JP3940513B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、メモリセルアレイがバンク分割されて、データ書き込みとデータ読み出しとが並行して行われるようにした半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数種のメモリデバイスを組み込んで構成される電子機器システムは種々ある。例えば、EEPROMフラッシュメモリとSRAMとを組み込み、フラッシュメモリのデータをSRAMに格納して、CPUとフラッシュメモリとの間のデータのやりとりはSRAMを介して行うようにし、またSRAMを介さず直接フラッシュメモリのデータ書き換えを可能とした電子システムがある。
【0003】
これに対して最近、システムに必要なメモリチップ数を削減するために、あるメモリ領域でデータ読み出しを行いながら、同時に別のメモリ領域でデータ書き込みを行うことを可能とした、デュアルオペレーション型(或いはデュアルポート型)と呼ばれるメモリ・システムが知られている。この種のメモリ・システムを構成するためには、簡単には、メモリデバイス内部に完全に独立の二つのメモリ領域を設ければよい。
【0004】
しかし、単純に一つのメモリデバイス内部に独立にアクセスされるメモリ領域を設けるだけでは、デュアルオペレーション型のメモリ・システムとして多くの問題が残る。第1に、各メモり領域毎に独立にデコーダやセンスアンプを必要とするため、レイアウト面積が大きいものとなる。第2に、各メモリ領域毎に独立にビット線やワード線が連続的に配設されると、各メモり領域内を更にブロック分割して、ブロック単位でデータ読み出しとデータ書き込みを行うことはできない。即ち、データ読み出しとデータ書き込みを並行して実行する範囲は固定され、多くの用途には対応できない。種々の用途に適用させるためには、それぞれメモリ領域の容量の異なる複数品種を用意しなければならない。
【0005】
これに対して、一つのメモリセルアレイ領域を任意にブロック分割して、ブロック単位でのデータ書き込みとデータ読み出しとを並行して実行させることを可能とするEEPROMフラッシュメモリが、例えば特開平10−144086号公報において提案されている。これは、メモリセルアレイをワード線方向に複数のブロックに分け、各ブロックの間でワード線に分離トランジスタを挿入し、この分離トランジスタのオン/オフ制御によって、デュアルオペレーションのメモリ領域の大きさを可変設定できるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したデュアルオペレーション型フラッシュメモリでは、ワード線方向にブロック分割を行うため、次のような問題が残る。第1に、ワード線にはデータ書き込み時に昇圧された高電圧が用いられる。このため例えば、左側のロウデコーダにより中間部のブロックのワード線を選択駆動してデータ書き込みを行う場合に、そのワード線は選択ブロックの左に隣接する非選択ブロックと共通であるから、その非選択ブロックは半選択の書き込み状態になる。従って非選択ブロックでのデータ劣化が大きくなり、また誤書き込み等を生じ易い。第2に、メモリセルアレイのワード線方向の両側に同様の構成のロウデコーダ回路を必要とするため、レイアウト面積も大きなものとなる。
【0007】
この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、ビット線分離を利用したバンク分割によるデュアルオペレーション型であって、バンク容量の変更が容易にできるセミカスタム方式の半導体記憶装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体記憶装置は、互いに交差するビット線とワード線の各交差部にメモリセルが配置され、ビット線の分離によってビット線方向に第1及び第2のバンクに分割されたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイのビット線方向の両端部に配置されて、二分されたビット線がそれぞれ接続される第1及び第2のセンスアンプ回路と、前記メモリセルアレイのワード線を選択駆動するロウデコーダと、前記第1及び第2のバンクの一方