JPH0882004A - 柱固定金具 - Google Patents
柱固定金具Info
- Publication number
- JPH0882004A JPH0882004A JP21695194A JP21695194A JPH0882004A JP H0882004 A JPH0882004 A JP H0882004A JP 21695194 A JP21695194 A JP 21695194A JP 21695194 A JP21695194 A JP 21695194A JP H0882004 A JPH0882004 A JP H0882004A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar
- plate portion
- column
- foundation
- shape
- Prior art date
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 柱を基礎上の所定位置に確実且つ容易に固定
することのできる柱固定金具を提供する。 【構成】 基礎10水平面上に受けられるよう板状に形
成された水平板部16、および基礎10に固定された複
数のアンカーボルト12間を結ぶ線上に対応する水平板
部16上に一体的に且つアンカーボルト12螺子と重な
る部分は切り欠かれて立設されると共に柱30に形成さ
れた溝部32に挿入されるよう形成された立設板部18
から成る金具本体15と、水平板部16に貫通して設け
られた複数のボルト孔20と、立設板部18に上方に向
かってテーパー状に拡開して切り欠かれ、柱30に取り
付けられたガイドピン34が進入し、柱30を所定の位
置にガイドするガイド切欠部22と、立設板部18に設
けられ、柱30に設けられた貫通孔36とピン38が串
ざし状に挿入されるピン孔24とを具備する。
することのできる柱固定金具を提供する。 【構成】 基礎10水平面上に受けられるよう板状に形
成された水平板部16、および基礎10に固定された複
数のアンカーボルト12間を結ぶ線上に対応する水平板
部16上に一体的に且つアンカーボルト12螺子と重な
る部分は切り欠かれて立設されると共に柱30に形成さ
れた溝部32に挿入されるよう形成された立設板部18
から成る金具本体15と、水平板部16に貫通して設け
られた複数のボルト孔20と、立設板部18に上方に向
かってテーパー状に拡開して切り欠かれ、柱30に取り
付けられたガイドピン34が進入し、柱30を所定の位
置にガイドするガイド切欠部22と、立設板部18に設
けられ、柱30に設けられた貫通孔36とピン38が串
ざし状に挿入されるピン孔24とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱を基礎上に立設する
ための柱固定金具に関する。
ための柱固定金具に関する。
【0002】
【従来の技術】日本の伝統的な木造建築としては、木造
軸組構法(以下、在来工法という)がある。この工法に
よれば、高度な木組の技術と複雑な工程を経て構築され
るため、工事期間が長期にわたり、建築コストが嵩む。
また、他の家屋の建築工法として、部材の多くを工場で
生産し、施工現場で組み立てるプレハブ工法、または、
規格材で組んだ枠に構造用合板を釘打ちし、壁、床、屋
根パネルをつくり、それを組み立て上げる2×4工法が
ある。これらの工法では、既に工場内で規格化生産され
た建築資材を搬送して組み立てるため、施工効率が向上
し、建設コストを低減できるという利点がある。しか
し、以上の工法によって建築された家屋は、建物に作用
する外力を多数の柱等の建築資材で分散して受ける点で
は共通しており、建物の強度を得るために資材の点数が
多くなっている。
軸組構法(以下、在来工法という)がある。この工法に
よれば、高度な木組の技術と複雑な工程を経て構築され
るため、工事期間が長期にわたり、建築コストが嵩む。
また、他の家屋の建築工法として、部材の多くを工場で
生産し、施工現場で組み立てるプレハブ工法、または、
規格材で組んだ枠に構造用合板を釘打ちし、壁、床、屋
根パネルをつくり、それを組み立て上げる2×4工法が
ある。これらの工法では、既に工場内で規格化生産され
た建築資材を搬送して組み立てるため、施工効率が向上
し、建設コストを低減できるという利点がある。しか
し、以上の工法によって建築された家屋は、建物に作用
する外力を多数の柱等の建築資材で分散して受ける点で
は共通しており、建物の強度を得るために資材の点数が
多くなっている。
【0003】そこで、資材の点数を減らし、さらに施工
効率および断熱性能を向上させる工法として、本願出願
人は新たな建築方法(特開平5−302355号公報)
を開示している。この工法によれば、先ず、建築物の略
中央部に、建築物に作用する全ての水平力を支持できる
よう補強されたラーメン構造から成るコアを構築する。
次にそのコアの周囲に立設された柱と、その柱と前記コ
アとの間及びその柱間を結合する梁とから成る骨組を構
築する。そして、外壁の断熱パネルを張設し、さらに屋
根を形成する。この建築工法によれば、コアで水平力を
支持できるため、柱の数を減らし、大型のパネルで壁面
を構築することが可能である。例えば、強度のすぐれた
集成材を柱および梁として使用すれば、柱の数を在来工
法のほぼ10分の1程度で済ますことができる。このた
め、材料費および施工費用を低減でき、建設コストを低
減できる。
効率および断熱性能を向上させる工法として、本願出願
人は新たな建築方法(特開平5−302355号公報)
を開示している。この工法によれば、先ず、建築物の略
中央部に、建築物に作用する全ての水平力を支持できる
よう補強されたラーメン構造から成るコアを構築する。
次にそのコアの周囲に立設された柱と、その柱と前記コ
アとの間及びその柱間を結合する梁とから成る骨組を構
築する。そして、外壁の断熱パネルを張設し、さらに屋
根を形成する。この建築工法によれば、コアで水平力を
支持できるため、柱の数を減らし、大型のパネルで壁面
を構築することが可能である。例えば、強度のすぐれた
集成材を柱および梁として使用すれば、柱の数を在来工
法のほぼ10分の1程度で済ますことができる。このた
め、材料費および施工費用を低減でき、建設コストを低
減できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
新たな建築方法のように、集成材等からなる大型の柱は
長尺で断面が大きく重いため、組み立ての際に扱いにく
く、柱を基礎上に好適に固定する作業が難しくなる。
新たな建築方法のように、集成材等からなる大型の柱は
長尺で断面が大きく重いため、組み立ての際に扱いにく
く、柱を基礎上に好適に固定する作業が難しくなる。
【0005】そこで、本発明の目的は、柱を基礎上の所
