JP3952289B2 - 蓋体のロック機構及び開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱状基体に対し蓋体を係止する蓋体のロック機構及び開閉装置に関する。なお、本明細書において、「箱状基体」は各種の収納体、ハウジング、ケース等を含み、「蓋体」は扉や遮蔽体等を含む広義なものである。
【0002】
【従来の技術】
図14と図15は回動式の蓋体に適用される従来の開閉装置及びロック機構を示している。図14の開閉装置は、下記特許文献1に開示されているもので、蓋体71が連結片72を介し箱状基体70に回動可能に枢支され、又、不図示の付勢手段で開位置方向へ付勢されており、連結片72の枢軸72aを支点として基体70の開口部を開放する開位置と前記開口部を閉じる閉位置とに回動切り換えられる。ロック機構は、同(a)に示される主ロック機構、同(b)に示される衝撃用の副ロック機構からなる。主ロック機構は、蓋体71の下面前側に突設されたストライカ73と、基体70の上縁に付設されて前記ストライカ73と係脱するラッチ装置74とからなる。ラッチ装置74は、蓋体71が開位置から閉位置に回動されたとき、ストライカ74を係止し、該係止を蓋体71の閉位置方向への押し操作により係止解除するプッシュ・プッシュ係止機構(これはプッシュロック・プッシュオープンタイプと称されることもある、以下、同じ)である。これに対し、副ロック機構は、連結片72に設けられた係止突起75と、基体70の対応部に取り付けられたラッチ装置76とからなる。ラッチ装置76は、ケース77に上下動可能に配置されて係止突起75と係合可能な横溝78a付きのロック錘78と、ロック錘78をケース77の上開口方向へ付勢している付勢部材79とを有している。そして、通常時には、蓋体71の閉位置で係止突起75が横溝78aに遊びを持って係合している。衝撃を受けた時には、ロック錘78が慣性により同図のごとく付勢部材79の付勢に抗して下降し、係止突起75が横溝78aの上端面に係合規制されることで、蓋体71が連結片72を介して不用意に動かなくなるよう係止する。これは、衝撃時に連結片72が副ロック機構で瞬間的に強く係止されることで、主ロック機構が不用意に係止解除する虞を防ぐものである。
【0003】
図15の開閉装置は、下記特許文献2に開示されているもので、蓋体81が両側の連結片(図示省略)を介し箱状基体80に回動可能に枢支され、又、不図示の付勢手段で開位置方向へ付勢されており、前記連結片の枢軸82を支点として基体80の開口部を開放する開位置と前記開口部を閉じる閉位置とにダンパー手段で制動されながら回動切り換えられる。ロック機構は、基体80の背面側中間部に下設されたストライカ83と、蓋体81の後側に下設されたアーム84に保持されて前記ストライカ83と係脱するラッチ装置85とからなる。ラッチ装置85は、図示省略されているが、蓋体81が開位置から閉位置に回動されたとき、ストライカ83を係止し、該係止を蓋体81の閉位置方向への押し操作により係止解除するプッシュ・プッシュ係止機構からなる。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−184237号公報(第3頁〜第5頁、図1〜図7)
【特許文献2】
特開平9−20177号公報(第2頁〜第4頁、図1〜図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のロック機構は、箱状基体と蓋体の間にどの様に介在させるか色々工夫されているものの、次のような点から未だ充分満足できない。即ち、図14の主ロック機構では、蓋体71の開位置において、ラッチ装置74が箱状基体70の上に露出されているため見栄えが悪く、埃等が付着し易く、蓋体71のストライカ73も邪魔になる。作動的には、例えば、係止解除して、蓋体71を閉位置から開位置へ回動切り換える際、ストライカ73が枢軸72aを支点として円弧を描きながらラッチ装置74から抜けるため、ストライカ73を抜け止め又は挟持していたラッチ部材に引っかかって動作不良を起こし易い。図15のロック機構は、ラッチ装置85を蓋体84に下設したアーム84に設けて見え難くすることで前記した見栄え等を改善したものであるが、蓋体81を開位置にしたときにラッチ85及びアーム84の逃げ部を確保する上で、同図のごとく箱状基体80の片側を内部に絞り込んで空洞部86を形成しなくてはならず、基体内の収容部が狭くなったり、蓋体71の回動角度が制約され易い。また、蓋体81を開位置で箱状基体80の内側に収まる様にしたいときに採用できない。
