JP2004185510A - カード強制排出機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】僅かな空間でも設置可能であると共にカードリーダにオプションとして後付け可能にする。
【解決手段】カードリーダに設けられると共にカード搬送路4中で滞留したカード3を強制的に排出するカード強制排出機構1において、カード3の搬送方向に沿って移動可能なキャリッジと、キャリッジに設けられると共にカード搬送路4に出没可能な爪8と、キャリッジを爪退避位置11と爪突出位置12とに移動させるキャリッジ移動手段と、キャリッジが爪退避位置11に位置するときは爪8をカード搬送路4から退避させ爪突出位置12に位置するときは爪8をカード搬送路4に突出させる爪出没機構10とを備え、爪出没機構10は、爪8を爪退避位置11と爪突出位置12とに回動するアーム35と、アーム35に形成されたストッパ43と、カード3の搬送方向に沿って形成されストッパ43が当接して爪8の退避を規制するカム44とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ストライプを有するカードやICカード、その他情報を記録することができる各種カードを使用するカードリーダに設けられるカード強制排出機構に関する。さらに詳述すると、本発明は、カードリーダの内部に滞留したカードを強制的に排出するためのカード強制排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
カードリーダに挿入されるカードが変形や汚れのない正常なカードであれば、カードリーダ内でのカードの搬送は何ら問題なく行われる。しかし、変形したカードや汚れのひどいカードがカードリーダに挿入されると、カード搬送路内にカードが滞留するいわゆるジャムを起こすことがあり、カードの処理ができなくなることがある。
【0003】
また、他人のカードを盗もうとする者がカードリーダのカード挿入口の近傍に細工をすることにより、正常なカードであってもジャムを起こす場合がある。この場合、カードがジャムを起こしてカードの所有者が立ち去ってしまっても、カード挿入口のシャッタが完全に閉じていればカードを取り出すことは困難であるので盗難される可能性は小さい。しかし、カードがシャッタの移動範囲で滞留してしまいシャッタがカードに当たって閉じることができないときは、カードの所有者が立ち去った後にカードが抜き取られてしまうおそれがある。
【0004】
そこで、従来から、カードがジャムを起こした場合を想定して、カードリーダ内にカード強制排出機構が設けられている。図12は、従来のカードリーダにおけるカード強制排出機構の例を示す。同図において、カード搬送路80を挟んで3対の搬送ローラ対82,84,86が、カード挿入口88側から奥側に向かって上記の符号の順に、かつ適宜の間隔をおいて配置されている。従って、カード挿入口88から挿入されたカードは、搬送ローラ対82,84,86によって順次奥側に搬送され、所定の処理、すなわち記録情報の読み取りあるいは書き込みが行われる。
【0005】
カード搬送路80の下側には、カード搬送路80の全域に渡ってカード強制排出機構が設けられている。このカード強制排出機構は、カード搬送路80のカード挿入口88側および奥側にそれぞれ対向して配置されたスプロケット92,94と、各スプロケット92,94に巻き掛けられたチェーン90と、チェーン90の一部に取り付けられた爪91とを備えている。チェーン90の上側は、カード搬送路80の近くに、カード搬送路80と平行に位置されている。
【0006】
カードが滞留していないときは、チェーン90は駆動されず、爪91は図示すようにカード搬送路80から退避している。一方、カードがジャムを起こしたことが検出されると、スプロケット92,94の少なくとも一方が回転駆動されてチェーン90が回され、爪91がカード搬送路80内に立ち上がって、ジャムを起こしているカードを強制的にカード挿入口88または後方に向けて押し出す。
【0007】
ここで、カードジャムの発生時に、スプロケット92,94を図中で時計回転方向に回転すると、カードはカード挿入口88から排出される。また、スプロケット92,94を図中で反時計回転方向に回転すると、カードはカードリーダの奥側に設けられたカード廃棄箱(図示せず)に送られて回収される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したカード強制排出機構では、カード搬送路80中で滞留したカードをカード挿入口88あるいはカード廃棄箱に送るためにチェーン90をカード搬送路80の全域に渡って設けているので、カードリーダの構造によっては空きスペースが足りずにカード強制排出機構を設けられない場合がある。また、カード強制排出機構がカード搬送路80の全域に渡る程に大型であるので、カードリーダにオプションとして後付けすることが非常に困難である。