定位置に確実且つ容易に固定することのできる柱固定金
具を提供することにある。
定位置に確実且つ容易に固定することのできる柱固定金
具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
柱を基礎上に立設する際、該柱の下端部を基礎へ固定す
る柱固定金具において、前記基礎水平面上に受けられる
よう板状に形成された水平板部、および基礎に固定され
た複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応する前記水平
板部上に一体的に且つ前記アンカー螺子と重なる部分は
切り欠かれて立設されると共に柱の下端部に形成された
溝部に挿入されるよう板状に形成された立設板部から成
る金具本体と、前記水平板部に、前記複数のアンカー螺
子に対応して貫通して設けられた複数のボルト孔と、前
記立設板部に上方に向かってテーパー状に拡開して切り
欠かれ、柱の下端部に取り付けられたガイドピンが進入
し、柱を所定の位置にガイドするガイド切欠部と、前記
立設板部に設けられ、柱の下端部に設けられた貫通孔と
ピンが串ざし状に挿入されるピン孔とを具備する。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、
柱を基礎上に立設する際、該柱の下端部を基礎へ固定す
る柱固定金具において、前記基礎水平面上に受けられる
よう板状に形成された水平板部、および基礎に固定され
た複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応する前記水平
板部上に一体的に且つ前記アンカー螺子と重なる部分は
切り欠かれて立設されると共に柱の下端部に形成された
溝部に挿入されるよう板状に形成された立設板部から成
る金具本体と、前記水平板部に、前記複数のアンカー螺
子に対応して貫通して設けられた複数のボルト孔と、前
記立設板部に上方に向かってテーパー状に拡開して切り
欠かれ、柱の下端部に取り付けられたガイドピンが進入
し、柱を所定の位置にガイドするガイド切欠部と、前記
立設板部に設けられ、柱の下端部に設けられた貫通孔と
ピンが串ざし状に挿入されるピン孔とを具備する。
【0007】また、本発明は、柱を基礎上に立設する
際、該柱の下端部を基礎へ固定する柱固定金具におい
て、金属板が中央部で二つ折りされ、該二つ折りされた
金属板の両端部側が外方に直角に折り返されて成り、前
記両側の折り返し部が、基礎水平面上に受けられる水平
板部に形成され、および前記金属板の二つ折りに重なっ
た部分が柱の下端部に形成された溝部に挿入される立設
板部に形成された金具本体と、前記水平板部に、前記基
礎に固定された複数のアンカー螺子に対応して貫通して
設けられた複数のボルト孔と、前記立設板部に上方に向
かってテーパー状に拡開して切り欠かれ、柱の下端部に
取り付けられたガイドピンが進入し、柱を所定の位置に
ガイドするガイド切欠部と、前記立設板部に設けられ、
柱の下端部に設けられた貫通孔とピンが串ざし状に挿入
されるピン孔とを具備することを特徴とする柱固定金具
にもある。
際、該柱の下端部を基礎へ固定する柱固定金具におい
て、金属板が中央部で二つ折りされ、該二つ折りされた
金属板の両端部側が外方に直角に折り返されて成り、前
記両側の折り返し部が、基礎水平面上に受けられる水平
板部に形成され、および前記金属板の二つ折りに重なっ
た部分が柱の下端部に形成された溝部に挿入される立設
板部に形成された金具本体と、前記水平板部に、前記基
礎に固定された複数のアンカー螺子に対応して貫通して
設けられた複数のボルト孔と、前記立設板部に上方に向
かってテーパー状に拡開して切り欠かれ、柱の下端部に
取り付けられたガイドピンが進入し、柱を所定の位置に
ガイドするガイド切欠部と、前記立設板部に設けられ、
柱の下端部に設けられた貫通孔とピンが串ざし状に挿入
されるピン孔とを具備することを特徴とする柱固定金具
にもある。
【0008】また、前記立設板部が前記複数のアンカー
螺子間を結ぶ線上に対応して設けられると共に、該立設
板部のアンカー螺子と重なる部分が切り欠かれるよう
に、前記金属板の展開形状において、金属板の二つ折り
の一方の半部に所要の切り欠きが形成され、他方の半部
に前記切り欠き形状に対応して切り込みが形成され、該
切り込みによって形成された切り込み片が前記折り返し
部と共に折り返されて前記水平板部に形成され、該水平
板部に前記ボルト孔がアンカー螺子に対応して貫通して
設けられていることを特徴とすることで、組み立てに適
した好適な柱固定金具を容易に製作することができる。
螺子間を結ぶ線上に対応して設けられると共に、該立設
板部のアンカー螺子と重なる部分が切り欠かれるよう
に、前記金属板の展開形状において、金属板の二つ折り
の一方の半部に所要の切り欠きが形成され、他方の半部
に前記切り欠き形状に対応して切り込みが形成され、該
切り込みによって形成された切り込み片が前記折り返し
部と共に折り返されて前記水平板部に形成され、該水平
板部に前記ボルト孔がアンカー螺子に対応して貫通して
設けられていることを特徴とすることで、組み立てに適
した好適な柱固定金具を容易に製作することができる。
【0009】
【作用】請求項1にかかる本発明の柱固定金具によれ
ば、アンカー螺子と水平板部に設けられたボルト孔とを
対応させ、アンカー螺子に螺合する螺子を締め付けるこ
とで、基礎水平面上に固定することができる。次に、立
設板部が柱の下端部に形成された溝部に挿入される際
に、立設板部に設けられたガイド切欠部に、柱の下端部
に取り付けられたガイドピンを進入させて案内させるこ
とで、柱を基礎上の所定位置に正確に位置させることが
できる。そして、立設板部に設けられたピン孔と、柱の
下端部に設けられた貫通孔とを串ざし状に貫通するピン
で、柱と柱固定金具とを容易に固定できる。また、立設
板部は複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応する水平
板部上に一体的に且つアンカー螺子と重なる部分は切り
欠かれて立設されている。従って、アンカー螺子とこれ
に螺合した螺子に干渉しないように柱に形成される干渉
防止のための彫り込み部は、前記溝部を含むように形成
される。このため、彫り込み部を極力小さく設けること
が可能であり、柱の強度が損なわれることを防止でき
る。また、立設板部に設けられる切り欠きによって、ボ
ルト孔を立設板部と上下方向に重ねた位置に配設するこ
とができるため、固定位置が制約されるアンカー螺子位
置に好適に対応させることができる。
ば、アンカー螺子と水平板部に設けられたボルト孔とを
対応させ、アンカー螺子に螺合する螺子を締め付けるこ
とで、基礎水平面上に固定することができる。次に、立
設板部が柱の下端部に形成された溝部に挿入される際
に、立設板部に設けられたガイド切欠部に、柱の下端部