でのデータ書き込み若しくは消去動作と他方でのデータ読み出し動作とを並行して行わせる制御回路とを備え、前記メモリセルアレイは、複数の分離トランジスタを含んでいる分離トランジスタ群を少なくとも2つ備え、前記分離トランジスタ群のそれぞれは、前記ビット線のそれぞれの途中に挿入され、前記メモリセルアレイが第1及び第2のバンクに分離されるよう前記分離トランジスタ群の1つの中の前記分離トランジスタはオフとされ、前記ロウデコーダは、前記メモリセルアレイのワード線の一端側にビット線と並行して配設され、予め分離されるバンクの容量の可変範囲を全てカバーできる本数備えられたアドレス信号線と、前記ロウデコーダ回路の両端部に配され、前記第1及び第2のバンクの一方でのデータ書き込み若しくは消去動作と他方でのデータ読み出し動作とを並行して行わせるように、前記分離されたアドレス信号線を同時に駆動する第1及び第2のプリデコーダとを備え、前記アドレス信号線はそのパターニング工程で前記第1及び第2のバンクに対応して分離されるたことを特徴とする。
【0009】
この発明によると、メモリセルアレイの両端部にセンスアンプ回路を配置して、メモリセルアレイのバンク分割はビット線方向にビット線の分離により行われる。メモリセルアレイのビット線方向のバンク分割であっても、分割されるバンクの間に両バンクのセンスアンプ回路を配置する構成とした場合には、バンク容量の変更のためにはセンスアンプ回路のレイアウト変更を伴う大きなチップレイアウト変更が必要となる。これに対してこの発明では、センスアンプ回路はメモリセルアレイの両サイドに配置されているから、バンク容量の変更を行う場合にメモリセルアレイやセンスアンプ回路のレイアウト変更は必要なく、ビット線を構成するAl層等のパターニング工程のみの変更でよい。即ち配線工程を残した状態のマスターチップを用意すれば、配線設計のみで、ユーザーの要求に応じてバンク分割の容量比の異なる品種を簡単に製造することが可能である。これにより、デュアルオペレーション型メモリデバイスのTATの短縮が図られる。
【0010】
なお、ビット線の分離によるバンク分割に伴って、ワード線の選択駆動を行うロウデコーダ部の構成も変更が必要である。これは、メモリセルアレイのワード線方向の一端側に配置されるアドレス信号線を予めバンク分割の変更に対応できる本数分用意しておけば、ビット線の分離箇所と対応する箇所でアドレス信号線を分離することにより、簡単に変更できる。但しこの場合、上述のようにアドレス信号線として、予め分割されるバンクの容量の可変範囲を全てカバーできる本数を用意することの他、分割されたアドレス信号線を同時に駆動できるようにプリデコーダを用意することも必要である。しかしこれらの配慮をしたとしても、ワード線方向にバンク分割を行うためにワード線の両側に同じ構成のロウデコーダを配置する場合に比べると、レイアウト面積の増大は抑えられる。
【0011】
或いはこの発明において、メモリセルアレイのビット線の途中に少なくとも2個の分離用トランジスタを挿入し、この分離用トランジスタのオンオフを制御するための例えばフューズ回路等の不揮発性メモリを含む分離制御回路を設けて、この分離制御回路のプログラミングによってメモリセルアレイのバンク分割を行うようにしてもよい。これによっても、メモリチップが完成した後に簡単にバンク分割を行うことが可能になり、TATの短縮が図られる。
【0012】
この発明は、EEPROMフラッシュメモリの他、DRAM、SRAM等の各種半導体メモリに適用できる。特に、フラッシュメモリのように書き換えに高電圧が用いられる電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルにより構成される場合に、ワード線方向のバンク分割を行った場合と異なり、非選択状態のバンクのワード線に高電圧が印加されるという半選択状態が生じることはなく、信頼性向上が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の実施の形態によるEEPROMフラッシュメモリのブロック構成を示している。メモリセルアレイ1は、図示のようにメインビット線MBLの方向にこのメインビット線MBLの分離によって、二つのバンクBANK1とBANK2とに分割されている。このメモリセルアレイ1のビット線方向の両端部に、それぞれバンクBANK1,BANK2に対応してセンスアンプ回路2a,2bが配置されている。
