JPH0615076Y2 - 床部材 - Google Patents

床部材

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JPH0615076Y2
JPH0615076Y2 JP1986024735U JP2473586U JPH0615076Y2 JP H0615076 Y2 JPH0615076 Y2 JP H0615076Y2 JP 1986024735 U JP1986024735 U JP 1986024735U JP 2473586 U JP2473586 U JP 2473586U JP H0615076 Y2 JPH0615076 Y2 JP H0615076Y2
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JP
Japan
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wiring
floor
guide holes
vertical
horizontal guide
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JP1986024735U
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JPS62137925U (ja
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功生 林
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功生 林
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種建造物に於いて、特に床下に電話線、電
線あるいは水道、ガス等の配管類のような埋設線類を埋
設することが必要となる床に使用するのに適当な床部材
に関するものである。
[従来の技術] 床部材には、従来、種々のものがある。たとえば、タイ
ル状部材やパネル状床材である。前者は下地の上に接着
剤により貼着されて使用されるものであり、後者は根太
に釘で打付けて施工されるものである。そこで鉄筋コン
クリート等の建造物には、前者が用いられ、木造建造物
には後者がよく用いられている。
前者の例を若干挙げると、板状石材、セラミックタイ
ル、リノリウム、アスファルトタイル、ビニルタイル、
プラスチックシート又は木質タイル等である。
後者の例を挙げると、主として木質系であり、フローリ
ングボード、パーティクルボードフロアー又は合板フロ
アー等がある。
[考案が解決しようとする問題点] 以上のように、従来の床材は下地に固設するものであ
り、かつ電話線、電線その他の埋設線類の埋設余地等も
ないので、これらの埋設線類は、通常建築物の築造に際
して、予め全て配管配線を行なう必要があった。しかし
多くのテナントが入る事務所用ビルディング等の建造物
では、レイアウトが予め決まっている訳ではないので、
一般的な必要に応じてある程度の配管配線をすることは
できるが、それ以上のことができないのは当然のことで
ある。したがって、各テナントにより露出配線配管等を
せざるを得ないという問題がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成の要旨とするところは、 基板の上面に床用の化粧を施し、かつ基板内に埋設線類
の案内孔を一方を上方に他方を下方に位置させて縦横に
構成し、更に基板相互を連結する連結手段として、前記
縦横の案内孔の各一方の端部に開口部の広い雌部を構成
し、各他方の端部に上記雌部と嵌り合う筒状に突出した
雄部を構成した床部材である。
上記基板はプラスチック類で構成するのが成形が容易で
あり適当である。概ね平面正方形に成形する。その大き
さは取扱いの都合によって決定すれば良い訳であるが、
30cm平方〜50cm平方程度が適当である。厚みは、上
記案内孔との関係で決まるが5cm〜8cm程度が適当であ
る。
基板の上面の化粧は種々のものを自由に選択することが
できる。ビニールシート又はプラスチックシートを貼付
しても良いし、木質板材を貼付するのも良い。室内との
調和をとって適当な材質のシート又はパネルを貼付し、
あるいはその他の適当な化粧を施すようにすれば良い。
上記縦横に構成する案内孔は必要に応じて各種の埋設線
類を内装案内することを目的とするものである。前記し
たように、縦方向及び横方向の案内孔を、基板中に於い
て、その一方を上方に他方を下方に位置させて構成す
る。その数は限定する理由はないが、それぞれ二本程度
づつ構成しておくのが良い。
また前記連結手段は、前記したように、上記縦横の案内
孔について、各々の一方の端部に若干開口部の広い雌部
を構成し、他方の端部に筒状に若干突出した雄部を構成
する。
[作用] 本考案は、以上のように構成したので、次のように新築
の場合に限らず既存の建築物の床の施工にも使用可能で
ある。
まず新築の建築物では、本考案の床部材は、原則として
床の下地上に直接設置する。場合により既存の建築物に
於いて既存の床の上に更に本考案の床部材を設置するこ