【0006】
本発明に係る蓋体のロック機構及び開閉装置は、以上のような課題を解消することを目的としている。具体的には、ストライカ及びラッチ装置を上から目視不能にすることにより外観特性を向上し、蓋体が開位置で箱状基体内に収める態様でも採用でき、しかもストライカの回動量を極力抑えて作動特性を安定維持可能にすることを目的としている。他の目的は以下の内容説明の中で明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、図1〜図13の例で特定すると、連結片33Bを介し箱状基体2に回動可能に枢支されて、該箱状基体2の開口部を開放する開位置と前記開口部を閉じる閉位置とに回動切り換えられる蓋体3を、ストライカ52及びラッチ装置6を介して前記閉位置で解除可能に係止するロック機構において、前記箱状基体2は、前記蓋体3に設けられた前記連結片33Bを側壁24Bに枢支していると共に、前記側壁24Bに取り付けられた前記ラッチ装置6と、前記側壁24Bに回動可能に枢支されているアーム5とを備え、前記アーム5は、前記ラッチ装置6と係脱する前記ストライカ52と、前記連結片33Bに設けられた規制凸部36に当接可能な突起54とを形成しており、前記蓋体3の開位置で前記突起54が前記規制凸部36に当たることにより前記ストライカ52を前記ラッチ装置6に係止する方向へ不用意に回動しないように規制されていると共に、前記蓋部3が前記連結片33Bを介し回動されて前記開位置から閉位置に近づいたとき当該連結片と連結し当該蓋体と連動して回動されて、前記ストライカ52を前記ラッチ装置6に対して係止することを特徴としている。
【0008】
(作動等)以上の構造特徴は、箱状基体2に対しラッチ装置6と共にストライカ52を形成しているアーム5を取り付け、又、該アーム5を蓋体3の連結片33Bに対応して配置しかつ回動可能に枢支して、蓋体3が連結片33Bの枢軸38を支点として開位置から閉位置へ回動され、閉位置に近づいたときに、連結片33Bがアーム5に連結して該アーム5を連動して回動することにより、アーム5のストライカ52をラッチ装置6に係止することにある。この利点は、蓋体3の連結片が一般的に箱状基体2の側壁に回動可能に枢支されており、ラッチ装置6及びストライカ52付きのアーム5を当該連結片33Bに対応して箱状基体2の側壁、つまり箱状基体2の上から目視されない箇所に取り付けることにより見栄え等を良好に維持できること、ラッチ装置6及びストライカ52付のアーム5が共に箱状基体2側に配置されるため蓋体3及び箱状基体2の上部を任意形状に設定可能、つまり、図14や図15のごとくラッチ装置等により制約を受けないようにして設計自由度を拡大できること、ラッチ装置6に係脱するストライカ52の移動量又は回動量を最小限に抑えて形態例のごとくストライカ52を係止解除して、蓋体3を閉位置から開位置へ回動切り換える際、ストライカ52がラッチ装置6から完全に抜けなくても係止解除可能にして上記した従来の動作不良発生の虞を解消できること、等で優れている。
【0009】
以上の発明は、請求項2〜5のごとく具体化されることがより好ましい。即ち、
(請求項2)前記アーム5は略中間部を前記箱状基体2に枢支して、一端側に前記ストライカ52を形成し、他端側に突起54を有し、前記連結片33Bは前記箱状基体2に枢支される枢軸38よりも自由端側に設けられて、前記蓋体3が回動されて開位置から閉位置に近づいたときに前記突起54と嵌合し、蓋体3が閉位置から開位置方向へ所定角回動されたとき離脱する嵌合溝35を有している構成である。この場合は、例えば、連結片33Bとアーム5との連結が嵌合溝35及び突起54という簡単な形状工夫により実現でき、又、ラッチ装置6の配置個所がアーム5の長さ等に応じて任意に設定できる。