に取り付けられたガイドピンを進入させて案内させるこ
とで、柱を基礎上の所定位置に正確に位置させることが
できる。そして、立設板部に設けられたピン孔と、柱の
下端部に設けられた貫通孔とを串ざし状に貫通するピン
で、柱と柱固定金具とを容易に固定できる。また、立設
板部は複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応する水平
板部上に一体的に且つアンカー螺子と重なる部分は切り
欠かれて立設されている。従って、アンカー螺子とこれ
に螺合した螺子に干渉しないように柱に形成される干渉
防止のための彫り込み部は、前記溝部を含むように形成
される。このため、彫り込み部を極力小さく設けること
が可能であり、柱の強度が損なわれることを防止でき
る。また、立設板部に設けられる切り欠きによって、ボ
ルト孔を立設板部と上下方向に重ねた位置に配設するこ
とができるため、固定位置が制約されるアンカー螺子位
置に好適に対応させることができる。
【0010】また、請求項2にかかる本発明の柱固定金
具によれば、金属板を基本的にプレス打ち抜き加工と、
プレス曲げ加工によって形成できる。すなわち、溶接構
造に比べ、製造し易く、大量生産に適している。
具によれば、金属板を基本的にプレス打ち抜き加工と、
プレス曲げ加工によって形成できる。すなわち、溶接構
造に比べ、製造し易く、大量生産に適している。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかる柱固定金
具の使用状態の一実施例を示す分解斜視図であり、基礎
上に柱固定金具が固定された状態を示している。また、
図2は図1の実施例の使用状態を示す分解側面図であ
る。10は基礎であり、現場でコンクリートを打設して
形成したものは勿論、工場内で予めブロック状に成形し
たもの(プレキャストコンクリート基礎)を現場に設置
したものを含む。この基礎10には、アンカーボルト1
2が上端部を基礎10の上面から露出させて埋設され、
固定されている。本実施例では、二本のアンカーボルト
12が基礎10の長手方向に所定の間隔をおいて固定さ
れている。なお、本実施例では、アンカー螺子として、
雄螺子の部分が上面に露出するアンカーボルト12を用
いたが、雌螺子の部分が露出されるように埋設・固定さ
れたものを使用すること可能である。
づいて詳細に説明する。図1は本発明にかかる柱固定金
具の使用状態の一実施例を示す分解斜視図であり、基礎
上に柱固定金具が固定された状態を示している。また、
図2は図1の実施例の使用状態を示す分解側面図であ
る。10は基礎であり、現場でコンクリートを打設して
形成したものは勿論、工場内で予めブロック状に成形し
たもの(プレキャストコンクリート基礎)を現場に設置
したものを含む。この基礎10には、アンカーボルト1
2が上端部を基礎10の上面から露出させて埋設され、
固定されている。本実施例では、二本のアンカーボルト
12が基礎10の長手方向に所定の間隔をおいて固定さ
れている。なお、本実施例では、アンカー螺子として、
雄螺子の部分が上面に露出するアンカーボルト12を用
いたが、雌螺子の部分が露出されるように埋設・固定さ
れたものを使用すること可能である。
【0012】14は柱固定金具であり、柱30を基礎1
0上に立設する際、柱30の下端部を基礎10へ固定す
るために用いられる。その構成を以下に説明する。柱固
定金具14は、水平板部16および立設板部18からな
る金具本体15と、水平板部16に設けられたボルト孔
20と、立設板部18に設けられたガイド切欠部22お
よびピン孔24とによって構成されている。水平板部1
6は、基礎10の水平面上に受けられるよう板状に形成
されている。また、立設板部18は、基礎10に固定さ
れた二つのアンカーボルト12間を結ぶ線上に対応する
水平板部16上に一体的に立設されると共に柱30の下
端部に形成された溝部32に挿入されるよう板状に形成
されている。そして、立設板部18のアンカーボルト1
2と上下方向に重なる部分はナット28による螺子締め
作業が容易に行える程度に切り欠かれ、切欠部26が形
成されている。なお、本実施例では、金具本体は鋼材で
形成され、水平板部16上に所定の形状にカットされた
立設板部18が溶接によって固着されている。
0上に立設する際、柱30の下端部を基礎10へ固定す
るために用いられる。その構成を以下に説明する。柱固
定金具14は、水平板部16および立設板部18からな
る金具本体15と、水平板部16に設けられたボルト孔
20と、立設板部18に設けられたガイド切欠部22お
よびピン孔24とによって構成されている。水平板部1
6は、基礎10の水平面上に受けられるよう板状に形成
されている。また、立設板部18は、基礎10に固定さ
れた二つのアンカーボルト12間を結ぶ線上に対応する
水平板部16上に一体的に立設されると共に柱30の下
端部に形成された溝部32に挿入されるよう板状に形成
されている。そして、立設板部18のアンカーボルト1
2と上下方向に重なる部分はナット28による螺子締め
作業が容易に行える程度に切り欠かれ、切欠部26が形
成されている。なお、本実施例では、金具本体は鋼材で
形成され、水平板部16上に所定の形状にカットされた
立設板部18が溶接によって固着されている。
【0013】ボルト孔20は水平板部16に、二つのア
ンカーボルト12に対応して貫通して設けられている。
また、ガイド切欠部22は、立設板部18に上方に向か
ってテーパー状に拡開して切り欠かれて設けられてい
る。このガイド切欠部22に、柱30の下端部に取り付
けられたガイドピン34を進入させることで、柱30が
所定の位置にガイドされる。また、ピン孔24は、立設
板部18の二箇所に設けられ、柱30が所定の位置に配
設された際に柱30の下端部に設けられた貫通孔36と
連通し、固定用のピン38が串ざし状に挿入される孔で
ある。
ンカーボルト12に対応して貫通して設けられている。
また、ガイド切欠部22は、立設板部18に上方に向か
ってテーパー状に拡開して切り欠かれて設けられてい
る。このガイド切欠部22に、柱30の下端部に取り付
けられたガイドピン34を進入させることで、柱30が
所定の位置にガイドされる。また、ピン孔24は、立設
板部18の二箇所に設けられ、柱30が所定の位置に配
設された際に柱30の下端部に設けられた貫通孔36と
連通し、固定用のピン38が串ざし状に挿入される孔で
ある。
【0014】柱30は、集成材によって形成されてお
り、通常の在来工法で使用されるものよりも、断面積が
大きく長尺で重いものとなっている。この柱30の下端
部には水平板部16が挿入される溝32が形成されてい
る。図に明らかなように、溝32は、柱30の端面幅方
向中央部で端面長手方向の全長に亘り、柱30の下端面
から上方へ立設板部16の高さに相当する深さに、スリ