【0014】
バンクBANK1,BANK2の一方でデータ消去・書き込み動作を行っている間、他方でデータ読み出しを行うために、センスアンプ回路2a,2bはI/Oマルチプレクサ7により選択的にI/Oバッファ8に接続されるようになっている。また、アドレスに応じてバンクBANK1,BANK2を選択的にアクセスするために、バンクマルチプレクサ3が設けられている。これらのマルチプレクサ3,7は、アドレスバッファ(図示せず)により取り込まれたアドレスの上位の適当なビットをバンクデコーダ4でデコードしたバンク制御信号により制御される。
【0015】
またデータ書き込み・消去とデータ読み出しを指令するコマンドは、コマンドデコーダ5によりデコードされ、そのデコード出力がリード/ライト制御回路6に送られる。この制御回路6により、各バンクBANK1,BANK2のデータ消去・書き込みとデータ読み出しを並行的に行う制御がなされる。
【0016】
メモリセルアレイ1はより具体的には例えば、図2に示すように、ロウデコーダ回路22を挟んで二つのセルアレイ11,12に分割され、それぞれに独立にロウデコーダ回路22により選択駆動されるワード線WLとこれと直交するメインビット線MBLが配設される。メインビット線MBLは、図1では省略したカラムゲート21a(21a1,21a2),21b(21b1,21b2)を介してセンスアンプ回路2a(2a1,2a2),2b(2b1,2b2)に接続される。ロウデコーダ回路22は、後に詳細を説明するが、バンクBANK1,BANK2に対応してメインビット線MBLの分離と同じ箇所で分離されたアドレス信号線を有する。これらの二分されたアドレス信号線を別々に駆動するために、ロウデコーダ回路22の両端部にプリデコーダ23a,23bが配置されている。
【0017】
図3は、メモリセルアレイ1のより具体的な構成を示している。メモリセルMCは例えば、浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたMOSトランジスタ構造を有する。メモリセルMCは複数個ずつ(例えば8個ずつ)ローカルビット線LBLに並列接続されて、横方向に並ぶメモリセルMCのゲートは共通にワード線WLに接続される。ローカルビット線LBLはそれぞれ選択トランジスタSTを介してメインビット線MBLに接続される。この様にしてメモリセルMCは、メインビット線方向に複数ブロックB0,B1,…に分けられて配置される。各ブロックB0,B1,…毎にメモリセルMCのソースは共通にソース線SLに接続され、各ブロックB0,B1,…が一括消去の単位となる。
【0018】
各ブロックの共通ソース線SLには、図7に示すように、ソース線制御回路71が設けられる。ソース線制御回路71のNMOSトランジスタQN3は、データ消去時、消去制御信号ERASEによりオンして昇圧電圧Vppをソース線SLに与える。NMOSトランジスタQN4は、データ読み出し時又は書き込み時に制御信号READ又はWRITEによりオンして、ソース線SLを接地電位に設定する。
【0019】
この実施の形態のフラッシュメモリでのデータ書き込み、読み出し等の動作を説明すれば、次のようになる。データ書き込みモードでは、選択されたワード線WLに昇圧された書き込み電圧が印加され、ローカルビット線LBLにはデータに応じて高電圧又は低電圧が印加される。これにより選択されたメモリセルMCにおいてチャネル電流が流れ、浮遊ゲートにホットエレクトロン注入がなされて、高しきい値状態になる。通常はこのデータ書き込みモードに先だって、ブロック毎の一括データ消去がなされる。この一括消去時は、選択ブロックの全ワード線を低レベル(例えば接地)とし、メモリセルの共通ソース線SLに昇圧電圧が印加される。これにより、メモリセルの浮遊ゲートの電子がソースに放出される。データ読み出しモードでは、選択ワード線に読み出し電圧を印加して、メモリセルのオン/オフが検出される。
【0020】
この実施の形態の場合、ローカルヒット線LBLは第1層Al膜により形成され、メインビット線MBLは第2層Al膜により形成される。そして、メインビット線MBLをパターン形成する第2層Al膜のマスク工程で、二つに分割されるバンクBABK1,BANK2の容量が決定されることになる。