なお、上記した本発明において、アーム5は、前記蓋体3の開位置で前記突起54が前記規制凸部36に当たることにより前記ストライカ52を前記ラッチ装置6に係止する方向へ不用意に回動しないよう規制されているため、例えば、上記したアーム5の回動量を最小に抑えながら、アーム5の不用意な回動を規制凸部36の存在で防ぎ、ラッチ装置6に対するストライカ52の誤作動の虞をなくすことができる。
(請求項3)前記アーム5が前記箱状基体2の側壁24B外面と前記連結片33Bとの間に配置されると共に、前記ストライカ52が前記ラッチ装置6と前記箱状基体2の上フランジ部26との間に配置されて下方向への回動により前記ラッ
チ装置6に係止される構成である。この場合は、例えば、側壁24Bの外面に対しアーム5、連結片33Bを順に配置するため側壁24Bからの張出量を小さくしたり、形態例のごとくアーム5の回動範囲を簡単に規制できる。
(請求項4)前記蓋体3は付勢手段7により開位置方向へ付勢され、前記ラッチ装置6は前記箱状基体2の側壁に設けられた支持枠部28に保持されて、前記ストライカ52を係止した状態から、該係止を前記蓋体3の閉位置方向への押し操作により係止解除するプッシュ・プッシュ係止機構からなる。これは、公知のロック機構のうち、プッシュ・プッシュ係止機構を採用することにより上記利点に加えて、使い勝手も向上できる点を確認的に特定したことに意義がある。
【0010】
(請求項5)蓋体3が箱状基体2の開口部を閉じる閉位置と前記開口部を開口する開位置とに回動切り換えられると共に、前記開位置の方向へ付勢している付勢手段7、及び該付勢手段7の付勢力に抗し前記閉位置で解除可能に係止するロック機構、並びに制動用のダンパー手段4を備えた蓋体の開閉装置において、前記箱状基体2の両側壁は段差状の上フランジ部及び該段差端面に設けられて箱状の内外を連通した両側の窓部26aを有し、前記蓋体3は前記窓部26aを通じて基体内から外へ突出されて枢軸38を介して箱状基体に回動可能に枢支される一対の連結片33A,33Bを有し、前記ダンパー手段4は前記連結片の一方33Aを介して前記蓋体の回動速度を制動可能にするとともに、前記ロック機構は請求項1から4の何れかに記載のものからなり前記連結片の他方33B及び前記アーム5を介して前記蓋体3を係止可能にすることを特徴としている。
以上の発明は上記ロック機構を含む蓋体の全体の開閉作動、つまり蓋体の開閉装置として特定したものである。この開閉装置では、上記したロック機構による利点に加え、蓋体3の連結片33A,33Bが対応する窓部26aを通じて基体2内から外へ突出されているため、蓋体3を開位置で基体2内に収める態様であっても、基体内に配置される機構部をなくして外観特性を維持したり、基体内の造形自由度を維持できる。要は、形態に挙げた最適な開閉装置又は収納体を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図13は本発明を適用した蓋体の開閉装置(収納体)及びロック機構を示している。図1は装置全体を示し、同(a)は蓋体の開位置での斜視図、同(b)は蓋体の閉位置での斜視図である。図2と図3は装置細部を示し、図2(a)は装置上面図、同(b)は(a)のA−A線断面図、図3は図2(a)のB−B線断面図である。図4(a),(b)は蓋体の閉位置での各側面図、図5(a),(b)は蓋体の開位置での各側面図、図6〜図8はラッチ装置の構成及び作動を示し、図6はストライカが係止解除された状態、図7はストライカが係止された状態、図8は該係止状態で衝撃を受けた状態である。各(a)は図1のラッチ装置を前後に断面した態様であり、各(b)は同ラッチ装置を左右に断面した態様である。図9は前記ラッチ装置の他の例を示している。図10は装置全体を分解した概略図、図11は箱状基体の細部を示し、同(a)は上面図、同(b)は正面図、同(c)は(a)のC−C線断面図、同(d)及び(e)は各側面図である。図12は蓋体の細部を示し、同(a)は上面図、同(b)は正面図、同(c)は(a)のD−D線断面図、同(d)及び(e)は各側面図である。図13はアームの細部を示し、同(a)は側面図、同(b)は下面図である。
