JP3945568B2 - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクチュエータの駆動によってスロットルバルブの開度位置を調節する内燃機関の吸気制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、アクセル操作量等に応じてアクチュエータとしての電動モータを駆動しスロットルバルブの開度位置を制御する『電子スロットルシステム』と称する内燃機関の吸気制御装置が採用されるようになっている。このような電子スロットルシステムにおいては、例えば、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセル開度センサからのアクセル開度信号に応じて電動モータに電流を流し、電動モータが駆動されることでスロットルバルブが開閉され内燃機関に供給される吸気量が調節される。
【0003】
前述の電子スロットルシステムで、何らかの要因によって電動モータへの電流の供給が絶たれたときにも、複数のばね部材のそれぞれの異なる付勢力を利用し機械的にスロットルバルブを全閉位置と全開位置との間の所定の中間位置(以下、『中間ストッパ位置』と記す)に保持することで、内燃機関が直ちに停止状態となることなく車両の退避走行を可能とするオープナ機構と称するものが知られている。
【0004】
ここで、図7の模式図を参照して、前述の電子スロットルシステムにおけるオープナ機構を説明する。なお、図7の模式図には、スロットルバルブの中間ストッパ位置への保持状態を示す。
【0005】
図7に示すように、電子スロットルシステムにおけるオープナ機構の構成は、主として、スロットルボデーの吸気通路11に軸支されたスロットル軸12に固定され、吸気通路11内を通過する吸気量を調節するスロットルバルブ13、スロットル軸12とギヤ列を介して接続された電動モータ20、電動モータ20の駆動力によってスロットル軸12と一体的に駆動されるオープナ部材21、スロットルバルブ13の中間ストッパ位置を設定するスロットルボデー側の係止部14、スロットルバルブ13の全閉位置、即ち、オープナ部材21の閉側のストッパ位置を設定するスロットルボデー側の全閉ストッパ部15、オープナ部材21を中間ストッパ位置に保持するための中間ストッパ部材22、オープナ部材21と中間ストッパ部材22とを互いに当接する方向に付勢するオープナ用ばね部材23及び中間ストッパ部材22を係止部14に当接する方向、即ち、スロットルバルブ13を閉方向に付勢するリターン用ばね部材24とからなる。なお、スロットルバルブ13の全開位置、即ち、オープナ部材21の開側のストッパ位置を設定するスロットルボデー側の全開ストッパ部は省略されている。
【0006】
ここで、電子スロットルシステムの正常時において、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置より開く場合には、オープナ機構の一方のリターン用ばね部材24の付勢力に抗して電動モータ20を開方向に回転駆動させ、また、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置より閉じる場合には、オープナ機構の他方のばね部材23の付勢力に抗して電動モータ20を開方向と逆の閉方向に回転駆動させる。この際、電動モータ20に流される電流の向きは中間ストッパ位置を境にして互いに逆向きである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の図7に示すオープナ機構では、何らかの要因によって電動モータ20への電流の供給が絶たれたとき、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置に保持するものである。このため、オープナ部材21及び中間ストッパ部材22からなる2つのレバー部材とオープナ用ばね部材23及びリターン用ばね部材24からなる2つのばね部材とが必要であり部品点数が多くコストがかかるという問題があった。
【0008】
また、スロットルボデー側の係止部14に当接する中間ストッパ部材22は、オープナ部材21との当接部位を介してスロットルバルブ13における中間ストッパ位置を設定するという複雑な構成である。このため、部品公差等のばらつきによっても中間ストッパ位置が変化することで、スロットルバルブ13の開度位置が変化してしまうという不具合があった。