【0021】
図4は、この実施の形態によるメインビット線MBLの分離によるバンク分割の3つのタイプA〜Cを、メモリセルアレイ1が16Mビットの場合について示している。メモリセルアレイ1は例えば、1ブロックが64KバイトであるブロックB0〜B30と、1ブロックが8KバイトであるブロックB31〜B38により構成されているものとする。タイプAでは、ブロックB31〜B38からなる8Kバイト×8の容量のバンクBANK1と、ブロックB0〜B30からなる64Kバイト×31の容量のバンクBANK2に分けられている。このときメインビット線MBLは、ブロックB31とB30の境界で分離される。タイプBでは、ブロックB31〜B38からなる8Kバイト×8と、ブロックB29及びB30からなる64Kバイト×2の容量のバンクBANK1と、ブロックB0〜B28からなる64Kバイト×29の容量のバンクBANK2に分けられている。このときメインビット線MBLは、ブロックB29とB28の境界で分離される。タイプCでは、ブロックB31〜B38からなる8Kバイト×8と、ブロックB16〜B30からなる64Kバイト×15の容量のバンクBANK1と、ブロックB0〜B15からなる64Kバイト×16の容量のバンクBANK2に分けられている。このときメインビット線MBLは、ブロックB15とB16の境界で分離される。
【0022】
図5は、この実施の形態でのロウデコーダ回路22の具体的構成を示している。ロウデコーダ回路22は図示のように、アドレス信号線221と、これらのアドレス信号線221のデータの一致検出を行うためのワード線WL毎に設けられたNANDゲート222と、各NANDゲート222の出力に応じてワード線WLを駆動するワード線ドライバ223を有する。
【0023】
図示のように、アドレス信号線221は、メインビット線MBLと同じ箇所で分離されて、その上側信号線221aがバンクBANK1内の選択に用いられ、下側信号線221bがバンクBANK2内の選択に用いられる。信号線221a,221bとして必要な本数は、バンクBANK1,BANK2の容量に応じて異なる。しかしこの実施の形態では、信号線221a,221bとして、バンクBANK1,BANK2の容量の予め予定された可変範囲をカバーできる同じ本数を第1層Al配線として用意しておく。この第1層Al配線のマスク工程で、アドレス信号線221の分離箇所を決定される。そして、第2層Al配線のマスク工程で、NANDゲート222とアドレス信号線222の間の接続関係が決定される。
【0024】
図6は、一つのワード線WLに着目して、ワード線ドライバ223の要部構成を示している。PMOSトランジスタQP2とNMOSトランジスタQN2のインバータ構成によるドライブ段61と、NANDゲート222の出力をこのドライブ段61に転送するための転送用NMOSトランジスタQN1、及びドライブ段の入力端子を出力により帰還制御する帰還用PMOSトランジスタQP1を有する。PMOSトランジスタQP1及びQP2のソースには、書き込み時であれば、図示しない昇圧回路から発生される昇圧電圧Vppが与えられる。
【0025】
NANDゲート222の出力は選択時に“L”になり、これが転送用NMOSトランジスタQN1を介してドライブ段61に入力される。これにより、選択されたワード線についてPMOSトランジスタQP2がオン、NMOSトランジスタQN2がオフとなり、書き込みの場合、昇圧電圧Vppがワード線WLに与えられる。PMOSトランジスタQP1は、ワード線WLを“L”に保持する際にドライブ段61をオフに保ち、またワード線電位の帰還によりドライブ段61の出力遷移を加速する働きをする。即ち、ワード線WLが立ち上がるときは、あるレベルまで上昇するとPMOSトランジスタQP1がオフになる。ワード線WLが立ち下がるときは、あるレベルでPMOSトランジスタQP1がオンになって、ドライブ段61の入力に昇圧電圧Vppが与えられ、PMOSトランジスタQP2が十分にオフ、NMOSトランジスタQN2が十分にオンとなる。
【0026】