以下の説明では、まず、本発明のロック機構を適用した開閉装置(収納体)の全体構造、組立及び基本作動、ロック機構及びその作動に言及する。
【0012】
(全体構造)形態例の収納体1は、箱状基体2が開口部を有し、該開口部が本発明を適用した蓋体3により開閉される例であり、車室内のセンターコンソール(の凹所)やインストルメントパネル(の凹所)に装備されるものとして開発されたものである。但し、発明対象としては、蓋体3が開位置と閉位置とに回動切り換える形態であればよく、適用分野及び用途的な制約は特にない。基体2は、収容部21が空洞となっているが、内部等は適用製品の形態に応じて種々設計される。基体2の開口部は、蓋体3の回動切り換えにより開閉されるという要件を備えていればよい。従って、蓋体3は、形態の如く閉位置で略水平方向、開位置で略垂直方向に配置されるものに限られず、例えば、特願2001−12455号の如く基体2の前側を開口しており、閉位置で略上下方向、開位置で略水平方向に配置される形態でもよい。即ち、収納体1としては、蓋体3が基体2の開口部に対し閉位置と開位置とに回動切り換えられるものであればよい。そして、蓋体3の開閉装置は、基体2の開口部に対し蓋体3を閉位置と開位置とに回動切り換える機構であり、好ましくは蓋体3を閉位置に係止するロック機構及びアーム5と共に、制動用のダンパー手段4と、付勢手段としての付勢ばね7とから構成される。なお、主部材の基体2及び蓋体3並びにアーム5は、全て射出形成された樹脂成形品である。
【0013】
ここで、箱状基体2は、図10及び図11のごとく内部21が対向している長い側壁22,23と、短い側壁24A,24Bと、底壁25とで概略区画された上開口した容器状をなしている。両側壁24A,24Bの上側は段差状又は断面略L形の上フランジ部26で縁取りされ、側壁23は該上フランジ部26に対応部を連結した状態で内部21を拡大するよう張り出した膨出部27で形成されている。上フランジ部26には、略L形の水平辺である段差端面のうち、側壁23と対向する両側に上下貫通形成された窓部26a,26aが設けられている。各窓部26aは、側壁23との間に隙間を保ち、内部21から対応する側壁24A,24Bの外面側に開口している。また、側壁24Aの外面には枢支部29aと受け部29bが設けられている。側壁24Bの外面には枢支部29a、29cと支持枠部28が設けられている。両側の枢支部29aは同軸線上に位置し、蓋体3を連結片33A,33Bを介し枢支する。受け部29bは、枢支部29aの下側に位置し、図4(b)のごとくダンパー手段4を装着する。このダンパー手段4は、ケース40に装着された回転ギア41を有し、受け部29bに位置決め配置し止めねじ等により取り付けられる。ダンパー構造は、公知のロータリー式のオイルダンパー等からなり、回転ギア41がケース40内の作動油の抵抗を受けて制動されるタイプである。枢支部29cは対応枢支部29aよりも斜め下側に位置し、アーム5を枢支する。枢支部29cの上側にはばね係止用リブ29dなどが設けられている。支持枠部28は、枢支部29cと所定間隔を保っており、対向した突片28a,28b及び該突片同士を連結して側壁24Bとの間に枠部を形成している接続片28c等から形成されている。支持枠部28には、後述するユニット化されたラッチ装置6が上から挿入されることにより組み付けられる。
【0014】
蓋体3は、図10及び図12のごとく下蓋30及び上蓋又は上カバー31とからなり、基体2の開口部を塞ぐ大きさの平板状をなし、下蓋30の両側に突設された連結片33A,33Bを有している。両連結片33A,33Bは、同軸線上に設けられた軸孔33aを有し、該軸孔33aより先端側が扇状板部33bとなっている。連結片33Aの板部33bには、円弧状ギア部34が端面に連続して形成されている。該ギア部34はダンパー手段4の回転ギア41と噛み合う。連結片33Bの板部33bには、嵌合溝35と規制凸部36とが円弧状の両側に設けられ、又、軸孔33aから嵌合溝35の手前まで延びた係止溝33dが設けられている。嵌合溝35は、軸孔33aに向かう凹状溝であり、該凹状溝の外壁35aが一段高く形成されている。なお、この例では、下蓋30に設けられた大小の凹部32a,32bにホルダー39aと該ホルダー39aを突出方向へ回動する操作ボタン39bが組み込まれている。しかし、このホルダー39a等は省略されることもある。
