JP3947756B2 - 酸化染毛剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、染色性を向上させることができる酸化染毛剤組成物に関するものである。
一般に、酸化染料と該酸化染料を発色させるための酸化剤とから構成される酸化染毛剤組成物が知られている。かかる酸化染毛剤組成物には液剤のpHを高くすることにより酸化染料の浸透性を向上させるために通常アルカリ剤が配合されている。しかしながら、液剤のpHを高くすることにより毛髪が損傷を受けやすくなるという問題が生じるため、酸化染毛剤組成物においてアルカリ剤の配合のみにより染色性の向上を図ることは通常容易ではなかった。従来より、染色性を向上させるために特許文献1に記載される酸化染毛剤組成物が知られている。かかる酸化染毛剤組成物は染色性を向上させるために動物由来のヒアルロン酸、ムコイチン硫酸等のムコ多糖が含有されている。
特開昭64−56611号公報
ところが、上記従来の酸化染毛剤組成物において例示されるムコ多糖は、染色性の効果が十分でないという問題があった。その一方、一定の染色性の効果を得るために単にムコ多糖の配合量を多くすると液剤の粘度上昇を招くという問題が生じる。
そこで、本発明は、本発明者らの鋭意研究の結果、ムコ多糖の中でも微生物由来のヒアルロン酸を配合することにより上記課題が解決されることを見出したことによりなされたものである。その目的とするところは、染色性を向上させることができる酸化染毛剤組成物を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1記載の酸化染毛剤組成物では、(A)酸化染料、(B)アルカリ剤、及び(C)酸化剤から構成される酸化染毛剤組成物において、(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分を含有する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の酸化染毛剤組成物において、前記(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種は、0.00001〜0.3質量%配合される。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の酸化染毛剤組成物において、さらに、(E)ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、パンテテイン−S−スルホン酸、アミノエチルスルホン酸、グアイアズレンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも一種の成分を含有する。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の酸化染毛剤組成物において、前記(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分と(E)ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、パンテテイン−S−スルホン酸、アミノエチルスルホン酸、グアイアズレンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも一種の成分との配合比は1:100〜100:1である。
請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の酸化染毛剤組成物において、前記(E)成分は0.000001〜5質量%配合される。
本発明によれば、酸化染毛剤組成物において染色性を向上させることができる。
以下、本発明の酸化染毛剤組成物を具体化した一実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の酸化染毛剤組成物は、例えば、第1剤としての酸化染毛剤第1剤(以下、染毛第1剤という。)と第2剤としての酸化染毛剤第2剤(以下、染毛第2剤という。)とから構成されている。染毛第1剤には、(A)成分として酸化染料、(B)成分としてアルカリ剤及び(D)成分として微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分が配合される。染毛第2剤には、(C)成分として酸化剤が配合される。染毛第1剤には染毛性をより向上させるためにさらに(E)成分としてヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、パンテテイン−S−スルホン酸、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、グアイアズレンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも一種の成分が配合されることが好ましい。染毛第1剤と染毛第2剤が、使用の際に混合調製されることにより、混合物としての染毛混合物を得ることができる。この染毛混合物が毛髪に塗布されることにより、毛髪を染色することができる。
<染毛第1剤>
本実施形態における染毛第1剤には、上述したように(A)酸化染料、(B)アルカリ剤及び(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分が含有される。また、さらに好ましくは上述した(E)成分が配合される。また、この染毛第1剤にはその他の成分として酸化染毛剤の染毛第1剤に通常用いられる成分が含有される。
(A)酸化染料は、後述する(C)酸化剤による酸化重合によって発色可能な化合物を示し、具体的には、主要中間体及びカプラーに分類される。
主要中間体としては、フェニレンジアミン類とその塩類、アミノフェノール類とその塩類、ジアミノピリジン類とその塩類等が挙げられる。塩類としては塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等が挙げられる。これらの主要中間体は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。具体的には、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)−N−エチル−p−フェニレンジアミン、2−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール及びそれらの塩類等が挙げられる。