【0009】
そこで、本発明は、僅かな空間でも設置可能であると共にカードリーダにオプションとして後付け可能なカード強制排出機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、カード挿入口から挿入されたカードをカード搬送路で搬送するカード搬送手段を備えるカードリーダに設けられると共に、カード搬送路中で滞留したカードを強制的に排出するカード強制排出機構において、カードの搬送方向に沿って移動可能であると共にカード搬送手段とは別個に設けられたキャリッジと、キャリッジに少なくとも1本設けられると共にカード搬送路に出没可能な爪と、キャリッジを爪退避位置と爪突出位置とに移動させるキャリッジ移動手段と、キャリッジが爪退避位置に位置するときは爪をカード搬送路から退避させると共に爪突出位置に位置するときは爪をカード搬送路に突出させる爪出没機構とを備え、この爪出没機構は、爪と連繋して爪を爪退避位置と爪突出位置とに回動するアームと、このアームに形成されたストッパと、カードの搬送方向に沿って形成されストッパが当接することにより爪の退避を規制するカムとを有するようにしている。
【0011】
したがって、爪が爪突出位置にあるときは外力により爪を爪退避位置に押し戻そうとしても、アームのストッパがカムに当接するのでアームの回転が防止されて爪は爪突出位置に維持される。このため、例えば薄いシートをカード搬送路に挿入して爪を爪退避位置に押し戻そうとしても、爪が爪突出位置に維持されることからカードは強制排出される。
【0012】
そして、カードリーダに滞留したカードをカード挿入口に排出するようにカード挿入口の近傍のみにカード強制排出機構を設置できるので、カード強制排出機構をカード搬送路の全体に渡って設ける必要が無くなり、カード強制排出機構の小型化を図ることができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のカード強制排出機構において、アームは、爪が爪退避位置にあるときにはカード搬送路から退避すると共に、爪が爪突出位置にあるときにはカード搬送路を厚さ方向に貫通する貫通部を備えるようにしている。
【0014】
したがって、例えば薄いシートをカード搬送路に挿入して爪を爪退避位置に押し戻そうとしても、貫通部がシートをカード搬送路の一方に押し付けるので爪およびカードはシートに邪魔されることなくカードが強制排出される。
【0015】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項2記載のカード強制排出機構において、貫通部の先端は先鋭形状であるようにしている。したがって、例えば薄いシートをカード搬送路に挿入したときに貫通部がシートをカード搬送路の一方に押し付けると、貫通部の先端がシートを突き破り、キャリッジの移動に伴って貫通部が移動することによりシートが切り裂かれる。このため、爪の爪突出位置への突出やカードの強制排出がシートにより妨害されることを防止できる。
【0016】
また、請求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれか記載のカード強制排出機構において、全体をユニット化してカードリーダに取り付けるようにしている。この場合には、カードリーダにオプションとして後付けすることができるようになる。
【0017】
そして、請求項5記載の発明は、請求項1から4までのいずれか記載のカード強制排出機構において、カード搬送手段は搬送ローラを備えたものであり、カード強制排出機構の全体が、搬送方向に沿って隣り合う搬送ローラの間に収容されるようにしている。この場合、ユニット化したカード強制排出機構をカードリーダの内部に無駄な空間を作ることなく収めることができる。
【0018】
また、請求項6記載の発明は、請求項1から5までのいずれか記載のカード強制排出機構において、カード挿入口を開閉するシャッタを備えると共に、爪突出位置を爪退避位置よりもシャッタ側に配置して、尚かつシャッタが滞留したカードに当たって閉まらないときにのみカードを強制排出するようにしている。
【0019】
この場合、滞留したカードがシャッタの閉塞動作を阻害するときだけカードの排出を行えば良いので、カード強制排出機構をシャッタの近傍のみに設けることができる。これにより、カード強制排出機構をカード搬送路の全体に渡って設ける必要が無くなり、カード強制排出機構の小型化を図ることができる。
【0020】
しかも、シャッタが閉じていない状態で滞留したカードは直ぐに排出されて使用者に返却されるようになるので、シャッタが閉じていない状態でカードが滞留して使用者がカードリーダから離れた隙に他人がカードを盗難することを防止できる。
【0021】