【0015】
アーム5は、図10〜図13のごとく支持枠部28に保持されるラッチ装置6と連結片33Bとを連結するもので、一端側を形成している幅広の板部51と、他端側を形成しているストライカ52と、略中間部に設けられた軸孔53とを有している。板部51には下角部に突起54が設けられている。突起54は、前記嵌合溝35に移動自在な外径の柱状である。ストライカ52は、アーム5の先端から下向きに細く延びていると共に、先端の片面に突設された爪部52aを有している。爪部52aは内面側に位置し、突起54は外面側に位置している。
【0016】
(組立及び基本作動)以上の蓋部3及びアーム5は基体2に組み付けられる。この組立作業では、例えば、基体2に対し上記したダンパー手段4とラッチ装置6を取り付けた後、アーム5が付設され、最後に蓋体3が取り付けられる。アーム5は、図11(d)のごとく軸孔53が上記枢支部29cに嵌合されてシーソ式に枢支される。すると、アーム5は、自重により幅広の板部51側が下方へ移動する。この移動で、アーム5は、ストライカ52の爪部52aがラッチ装置6内に位置し、ストライカ52の上側が上フランジ部26に接近して、同図の時計回り方向への回動が規制される。即ち、この構造では、アーム5が図11(d)の位置より枢支部29cを支点として逆時計回りに少しだけ回動(概略3〜10度であり、蓋体3の回動量よりも極僅かである)されると、ラッチ装置6に係止(ロック)されるよう工夫されている。これは、課題に述べ不具合を解消する上で、ラッチ装置6に係脱するストライカ52の移動量を抑えてラッチ装置6に対するストライカ52の誤作動を確実に解消するためである。
【0017】
蓋体3の取付作業では、両連結片33A,33Bを各窓部26aから対応する側壁24A,24Bの外面へ挿通し、図3及び図4のごとく枢支部29a,29aに対し筒状カラー37及び枢軸用ねじ38を介して枢支する。その際は、図11(d)のごとく枢支部29aに付勢ばね7が予め保持される。付勢ばね7は、枢支部29aに保持される巻ねじ部を有し、下側の他端7bが前記したリブ29dに係止され、上側の一端7aが付勢力を発現しながら連結片33Bの係止溝33dに係止される。これにより、蓋体3は、連結片33A,33Bのねじ38を支点として付勢ばね7の付勢力により図4の閉位置から図5の開位置へ略90度回動され、又、付勢ばね7の付勢力に抗して閉位置方向へ閉じ操作される。この回動過程では、前記したギア部34が回転ギア41と噛み合っていて該噛み合いにより速度を緩和し、かつダンパー手段4による制動を受ける。このため、蓋体3は閉位置から開位置まで常に略定速で回動される。開位置では、図5のごとく蓋体3が基体2の膨出部27内に下側を移動しているため外観が良好に維持され、又、突起54が規制凸部36に当接してアーム5がストライカ52をラッチ装置6に係止する方向へ不用意に回動しないよう規制している。即ち、この構造では、突起54が嵌合溝35と嵌合してアーム5を連結片33Bに連結する機能と、規制凸部36に当たってアーム5の回動範囲を規制する機能とを兼ねている。
【0018】
(ロック機構)発明のロック機構は、上記した連結片33Bと、アーム5と、ラッチ装置6からなる。ラッチ装置6は、図6〜図8に例示される構造、又は、図9に例示される構造である。ラッチ機構的には、蓋体3を閉位置方向へ押しながら回動すると係止され、更に同方向へ押して手を離すと係止解除するプッシュ・プッシュ係止機構からなり、又、図14(b)に類似する衝撃吸収機能を有している。なお、図9(a)〜(c)は、図6〜図8の各(b)に対応して示しており、同じ部材及び部位に同一符号を付している。
【0019】
