯車の回転駆動力の伝達に伴う反力により回動部材をイメージ読取部側に押圧する伝達歯車機構とを備えることを特徴とする。この態様によると、搬送ローラの駆動負荷が増大することにより伝達歯車の反力も大きくなる。反力の作用方向は送りローラを押圧するよう構成されるので、駆動負荷が増大すると、送りローラが反力に比例してより強くイメージ読取部に押圧されることになる。これにより、搬送媒体の駆動負荷が増大した場合には自動的に押圧力が増大するので、送りローラの押圧不足により、送りローラが空転することを防止できる。また、この態様によると、駆動負荷の変化に応じて送りローラの押圧力が自動的に変化するので、送りローラの押圧力の自動調整機能を付与することが可能となる。
【0009】
本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置の搬送ローラ機構は、伝達歯車機構が、駆動歯車からの回転駆動力を伝達する第一の伝達歯車と、第一の伝達歯車の回転駆動力を前記送りローラに伝達する第二の伝達歯車とを備えることが好ましい。このように2個の伝達歯車を介在させることにより、回転駆動力の伝達に伴う反力の合力を送りローラを押圧する方向に作用させることができる。
本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置の搬送ローラ機構は、 送りローラが、回動部材の回動により、イメージ読取部の焦点面上を進退するよう構成することが好ましい。このように、送りローラがイメージ読取部の焦点面上を移動するので、読取媒体が厚いために送りローラがその厚み分だけ後方に移動した場合であっても、読取媒体は常にイメージ読取部の焦点方向に押圧されるという効果を有する。
【0010】
他の適用例として、スキャナ装置の搬送ローラ機構は、伝達歯車機構が、各歯車の減速比を調整することにより送りローラの紙押え圧力を調整可能であることが好ましい。ギヤ比を変化させることにより、伝達歯車の駆動負荷が変化し、その反力も変化する。従って、ギヤ比を変更することにより、適切な押圧力を得られるように調整可能である。
【0011】
本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置の搬送ローラ機構は、送りローラが、送りローラ支軸に少なくとも一対設けられ、該一対の送りローラ間に設けられた歯車に対して第2の伝達歯車が噛合するよう構成することが好ましい。この態様によると、一対の送りローラを略平行に進退移動させることができるため、搬送カのバラツキによって読取媒体が傾く等の不都合を回避することができる。本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置の搬送ローラ機構は、回動部材が、読取媒体をイメージ読取部の読取り面に沿わせる紙押えガイドを備えることが好ましい。この場合においては、一対の送りローラ間における読取媒体の浮きが規制されるため、スキャン精度を向上させることができる。
【0012】
本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置の搬送ローラ機構は、回動部材を退避方向に強制回動させるソレノイドを更に備え、該ソレノイドの駆動に応じて送りローラとイメージ読取部との間が開閉されることが好ましい。この場合においては、送りローラとスキャナとの間に読取媒体が送り込まれる際に、ソレノイドの駆動で搬送経路を開くことにより、送りローラに対する読取媒体の引っ掛かりを防止でき、しかも、駆動負荷に応じて送りローラを退避させる機構(回動部材等)を利用して搬送経路を開閉するため、部品点数の削減や構造の簡略化を図ることができる。
【0013】
本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置の搬送ローラ機構は、送りローラが、上流側搬送ローラによってイメージ読取部側に送り込まれる読取媒体を、イメージ読取装置との間で挟持搬送するものであり、その周速度が上流側搬送ローラよりも速くなるように駆動されることが好ましい。この場合においては、読取媒体に適度なテンションを与え、読取媒体の弛みに起因するスキャン不良やジャムの発生を防止できる。
【0014】
本発明の一実施態様にかかるスキャナ装置は、シート状の読取媒体を導く搬送経路と、読取媒体の一方の面をスキャンするイメージ読取装置と、上述の搬送ローラ機構とを備えることを特徴とする。これにより、搬送媒体の駆動負荷の変化に応じて、送りローラの押圧力の調整が可能なスキャナ装置を提供可能である。本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置は、イメージ読取部が、送りローラから所定の大きさ以上の紙押え力により押圧された場合に、送りローラと反対方向に退避可能に構成されていることが好ましい。この態様により、例えば、読取媒体の搬送が終了して送りローラがスキャナの読取り面に直接接触した場合等の強い駆動負荷が発生したときには、イメージ読取部を後退させて、駆動負荷を弱めることにより、モータ、歯車等の脱調、破損を防止可能となる。