ット状に形成されている。
り、通常の在来工法で使用されるものよりも、断面積が
大きく長尺で重いものとなっている。この柱30の下端
部には水平板部16が挿入される溝32が形成されてい
る。図に明らかなように、溝32は、柱30の端面幅方
向中央部で端面長手方向の全長に亘り、柱30の下端面
から上方へ立設板部16の高さに相当する深さに、スリ
ット状に形成されている。
【0015】40は彫り込み部であり、アンカーボルト
12とこれに螺合したナット28に干渉しないように柱
30に彫り込まれて形成されている。この彫り込み部4
0は、前記溝部を含むように形成されているため、極力
小さく設けることが可能であり、柱30の強度が損なわ
れることを防止できる。また、立設板部18に設けられ
る切欠部26によって、ボルト孔20を立設板部18と
上下方向に重ねた位置に配設することができるため、固
定位置が制約されるアンカーボルト12位置に好適に対
応させることができる。
12とこれに螺合したナット28に干渉しないように柱
30に彫り込まれて形成されている。この彫り込み部4
0は、前記溝部を含むように形成されているため、極力
小さく設けることが可能であり、柱30の強度が損なわ
れることを防止できる。また、立設板部18に設けられ
る切欠部26によって、ボルト孔20を立設板部18と
上下方向に重ねた位置に配設することができるため、固
定位置が制約されるアンカーボルト12位置に好適に対
応させることができる。
【0016】次に以上の構成からなる柱固定金具14の
使用方法について説明する。先ず、アンカーボルト12
が水平板部16に設けられたボルト孔20に挿入され、
水平板部16で基礎10の水平面上の受けられる柱固定
金具14が、基礎10上の所定の位置に載置される。次
に、各アンカーボルト12につき二つのナット28(い
わゆるダブルナット)を螺合して締めつけることで、柱
固定金具14を図1に示すように、基礎10に固定す
る。次に、立設板部18が柱30の下端部に形成された
溝部32に挿入される際に、立設板部18に設けられた
ガイド切欠部22に、柱30の下端部の下側に設けられ
た貫通孔37に挿通されて取り付けられたガイドピン3
4を進入させて案内させつつ、柱30を下降させる。こ
れにより、テーパ斜面を利用した芯出しの原理によっ
て、柱30を基礎10上の所定位置に正確に位置させる
ことができる。そして、上記の柱30が基礎10上の所
定位置に立設された際には、立設板部18の二箇所に設
けられたピン孔24は、柱30の下端部に設けられた各
貫通孔36と連通した状態に一致する。そこで、固定用
のピン38を、ピン孔24と貫通孔36を串ざし状に挿
入し、これにより、柱30が柱固定部金具14に固定さ
れる。
使用方法について説明する。先ず、アンカーボルト12
が水平板部16に設けられたボルト孔20に挿入され、
水平板部16で基礎10の水平面上の受けられる柱固定
金具14が、基礎10上の所定の位置に載置される。次
に、各アンカーボルト12につき二つのナット28(い
わゆるダブルナット)を螺合して締めつけることで、柱
固定金具14を図1に示すように、基礎10に固定す
る。次に、立設板部18が柱30の下端部に形成された
溝部32に挿入される際に、立設板部18に設けられた
ガイド切欠部22に、柱30の下端部の下側に設けられ
た貫通孔37に挿通されて取り付けられたガイドピン3
4を進入させて案内させつつ、柱30を下降させる。こ
れにより、テーパ斜面を利用した芯出しの原理によっ
て、柱30を基礎10上の所定位置に正確に位置させる
ことができる。そして、上記の柱30が基礎10上の所
定位置に立設された際には、立設板部18の二箇所に設
けられたピン孔24は、柱30の下端部に設けられた各
貫通孔36と連通した状態に一致する。そこで、固定用
のピン38を、ピン孔24と貫通孔36を串ざし状に挿
入し、これにより、柱30が柱固定部金具14に固定さ
れる。
【0017】次に請求項2および3にかかる本発明の実
施例について説明する。図3は本発明にかかる柱固定金
具の一実施例を示す斜視図であり、図4は図3の実施例
の柱固定金具にかかる展開形状を示す展開図である。こ
の柱固定金具50は、図1に示した実施例とは、折り曲
げ成形によって形成され、水平板部52の板厚が薄いこ
とを除けば、略同一形態に形成されている。すなわち、
金具本体51が、金属板(例えば、表面が亜鉛メッキさ
れた鋼材)が中央部で二つ折りされ、その二つ折りされ
た金属板の両端部側が外方に直角に折り返されて成り、
前記両側の折り返し部53が、基礎水平面上に受けられ
る水平板部52に形成され、金属板の二つ折りに重なっ
た部分が柱の下端部に形成された溝部に挿入される立設
板部54に形成されている。56はボルト孔であり、水
平板部52の二箇所に、基礎に固定された複数のアンカ
ー螺子に対応して貫通して設けられている。58はガイ
ド切欠部であり、立設板部54に上方に向かってテーパ
ー状に拡開して切り欠かれ、柱の下端部に取り付けられ
たガイドピンが進入し、柱が降された際にテーパ斜面を
利用した芯出しの原理で、柱を所定の位置にガイドす
る。なお、このガイド切欠部58の下端部はガイドピン
が納まりよく位置できるようにガイドピンの外周形状に
対応する弧状に形成されている。60はピン孔であり、
立設板部54の二箇所に設けられ、柱の下端部に設けら
れた貫通孔とピンが串ざし状に挿入されるように貫通さ
れている。
施例について説明する。図3は本発明にかかる柱固定金
具の一実施例を示す斜視図であり、図4は図3の実施例
の柱固定金具にかかる展開形状を示す展開図である。こ
の柱固定金具50は、図1に示した実施例とは、折り曲
げ成形によって形成され、水平板部52の板厚が薄いこ
とを除けば、略同一形態に形成されている。すなわち、
金具本体51が、金属板(例えば、表面が亜鉛メッキさ
れた鋼材)が中央部で二つ折りされ、その二つ折りされ
た金属板の両端部側が外方に直角に折り返されて成り、
前記両側の折り返し部53が、基礎水平面上に受けられ
る水平板部52に形成され、金属板の二つ折りに重なっ
た部分が柱の下端部に形成された溝部に挿入される立設
板部54に形成されている。56はボルト孔であり、水
平板部52の二箇所に、基礎に固定された複数のアンカ
ー螺子に対応して貫通して設けられている。58はガイ
ド切欠部であり、立設板部54に上方に向かってテーパ
ー状に拡開して切り欠かれ、柱の下端部に取り付けられ
たガイドピンが進入し、柱が降された際にテーパ斜面を
利用した芯出しの原理で、柱を所定の位置にガイドす
る。なお、このガイド切欠部58の下端部はガイドピン
が納まりよく位置できるようにガイドピンの外周形状に
対応する弧状に形成されている。60はピン孔であり、
立設板部54の二箇所に設けられ、柱の下端部に設けら
れた貫通孔とピンが串ざし状に挿入されるように貫通さ
れている。