カプラーとしては、レゾルシン、ピロガロール、カテコール、m−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、o−アミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−o−クレゾール、ジフェニルアミン、p−メチルアミノフェノール、フロログルシン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍子、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、それらの塩類等が挙げられる。これらのカプラーは単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
この(A)酸化染料は、様々な色調に変化させることができることから、主要中間体から選ばれる少なくとも一種及びカプラーから選ばれる少なくとも一種から構成されることが好ましい。
染毛混合物中における(A)酸化染料の含有量は、好ましくは0.02〜30質量%、より好ましくは0.2〜20質量%である。この含有量が0.02質量%未満であると、十分な染色性が得られないおそれがある。一方、30質量%を超えて配合しても、染色性は向上せず経済的ではない。
染毛混合物中における主要中間体の含有量は、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%である。この含有量が0.01質量%未満であると、十分な染色性が得られないおそれがある。一方、15質量%を超えて配合しても、染色性は向上せず経済的ではない。また、0.1質量%以上配合することにより、より優れた染色性が得られる。一方、10質量%を超えて配合した場合、染色性が向上しにくくなる。
染毛混合物中におけるカプラーの含有量は、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%である。この含有量が0.01質量%未満であると、十分な染色性が得られないおそれがある。一方、15質量%を超えて配合しても、染色性は向上せず経済的ではない。また、0.1質量%以上配合することにより、より優れた染色性が得られる。一方、10質量%を超えた場合は染色性が向上しにくくなる。
その他、「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行、薬事日報社)に収載された酸化染料及び酸化染料以外の染料として直接染料等を適宜、配合することもできる。
(B)アルカリ剤は、毛髪を膨潤させることにより、毛髪に対する(A)酸化染料の浸透性を向上させ、染色性を向上させるために配合される。(B)アルカリ剤の具体例としては、アンモニア、アルカノールアミン類、有機アミン類、無機アルカリ、塩基性アミノ酸、それらの塩類等が挙げられる。アルカノールアミン類としては、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。有機アミン類としては2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジン等が挙げられる。無機アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。塩基性アミノ酸としてはアルギニン、リジン等が挙げられる。これらの(B)アルカリ剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。また、二種以上の(B)アルカリ剤を適当に組み合わせて配合することによって第1剤に緩衝作用をもたせてもよい。これらの(B)アルカリ剤の中でも、毛髪に対する(A)酸化染料の浸透性を向上させ易いことから、好ましくはアンモニア及びアルカノールアミン類から選ばれる少なくとも一種である。
この(B)アルカリ剤の配合量は、染毛第1剤のpHが8〜12の範囲となる量に設定することが好ましい。染毛第1剤のpHが8未満では、染毛第1剤を染毛第2剤と混合したときに過酸化水素の作用を十分に促進することができない場合がある。一方、pHが12を超えると、染毛処理剤を毛髪に施したとき毛髪に損傷等の不具合が発生しやすい。
(D)成分としての微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種は、染色性の向上のために配合される。塩類としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、トリエタノールアミン塩、キトサン塩、リシン・アルギニン等の塩基性アミノ酸との塩等が挙げられる。ヒアルロン酸とは、N−アセチルグルコサミンとグルクロン酸とが交互に結合してできた直鎖状の高分子多糖である。ヒアルロン酸の分子量としては、特に限定されるものではないが40万〜250万が好ましい。微生物の種類は、ヒアルロン酸産生能を有する微生物であれば特に限定されるものではないが、ヒアルロン酸を生体外に分泌するストリプトコッカス属の微生物が好ましい。ストリプトコッカス属の微生物として具体的にはストレプトコッカス・エキ(Streptococcus・equi)、ストレプトコッカス・ズーエピデミカス(Streptococcus・zooepidemicus)、ストレプトコッカス・エキシミリス(Streptococcus・equisimilis)、ストレプトコッカス・デイスガラクテイエ(Streptococcus・dysgalactiae)、ストレプトコッカス・ピオゲネス(Streptococcus・pyogenes)及びこれらの変異株等が挙げられる。微生物からのヒアルロン酸の抽出方法としては、微生物を発酵・培養した後の培養液から抽出する方法及び微生物を破砕することにより生体内から抽出する方法等が挙げられる。これらのうちで抽出・精製の容易性から発酵培養液から抽出する方法が好ましい。培養方法としては例えばストリプトコッカス属の微生物を使用する場合、30〜37℃の好気的条件下において撹拌培養を行うことが好ましい。ヒアルロン酸を精製する方法としては、公知の方法を使用することができ、例えば、発酵培養液から抽出、精製を行う場合、まずクロロホルム等を使用し脱蛋白質処理を行った後、疎水性クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー等の吸着クロマトグラフィーを使用することにより精製することができる。なお、(D)成分としての微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種は、市販されているものを適宜使用することができる。例えば、バイオヒアルロン酸ナトリウム1%水溶液(株式会社資生堂社製)、ヒアルロンサン液HA−LQ1(キューピー株式会社製)、ヒアルロン酸FCH(株式会社紀文フードケミファ社製)等を挙げることができる。