さらに、請求項7記載の発明は、請求項6記載のカード強制排出機構において、カード搬送路から退避した爪とシャッタとは、カードの少なくとも1枚分の搬送方向の長さだけ離れているようにしている。この場合、シャッタの位置に掛かっている滞留したカードの後端に爪を必ず当接することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図5に本発明のカード強制排出機構1の実施形態の一例を示す。このカード強制排出機構1は、カード挿入口から挿入されたカード3をカード搬送路4で搬送するカード搬送手段5を備えるカードリーダに設けられると共に、カード搬送路4中で滞留したカード3を強制的に排出するものである。このカード強制排出機構1は、カード3の搬送方向に沿って移動可能であると共にカード搬送手段5とは別個に設けられたキャリッジ7と、カード搬送路4に出没可能な少なくとも1本の爪8と、キャリッジ7を移動させるキャリッジ移動手段9と、爪8をカード搬送路4に出没させる爪出没機構10とを備えている。爪出没機構10は、爪8と連繋して爪8を爪退避位置11と爪突出位置12とに回動するアーム35と、このアーム35に形成されたストッパ43と、カード3の搬送方向に沿って形成されストッパ43が当接することにより爪8の退避を規制するカム44とを有している。
【0023】
さらに、このカード強制排出機構1の全体をユニット化してカードリーダに取り付けられるようにしている。このため、カード強制排出機構1をカードリーダにオプションとして後付けすることができるようになる。また、カードリーダに滞留したカード3をカード挿入口から排出するようにカード強制排出機構1をカード挿入口の近傍のみに設置できるので、カード強制排出機構1をカード搬送路4の全体に渡って設ける必要が無くなり、カード強制排出機構1の小型化を図ることができる。本実施形態では、カード強制排出機構1はカード搬送路4の上側に配置されている。
【0024】
キャリッジ移動手段9は、キャリッジ7を爪退避位置11と爪突出位置12とに移動させる。キャリッジ7の爪退避位置11は爪8がカード搬送路4から退避する位置であるようにしている。また、キャリッジ7の爪突出位置12は爪8がカード搬送路4に突出する位置であるようにしている。
【0025】
キャリッジ7は、フレーム19に固定されたガイドレール32により摺動可能に支持されている。キャリッジ7は、ガイドレール32を挟む回転可能な一対のころ33をガイドレール32の長手方向に離して左右に一対ずつ、計4対備えている。そして、キャリッジ7は、キャリッジ移動手段(図1〜図5では図示していないが図6〜図11を参照)9のワイヤ14に固定される固定片34を備えている。尚、本実施形態では、2対の33でガイドレール32を挟むように設けられているが、これには限らず爪8がカード3を排出するときに反力が作用するころ33、即ち爪8に近い方の対のころ33ではガイドレール32を挟んで爪8側にあるころ33aと、爪8から遠い方の対のころ33ではガイドレール32を挟んで爪8と反対側にあるころ33dが少なくとも存在すれば良い。この場合でも、ワイヤ14およびころ33a,33dによりキャリッジ7は傾くこと無く支持されると共に、カード3の強制排出時にはころ33a,33dによって反力を受けることができる。
【0026】
また、このキャリッジ7には、回転によりカード搬送路4に出没する爪8が支持されている。爪8は支持軸22よりもカード挿入口側(図中矢印F側)に先端を向けると共に、その先端がカード3をカード搬送路4から浮上させる方向の力を僅かに与える程度に上向きに傾斜した当接部8aとされている。当接部8aは、カード3の後端部3aに当接したときに、爪8がカード3に対してより食い込むように働く力を発生させる。爪8はキャリッジ7に1本設けられている。本実施形態では、1本の爪8が設けられているが、これに限定されるものではない。
【0027】
この爪8をカード搬送路4に出没させる爪出没機構10は、爪8と連繋して爪8を回転させるアーム35と、該アーム35を回転させて爪8をカード搬送路4に突出する方向に常時付勢する付勢ばね25と、キャリッジ7が爪退避位置11に移動した時にアーム35を付勢ばね25に抗して逆回転させ爪8をカード搬送路4から退避させる度当たり27とを少なくとも備えている。キャリッジ7に回転可能に支持されている爪8は、長孔40を有すると共に該長孔40にアーム35に連結されているピン41を貫通させて、アーム35の回転により当該爪8を回転させるように設けられている。また、アーム35は支持軸36によって回転可能にキャリッジ7に取り付けられ、支持軸36に巻き掛けられた捻りコイルばねから成る付勢ばね25によってカード搬送路4へ向けて突出する方向に常時付勢されている。付勢ばね25は、その一端がキャリッジ7に設けられたストッパ42に、他端側がアーム35に一体形成された当接部26にそれぞれ当接されて、アーム35引いては爪8をカード搬送路4に突出させるように付勢している。さらに、ガイドレール32には、キャリッジ7が爪退避位置11に位置するときに、アーム35の当接部26に当たって付勢ばね25を捻る方向即ち爪8をカード搬送路4から退避させる方向に回転させる度当たり27を備えている。