【0009】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、電子スロットルシステムのオープナ機構において、部品点数を削減して構成を簡素化すると共に、中間ストッパ位置におけるスロットルバルブの開度位置精度を向上することが可能な内燃機関の吸気制御装置の提供を課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の内燃機関の吸気制御装置によれば、第1のばね部材及び第2のばね部材を用いることによって、スロットルバルブの開側では第1のばね部材の付勢力が、スロットルボデーの係止部に第1のばね部材の他端部が当接するまでオープナ部材に作用し、スロットルバルブの閉側では第2のばね部材の付勢力が、オープナ部材の両側面が第2のばね部材の両端部で挟持されるまでオープナ部材に作用する。これにより、何らかの要因によってアクチュエータへの電流の供給が絶たれたときの退避走行が、1つのオープナ部材及び2つのばね部材によって達成されるため、部品点数が削減され構成が簡素化される。また、スロットルボデーの係止部の位置精度と1つのオープナ部材の加工精度のみで中間ストッパ位置が設定可能となるため、スロットルバルブの中間ストッパ位置における開度位置精度が向上される。
【0011】
請求項2の内燃機関の吸気制御装置における係止部及び隣接係止部では、それらが同一形成面または同一加工面とされる。これにより、係止部及び隣接係止部の位置精度を確保し易く、第1のばね部材及び第2のばね部材が当接されるスロットルバルブの中間ストッパ位置における開度位置精度が向上される。
【0012】
請求項3の内燃機関の吸気制御装置における係止部及び隣接係止部では、それらの先端形状が断面略半円状に形成される。これにより、係止部及び隣接係止部に対する第1のばね部材及び第2のばね部材の当接による繰返し位置精度が向上される。
【0013】
請求項4の内燃機関の吸気制御装置における係止部及び隣接係止部では、第1のばね部材及び第2のばね部材との当接位置が中間位置となるよう調節自在とされる。これにより、第1のばね部材及び第2のばね部材とスロットルボデーの係止部及び隣接係止部との当接により設定されるスロットルバルブの中間ストッパ位置における開度位置精度が向上される。
【0014】
請求項5の内燃機関の吸気制御装置におけるオープナ部材では、第1のばね部材の巻線の他端部及び第2のばね部材の巻線の一端部に対して巻軸方向への移動を規制するガイド部が設けられる。これにより、第1のばね部材及び第2のばね部材の巻線の巻軸方向への移動が規制されるため、第1のばね部材及び第2のばね部材とスロットルボデーの係止部及び隣接係止部との当接により設定されるスロットルバルブの中間ストッパ位置の繰返し精度が良好に維持される。
【0015】
請求項6の内燃機関の吸気制御装置における第2のばね部材では、スロットルバルブの全開位置から中間ストッパ位置までの間、巻線の両端部によりオープナ部材を挟持状態のままである。つまり、この間にオープナ部材にかかる付勢力は片方の第1のばね部材からのみであるため、この間における付勢力は線形的に変化される。このため、アクチュエータによるスロットルバルブの開度位置の設定が容易となる。
【0016】
請求項7の内燃機関の吸気制御装置によれば、第1のばね部及び第2のばね部が一体的に形成され、その中間にフック部が形成された1つのばね部材を用いることによって、スロットルバルブの開側では第1のばね部の付勢力が、スロットルボデーの係止部にばね部材のフック部が当接するまでオープナ部材に作用し、スロットルバルブの閉側では第2のばね部の付勢力が、オープナ部材の両側面がばね部材のフック部及び他端部にて挟持されるまでオープナ部材に作用する。これにより、何らかの要因によってアクチュエータへの電流の供給が絶たれたときの退避走行が、1つのオープナ部材及び1つのばね部材によって達成されるため、部品点数が削減され構成が簡素化される。また、スロットルボデーの係止部の位置精度と1つのオープナ部材の加工精度のみで中間ストッパ位置が設定可能となるため、スロットルバルブの中間ストッパ位置における開度位置精度が向上される。
【0017】
請求項8の内燃機関の吸気制御装置における係止部では、その先端形状が球面状または断面略半円状に形成される。これにより、係止部に対するばね部材のフック部の当接による繰返し位置精度が向上される。
【0018】
請求項9の内燃機関の吸気制御装置における係止部では、ばね部材のフック部との当接位置が中間位置となるよう調節自在とされる。これにより、ばね部材とスロットルボデーの係止部との当接により設定されるスロットルバルブの中間ストッパ位置における開度位置精度が向上される。
【0019】
請求項10の内燃機関の吸気制御装置におけるオープナ部材では、ばね部材のフック部に対して巻軸方向への移動を規制するガイド部が設けられる。これにより、ばね部材のフック部の巻軸方向への移動が規制されるため、ばね部材のフック部とスロットルボデーの係止部との当接により設定されるスロットルバルブの中間ストッパ位置の繰返し精度が良好に維持される。
【0020】