染毛混合物中における(D)成分の含有量は、0.00001〜0.3質量%、好ましくは0.0001〜0.1質量%である。(D)成分の含有量が0.00001未満であると十分な染色性の向上効果が得られない。一方、(D)成分の含有量が0.3質量%を超えると染毛混合物の粘度の上昇を招くおそれがある。(D)成分は保存中における(C)酸化剤による酸化を防止するために染毛第1剤に配合されることが好ましい。
(E)成分は、スルホン酸基を有するヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、パンテテイン−S−スルホン酸、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、グアイアズレンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも一種の成分である。塩類としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、トリエタノールアミン塩、キトサン塩、リシン・アルギニン等の塩基性アミノ酸との塩類等が挙げられる。(E)成分は(D)成分との相乗効果により染毛力をさらに向上させるために配合される。(E)成分は保存中における(C)酸化剤による酸化を防止するために好ましくは染毛第1剤に配合される。
染毛混合物中における(E)成分の含有量は、0.000001〜5質量%、好ましくは0.00001〜3質量%である。(E)成分の含有量が0.000001未満であると染色性の向上効果は得られない。一方、(E)成分の含有量が5質量%を超えるとそれ以上の染色性向上効果は得られない。また、(E)成分が配合される染毛第1剤が経時的に変色するおそれもある。さらに(E)成分が(D)成分との相乗効果による染毛力向上効果を得るためには(D)成分との配合比を1:100((D)成分:(E)成分)〜100:1の間に設定することが好ましく、1:10〜10:1がより好ましい。
この染毛第1剤には、その他の成分として水、界面活性剤、油性成分、多価アルコール等が配合される。
水は各成分の溶媒又は分散媒として適量配合される。
界面活性剤は、乳化剤又は可溶化剤として染毛第1剤の安定性を保持するために配合される。界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。
非イオン性界面活性剤の具体例としては、エーテル型非イオン性界面活性剤、エステル型非イオン性界面活性剤等が挙げられる。エーテル型非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという。)セチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEヘキシルデシルエーテル、POEイソステアリルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル等が挙げられる。
エステル型非イオン性界面活性剤の具体例としては、モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリン、テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、POEソルビットミツロウ、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤は上記の作用に加えて毛髪の感触を良好にするために配合される。カチオン性界面活性剤の具体例としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤の具体例としては、脂肪酸塩、金属セッケン、アシルグルタミン酸塩、アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等が挙げられる。脂肪酸塩としては、ヤシ油脂肪酸カリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸イソプロパノールアミン、パルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸トリエタノールアミン、オレイン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム等が挙げられる。金属セッケンとしては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ミリスチン酸マグネシウム等が挙げられる。アシルグルタミン酸塩としては、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ミリストイルグルタミン酸カリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム等が挙げられる。アシルメチルタウリン塩としては、ラウロイルメチルタウリンカリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム等が挙げられる。アルキル硫酸エステル塩としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等が挙げられる。アルキルエーテル硫酸エステル塩としては、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等が挙げられる。
両性界面活性剤の具体例としては、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ウンデシルカルボキシメトキシエチルカルボキシメチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム液、ビス(ステアリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミン、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルN−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムドデカノイルサルコシン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ラウリルスルホベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。