とも可能である。本考案は鉄筋コンクリート造のビルデ
ィング等の床に適当である。
本考案の床部材は次のようにして設置する。
前記既存の床その他の下地の上に上記複数の床部材を順
次配置し、各隣接する床部材相互を、互いの連結手段で
連結して行く。
このとき、電話線、電線又はガスの配管等の埋設が必要
な場合は、上記床部材の案内孔にこれらを配管乃至配線
していくものである。
配線乃至配管の方向が、床部材の縦横に形成された案内
孔の向きと一致している場合は、配線等開始位置にある
床部材の対応する方向の案内孔に電線等を挿入し、適当
なガイド棒等によりその配線材等を配線等終了位置まで
案内延長させる。配線等終了位置では、その位置の床部
材に加工して線材等の引出し孔を形成し、ここからその
端部を引出せるようにすれば良い。
一方配線乃至配管が床部材の案内孔の向きと一致してい
ない場合には、配線等開始位置と配線等終了位置を結ぶ
線を最長辺とする直角三角形の二短辺に相当するライン
上の縦横の案内孔を通して配線等終了位置まで配線等を
する。即ち、配線等開始位置から該当する縦又は横の案
内孔を通して上記直角三角形の直角の頂点該当位置の床
部材まで、上記と同様にガイド棒等により、線材等を案
内延長し、上記頂点該当位置の床部材には特別の加工を
して縦横の案内孔を連通させ、ここで線材等の方向を直
角にまげ、縦又は横の案内孔の一方から他方の案内孔に
誘導する。この後は更に配線等終了位置まで上記と同様
にしてガイド棒等により線材等を案内する。配線等終了
位置に於ける処置は前記と同様である。
したがって多くても三カ所の床部材に特別の処置を施せ
ば、どの位置への配管配線等も簡単に行なうことができ
る。
以上のようにして極めて容易に配管等をも含む床の施工
をすることができる。即ち、案内孔による案内誘導がさ
れるので、配線等そのものの作業性も良く、配線後の線
材等も案内孔により保護される。
床の施工後に更に電話の追加等による配線が必要になっ
た場合にも略同様の工程で配線を行なうことができる。
即ち、前記の説明と同様な条件で、配線の開始位置と終
了位置、及び途中で直角方向に配線方向を変える必要が
ある場合には、その位置の床部材を取外し、それぞれ前
記と同様の処置をして配線等を行なうことができる。
こうしてどのような場合にも多くても三カ所の床部材を
取り外せば、後からの工事でも露出配線を避けることが
できる。しかも案内孔が配線配管等を案内するので、床
部材内の配線の延長操作が容易になるものである。更に
配線配管が案内孔により種々の害悪から保護されるとい
う利点もある。案内孔は、連結手段である開口部の広い
雌部と筒状に突出した雄部とで結合されるので、その結
合が確実であり、内部の配管配線等が、結合部分で、外
部からの影響を受けることも殆どないという利点もあ
る。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図〜第3図に示したように、平面正方形の基板1内
に上面側と下面側とに相互に直交状態になるように二本
づつ縦案内孔2、2と横案内孔3、3を形成する。各縦
案内孔2、2及び横案内孔3、3は、同図に示したよう
に、扁平に形成する。
上記基板1の寸法は、縦横30cm、厚さ6cmに形成し、
上記縦案内孔2、2及び横案内孔3、3の幅は各々12
cm、高さは2cmに構成した。
上記縦横案内孔2、2、3、3の基板1の側面への開口
部には、第1図〜第4図に示したように、各々隣り合う
二側面への開口部には、4mm程開口部を大径とした連結
雌部4、4、5、5、を構成し、各々他の二側面への開
口部には筒条に突出した対応する径の連結雄部6、6、
7、7を構成する。
上記基板1はプラスチック材により成形した。また基板
1の上面には、木質板材8を貼付した。
この実施例では、以上のように構成したので、新築のビ
ルディング又は既存のビルディング等の床を構成するの
に適当である。
ここでは既存のビルディングの既設の床9の上に施工す
る場合について説明する。新築の場合も下地が異なるだ
けで施工工程そのものは異ならない。
上記の既存の床9上に、第5図に示したように、複数の
床部材を順次配置し、第4図に示したように、相互に隣
接する床部材相互を、互いの連結雄部6、6、7、7と
連結雌部4、4、5、5とを結合して接続する。連結雄
部6、6、7、7及び連結雌部4、4、5、5は縦横案
内孔2、2、3、3の端部に形成したので、当然相互の
基板1、1の縦案内孔2、2…は連通し、横案内孔3、
3…も連通状態になる。こうして、第5図に示したよう
に、床部材が配設されていくと、同一直線上にある縦案
内孔2、2…は全て連通状態になる。横案内孔3、3…
についても同様に連通状態になる。
このとき、必要な電話線、電線又はガスの配管等は、上
記床部材の縦横案内孔2、2…、3、3…に内装する如
くして行なう。
この例では電話線の配線をした。これを説明する。
この例では配線の方向が床部材の縦横案内孔2、2…、
3、3…のいずれの方向とも一致していなかったので、
配線開始位置から配線終了位置を結ぶ線を最長辺とする
直角三角形の二短辺に相当するライン上の縦又は横案内
孔2、2…、3、3…を通して配線終了位置まで配線を