請求項11の内燃機関の吸気制御装置におけるばね部材では、スロットルバルブの全開位置から中間ストッパ位置までの間、第2のばね部が巻線のフック部及び他端部によりオープナ部材を挟持状態のままである。つまり、この間にオープナ部材にかかる付勢力はばね部材の片方の第1のばね部からのみであるため、この間における付勢力は線形的に変化される。このため、アクチュエータによるスロットルバルブの開度位置の設定が容易となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0022】
〈実施例1〉
図1は本発明の実施の形態の第1実施例にかかる内燃機関の吸気制御装置が適用された電子スロットルシステムにおけるオープナ機構の概略構成を示す斜視図であり、図2は図1の電子スロットルシステムにおけるオープナ機構を示す模式図である。なお、前述の従来装置と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付して示す。
【0023】
図1及び図2において、電動モータ20への電流の供給が何らかの要因によって絶たれたとき、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置に保持状態とするオープナ機構の構成は、主として、スロットルボデーの吸気通路11に軸支されたスロットル軸12に固定され、吸気通路11内を通過する吸気量を調節するスロットルバルブ13、スロットル軸12とギヤ列を介して接続された電動モータ20、電動モータ20の駆動力によってスロットル軸12と一体的に駆動されるオープナ部材31、スロットルバルブ13の中間ストッパ位置を設定するスロットルボデーの係止部14、第1のばね部材40及び第2のばね部材50とからなる。
【0024】
第1のばね部材40は、スロットル軸12に対して巻線の巻軸方向が平行となるように配設され、一端部41がスロットルボデー側に係止され、他端部42がスロットルボデーの係止部14に当接されている。この係止部14は、図1に示すように、先端形状が断面略半円状にて第1のばね部材40の巻線の巻軸方向に平行に延設され形成されている。また、第2のばね部材50は、第1のばね部材40の他端部42が当接されている同一形成面である係止部14に一端部51が当接され、他端部52がオープナ部材31と係合されている。この第2のばね部材50の一端部51及び他端部52によってオープナ部材31が挟持状態とされている。なお、係止部14が図示しない調節ねじ等により第1のばね部材40の他端部42及び第2のばね部材50の一端部51との当接方向に調節自在とされることで、スロットルバルブ13の中間ストッパ位置における開度位置精度を向上させることができる。
【0025】
ここで、図2の模式図では、スロットルボデーの係止部14が便宜上、第1のばね部材40の他端部42が当接されている係止部14aと第2のばね部材50の一端部51が当接されている係止部14bとに分割され、両係止面に段差が設けられ図示されている。このため、第1のばね部材40の他端部42及び第2のばね部材50の一端部51と係合されているオープナ部材31にも段差が設けられ図示されている。このスロットルボデーの係止部14は、設計の都合等によって実際に段差が設けられた形状であってもよい。
【0026】
なお、図1では、図2に示すスロットルバルブ13の全閉位置、即ち、オープナ部材31の閉側のストッパ位置を設定するスロットルボデーの全閉ストッパ部15は省略されている。また、図1及び図2では、スロットルバルブ13の全開位置、即ち、オープナ部材31の開側のストッパ位置を設定するスロットルボデー側の全開ストッパ部は省略されている。
【0027】
次に、その動作及び作用について説明する。
【0028】
電子スロットルシステムの正常時において、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置より開く場合には、電動モータ20によって、オープナ機構を構成する第1のばね部材40の付勢力に抗してオープナ部材31が第1のばね部材40の他端部42を押し、スロットルバルブ13が開方向に回転駆動される。このスロットルバルブ13の開方向に対しては、オープナ機構を構成する第2のばね部材50の付勢力は関与せず、オープナ部材31が第2のばね部材50の両端部51,52によって挟持状態とされたままである。
【0029】
逆に、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置より閉じる場合には、電動モータ20によって、オープナ機構を構成する第2のばね部材50の付勢力に抗してオープナ部材31が第2のばね部材50の一端部51と反対側の他端部52を押し、スロットルバルブ13が開方向と逆の閉方向に回転駆動される。そして、オープナ部材31がスロットルボデーの全閉ストッパ位置15に当接することでスロットルバルブ13は全閉位置に設定される。このスロットルバルブ13の閉方向に対しては、オープナ機構を構成する第1のばね部材40の付勢力は関与しない。なお、電動モータ20に流される電流の向きは中間ストッパ位置を境にして互いに逆向きである。