図6〜図8のラッチ装置6は、上記支持枠部28に保持されるケース60と、ケース60に上下動可能に配置されたラッチ部材62と、ラッチ部材62に設けられた弾性係止部63及びハート形カム溝65と、カム溝65に沿ってトレースするピン64と、ピン64を付勢している板ばね67と、ラッチ部材62の真下に配置された応動体66と、ラッチ部材62を上方へ付勢しているばね部材68と、応動体66を上方へ付勢しているばね部材69とからなる。ケース60は、上下貫通した筒形で、上部60aが支持枠部28に掛止めされる径大部に形成され、前壁の略中間を欠如した開口60bと、下側の前後壁を貫通したガイド孔60cと、内部にあって上下中間より下側に設けられた隔壁61とを有している。隔壁61には、上下貫通した窓61aが設けられ、又、上面にばね部材68の下側を保持する軸等が設けられている。ラッチ部材62は、前側のカム溝65と、上部にあって前側と後側との間に略U形部を区画し、該U形部の後側部分を利用して設けた弾性係止部63と、前記U形部の下側に設けられてばね部材68の上側を配置する空洞部とを有している。そして、ラッチ部材62は、ばね部材68と共にケース60に挿入された状態で、ばね部材68の付勢力により上側をケース60より突出している(非係止状態)。応動体66は、窓61aに挿入される掛止め部66aと、ガイド孔60cに嵌合される突部66bと、ばね部材68を厚さ内に配置する空洞部とを有している。そして、応動体66は、ケース60に対し下側から挿入され、突部66bを介して抜け止めされると共に、ガイド孔60cにより上下移動範囲が規制される。ピン64は、基端64bが掛止め部66aに係止された状態で、先端64aがカム溝65に突出されてカム溝65をトレースする。板ばね67は、ケース60の下側にあって前後壁に装着され、一端側が開口60bよりケース内に入ってピン64を押圧して、先端64aをカム溝65に所定圧で当接可能にする。ばね部材69は、該板ばね67の装着時に応動体66の空洞部と板ばね67の対応部との間に配置されて、応動体66を所定圧で上方へ付勢している。また、前記カム溝65は、図6(a)において、下側から左上側へ延びる誘導溝65aと、誘導溝65aの上側に位置して左右に別れている係止用誘導溝65b及び解除用誘導溝65dと、誘導溝65b,65dの間にあって下側にある係止溝65cと、誘導溝65dから下側へ延びる復帰溝65eなどからなる。弾性係止部63は、弾性片の上端に設けられた爪部63aを有し、図7のごとくラッチ部材65がばね部材68に抗して上記したストライカ52により下向きに押されるとケース60内に移動され、該移動によりU形部を狭める方向へ弾性変位して爪部63aが爪部52aを抜け止めする(係止状態)。
【0020】
これに対し、図9のラッチ装置6は、上記図6〜図8のものと基本的に同じであるが、応動体66Aがケース60内の下側に枢軸66cを介し所定角だけ回動可能に枢支され、又、応動体66Aが上片側に突設されてラッチ部材62の対応部(下端突起部62a)を受け止める突出受け部66dを有している点で相違している。即ち、このラッチ装置6では、衝撃等により上下方向の荷重を受けると、応動体66aがばね部材69の付勢力に抗して枢軸66cを支点として一方向(この例では時計回り方向)へ回動される。該回動により、応動体66Aの突出受け部66dがラッチ部材62の下端突起部62aに当接し、該当接により、ラッチ部材62の下移動を阻止して(これは衝撃を受けたときに、蓋体3の移動量を上記図6〜図8のものよりも小さく抑える利点がある)、ピン先端64aが係止溝65cから係止解除用誘導溝65d、つまり係止解除位置へ不用意に摺動されないようにする。
【0021】