した。より具体的に説明すると、配線開始位置から該当
する縦案内孔2、2…を通して、上記三角形の直角の頂
点相当位置まで、ガイド棒により配線材を案内延長し、
上記頂点に相当する位置の床部材には、その縦横案内孔
2、3を加工して連通させ、ここで配線材の方向を直角
にまげて、その先端を横案内孔3に誘導する。この後は
更に配線終了位置まで前記と同様にガイド棒により配線
材を案内延長させる。配線終了位置に於いては、該当す
る床部材の横案内孔3から引出孔をあけて配線の端部を
床9上に引出せるようにしたものである。
このように床9は簡単に施工でき、かつ電話線の埋設も
縦横案内孔2、2、…、3、3…により案内され容易に
行なうことができる。また配線後の電話線は縦横案内孔
2、2…、3、3…により種々の害悪から保護される。
更にこの保護は、縦又は横案内孔2、2…、3、3…
が、互いの連結雄部6、6、7、7と連結雌部4、4、
5、5とを結合することで結合しているので、結合部に
於いても、確実なものとなっている。
[考案の効果] 本考案によれば、床の施工が容易であり、かつ埋設線類
の施工が、案内孔による案内のため、極めて容易になし
得る。また既設の床に配線配管を追加する場合あるいは
修理する場合等も、多くても三カ所の床部材を取り外せ
ば、埋設配線配管等を容易に行なうことができる。しか
してどのような場合にも露出配線等を避けることができ
るので、室内の美感を損ねることもないし、配線配管等
の安全性も確保される。隣接する床部材間の案内孔の結
合も、連結手段である開口部の広い雌部と筒状に突出し
た雄部との嵌合により行われるので、その結合が確実で
あり、内部の配管配線等が、結合部分で、外部からの影
響を受けることも殆どない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1図はその
斜視図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第
1図のB−B線断面図、第4図は施工状態の説明用断面
図、第5図は施工状態の概略平面図である。 1……基板、2……縦案内孔、3……横案内孔、4、5
……連結雌部、6、7……連結雄部、8……木質板材、
9……床。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の上面に床用の化粧を施し、かつ基板
    内に埋設線類の案内孔を一方を上方に他方を下方に位置
    させて縦横に構成し、更に基板相互を連結する連結手段
    として、前記縦横の案内孔の各一方の端部に開口部の広
    い雌部を構成し、各他方の端部に上記雌部と嵌り合う筒
    状に突出した雄部を構成したことを特徴とする床部材。
JP1986024735U 1986-02-22 1986-02-22 床部材 Expired - Lifetime JPH0615076Y2 (ja)

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JP1986024735U JPH0615076Y2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22 床部材

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JP1986024735U JPH0615076Y2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22 床部材

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JPS62137925U JPS62137925U (ja) 1987-08-31
JPH0615076Y2 true JPH0615076Y2 (ja) 1994-04-20

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ID=30824236

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JP1986024735U Expired - Lifetime JPH0615076Y2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22 床部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4982131A (ja) * 1972-12-14 1974-08-07
JPS5449126U (ja) * 1977-08-15 1979-04-05
JPS5955945A (ja) * 1982-09-24 1984-03-31 日本住宅パネル工業協同組合 構造用パネル

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JPS62137925U (ja) 1987-08-31

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