【0030】
一方、電子スロットルシステムにおいて、何らかの要因によって電動モータ20への電流の供給が絶たれたときについて説明する。この際、オープナ部材31の両側面は、第2のばね部材50の付勢力によって両端部51,52に挟持され、第1のばね部材40の他端部42がその付勢力によってスロットルボデーの係止部14(14a)に当接状態となる。これにより、スロットルバルブ13は中間ストッパ位置に確実に保持される。
【0031】
このように、本実施例の内燃機関の吸気制御装置は、内燃機関にスロットルボデーの吸気通路11内を通って吸入される空気量である吸気量を、アクチュエータとしての電動モータ20にて駆動される開度位置によって調節するスロットルバルブ13と、スロットルバルブ13を軸支するスロットル軸12と一体的に回転するオープナ部材31と、スロットル軸12に対して巻線の巻軸方向が平行で、巻線の一端部41をスロットルボデーと係合し、巻線の他端部42がオープナ部材31を介して、スロットルバルブ13をその全開位置から巻線の他端部42とスロットルボデーの係止部14(14a)とが当接し、スロットルバルブ13を全開位置と全閉位置との間の係止部14(14a)にて設定される所定の中間ストッパ位置まで閉方向に付勢する第1のばね部材40と、スロットル軸12に対して巻線の巻軸方向が平行で、巻線の一端部51を第1のばね部材40の他端部42が当接する係止部14(14a)を延設した隣接係止部14(14b)に当接すると共に、巻線の他端部52をオープナ部材31と係合し、巻線の他端部52及びオープナ部材31を介して、スロットルバルブ13をその全閉位置から巻線の両端部51,52にてオープナ部材31が挟持状態となる中間ストッパ位置まで開方向に付勢する第2のばね部材50とを具備するものである。
【0032】
つまり、第1のばね部材40及び第2のばね部材50を用い、スロットルバルブ13の開側では第1のばね部材40の付勢力が、スロットルボデーの係止部14に第1のばね部材40の他端部42が当接するまでオープナ部材31に作用し、スロットルバルブ13の閉側では第2のばね部材50の付勢力が、オープナ部材31の両側面が第2のばね部材50の両端部51,52にて挟持されるまでオープナ部材31に作用する。これにより、何らかの要因によって電動モータ20への電流の供給が絶たれたときの退避走行が、1つのオープナ部材31及び2つのばね部材40,50によって達成されるため、部品点数が削減され構成が簡素化される。また、スロットルボデーの係止部14の位置精度と1つのオープナ部材31の加工精度のみで中間ストッパ位置が設定可能となるため、スロットルバルブ13の中間ストッパ位置における開度位置精度を向上することができる。
【0033】
また、本実施例の内燃機関の吸気制御装置の係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)は、同一形成面とするものである。これにより、係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)の位置精度を確保し易く、第1のばね部材40及び第2のばね部材50が当接されるスロットルバルブ13の中間ストッパ位置における開度位置精度を向上することができる。
【0034】
そして、本実施例の内燃機関の吸気制御装置の係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)は、先端形状を断面略半円状に形成するものである。これにより、係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)に対する第1のばね部材40及び第2のばね部材50の当接による繰返し位置精度を向上することができる。
【0035】
更にまた、本実施例の内燃機関の吸気制御装置の第2のばね部材50は、スロットルバルブ13の全開位置から中間ストッパ位置までの間、巻線の両端部51,52によりオープナ部材31を挟持状態のままとするものである。つまり、スロットルバルブ13の全開位置から中間ストッパ位置までの間に、オープナ部材31にかかる付勢力は片方の第1のばね部材40からのみとなり、この間における付勢力は線形的に変化される。このため、電動モータ20によるスロットルバルブ13の開度位置の設定が容易となる。
【0036】
なお、図1に示される本実施例の第1のばね部材40及び第2のばね部材50は、同一のピッチ及び同一のスプリング径を有し、かつ、巻き数が異なるよう形成されている。更に、第1のばね部材40の方が、第2のばね部材50よりも巻き数が多くなるように設定されている。
【0037】