【0018】また、この柱固定金具50は折り曲げ成形
によって形成されているため、立設板部54が複数のア
ンカー螺子間を結ぶ線上に対応して設けられると共に、
立設板部54のアンカー螺子と重なる部分が切り欠かれ
て切欠部62を形成すべく、図4に示すように金属板の
展開形状において、金属板の二つ折りの一方の半部に所
要の切り欠き64が形成され、他方の半部に切り欠き6
4の形状に対応して切り込み66が形成され、切り込み
66によって形成された切り込み片67が折り返し部5
3と共に折り返されて水平板部52に形成され、その水
平板部52にボルト孔56がアンカー螺子に対応して貫
通して設けられている。
によって形成されているため、立設板部54が複数のア
ンカー螺子間を結ぶ線上に対応して設けられると共に、
立設板部54のアンカー螺子と重なる部分が切り欠かれ
て切欠部62を形成すべく、図4に示すように金属板の
展開形状において、金属板の二つ折りの一方の半部に所
要の切り欠き64が形成され、他方の半部に切り欠き6
4の形状に対応して切り込み66が形成され、切り込み
66によって形成された切り込み片67が折り返し部5
3と共に折り返されて水平板部52に形成され、その水
平板部52にボルト孔56がアンカー螺子に対応して貫
通して設けられている。
【0019】なお、本実施例では、切り欠き64の形状
に一致するように切り込み66を形成したが、これに限
られることなく、一方の折り返し部53に設けられた切
り込み片67が、他方の折り返し部53に干渉しないよ
うに切り欠き64を設ければよい。また、切り欠き64
と切り込み66との接触する部分では、溶接によって接
続することも可能であり、これにより水平板部52の強
度を高めることができる。さらにまた、本実施例では、
切り欠き64および切り込み片67をそれぞれの対角位
置に設け、形状的なバランスを取るように設定したが、
一方の折り返し部53に二つの切り欠き64を設け他方
の折り返し部53に二つの切り込み片67を設けること
も可能である。
に一致するように切り込み66を形成したが、これに限
られることなく、一方の折り返し部53に設けられた切
り込み片67が、他方の折り返し部53に干渉しないよ
うに切り欠き64を設ければよい。また、切り欠き64
と切り込み66との接触する部分では、溶接によって接
続することも可能であり、これにより水平板部52の強
度を高めることができる。さらにまた、本実施例では、
切り欠き64および切り込み片67をそれぞれの対角位
置に設け、形状的なバランスを取るように設定したが、
一方の折り返し部53に二つの切り欠き64を設け他方
の折り返し部53に二つの切り込み片67を設けること
も可能である。
【0020】また、図4の展開形状から明らかなよう
に、ガイド切り欠き部58は開口59が二つ折りになっ
た状態で形成され、ピン孔60は折り曲げ線70を中心
に線対称に設けられた二つの貫通孔61が合わされた状
態で形成される。なお、72は折り曲げ線であり、折り
返し部53を外方に直角に折り返す曲げ部である。以
上、本発明の柱固定金具50によれば、金属板を基本的
にプレス打ち抜き加工と、プレス曲げ加工によって容易
に形成できる。すなわち、溶接構造に比べ、製造し易
く、大量生産に適している。
に、ガイド切り欠き部58は開口59が二つ折りになっ
た状態で形成され、ピン孔60は折り曲げ線70を中心
に線対称に設けられた二つの貫通孔61が合わされた状
態で形成される。なお、72は折り曲げ線であり、折り
返し部53を外方に直角に折り返す曲げ部である。以
上、本発明の柱固定金具50によれば、金属板を基本的
にプレス打ち抜き加工と、プレス曲げ加工によって容易
に形成できる。すなわち、溶接構造に比べ、製造し易
く、大量生産に適している。
【0021】次に他の実施例を図5〜図8に基づいて説
明する。図5は、ガイド切欠部22を二つ設けた実施例
を示す斜視図であり、この柱固定金具74によれば、大
型の柱を固定するために好適である。図6は、折り曲げ
によって形成される他の実施例を示す斜視図であり、こ
の柱固定金具76によれば、アンカー螺子に対応するボ
ルト孔77が4箇所に設けらえており、図3の実施例と
は異なり、立設板部78がボルト孔77に重なるように
は設定されてない。しかし、図7に示すように、これを
形成するための金属板の展開形状が単純化できるため、
製造コストの低減を図ることが可能である。また、図8
は図6に示した実施例の変形例であり、立設板部79の
形状を金属板を完全に折り合わせた形状でなく、V字状
に折り曲げて形成している。このため、形状的強度を向
上させることができ、相対的に金属板の厚さを薄くして
も、十分な強度得ることが可能であり、製造コストを低
減できる。
明する。図5は、ガイド切欠部22を二つ設けた実施例
を示す斜視図であり、この柱固定金具74によれば、大
型の柱を固定するために好適である。図6は、折り曲げ
によって形成される他の実施例を示す斜視図であり、こ
の柱固定金具76によれば、アンカー螺子に対応するボ
ルト孔77が4箇所に設けらえており、図3の実施例と
は異なり、立設板部78がボルト孔77に重なるように
は設定されてない。しかし、図7に示すように、これを
形成するための金属板の展開形状が単純化できるため、
製造コストの低減を図ることが可能である。また、図8
は図6に示した実施例の変形例であり、立設板部79の
形状を金属板を完全に折り合わせた形状でなく、V字状
に折り曲げて形成している。このため、形状的強度を向
上させることができ、相対的に金属板の厚さを薄くして
も、十分な強度得ることが可能であり、製造コストを低
減できる。
【0022】さらに、他の実施例を図9および図10に
基づいて説明する。図に明らかなように、予め所定の形
状にカットされた金属板が直角に曲げられて形成されて
おり、水平板部92と立設板部94とを具備する。立設
板部94は複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応して
設けられると共に、立設板部94のアンカー螺子と重な
る部分が切り欠かれるように、図10の金属板の展開形
状において、切り欠き96形状に対応して切り込み98
が形成されている。その切り込み98によって形成され
た切り込み片100が前記曲げ線部102で折り曲げら
れて水平板部92の一部として形成されている。そし
て、水平板部92にボルト孔104がアンカー螺子に対
応して貫通して設けられている。なお、ガイド切り欠き
部およびピン孔が、前記実施例のものと同一の作用をす
るように設けられている。この構成による柱固定金具に
おいても、前記実施例のものと同様に柱を所定の位置に
好適に立設できる。また、容易に製作することが可能で
あり、製造コストの低減を図ることが可能である。
基づいて説明する。図に明らかなように、予め所定の形