本発明の他の実施態様にかかるスキャナ装置は、イメージ読取部の上流側に、読取媒体に印字を行う印字ヘッドが設けられていることを特徴とする。この場合においては、印字後の読取媒体をスキャンする小切手処理装置等の複合処理装置を構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に沿って説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る複合処理装置の斜視図である。この図に示されるように、複合処理装置(印刷機能を有するスキャナ装置、又はスキャナ機能を有する印刷装置)10は、樹脂製のカバー11で覆われており、その前面部には、小切手(読取媒体)Pを手差しで挿入する挿入口12が形成される一方、上面部には、小切手Pを排出する排出口13が形成される。さらに、本実施形態の複合処理装置10は、その後部にロール紙を収納するロール紙収納部(図示せず)を備えており、該ロール紙収納部に収納されたロール紙が印字部を経て装置上面部のロール紙排出口14から引き出される。
【0016】
図2は、複合処理装置の内部構造を示す側断面図である。この図に示されるように、複合処理装置10の内部には、挿入口12から排出口13に至る小切手の搬送経路15が形成される。搬送経路15は、挿入口12側が水平方向を向く一方、排出口13側が垂直方向を向いており、側面視においてL字状に曲折する。搬送経路15上には、挿入口12側から順に、用紙後端検出器16、MICRヘッド17、第1搬送ローラ対18、用紙先端検出器19、用紙位置決め部材20、裏印字ヘッド21、第2搬送ローラ対22、表印字ヘッド23、用紙排出検出器24(図10)、およびイメージ読取部(以下「スキャナ」と称する)25が配置され、さらに、スキャナ25の対向位置には、スキャナ送りローラ(以下、単に「送りローラ」と称する)26が設けられる。
【0017】
用紙後端検出器16、用紙先端検出器19および用紙排出検出器24は、例えば透過型もしくは反射型のフォトセンサで構成されており、搬送経路15の各位置で小切手等の媒体の有無を非接触で検出する。用紙位置決め部材20は、挿入口12から挿入された小切手Pを所定の位置で一旦停止させるためのもので、例えばソレノイド等のアクチュエータ駆動に応じて、搬送経路15内に突出する姿勢と、撒送経路15から退避する姿勢とに変姿動作するように構成される。第1搬送ローラ対18および第2搬送ローラ対22は、それそれ搬送経路15を挟んで対向する一対のローラ部材で構成され、何れか一方のローラ駆動によって小切手Pを正逆両方向に撒送する。さらに、何れかのローラ部材は、他方のローラ部材に対して進退自在に構成されると共に、例えばソレノイド等のアクチュエータ駆動に応じた進退動作によって搬送経路15を開閉する。
【0018】
MICRヘッド17は、小切手の表面に記録された磁気インク文字を読み取るためのもので、MICRヘッド17の読み取りデータに基づいて小切手の有効・無効が判断される。磁気インク文字は、図3に示されるように、小切手Pの表面におけるMICR記録領域27に記録されており、記録データには、小切手Pの口座番号等が含まれている。尚、MICRヘッド17の対向位置には、読み取り動作時に小切手PをMICRヘッド17に押し付ける押圧部材17a(図10)が設けられるが、常時は押圧部材17aがMICRヘッド17から退避し、搬送経路15が開かれる。
【0019】
表印字ヘッド23は、小切手Pの表面に、支払い先、日付、金額等の表書き事項を印字するためのもので、この表書き事項は、図3に示される表書き領域28に印字される。表印字ヘッド23は、キヤリッジに支承されたシリアル式の印刷ヘッドであり、小切手Pの幅方向に移動しながら、1又は複数列ずつのドットマトリックス印刷を実現する。本実施形態においては、表印字ヘッド23として、インクリボン上のインクを小切手Pに転写するドットインパクト方式の印刷ヘッドを採用しているが、他の方式の印刷ヘッドを採用しても良い。
【0020】
裏印字ヘッド21は、小切手Pの裏面に買い物客の認証番号、日付、使用金額等の店側として必要な裏書き事項を印刷するためのもので、この裏書き事項は、図3に示される裏書き領域29に印刷される。裏印字ヘッド21は、シャトル式のものであって、小切手Pの幅方向に所定間隔を存して複数のヘッドを備え、該間隔幅内でのヘッド移動によって1又は複数列のドットマトリックス印刷を実現する。本実施形態においては、裏印字ヘッド21として、インクリボン上のインクを小切手Pに転写するドットインパクト方式の印刷ヘッドを採用しているが、他の方式の印刷ヘッドを採用しても良い。
