JP3943212B2 - 建物の側壁構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の側壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の建物の側壁構造として以下の如きものは知られている。即ち、基礎と、この基礎の上に設けられた外壁骨格体(土台、柱、胴差し、桁等を有するもの)と、この外壁骨格体の外内側に設けられた外側及び内側の側壁板(高さが1.8m〜2.4m前後の高さを有するもの)とを有するものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】
前記従来の建物の側壁構造には以下の如き欠点があった。即ち、高さが1.8m〜2.4m前後の高さの内側の側壁板を土台を含む外壁骨格体に固定するものであったため、内側の側壁板を外壁骨格体に固定してしまうと、内側の側壁板が障害となって内側の側壁板と外側の側壁板との間に電線・管等を這わせる作業(配線・配管作業)が、極めて困難か又は不可能になる。そのため、配線・配管作業が完全に終わった後において、内側の側壁板を外壁骨格体に固定し、その後に内側の側壁板に密接させる状態で周縁部の根太・床下地材・化粧床板を施工するようにしていた。なぜなら、床下地材・化粧床板を施工してしまうと、内側の側壁板の下部を土台に固定作業が困難か不可能になるからである。その結果、建物の下部の配線作業や配管作業が完了したとしても、建物の上部の配線作業や配管作業と、床下地材・化粧床板の施工とを並行して同時に行なうことが出来ず、施工効率が悪いという欠点があった。
なお、電気線・電話線は一般的には外側の側壁板の上部から引き込まれて下側に向かって這わされるものであり、他方、ガス管・水道管は一般的には地面から立ち上がらされ、上側に向かって設けられるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
請求項1の発明は、基礎と、基礎の上に固定された土台と、土台の外側の側面に固定された、外側の側壁板と、前記土台の内側の側面に固定され、前記外側の側壁板より高さ低い内側の下部側壁板と、その上部が前記下部側壁板の上端面から突出した状態で、前記下部側壁板の上部と前記側壁板とを連結する連結材と、その下部が前記連結材の上部の内側の側面に固定された状態で、前記下部側壁板の上側に配された、内側の上部側壁板とを有するものである。
【0005】
【発明の作用】
請求項1の発明は以下の如き作用をなすものである。
内側の下部側壁板・その周縁部の根太を固定した後においても、内側の上部側壁板を固定する前であれば、建物の上部の配線作業や配管作業を行なうことが出来るので、建物の下部の配線作業や配管作業が完了した後において、建物の上部の配線作業や配管作業を行なうと同時に床下地材・化粧床板の施工を行なうことが出来、施工効率を向上させることが出来る。また、内側の下部側壁板が土台に固定されると共に内側の下部側壁板と内側の上部側壁板とが連結材に固定されていて一枚板状となされているので、建物の側壁強度を高めることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、この説明において、外とは図1左側を、内とは同図右側をいい、左とは図1紙面表側を、右とは同裏側をいう。
【0007】
建物1の側壁2は、左右方向に長い基礎4と、この基礎4の上にパッキン5を介して公知の固定手段によって固定された左右方向に長い土台6と、この土台6の外側面に固定された高さの高い外側の側壁板10と、前記土台6の内側面に固定された高さの低い内側の下部側壁板7と、この内側の下部側壁板7の上部及び外側の側壁板10に、内側の下部側壁板7の上端より突出するかたちで固定された左右方向に長い連結材8と、この連結材8の上部の内側面に下端部が内側の下部側壁板7に突き合わせ状態で又は6mm〜10mm程度の間隙をあけた状態で固定された内側の上部側壁板9とを有している。
【0008】
高さの低い内側の下部側壁板7とは、内側の下部側壁板7を土台6等に固定し、大引き12、根太13、床下地材14及び化粧床板18を施工した状態において、化粧床板18の上面より上端が突出するようになされ、その突出長さが30cm以下となるようになされている内側の下部側壁板7をいう。
土台6への外側の側壁板10の取り付け手段、土台6への内側の下部側壁板7の取り付け手段、連結材8への内側の下部側壁板7や内側の上部側壁板9の取り付け手段は、釘・ねじ等任意である。
前記内側の上部側壁板9の上端部は、公知のごとく、土台6の上方に設けられた桁(図示略)又は胴差し(図示略)に固定され、内側の上部側壁板9の左右部は、公知のごとく、柱(図示略)(間柱を含む。以下同様。)に固定されている。また、前記外側の側壁板10の上端部は、公知のごとく、土台6の上方に設けられた桁(図示略)又は胴差し(図示略)に固定され、外側の側壁板10の左右部は、公知のごとく、柱に固定されている。
【0009】