状にカットされた金属板が直角に曲げられて形成されて
おり、水平板部92と立設板部94とを具備する。立設
板部94は複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応して
設けられると共に、立設板部94のアンカー螺子と重な
る部分が切り欠かれるように、図10の金属板の展開形
状において、切り欠き96形状に対応して切り込み98
が形成されている。その切り込み98によって形成され
た切り込み片100が前記曲げ線部102で折り曲げら
れて水平板部92の一部として形成されている。そし
て、水平板部92にボルト孔104がアンカー螺子に対
応して貫通して設けられている。なお、ガイド切り欠き
部およびピン孔が、前記実施例のものと同一の作用をす
るように設けられている。この構成による柱固定金具に
おいても、前記実施例のものと同様に柱を所定の位置に
好適に立設できる。また、容易に製作することが可能で
あり、製造コストの低減を図ることが可能である。
【0023】次に、上記の構成からなる柱固定金具が好
適に適用される建築方法の一例を、図11および図12
に基づいて説明する。以下の建築方法では、ラーメン構
造からなるコアを形成し、そのコアによって水平力を支
持させるため、従来の多数の柱等で外力を分散する建築
物と違って、一本当たりの強度がある集成材の柱を少数
する使用ことで、外力に対する充分な強度を得ることが
できることを特徴とする。すなわち、この建築方法で
は、先ず、建築物の中央部付近に、建築物に作用する水
平力を支持できるように補強されたラーメン構造からな
るコア80を形成する。このコア80は、図11示すよ
うに4本の重量鉄骨からなる4本の支柱82を基礎の上
に立設し、その4本の支柱82を重量鉄骨からなる梁鋼
材84によって相互に連結して構築する。なお、コアと
しては、重量鉄骨に限らず、水平力を支持できれば、他
の構造、例えば鉄筋コンクリートでもよい。基礎は、一
の支柱82を一の基礎(独立基礎)が対応するように設
けられている。なお、図11では、その独立基礎が上部
に打設されたコンクリートによって埋設された状態を示
している。独立基礎に支柱82を固着するには、独立基
礎に植設したアンカーボルトを利用して行う。梁鋼材8
4は各階の床(或いは天井)を形成する高さに設けられ
ており、一階分の梁(所謂地中梁配筋)は後で打設され
たコンクリートによって埋設されている。このようにし
て鉄骨ラーメン構造を有する直方形状のコア80が形成
される。なお、鉄骨のコア80の組み立てはユニック車
(トラックの後ろにクレーンが搭載されたもの)程度の
荷揚げ機で行うことができる。
適に適用される建築方法の一例を、図11および図12
に基づいて説明する。以下の建築方法では、ラーメン構
造からなるコアを形成し、そのコアによって水平力を支
持させるため、従来の多数の柱等で外力を分散する建築
物と違って、一本当たりの強度がある集成材の柱を少数
する使用ことで、外力に対する充分な強度を得ることが
できることを特徴とする。すなわち、この建築方法で
は、先ず、建築物の中央部付近に、建築物に作用する水
平力を支持できるように補強されたラーメン構造からな
るコア80を形成する。このコア80は、図11示すよ
うに4本の重量鉄骨からなる4本の支柱82を基礎の上
に立設し、その4本の支柱82を重量鉄骨からなる梁鋼
材84によって相互に連結して構築する。なお、コアと
しては、重量鉄骨に限らず、水平力を支持できれば、他
の構造、例えば鉄筋コンクリートでもよい。基礎は、一
の支柱82を一の基礎(独立基礎)が対応するように設
けられている。なお、図11では、その独立基礎が上部
に打設されたコンクリートによって埋設された状態を示
している。独立基礎に支柱82を固着するには、独立基
礎に植設したアンカーボルトを利用して行う。梁鋼材8
4は各階の床(或いは天井)を形成する高さに設けられ
ており、一階分の梁(所謂地中梁配筋)は後で打設され
たコンクリートによって埋設されている。このようにし
て鉄骨ラーメン構造を有する直方形状のコア80が形成
される。なお、鉄骨のコア80の組み立てはユニック車
(トラックの後ろにクレーンが搭載されたもの)程度の
荷揚げ機で行うことができる。
【0024】次に、クレーン装置等を利用して基礎部
材、柱、梁、および外装材等の建築資材を吊り上げ、建
築物を組立てる。具体的な実施例としては、先ず独立基
礎86の間に工場で成形されたプレキャストコンクリー
ト基礎(以下PC基礎という、図示せず)を、クレーン
機構で吊り上げ、所定の位置に配設する。このPC基礎
は、独立基礎86と、その独立基礎86の外側面から一
体に延設された排水溝と、複数のブロック体を相互に排
水溝の伸長方向に連結するための連結部を備えている。
このため、基礎の敷設現場に適宜な厚さに捨てコンクリ
ートを打ち、その上に薄い未硬化のモルタル層を介して
PC基礎を並べ、連結部をボルト等によって連結すれ
ば、基礎の形成と同時に、排水溝が構築できるとう利点
を有する。なお、クレーン装置としては、クレーン車に
搭載されたもの、或いは、コア80の上方まで延びる本
体軸がコア80によって支持されて回動可能に起立さ
れ、その本体軸の上部にブームを回動可能に軸着し、そ
のブームの先端部にフック等の昇降装置を備えてクレー
ン機構としたものを利用できる。
材、柱、梁、および外装材等の建築資材を吊り上げ、建
築物を組立てる。具体的な実施例としては、先ず独立基
礎86の間に工場で成形されたプレキャストコンクリー
ト基礎(以下PC基礎という、図示せず)を、クレーン
機構で吊り上げ、所定の位置に配設する。このPC基礎
は、独立基礎86と、その独立基礎86の外側面から一
体に延設された排水溝と、複数のブロック体を相互に排
水溝の伸長方向に連結するための連結部を備えている。
このため、基礎の敷設現場に適宜な厚さに捨てコンクリ
ートを打ち、その上に薄い未硬化のモルタル層を介して
PC基礎を並べ、連結部をボルト等によって連結すれ
ば、基礎の形成と同時に、排水溝が構築できるとう利点
を有する。なお、クレーン装置としては、クレーン車に
搭載されたもの、或いは、コア80の上方まで延びる本
体軸がコア80によって支持されて回動可能に起立さ
れ、その本体軸の上部にブームを回動可能に軸着し、そ
のブームの先端部にフック等の昇降装置を備えてクレー
ン機構としたものを利用できる。
【0025】そして、さらにクレーン装置を利用し、図
12に示すように、集成材から成る柱30を基礎の上に
立設する。この際に本発明の柱固定金具を使用する。本
発明の柱固定金具を利用することは、本建築工法のよう
に集成材からなる大型の柱を使用する場合に特に有効で
ある。また、これらの柱30間や、コア80と柱30と
の間を、集成材から成る梁で連結する。コア80と、梁
との連結は、支柱82或いは梁鋼材84の梁との連結位
置に、連結板を予め溶接によって突設しておき、これ