以上のようにこの実施の形態によると、バンクBANK1,BANK2の分割は、メインビット線MBLの分離と、その分離箇所と対応する箇所でのアドレス信号線221の分離により行われる。従って、バンクBANK1,BANK2の容量変更は、Al配線のマスク工程の変更のみで可能になる。
【0027】
図8は、この発明の別の実施の形態によるEEPROMフラッシュメモリの要部構成を示している。メモリセルアレイ1の基本的な構成は先の実施の形態と同様である。この実施の形態では、メモリセルアレイ1を二つのバンクに分けるために、各メインビット線MBLの途中に、ビット線分離のために少なくとも二つの分離用NMOSトランジスタTGが挿入される。具体的に図の例では、メモリセルアレイ1が4ブロックB0〜B3からなり、各ブロックの境界でメインビット線MBLを分離するために、メインビット線MBL毎に3個ずつの分離用NMOSトランジスタTG1〜TG3が挿入されている。
【0028】
この実施の形態の場合、例えば、分離用トランジスタTG1をオフ、残りの分離用トランジスタTG2及びTG3をオンにすると、ブロックB0が一つのバンクBANK1となり、残りのブロックB1〜B3の範囲がもう一つのバンクBANK2となる。また、分離用トランジスタTG2をオフ、残りの分離用トランジスタTG1及びTG3をオンにすると、ブロックB0及びB1が一つのバンクBANK1となり、残りのブロックB2及びB3がもう一つのバンクBANK2となる。分離用トランジスタTG3をオフ、残りの分離用トランジスタTG1及びTG2をオンにすると、ブロックB0〜B2が一つのバンクBANK1となり、残りのブロックB3がもう一つのバンクBANK2となる。
【0029】
以上の分離用トランジスタTG1〜TG3のオン/オフ制御は、メモリチップ内に不揮発性メモリ回路として形成されたフューズ回路81により行われる。具体的には、メモリチップの全製造工程が終了した後にフューズ回路81がプログラミングされ、これによりメモリチップのデュアルオペレーションのための二つのバンク容量が固定的に設定される。
【0030】
図9は、フューズ回路81の構成を示している。フューズ回路81は、電流源PMOSトランジスタQP3とフューズFSとの直列接続回路と、その出力を保持するためのインバータI1,I2を交差接続したラッチ回路91を有する。ラッチ回路91の出力は、インバータI3を介し、転送ゲートトランジスタQN5を介し、更にインバータ構成のドライブ段92を介して分離用トランジスタTGのゲートに与えられる。ドライブ段92には、書き込み時、メインビット線MBLに与えられる中間電圧Vm(>Vcc)をオンしている分離用トランジスタTGで電圧降下なしに転送させるに必要な電圧Vm+αが、図示しない昇圧回路から与えられる。ドライブ段92の入力端子には、出力端子が“L”のときにオンして入力端子に電圧Vm+αを与えるためのPMOSトランジスタQP3が設けられている。
【0031】
即ち、フューズFSをブローすると、電源投入によりラッチ回路91は“L”出力状態を保持し、これにより対応する分離用トランジスタTGはオフ制御される。フューズFSをブローしなければ、ラッチ回路91は“H”出力状態を保持し、これにより対応する分離トランジスタTGはオン制御される。
【0032】
従ってこの実施の形態の場合、先の実施の形態と異なり、バンク容量変更のためにメインビット線MBLの分離するに当たり、メインビット線形成時のマスク変更を必要としない。但し先の実施の形態と同様に、ロウデコーダ回路部の配線レイアウト変更は必要である。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、ビット線の分離を利用したバンク分割によるデュアルオペレーション型であって、バンク容量の変更が容易にできるセミカスタム方式の半導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるフラッシュメモリのブロック構成を示す図である。
【図2】同実施の形態のメモリセルアレイ周辺部の具体構成を示す図である。
【図3】同実施の形態のメモリセルアレイの具体構成を示す図である。
【図4】同実施の形態によるメモリセルアレイのバンク分割の例を示す図である。
【図5】同実施の形態のロウデコーダ部の具体構成を示す図である。
【図6】同実施の形態のワード線ドライバ部の具体構成を示す図である。