ここで、本実施例における中間ストッパ位置は、スロットルバルブ13の全閉側の方に近い位置で設定されている。これは、電動モータ20の故障等により車両の退避走行を実行するときに、安全性を考慮し、さほど内燃機関が過回転しない開度範囲に設定する必要があるからである。そして、このように中間ストッパ位置が設定されていると、スロットルバルブ13が中間ストッパ位置から全閉位置を回動する回動範囲(第1の回動範囲と呼ぶ)に比べて、スロットルバルブ13が中間ストッパ位置から全開位置へ回動する回動範囲(第2の回動範囲と呼ぶ)の方が大きくなる。
【0038】
なお、本実施例の第1のばね部材40及び第2のばね部材50は、中間ストッパ位置に応じて、それらの巻き数を任意に設定可能とできる構成である。したがって、第1の回動範囲及び第2の回動範囲のそれぞれの範囲量に応じ、巻き数を設定することで、最適な各ばね部の付勢力を設定することが可能となる。これにより、電動モータ20は、各回動範囲量に応じて、必要なだけの駆動トルクを発揮すればよいこととなるため、余分な駆動トルクを発生することを抑制できる。
【0039】
ところで、上記実施例では、係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)をスロットルボデーに一体的に形成された部分として述べられているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、スロットルボデーに対して係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)を調節自在に構成することで、第1のばね部材40の他端部42及び第2のばね部材50の一端部51の当接位置、即ち、中間ストッパ位置を調節自在にすることもできる。
【0040】
このような内燃機関の吸気制御装置の係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)は、第1のばね部材40及び第2のばね部材50との当接位置が中間ストッパ位置となるよう調節自在とするものであり、第1のばね部材40及び第2のばね部材50とスロットルボデーの係止部14(14a)及び隣接係止部14(14b)との当接により設定されるスロットルバルブ13の中間ストッパ位置における開度位置精度を向上することができる。
【0041】
また、上記実施例では、第1のばね部材40及び第2のばね部材50の巻線の巻軸方向への移動を規制するものについて述べられていないが、図3に示すように、第1のばね部材40の巻線の他端部42及び第2のばね部材50の巻線の一端部51に対してオープナ部材31にガイド部32a,32b,32cを設けることもできる。
【0042】
このような内燃機関の吸気制御装置のオープナ部材31は、第1のばね部材40の巻線の他端部42及び第2のばね部材50の巻線の一端部51に対して巻軸方向への移動を規制するガイド部32a,32b,32cを有するものであり、第1のばね部材40及び第2のばね部材50の巻線の巻軸方向への移動が規制されることで、スロットルボデーの係止部14との当接により設定される中間ストッパ位置の繰返し精度を良好に維持させることができる。
【0043】
〈実施例2〉
図4は本発明の実施の形態の第2実施例にかかる内燃機関の吸気制御装置が適用された電子スロットルシステムにおけるオープナ機構の概略構成を示す斜視図であり、図5は図4の電子スロットルシステムにおけるオープナ機構を示す模式図である。なお、図中、上述の実施例と同様の構成または相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を付して示す。
【0044】
図4及び図5において、電動モータ20への電流の供給が何らかの要因によって絶たれたとき、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置に保持状態とするオープナ機構の構成は、主として、スロットルボデーの吸気通路11に軸支されたスロットル軸12に固定され、吸気通路11内を通過する吸気量を調節するスロットルバルブ13、スロットル軸12とギヤ列を介して接続された電動モータ20、電動モータ20の駆動力によってスロットル軸12と一体的に駆動されるオープナ部材31、スロットルバルブ13の中間ストッパ位置を設定するスロットルボデーの係止部14及びばね部材60とからなる。
【0045】
ばね部材60は、スロットル軸12に対して巻線の巻軸方向が平行となるように配設され、巻線の途中に一体的に形成されたフック部63の前後で巻線の巻き方向を互いに逆方向とする第1のばね部62及び第2のばね部64が形成されている。そして、ばね部材60の第1のばね部62の両端のうち、一端部61がスロットルボデー側に係止され、他端のフック部63がスロットルボデー側に螺合された係止部14に当接されている。また、ばね部材60の第2のばね部64の両端のフック部63及び他端部65によってオープナ部材31が挟持状態とされている。
【0046】