【0028】
このため、キャリッジ7と爪8とアーム35とはスライダ(長孔40と連結ピン41とから成る)を介したリンクを形成すると共に、アーム35の回転により爪8が強制的に回転されるようになる。また、キャリッジ7が爪突出位置12にあるときは(図4および図5)、当接部26と度当たり27が離れているので付勢ばね25の付勢力がアーム35を介して爪8に伝達されて爪8がカード搬送路4側へ突出される。また、キャリッジ7が爪退避位置11にあるときは(図3)、当接部26が度当たり27に当たるのでアーム35が付勢ばね25に抗して回転されて爪8がカード搬送路4上から退避される。
【0029】
また、アーム35は、爪8が爪退避位置11にあるときにはカード搬送路4から退避すると共に、爪8が爪突出位置12にあるときにはカード搬送路4を厚さ方向に貫通する貫通部45を備えている。さらに、貫通部45の先端45aは先鋭形状であるようにしている。このため、例えば薄いシートをカード搬送路4に挿入して爪8を爪退避位置11に押し戻そうとしても、貫通部45がシートをカード搬送路4の一方(本実施形態では下側)に押し付けて爪8は爪突出位置12に維持される。しかも、貫通部45がシートをカード搬送路4の一方に押し付けたときに、貫通部45の先端45aがシートを突き破り、キャリッジ7の移動に伴って貫通部45が移動することによりシートが切り裂かれる。よって、爪8の爪突出位置12への突出やカード3の強制排出がシートにより妨害されることを防止でき、カード3を強制排出することができる。
【0030】
また、キャリッジ7の各ストローク端には、キャリッジ7が爪退避位置11にあることを検出する退避位置センサ37と、キャリッジ7が爪突出位置12の最もカード挿入口側にあることを検出する突出位置センサ38とが設けられている。本実施形態では各センサ37,38として反射形の光電スイッチを使用している。ここで、退避位置センサ37は、キャリッジ7が爪退避位置11にあることと同時に爪8が退避していることを確認できるように設けられている。即ち、カード搬送路4から退避した爪8(図3に示す)の位置では爪8と回転軸方向に重なり、カード搬送路4に突出した爪8(図4に示す)の位置では爪8と回転軸方向に重ならない貫通孔39がキャリッジ7に設けられ、この貫通孔39を通過する光線が爪8で反射して戻ることを利用して爪8の有無とキャリッジ7の存在を検出するようにしている。キャリッジ7の少なくとも貫通孔39の周りの面は、光電スイッチの光が反射しないように例えば塗料などで黒く塗って無反射面とすることが好ましい。貫通孔39を通して爪8の存在を確認する構造の退避位置センサ37としているため、例えばキャリッジ7が爪退避位置11に位置しても何らかの事情で爪8がカード搬送路4から退避できない場合や、爪8が何らかの理由で脱落したり、故意に取り除かれている場合にも、それを検出できる。したがって、キャリッジ7の動作を停止し、かつカード挿入口のシャッタ機構を閉じたままとするなどの制御を行って、カードリーダの使用を停止するなどの措置をとったり、爪8がカード搬送路4から退避したと誤検出することを防止できる。
【0031】
また、図1〜図5には図示していないが、このカードリーダでは、カード挿入口2を開閉するシャッタ31が設けられている(図6および図7参照)。そして、爪突出位置12を爪退避位置11よりもシャッタ31側に配置している。さらに、このカード強制排出機構1は、シャッタ31が滞留したカード3に当たって閉まらないときにカード3を強制排出するようにしている。このため、カード強制排出機構1をシャッタ31の近傍のみに設けることができ、カード強制排出機構1をカード搬送路4の全体に渡って設ける必要が無くカード強制排出機構1の小型化を図ることができる。また、シャッタ31が閉じた状態でカード3が滞留したときは、カード3の後端3aが爪8の動作範囲内にあればシャッタ31を開いてカード強制排出機構1を作動させてカード3を排出するようにする。
【0032】
このカード強制排出機構1の動作を以下に説明する。
【0033】
カードリーダが待機状態にあるときは、カード強制排出機構1のキャリッジ7は爪退避位置11に位置しており、爪8は図2に実線で示すようにカード搬送路4から退避している。このときは、図3に示すように、アーム35の当接部26がガイドレール32の度当たり27に当たるのでアーム35が付勢ばね25に抗して回転されて爪8がカード搬送路4から退避される。退避位置センサ37は、キャリッジ7の貫通孔39を通過する光線を利用して爪8が退避していることを検出する。