(作動)次に、蓋体3のロック機構の細部作動を説明する。以上の構造において、蓋体3が開位置にあるときは、図5と図6又は図9(a)のごとくアーム5が連結片33Bと連結されていないが、ストライカ52がラッチ部材62のU形部内に挿入され、又、突起54が規制凸部36に当たっている。このため、アーム5は、衝撃を受けたとしても、連結片33が回動されない限り、突起54と規制凸部36の存在により、逆時計回り方向、つまりストライカ52がラッチ部材62を押し下げる方向へ回動されてラッチ装置6に不用意に係止されることはない。また、蓋体3は、開位置から付勢ばね7の付勢力に抗して閉位置方向へ回動操作されるが、蓋体3が最終閉位置に達する直前に、連結片33Bの嵌合溝35を区画している外壁35a(図12(e)参照)が突起54と当接する。アーム5は、外壁35aが突起54に当接した段階から連結されて、突起54が嵌合溝35内に入りつつ、連結片33Bと連動して逆時計回り方向へ回動される。すると、ストライカ52は、図4及び図7又は図9(b)のごとくラッチ部材62をばね部材68の付勢力に抗して押し下げる。同時に、ピン64の先端64aは、上記した誘導溝65aから係止用誘導溝65bに入り、蓋体3から手を離すと係止溝65cに係止される。この係止により、蓋体3は閉位置に保持される。
【0022】
蓋体3を開位置へ切り換えるときは、蓋体3を再び押し、該押し力を解放(押した手を離す)する。すると、ピン64の先端64aは、上記した係止溝65cから解除用誘導溝65d、復帰溝65eを経て再び誘導溝65aに戻り、同時に、ラッチ部材62が当初の図6又は図9(a)の状態に切り換えられ、蓋体3が付勢ばね7により自動的に開位置へ回動切り換えられる。この構造では、ストライカ52が係止状態から非係止状態になっても、ラッチ部材62に接し又は接近していることが従来と大きく相違している。これは、課題に挙げたストライカが円弧を描いてラッチ部材から抜けだす従来構成に比べ、動作不良の虞を確実に解消するできるよう工夫され構成である。
【0023】
ところで、収納体1には、追突事故等で車体から大きな衝撃が加わって、該衝撃がロック機構に作用して誤作動により係止解除される虞もあり、不用意に係止解除されると、蓋体3が自動的に開位置へ回動するため危険である。この構造では、そのような誤作動対策がなされている。即ち、追突事故等で大きな上下荷重を受けると、図6〜図8の構造では、応動体66がばね部材68の付勢力に抗して下降され、該下降により、ピン64がラッチ部材62と共に下移動されるため、係止溝65cとの係止状態を維持して、係止溝65cから不用意に係止解除されないようにする。図9の構造では、応動体66Aがばね部材68の付勢力に抗して枢軸66cを支点として一方向へ回動され、該回動に伴って突出受け部66dを位置変更する。ラッチ部材62は、その突出受け部66dに下端突起部62aを当接し、該当接状態により下移動が阻止され、この結果、ピン64の先端64aが係止溝65cから係止用誘導溝65bに摺動して、係止溝65cから不用意に係止解除されないようにする。このような作動は、図14(b)の副ロック機構と作動的に類似しているが、ロック機構として簡素化され、又、蓋体3と分離されたアーム5側のストライカ52に作用している点で特有な構成となっている。但し、本発明のラッチ装置6としては、以上のような応動体66,66A及びばね部材69つまり衝撃吸収機能を省いて簡略化することも可能であり、更に特公平3−53430号や特公平7−26504号公報に開示されているような公知のラッチ機構であっても差し支えないものである。
【0024】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る蓋体のロック機構及び開閉装置にあっては、ラッチ装置とストライカ付きのアームとを共に箱状基体の目視されにくい箇所に取り付けることを可能にして、見栄え等を良好に維持したり、蓋体及び箱状基体形状をラッチ装置等により制約を受け難くして設計自由度を拡大したり、ラッチ装置に係脱するストライカの移動量を抑えて課題に挙げた動作不良発生の虞を解消できる、等の優れた効果を具備できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明のロック機構を適用した収納体例を示す概略斜視図である。
【図2】 図1の収納体の上面とA−A線断面図である。
【図3】 図2のB−B線断面図である。
【図4】 図1の収納体を蓋体の閉位置で示す両側の側面図である。