【0021】
スキャナ25は、印刷された小切手Pの表面をスキャンするためのもので、スキャンされた画像データは、圧縮処理された後、ホストコンピュータに保存され、電子決済に使用される。本実施形態においては、スキャナ25として、密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor.)を採用しており、その読取り面(ガラス面)25a(図4参照)に小切手Pを密着させた状態でスキャン動作が行われる。スキャナ送りローラ26は、スキャン動作時に小切手Pを搬送するためのもので、スキャナ25の読取り面25aに小切手Pを押し付けつつ、該小切手Pを排出口13側に搬送する。
【0022】
図4は、搬送ローラ機構及びスキャナ部分を示す斜視図であり、図5はローラ退避機構部分とスキャナ部分を示す一部断面側面図である。これらの図に示されるように、送りローラ26は、ローラ支軸30に所定間隔を存して一対設けられる。ローラ支軸30は、その両端部がガイド溝31に沿って前後移動自在にガイドされ、且つ、その中間部が後述するローラ押えレバー34によって支持されている。ローラ退避機構は、スキャナ送りローラ用ソレノイド(以下単に「ソレノイド」と証する)33の駆動に応じてローラ支軸30を後方に引くように構成されており、それに伴ってスキャナ送りローラ26がスキャナ25から退避し、搬送経路15が開かれる。
【0023】
つまり、非スキャン動作時においては、スキャナ送りローラ26が退避位置にあり、送りローラ26に対する小切手Pの引っ掛かりが回避される。また、スキャン動作時においては、第1搬送ローラ対18および第2送りローラ対22によって小切手Pがスキャン開始位置まで搬送された後、スキャナ送りローラ26の退避を解除して小切手Pをスキャナ25の読取り面25aに押し付け、この状態で送りローラ26を回転駆動させて小切手Pの搬送を行う。
【0024】
ローラ退避機構は、スキャナ25に対して送りローラ26を進退移動させるようローラ支軸30と係合している押えレバー(回動部材)34と、該押えレバー34をスキャナ25側に付勢する押えバネ(付勢部材)35と、該押えバネ35の付勢力に抗して押えレバー34を退避動作させるソレノイド33とを備えている。押えレバー34は回動支軸34dを支点として回動自在な回動部材であり、左右一対の送りローラ26間でローラ支軸30を回転自在に支持する。押えレバー34は、ソレノイド33のプランジャ33aが接続される駆動軸受け部34aと、送りローラ26のローラ軸30をスキャナ25の方向に押圧するローラ軸押圧部34bと、ローラ軸30を外側から挟み込み小切手等の巻きこみを防止する紙押えガイド34cとから構成されている。
【0025】
送りローラ26のローラ軸30はその両端が水平なガイド溝31により支持されているので、押えレバー34の回動により、左右の送りローラ26を、スキャナ25の読取り面25aに対して略平行(図5において水平方向)に進退させることができる。また、単一の押えバネ35により押えレバー34を略均等に付勢しているので、搬送力のバラツキによって小切手Pの搬送方向が偏る等の不都合が回避される。さらに、押えレバー34の前端部には、小切手Pをスキャナ25の読取り面25aに沿って案内する紙押えガイド34cが一体的に形成されており、該紙押えガイド34cによって左右の送りローラ26間における小切手Pの浮きが規制される。
【0026】
ソレノイド33は、その通電に伴って後方に没入動作する駆動軸(プランジャ)33aを備えており、ローラ駆動機構を退避させる退避駆動装置である。駆動軸33aの先端部には、左右方向を向くピン33bが設けられる。ピン33bの左右両端部は、押えレバー34に上下方向を向いて形成されている溝部34eに遊嵌されており、プランジャ33aの直線運動と押えレバー34の円運動とを円滑に結んでいる。
【0027】
モータ37は、送りローラ26に回転力を提供する駆動源である。モータ37の回転駆動力は、駆動歯車51に伝達される。駆動歯車51は押えレバー34の回動支軸34dに回転可能に支持されている。駆動歯車51は第1の伝達歯車52と噛合しており、第1の伝達歯車52は第2の伝達歯車53に噛合している。さらに、第2の伝達歯車53は送りローラ26のローラ支軸30に設けられた送りローラ歯車26aと噛合している。
【0028】