【0034】
そして、カード挿入口にカード3を挿入すると、カード3が位置センサにより検出されてカード搬送手段により奥側に搬送される。このときは爪8がカード搬送路4から退避しているので、カード3が爪8に当たること無くカード搬送路4を通過することができる。また、カード3がカードリーダに全て取り込まれるとシャッタ31が閉じる。
【0035】
そして、カード3に曲がり等の異常があったり、あるいは他人のカード3を盗もうとする者がカードリーダに細工したことにより、カード3がカード搬送路4で滞留してしまった場合は、カード3の滞留が駆動モータの動作状態と位置センサの検出状態とから検知される。このとき、カード3がシャッタ31に掛かった位置にあることとシャッタ31は閉じているべきなのに実際には閉じていないこととが検出されれば、シャッタ31はカード3に当たって閉まらないものと判断されて、カード強制排出機構1が作動される。あるいは、シャッタ31が閉じていることとカード3の後端3aが爪8の動作範囲内にあることとが検出されれば、シャッタ31が開かれてカード強制排出機構1が作動される。
【0036】
図4に示すように、ワイヤ14の移動によりキャリッジ7が移動して当接部26から度当たり27への押圧が弱まり、付勢ばね25の付勢力によってアーム35が回転して爪8がカード搬送路4に突出する。さらに、図5に示すようにキャリッジ7が移動することにより、爪8がカード3の後端3aを押圧してカード3を押し出すように強制排出する。このとき、カードジャム目的で例えば薄いシートがカード搬送路4に挿入されていても、貫通部45がシートをカード搬送路4の下側に押し付けると共に場合によっては貫通部45の先端45aがシートを突き破るので、爪8の爪突出位置12への突出やカード3の強制排出がシートにより妨害されることを防止でき、カード3を強制排出することができる。しかも、爪8が爪突出位置12にあるときは外力により爪8を退避させようとしても、アーム35のストッパ43がカム44に当接するのでアーム35の回転が防止されて爪8は爪突出位置12に維持される。よって、カードジャム目的で例えば薄いシートがカード搬送路4に挿入されていても、爪8が爪突出位置12に維持されることからカード3は強制排出される。
【0037】
さらに、爪8が爪突出位置12にあるときはストッパ43がカム44に当接して爪8が退避することが防止されるので、図1(B)に示すように爪8よりもカードリーダの内部側にあるカード3を外から引き出そうとしてもアーム35によって阻止される。よって、カードリーダ内に取り込んだ後にジャムを起こしたカード3の盗難を防止することができる。
【0038】
そして、ワイヤ14の回転によりキャリッジ7が爪退避位置11から爪突出位置12に移動されると、爪8が図2に二点鎖線で示すようにカード搬送路4に突出して、カード3の後端3aに当たってカード3をカード挿入口2から排出することができる。よって、シャッタ31が閉じていない状態で滞留したカード3は直ぐに排出されて使用者に返却されるので、シャッタ31が閉じていない状態でカード3が滞留して使用者がカードリーダ6から離れた隙に他人がカード3を盗難することを防止できる。
【0039】
上述したように本実施形態のカード強制排出機構1によれば、カード強制排出機構1をカード挿入口2の近傍のみに設けているので、従来のようにカード強制排出機構1をカード搬送路4の全体に渡って設ける場合に比べてカード強制排出機構1の小型化を図ることができる。
【0040】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では、カード強制排出機構1はカード搬送路4の上側に配置されているが、これには限られずカード搬送路4の下側に配置するようにしても良い。
【0041】
また、上述した実施形態ではカード強制排出機構1をカード挿入口2の近傍に設けているが、場合によってはカードリーダ6の奥側に設けられたカード廃棄箱(図示せず)の近傍に設けるようにしても良い。この場合、爪突出位置12を爪退避位置11よりもカード廃棄箱側に配置するようにする。これにより、カード3がカードリーダの奥部で滞留したときに、カード3をカード廃棄箱に排出することができるようになる。
【0042】
そして、上述した実施形態ではキャリッジ7をころ33により摺動可能に支持しているが、これには限られずころ33のような回転部材を用いずに例えばポリアセタールのような摺動性の良い材質をスライダとして利用してキャリッジ7を摺動可能にしても良い。また、この実施形態ではアーム35と当接部26と度当たり27とを利用して爪8を出没させているが、これには限られず例えばガイドレール32に設けたカムによりアーム35を回転させて爪8を出没させるようにしても良い。
【0043】