【図7】同実施の形態のソース線制御回路の構成を示す図である。
【図8】この発明の他の実施の形態によるフラッシュメモリの要部構成を示す図である。
【図9】同実施の形態におけるフューズ回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…メモリセルアレイ、MBL…メインビット線、BANK1,BANK2…バンク、2a,2b…センスアンプ回路、3,7…マルチプレクサ、4…アドレスバッファ、5…コマンドデコーダ、6…リード/ライト制御回路、8…I/Oバッファ。
Claims (4)
- 互いに交差するビット線とワード線の各交差部にメモリセルが配置され、ビット線の分離によってビット線方向に第1及び第2のバンクに分割されたメモリセルアレイと、
このメモリセルアレイのビット線方向の両端部に配置されて、二分されたビット線がそれぞれ接続される第1及び第2のセンスアンプ回路と、
前記メモリセルアレイのワード線を選択駆動するロウデコーダと、
前記第1及び第2のバンクの一方でのデータ書き込み若しくは消去動作と他方でのデータ読み出し動作とを並行して行わせる制御回路とを備え、
前記メモリセルアレイは、複数の分離トランジスタを含んでいる分離トランジスタ群を少なくとも2つ備え、
前記分離トランジスタ群のそれぞれは、前記ビット線のそれぞれの途中に挿入され、前記メモリセルアレイが第1及び第2のバンクに分離されるよう前記分離トランジスタ群の1つの中の前記分離トランジスタはオフとされ、
前記ロウデコーダは、
前記メモリセルアレイのワード線の一端側にビット線と並行して配設され、予め分離されるバンクの容量の可変範囲を全てカバーできる本数備えられたアドレス信号線と、
前記ロウデコーダ回路の両端部に配され、前記第1及び第2のバンクの一方でのデータ書き込み若しくは消去動作と他方でのデータ読み出し動作とを並行して行わせるように、前記分離されたアドレス信号線を同時に駆動する第1及び第2のプリデコーダとを備え、
前記アドレス信号線はそのパターニング工程で前記第1及び第2のバンクに対応して分離される
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 互いに交差するビット線とワード線の各交差部にメモリセルが配置され、ビット線の分離によってビット線方向に第1及び第2のバンクに分割されたメモリセルアレイと、
このメモリセルアレイのビット線方向の両端部に配置されて、二分されたビット線がそれぞれ接続される第1及び第2のセンスアンプ回路と、
前記メモリセルアレイのワード線を選択駆動するロウデコーダと、
前記第1及び第2のバンクの一方でのデータ書き込み若しくは消去動作と他方でのデータ読み出し動作とを並行して行わせる制御回路とを備え、
前記第1及び第2のバンクは、前記ビット線のパターニング工程でそれぞれの容量が決定され、
前記ロウデコーダは、
前記メモリセルアレイのワード線の一端側にビット線と並行して配設され、予め分離されるバンクの容量の可変範囲を全てカバーできる本数備えられたアドレス信号線と、
前記ロウデコーダ回路の両端部に配され、前記第1及び第2のバンクの一方でのデータ書き込み若しくは消去動作と他方でのデータ読み出し動作とを並行して行わせるように、前記分離されたアドレス信号線を同時に駆動する第1及び第2のプリデコーダとを備え、
前記アドレス信号線はそのパターニング工程で前記第1及び第2のバンクに対応して分離される
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記分離用トランジスタのオンオフを制御するための分離制御回路が設けられて、前記分離制御回路のプログラミングによって前記メモリセルアレイの第1及び第2のバンクの容量が固定的に設定されることを特徴とする請求項1記載半導体記憶装置。
- 前記メモリセルアレイは電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルを配置して構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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