更に、係止部14は先端形状が球面形状に形成されている。このため、係止部14とばね部材60のフック部63との当接により設定される中間ストッパ位置の繰返し精度が、求心作用により好適に維持される。また、係止部14の先端位置が、そのねじ部14cによって調節自在であることにより、スロットルバルブ13の中間ストッパ位置における開度位置精度を向上させることができる。
【0047】
なお、図4では、図5に示すスロットルバルブ13の全閉位置、即ち、オープナ部材31の閉側のストッパ位置を設定するスロットルボデーの全閉ストッパ部15は省略されている。また、図4及び図5では、スロットルバルブ13の全開位置、即ち、オープナ部材31の開側のストッパ位置を設定するスロットルボデー側の全開ストッパ部は省略されている。
【0048】
次に、その動作及び作用について説明する。
【0049】
電子スロットルシステムの正常時において、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置より開く場合には、電動モータ20によって、オープナ機構のばね部材60を構成する片方の第1のばね部62の付勢力に抗してオープナ部材31がばね部材60のフック部63を押し、スロットルバルブ13が開方向に回転駆動される。このスロットルバルブ13の開方向に対しては、ばね部材60を構成する他方の第2のばね部64の付勢力は直接関与せず、オープナ部材31が第2のばね部64の他端部65とフック部63とで挟持状態とされたままである。
【0050】
逆に、スロットルバルブ13を中間ストッパ位置より閉じる場合には、電動モータ20によって、オープナ機構のばね部材60を構成する第2のばね部64の付勢力に抗してオープナ部材31がばね部材60のフック部63と反対側の他端部65を押し、スロットルバルブ13が開方向と逆の閉方向に回転駆動される。そして、オープナ部材31がスロットルボデーの全閉ストッパ位置15に当接することでスロットルバルブ13は全閉位置に設定される。このスロットルバルブ13の閉方向に対しては、ばね部材60を構成する第1のばね部62の付勢力は関与しない。なお、電動モータ20に流される電流の向きは中間ストッパ位置を境にして互いに逆向きである。
【0051】
一方、電子スロットルシステムにおいて、何らかの要因によって電動モータ20への電流の供給が絶たれたときについて説明する。この際、オープナ部材31の両側面は、ばね部材60の第2のばね部64の付勢力によって他端部65とフック部63とに挟持され、ばね部材60の第1のばね部62の付勢力によってフック部63がスロットルボデーの係止部14に当接状態となる。これにより、スロットルバルブ13は中間ストッパ位置に確実に保持される。
【0052】
このように、本実施例の内燃機関の吸気制御装置は、内燃機関にスロットルボデーの吸気通路11内を通って吸入される空気量である吸気量を、アクチュエータとしての電動モータ20にて駆動される開度位置によって調節するスロットルバルブ13と、スロットルバルブ13を軸支するスロットル軸12と一体的に回転するオープナ部材31と、スロットル軸12に対して巻線の巻軸方向が平行で、巻線の途中に一体的に形成したフック部63の前後で連続して第1のばね部62及び第2のばね部64を形成し、第1のばね部62の巻線の一端部61をスロットルボデーと係合し、第1のばね部62がフック部63及びオープナ部材31を介して、スロットルバルブ13をその全開位置からフック部63とスロットルボデーの係止部14とが当接し、スロットルバルブ13を全開位置と全閉位置との間の係止部14にて設定される所定の中間ストッパ位置まで閉方向に付勢し、第2のばね部64の巻線の他端部65をオープナ部材31と係合し、第2のばね部64が巻線の他端部65及びオープナ部材31を介して、スロットルバルブ13をその全閉位置から巻線の他端部65とフック部63とでオープナ部材31が挟持状態となる中間ストッパ位置まで開方向に付勢するばね部材60とを具備するものである。
【0053】
つまり、第1のばね部62及び第2のばね部64からなる1つのばね部材60を用い、スロットルバルブ13の開側では第1のばね部62の付勢力が、スロットルボデーの係止部14にばね部材60のフック部63が当接するまでオープナ部材31に作用し、スロットルバルブ13の閉側では第2のばね部64の付勢力が、オープナ部材31の両側面がばね部材60のフック部63及び他端部65にて挟持されるまでオープナ部材31に作用する。これにより、何らかの要因によって電動モータ20への電流の供給が絶たれたときの退避走行が、1つのオープナ部材31及び2つのばね部材60によって達成されるため、部品点数が削減され構成が簡素化される。また、スロットルボデーの係止部14の位置精度と1つのオープナ部材31の加工精度のみで中間ストッパ位置が設定可能となるため、スロットルバルブ13の中間ストッパ位置における開度位置精度を向上することができる。