また、上述した実施形態ではカード3が滞留したときにシャッタ31が閉じていると共にカード3の後端3aが爪8の動作範囲内にあればシャッタ31が開かれてカード3は排出されるようにしているが、これには限られずカード3の滞留が検出されてもシャッタ31が閉じていればカード強制排出機構1は作動しないようにしても良い。この場合、シャッタ31が閉じていてカード3を盗難するのは非常に困難なので、カード強制排出機構1が作動しなくても盗難される虞は少ない。
【0044】
また、上述した各実施形態では、キャリッジ7はフレーム19に固定されたガイドレール32により摺動可能に支持されているが、キャリッジ7の支持構造はこれに限られない。例えば図6〜図11に示すように、キャリッジ7はキャリッジ7を移動させるワイヤ14により摺動可能に支持されるようにしても良い。この場合、キャリッジ移動手段9は、図7および図8に示すように、カード挿入口2の近傍とそれよりもカード搬送路4に平行な奥側との2箇所に配置された同径のプーリ13,13と、各プーリ13,13に巻き掛けられてキャリッジ7が取り付けられるワイヤ14と、一方のプーリ13の歯車部15に噛み合うギヤ16と、該ギヤ16に噛み合うピニオン17を有する駆動モータ18とを備えている。これらプーリ13とギヤ16と駆動モータ18はフレーム19に取り付けられている。このため、カード強制排出機構1はフレーム19に直接あるいは間接的に取り付けられた部品から成り、カード強制排出機構1の全体をユニットとして取り扱うことができる。
【0045】
駆動モータ18としては、ステッピングモータを採用している。但し、これには限られず駆動モータ18として直流モータを採用しても良い。各プーリ13にはワイヤ14が複数回巻き付けられている。これによりプーリ13に対するワイヤ14のスリップを防止できる。
【0046】
キャリッジ7は、図9および図10に示すように、ワイヤ14のカード搬送路4側の直線部14aに固定される固定溝20と、ワイヤ14の反対側の直線部14bに摺動可能に取り付けられる案内孔21とを備えている。そして、ワイヤ14のカード搬送路4側の直線部14aがキャリッジ7の固定溝20に嵌って固定されると共に、ワイヤ14の反対側の直線部14bがキャリッジ7の案内孔21に摺動可能に貫通している。これにより、キャリッジ7が平行なワイヤ14で支持されるので回転が防止されて直立姿勢を維持しながら、ワイヤ14のカード搬送路4側の直線部14aの移動に伴ってキャリッジ7が移動される。
【0047】
爪8はキャリッジ7に支持軸22を中心に回転可能に取り付けられている。爪8の先端部には、カード3の後端3aに当接する当接部8aと、当接部8aに当接したカード3が滑って外れないようにする突起8bとが形成されている。また、爪8の一部には、支持軸22を中心とする円弧形状の透孔から成る制限孔23が形成されている。この制限孔23にはキャリッジ7に固定された制限ピン24が挿入されている。よって、爪8の回転範囲は制限孔23の端部が制限ピン24に当接するまでの範囲となる。
【0048】
爪出没機構10は、キャリッジ7が爪退避位置11に位置するときは爪8をカード搬送路4から退避させると共に、爪突出位置12に位置するときは爪8をカード搬送路4に突出させるようにしている。この爪出没機構10は、爪8の支持軸22に設けられると共に爪8をカード搬送路4に突出する方向に付勢する捻りコイルばねから成る付勢ばね25と、爪8に一体形成された当接部26と、図7および図11に示すようにフレーム19に形成されると共にキャリッジ7が爪退避位置11に位置するときに当接部26に当たって爪8をカード搬送路4から退避させる度当たり27とを備えている。このため、キャリッジ7が爪突出位置12にあるときは、当接部26と度当たり27が離れているので爪8が付勢ばね25によりカード搬送路4に突出される。また、キャリッジ7が爪退避位置11にあるときは、当接部26が度当たり27に当たるので爪8が付勢ばね25に抗して回転されてカード搬送路4から退避される。
【0049】
また、特に図示していないが、この実施形態においても爪出没機構10は、爪8と連繋して爪8を爪退避位置11と爪突出位置12とに回動するアームと、このアームに形成されたストッパと、カード3の搬送方向に沿って形成されストッパが当接することにより爪8の退避を規制するカムとを有している。そして、上述した図1〜図5に示す実施形態と同様に爪8が爪突出位置12にあるときはストッパ43がカム44に当接して爪8が退避することが防止されてカード3の強制排出が可能になる。
【0050】
一方、カード搬送手段5は、図6に示すようにカード搬送路4を挟んで対向配置された搬送ローラである駆動ローラ28およびパッドローラ29と、駆動ローラ28にベルト(図示せず)を介して連結された駆動モータ30とを備えている。また、カード搬送路4にはカード3の位置を検出する位置センサ(図示せず)が設けられている。