前記内側の下部側壁板7には、公知のごとく、平面形状L字状の連結具11によって複数の大引き12が固定され、これら大引き12に複数の根太13が固定され、これら根太13に床下地材14が固定され、この床下地材14に化粧床板18が固定されている。
なお、大引き12を土台6に固定した後、内側の下部側壁板7を土台6の内側面に固定するようにしてもよい。この場合、内側の下部側壁板7には、大引き12を逃げるための切欠きが形成される。
【0010】
前記内側の下部側壁板7及びそれに密接する周縁部の根太13に貫通孔15が形成され、これら貫通孔15にガス管・水道管等の管16の横引き管16aが通され、この横引き管16aにエルボを介して縦管16bが、外側の側壁板10と内側の下部側壁板7及び上部側壁板9との間に立設され、この縦管16bは連結材8に形成された貫通孔19に通されている。
また、図示は省略しているが、電線が、外側の側壁板10の上部から外側の側壁板10と内側の下部側壁板7及び上部側壁板9との間に引き込まれ、その空間に這わされている。
【0011】
【発明の実施の形態の施工順序】
次に発明の実施の形態の施工順序を説明する。
まず、基礎4を施工した後、基礎4に土台6を固定し、この土台6に柱、桁等を固定して、外壁骨格体を構成する。
その後、外壁骨格体の相互に隣接する柱の下部の所定位置に、土台6と平行又はほぼ平行となるようにして連結材8を固定する。
その後、外側の側壁板10を外壁骨格体及び連結材8に固定すると共に、内側の下部側壁板7を土台6及び連結材8の下部に固定する。
その後、大引き12、根太13を施工する。内側の下部側壁板7を土台6等に固定した後、その固定された内側の下部側壁板7に密接させつつ、周縁部の根太13を大引き12に固定するので、周縁部の根太13を内側の下部側壁板7に簡単に密接させることが出来る。
その後、設計図に基づいて所定位置に貫通孔15、19を形成し、貫通孔15、19に管16(横引き管16a、縦管16b)を通す。
その後、床下地材14、化粧床板18を施工しつつ、それと同時に電線を外側の側壁板10の上部から外側の側壁板10の内面側に引き込み、外側の側壁板10の内面に這わす作業を行なう。なお、内側の下部側壁板7を土台6等に固定した後、床下地材14、化粧床板18を根太13に固定するので、床下地材14の縁部及び化粧床板18の縁部を内側の下部側壁板7に簡単に密接させることが出来る。
その後、内側の上部側壁板9が施工される。その後は、云うまでもないが従来通りである。
【0012】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)土台6、内側の下部側壁板7、連結材8、内側の上部側壁板9、外側の側壁板10等の材質は一般的には木質系のものであるが、それに限定されるものではない。内側の下部側壁板7の左右長さは任意である。
(2)実施の形態では土台6の近くでは管16を施工する例で説明したが、管16に代えて電線・電話線を這わせる場合もある。
(3)連結材8は、土台6と平行な長尺材であっても、所定長さの短片を所定間隔で配したものであってもよい。連結材8を土台6に立設・固定された相互に隣接する柱(図示略)に固定した場合、土台6、柱、連結材8、内側の下部側壁板7、内側の上部側壁板9を一体化することが出来、側壁2の強度を高めることが出来る。
【0013】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
内側の下部側壁板・その周縁部の根太を固定した後においても、内側の上部側壁板を固定する前であれば、建物の上部の配線作業や配管作業を行なうことが出来るので、建物の下部の配線作業や配管作業が完了した後において、建物の上部の配線作業や配管作業を行なうと同時に床下地材・化粧床板の施工を行なうことが出来、施工効率を向上させることが出来る。また、内側の下部側壁板が土台に固定されると共に内側の下部側壁板と内側の上部側壁板とが連結材に固定されていて一枚板状となされているので、建物の側壁強度を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う一部破砕の断面図である。
【符号の説明】
1 建物
2 側壁
4 基礎
6 土台
7 内側の下部側壁板
8 連結材
9 内側の上部側壁板
10 外側の側壁板

Claims (1)

  1. 基礎と、
    基礎の上に固定された土台と、
    土台の外側の側面に固定された、外側の側壁板と、
    前記土台の内側の側面に固定され、前記外側の側壁板より高さ低い内側の下部側壁板と、
    その上部が前記下部側壁板の上端面から突出した状態で、前記下部側壁板の上部と前記側壁板とを連結する連結材と、
    その下部が前記連結材の上部の内側の側面に固定された状態で、前記下部側壁板の上側に配された、内側の上部側壁板と
    を有する建物の側壁構造。
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