油性成分は、酸性染毛剤組成物を毛髪に塗布しやすくすると共に、毛髪に軟らかさと潤いを与えるために配合される。油性成分としては、油脂類、ロウ類、高級アルコール、炭化水素類、高級脂肪酸、アルキルグリセリルエーテル、エステル類、シリコーン類等が用いられる。
油脂としては、オリーブ油、ツバキ油、シア脂、アーモンド油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アボカド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等が挙げられる。ロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ラノリンアルコール等が挙げられる。
炭化水素としては、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワラン、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、オゾケライト、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。アルキルグリセリルエーテルとしては、バチルアルコール(モノステアリルグリセリルエーテル)、キミルアルコール(モノセチルグリセリルエーテル)、セラキルアルコール(モノオレイルグリセリルエーテル)、イソステアリルグリセリルエーテル等が挙げられる。
エステル類としては、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸トリイソデシル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルへキシル、リシノール酸オクチルドデシル、脂肪酸(C10-30)(コレステリル/ラノステリル)、乳酸ラウリル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等が挙げられる。
シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が挙げられる。これらの油性成分は単独で配合してもよく、2種以上を組み合わせて配合してもよい。
多価アルコールとしては、グリコール類、グリセリン類等が挙げられる。グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。グリセリン類としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。
さらに、その他の成分としてソルビトール、マルトース等の糖類、アラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、セルロース誘導体、架橋ポリアクリル酸、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジウム等の水溶性高分子化合物、パラベン等の防腐剤、EDTA−2Na等のキレート剤、フェナセチン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、タンニン酸等の安定剤、リン酸、クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸等のpH調整剤、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤等が挙げられる。また「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行、薬事日報社)に収載されるものから選ばれる少なくとも一種を配合してもよい。
この染毛第1剤の剤型は、水溶液、分散液、乳化液等の液状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等特に限定されない。
<染毛第2剤>
この染毛第2剤には(C)酸化剤が含有される。
(C)酸化剤は、(A)酸化染料を酸化重合させるとともに、毛髪に含まれるメラニンを脱色させるために配合される。(C)酸化剤の具体例としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物等が挙げられる。これらの(C)酸化剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの(C)酸化剤の中でも、メラニンの脱色力に優れることから、好ましくは過酸化水素である。
染毛混合物中における(C)酸化剤の含有量は、好ましくは0.1〜10.0質量%、更に好ましくは0.5〜8.0質量%、最も好ましくは1.0〜6.0質量%である。この含有量が0.1質量%未満であると、メラニンを十分に脱色することができないおそれがあり、また(A)酸化染料が十分に酸化発色することができない。一方、10.0質量%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具合が発生するおそれがある。
この染毛第2剤には、上記染毛第1剤に記載のその他の成分を適宜配合することができる。また、(C)酸化剤として過酸化水素を配合した場合、過酸化水素の分解を抑制するために、安定化剤を配合することが好ましい。安定化剤の具体例としては、尿素、フェナセチン、スズ酸ナトリウム、エチレングリコールフェニルエーテル、8−オキシキノリン、リン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸及びその塩、ジブチルヒドロキシトルエン等が挙げられる。また「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行、薬事日報社)に収載されるものから選ばれる少なくとも一種を配合してもよい。
この染毛第2剤の剤型は、水溶液、分散液、乳化液等の液状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等特に限定されない。
<染毛混合物>