【0054】
また、本実施例の内燃機関の吸気制御装置の係止部14は、先端形状を球面状に形成するものである。これにより、係止部14に対するばね部材60のフック部63の当接による繰返し位置精度を向上することができる。
【0055】
そして、本実施例の内燃機関の吸気制御装置のばね部材60は、スロットルバルブ13の全開位置から中間ストッパ位置までの間、第2のばね部64のフック部63と他端部65とによりオープナ部材31を挟持状態のままとするものである。つまり、スロットルバルブ13の全開位置から中間ストッパ位置までの間に、オープナ部材31にかかる付勢力はばね部材60の片方の第1のばね部62からのみとなり、この間における付勢力は線形的に変化される。このため、電動モータ20によるスロットルバルブ13の開度位置の設定が容易となる。
【0056】
なお、本実施例のばね部材60は、中間ストッパ位置に応じて、第1のばね部62及び第2のばね部64の巻き数を任意に設定可能とできる構成である。したがって、第1の回動範囲及び第2の回動範囲のそれぞれの範囲量に応じ、巻き数を設定することで、最適な各ばね部の付勢力を設定することが可能となる。これにより、電動モータ20は、各回動範囲量に応じて、必要なだけの駆動トルクを発揮すればよいこととなるため、余分な駆動トルクを発生することを抑制できる。
【0057】
なお、図4のように、ばね部材60が、オープナ部材31やスロットルボデーの係止部14等へ係止されるよう組付けたのち、フック部63を切断すれば、図1と同様の構成となり、同様の作用・効果が期待できる。
【0058】
ところで、上記実施例では、係止部14をスロットルボデーに一体的に形成された部分として述べられているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、スロットルボデーに対して係止部14を調節自在に構成することで、ばね部材60のフック部63の当接位置、即ち、中間ストッパ位置を調節自在にすることもできる。
【0059】
このような、内燃機関の吸気制御装置の係止部14は、ばね部材60のフック部63との当接位置が中間ストッパ位置となるよう調節自在とするものであり、ばね部材60のフック部63とスロットルボデーの係止部14との当接により設定されるスロットルバルブ13の中間ストッパ位置における開度位置精度を向上することができる。
【0060】
また、上記実施例では、ばね部材60の巻線の巻軸方向への移動を規制するものについて述べられていないが、図6に示すように、ばね部材60のフック部63に対してオープナ部材31にガイド部32a,32cを設けることもできる。
【0061】
このような内燃機関の吸気制御装置のオープナ部材31は、ばね部材60の巻線のフック部63に対して巻軸方向への移動を規制するガイド部32a,32cを有するものであり、ばね部材60の巻線の巻軸方向への移動が規制されることで、ばね部材60の巻線のフック部63とスロットルボデーの係止部14との当接により設定されるスロットルバルブ13の中間ストッパ位置の繰返し精度を良好に維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にかかる内燃機関の吸気制御装置が適用された電子スロットルシステムにおけるオープナ機構の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 図2は図1の電子スロットルシステムにおけるオープナ機構を示す模式図である。
【図3】 図3は図1におけるばね部材に対するガイド部の追加を示す斜視図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第2実施例にかかる内燃機関の吸気制御装置が適用された電子スロットルシステムにおけるオープナ機構の概略構成を示す斜視図である。
【図5】 図5は図4の電子スロットルシステムにおけるオープナ機構を示す模式図である。
【図6】 図6は図4におけるばね部材に対するガイド部の追加を示す斜視図である。
【図7】 図7は従来の電子スロットルシステムにおけるオープナ機構を示す模式図である。
【符号の説明】
11 吸気通路
12 スロットル軸
13 スロットルバルブ
14 係止部
20 電動モータ(アクチュエータ)
31 オープナ部材
40 第1のばね部材
41 一端部
42 他端部
50 第2のばね部材
51 一端部
52 他端部

Claims (11)

  1. 内燃機関にスロットルボデーの吸気通路内を通って吸入される空気量である吸気量を、アクチュエータの駆動によってその開度位置を調節するスロットルバルブと、
    前記スロットルバルブを軸支するスロットル軸と一体的に回転するオープナ部材と、
    前記スロットルバルブの中間位置に対応する前記スロットルボデーの係止部と、