【0051】
さらに、カード強制排出機構1の全体が、搬送方向に隣り合うローラ対28,29の間に収容されている。したがって、ユニット化したカード強制排出機構1をカードリーダ6の内部に無駄な空間を作ることなく収めることができ、カードリーダ6の大型化を抑制できる。
【0052】
さらに、図6および図7に示すように、カード搬送路4から退避した爪8とシャッタ31とは、カード3の少なくとも1枚分の搬送方向の長さLだけ離れているようにしている。このため、シャッタ31の位置に掛かっている滞留したカード3の後端3aに爪8を確実に当接することができる。本実施形態では、Lをカード3の1枚分の長さとしている。このため、カード強制排出機構1の大型化を抑制することができる。但し、カード3の1枚分の長さとは、厳密なカード長を意味するだけではなく、それに許容誤差を合わせた長さも含んでいる。
【0053】
カード強制排出機構1の作動時には、駆動モータ18が作動して、ギヤ16およびプーリ13を介してワイヤ14を回転させて、キャリッジ7を爪退避位置11から爪突出位置12に移動させる。これにより爪8が図1および図2に二点鎖線で示すようにカード搬送路4に突出して、カード3の後端3aに当たってカード3をカード挿入口2から排出することができる。
【0054】
なお、上述した図6〜図11に示す実施形態ではカード搬送路4から退避した爪8とシャッタ31とをカード3の1枚分の長さLだけ離して配置しているが、これには限られず他の長さにしても良い。例えば長さLをカード搬送路4の全域に渡るように設定したり、あるいはカード長より短く設定しても良い。
【0055】
さらに、この実施形態ではプーリ13にワイヤ14を複数回巻き付けているが、これには限られずプーリ13に歯を設けてタイミングベルトを掛けるようにしても良い。この場合もプーリ13とワイヤ14との滑りを防止できる。また、プーリ13にワイヤ14やタイミングベルトを掛けることには限られず、プーリ13にワイヤ14の一部を固定しても良い。この場合は、キャリッジ7の必要な動作範囲を確保するように固定位置を決定する。これによれば、ワイヤ14の滑りを更に抑制することができる。
【0056】
また、上述した実施形態では、キャリッジ7がワイヤ14のカード搬送路4から離れた方の直線部14bに案内されて姿勢を維持しているが、これには限られずカード搬送路4に平行なガイドシャフトを設けて、これにキャリッジ7を案内させるようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のカード強制排出機構によれば、例えば薄いシートをカード搬送路に挿入して爪を爪退避位置に押し戻そうとしても、アームのストッパがカムに当接して爪が爪突出位置に維持されることからカードを強制排出することができる。また、爪が爪突出位置にあるときは、爪よりもカードリーダの内部側にあるカードを外から引き出そうとしても爪が退避しないので阻止される。よって、取り込み後にジャムを起こしたカードの盗難を防止することができる。
【0058】
そして、カードリーダに滞留したカードをカード挿入口に排出するようにカード挿入口の近傍のみにカード強制排出機構を設置できるので、カード強制排出機構をカード搬送路の全体に渡って設ける必要が無くなり、カード強制排出機構の小型化を図ることができる。このため、空スペースの小さいカードリーダであってもカード強制排出機構を取り付けることができるようになる。
【0059】
また、請求項2記載のカード強制排出機構によれば、例えば薄いシートをカード搬送路に挿入して爪を爪退避位置に押し戻しカードを排出できないようにしてカードジャムを引き起こそうとしても、貫通部がシートをカード搬送路の一方に押し付けるので爪およびカードはシートに邪魔されることなくカードが強制排出される。
【0060】
さらに、請求項3記載のカード強制排出機構によれば、例えば薄いシートをカード搬送路に挿入したときに貫通部がシートをカード搬送路の一方に押し付けると、貫通部の先端がシートを突き破り、キャリッジの移動に伴って貫通部が移動することによりシートが切り裂かれる。このため、爪の爪突出位置への突出やカードの強制排出がシートにより妨害されることを防止できる。
【0061】
また、請求項4記載のカード強制排出機構によれば、全体をユニット化してカードリーダに取り付けるようにしているので、カードリーダにオプションとして後付けすることができるようになる。
【0062】
そして、請求項5記載のカード強制排出機構によれば、ユニット化したカード強制排出機構をカードリーダの内部に無駄な空間を作ることなく収めることができる。このため、カードリーダの小型化を図ることができる。
【0063】