従って、モータ37の回転駆動力は、駆動歯車51、第1の伝達歯車52、第2の伝達歯車53を介して送りローラ歯車26aに伝達される。尚、第1の伝達歯車52の回転軸52a及び第2の伝達歯車の回転軸53aは、押えレバー34に固定されている。そのため、伝達歯車52及び53の回転駆動力の伝達に伴う反力は、回転軸52a及び53aを介して押えレバー34に伝達される。この反力は、押えレバー34が、送りローラ26のローラ支軸30をスキャナの方向に押圧するように作用する。この点についての詳細は、後述する。
【0029】
スキャナ25はホルダ25b内に設けられた接触型イメージセンサ(CIS)25cを備えており、前面はガラス等の透明の読取り面25aで覆われている。CIS25cは、バネ等の弾性部材25d、25eにより下方及び前方に付勢されており、送りローラ26の押圧力が所定の大きさ以上になると、弾性部材25dに抗して後方に移動可能に構成されている。
【0030】
図6は、伝達ローラ駆動機構を示す要部側断面図である。駆動歯車51は押えレバー34の回動軸34dを回転軸としている。押えレバー34は押えバネ35(図5)により送りローラ26の方向に押圧されている。そのため、押えレバー34と一体的に設けられているローラ軸押圧部34bにより、押えローラ26はスキャナ25方向に押圧される。駆動歯車51の回転は第1の伝達歯車52、第2の伝達歯車53を介してローラ歯車26aに伝達される。これにより、小切手等はスキャナ25に押し付けられた状態で送りローラ26の回転により搬送される。
【0031】
図7は、紙送り時における伝達ローラ駆動機構を示す要部側断面図である。小切手Pがスキャナ25と送りローラ26の間に搬送されると、小切手Pの用紙の厚みにより送りローラ26は左方向に押されるため、押えレバー34は押えバネ35の弾性力に抗して回動軸34dを中心に反時計方向に僅かに回動する。駆動歯車51が時計回りに回転すると、伝達歯車52、53を介して送りローラ26が反時計方向に回転する。これにより、小切手Pがスキャナ25の表面に押さえ付けられつつ上方向に搬送され、スキャナ25により小切手Pが読み取られる。ところが、搬送される小切手Pの代わりにIDカード、免許証等の厚い媒体、又はスキャナ25のガラス面(読取り面)25aとの摩擦が大きい媒体が搬送される場合には、搬送負荷が増える。搬送負荷が大きいにも拘わらず送りローラ26の押圧力が弱いと、送りローラ26が空回りして媒体を搬送できなくなるおそれがある。本発明の送りローラ機構では、駆動負荷が大きくなったときに、送りローラ26の押圧力を増やして、このような空転を防止している。
【0032】
図8を用いて説明する。図8は、回転駆動の負荷により押えレバー34に生じる押圧力を説明する図である。図中、矢印Dは媒体の搬送方向を示す。図8(a)は、駆動歯車51の回転により第1の伝達歯車52に作用する力を説明する図である。駆動歯車51が押えレバー34の回動軸34dを中心に時計回りに回転して第1の伝達歯車52を反時計周りに回転させると、第1の伝達歯車52に対して第1の力60が働く。一方、第1の伝達歯車52が回転することにより第2の伝達歯車53は時計方向に回転するが、その反力として、第1の伝達歯車52に対して第2の力61作用する。従って、第1の伝達歯車52の回転軸52aには、第1の力60及び第2の力61を会わせた第1の合力62が作用する。
【0033】
図8(b)は、第1の伝達歯車52の回転により第2の伝達歯車53に作用する力を説明する模式図である。第1の伝達歯車52により第2の伝達歯車53が時計周りに回転駆動されると、第2の伝達歯車53に対して第3の力63が働く。一方、第2の伝達歯車53により送りローラ26を反時計方向に駆動する際にその反力として、第4の力64が作用する。従って、第2の伝達歯車53の回転軸53aには、第3の力63と第4の力64の合力である第2の合力65が働く。
【0034】
図8(c)は、第1の伝達歯車52及び第2の伝達歯車53の回転駆動力の伝達に伴う反力と、ローラ押え圧力の関係を説明するための模式図である。第1の伝達歯車52の回転軸52a及び第2の伝達歯車53の回転軸53aは押えレバー34に固定されているので、第1の合力62及び第2の合力65の総計合力F(図示せず)が押えレバー34に作用する。押えレバー34は回動軸34dを中心に回動するため、総計合力Fはレバー34を円弧66に沿って回動させる力となり、押えローラ26を押圧する。合力Fは、押えローラ26の搬送負荷、すなわち回転駆動の負荷が大きくなればなるほど大きくなる。
【0035】
従って、押えバネ35を強くしなくとも本発明にかかる伝達歯車機構により、駆動負荷に対応したローラ押圧力を付与することが可能となる。伝達に伴う反力の大きさは、ギヤ比等により制御可能である。例えば、搬送媒体が通過して送りローラ26がスキャナガラス面に接触したときのような大きな負荷がかかると、ステッピングモータが脱調し、又は歯車等が破損するおそれがある。