    前記スロットル軸に対して巻線の巻軸方向が平行で、前記巻線の一端部は前記スロットルボデーと係合し、前記巻線の他端部は、前記スロットルバルブの全閉位置から前記中間位置までの間では前記係止部に当接し、前記中間位置から前記スロットルバルブの全開位置までの間では回転する前記オープナ部材に当接して前記スロットルバルブを前記オープナ部材を介して閉方向に付勢する第1のばね部材と、
    前記スロットル軸に対して巻線の巻軸方向が平行で、前記巻線の一端部は前記スロットルバルブの全閉位置から前記中間位置までの間では前記係止部を延設した隣接係止部に当接し、前記中間位置から前記スロットルバルブの全開位置までの間では回転する前記オープナ部材に当接し、前記巻線の他端部は前記オープナ部材と係合し、前記巻線の他端部及び前記オープナ部材を介して、前記スロットルバルブをその全閉位置から前記巻線の両端部にて前記オープナ部材が挟持状態となる前記中間位置まで開方向に付勢する第2のばね部材と
    を具備することを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  2. 前記係止部及び前記隣接係止部は、同一形成面または同一加工面とすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  3. 前記係止部及び前記隣接係止部は、先端形状を断面略半円状に形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  4. 前記係止部及び前記隣接係止部は、前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材との当接位置が前記中間位置となるよう調節自在とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の内燃機関の吸気制御装置。
  5. 前記オープナ部材は、前記第1のばね部材の前記巻線の他端部及び前記第2のばね部材の前記巻線の一端部に対して巻軸方向への移動を規制するガイド部を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  6. 前記第2のばね部材は、前記スロットルバルブの全開位置から前記中間位置までの間、前記巻線の両端部により前記オープナ部材を挟持状態のままであることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  7. 内燃機関にスロットルボデーの吸気通路内を通って吸入される空気量である吸気量を、アクチュエータにて駆動される開度位置によって調節するスロットルバルブと、
    前記スロットルバルブを軸支するスロットル軸と一体的に回転するオープナ部材と、
    前記スロットル軸に対して巻線の巻軸方向が平行で、前記巻線の途中に一体的に形成したフック部の前後で連続して第1のばね部及び第2のばね部を形成し、前記第1のばね部の前記巻線の一端部を前記スロットルボデーと係合し、前記第1のばね部が前記フック部及び前記オープナ部材を介して、前記スロットルバルブをその全開位置から前記フック部と前記スロットルボデーの係止部とが当接し、前記スロットルバルブの全開位置と全閉位置との間の前記係止部にて設定される所定の中間位置まで閉方向に付勢し、前記第2のばね部の前記巻線の他端部を前記オープナ部材と係合し、前記第2のばね部が前記巻線の他端部及び前記オープナ部材を介して、前記スロットルバルブをその全閉位置から前記巻線の他端部と前記フック部とで前記オープナ部材が挟持状態となる前記中間位置まで開方向に付勢するばね部材と
    を具備することを特徴とする内燃機関の吸気制御装置。
  8. 前記係止部は、先端形状を球面状または断面略半円状に形成することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  9. 前記係止部は、前記ばね部材の前記フック部との当接位置が前記中間位置となるよう調節自在とすることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  10. 前記オープナ部材は、前記ばね部材の前記フック部に対して巻軸方向への移動を規制するガイド部を有することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の吸気制御装置。
  11. 前記ばね部材は、前記スロットルバルブの全開位置から前記中間位置までの間、前記第2のばね部の前記巻線の他端部と前記フック部とにより前記オープナ部材を挟持状態のままであることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の吸気制御装置。
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