に、梁の木口に設けた割り溝を嵌合してボルトにより固
定する。梁90と柱30との結合は、梁用固定金具を利
用し、梁90と柱30の交差接合部の両者の透孔が貫通
するように一致させ、その位置の一致した透孔にボルト
を貫通させてナットを締め付ける方法で行う。
12に示すように、集成材から成る柱30を基礎の上に
立設する。この際に本発明の柱固定金具を使用する。本
発明の柱固定金具を利用することは、本建築工法のよう
に集成材からなる大型の柱を使用する場合に特に有効で
ある。また、これらの柱30間や、コア80と柱30と
の間を、集成材から成る梁で連結する。コア80と、梁
との連結は、支柱82或いは梁鋼材84の梁との連結位
置に、連結板を予め溶接によって突設しておき、これ
に、梁の木口に設けた割り溝を嵌合してボルトにより固
定する。梁90と柱30との結合は、梁用固定金具を利
用し、梁90と柱30の交差接合部の両者の透孔が貫通
するように一致させ、その位置の一致した透孔にボルト
を貫通させてナットを締め付ける方法で行う。
【0026】このようにして、建物の骨格が形成された
ら、ターンバックル付きの筋交い棒で、骨組を固定す
る。但し、床を剛性のある断熱パネルによって構成する
場合には、そのパネルによって、剛性が確保されるの
で、必ずしも必要ない。さらに、クレーン装置を利用
し、床、壁、屋根を、断熱パネル等によって構築する。
壁面、床面には、必要に応じて、適当な化粧工事が施さ
れ、また、屋根下地面には、防水性屋根材が取り付けら
れ、その他、必要な内装工事が施される。
ら、ターンバックル付きの筋交い棒で、骨組を固定す
る。但し、床を剛性のある断熱パネルによって構成する
場合には、そのパネルによって、剛性が確保されるの
で、必ずしも必要ない。さらに、クレーン装置を利用
し、床、壁、屋根を、断熱パネル等によって構築する。
壁面、床面には、必要に応じて、適当な化粧工事が施さ
れ、また、屋根下地面には、防水性屋根材が取り付けら
れ、その他、必要な内装工事が施される。
【0027】上記建築方法で建築された建築物は、コア
80によって建築物に作用する水平力を支持しているた
め、間柱を配設する必要性がなく、使用する柱の数を大
幅に減らすことができる。また、天井の構造も、コア8
0によって支持できるため、つか等の構造材を簡略化で
きる。そして、本建築方法によって通常の住宅を建築す
る場合、鉄骨、柱、梁、高断熱パネルの建て込みで約4
日程度で済み、工期を大幅に短縮できる。このようにし
て、建設資材費を低減できると共に、施工能率を大幅に
低減できるため、建築コストを大幅に低減できる。ま
た、間柱がないため、木造建築では不可能とされてきた
広いオープンスペースの確保ができる。従って、パーテ
ィションを変えることで間取りの変更が容易にでき、生
活スタイルの変化に対応できる。さらに、柱の数が少な
いため建築物全体を軽量化できるので、耐震性も高い。
また、上記建築物のように梁、柱に集成材等の木材を使
用し、外装材に高断熱パネルを使用することで、熱伝導
性の高い鉄骨で構成されたコアを内包できるため、断熱
性を極めて向上できる。また、高断熱パネルを使用する
ことで、結露の発生を防止でき、カビやダニが発生する
ことを防止でき、遮音性、気密性にも優れている。この
ように、以上の建築方法によれば、多くの利点を備え
る。
80によって建築物に作用する水平力を支持しているた
め、間柱を配設する必要性がなく、使用する柱の数を大
幅に減らすことができる。また、天井の構造も、コア8
0によって支持できるため、つか等の構造材を簡略化で
きる。そして、本建築方法によって通常の住宅を建築す
る場合、鉄骨、柱、梁、高断熱パネルの建て込みで約4
日程度で済み、工期を大幅に短縮できる。このようにし
て、建設資材費を低減できると共に、施工能率を大幅に
低減できるため、建築コストを大幅に低減できる。ま
た、間柱がないため、木造建築では不可能とされてきた
広いオープンスペースの確保ができる。従って、パーテ
ィションを変えることで間取りの変更が容易にでき、生
活スタイルの変化に対応できる。さらに、柱の数が少な
いため建築物全体を軽量化できるので、耐震性も高い。
また、上記建築物のように梁、柱に集成材等の木材を使
用し、外装材に高断熱パネルを使用することで、熱伝導
性の高い鉄骨で構成されたコアを内包できるため、断熱
性を極めて向上できる。また、高断熱パネルを使用する
ことで、結露の発生を防止でき、カビやダニが発生する
ことを防止でき、遮音性、気密性にも優れている。この
ように、以上の建築方法によれば、多くの利点を備え
る。
【0028】以上の実施例では、集成材からなる柱を立
設する際について説明してきたが、本発明の柱固定金具
はこれに限らず、種々の材質および形態からなる柱を立
設する際に利用できるのは勿論のことである。以上、本
発明の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を
逸脱しない範囲内でさらに多くの改変を施し得るのは勿
論のことである。
設する際について説明してきたが、本発明の柱固定金具
はこれに限らず、種々の材質および形態からなる柱を立
設する際に利用できるのは勿論のことである。以上、本
発明の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を
逸脱しない範囲内でさらに多くの改変を施し得るのは勿
論のことである。
【0029】
【発明の効果】請求項1にかかる本発明の柱固定金具に
よれば、立設板部が柱の下端部に形成された溝部に挿入
される際に、立設板部に設けられたガイド切欠部に、柱
の下端部に取り付けられたガイドピンを進入させて案内
させることで、柱を基礎上の所定位置に正確に位置させ
ることができるという効果を奏する。また、立設板部は
複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応する水平板部上
に一体的に且つアンカー螺子と重なる部分は切り欠かれ
て立設されている。従って、アンカー螺子とこれに螺合
した螺子に干渉しないように柱に形成される干渉防止の
ための彫り込み部は、極力小さく設けることが可能であ
り、柱の強度が損なわれることを防止できると共に、立
設板部に設けられる切り欠きによって、ボルト孔を立設
板部と上下方向に重ねた位置に配設することができるた
め、固定位置が制約されるアンカー螺子位置に好適に対
応させることができる利点がある。また、請求項2にか
かる本発明の柱固定金具によれば、金属板を基本的にプ
レス打ち抜き加工と、プレス曲げ加工によって形成でき
るため、製造し易く、大量生産に適し、製造コストを低
減できるという効果を奏する。
よれば、立設板部が柱の下端部に形成された溝部に挿入
される際に、立設板部に設けられたガイド切欠部に、柱
の下端部に取り付けられたガイドピンを進入させて案内