【0036】
これを回避するには、大きな駆動負荷がかかったときには、ローラ押圧力を逃がして駆動負荷を小さくすることが望ましい。そのため、本発明の一実施態様では、所定の力以上で押圧されたときにスキャナ25を後方に逃がすようにして、駆動負荷を和らげている。すなわち、駆動負荷が大きくなると、伝達歯車の反力により押えレバー34の押圧力も大きくなる。そこで、通常はスキャナ25のCIS25cを弾性部材25dで送りローラ26方向に押圧しておき、所定の大きさ以上の圧力がかかったときにはCIS25が後方に逃げるように構成している。これにより、所定の押圧力以下となるように駆動力が自動調整されるので、上記問題を回避可能となる。
【0037】
図9は、送りローラ26の移動と第2の伝達歯車53の移動量について説明する模式図である。図9(a)は、小切手P1の搬送時の状態を示す。送りローラ26は、小切手の厚み分(約0.2mm程度)左側に移動する。図中bは、押えレバー34の回動軸34dから第2の伝達歯車53の回転軸53aまでの距離を示している。θa1は、回動支軸34dとローラ支軸30とを結ぶ線とY軸とがなす角であり、θb1は回動支軸34dローラ支軸30を結ぶ線と、回動支軸34dと第2の伝達歯車53の回転軸53aを結ぶ線とがなす角である。C1は、小切手P1を搬送する場合の、送りローラ26のローラ支軸30と第2の伝達歯車53の回転軸53aとの軸間距離である。
【0038】
図9(b)は、運転免許証、IDカード等の厚い媒体P2(約1.5mm)を搬送する場合の送りローラ26の位置と、第2の伝達歯車53の位置関係を説明する図である。送りローラ26は、図9(a)の位置から媒体P2の厚みの分だけ左側に移動する。送りローラ26の移動は、スキャナ25の焦点面55上をX軸左側方向に移動して図に示す位置となる。
一方、送りローラ26が移動すると、そのローラ支軸30によりローラ軸押圧部34bが左側に押圧される。ローラ軸押圧部34bは、押えレバー34に固定されているので、ローラ軸押圧部34bが左側に押されると押えレバー34は回動支軸34dを中心に反時計方向に回動する。押えレバー34が回動すると、第2の伝達歯車53の回転軸53aは円弧55に沿って移動する。θa2は、回動支軸34dとローラ支軸30とを結ぶ線とY軸とがなす角であり、θb2は回動支軸34dローラ支軸30を結ぶ線と、回動支軸34dと第2の伝達歯車53の回転軸53aを結ぶ線とがなす角である。C2は、厚い媒体P2を搬送する場合の、送りローラ26のローラ支軸30と第2の伝達歯車53の回転軸53aとの軸間距離である。尚、ローラ軸押圧部34bの押圧面はローラ支軸30と回動軸34dとを結ぶ線に平行になるように設けられることが望ましい。
【0039】
図9(a)から図9(b)の位置に移動するとき又はその逆の移動の場合、送りローラ26はX軸に沿って水平に移動するのに対し、第2の伝達歯車53は回動軸34dを中心に円弧55に沿って移動するため、軸間距離C1とC2が変化する。しかし、この軸間距離C1とC2の変化量は最小であることが望ましい。
【0040】
図9(c)を用いて軸間距離C1とC2の変化量を最小とするためのパラメータを設定するための条件式の一例を説明する。図9(c)は、図9(a)と図9(b)の位置におけるローラ回転軸34及び回転軸53aと回動軸34dの位置関係を重ね合わせて示した模式図である。図から分かるように、下記の式1において「C2−C1」の値が最小となるようにパラメータa、b、θa1、θa2、θb1、θb2を設定することにより軸間距離の変化を最小とすることが可能となる。式1を最小とするようなパラメータの設定は、各歯車51、52、53、34bの径、歯車の軸間距離、押えレバー26への歯車52、53の取付け位置等により確定可能である。
【0041】
【式1】
Figure 0004145626
【0042】
図10は、スキャン動作時を示す複合処理装置の内部概略側面図である。この図に示されるように、スキャン動作時においては、第2送りローラ対22によってスキャナ25側に送り込まれる小切手Pを、スキャナ25とスキャナ送りローラ26との間で挟持した後、第2搬送ローラ対22および送りローラ26の同時駆動によって上方に搬送する。このとき、送りローラ26は、その周速度が第2搬送ローラ対22よりも速くなるように駆動される。これにより、小切手Pに適度なテンションを与え、小切手Pの弛みに起因するスキャン不良やジャムの発生が防止される。また、送りローラ26の駆動負荷は、前述のように自動的にコントロールされるため、小切手Pに過剰なテンションを与えたり、スキャナ送り用モータ37に過負荷が作用する不都合も回避される。
【0043】