【図5】 図1の収納体を蓋体の開位置で示す両側の側面図である。
【図6】 上記収納体のラッチ装置の作動を示す模式作動図である。
【図7】 上記ラッチ装置の作動を示す模式作動図である。
【図8】 上記ラッチ装置の作動を示す模式作動図である。
【図9】 上記ラッチ装置の他の構造を示す模式作動図である。
【図10】 上記収納体の概略構成を示す分解図である。
【図11】 上記収納体の箱状基体を示す細部図である。
【図12】 上記収納体の蓋体を示す細部図である。
【図13】 上記ロック機構のアームを示す細部図である。
【図14】 従来のロック機構を示す図である。
【図15】 従来の他のロック機構を示す図である。
【符号の説明】
1…収納体(開閉装置)
2…箱状基体(24A,24Bは側壁、26は上フランジ部、26aは窓部)
3…蓋体(33A,33Bは連結片、33aは軸孔、33bは板部)
4…ダンパー手段(41は回転ギア)
5…アーム(52はストライカ、53は軸孔、54は突起)
6…ラッチ装置(プッシュ・プッシュ係止機構)
7…付勢ばね(付勢手段)
28…支持枠部
35…嵌合溝
36…規制凸部
Claims (5)
- 連結片を介し箱状基体に回動可能に枢支されて、該箱状基体の開口部を開放する開位置と前記開口部を閉じる閉位置とに回動切り換えられる蓋体を、ストライカ及びラッチ装置を介して前記閉位置で解除可能に係止するロック機構において、
前記箱状基体は、前記蓋体に設けられた前記連結片を側壁に枢支していると共に、前記側壁に取り付けられた前記ラッチ装置と、前記側壁に回動可能に枢支されているアームとを備え、
前記アームは、前記ラッチ装置と係脱する前記ストライカと、前記連結片に設けられた規制凸部に当接可能な突起とを形成しており、前記蓋体の開位置で前記突起が前記規制凸部に当たることにより前記ストライカを前記ラッチ装置に係止する方向へ不用意に回動しないように規制されていると共に、前記蓋部が前記連結片を介し回動されて前記開位置から閉位置に近づいたとき当該連結片と連結し当該蓋体と連動して回動されて、前記ストライカを前記ラッチ装置に対して係止することを特徴とする蓋体のロック機構。 - 前記アームは略中間部を前記箱状基体に枢支して、一端側に前記ストライカを形成し、他端側に突起を有し、
前記連結片は前記箱状基体に枢支される枢軸よりも自由端側に設けられて、前記蓋体が回動されて開位置から閉位置に近づいたときに前記突起と嵌合し、蓋体が閉位置から開位置方向へ所定角回動されたとき離脱する嵌合溝を有している請求項1に記載の蓋体のロック機構。 - 前記アームが前記箱状基体の側壁外面と前記連結片との間に配置されると共に、前記ストライカが前記ラッチ装置と前記箱状基体の上フランジ部との間に配置されて下方向への回動により前記ラッチ装置に係止される請求項1又は2に記載の蓋体のロック機構。
- 前記蓋体は付勢手段により開位置方向へ付勢され、前記ラッチ装置は前記箱状基体の側壁に設けられた支持枠部に保持されて、前記ストライカを係止した状態から、該係止を前記蓋体の閉位置方向への押し操作により係止解除するプッシュ・プッシュ係止機構からなる請求項1から3の何れかに記載の蓋体のロック機構。
- 蓋体が箱状基体の開口部を閉じる閉位置と前記開口部を開口する開位置とに回動切り換えられると共に、前記開位置の方向へ付勢している付勢手段、及び該付勢手段の付勢力に抗し前記閉位置で解除可能に係止するロック機構、並びに制動用のダンパー手段を備えた蓋体の開閉装置において、
前記箱状基体の両側壁は段差状の上フランジ部及び該段差端面に設けられて箱状の内外を連通した両側の窓部を有し、
前記蓋体は前記窓部を通じて基体内から外へ突出されて枢軸を介して箱状基体に回動可能に枢支される一対の連結片を有し、
前記ダンパー手段は前記連結片の一方を介して前記蓋体の回動速度を制動可能にするとともに、前記ロック機構は請求項1から4の何れかに記載のものからなり前記連結片の他方及び前記アームを介して前記蓋体を係止可能にすることを特徴とする蓋体の開閉装置。
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