させることで、柱を基礎上の所定位置に正確に位置させ
ることができるという効果を奏する。また、立設板部は
複数のアンカー螺子間を結ぶ線上に対応する水平板部上
に一体的に且つアンカー螺子と重なる部分は切り欠かれ
て立設されている。従って、アンカー螺子とこれに螺合
した螺子に干渉しないように柱に形成される干渉防止の
ための彫り込み部は、極力小さく設けることが可能であ
り、柱の強度が損なわれることを防止できると共に、立
設板部に設けられる切り欠きによって、ボルト孔を立設
板部と上下方向に重ねた位置に配設することができるた
め、固定位置が制約されるアンカー螺子位置に好適に対
応させることができる利点がある。また、請求項2にか
かる本発明の柱固定金具によれば、金属板を基本的にプ
レス打ち抜き加工と、プレス曲げ加工によって形成でき
るため、製造し易く、大量生産に適し、製造コストを低
減できるという効果を奏する。
【図1】本発明にかかる柱固定金具の使用状態の一実施
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
【図2】図1の実施例の使用状態を示す分解側面図。
【図3】本発明にかかる柱固定金具の他の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図4】図3の実施例の展開形状を示す展開図。
【図5】本発明にかかる柱固定金具の他の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図6】本発明にかかる柱固定金具の他の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図7】図6の実施例の展開形状を示す展開図。
【図8】本発明にかかる柱固定金具の他の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図9】本発明にかかる柱固定金具の他の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図10】図9の実施例の展開形状を示す展開図。
【図11】鉄骨ラーメン構造のコアが構築された状態を
説明する斜視図。
説明する斜視図。
【図12】図9のコアを利用した建築方法を説明する斜
視図。
視図。
10 基礎 12 アンカーボルト 14 柱固定金具 15 金具本体 16 水平板部 18 立設板部 20 ボルト孔 22 ガイド切欠部 24 ピン孔 26 切欠部 28 ナット 30 柱 32 溝部 34 ガイドピン 36 貫通孔 38 ピン 53 折り返し部 62 切欠部 64 切り欠き 66 切り込み 67 切り込み片
Claims (3)
- 【請求項1】 柱を基礎上に立設する際、該柱の下端部
を基礎へ固定する柱固定金具において、 前記基礎水平面上に受けられるよう板状に形成された水
平板部、および基礎に固定された複数のアンカー螺子間
を結ぶ線上に対応する前記水平板部上に一体的に且つ前
記アンカー螺子と重なる部分は切り欠かれて立設される
と共に柱の下端部に形成された溝部に挿入されるよう板
状に形成された立設板部から成る金具本体と、 前記水平板部に、前記複数のアンカー螺子に対応して貫
通して設けられた複数のボルト孔と、 前記立設板部に上方に向かってテーパー状に拡開して切
り欠かれ、柱の下端部に取り付けられたガイドピンが進
入し、柱を所定の位置にガイドするガイド切欠部と、 前記立設板部に設けられ、柱の下端部に設けられた貫通
孔とピンが串ざし状に挿入されるピン孔とを具備するこ
とを特徴とする柱固定金具。 - 【請求項2】 柱を基礎上に立設する際、該柱の下端部
を基礎へ固定する柱固定金具において、 金属板が中央部で二つ折りされ、該二つ折りされた金属
板の両端部側が外方に直角に折り返されて成り、前記両
側の折り返し部が、基礎水平面上に受けられる水平板部
に形成され、および前記金属板の二つ折りに重なった部
分が柱の下端部に形成された溝部に挿入される立設板部
に形成された金具本体と、 前記水平板部に、前記基礎に固定された複数のアンカー
螺子に対応して貫通して設けられた複数のボルト孔と、 前記立設板部に上方に向かってテーパー状に拡開して切
り欠かれ、柱の下端部に取り付けられたガイドピンが進
入し、柱を所定の位置にガイドするガイド切欠部と、 前記立設板部に設けられ、柱の下端部に設けられた貫通
孔とピンが串ざし状に挿入されるピン孔とを具備するこ
とを特徴とする柱固定金具。 - 【請求項3】 前記立設板部が前記複数のアンカー螺子
間を結ぶ線上に対応して設けられると共に、該立設板部
のアンカー螺子と重なる部分が切り欠かれるように、前
記金属板の展開形状において、金属板の二つ折りの一方
の半部に所要の切り欠きが形成され、他方の半部に前記
切り欠き形状に対応して切り込みが形成され、該切り込
みによって形成された切り込み片が前記折り返し部と共
に折り返されて前記水平板部に形成され、該水平板部に
前記ボルト孔がアンカー螺子に対応して貫通して設けら
れていることを特徴とする請求項2記載の柱固定金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21695194A JPH0882004A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 柱固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21695194A JPH0882004A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 柱固定金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0882004A true JPH0882004A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16696482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21695194A Pending JPH0882004A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 柱固定金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0882004A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1994
- 1994-09-12 JP JP21695194A patent/JPH0882004A/ja active Pending
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