図11は、スキャナ送りユニットの退避構造を示す複合処理装置の内部概略側面図である。この図に示されるように、スキャナ25の対向位置には、スキャナ25と分離されたスキャナ送りユニット42が構成されている。スキャナ送りユニット42は、送りローラ26、ローラ退避機構32、ローラ駆動機構36等を備えて構成されると共に、ユニツト回動支軸42aを介してプリンタ内部に回動自在に支持されている。ユニット回動支軸42aを支点としてスキャナ送りユニット42全体を後方に退避回動操作(本実施形態では最大90度)すると、送りローラ26やローラ退避機構32がスキャナ25から大きく退避し、スキャナ25と送りローラ26との間が広く開放される。これにより、スキャナ25部位におけるジャム紙の除去や、読取り面25aのクリーニングが容易になる。尚、スキャナ送りユニット42の前面部には、表印字ヘッド23の対向位置に配置されるプラテン23aや、第2送りローラ対22を構成する一方のローラ部材22aが設けられており、スキャナ送りユニット42全体を後方に退避回動操作すると、アラテン23aやローラ部材22aも一体的に退避し、表印字ヘッド23部位や第2送りローラ対22部位におけるジャム紙の除去も容易になる。
【0044】
以上の如く本実施形態によれば、複合処理装置10は、シート状の小切手Pを導く搬送経路15と、該搬送経路15に沿って配置され、小切手Pの一方の面をスキャンするスキャナ25と、該スキャナ25の対向位置に配置され、小切手Pを搬送する送りローラ26と、該送りローラ26を、スキャナ25に対して進退自在に支持する押えレバー34と、該押えレバー34をスキャナ25側に付勢する押えバネ35と、前記送りローラ26にローラ駆動力を伝動する伝達歯車機構とを備えており、伝達歯車の伝達負荷の反力により、送りローラの押圧力を高めること構成となっている。そのため、読取媒体の駆動負荷に応じた適切なローラ押圧力を自動的に調整することが可能であるという効果を有する。
【0045】
また、搬送負荷が過剰となったときには、スキャナ25を後方に退避させる構造とすることにより、ローラ押圧力を軽減し、過負荷により駆動モータ37や歯車類が破損したり、モータ37が脱調して不快な異音を発生させる等の不都合を解消することができる。 さらに、送りローラ26は、ロ―ラ支軸30に一対設けられ、該一対の送りローラ26間に押えレバー34が配置されているため、一対の送りローラ26を略平行に進退させることができ、その結果、搬送力のバラツキによって小切手Pが傾く等の不都合を回避することができる。
【0046】
また、押えレバー34は、小切手Pをスキャナ25の読取り面25aに沿わせる紙押えガイド34bを備えるため、一対の送りローラ26間における小切手Pの浮きを規制し、スキャン精度を向上させることができる。
【0047】
また、押えレバー34を退避方向に強制回動させるソレノイド33を更に備え、該ソレノイド33の駆動に応じて送りローラ26とスキャナ25との間が開閉されるため、送りローラ26とスキャナ25との聞に小切手Pが送り込まれる際に、ソレノイド33の駆動で搬送経路15を開くことにより、送りローラ26に対する小切手Pの引っ掛かりを防止でき、しかも、駆動負荷に応じて送りローラ26を退避させる機構を利用して搬送経路15を開閉させるため、部品点数の削減や構造の簡略化を図ることができる。
【0048】
また、送りローラ26、押えレバー34、ローラ駆動機構36およびスキャナ送りローラ用ソレノイド33、スキャナ25と分離されたスキャナ送りユニット42に設けられ、更に、スキャナ送りユニット42全体がスキャナ25から退避可能に構成されているため、送りユニット42全体を退避させることにより、スキャナ25とスキャナ送りローラ26との間を広く開放することができ、その結果、スキャナ25部位におけるジャム紙の除去が容易になる許りでなく、スキャナ25の読取り面25aを容易にクリーニングすることができる。
【0049】
以上、本発明の一実施形態を図面に沿って説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用を行うことができる範囲が含まれる。例えば、上記実施形態においては、スキャナを備えた複合処理装置を例示したが、専らスキャン処理を行うスキャナ装置であっても良いことは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、伝達歯車の駆動負荷に応じた反力によりローラ押圧力を調整するよう構成したことにより、読取媒体の厚さが極端に変化する場合であっても、適切なローラ押圧力を付与することが可能となる。これにより、小切手及びこれよりはるかに厚いIDカード、免許証等を、特別複雑な機構を設けることなく、同一のスキャナにより読取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合処理装置の斜視図。