また、請求項6記載のカード強制排出機構によれば、滞留したカードがシャッタの閉塞動作を阻害するときだけカードの排出を行えば良いので、カード強制排出機構をシャッタの近傍のみに設けることができる。これにより、カード強制排出機構をカード搬送路の全体に渡って設ける必要が無くなり、カード強制排出機構の小型化を図ることができる。
【0064】
しかも、シャッタが閉じていない状態で滞留したカードは直ぐに排出されて使用者に返却されるようになるので、シャッタが閉じていない状態でカードが滞留して使用者がカードリーダから離れた隙に他人がカードを盗難することを防止できる。
【0065】
さらに、請求項7記載のカード強制排出機構によれば、カード搬送路から退避した爪とシャッタとは、カードの少なくとも1枚分の搬送方向の長さだけ離れているようにしているので、シャッタの位置に掛かっている滞留したカードの後端に爪を必ず当接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード強制排出機構を示す概略の側面図であり、(A)はキャリッジが爪退避位置にある状態、(B)は爪がカード搬送路に突出した状態、(C)は爪がカードを押し出す状態をそれぞれ示す。
【図2】カード強制排出機構を示す概略の側面図である。
【図3】カード強制排出機構のキャリッジが爪退避位置にある状態を示す側面図である。
【図4】カード強制排出機構の爪がカード搬送路に突出した状態を示す側面図である。
【図5】カード強制排出機構の爪がカードを押し出す状態を示す側面図である。
【図6】カード強制排出機構の他の実施形態を搭載したカードリーダを示す概略の側面図である。
【図7】カード強制排出機構を示す側面図である。
【図8】キャリッジ移動手段のプーリの駆動系を示す平面図である。
【図9】キャリッジおよび爪を示す側面図である。
【図10】キャリッジおよび爪を示す正面図である。
【図11】カード強制排出機構を示す平面図である。
【図12】従来のカード強制排出機構を示す側面図である。
【符号の説明】
1 カード強制排出機構
2 カード挿入口
3 カード
4 カード搬送路
5 カード搬送手段
6 カードリーダ
7 キャリッジ
8 爪
9 キャリッジ移動手段
10 爪出没機構
11 爪退避位置
12 爪突出位置
28 駆動ローラ(搬送ローラ)
29 パッドローラ(搬送ローラ)
31 シャッタ
35 アーム
43 ストッパ
44 カム
45 貫通部
45a 貫通部の先端

Claims (7)

  1. カード挿入口から挿入されたカードをカード搬送路で搬送するカード搬送手段を備えるカードリーダに設けられると共に、前記カード搬送路中で滞留した前記カードを強制的に排出するカード強制排出機構において、前記カードの搬送方向に沿って移動可能であると共に前記カード搬送手段とは別個に設けられたキャリッジと、前記キャリッジに少なくとも1本設けられると共に前記カード搬送路に出没可能な爪と、前記キャリッジを爪退避位置と爪突出位置とに移動させるキャリッジ移動手段と、前記キャリッジが前記爪退避位置に位置するときは前記爪を前記カード搬送路から退避させると共に前記爪突出位置に位置するときは前記爪を前記カード搬送路に突出させる爪出没機構とを備え、この爪出没機構は、前記爪と連繋して前記爪を前記爪退避位置と前記爪突出位置とに回動するアームと、このアームに形成されたストッパと、前記カードの搬送方向に沿って形成され前記ストッパが当接することにより前記爪の退避を規制するカムとを有することを特徴とするカード強制排出機構。
  2. 前記アームは、前記爪が前記爪退避位置にあるときには前記カード搬送路から退避すると共に、前記爪が前記爪突出位置にあるときには前記カード搬送路を厚さ方向に貫通する貫通部を備えることを特徴とする請求項1記載のカード強制排出機構。
  3. 前記貫通部の先端は先鋭形状であることを特徴とする請求項2記載のカード強制排出機構。
  4. 全体をユニット化して前記カードリーダに取り付けることを特徴とする請求項1から3までのいずれか記載のカード強制排出機構。
  5. 前記カード搬送手段は搬送ローラを備えたものであり、前記カード強制排出機構の全体が、前記搬送方向に沿って隣り合う前記搬送ローラの間に収容されることを特徴とする請求項1から4までのいずれか記載のカード強制排出機構。
  6. 前記カード挿入口を開閉するシャッタを備えると共に、前記爪突出位置を前記爪退避位置よりもシャッタ側に配置して、尚かつ前記シャッタが滞留した前記カードに当たって閉まらないときにのみ前記カードを強制排出することを特徴とする請求項1から5までのいずれか記載のカード強制排出機構。
  7. 前記カード搬送路から退避した前記爪と前記シャッタとは、前記カードの少なくとも1枚分の搬送方向の長さだけ離れていることを特徴とする請求項6記載のカード強制排出機構。
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