酸化染毛剤組成物を使用する際に、上記の染毛第1剤及び染毛第2剤を所定の割合で混合調製することによって染毛混合物を得ることができる。上述した染毛第1剤及び染毛第2剤の保存形態及び混合方法は特に限定されない。例えば、染毛第1剤及び染毛第2剤は収容容器内に別々に充填され、収容容器から吐出させる際一つの吐出口から混合吐出させることができる同時吐出機構を持つエアゾール容器に充填してもよい。また、専用のトレイを使用し、トレイ上で染毛第1剤及び染毛第2剤を刷毛を用いて混合・撹拌するよう構成してもよい。この染毛混合物の剤型は、液状、クリーム状、ゲル状、フォーム状等特に限定されない。
以上詳述した本実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)本実施形態において、(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分を酸化染毛剤組成物中に配合した。したがって、染色性を向上させることができる。
(2)また、従来の動物由来のヒアルロン酸等と比べ、少量で染色性の向上効果を得ることができるため、染毛混合物の粘度上昇を抑制することができる。
(3)本実施形態において、(E)成分として特定のスルホン酸基を有する化合物を配合した。したがって、(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分との相乗効果により染色性の向上効果をより高めることができる。
(4)(D)成分としてストリプトコッカス属の発酵培養液から抽出、精製されたものを使用した場合、安価に製造又は入手することができる。
なお、上記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・上記実施形態において(D)成分及び(E)成分は染毛第1剤に配合した。しかしながら、(D)成分及び(E)成分は染毛第1剤及び染毛第2剤の両方に配合してもよく、染毛第2剤のみに配合してもよい。
・上記実施形態において、酸化染毛剤組成物を染毛第1剤及び染毛第2剤として構成し、使用直前に混合する構成とした。しかしながら、さらに染毛第1剤及び染毛第2剤を構成する各成分を分離して3剤式以上に構成してもよい。例えば、(A)酸化染料と(D)成分を配合する染毛第1剤、(B)アルカリ剤を配合する染毛第2剤及び(C)酸化剤を配合する染毛第3剤からなる染毛処理剤が挙げられる。
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1〜11及び比較例1〜3)
表1,2に示す各成分を混合して、各実施例及び比較例の染毛第1剤及び染毛第2剤を得た。各実施例及び各比較例における染毛第1剤及び染毛第2剤と1:1の質量比で混合調製し、染毛混合物を得た。得られた染毛混合物を白色人毛毛束(以下、単に毛束という。)に刷毛を用いて塗布し、25℃にて30分間放置した。次に、毛束に付着した染毛混合物を水で洗い流した後、シャンプーを2回、リンスを1回施した。タオルで水分を拭き取り、ドライヤーにて乾燥したものを染毛処理毛束とした。染毛処理毛束について、染毛力の評価を行った。それらの評価結果を表1,2に示す。なお、表1,2における各成分の配合を示す数値の単位は質量%である。また、微生物由来のヒアルロン酸ナトリウムとして株式会社資生堂社製バイオヒアルロン酸ナトリウム1%水溶液(微生物(ストリプトコッカス属)由来のヒアルロン酸ナトリウム1%、メチルパラベン0.10%、フェノキシエタノール0.12%、イオン交換水98.78%の混合物(MP−PE))を使用した。尚、表中においては、微生物由来のヒアルロン酸ナトリウム自体の染毛混合物中における最終濃度を示す。
<染毛力の評価>
比較例2のヒアルロン酸を配合していない染毛剤で処理した染毛処理毛束を標準毛束とした。専門のパネラーが目視にて標準毛束と比べかなり染まりが濃い:4、標準毛束と比べ明らかに染まりが濃い:3、標準毛束と比べ染まりが濃い:2、標準毛束と比べやや染まりが濃い:1、標準毛束と比べ差異がない:0の5段階で官能評価を行った。
Figure 0003947756
Figure 0003947756
表1,2の結果から明らかなように、実施例1〜実施例11では、いずれも標準毛束と比較して染毛力が向上していることが確認される。特に実施例2〜7において(D)微生物由来のヒアルロン酸ナトリウムと(E)成分である特定のスルホン酸基を有する化合物を併用した場合には、標準毛束と比較して大幅に染毛力が向上することが確認される。また、特に実施例8〜11より(D)成分の濃度が0.00001〜0.3重量%の範囲内において標準毛束と比較して染毛力が向上していることが推認される。一方、微生物由来のヒアルロン酸ナトリウム以外のヒアルロン酸ナトリウムを使用した場合又は(E)成分を単独で使用した場合には、十分な染色性の向上効果は得られなかった。

Claims (5)

  1. (A)酸化染料、(B)アルカリ剤、及び(C)酸化剤から構成される酸化染毛剤組成物において、
    (D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分を含有する酸化染毛剤組成物。
  2. 前記(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種は、0.00001〜0.3質量%配合される請求項1記載の酸化染毛剤組成物。
  3. さらに、(E)ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、パンテテイン−S−スルホン酸、アミノエチルスルホン酸、グアイアズレンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも一種の成分を含有する請求項1又は請求項2記載の酸化染毛剤組成物。
  4. 前記(D)微生物由来のヒアルロン酸及びその塩類から選ばれる少なくとも一種の成分と(E)ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸、パンテテイン−S−スルホン酸、アミノエチルスルホン酸、グアイアズレンスルホン酸、パラフェノールスルホン酸及びそれらの塩類から選ばれる少なくとも一種の成分との配合比は1:100〜100:1である請求項3記載の酸化染毛剤組成物。
  5. 前記(E)成分は0.000001〜5質量%配合される請求項3又は請求項4記載の酸化染毛剤組成物。
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