【図2】複合処理装置の内部構造を示す側断面図。
【図3】小切手の概略図。
【図4】搬送ローラ機構及びスキャナ部分を示す斜視図。
【図5】ローラ退避機構部分とスキャナ部分を示す一部断面側面図。
【図6】伝達ローラ駆動機構を示す要部側断面図。
【図7】紙送り持における伝達ローラ駆動機構を示す要部側断面図。
【図8】回転駆動の負荷により発生する押えレバーの押圧力を説明する図。
【図9】送りローラの移動と第2の歯車の移動について説明する模式図。
【図10】スキャン動作時を示す複合処理装置の内部概略側面図。
【図11】スキャナ送りユニットの退避構造を示す複合処理装置の内部概略側面図。
【符号の説明】
P、P1 小切手、 P2 厚い読取媒体
10 複合処理装置 15 搬送経路
17 MICRヘッド 18 第1搬送ローラ対
21 裏印字ヘッド 22 第2搬送ローラ対
23 表印字ヘッド 25 スキャナ
25a 読取り面 26 送りローラ
30 ローラ支軸 32 ローラ退避機構
33 スキャナ送りローラ用ソレノイド 34 押えレバー
34a 駆動軸受け部 34b ローラ軸押圧部
34c 紙押えガイド 34d 回動支軸
35 押えバネ 36 ローラ駆動機構
37 スキャナ送り用モー夕39 41 送りローラギヤ
42 スキャナ送りユニット

Claims (10)

  1. シート状の読取媒体をスキャンするイメージ読取部に対して、前記読取媒体を押し付けながら搬送し、ガイド溝に沿ってその両端が移動自在にガイドされた送りローラと、
    前記送りローラと係合しており、回動することにより前記送りローラを前記イメージ読取部に対して進退させる回動部材と、
    前記回動部材を前記イメージ読取部側に付勢する付勢部材と、
    前記送りローラに回転駆動力を付与する駆動歯車と、
    前記回動部材に軸止されており、前記駆動歯車の回転駆動力を前記送りローラに伝達する複数の伝達歯車を備え、該伝達歯車の回転駆動力の伝達に伴う反力により前記回動部材を前記イメージ読取部側に押圧する伝達歯車機構と、
    を備えることを特徴とするスキャナ装置の搬送ロ―ラ機構。
  2. 前記伝達歯車機構は、
    前記駆動歯車からの回転駆動力を伝達する第一の伝達歯車と、前記第一の伝達歯車の回転駆動力を前記送りローラに伝達する第二の伝達歯車とを備えることを特徴とする請求項1に記載のスキャナ装置の搬送ローラ機構。
  3. 前記送りローラは、前記回動部材の回動により、前記イメージ読取部の焦点面上を進退することを特徴とする請求項1又は2に記載のスキャナ装置の搬送ローラ機構。
  4. 前記送りローラは、送りローラ支軸に少なくとも一対設けられ、該一対の送りローラ間に設けられた歯車に対して前記第2の伝達歯車が噛合していることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のスキャナ装置の搬送ローラ機構。
  5. 前記回動部材は、前記読取媒体を前記イメージ読取部の読取り面に沿わせる紙押えガイドを備えることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のスキャナ装置の搬送ローラ機構。
  6. 前記回動部材を退避方向に強制回動させるソレノイドを更に備え、該ソレノイドの駆動に応じて前記送りローラと前記イメージ読取部との間が開閉されることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のスキャナ装置の搬送ローラ機構。
  7. 前記送りローラは、上流側搬送ローラによって前記イメージ読取部側に送り込まれる前記読取媒体を、前記イメージ読取装置との間で挟持搬送するものであり、その周速度が前記上流側送りローラよりも速くなるように駆動されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスキャナ装置の搬送ローラ機構。
  8. シート状の読取媒体を導く搬送経路と、
    前記読取媒体の一方の面をスキャンするイメージ読取装置と、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の搬送ローラ機構と
    を備えることを特徴とするスキャナ装置。
  9. 前記イメージ読取部は、前記送りローラから所定の大きさ以上の紙押え力により押圧された場合には、前記送りローラと反対方向に退避可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載のスキャナ装置。
  10. 前記イメージ読取部の上流側に、前記読取媒体に印字を行う印字ヘッドが設けられていることを特徴とする請求項8〜9のいずれかに記載のスキャナ装置。
JP2002316089A 2002-10-30 2002-10-30 スキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置 Expired - Fee Related JP4145626B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002316089A JP4145626B2 (ja) 2002-10-30 2002-10-30 スキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002316089A JP4145626B2 (ja) 2002-10-30 2002-10-30 スキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004153540A JP2004153540A (ja) 2004-05-27
JP4145626B2 true JP4145626B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=32459890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002316089A Expired - Fee Related JP4145626B2 (ja) 2002-10-30 2002-10-30 スキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4145626B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004153540A (ja) 2004-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8289590B2 (en) Media processing apparatus and scanner unit
US8018632B2 (en) Scanner/imager
US8092004B2 (en) Image recording apparatus
US6261008B1 (en) Platen mechanism, a printing device with the platen mechanism, and a method of controlling the printing device
US6832723B2 (en) Scanner apparatus and multifunction device having a scanner
JP2011146835A (ja) 光学読取装置、光学読取装置の制御方法、及び、プログラム
JP5369968B2 (ja) 整列搬送装置、整列搬送装置の制御方法及び記録装置
US6695427B2 (en) Multifunction device and control method for the same
JP4145626B2 (ja) スキャナ装置の搬送ローラ機構及びこれを用いたスキャナ装置
JP2012025078A (ja) 情報読取印刷装置、情報読取印刷装置の制御方法及び制御プログラム
WO2005009739A1 (ja) プリンタ
JP4572489B2 (ja) 複合処理装置及びその制御方法
JP4604427B2 (ja) スキャナ装置
JP4797287B2 (ja) 複合処理装置及びその制御方法
JP4886618B2 (ja) 印字装置
JP2009223947A (ja) 記録装置、及び、記録装置の制御方法
US8833756B2 (en) Sheet-shaped medium feeding device and sheet-shaped medium processing device
US20210237493A1 (en) Printing apparatus
JP4827312B2 (ja) 媒体処理装置及び印字装置
JP2009154404A (ja) 画像記録装置
JP4947125B2 (ja) 印刷装置
JP2009208272A (ja) 画像記録装置
JP2819771B2 (ja) プリンタ
JP3991844B2 (ja) 印字機能付カード処理装置
JP2011040844A (ja) 読取装置、読取装置の制御方法、及び、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050930

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees